バリバラ〜障害者情報バラエティー〜「第2回 バリシネマ祭」 2014.03.21

障害者のための情報バラエティー…皆さんお待たせ致しました。
レディースアンドジェントルメン!イッツタイムフォー第2回「バリシネマ祭」を開幕致します!
(拍手)さあ「バリシネマ祭」というのは障害者が登場する映画の中から「バリバラ」のメンバーがオススメするバリアフリーな映画バリシネマを紹介していく企画です。
映画を紹介するのはこちらの3組
今日はこの3組がプレゼンする映画の中から最も見たい映画バリシネマ・グランプリを決定します
乙武さん前回もすばらしいプレゼンをして頂きましたが今回はどういう映画をご紹介頂けますか?今回もすごいですよ。
ずばり…乙武さん公共放送ですよ。
駄目です。
公共放送だからセックスは隠さなきゃとかそういう発想がもう駄目です。
そうですよね。
審査員はこちらの3人
さあそれでは早速プレゼンにまいりましょう!まずは最初のプレゼンター松本ハウス!
(2人)よろしくお願いします。
今回僕たち一押しのバリシネマはこちら!バリ有名やん。
バリ有名やで。
もう皆さん「レインマン」ご存じだと思うんですけどね1988年にアカデミー賞作品賞をはじめ4部門を受賞した名作中の名作なんですね。
この2人が主人公なんですけれどもお父さんの死をきっかけに再会した2人が旅に出て心を通わせていくというストーリーなんですね。
ダスティン・ホフマンさんが「あれ?この人本物の自閉症かな」と思ったぐらい衝撃受けて。
1年!?うん。
まずはこの映画のダイジェストをご覧下さい。
(クラクション)イエー。
実はですねこの「レインマン」僕ちょうど不登校やってた時に一日中見てました「レインマン」。
お握り片手に。
ちなみにちづるさんは「レインマン」見た事ありますか?今ちょっと思い出して泣きそうになっちゃったもん。
クイズ番組か!うれしい!この映画に私たちが付けたキャッチフレーズがこちら!パクってるやん!
(加賀谷)いやいやいや…。
(キック)これがまた深い意味があるんですよ。
こちらの映画兄レイモンドと弟チャーリーこちら全く別の世界に住んでるんですね。
その別の世界がぶつかりあう。
これこそまさに未知との遭遇。
そこがこの映画の見どころなんですね。
ではまず弟チャーリーが兄の世界に触れてビックリしたシーン。
そちらをご覧下さい。
どうですか?こちら。
Kマートっていいんですよあそこ。
そういう話ちゃうやろ。
そういう事じゃない。
でも分かりますよね。
このチャーリーの主張も。
パンツなんてどこで買っても一緒じゃないですか。
そやね。
兄のレイモンドがどうしてもいつものお店じゃないと駄目というこだわりがあるんですね。
そんな障害者のこだわりに触れた時この健常者のチャーリーが非常識と捉えちゃうんですよ。
でもそれってそんなにいけない事なのかなという事を問うてるんですよ。
チャーリーは最後は叫ぶしか方法がないんです。
つまり…絶対譲らへんねや。
そうなんです。
なんぼ叫んでも叫んでも譲らへん。
ずっとKマートKマートなんですよ。
すばらしい店ですからね。
だから違う。
Kマートの話じゃない。
さて今度はお兄さんのレイモンドの方が弟の未知なる世界に遭遇するシーンをご紹介します。
チャーリーと出会うまでレイモンドは20年以上病院で生活してたんですね。
でもチャーリーと出会って外の世界に出て病院の内面世界から外の世俗の世界に初めてここで触れるんですね。
その象徴がカジノです。
カジノでレイモンドは特殊な能力を発揮して大もうけするんですね。
そこで初めてレイモンドの中にも心の変化が徐々に徐々に生まれてくるんですね。
そのあとレイモンドは弟チャーリーの恋人のスザンナとエレベーターで2人きりになるんです。
何でそんな嫌らしい…。
ここで更なる未知に遭遇するんです。
何が待ってるんだ?僕も…。
ぶち壊しやないか!ええシーンがぶち壊しや!このキスっていうのがレイモンドが新しい世界に踏み出した瞬間なんですよ。
そうなんですね。
レイモンドは医師から感情の表現とか理解ができないとされ病院で暮らすのが幸せだと思われてたんですね。
でもチャーリーが連れ出す事によって感情を出したり理解できるようになっていくんですね。
その上での「ウエット」ですよ。
汚いよ。
何か出てきそうじゃないか。
この「ウエット」っていうのは水が湧いて出てくるように感情があふれ出てくる様を映したんですよ。
へえ〜気付かなかった。
バービーさん「ウエット」って意味分かります?ええ。
私はよく存じておりますよ。
「ウエット」の意味は。
という事で2人の兄弟の全く異なる世界がぶつかりあいそして最後には分かり合う姿を描いた「レインマン」こそ究極のバリシネマです。
映画っていいもんですね。
さあ続いてのプレゼンテーターは乙武さんお願いします。
お願いします。
(拍手)今回私のオススメするバリシネマはこちら!これは実話を基にした映画なんですけれどもずばり障害者の性について描いているんですね。
主人公はマーク・オブライエン38歳。
6歳の時に患ったポリオの影響で首から下が動かないという状況なんですけれどもこれまでにセックスをした事がないんですね。
そんな彼が初めてセックスをするまでのプロセスを描いた作品なんですけれどもまずはダイジェストをご覧下さい。
(乙武)どうですか?東さん。
すごい見たかったんですよ。
こういう映画を作ったというか出来たというか…。
これ見た友達に聞いたらこれは人間の愛のドラマだよって言われて。
もうちょっと見せて下さいよ。
食いつきがいいですね。
いや〜うれしいですね。
この映画はなんとアカデミー賞やゴールデン・グローブ賞にもノミネートされてるぐらい世界的に評価を受けている作品なんですね。
この主人公のマークにセックスの指導をしてくれるのがこちらヘレン・ハント演じるシェリル。
これがまたすてきなんですよ。
シェリルの職業は…日本語に訳すならセックス代理人。
ありえないフレーズですね。
(乙武)そうですね。
セックスを通してその人が今後自分の好きな相手と心も体も深くつながっていけるようにセラピーを行うというそういう職業なんですよ。
体だけの提供ではなくてメンタルな部分のやり取りもしていって…。
セラピーなんですよ。
このタイトルの「セッションズ」というのはそうしたセラピーの事をセッションというふうに呼んでいるんですね。
さあ今回私がこの映画に付けたキャッチフレーズがこちらです。
障害者っていうのは出会いが少なかったりまた情報が少なかったりという事でなかなか思春期を楽しめなかったという声もよく聞くんですね。
シェリルとの初めてのセッションで緊張するマークの戸惑いにご注目
うまくセックスができないマークは罪悪感にさいなまれ神父に告白します
面白い。
今みたいな感じでなかなか最初はうまくいかないんですよ。
マーク38歳。
僕も来月同じ年になるんですけれどもでも何かこう「頑張れ!早く春よ来い」なんて思わず応援したくなってしまうんですよね。
マークは相手の事好きになったりしないんですか?実はどんどんマークはシェリルに思いを寄せていくんです。
あマジで!絶対寄せるよ。
(キック)なりますよ。
マークはやっぱりセックスがしたいと。
つまり体としてつながるってどういう事なんだろうという事に初めは興味があったんですがただセッションを重ねるうちにどんどんシェリルの事が好きになっていって心もつながるようになりたいと初めて思えるようになるんです。
もともと彼女はずっとこの仕事をしてきてる訳ですが今まではきちんと割り切ってこの仕事を続けてきたんですがあまりにマークがストレートに思いをぶつけてくるんでちょっと揺れ動くんです。
プロフェッショナルでも揺れ動き出すの?2人どうなっちゃうの?言えません。
え〜!見たい。
(キック)ちょっとこれ見たいよ。
という事で私はこの障害者の性の問題を取り上げて愛し合う事のすばらしさを教えてくれるこの「セッションズ」をバリシネマとして推薦します。
映画ってええやん。
映画評論家浜村淳さんがオススメする障害者の愛の映画ベスト3
まず第3位「キャタピラー」です。
寺島しのぶさんが主演しておりました。
地方の村に久蔵とシゲ子という夫婦がおりました。
夫は戦争に駆り出されて兵隊となって中国大陸へ行ったんです。
そこでひどい目に遭いまして両手両足そして顔もほとんど元の姿じゃないですね。
その夫に妻はやっぱり妻として仕えていく訳です。
夫はもちろん食欲ありますよ。
そのほかの人間としての欲望もあります。
それを妻を対象として発散させようとするんですね。
本当なら妻たまりませんね。
逃げ出したい気持ち。
でも妻は逃げ出さなかった。
そういう姿の夫を真っ正面から受け止めていく訳です。
その中に半分忌避したい避けたい。
しかも軍神としてあがめ奉るように持っていった日本の軍隊日本の国家も憎いんです。
その憎しみは夫個人にも向けられますね。
最終的にはリヤカーにそういう姿になった夫を乗せて村中引っ張って回る訳なんですよ。
道で会った人は手を合わせて拝みます。
「軍神」「偉い」「あなた立派」「日本の国のためによく頑張ってくれた」。
手を合わせつつ好奇心の満ち満ちた目で夫の姿を見つめますね。
ここに愛を貫き通す難しさそして愛の不思議さ。
見事に描かれておりましたね。
これ「キャタピラー」という映画です。
そして第2位です。
「モンタナの風に抱かれて」。
ニューヨークにグレースという少女が住んでました。
お父さんは弁護士さん。
お母さんは雑誌の編集長。
さて乗馬ができるんですこの少女は。
ニューヨークの街に雪が降り積もった朝馬に乗って散歩に出かけた。
そこで馬が斜面で足踏み滑らせてグレースは片方の脚失いますね。
馬はまた重傷を負いながらも心にも傷を負いましてね暴れ暴れて大変な荒れ馬になってしまうんです。
母親のアニーは娘とそれから馬…馬はトレーラーに乗せて遠い遠い遠いモンタナへ行きます。
そこにおりましたカウボーイトムは手を尽くし心を尽くして立ち直るように立ち直るようにと持っていってくれるんです。
母親のアニーはそのトムというカウボーイに好意を感じるんですね。
あなたのおかげで馬も娘も立ち直ったけど母親の私までも心の傷癒やされた。
ああすばらしい人だ。
あなたの真心誠意本当に温かく優しかったと感じた時に好意からこれが愛に変わっていきますね。
そうしてもうニューヨークへ帰りたくないこのモンタナで暮らしたいと思った時に弁護士やってる夫が迎えに来るんですよ。
ここに一つの愛が終わった。
愛は終わったけれども風に包まれたような優しい気持ちになりますね。
「モンタナの風に抱かれて」。
是非オススメしたい作品の一本です。
第1位へまいります。
「シティーライト街の灯」。
アメリカのある街角に目の不自由な花売り娘が立ってます。
そこを通りかかったチャップリンがポケットから小銭を出して花売り娘の手に握らせてやるんです。
そのうちチャップリンはいつもいつも酔っ払ってる大金持ちの紳士に頼んで1,000ドルというお金を借りるんですよ。
そのかわり強盗と間違えられて追いかけられて追いかけられてそして花売り娘の手に1,000ドルという札束を握らせて「これで目治しなさいね。
あなた目治しなさいね」言って表へ出た途端に警察に捕まってしまいます。
やってもいない強盗の罪で5年も6年も刑務所に入っておりました。
今日やっと出てきました。
きれいな花屋さんのお店あるんです。
思わず立ち止まってショーウインドーから中のぞいてみましたらあの花売り娘ですね。
目はすっかりよくなってました。
汚い男が中のぞいてる。
でもかわいそうだから花1輪あげましょうね。
花1輪に銀貨添えて表へ出てきます。
銀貨をチャップリンの手に握らせたその時花売り娘は「あっ!この人の手のぬくもり…。
はっ!私は覚えてる。
あなたでしたか」。
チャップリンが花1輪をこの辺へ持ってきてうなずきます。
そしてチャップリンは言います。
「もう見えるようになったんですね」。
花売り娘が言います。
「はいおかげさまで」。
映画「終わり」と出るんです。
見事な幕切れ見事な演出見事な演技ですね。
これいまだに名作と騒がれております。
「街の灯」機会がありましたら是非ご覧になって下さい。
映画っていいもんですね。
さあ最後のプレゼンターはグレースです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
(拍手)私グレースがオススメする映画はこちらです。
おっ!邦画来た。
結婚5年目の平和な夫婦に訪れた危機それは…
症状から見て典型的なうつ病ですね。
うつ病…。
うつ病?ツレがうつになりまして。
仕事を下さい。
病める時も健やかなる時も君と一緒にいたい
私の大好きな堺雅人さんがかわい〜く表現しているのでもう…確かにかわいかったな。
という事で私グレースが付けたこの映画のキャッチフレーズは…。
デデン!ちょっと!ちょっと!ちょっとグレースグレース!私これ見たのね。
おっしゃるように堺雅人さんが胸キュンなの。
あと宮あおいちゃんがすごいかわいいんだよね。
という事で私グレースの独断と偏見で堺雅人さんの胸キュンシーンを勝手にランキングしてしまいました。
ランキング!?はい。
まずは第3位。
じゃあ行ってきます。
行ってらっしゃい。
不安な気持ちをこう「うん!」ってやって出勤していってたんですけど。
うるっと来ませんか?確かに胸キュンですけど…さすがズバッと。
じゃあ続けさせて頂いて第2位にいかせて頂きます。
それでは堺雅人さんの胸キュンシーン第2位はこちらです!ハルさんの漫画が売れないのも僕のせいだ。
申し訳ない。
申し訳ないよ…。
それ全然関係ないじゃん。
「それ全然関係ないじゃん」って冷めて言ってた。
ツレとハルさんのこの温度差もいいんですけど何よりも堺雅人さんの演技力に注目して下さいよ!この演技!ここ何でもかんでも自分を責めてしまうシーンなんです。
全然関係ない…。
それがホントに切なくて切なくて見てる方もつらくなるんだけどあの演技でちょっとクスッてなって見てる方もグワ〜ッとへこまないんですよ。
さっきから聞いてたら胸キュン胸キュン言ってたけどここごっつい大事で…なるほど。
いよいよ堺雅人さん胸キュンシーン第1位ですけれども実は私以外にもこのシーンを選んだ方がいらっしゃるのでその方からご紹介して頂きたいと思います。
どうぞ。
(2人)こんにちは。
「ツレがうつになりまして。
」の原作者の細川貂々です。
ツレです。
私たちの好きな映画のシーンは…こちらです。
ゆっくりのんびりしてるような感じがいいと思います。
(ツレ)とってもあおいちゃんがかわいくて何となくイグアナっぽく見えてくるっていう…。
ふはぁ〜。
ハルさんはいつもそんなふうにしてたの?たまには漫画だって描くよ。
家事だってするし。
ひょっとして批判してる?イグを見なさい。
私以上にダラダラだぞ。
もう!は虫類は冷血だからね。
僕はは虫類になりたい。
最初は合わせようとか思っちゃって結構振り回されてしまったんですけど途中から合わせてたら自分が振り回されるだけでつらくなっちゃうなって気付いて自分の場所を確保するみたいなそういうふうにしていかないとつきあっていけないなと思って。
(ツレ)温かく見守ってるけどそんなちょっかいをかけるんじゃなくてなるべく関心は持たないでおくっていう。
実際の彼女もそうですし映画の中のハルさんもそうですけど。
お〜思わずVTR出てきたら叫びましたね。
私鳥肌立ちました。
でしょ?「でしょ」とか言って…。
すごいな〜。
この映画はシリアスな題材をシリアスになり過ぎずにでもうつという状態をしっかり伝えているところがまさに究極のバリシネマなんじゃないかなと私は思います。
何やそれ!第2回「バリシネマ祭」。
ノミネートされた3本のバリアフリーな映画バリシネマが出そろいました。
この中から最も見たくなった映画を決めたいと思います。
それでは審査員の皆さんお願いします!どうぞ!迷ってる迷ってる迷ってる!あ〜!あう!わお!
(3人)せ〜の。
えい!出ました!第2回グランプリは「セッションズ」です!という事でプレゼンターの乙武さん2連覇!イエイ!ありがとうございます。
さあ審査員をやられたバービーちゃん。
愛情とかそういうものをいろんな人の目線で見れるような気がしてこれがいいなと思いました。
なるほど。
東さん!今人生最後の映画を1本見なさい。
もうこの3本しかありませんって言われたら見てない映画を見たいじゃん。
そこか!見てない映画が。
素直な意見ですね。
そう。
もう正直そうです。
でも僕は松本ハウス頑張ったと思いますけどね。
あの「レインマン」の…。
ちょっと待って下さい。
という事で皆さん今日はありがとうございました。
すばらしかったです!ありがとうございました。
またやりましょうね!2014/03/21(金) 21:00〜21:30
NHKEテレ1大阪
バリバラ〜障害者情報バラエティー〜「第2回 バリシネマ祭」[解][字]

今回のテーマは「障害と映画」。第2回バリ・シネマ祭と題してバリバラおすすめのバリアフリー映画を紹介。出演者がそれぞれの視点からバリアフリーな見所をプレゼンする。

詳細情報
番組内容
今回のテーマは「映画と障害」。障害を扱った映画は、大衆に障害について考えるきっかけを与え続けてきた。そこで「第2回バリシネマ祭」と題し、バリバラおすすめの障害者が登場する映画を紹介。一体どこがバリアフリーなのか? 出演者が独自の視点から名場面や映画の読み解き方をプレゼンする。最後に最も見たいバリアフリーな映画「バリ・シネマ」グランプリを決定。【ゲスト】東ちづる、バービー、乙武洋匡、松本ハウス
出演者
【ゲスト】大橋グレース,乙武洋匡,松本ハウス,バービー,浜村淳,東ちづる,【コメンテーター】玉木幸則,【司会】山本シュウ,【リポーター】大西瞳

ジャンル :
福祉 – 障害者
情報/ワイドショー – 健康・医療
バラエティ – トークバラエティ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32721(0x7FD1)
TransportStreamID:32721(0x7FD1)
ServiceID:2056(0×0808)
EventID:29681(0x73F1)