イタリア中部花の都と言われるフィレンツェ。
ルネサンスはこの街から始まりました。
そのころの面影を残した町並みから今でも天才たちがひょこっと現れそうです。
訪ねたのは街の中心部にあるモダンなレストランです。
料理長のアレッサンドロさんとドルチェ担当サブリナさんが迎えてくれました。
しかし2人に作ってもらうのはイタリアのドルチェではなくこちら。
和菓子の「大福」。
「大福」はもともと「大きな腹」と書いて「大腹餅」と言われていたんです。
ではどうぞ。
え?お菓子にトウガラシ?ネプチューン像も驚いています。
なじみの食料品店にやって来た2人。
予告どおりトウガラシの束を手に取りました。
何で「大きな福」でトウガラシなんですか?アレッサンドロさん更にドライフルーツを買いました。
イタリアではドライフルーツを食べて新年の幸せを願うという習わしがあるそうです。
特にたくさん買ったのはオレンジとみかんに似たクレメンティーネです。
調理開始。
まず使うのは…滑らかになるように裏ごしします。
そこに砂糖とシナモンを加えます。
更にカカオ65%のビターチョコレートを刻み先ほどお店で買った色とりどりのドライフルーツを刻んで混ぜ合わせます。
アレッサンドロさんおいしそうじゃないですか。
リコッタチーズを使う…確かに腹持ちがよさそう。
続いてスポンジケーキを細長く切ります。
丸い皿に敷きました。
そして先ほど作ったリコッタチーズのクリームを載せてたっぷり盛ります。
その上にスポンジケーキをかぶせます。
(アレッサンドロ)ほ〜らクリームをスポンジケーキで包んでるだろう?ついにトウガラシ。
さすがに辛くなりすぎないように種と繊維はきれいに取ってから刻みます。
そして金運が上がるというオレンジ。
今度はフレッシュを切ってトウガラシと一緒に大量の砂糖の中へ投入。
煮詰めてソースを作ります。
トウガラシの辛さオレンジの酸っぱさ砂糖の甘さ。
はっけよ〜いのこった!乗ってきたアレッサンドロさん。
全くの思いつきでトウガラシを丸ごと砂糖で煮つけます。
砂糖が勝つか?トウガラシが勝つか?のこったのこった!いよいよ仕上げに入ります。
これはイタリアでよく使うアーモンドのペーストです。
ま〜るくくりぬきました。
30分冷やしたリコッタチーズクリームのスポンジ包みを皿に載せます。
その上にアーモンドペーストをかぶせました。
ダブルで包むおつもりですね?まわりに縁起のいい食べ物ドライフルーツを飾ります。
トウガラシとオレンジのソースを載せて…。
赤トウガラシのあめ煮を飾ったら…。
アレッサンドロさんとサブリナさんが作った…濃厚なアーモンドの風味そしてコクのあるリコッタチーズのうまみと甘さ。
そこにドライフルーツの酸味と食感がアクセントに。
甘いだけじゃないぜ。
トウガラシオレンジソースが爽やかな風味をプラス。
そして後味をピリッと引き締めます。
「妄想ニホン料理」今回は和菓子です。
イタリアそしてインドネシア・バリ島の料理人がいろんなハッピー詰め込んでくれました。
これは料理の新たな可能性を探る異文化交流クッキングハッピーバラエティーであ〜る。
もうまさしく「ボーノボーノ」という感じですね。
和菓子屋さんで働いていた事があるって本当ですか?そうなんです。
和菓子屋に2年ほどいました。
工場では何をやってたんですか?そうなんだ…。
でもすごいんですよ。
夏になると工場が…あんこを作る場所だけ40℃を超えて暑くてしゃく熱で溶岩みたいにあんが飛んでくるんで…。
そんなさみしい表情するのやめて下さい。
でも問題なのはこっちの赤トウガラシですよね。
和菓子の世界には絶対出てこないですもんね。
ちょっとだけでいいですよ。
相当危険らしいです。
ちょっとでいいってば…!上の人が大変叫んでますよ。
あ〜っ!すみませんね。
ではカメラ目線で壇蜜専用カメラにお願いします。
すごいですね。
あまあまでピリピリ。
ありがとうございます。
世界中から観光客が集まるビーチリゾートの島。
州都デンパサールは人口50万。
市場はいつも人々でごった返しています。
今とある食堂で売られているお菓子が町の人々の間でおいしいと人気を集めているとか。
そのお菓子を作っている職人を訪ねました。
こちらのママがお菓子職人のフィナさん。
ではアンドラくんケンドラくんも一緒に「大福」お願いします。
フィナさん大きな福をどう作り出すんでしょうか?まずは近所の商店に食材探し。
何を買ってるんですか?更に…。
ご近所のお宅に。
フィナさん何やら葉っぱを切り始めました。
これは何ですか?パンダンの葉はバニラのような甘い香りがします。
…と言うや腰布を巻いてお線香をつけて…。
バリのおよそ9割の人々が信仰しているバリ・ヒンドゥー教。
神々が至る所に宿ると考えられているため家のあちこちにお供えをします。
これは大切な火の神様へのお供え。
お祈りが済んだら調理開始。
まずはサツマイモを切っていきます。
ぶつ切りにしたサツマイモは鍋に入れおよそ10分蒸します。
サツマイモを蒸している間切り始めたのは…切った葉っぱはミキサーに入れそこにココナツミルクお水を入れ混ぜていきます。
こしたら鮮やかな緑になりました。
続いて用意したのは…?バリに伝わる稲の女神デウィスリ。
そのご加護を願ってフィナさんはもち米粉を選んだのです。
もち米粉に先ほど作ったスジとパンダンの葉入りのココナツミルク。
更に水を足してよ〜くこねていきます。
5分ほどこね続けるとうぐいす色の生地が出来上がりました。
続いてあん作り。
こちらはヤシの樹液から作る砂糖…香ばしく黒糖のような風味があります。
サツマイモが蒸しあがりました。
これを潰してパームシュガーとすりおろしたココナツ更にパンダンの葉も一緒にフライパンへ。
そこに…火にかけます。
台所が甘い香りでいっぱいになりました。
なるほど。
神々への感謝を込めてあんを生地で包んでいきます。
包み終えたらバナナの葉に載せました。
あらアンドラくんがやって来ました。
どうだい?いよいよ仕上げ。
蒸していきます。
15分ほど蒸したらドラゴンフルーツパンダンの葉を添えて出来上がりです。
スジとパンダンの葉で色づけしたサツマイモの「大福」。
皮は見た目が草餅のようですがバンダンの葉とココナツで甘い香り。
あんは甘さ控えめ。
ほくほくのサツマイモの合間にすりおろしたココナツがシャリシャリ。
どこか懐かしいバリの田園風景。
そのただ中にあるバリスイーツが人気のウブドのカフェを訪ねました。
息ぴったり。
出迎えてくれたのはウィランティさんとデフィーさん。
お店のお薦めスイーツは黒米をココナツミルクで炊いた…あでもおいしそう。
ではお願いしモスラヤ!2人に動揺が走ります。
…という事でウィランティさん「福」な食材を探しに市場へ。
何を買いに来たんですか?まずは水につけ込んだもち米を20分ほど蒸していきます。
続いてはココナツ。
皮をむいて適当な大きさに切り…。
ローズウッドで作ったおろし金ですりおろします。
ココナツは他の形でも使います。
ミキサーに入れ水を足して混ぜていきます。
これをざるでこしたらココナツミルク準備完了。
続いては鍋にパンダンの葉出来たてのココナツミルク。
すりおろしたココナツを入れ…火にかけます。
沸騰したところで20分蒸したもち米を入れます。
これをよ〜く混ぜて…再び蒸しました。
もち米を蒸している間にジャックフルーツであん作り。
種のまわりにある果肉だけを取り出して細かく切っていきます。
水を入れたフライパンにパームシュガーとパンダンの葉を入れます。
沸騰するまで煮立てたところでジャックフルーツの投入です。
そしてここにもすりおろしたココナツ。
よく火が通りからまったところでジャックフルーツのあんの完成です。
そうしているうちにもち米が蒸しあがりました。
もち米を石臼の中に入れきねでつきます。
これはまさしく餅。
出来上がったお餅をお皿の上で広げてジャックフルーツのあんを載せ包んでいきます。
見た目は日本の「大福」そっくり。
ここでバナナの葉を載せてくるり挟みました。
そしてそれをバターを塗ったフライパンで焼きます。
バナナの葉からほのかに甘い香りが立ち上りました。
ジャックフルーツとチェリーでキュートに盛りつけ。
バナナの葉の香りが移った皮はまさにモチモチ。
ジャックフルーツはねっとりとして蜜のように濃厚な甘み。
あなたの官能を直撃します。
では日本の「大福」を見てもらいましょう。
同じだとうれしいんですかやっぱり。
キュートな2人組にトゥリマカシー!ジャックフルーツが耳から離れない。
あの〜お餅。
もち米にココナツミルクで味付けをしてるっていうのは若干日本の求肥と似たような感覚なのかなって。
ではここでバリ島の2人組が妄想した「ジャックフルーツ大福」を作ってみましょう。
林幸子先生よろしくお願いします。
(拍手)どういう感じで…?
(林)これまず半分に割って下さい。
うわ〜…。
(壇蜜)においが既に…。
何となく危なっかしいユカイさん。
すると…。
クレープ屋のバイトしてたんですけど…
(笑い声)残りのココナツでココナツミルクを作ります。
ココナツミルクは炊飯器へ…。
すりおろしたココナツも入れてもち米と一緒に炊きます。
すごいいい…ほのかなフルーツの香り。
青臭くないんですよ。
次ね。
パンダンの葉を入れて…スイッチオン。
今度は壇蜜さんで。
お願いします。
(壇蜜)やってみます。
あん作りの前にジャックフルーツを味見。
お〜!料理なさるんですか?料理好きなんですが何作っても…フライパンにパームシュガーと水塩バニラパウダーを入れて煮詰めます。
これをちょっとクシャクシャにして…。
(壇蜜)クシャクシャ?
(林)その方が香りが出やすいから。
パンダンの葉ジャックフルーツを投入。
(壇蜜)あ〜ジャックフルーツの香りもしてきましたね。
最後にすりおろしたココナツを加えてからめたら「大福」に入れるあんの完成です。
もち米が炊きあがりました。
上にココナツがね…。
炊きあがったもち米をすりこ木でついて粘りが出たらお餅は出来上がり。
きました〜!
(一同)お〜っ!あとはお餅にジャックフルーツのあんを入れて包んでいきましょう。
一方男性陣は…。
最後はお餅をバターで焼きます。
(林)あっあっあっ…!せっかくきれいに作ってたのにオレ。
焼き色がついたら完成です。
OK!あうまそう!バリ島のウィランティさんたちが妄想した「大福」の完成。
かくして新たに誕生した妄想料理があなたの食卓へ。
クエッ。
じゃあいただきます!いただきま〜す。
あらいい香り。
大人の味だね。
やっぱこれジャックフルーツがかなりベースの大人な味を醸し出してる感じ…。
私結構パリパリで中モチモチが大好きなので…。
やっぱり。
私も大好き。
おいしいですよね。
ではここで…ユカイさん。
OK。
ありがとうございます!イタリア北部ボローニャ郊外田園風景のただ中にある1軒の民宿を訪ねました。
ジャコモさんとダニエラさんご夫婦です。
レトロな家電がそろったキッチン。
ダニエラさんは料理研究家としても活躍しています。
では「大福」の妄想を夫婦仲良くアモーレ。
夫婦で作戦会議に入りました。
調理開始。
まず使うのは旬の野菜カボチャです。
ざく切りしたら電子レンジへ。
軟らかく甘くします。
卵にブラウンシュガーを入れてよ〜く混ぜ合わせます。
そして「アマレッティ」というイタリアの焼き菓子。
アマレッティを砕いて混ぜます。
イタリアではよくやるそうです。
更にオーブンで加熱したカボチャを潰して加えます。
カボチャのケーキを作っているようです。
ここで隠し味登場。
ナツメグです。
シナモンを加えたら型に流し入れます。
あとは180℃のオーブンで30分ほど焼きます。
次はジャコモさんの担当。
ケーキに添えるソースを作ります。
ジャコモさんが大好きなクローブを加えて煮詰めます。
随分大人な味になりそう。
カボチャのスポンジケーキが焼きあがりました。
そこで次の準備にかかります。
使うのはアーモンドのペースト。
フィレンツェと同じ材料の登場です。
アーモンドのペーストはイタリアでは「腹持ちがいい」の代名詞なんですね。
生地を平たく伸ばして…カボチャのスポンジケーキを載せました。
更に上にペーストをかぶせて四角く一口大にカットします。
するとなぜか上のペーストを剥がしてケーキに穴を開けました。
そこに真っ赤なチェリーの砂糖漬けを入れます。
なぜこれが「大きな福」なんでしょう?ダニエラさん深いです。
続いて四角いケーキの上にチョコレートクリームをかけました。
たっぷりとろっとコーティング。
(ダニエラ)「何かを包んだお菓子」というヒントはこれでOKね。
さあ夫婦で仲良く仕上げに入ります。
赤ワインのソースを塗りました。
そしてチョコケーキの上にアーモンドペーストを細く切って飾ります。
これはプレゼントのラッピングのひもだ!上にリボンを載せれば…。
仲良し夫婦が作った…プレゼントを開けるとカボチャの香りと甘さが濃厚なケーキの中から甘酸っぱいチェリーの宝石のサプライズ。
ビターでスパイシーな赤ワインソースをつけて食べればこれはまさしく濃厚な大人の味の贈り物イタリアーノ!「大福」の完成を聞きつけてやって来た友人たちが試食です。
幸福の赤いチェリーをみんなパクッ。
仲良し夫婦の周りでみんなチ・スタ!まず予想外なものが出てきて驚きが福なんじゃないかって解釈がすばらしいなと思って…。
プレゼントに見立てるシーンとかも鳥肌が立ちましたね。
スイーツ自体が子供たちにも大人にもちょっとした幸せという感じがしますからね。
あ名前ですか?清水ミチコです。
文化と文化が出会った時ワッハッハと笑う余裕があればおいしい発明生まれます。
皆さんも是非ワッハッハとクッキング!「妄想ニホン料理」また来週お会いしましょう!スラマッ・ティドゥル。
2014/03/22(土) 01:40〜02:10
NHK総合1・神戸
妄想ニホン料理「幸せ包んで 大福の巻」[字][再]
日本料理をまったく知らない海外の料理人が、簡単なヒントだけを頼りに作ったら?今回のお題は「大福」。イタリアとバリの料理人が抱腹絶倒なスイーツを生みだしちゃう!
詳細情報
番組内容
日本料理をまったく知らない海外の料理人が、簡単なヒントだけを頼りに作ったら? 生み出される抱腹絶倒なニホン料理の数々。今回のお題は「大福」。与えられるヒントは「大きな福という意味」「何かを包んだ甘いお菓子」「腹持ちがいい」。これにドルチェ自慢のイタリア仲良し夫婦や神々の島バリの美人シェフコンビたちが挑戦! 出来たのは果たして…? まったく新しい異文化交流クッキング・バラエティーを召し上がれ!
出演者
【出演】ダイアモンド☆ユカイ,壇蜜,【司会】清水ミチコ,栗原類
ジャンル :
バラエティ – 料理バラエティ
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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