簡単に本格的なブレンドを楽しめるドリップコーヒーと焼き菓子他ご覧の詰め合わせを差し上げます。
(佳織)あっ!
(クラクション)
(男性)大丈夫ですか?
(女性たち)大丈夫ですか?
(ミツ子)えっ男ができた?
(ミツ子)ちょっと左右田どういうことよ?
(リオ)ハーフの彼氏できちゃった!幸せ過ぎてごめんなさ〜い。
テヘペロ。
(ミツ子)あっ切った。
何が「テヘペロ」だっつうのよ。
(正子)ねぇどこ行ってんのよ?
(ミツ子)グアムよ。
男ができたんだって。
(正子)あら。
あ〜いいなぁ。
私も恋がしたいわ。
んっ?むむむ。
ここにフリーな男と女が…。
(正子)男と男。
この際性別なんか関係ないわよ。
ねぇ先生恋しましょ。
(松田)恋なんて人を惑わせるだけですよ。
(ミツ子)あ〜ん惑わされたい〜!
(八巻)「恋なんて人を惑わせるだけですよ」どう?どう?ねぇどう?どう?どう?面白い?面白い?面白い?・
(ドアの開く音)・
(佳織)助けてください!助けてください!
(八巻)えっ何?
(松田)どうしました?大丈夫。
(佳織)あの…佳織です。
(松田)佳織さん?
(佳織)メールでお願いした森山佳織です。
(八巻)あっそうだった。
新しい依頼が来てたんだ。
(ミツ子)何ハチ。
(佳織)殺されそうなんです。
えっ?
(佳織)殺されそうなんです!
(ミツ子)じゃあひとつき前から?
(佳織)はい。
半年前に会社を営む夫と結婚してそれなりに幸せに暮らしてました。
だけどひとつきほど前から夜道を誰かにつけられたり車のタイヤがパンクしてたりさっきも交差点で突き飛ばされて。
私危うく…。
ストーカー?
(ミツ子)犯人に心当たりは?いいえまったく。
(松田)警察の方には?警察にも主人にも相談しました。
でも「気のせいだろ」って取り合ってくれなくて。
でっでも本当なんです。
あれは気のせいなんかじゃありません。
信じてください。
お願いします。
助けてください!分かった。
あんたのこと信じるよ。
あんたのこと守る。
裏切り欺瞞嘘
この世に人がいるかぎり悪ははびこる
なぜなら人の欲望こそが悪の正体だから
彼女の名はサナ
雇い主の命令によってしか生きられぬ悲しき定めを背負った女
だが彼女がどこから来てなぜここにいるのか
その答えは今のところ誰も知らない
サナに話しておきたいことがあって。
娘のゆかりがいなくなって24年。
突然そんなものが送られてきた。
《「娘の事件の真相を知っている」》見ておくれ。
ゆかりカワイイだろ?ゆかりは小さいころからよく笑う優しい子だった。
だけど中学3年のとき…。
(ゆかり)《いってきます》それっきり24年。
ちょうど同い年ぐらいの子が5人も行方不明になって。
きっと事件に巻き込まれたんだと思う。
でも警察は打ち切り。
いろんなことしたよ。
ビラ配ったり。
ゆかりの写真張ったり。
探偵に頼んで調べてもらったり。
だから私みたいに…。
私みたいな人間出しちゃいけないんだよ。
私一人でたくさんなんだ。
こんな思いすんのは。
そうだろ?絶対。
絶対出しちゃ駄目なんだよ。
(サナ)うん。
・
(ドアの開く音)
(一之瀬)お疲れさま。
(一之瀬)おっ!ちょ…。
何だよ突然。
(サナ)話がある。
(一之瀬)話?おいちょちょちょ…。
分かった。
ちょっと調べてみる。
すまない。
あのさ何でいまさら村田ゆかり捜してるんだ?いやだって赤の他人だろ?お前何か関係あんのか?
(ユウ)《姉ちゃん…》妹かもしれない。
妹?いやいやいやいや。
村田ゆかり今生きてたら40くらいだぞ?えっ実はお前すっげぇ童顔に見える45とか?悪い。
そんなわけないよな。
お前さ何か訳ありなんだろ?俺でよければその…。
話ぐらい聞いてやってもいいけど。
私は…。
(松田)《忍びには正体を明かしてはいけないというおきてがあったそうだ》《もし破ったときには…》頼んだぞ。
ちょっ…。
ハァ…何だよ。
・
(ミツ子)はいは〜い。
交代の時間よ。
イェイ。
ホントノリ悪いわね。
・
(八巻)お待たせしました。
「変装してこい」とは言ったけど何よそのコスプレ。
自分不器用ですから。
はぁ?ほら分かんないかなこの格好。
えっ?ほらこの声のトーン。
健さんだよ健さん。
もう…。
自分不器用ですから。
言い方違うかな…。
(ミツ子)そろそろ行かなきゃ。
(八巻)自分は…。
自分はね…。
ちょっとあっ…。
ちょっと!ちょっちちょっち。
そこを絞るような感じで優しく削ってください。
奥村さんいいですね。
(八巻)あっああ!
(ミツ子)あ〜あ。
しつこいようですが自分不器用ですから。
ってか似てないし。
もう何であんたと一緒なのよ。
しょうがねぇだろ。
先生は忙しいんだからよ。
もしかして女?
(八巻)女?最近様子が変だったもの。
分かるのよ。
オネエの勘。
間違いないわ。
女よ。
女!・
(文子)松田さん。
(文子)償いのつもりですか?
(文子)知ってますよ。
月命日にいつも来てること。
(松田)すいません。
(文子)もう来ないでもらえますか。
あなたが来たって姉はつらいだけです。
これ以上姉を苦しめないで。
失礼します。
何度ここに来ても過去の過ちは消えない。
姉はもう二度と帰ってこないんです。
怪しそうな人いないわね。
何人か話聞いたけどさ佳織先生の評判めちゃくちゃいいんだよ。
恨まれるような悪い人じゃなさそうだしな。
・
(女性)あの…。
(八巻・ミツ子)はい?
(女性)探偵さんなんですよね?先生のことを守る。
(ミツ子)えっあっあの…。
(八巻)ええまぁ。
つまらない者ですが。
実は私見ちゃったんです。
見ちゃったって?
(八巻)ねぇどうすんのよ?
(ミツ子)どうするったって…。
(八巻)言った方がいいって。
(ミツ子)いや駄目だって。
(八巻)このタイミング逃したらいつ言うの?
(ミツ子)駄目。
(八巻)今じゃね?
(ミツ子)何言ってんのよ。
駄目。
(八巻)今じゃね?
(ミツ子)駄目だっ…。
(佳織)あの…。
さっきからどうかしましたか?
(ミツ子)あっいや別に。
フフフフ。
あっおかえりなさい。
(森山)ただいま。
(佳織)主人です。
あっ…。
(森山)この方たちは?
(ミツ子)あっどうも。
陶芸教室の生徒です。
(八巻)自分たちは不器用な生徒ですから。
(森山)どうも。
いつも家内がお世話になってます。
(八巻)ねぇ。
言わなくてよかったのかよ?言えるわけないじゃない。
「旦那さんが浮気してますよ」なんて。
《私見ちゃったんです》《先生のご主人が女といちゃいちゃしてるの》《あれは絶対浮気ですよ》じゃどうすんのよ?取りあえずあんたは旦那の方をよろしく。
怪しいわ。
じゃあママはどうすんの?
(ミツ子)私?決まってんじゃない。
店開けなくちゃ。
今月は赤字なのよ。
「籠城中籠城中」って。
ちょっと。
帰んのかよ!帰っちゃうのかよ!
(佳織)ねぇあなた。
(森山)んっ?
(佳織)預けてた通帳と印鑑返してもらえる?何で?お教室もう少し広い所に移転しようと思うの。
だから。
(森山)そう。
分かった。
あっあしたでもいいかな?
(佳織)あした?
(森山)うん。
会社の金庫に入れてあるんだ。
危ないからね。
(佳織)そう。
でも…。
(森山)仕事もいいけど新婚旅行はいつ行けんのかな?えっ?パリ。
行きたかったんだろ?今度休み取るから。
(佳織)ホント?あさって仕事終わったら駅前の旅行会社に行かない?7時に予約入れといたからさ。
うれしい!ありがとうあなた。
(森山)ああ。
愛してるよ佳織。
あ〜おいしい。
・
(ドアの開く音)客人だ。
誰?どうしたの?あんた。
(加奈子)おばあちゃん。
おなかすいた〜。
えっ?えっ?恭子さんがいなくなったって…。
あんた隕石が落ちてきたってこの敷地内からいなくなんない女がどうして?お父さんが浮気したから。
えっ!?
(丈朗)だから違うってば。
(加奈子)お母さん言ってたよ。
お父さんが喫茶店で女の人の肩抱いてたって。
(丈朗)いやそれはね…。
あっ…。
あんた。
わが息子。
でかした。
(丈朗)えっ?もうおばあちゃん怒ってよ!何で怒んのよ?おばあちゃんうれしいんだもの。
加奈ちゃん新しいお母さんが来るまでおばあちゃんがお母さん代わりするから。
ねっ?毎日食べにいらっしゃい。
ハハハハ。
いなくなったの?ハハハハ。
(恭子)でさぁ喫茶店に…女と一緒にいてさぁ。
しかもその女泣いててさぁ。
ちょっと。
聞いてんの?はいはい。
もうこれで13回目。
何よこのエンドレス。
(恭子)酒。
がんがん持ってこいよ!お客さんもうその辺にしといたら?
(恭子)あぁ?酒飲むなっつってんの?主婦なめんなよ。
何て柄の悪い客かしら。
何て悪趣味なお店なんだよここは。
(ミツ子)とっとと帰ってくんない?分かった。
ここで働いてやる。
えっ?まさか無銭飲食?冗談じゃないわよ。
(恭子)金ならあるよ。
金払ってやるから…。
働かせろ。
んなむちゃくちゃな…。
《見て見ぬふりする方がずっと許されない気がします》《タイムリミットはあと1カ月》《寄り道してる暇ないんですよ!》
(一之瀬)有給休暇?
(女性署員)ええ。
たまった有給で温泉にでも行くって。
(一之瀬)つか聞いてねぇし。
(女性署員)私も行きたいなぁ。
お・ん・せ・ん。
聞いてねぇし。
(知世子)えっじゃ恭子さんまだ戻ってないの?そうなのよあんた。
もう洗濯だとか弁当だとか掃除もつらいつらい。
(知世子)そんなこと言って結構うれしそうじゃないねぇ。
(弥生)どこ行っちゃったんだろうね鬼嫁は。
どっかで野垂れ死にしてるかもしれないわね。
それともあっちの方の惑星に飛んでっちゃった…。
(知世子)もうまーちゃんもう…。
けどさ恭子さんって帰る実家ないんでしょ?そうなのよ。
だからさホントに野垂れ死にしたら皆さんにご迷惑掛けるじゃないの。
あら?鬼嫁のこと心配なの?当たり前でしょ。
皆さんにご迷惑掛けないようにってそれだけ考えて…。
でもあの女はずうずうしいからねどっかでずぶとく生きてるわよ。
帰ってくんな〜!
(3人の笑い声)上様の…。
目の錯覚?
(知世子)錯覚にしては鮮明だわね。
(弥生)えっ?何この展開。
(ミツ子)あっ…やだ。
じゃあの鬼ばばぁの姑ってまーちゃんだったの?まぁ…野垂れ死にはしてないと思ったけど。
ねぇ…。
どうぞ奥へ。
いらっしゃいませ。
いい男のいる喫茶店行こう。
(恭子)いらっしゃいませ。
(ミツ子)ちょっとまーちゃん。
ちょっとまーちゃん!あっ…。
知り合い?えっええ…。
(首藤)じゃあ水田刑事課長は入院してるのか。
(涼子)元刑事課長ですよ。
「殺しても死なない」っていわれた水田さんが入院なんて。
(首藤)お前も年取るわけだ。
(涼子)フフ。
首藤さんも。
(首藤)フッ。
(涼子)あっ。
聞きました?あのころ捜査一課にいた生意気なキャリア。
(首藤)ああ滝崎か。
(涼子)出世しましたね。
外務省に出向なんて。
(滝崎の英語)
(男性の英語)
(男性・滝崎の笑い声)
(涼子)戻ったら刑事局長じゃないですか?まぁ俺には関係のないことだ。
この前一之瀬って刑事が来ました。
一之瀬が?
(涼子)24年前の少女連続失踪事件調べてるみたいです。
(涼子)もしかして首藤さんもまだあの事件を?課長が入院してる病院知ってるか?
(一之瀬)調べてみたら他の家族にも届いてた。
24年前に失踪した娘さんの家族みんなに。
みんなに?被害者家族の母親が自作自演したんだよ。
なぜそんなことを?もう一度再捜査してほしかったそうだ。
怪文書が届けば警察が動くかもしれないって。
殺人事件なら時効だけど残された家族に終わりはない。
何も分からないまま終われないって泣いてたよ。
(一之瀬)それでさ村田丈朗って人だけど。
丈朗?はいサナの洗濯物です。
へぇ〜あいつがねぇ。
ふ〜ん。
あっ佳織さん仕事終わってる時間じゃないの?迎えに行っておやり。
承知。
うん。
うちのバカもいいとこあるじゃない。
うん。
お役に立ってんね。
うちにもこれが来てたの。
あんたもうちとおんなじように行方不明になった家族の方と会ってたんだって?ハァ…。
あの日怪文書が届いたって行方不明になった子の妹さんに相談されてさ。
ハハ浮気なんかじゃないよ。
年に1回他の家族と情報交換してたんだ。
じゃああんたもゆかりのことを…。
だってゆかりは俺の妹だからさ。
お兄ちゃんだもんね。
まぁだけど恭子にはさ心配掛けたくなかったからさ。
恭子さん迎えに行ってやんなさい。
えっ?あんたが迎えに来んの待ってんのよあの人。
おふくろ…。
ホントは恭子のこと…。
だってあんた怪獣がいなかったらウルトラマンもあんた戦えないじゃないの。
(正子・丈朗の笑い声)で怪獣どっち?あんたから見りゃ両方でしょ。
フフフフ。
・やめろ!ちょっと犯人捕まえたって?
(ミツ子)あっまーちゃん。
この子が犯人?
(ミツ子)うん。
佳織さんはね今旦那さんを迎えに行ってるわ。
あんた何てバカなことするのよ。
黙ってないで何とか言いなさい。
・
(ドアの開く音)・・
(八巻の鼻歌)
(ミツ子)あっハチ。
(八巻)ヘヘヘ。
説明しなさい。
(冬美)私だってホントはやりたくなかった。
でもこうするしか…。
奥さんを殺さなきゃ森山君が…。
森山君って佳織さんの旦那さんの?
(八巻)えっじゃああんたもしかして浮気相手か?浮気?
(八巻)野倉冬美さんだよな?
(冬美)何で私の名前を?
(八巻)やっぱりな。
あっあの話がまったく見えないんですけど。
森山を守ろうとして奥さんに手出したんだろあんた。
森山君は私の初恋の人なんです。
3カ月前高校のクラス会で再会しました。
結婚した同級生たちが幸せそうに子供の話とかしてて何だか居づらくなって帰ろうとしたとき…。
・
(森山)《冬美?》《野倉冬美だよね?あっバドミントン部の》《森山君?》《久しぶり!あっ全然変わってないね》
(冬美)名前で呼ばれたの久しぶりでうれしかった。
私が仕事を首になったって相談したら森山君幼なじみと経営してる会社の事務員に雇ってくれて。
(冬美)《ごめんなさい》
(森山)《いいよいいよ》《冬美》《何?》《やだからかわないでよ》《俺本気だよ。
本気で冬美が…》《森山君…》《新婚さんじゃない。
幸せいっぱいなんでしょ?》《森山君?》
(冬美)金遣いの荒い奥さんの借金と理不尽な暴力で彼はぼろぼろでした。
《俺…もう殺されるかも》
(冬美)彼一人でずっと抱えて苦しんでたんです。
だけど私にだけは打ち明けてくれて。
相談に乗るうちに自然と…。
(森山)《なぁ冬美一緒になろう》《佳織とは別れるから》《新婚旅行はパリへ行こう》《エッフェル塔のレストランで夜景を見ながらお前が好きな白ワインで乾杯するんだ》彼何度も離婚しようとしたんです。
逃げ出そうともした。
でもそのたびに奥さんに脅されたそうです。
「会社をつぶしてやる」って。
それであの日…。
(冬美)《森山君…》
(森山)《もう限界だ》《佳織を殺すか俺が死ぬしか…》《そんな…》
(森山)《頼む!助けてくれよ冬美》《俺を…俺を助けてくれ!》《私何でもする。
森山君のためなら何でも》《だったら…あいつを殺してくれないか?》《殺す?》《頼むよ。
お前しかいないんだ》《俺を…俺を救ってくれるのはお前しか》《森山君は私が守る》《絶対に!》
(冬美)許せなかった。
どうしてあの人が奥さんなの?私だったらもっと森山君を幸せにできるのに。
あの女よりずっと。
(冬美)だけどチャンスはあったのにどうしてもできなかった。
・《やめろ!》せっかく私を頼ってくれたのに私は森山君を助けてあげられなかった。
(八巻)あのさ非常に言いづらいんだけど。
何だよ。
あんただまされてるよ。
そんなわけ…。
(操作音)
(カンタ)「優さん」
(カンタ)《保険金いつ入んの?》
(森山)《ぼちぼちやってくれそうだ》《すっかり俺の嘘信じてやがってさ》《冬美のやつ俺を守るって張り切ってるよ》
(ヤス)《しかしよ愛人に殺させるなんてな》
(森山)《恋は盲目って言うだろ?》《女ってのはさライバルをつくってやるとこう理性が働かなくなるんだよ》《そうすりゃ勝手に競い合って何だってやってくれるってわけ》
(ヤス)《は〜。
さすが優ちゃん》《なぁ?カンタ》
(カンタ)《けどさ失敗しねぇかな?》
(森山)《バカ。
前もうまくいったろ》《つうことは冬美も…》
(森山)《適当なところで事故死》《はい。
完全犯罪の出来上がり》
(ヤス)《つうことは?》
(森山)《2人合わせて1億円ゲット!》
(カンタ)《1億円!ハハハハ》《で冬美ちゃんどうやってやる?》《また落としゃいいんじゃねえの?》
(3人の笑い声)
(森山)《しっかしバカだよな。
まんまと引っ掛かってよ》《男に飢えた女ってのはちょろいもんだよ》
(操作音)
(八巻)ハァ…。
調べたら前の奥さんは3年前に転落死。
しかもそんとき一緒に働いてた従業員の女も謎の事故死で森山は2人分の保険金を手にしている。
森山の目的は最初から奥さんとあんたの保険金だったんだよ。
何て男だ。
(ミツ子)最低。
(八巻)これが生命保険の証書。
奥さんの佳織さんと冬美さん。
で保険金の受取人は森山だ。
嘘です。
そんなの嘘に決まってる。
捏造したに決まってる。
あんたうすうす分かってたんだろ?だけどほれた男のことだからだまされたふりしてたんだよ。
だって彼私だけだって。
私が好きだって。
そんな…。
奥さん殺した男と一緒になって夢みたいなこと考えて。
あんたね人の不幸の上に幸せなんて立ちゃしないんだよ。
一番気の毒なのは奥さんだよ。
どんなことがあっても人の命を奪っちゃいけないんだ。
人さまの命は奪っちゃいけないんだよ。
大事なんだよ。
(冬美)すみません。
私何てことを…。
分かった分かった。
あとは自分のことを大事にしていきなさい。
自分を大事にしなさい。
(冬美)殺すと思います。
えっ?彼今夜殺すと思います。
私が失敗したから。
助けなきゃ。
奥さん助けなきゃ。
(ミツ子)なっ…何言ってんの!
(冬美)行かなきゃいけないんです!
(八巻)落ち着いて!
(冬美)行かなきゃ!
(ミツ子)落ち着きなさい。
ここで落ち着きなさい。
落ち着きなさい!ハチ。
ミツ子。
先生。
サナ。
天誅!承知。
(森山)犯人が捕まった?
(佳織)ええ。
彼女あなたの恋人だって言ってるの。
嘘よね?
(カンタ)はい捕まえた!
(佳織)何なの?
(森山)あ〜殴るなよ。
事故に見せ掛けるんだから。
事故?事故って何なの?そうだよ。
ぜ〜んぶ嘘さ。
お前なんて愛してな…ハハハハ。
そんな…。
どうして?どうして!?
(ヤス)うるせぇよ。
(佳織)うっ…。
だから殴るなっつったろ!バカ。
あぁ?プランBに変更だろ。
廃材がバーンって倒れて死んだことになるんだしバレないでしょ。
フフフフ。
ほらいいから運べ。
やっぱりこんな美人殺すのもったいないよ。
さっさとやれよ!
(ヤス)分かってるよ。
死ね!何だ?お前。
(カンタ)邪魔すんなこら!・
(ミツ子)お巡りさんこっちよ!早く早く!
(八巻)3丁目の森山工業にて不審者がいるとの通報あり。
至急至急PC各局応援願いたい。
どうぞ。
(無線の応答の物まね)えっ警察?サツでも何でもかかってこいよこら!
(カンタ)逃げるよヤス!
(カンタ)ヤス。
どこだよ。
ヤス!ヤス!
(ミツ子)坊や。
(カンタ)うわっ冷たっ!やめろ!ハハハハ。
(電気の流れる音)
(カンタのうめき声)ハチイェイ!
(ヤス)サツなんかいねぇじゃねぇかこら!さっさと出てこいや!・
(松田)こんばんは。
(ヤス)何だ?てめぇ。
(ヤス)死ねこら!
(松田)没収。
おいヤスヤス!カンタ!おいどこ行った!?
(森山)何なんだよ!俺が何したってんだよ!自分の胸に聞いてみろ。
偉そうに。
正義の味方ぶりやがって。
正義?正義など私にはない。
にぎり飯一つ分の仕事をする。
ただそれだけ。
はぁ?おう。
なら3つでも4つでもやるから。
なっ?だから…。
見逃せよ!そんな怒んなよ。
えっ?悪気はなかったんだからさ。
悪気がないだと?私利私欲のために恋心を利用する悪党め!
(森山の叫び声)天誅。
(ヤス)ケツが痛ぇ。
カンタリモコンで足触れ。
早く!
(警察官)何だ?これは。
(カンタ)うわっ痛てて。
(ヤス)下ろせよ!思い知ったか。
(八巻・松田の笑い声)・
(ドアの開く音)
(松田)あっ。
あれ…。
これしゅ修羅場?シー!
(冬美)本当にすいませんでした。
あなたは私を殺そうとした。
だまされてたって許せない。
だけど…。
助けてくれてありがとう。
あなたのおかげで私は助かったと聞きました。
だから警察にはあなたのことは言いません。
バカよね私たち。
あんなろくでもない男にだまされて全部失っちゃうんだから。
はいはい。
あんたたちはまだ若い。
これからやり直しが利きます。
ねっ。
自分のことを信じて。
ねっ。
はい。
ねっ。
仲直り仲直り。
ねぇミツ子乾杯乾杯。
(ミツ子)はいはい。
はいやり直しだ。
やり直し。
人生のやり直し。
(八巻)さぁ飲もう飲もう。
イェーイイェーイ!
(ミツ子)盛り上がっちゃおうぜ。
(八巻)さぁ飲もう飲もう!パーッといこうぜ!ここがゆかりの?みんなは諦めろって言うんだけど私は信じてる。
私ねサナに会って何か変われるんじゃないかと思った。
あんたと一緒だったら変われるって信じてる。
《はいほら。
あ〜ん》《隅田川越えて…》《そばにいてよ》《味見するかい?》《おいしいだろ?》《うん》《痛いのつらいの飛んでけ》サナは私の希望だ。
ゆかりだって子供連れていいおばさんになって帰ってくる。
信じてる。
絶対。
(丈朗)俺が浮気するわけないだろ?まぁご生還でいらっしゃいますの?怪獣ヨメゴン殿。
(恭子)まぁまだ生きてらっしゃったんですか?妖怪姑ばばぁさま。
私忙しいの。
あの世とこの世で行ったり来たりして。
どうぞごゆっくり。
ご愁傷さま。
(丈朗)ハァ…。
あっ恐れ入ります。
うちの敷地内腕組み禁止。
フフ。
ご無沙汰しております。
水田課長。
(水田)そうか。
24年前の。
(首藤)ええ。
課長は当時の徳井総監と親しかったんですよね?捜査が打ち切りの経緯何かご存じないですか?
(水田)首藤。
(首藤)はい。
(アナウンサー)身元不明の白骨化した遺体が見つかった事件で警視庁によると遺体の歯型と失踪者の歯型を照合したところ24年前の連続少女失踪事件の失踪者の1人…。
骨…。
(アナウンサー)サトウミワコさん当時15歳の歯型と一致したということです。
骨が見つかった…。
(アナウンサー)一夜明けた遺体発見現場では今日も朝から捜査員30人体制で現場検証および捜索が行われています。
24年前の連続少女失踪事件は同じ時期に少女6人が行方不明になっており他の5人は現在も見つかっておりません。
警察ではいまだ行方の分からない5人につながる手掛かりが現場近くに残っている可能性があると見てけさから現場付近の捜索を広範囲に進めています。
ゆかりー!!ゆかり…。
ゆかり…。
ゆかりちゃん!ゆかり…。
ゆかり…。
ゆかり!2014/03/07(金) 19:57〜20:54
関西テレビ1
金曜ドラマ・天誅 闇の仕置人 #07[字]
禁断の恋に潜む殺意の罠。仕置5人組たちよ、哀れな女を救え!いよいよクライマックスへ!サナの運命は…正子の娘は…そして24年前の事件とは?いま動き出す!
詳細情報
番組内容
正子(泉ピン子)の家に「娘の事件の真相を知っている…」と書かれた怪文書が届く。怪文書が届いてから様子のおかしい正子を心配するサナ(小野ゆり子)に、正子は24年前に娘・ゆかり(南乃紗希)が失踪した事件のことをゆっくりと語りだす。正子の苦しみを知ったサナは怪文書を一之瀬刑事(竹財輝之助)に託し調査を依頼する。
スナック「天守閣」に森山佳織(雛形あきこ)が怯えた様子で駆け込んできた。佳織は半年前に
番組内容2
会社経営の森山(秋山真太郎)と結婚し、幸せな日々を送っていたが半月ほど前から誰かに命を狙われていて、このままだと殺されてしまうと正子たちに助けを求める。八巻(柳沢慎吾)とミツ子(三ツ矢雄二)が佳織の勤める陶芸教室で聞き込みを始めると、生徒の一人から森山が浮気しているとの目撃情報が入る。森山の周囲を潜入調査した八巻は森山の会社の事務所でとんでもないものを見つける。一方、佳織の身辺警護をしていたサナは
番組内容3
佳織が命を狙われる場面に出くわす。犯人は大人しそうな女性・野倉冬実(吉村涼)だった。
村田家でも騒ぎが起きていた。正子の息子・丈朗(乃木涼介)が喫茶店で女性の肩を抱いているところを妻・恭子(白石美帆)が目撃、浮気だと思い込み家出したのである。恭子の留守に息子と孫の世話ができてウキウキの正子だったが、恭子が家出して酔いつぶれた店はなんとミツ子の「天守閣」。そこでアルバイトしていた恭子と鉢合わせる。
出演者
サナ: 小野ゆり子
村田正子: 泉ピン子
松田竜次: 京本政樹
八巻辰: 柳沢慎吾
東条ミツ子: 三ツ矢雄二
一之瀬大和: 竹財輝之助
首藤重吉: 嶋田久作
三平弥生: 鷲尾真知子
村田恭子: 白石美帆
ほか
スタッフ
【脚本】