(龍太郎)メッツェン。
(ミキ)はい。
6か所目吻合終了。
(荒瀬)7か所目ヘッドダウン。
右ローテーション。
(伊集院)右冠動脈がありません!心筋内走行だ。
伊集院。
(伊集院)はい。
PLとLADからここです。
よし。
スタビライザーセットオン。
ハーモニック。
(ミキ)はい。
(荒瀬)ベータブロッカーイン。
ACTはどうだ?
(荒瀬)あと1か所なら問題ない。
このままいくぞ。
ビーバー。
(ミキ)はい。
(伊集院)冠動脈露出。
尖刃。
(伊集院)ビスフロー3リットル。
スネア。
(ミキ)はい。
(伊集院)モスキート。
(ミキ)はい。
(伊集院)PLクランプ。
ダイヤモンドメス。
(ミキ)はい。
(伊集院)デクランプ。
マイクロポッツ。
(荒瀬)レートコントロールするぞ。
(片岡)朝田龍太郎。
さすがですね。
(野口)彼らのオペはいわゆるアートだね。
(片岡)朝田先生だけじゃない。
助手。
器械出し。
麻酔医。
見事なハーモニーです。
(野口)うん。
どれが欠けても成立しない。
オペはチームワークだから。
(野口)ランチでもどう?
(片岡)一つアポを済ませてから伺います。
増えましたね患者。
(野口)まだまだこんなもんじゃないようちは。
(女性)異動?
(受付)ええすいません。
高木先生は明真大学病院のほうに異動されまして。
(女性)そうなの…。
(受付)大丈夫ですよ。
北洋と明真は提携病院となってますので向こうへ行って診察していただければ。
(女性)でも明真は遠いのよね。
バスに乗らなきゃいけないし。
不便になるわ。
(受付)すいません。
(伊集院)悪魔ですよあの女は。
計算ずくで妊婦のバチスタ仕掛けるなんて。
(ミキ)朝田先生に命を救ってもらったっていうのに。
(荒瀬)かわいい顔してやることえぐいねぇ。
(伊集院)一体何をたくらんでるんですか?
(藤吉)さあな。
多額の移籍金をせしめて北洋の医者を明真に移した。
代わりに明真のダメ医局員たちを北洋に送り込むって話もある。
そんなことしたら北洋はつぶれるじゃないですか!医局員だけじゃない。
まあ恐らく今後は治る見込みのない金にならない明真の患者たちをどんどん北洋へ回す。
(ミキ)そして明真は症例実績を上げる。
(藤吉)そう。
野口先生は北洋に明真のウミを全部押しつける気だ。
(伊集院)そんな…。
(藤吉)間違いなく北洋は明真のうば捨て山になる。
医者も患者も切り捨てだよ。
(野口)これが3年後に建設予定のメイシンメディカルシティーだ。
もはや国内規模じゃない。
世界に「メイシン」の名をとどろかすつもりだよ。
そのために優秀な医師の確保や設備オペ実績あらゆることが審査されて初めて国から許可がもらえる超一流病院の証し心臓移植の認定施設だ。
明真は心臓移植の認定施設を目指す。
知ってのとおり国が認めた心臓移植認定施設は国内に6施設しかない。
明真が7番目の心臓移植認定施設に選ばれれば国内最大規模の心臓外科病院になる。
そのためにもこのゴッドハンドが必要なんだ。
頑張ってもらうよ。
北洋からもごっそり優秀な医師を異動させたから。
(龍太郎)代わりに明真の医局員をほうり出してか?そう。
うちはこれからもどんどん症例数を増やしてオペ実績を上げないといけないからね。
腕の悪い医者はノーサンキュー。
俺がアメリカで移植手術を学んできたのはあんたに協力するためでも明真で教授になるためでもない。
じゃ何のため?俺はバチスタの次を考えてる。
(拍手)ブラボーブラボー。
とにかく僕は全面的にバックアップさせてもらうから。
僕は君のやることには協力を惜しまない。
ただね僕の構想を邪魔する者は許さない。
何人たりとも。
そのことは覚えておいてくれるかな?朝田ちゃん。
わたしの素性はもうお分かりなんですよね?明真とうちは業務提携しました。
長いつきあいになると思います。
これからもよろしく。
何か?黄疸はないようだ。
えっ?術後の経過は順調のようだな。
(木原)ハハハハ…。
すごいよ野口先生の野望は。
明真を世界有数の心臓移植認定施設にしようっていうんだからさ。
(伊集院)そんなことが可能なんですか?厚労省にも働きかけ海外からもどんどん名医を呼んで世界の最先端の移植手術をやっていくつもりらしいぞ。
(伊集院)最先端…。
俺たちが世界の最高の医療スタッフの一員になるんだ。
俺たちの技術が世界を引っ張っていくんだ。
外科医としてこれほどうれしいことはない。
うん。
ついてこい。
ハハハハハ。
ハハ…うう…うわーっ。
(医師)ダメですよ西沢さん。
何回来てもらっても診察結果は同じです。
別に何ともないんだから。
(西沢)いえ。
何ともないことは…。
心臓の痛みが…。
(看護師)病院を暇つぶしに使ってもらっちゃ困るんですよ。
(西沢)痛みが普通とは違うんですよ。
(医師)もういいかげんにしてよ。
先月も診たでしょう?何回診ても何ともなかったじゃない。
(西沢)いえ。
ですから心臓の再検査を…。
(看護師)西沢さんみたいのをね最近の言葉じゃクレーマーっていうんですよ。
(西沢)クレーマー…。
(医師)分かった分かった。
そんなに心配なら北洋病院で診てもらいなさい。
今度からそういうふうになったから。
ねっ?
(翔太)おい!ちょっと待てよ!じいちゃんは前にここで手術してもらったから診てくれって言ってんだよ!年寄りはよそに回そうっていうのか?
(医師)そんなひがんだようなこと言わないの。
うちはね難しい治療を必要とする患者さん専門の病院になったの。
おじいちゃんの言うような病状は北洋で診てもらって。
いいね?
(野口)どういうこと?会見があることは朝田先生にも伝えてある?だったらさっさと捜しなさい!
(善田)「メイシンメディカルシティー」ですか。
(野口)ああ。
3年で世界で有数の病院にしてみせる。
待合室にはクラシックが流れ一流ホテル並みのサービスを提供する世界に誇れる病院にね。
(善田)お金持ちだけを相手にしてですか?何が言いたいんだ?
(善田)病院はそういうもんじゃない。
誰もが平等に受けられる医療そして地域に根ざした医療が必要なんです。
それを目指した君の病院経営は破綻した。
分かってる。
悪いのはこの国の医療制度だ。
(看護師)先生お願いします!
(医師)ああ
(隊員と医師たち)23
(野口)当直と休日出勤で多くの勤務医が疲れ果て常に医療ミスの恐怖にさらされながら労働時間とリスクに見合ったものとは到底言えない給料しかもらえない。
医者の献身と努力によってかろうじて守られてるのが日本の医療の現状だ。
(野口)人は医者に聖人君子であることを求める。
冗談じゃない。
医者にだって生活がある。
そのくせ患者ときたら悪しきマスコミの影響でわがままし放題。
なまはんかな知識でやれ治療が悪いやれ看護が悪いひどいのになると救急車をタクシー代わりに呼ぶ輩もいる。
だったらヤツらの思うような病院をつくってやろうじゃないか。
最高の医療最高のスタッフ最高のサービス。
そのかわりそれに見合う報酬はいただく。
それのどこがいけないんだ?それが現実だ。
それが資本主義だ。
(野口)明真大学付属病院は心臓移植認定施設を中心とした世界に冠たるホスピタリティーを誇る総合病院として3年後のメイシンメディカルシティーの設立を目指します。
(シャッター音)
(記者)このところ妊婦のバチスタ手術やライブデモンストレーションなどで目覚ましい実績を遂げられていますが移植認定施設への認可のために何か特別なチームを組まれるというようなことはありますか?もちろんです。
北洋病院とも業務提携を結び極めて優秀な医師に来ていただきました。
彼らとそして我が明真の誇る心臓外科の第一人者…。
…など精鋭を集めて厚生労働省から認可をいただくべく症例数を重ねていきたいと思っております。
(記者)その中心はやはり朝田龍太郎先生ですか?えっ…まあ。
(記者)今日は会見にはお見えにならない?
(野口)ええ。
えー彼は…血管学会に出ております。
(伊集院)行かなくていいんですか?
(龍太郎)ああ。
でもすごいですよね。
野口先生の心臓移植認定施設の構想。
(記者)その構想はいつごろからあったのでしょうか?
(野口)以前この病院の教授であったころから考えておりました。
(記者)そのメイシンメディカルシティーの完成はいつごろになりますか?
(野口)2010年の秋ごろには完成させたいと思っております。
何?君…。
(悲鳴とざわめき)
(シャッター音)
(翔太)おい!こんな病院なんかなつぶれりゃいいんだよ!
(ざわめき)
(医師)出ていきなさい!
(医師)下がれ!ほら…。
(教授)大丈夫ですか!?
(野口)大丈夫だ。
(伊集院)ふーん。
とんでもないクレーマーですね。
あっその孫か。
とんでもないのは。
(木原)あの年寄りな8年前うちで僧帽弁置換術のオペを受けてんだよ。
まっあの年になりゃ不整脈のひとつも見つかんだろ。
いちいち構ってらんねえっつうんだよな。
まっこれからはそういう投薬だけで済むような患者は北洋病院に移すって決まったし。
うちはほら高度医療を提供する特定機能病院だからな。
フフフ。
あっ。
そういえば野口先生早速心臓移植のスタッフを選考し始めてるって話ですよ。
マジか!?ついに来たな。
おい!外科医として一世一代のチャンスですよね。
そう。
チャンス!チャンスだよ!外れた。
あっ当たった!
(木原)あーっ!?
(伊集院)ほら。
(木原)おお…おお。
お前やるなあ。
藤吉先生。
(片岡)大変でしたね。
いつだってこういうおかしな人たちはいる。
どうっていうことはない。
北洋に移籍させる医局員は決まりました?
(野口)いずれ劣らぬクズばかりだ。
間違いなく北洋をつぶしてくれる連中だよ。
今すぐつぶすわけじゃありません。
3か月もたないと見ています。
つぶれたあとはさら地にして年収3,000万以上の富裕層に特化した人間ドック専門の病院を造るつもりです。
その人間ドックで問題が見つかった患者は自動的にうちに回す。
(片岡)そのための業務提携です。
(木原)野口先生は絶対許さないってば!ねっ。
藤吉先生はどうせ温情かけてあのクレーマーの老人を診察するつもりだよ。
早く止めてこいよ!
(伊集院)でも…。
いいか野口先生に知れたらもうカンカンだよ。
ああいう患者は診るなってきつく言われてんだからさ。
早く…。
あっ。
ちょっとちょっとちょっと…。
ねえ。
ねえ。
ねえ。
明真は生まれ変わるんだよ。
規則に反することをしちゃお前までにらまれんだぞ。
なっ?
(伊集院)分かりましたよ。
(翔太)先生。
(藤吉)うん?何でじいちゃん診てくれるんだ?あんなことをしたのに。
この病院は変わるんだろ?
(藤吉)関係ない。
俺には。
(伊集院)あっ。
藤吉先生。
あの。
正直言って今野口先生の神経を逆なでするようなことはしないほうがいいと思うんです。
何といってもあの患者はクレーマーなんだし。
こんなことで先生が移植チームに加われないようなことになると…。
クレーマー?
(伊集院)あのお年寄りです。
何でわざわざ先生が診るんですか?何で診るのかって?
(伊集院)はい。
患者だからだ。
病院がどう変わろうと医者は患者を診る。
当たり前のことだ。
(伊集院)でも…。
クレーマーだと言ったな?
(伊集院)はい。
お前はあの患者を診たのか?
(伊集院)いえ…。
何も診ないでクレーマーだと病気はないときめつけるのか?なら医者を辞めろ。
お前に医者の資格はない。
視診触診の結果頚静脈怒張と肝腫大が見られた。
詳しい検査をしてみないとはっきりしたことは言えないが以前僧帽弁置換術のオペをしたことから考えると人工弁機能不全か収縮性心膜炎の可能性もある。
朝田を呼べ。
(野口)それじゃ。
(片岡)このリストに朝田龍太郎は入ってないんですね?朝田?何を言ってる?入るわけがない。
彼はもろ刃の剣ですよ。
野口先生ならお分かりだと思ってたけど。
どういう意味?コントロールできなくなれば新たな障害となるということです。
(野口)たとえリスクがあっても彼の腕は必要だよ。
移植認定病院になるためには。
(片岡)リスクを最低限に抑えるのがセオリーです。
彼より優れた腕を持ち野口先生の構想にも理解のある医師がいたとして…。
それでも彼は必要?そんな医者…。
人材をスカウトするのが外資の得意分野ですよ。
野口先生。
・
(ノック)
(野口)はい。
(ドアの開く音)
(医師)失礼します。
(医師)失礼します。
(医師)先生…。
(舌打ち)新たな障害か…。
(野口)朝田先生があのクレーマーの患者を診てる?
(木原)わたしも野口先生の方針に反するからって止めたんですが…。
(野口)たかが年寄り一人だ。
わたしに刃向かってまで何をそんなむきになってるんだヤツらは?
(木原)いやぁわたしにもさっぱり…。
(野口)君。
(木原)はい?
(野口)外資系企業のいちばんのセオリーを知ってるかい?
(木原)ああ…いいえ。
(野口)決断は早くだ。
(藤吉)西沢さんのエコーだ。
(伊集院)これは!?心膜の石灰化と拡張障害が見られる。
明らかな収縮性心膜炎だ。
(藤吉)ああ。
すでに心室中隔の奇異性運動と三尖弁の逆流も見られる。
(伊集院)でも西沢さんの場合ご高齢ですし薬物治療にしたほうがいいんじゃないですか?
(藤吉)ところがだこれを見てくれ。
心尖部の著しい心膜の肥厚は異常だ。
ああ。
これ腫瘍ですかね?いや。
違う。
再手術が必要だ。
8年前のオペは誰が?山本先生となってる。
山本?あっ。
随分前に西南病院へ異動された先生です。
とにかくこれで西沢さんはただのクレーマーじゃないことがはっきりした。
(伊集院)じゃあ西沢さんには緊急入院…。
これが最後通告だ。
あの患者から手を引きなさい。
君にはやってもらいたいことが山ほどある。
薬物治療が関の山の年寄りはほかに任せなさい。
薬物治療か再手術かは俺が決める。
ここで移植チームに加われなくてもいいのかね?明真はわたしの病院だ。
わたしの方針に逆らう者は置いとくわけにはいかないんだよ。
朝田先生。
(野口)あんな老人一人のために君はすべてを捨てるつもりか?君は自分が聖人君子か何かになったつもりかね?こないだ北洋の院長に説教したよ。
医者は聖人じゃない。
医者に重い責任と義務だけを押しつける今の世の中は間違っているとね。
それを人々に知らしめるためにわたしは新生メイシンを立ち上げる。
この考えは間違ってる?朝田君。
いや。
間違ってない。
朝田。
(伊集院)朝田先生。
ただ目の前に苦しんでいる患者がいてそれに手を差し伸べない医者がいるとしたら…。
それは医者じゃない。
俺は医者だ。
(ざわめき)
(野口)というわけでよろしく頼むよ。
(片岡)全員ですか?
(野口)いや。
君の言うとおり麻酔の荒瀬と器械出しの看護師はうちに残した。
(片岡)これでチームがバラバラになる。
(野口)ああ。
万が一チームドラゴンが君のところで活躍してもらっても困るからね。
(片岡)ありえません。
うちはつぶれる病院です。
(野口)さすがの朝田もどうしようもないだろう。
(片岡)ええ。
(野口)彼には徹底的につぶれてもらおう。
北洋でね。
(野口)ところでどうして君は朝田が欲しいんだ?君は北洋をつぶそうとしている。
つぶれるのは間違いないだろうがあの男はいろいろと面倒を起こすよ。
邪魔なだけだと思うがね。
彼には理念があるからです。
(野口)理念?
(片岡)医者としての信念といってもいいかもしれない。
(野口)だから?
(片岡)だから…つぶれてもらいます。
医者として二度と立ち上がれないぐらいにね。
あっ。
見えました。
朝田に代わる明真の新しいエースが。
(ミキ)わたしも辞める!チームがバラバラなんてとんでもないわ。
(藤吉)しょうがないだろ。
それが目的だ。
(ミキ)そんな…。
(伊集院)それにここを辞めてもどこも雇ってくれませんよ。
(藤吉)明真を敵に回して雇ってくれる病院なんてない。
荒瀬もな。
チームを完ぺきにつぶすつもりだ。
でもいいの!?こんなことで。
どこに行っても医者のやることは一つだ。
覚悟はできてる。
(伊集院)ええ。
伊集院君。
(伊集院)僕も医者ですから。
(ざわめき)
(片岡)血管外科の外山誠二。
2年前に大きな問題を起こしそれ以来ずっと医局から干されてます。
(片岡)麻酔科の小高七海。
反抗心が強くことごとく執刀医と対立。
私生活にも問題があり明真を追い払われました。
北洋に残ったのは明真に移籍できなかったダメ連中。
(片岡)松平幸太朗。
消化器外科医ですが3年前ほかの病院で医療ミスで訴えられ北洋に移籍。
以来3年間一度もメスは握ってません。
臨床工学技士の野村博人。
対人恐怖症気味で他人とコミュニケーションが図れない。
どの手術チームにも入れてもらえず干されてました。
あとは朝田たちチームドラゴンの三人です。
これからよろしくお願いしますよ。
医院長。
(龍太郎)じゃあな。
龍ちゃん…。
(荒瀬)75キロ。
つぶされんなよ。
(片岡)ようこそ北洋病院へ。
治療方針その他今後のすべてはオーナーであるイーグルパートナーズ社代表のわたしの方針に従ってもらいます。
いいですね?
(藤吉)西沢さんの診察はさせてもらえるんだろうな?
(片岡)もちろんです。
野口先生から聞いてますから。
(片岡)ここがあなた方の職場です。
(笑い声)
(小高)チョコチョコ。
(伊集院)こう言っちゃ何ですけど要するに使い物にならなかった医者たちの集まりですか。
(藤吉)しょうがないだろ。
片岡ははなからこの病院を建て直す気なんてなさそうだしな。
(伊集院)見てください。
医局員であんな年になるまで現場で働かされてるんですよ。
明真じゃ考えられない。
院長だよあの人。
(伊集院)えっ!?嘘。
(藤吉)それでイーグルパートナーズ社に?
(善田)ええ。
お恥ずかしい話ですが。
うまい融資話に乗ってお金を借りたばっかりにこんなざまです。
(伊集院)でも返せないと分かっていてお金を貸し付け代わりに経営権を握るなんて。
(善田)それが彼らの常とう手段です。
要は経営を悪化させたわたしに原因がある。
でも…。
いや。
わたしが北洋をつぶしたんです。
わたしがつらいのは病院をとられたことじゃない。
そのわたしの志に共感して共に頑張ってくれた仲間たちそして患者さんを守ってやれなかった。
そのことが何より悔しいんです。
(龍太郎)守りますよ。
えっ?ここに来た患者は俺たちが守る。
朝田先生にお聞きしたい。
はい。
先生ほどの人であれば日本…。
いや世界中の病院から引く手あまただ。
なのになぜうちに来たんです?俺はチームをつくりたい。
そのために日本に戻ってきました。
俺には時間がない。
朝田…。
患者のために最強のチームをつくります。
(笑い声)
(外山)うぜえなこいつ。
(野口)再手術?あの老人を?
(片岡)ええ。
朝田先生がそう決めたようで。
(野口)それはまあ勝手にやってくれたまえ。
君の病院だ。
(片岡)はい。
(野口)ただひとつ念のため言っておく。
そのオペは失敗するよ。
必ずね。
(サイレン)
(野口)それで例の先生はいつこちらに?
(片岡)まもなく来ると連絡が。
(野口)そうか。
それは楽しみだ。
君もうちへの協力を頼むよ。
なんせ提携病院なんだから。
明真の受け皿となってうちで手に負えない患者をどんどん受け入れてくれないとね。
(善田)お二人は北洋をつぶすつもりでしょう?まあ結果的にそうなるかもしれませんが。
(野口)それもいいじゃないか。
小さな犠牲のお陰で大きなものが誕生する。
自然の摂理だよ。
(善田)フフフ。
彼を…。
朝田先生をほうり出したのはお二人の最大のミスでした。
(野口)ミス?あの男はすべてを変える。
泣きを見るのはあなた方のほうですよ。
・『ONE』2014/03/07(金) 15:53〜16:48
関西テレビ1
医龍 Team Medical Dragon2 #02[再][字]【坂口憲二】
「捨てられる患者」
坂口憲二 内田有紀 小池徹平 大塚寧々 佐々木蔵之介 阿部サダヲ 岸部一徳 水川あさみほか
詳細情報
番組内容
朝田龍太郎(坂口憲二)は、心臓移植認定施設を旗頭にした大規模病院、メイシンメディカルシティーの建設を3年後に行おうとする野口賢雄(岸部一徳)の切り札。朝田を中心に優秀な医師を集め、病院の名を高めて患者数を増やすのが狙いだ。そのために、北洋病院のオーナー、片岡一美(内田有紀)と業務提携。片岡は、優秀な医師を明真に送り込み、逆に明真からは金にならない患者を引き受ける。ゆくゆくは、北洋病院をつぶし、
番組内容2
富裕層専門に特化した人間ドックにする腹積もりだ。
そんなある日、明真に西沢孝文(牟田悌三)という老患者が、孫の翔太(山本裕典)に付き添われて現れた。西沢は、受付で心臓の不調を訴えるのだが、応対した看護師は何度来ても診察結果は変わらないとにべもない。様子を見ていた伊集院登(小池徹平)に、木原毅彦(池田鉄洋)は、ただのクレーマーだと言い切る。
しかし、その西沢を藤吉圭介(佐々木蔵之介)が診察。
番組内容3
朝田、伊集院も加わり、重大な心疾患が認められる。だが、この患者の受け入れ、いや西沢に関わる事を野口が拒絶。従わない朝田、伊集院、藤吉は明真を追われ、北洋へ移動となる。
朝田たちの他にも、医師たちの北洋への異動が行われる。血管外科の外山誠二(高橋一生)、麻酔科の小高七海(大塚寧々)、消化器外科の松本幸太朗(佐藤二朗)らだ。彼らは、いずれも何らかの問題を抱えていて…。
出演者
坂口憲二
内田有紀
小池徹平
大塚寧々
阿部サダヲ
水川あさみ
池田鉄洋
佐藤二朗
志賀廣太郎
佐々木蔵之介
夏木マリ
岸部一徳 ほか
原作・脚本
【原作】
「医龍」乃木坂太郎
【原案】
永井明
【取材協力】
吉沼美恵
【脚本】
林宏司
監督・演出
【プロデューサー】
長部聡介
三竿玲子
【演出】
水田成英
音楽
澤野弘之
河野伸
【主題歌】
『ONE』AI(ユニバーサル ミュージック)
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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