NHKニュース7 2014.03.07

問題発覚後初めて、記者会見しました。
再び聖火がともされます。
ソチパラリンピック。
まもなく開幕です。
こんばんは。
ニュース7です。
死刑囚への尋問や、遺族の参加など、異例の審理が行われた裁判で判決です。
オウム真理教の平田信被告に対し、東京地方裁判所は、教団の独善的な考えに基づく計画的な犯行のうえ、長期間の逃亡で、社会に与えた影響は軽くないと指摘して、懲役9年を言い渡しました。
平田信被告の審理は、オウム真理教による一連の事件で初めて、裁判員裁判で行われました。
平田被告は公証役場の事務長、假谷清志さんの拉致事件や、杉並区のマンションに爆弾が仕掛けられた事件、それに教団の東京総本部に火炎瓶が投げられた事件で起訴されました。
裁判で平田被告は、拉致事件について、事前に計画を知らなかったと主張しました。
また、爆弾が仕掛けられた事件については無罪を主張していました。
きょうの判決で、東京地方裁判所の齊藤啓昭裁判長は、教団幹部から、事件について説明を受けたうえで犯行に加わったとして、拉致事件の共謀を認めました。
また爆弾が仕掛けられた事件についても、主張を退けました。
その上で、事件はどれも、教団の独善的な考えに基づく計画的な犯行で、被害者や家族が受けた絶望感や喪失感は大きいなどと述べて、懲役9年を言い渡しました。
懲役9年は、同じ3つの事件に関わって、有罪が確定した別の信者よりも重いものです。
なぜでしょうか。
平田被告は、17年に及ぶ逃亡の末出頭し、逮捕されました。
その長い逃亡が、社会に与えた不安が大きかったことを、裁判員が重視したためと見られています。
判決は長期間の逃亡で社会に与えた影響を軽く見ることはできないと指摘しています。
オウム真理教による一連の事件の裁判はおよそ2年ぶり。
教団の幹部だった3人の死刑囚に対する証人尋問も行われ、裁判所の周辺や沿道で、多くの警察官らが警戒に当たるなど、異例の厳重な警備態勢が敷かれました。
不測の事態に備えるためとして、傍聴席との間に、防弾パネルが設けられたほか、法廷の中でも職員が警戒に当たりました。
また事件の被害者、假谷さんの長男の実さんも、審理に加わり、平田被告に直接質問する機会が設けられました。
判決のあと、実さんは。
オウム真理教の一連の事件では、5月に菊地直子被告の初公判が開かれます。
死刑囚への証人尋問も再び行われる予定で、なぜ一連の事件が引き起こされたのか、新たに裁判員が選ばれて審理することになります。
問題発覚後初めて会見しました。
耳が聞こえない障害を乗り越えて作曲しているとしてきた佐村河内守氏が、実際は他人に作曲を依頼していた問題。
佐村河内氏は、依頼した事実を認めて謝罪するとともに、自分は聴覚障害ではなく難聴で、障害者手帳は返納したと説明しました。
問題の発覚後、初めて、公の場に姿を見せた佐村河内氏。
長かった髪を切って、ひげもそり、サングラスはかけていませんでした。
佐村河内氏は、みずからのプロフィールなどで、15年ほど前から聴力を完全に失ったとし、その障害を乗り越えて作曲を続けてきたとしていました。
しかし、実際には作曲家の新垣隆氏に曲を作ってもらい、自分の作品として発表していました。
佐村河内氏は会見で。
さらに、両耳が全く聞こえないことはなく、音が聞き取りづらい、感音性難聴だと説明し、障害者手帳は返納したほか、障害者年金は一度も受け取っていないとしました。
感音声難聴は、耳に入ってきた音が、神経を通して脳にうまく伝わらないために起きます。
日本耳鼻咽喉科学会の八木聰明理事長はNHKの取材に対し、佐村河内氏の診断書に書かれた数値であれば、比較的静かな場所なら、人の話を理解できる可能性はあると指摘しています。
佐村河内氏は次のように述べました。
その上で、新垣氏が先月会見で、佐村河内氏が耳が聞こえないと感じたことは一度もないと話したことに触れ、名誉毀損で訴えますと述べました。
一方、CDなどを販売した、レコード会社の日本コロムビアは、独自に調査した結果を公表しました。
この中で楽曲について、第三者が関与しているらしいという話を担当者が耳にしたことはあるものの、根も葉もないうわさにすぎないと判断して、調査はしなかったとしています。
そして、CDなどを発売した時点では、正しいと信じるに足る情報を掲載していて、会社に法的な責任はないと考えているとしたうえで、道義的な責任を痛感しているとしています。
次です。
ロシア軍が事実上掌握しているウクライナ南部のクリミア自治共和国。
ロシアへの編入の是非を問う住民投票を、今月16日に行うことを決め、ロシアもこれに呼応するかのような動きを見せています。
これに対し欧米側は批判を強めています。
6日のクリミア自治共和国の議会です。
ロシア軍が事実上クリミア半島を掌握する中、ロシアへの編入を求める決議が行われます。
これを受け、クリミア自治共和国政府は、ウクライナからの分離独立と、ロシアへの編入の是非を問う住民投票を、今月16日に行うことを決めました。
現地では、人口の60%以上を占めるロシア系住民から、歓迎する声が上がり、住民投票に向けた準備が始まっています。
一方、暫定政権を支持する少数民族の、クリミア・タタール人からは、住民投票のボイコットを呼びかける動きが出ています。
ロシアでも、クリミアの編入を想定したとも見られる動きが出ています。
議会下院の与党は、外国の領土の一部をロシアに編入する手続きを、簡素化するための法律の改正案を議会に提出。
その国の中央政府が機能しない場合、該当する地域で行われる住民投票で承認されれば、ロシアに編入できるというものです。
しかし、ウクライナの憲法では、領土の変更については、全土で国民投票を行うことを定めています。
ウクライナの暫定政権のヤツェニューク首相は、クリミアの分離は断固として許さない考えを強調。
アメリカのオバマ大統領は、住民投票は、ロシア軍が介入する中で決まったものだと批判しました。
フランスのファビウス外相も。
ロシアに対し、アメリカのオバマ大統領は、政府高官に対するビザの発給を制限するとともに、アメリカ国内にある資産の凍結を可能にする制裁を発動しました。
そして、プーチン大統領と電話で会談し、制裁の発動をみずから伝えました。
そして、ウクライナの暫定政権と直接対話するよう求めたということです。
これに対してプーチン大統領は、ウクライナの暫定政権は正統性のない政権だとしたうえで、ロシアは、現地からの要請を受け、国際法の規範に完全に沿って行動していると反論したということです。
アメリカのケリー国務長官とロシアのラブロフ外相は、今後も緊密に接触を続ける見通しですが、双方の対立は、ますます深まっています。
一方、日本政府。
安倍総理大臣は、アメリカのオバマ大統領とおよそ40分間、電話で会談しました。
オバマ大統領が、アメリカ政府の方針やこれまでの対応を説明したのに対し、安倍総理大臣は、ウクライナ情勢の改善のためのオバマ大統領の努力を支持している。
日本も情勢の早期改善を期待していると述べました。
そして両首脳は、ウクライナの主権と領土の一体性を尊重することが重要だという認識で一致し、日米を含めた、G7・先進7か国が、緊密に連絡を取り合っていくことを確認しました。
こちらはリハーサルの映像です。
ソチパラリンピックの開会式は、このあと日本時間のあす未明から。
10日間の大会が幕を開けます。
ソチのオリンピックパークです。
オリンピックが終わってから12日。
あちらの聖火台に、今夜再び、パラリンピックのための火がともります。
現地では開会式を前に、最後の準備が進められています。
ソチパラリンピックでは、5つの競技72種目が行われ、45の国から、およそ600人が出場する予定です。
日本からは、アルペンスキーなどに20人が出場します。
一方、ソチの中心部では、カウントダウンボードの表示が0に。
聖火はソチに到着しています。
聖火リレーには、東京オリンピック・パラリンピックの招致活動で、プレゼンターを務めた佐藤真海さんも参加しました。
開会式はこのあと日本時間のあす午前1時過ぎに始まります。
聖火がともされ、10日間の大会が幕を開けます。
第三者から精子の提供を受けて生まれた男性が、治療を行った東京の慶応大学病院に対し、提供者の情報を開示するよう、文書で求めました。
精子提供で生まれた子どもは、少なくとも1万人に上ると見られていますが、専門家によりますと、遺伝上の父親を知りたいと、病院への情報開示を求めるのは、今回が初めてです。
情報開示を求めたのは、横浜市の医師、加藤英明さん40歳です。
父親と血のつながりがないことが分かったのは、医学生だった11年前です。
きっかけは、授業で行ったDNA検査でした。
母親に確認すると、病院で精子提供を受けたことを打ち明けられたのです。
精子の提供は、夫の精子では子どもができない場合、第三者から提供を受けて妊娠を試みる治療で、戦後まもなく始まりました。
加藤さんは、両親が治療を受けた東京の慶応大学病院の医師を訪ね、提供者を教えるよう求めましたが、回答は得られませんでした。
病院が回答しなかったのには理由がありました。
慶応大学病院の産婦人科教室です。
保管されているのは、治療を受けた人たちが提出した同意書です。
同意書には、提供者は匿名が条件だと書かれています。
加藤さんの両親も、こうした同意書を提出していたのです。
加藤さんはこの10年間、遺伝上の父親を探し続けてきました。
精子は、当時の医学部生が提供したと見て、卒業名簿をもとに調べるなどしてきましたが、手がかりは得られませんでした。
このため、きょう、病院の医師に対して、提供者の情報を開示するよう文書で求めました。
慶応大学病院で、精子提供の治療を担当している吉村泰典医師は、古い資料はほとんど残っていないが、そもそも提供者を匿名とするルールになっており、開示するのは難しいと話しています。
戦後間もなく始まった精子提供による不妊治療。
この治療で生まれた子どもは、これまで少なくとも1万人に上ると見られています。
イギリスなど海外では、子どもが遺伝上の親を知る権利を法律で認めている国もあります。
しかし国内では、平成9年に日本産科婦人科学会が定めたガイドラインで、精子の提供者はプライバシー保護のため、匿名にするとしていて、親を知る権利は認められていません。
東日本大震災からまもなく3年です。
原発事故の影響で、避難区域以外の福島県の自治体から全国に避難している自主避難者は、今も2万5000人以上に上ります。
NHKでは今回、福島県外に住む自主避難者を対象にアンケートを行い、307人から回答を得ました。
今後の生活拠点をどこにするのかを尋ねたところ、もともと住んでいた地域が26%だったのに対し、今、避難している地域、全く新しい地域と答えた人が合わせて74%に上りました。
福島県に戻ることは難しいと考えている人が7割を超えたのです。
そしてこの74%のうち、いったん福島に戻ったものの、再び避難した再避難者は14%でした。
なぜ福島に戻ることができないのか、取材しました。
福島県郡山市から新潟市に自主避難している、磯貝潤子さん。
仕事のため、福島に残った夫と離れ、おととし4月から、2人の娘とアパートで暮らしています。
子どもたちは、月に2回ほどしか父親と会えません。
福島と新潟の二重生活。
光熱費は避難前の2倍になりました。
自宅のローンも残る中、子どもの成長と長引く避難生活で、出費はかさむばかり。
経済的な負担が重くのしかかっています。
それでも磯貝さんは、自宅には戻りたくないといいます。
郡山市の放射線量は、事故直後に比べて大幅に下がりましたが、不安を拭いきれないといいます。
いったんは福島に戻ったものの、再び避難した人もいます。
福島県大玉村の鹿目久美さんは、原発事故の直後、家族と共に、実家のある神奈川県相模原市に避難しましたが、およそ1か月後に福島に戻りました。
娘を地元の幼稚園に通わせたいと思ったからです。
しかし原発の状況について見聞きしたり、外遊びの制限などで娘が一時、精神的に不安定になったりしたことから、福島に戻って3か月後、再避難を決断しました。
避難生活から2年以上がたった今は、避難先での生活が定着しつつあるといいます。
今回のアンケートでは、再避難した理由について、89%の人が被ばくの影響が心配になったことを挙げていました。
自主避難者の支援に取り組む専門家は。
発達した低気圧の影響で、風の強い状態が続く北海道。
きょう、滝川市と深川市の境界付近の国道で、吹雪で視界が悪くなり、車どうしの事故が相次ぎました。
警察の調べによりますと、付近では複数の箇所で、路線バスやタンクローリーなど、車どうしの事故が置き、少なくとも15台が事故に絡んだということです。
けがをした人はいませんでした。
一方、北海道天塩町の国道では救急車が横転し、患者に付き添っていた医師が軽いけがをしました。
運転していた救急隊員は、強い風にあおられたような感覚だったと話しているということで、警察は、強風の影響で横転した可能性もあると見て調べています。
けさ、大阪・淀川区の阪急電鉄十三駅前の飲食店街から火が出て、11棟が焼けました。
火事が起きた現場は、駅の西側の改札口を出てすぐの線路沿いの地域で、大衆酒場やスナックなど、40店舗ほどの飲食店が密集しています。
この火事によるけが人はいないということで、警察と消防が火事の原因を調べています。
大量の覚醒剤が隠されていたのは、石材の中でした。
相模原市内の貸し倉庫に運び込まれた石材の中に、覚醒剤を隠していたとして、メキシコ人のオルティス・ロペス・ダニエル容疑者ら、男5人が逮捕された事件。
警察は容疑を裏付けるため、貸し倉庫の捜索を行いました。
あす以降、石材を割って、中の覚醒剤と見られる粉末を応酬することにしています。
調べに対し、5人はいずれも知らないなどと容疑を否認しているということです。
警察は、別の同じような石材が横浜港からも輸入されたという情報があることから、さらに捜査しています。
気象情報は岡村さんです。
こんばんは。
北海道はきょうも所によって猛吹雪となりました。
北海道留萌市です。
巻き上げられた雪で、視界が非常に悪くなりました。
北日本ではあすにかけて、瞬間的に30メートルから35メートルの暴風が予想され、猛吹雪に警戒が必要です。
東京では、きょう午後、雪が舞いましたけれども、土日の天気はどうなりそうですか?
日本海側では大雪が続きますし、また全国的に土日ともに厳しい寒さとなりそうなんです。
こちら、この時期としては非常に強い寒気、あすの朝、西日本まで広く覆います。
この寒気が日曜日にかけて覆い続けるために、各地、厳しい寒さとなりそうなんです。
最低気温の予想を見てみましょう。
各地で平年を5度前後下回ります。
札幌や新潟で氷点下、広島は0度、東京、1度まで気温が下がります。
各地ともこの時期としては、かなりの低温といえます。
お出かけの際は、服装など防寒対策をしっかりとしてお出かけください。
では、あすの予報を見ていきます。
2014/03/07(金) 19:00〜19:30
NHK総合1・神戸
NHKニュース7[二][字]

▽オウム平田被告判決 ▽パラリンピック開幕へ 【キャスター】武田真一,【サブキャスター】松村正代,【気象キャスター】岡村真美子

詳細情報
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【キャスター】武田真一,【サブキャスター】松村正代,【気象キャスター】岡村真美子

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