生字幕放送でお伝えしますこんばんは。
「ゆうどきネットワーク」金曜日は大阪のスタジオから女優の田丸麻紀さんと一緒にお伝えしていきます。
田丸⇒よろしくお願いします。
しかし、頑張りましたね。
頑張りましたね、真央ちゃん。
いえいえ、遅くまで起きて応援していた僕が。
大変な時間帯でもありましたけれども。
日本全国、頑張ったといえば、真央ちゃんだと思う日ですよね。
すばらしい演技でしたよね。
全国の皆さんも手に汗握って応援していたと思います、きょうも頑張って放送をしていきます。
きょうのメニューです。
江戸時代中期に大阪や京都で始まった上方落語。
その笑いの舞台は今も大阪の町に残されています。
庶民の暮らしに根ざした笑い上方落語の世界にタイムスリップします。
「絶品!まかない飯」は大阪・北新地にある大人の洋食屋さん。
家族で鍋をすることの多いこの季節。
そのとき余ったきのこでできる簡単で便利なクリームソースの絶品パスタをご紹介します。
比留木⇒さあ、きょうまず初めはこちらからです。
田丸⇒「週末中継さきのり」!きょうはですね、一足早い春の味覚、珍しい春の味覚ということです。
東京の上條さん。
上條⇒東京の真ん中、立川市に来ています。
雪。
春の味覚があるのは、この広いまだ雪が残っている畑の中ではありません。
こちらです。
分かりますか?何ですかこれは。
あらあら。
この穴の中にいるんです。
どうしたの?落ちたわけではありません。
よかった。
地上から4mの深くて狭い穴の中です。
ここに春の味覚が一足早く訪れています。
それが、こちらです。
真っ白で細長いこちらうどなんです。
その名も東京うど、といいます。
この穴の中に300本ほど植えられているんです。
東京をはじめとして寒い北海道や東北に東京の春の味覚として、今出荷されているんです。
なんでこんな穴の中で育てられているのか、なんですけれどもこうして光を当てないと、うどがやわらかく育つということなんです。
しかもこの穴の中、20度ほどあってとても暖かいんです。
なので一足早く春が訪れるというわけです。
このうど、立川では40年ほど前から栽培が始まっていて生産している方が今は20軒ほどいるということです。
きょうはうどを育てて半世紀という須崎さんにお越しいただきました。
須崎⇒よろしくお願いします。
どういうのが、いちばんおいしいんですか。
色が白くて肌もきれいで、スタイルがよくて背も高からず低からずがいいんですね。
女性みたいですけれども、まるで田丸さんみたいじゃないですか?比留木さん。
比留木⇒そうかも。
須崎⇒上條さんみたいですよ。
ありがとうございます。
女性の好みなんじゃないかという感じなんですけれども、このうど生で食べることができるそうなんです。
1ついただいてもいいですか?はい。
これは、いいうどですか。
はい。
ちょっと背がもう少し大きいほうがいいと思うんですけれどもね、あと3日ほど置けばね。
スタイルいいですね、色白ですし。
豪快に。
いい音がしましたね。
水しぶきも飛び散りました。
みずみずしいです。
水も滴る、という感じですね。
しゃきっといい音がしていましたよ。
しゃきしゃきものすごく歯応えもいいですしアクというのもこれ生で皮も付いていますけれども、ほとんどないですね。
須崎⇒そうですね。
このおいしいうどを使って立川ではいろいろなうどグルメが開発されています。
まずは中国料理店のうどグルメ。
スライスした、うどをほかの野菜や肉と一緒に炒めあんかけを作ります。
これを熱々のラーメンにたっぷりかければお店いちばん人気!うどラーメンの完成。
新鮮なうどが味わえる産地ならではの一品です。
イタリアンレストランのうどグルメは?なんと、ピザ!焼きたてのピザの上に甘酢に漬けたうどをトッピング!ワインにもぴったり!甘酸っぱい、うどがアクセントになっています。
和菓子屋さんにも、うどグルメ。
中には白あんと一緒に砂糖で煮た、うどがぎっしり!さくさくのパイ生地にみずみずしい、うど。
自慢のスイーツです。
上條⇒さあ穴の中から上がってきました。
お疲れさまでした。
ありがとうございます須崎さん。
やっと地上に戻ってきました。
こちらには須崎さんのご家族に来ていただいています、こんばんは、よろしくお願いします。
農家ならではの料理を教えていただきたいと思います、奥様の恒子さんイチオシのお料理はうどの皮を使ったきんぴらなんです。
これ、よく作られますか?恒子⇒よく作ります、中身はサラダにします。
皮はもったいないのできんぴらにして、いただきます。
皮も余すところなく使っていらっしゃるということですね。
はい。
そして結婚して10年お嫁さんの香織さんイチオシは、うどを使ったペペロンチーノ。
イタリアンなんですね。
香織⇒そうですね、若い方にもたくさん食べていただきたくて作ってみました。
比留木⇒おいしそう。
須崎さんはペペロンチーノもきんぴらも好きですか?須崎⇒大好きですよ。
うどは身近にあるものですからね。
きょう実は来てもらっているのは陽菜ちゃんです、もうすぐ3歳を迎えるんですね。
来月ひな祭りもありますよね。
こんにちは陽菜ちゃん。
ちょっと緊張しているかな?そんなお祝いの席に欠かせないものがあります。
それが、うどを使ったちらしずしなんです。
うどの酢漬けがたっぷり載っているんですね。
陽菜ちゃんに聞いてみようかな。
陽菜ちゃん、うど好きかな?ひな⇒うん。
おいちい。
陽菜ちゃんはうどを食べますか。
本当に食べます、鍋などに入っていると真っ先に手を出します。
3歳からうどが好きなんて大人だね。
ちょっと恥ずかしいかな?いっぱい食べてね。
陽菜⇒はい。
ご家族にも春を運んでくれるうど。
今まさにおいしい時期を迎えています。
きょうは須崎さんご家族の皆さんありがとうございました。
春の味覚に先乗りしてお伝えしました。
比留木⇒あんないろんな食べ方があるとは思いませんでした。
田丸⇒びっくりしました。
ちらしずし、おいしそうでした。
「週末中継さきのり」でした。
えらいやっちゃえらいやっちゃって船頭、褒めてもろうてこの87万6543円21銭もらうのが好きや。
誰かて好きや。
やっぱりこれか、それともこれかいや、これやがな。
なんやそれ。
鮮やかな語り口から生まれる笑いは庶民の暮らしに根ざしたものです。
その舞台となっている大阪の町。
瀬戸物町に来たぞ。
瀬戸物屋、瀬戸物屋瀬戸物屋、瀬戸物屋、瀬戸物屋。
軒並みがずらーっと瀬戸物屋。
瀬戸物屋が並んで瀬戸物町。
大阪の町を歩けば笑いの舞台となった場所やゆかりのものを見つけることができます。
案内していただくのは上方落語の作家くまざわあかねさん。
まるで落語の登場人物のようなご主人との出会い。
笑いと人情にあふれた上方落語の舞台を訪ねます。
ということで、きょう私は上方落語の舞台の地を、いろいろ訪ねてきたんですけれども田丸さん落語は?ほとんど分からないです。
入門みたいな感じです。
1人の方がしゃべりますし背景も変わりません。
想像して楽しむ芸です。
実際にどうなっているのかほんとの場所はどういうものなのか行ったらおもしろいだろうなという企画です。
ご案内いただいたのは落語作家のくまざわあかねさんです。
くまざわさん、これまでに桂ざこばさんや笑福亭鶴瓶さんなどの作品も手がけているんですね。
有名な方ですね。
くまざわさん、ゆかりの地と言っても落語というのはフィクションというか作り話の話じゃないですか。
くまざわ⇒そうですねフィクションなんですけれども庶民の暮らしの中から生まれた生活に根づいた芸能ですので自然と実在の地名ですとかあるお店の名前なども、ばんばん出てくるんです。
聞いてらっしゃる方も当時は想像しながら聞くことができたんですね。
うちの近所や、と思いながら聞いていたと思いますよ。
最初に訪ねたのは大阪市の中心部にある船場という地域なんですね。
秀吉が開いた城下町で、数多くの落語の舞台となっている町です。
比留木さんまずは船場に来ました。
船場ですね。
船場は昔から商いの町として古くから栄えてきました。
こういうところも若旦那が遊びに、わーっと歩いてはったかもしれませんね。
風呂敷持った、でっちさんも歩いてたと思います。
そういう場所なんや。
今では、すっかり町の様子も変わってしまいましたが。
通りから1本入ると古いお店が残っているんです。
私もいつも買いに来てる和菓子屋さんなんです。
和菓子屋さんですか。
すごい、なんか古そうですね。
寛永元年、江戸時代初期に創業した和菓子屋さんです。
中はこじんまりとしたお店なんですが…。
店の名物のまんじゅうと縁の深い落語があります。
こわいもの、なんだんねん。
そりゃ、おまんが怖い。
大阪で、おまんちゅうたらまんじゅうのことでっせ。
食べるまんじゅう?まんじゅう言うたら丸い格好しててなぱかっと割ったら中に。
うーっ!まんじゅうのまの字を聞いても体が震えるのに丸い格好して、ぱかっと割って中に、うーっ!震えがくる。
しばらくおさまりまへん。
どなたもお先にすんまへん。
上方落語の定番「まんじゅうこわい」。
江戸時代に生まれたおはなしです。
この落語が作られたときすでにこの店では、まんじゅうを売っていたといいます。
何代目でいらっしゃいますか?17代ですね。
歌舞伎役者みたいですね。
たいこうさんのお料理作ってはったいうことですか?へえ〜。
そのテクニックを生かしてお菓子を作り始めたわけですね。
そうですね。
この店のまんじゅうの作り方は江戸時代と全く変わらないんだそうです。
手間がかかるので1日限定150個。
すぐに売り切れてしまう人気商品です。
さて、まんじゅうが怖いと言い出した男のはなし。
怖がる様子を見て楽しもうと男の部屋にたくさんのまんじゅうが放り込まれます。
ところが…。
久しぶりやで、これごきげんさん。
竹の皮の座布団敷いてあるなあ。
うそか、ほんまか知らんけどつげの枝であんが炊いて。
土用のそなかに20日おいてもあんが味が変わらん。
ごきげんさんです。
実はこの男怖がるふりをして、まんまと好物のまんじゅうを手に入れます。
それを見ていた仲間の男たちは。
あ!あ!あ!カラスやがな。
どないしたん?みっつぁん、まんじゅう食うてる。
え?みっつぁんまんじゅう食うてるわ。
まただまされたんやがな〜。
何をすんねんな、ほんまにもう。
もし!もっつぁん。
もうちょっとで、まんじゅうと心中するところやった。
どなたもおおきに、ごっつあんで。
何を言うて、お前まんじゅう怖い言うたからびっくりさせようとみんな小遣い出して買うてきたんやないかい。
おまんのほんまに怖いのは何や。
今度は熱〜いお茶が怖い。
落語に登場する江戸時代のまんじゅう。
さて、どんな味なんでしょうか。
いただきます。
どうぞ。
熱い。
おいしい。
寒いときいいわ〜。
皮がおいしいです、これ。
これだけおいしかったら「まんじゅうこわい」じゃないですけど、だましてでも食べたいっていう気分になっちゃいますよね。
なります、なります。
食べたなる。
すいません…いやいやいや!続いてやって来たのは和菓子屋さんから歩いて15分ほどのところです。
ここは?ここは瀬戸物町と呼ばれていた地域です。
瀬戸物町。
あっ、書いてあるわ、瀬戸物町。
瀬戸物売ってたんですかね。
昔この辺りには瀬戸物のお店がずらっと並んでたんですよ。
でも、瀬戸物町って何か落語と関わりありましたっけ?「つぼ算」という落語の中で男の人2人がつぼを買いに来るのがこの瀬戸物町なんです。
瀬戸物町へ来たぞ。
瀬戸物屋、瀬戸物屋、瀬戸物屋瀬戸物屋、瀬戸物屋。
軒並みが、ずらーっと瀬戸物屋。
瀬戸物屋が並んで瀬戸物町。
つぼをね、見せてもらおうと思て。
水つぼでござりますか。
結構でござります。
どうぞどうぞ、見ておくれやす。
前に並んでおりますのが一荷入りになっておりましてどれも一荷入りでございます。
後ろがちょっと背の高くなっとります分が二荷入りの大きい分でございますので。
どうぞご覧になっておくれやす。
ああ、おおきに、ありがとう。
こちらのお店が落語の「つぼ算」の時代から営業していらっしゃるお店なんです。
あ、そうなんですか!つぼって書いてますね。
ちょっと見ていただきたいのがこちらです。
これ?これが、今さっき落語に出てきた二荷入りのつぼです。
これが二荷入りのつぼなんですか。
へえ〜、この大きさなんや。
そうなんですよ。
てんびん棒を担いで前後におけがありますけどもそういう意味の二荷入りのつぼなんですね。
大きな二荷入りのつぼを買いに来た男。
ある悪だくみを思いつきまず小さなつぼを3円で買っていったん店を出ます。
そして、すぐに戻ってきてこう言ったのです。
やっぱり二荷入りの6円のつぼが欲しいんやけどさっき払うた現金の3円と今、買うた3円のつぼを返したら合わせて6円。
これで二荷入りのつぼを持って帰ってもええな?男は正しいことを言っているように聞こえるんですが、結局3円しか手に入らない店の主人はふに落ちません。
いただきましたお金がね3円しかないのでございますね。
つぼの3円はどうなってんねん。
それなんです、それなんです。
そこのつぼで、これがどういうつぼかということでございます。
大体は、これうちのつぼになったんでございますね。
そうなんです。
それをお売りしたわけでございますね。
その代金の3円はもらっているのでございますな。
なるほどな。
そうすると、このつぼは明らかに、あなたのものでございますね。
それをお返しいただいたわけでございますね。
これを売ると3円なら3円が入ってくるわけですかね。
ええやろ!ほぼ、いいんでございますけどねどこか、もやもやっとするのとこあるんです。
失礼します。
こんにちは、失礼します。
お邪魔します。
江戸時代から、ここでつぼを売っていたという店に入ってみました。
表に二荷入りのつぼを見せてもらったんですけどあれは今も売りもんで置いてはるんですか?売りもんですよ。
買っていかはる人いてはるんですか?そうですね、年に2、3人。
落語の中では2人が来てどうにかしてまけさせようという話ですけど、大阪のお客さんでちょっとまけてとかいうお客って実際にはどうなんですか?いちばんえげつないのってどんな人でした?まあ、えげつない人は値切って値切って値切って結局買わないと。
ほんまですね。
古くから商人の町として発展してきた大阪。
円滑な人間関係を築くために笑いは欠かせない道具でした。
そんな風土の中から「つぼ算」のような落語が生まれてきたのです。
何考えとんのや、お前。
3円と3円が6円ぐらいの勘定がつかんのかい。
ポンポンポンポン言いなはんな。
違いまんねん、平静ならこれぐらいの勘定できますけどここのところ4日ほどお通じがないんです、私。
頭の中、もやもや〜もやもや〜してるとこに、こんなややこしい勘定持って来られてええい!もう結構です、このつぼ持って帰っておくんなはれ。
こっちの思うつぼや。
こうした町人たちの暮らしを描いた落語は、どのようにして生まれたのでしょうか。
上方落語発祥の地といわれる神社を訪ねました。
大阪で最も古い神社生國魂
(いくくにたま)神社。
地元では、いくたまさんと呼ばれ親しまれています。
なんでここが発祥の地といわれるんですか?ここで、はなししたんですか?ここで。
立ったまま笑い話を披露する辻ばなし。
大道芸のような形でお客さんから木戸銭をとったのが落語の始まりといわれています。
敷地の中には米沢彦八の碑が建てられています。
落語のネタの中でも有名な「寿限無」も彦八が作った話が基になってできたものなんです。
子どもが生まれた男が物知りの男に名前を付けてほしいと頼みに行くところから物語は始まります。
めでたい名前つけてほしい。
出世する保険付きてなやつを。
難しい名前やな。
何かな、めでたい名前を考えてあげよう。
そやな、そうすると文字から割り出すと寿、限り、無しと書いて寿限無というのがめでたいとしてあるな。
寿限無な。
名前はどない言う。
寿限無さんというのはどうや?寿限無なあ。
もうほかにおまへんやろかなあ。
物知りの男が次々と縁起のよいことばを挙げていくと男は全部まとめて子どもの名前に付けてしまいます。
その名前があまりにも長いため一騒動起きるという物語です。
ちょっとあんたうちの、寿限無寿限無五劫の擦り切れ海砂利水魚水行末雲来末風来末食う寝る処に住む処薮ら柑子のぶら柑子パイポパイポパイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイポンポコピーのポンポコナーの長久命の長助がこの子の頭たたいて大きなこぶをこしらえた言うて言いつけに来てはりますえ。
何、そしたら何かいうちの、寿限無寿限無五劫の擦り切れ海砂利水魚水行末雲来末風来末食う寝る処に住む処薮ら柑子のぶら柑子パイポパイポパイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイポンポコピーのポンポコナーの長久命の長助がお前の頭たたいて大きなこぶこしらえた。
いやいや、おっちゃん悪かった。
おっちゃん治したる。
どこ…こら、うそついたらいかんやないか、お前こぶも何もあらへんやないかい。
おっちゃん、あったんだけどな名前言うてる間にこぶが引っ込んでしまいました。
こういうふうにオチをつけて笑いをとるという形はすでに彦八が行っていました。
笑いをプロの芸に高めた彦八。
笑いの町・大阪の文化を築き上げた立役者の1人なんです。
田丸⇒本当に江戸時代からすでに大阪の町は、笑いの町だったんだなっていうふうに思いましたね。
それにしても瀬戸物屋さんのご主人落語の「つぼ算」に出てきそうなご主人でしたね。
あのご主人が、お店の店主さんだったら、まけさせるの難しいですよね。
人を笑わせてお金をもらうという彦八の発想が当時は画期的だったんですね。
そうですね、それまでにも大名におもしろい話をして提供する、おとぎ衆という存在はいたんですけれどそうじゃなくて、道路を歩いている人にどうですか、おもしろいでしょという笑い話を提供するのが画期的だったと思います。
彦八が行っていた落語の中で、今の上方落語にも受け継がれているものがあります。
前にいきましょうか。
出てきたのはたくさんの楽器太鼓などですね。
これが受け継がれてきたんですか。
そうですね。
神社の境内などでやってみているのでアウトドア、ストリートパフォーマンスのようなものだったんですね。
ちょっと見てると興味を引きつけるためにこうしたものを使って人の目を引きつけたと言われています。
今の上方落語の中でも使われているんですね。
そうですけれどもふだんは下座の中に隠れています。
皆さんにご覧いただく機会は少ないと思います。
例えば落語の中ではめものといいまして情景描写雪が降る雨の音そういったものに使われています。
幽霊が出てくるようなドロドロというシーンもそうですね。
そして、舞台の上にあるのがひざ隠、見台というのも上方落語の特徴ですね。
こうした道具をどうやって使うのが、上方落語の中心天満天神繁昌亭に、案内していただきました。
ここは全長2.6kmに及ぶ日本一長い商店街天神橋筋商店街です。
繁昌亭は、その中ほどにあります。
いつでも上方落語を聞くことができる常打ち小屋です。
福丸さん、お願いしまーす。
はーい。
うわー、こんにちは。
お願いいたします。
きょうはよろしくお願いします。
先生、いつもおきれいで。
舞台より輝いてらっしゃいます。
寿限りなしと書いて寿限無ちゅうのはどないや?この日、高座に上がっていた桂福丸さん。
入門7年目の若手落語家です。
福丸さんに見せていただいたのは小拍子と入門して最初に習う技です。
これは何のときにたたくんですか?これは場面転換であったりですねそういう機が変わるというか節目節目でたたきます。
いちばん効果的な使い方は寝てるお客さんを起こすという。
なるほどそういうこともあるわけですね。
こちら必ず使うものではないんですが旅の話などをするときにですねこれでたたきながらしゃべるという上方落語独特の演出がございます。
旅のはなしをするんですね。
上がりました私が初席一番そうでございます。
お後、二番そう三番そうに、四番そう五番そうに、お住侍に旗に天蓋どらに尿鉢、影灯籠に白張りとこのようにたたいてですね。
すごい!なんかなんて言うんですかにぎやかというか気持ちをひかれるというか。
そうですね。
器用な福丸さんですが覚えるのに苦労したというしぐさもあるんです。
それは、扇子をキセルに見立ててたばこを吸う、このしぐさ。
ふーっ。
今はもう、われわれが生活で使わないもののしぐさというのは難しくなかったですか?そうですね、僕も実際キセルでたばこを吸ったことはないですしだからできるだけそういう本当のものがあるところに行ったりしたときはちょっとでも触らせていただいて感触を肌に植え付けるようにはしてます。
なるほど、日頃からの訓練が積み重なってるんですね。
今おっしゃってたような落語に出てくる道具を体験できる場所が実は近くにあるんですよ。
あ、ほんまですか。
くまざわさんと向かったのは天神橋筋商店街にある大阪くらしの今昔館です。
中に入ってみますと…。
うわー!すごい!かなり再現されております。
町、丸ごとですね。
そうなんです。
建物1個じゃなくて町並みの再現なんです。
ここは江戸時代末期の大阪の町を復元した施設。
ここで着物を借りることもできます。
どうでしょ?すごい、似合ってはります、おお。
でっちですか。
でも、気分出てきますね。
そうですね。
楽しいですね。
落語の世界にタイムスリップしたような気持ちになります。
まず訪ねたのは薬屋さん。
番頭さんが座る場所に先ほど福丸さんに見せていただいたキセルがありました。
左方にあれですね、たばこ盆が。
たばこ盆。
あ、キセルと。
炭を入れる火入れと灰を落とす灰吹きがセットになった、たばこ盆。
自分の持ってはるたばこ入れですよねたばこをこうやって詰めて火種、入ってないですけど火種にこうして吸いつけて一服吸って、灰をここの灰吹きに。
なるほど、落語家さんがこう手拭いの中でこねこねしてるのはたばこの入ってる袋からこの先にたばこの葉っぱを詰めるのがあのしぐさやったわけですね。
実物を見てみると落語家の何気ないしぐさが実はとてもリアルなものなんだと分かりました。
さらに、薬屋の裏に回りますと。
これは?なんですか?これ長屋なんですよ。
あ、長屋。
落語の舞台として頻繁に登場する長屋です。
狭いですよね。
まあ、3畳ですよね。
ここでごはんが炊けてほんとに狭いな〜。
「天神山」みたいな話でしたらねお隣の人が夜中に幽霊といちゃいちゃしてるっていう場面があって、それが隣から声が聞こえてくるっていう。
「天神山」は長屋に住む源助という男のもとにやってきた女性の幽霊と夫婦になるという不思議な物語です。
夜中に入ってきてそんなおかしなこといいないな。
女房にしてくれやなんて。
ほんまだっか、それ。
待てよ、俺もへんちきやがな。
普通のかかもろててもおもろないで。
へんちきに幽霊のかか。
しゃれてるなあ。
それ、ほんまでっか。
ほんまやったら気がかわらんうちや祝言のまねごと。
昼の酒が残ってまんねや。
一杯いきまひょか。
おいただき。
おかしな手だしなはんな。
こういうふうに出しなはらんかいな。
それでは幽霊組合違反!違反?幽霊と杯事してごろっと寝てしまいよった。
がらりと夜が明けますと隣に住んでるのがどうらんの保兵衛でこれもやもめで。
源さん、源さん。
おお保兵衛。
おはようさん。
おはようやないお前ちゅう男は殺生な男やな。
何が?何がやないかい夜中に女子引っ張って帰っていちゃいちゃいちゃいちゃしてからに。
俺もやもめやないかい。
耳障りになって寝てられへんがな。
壁が薄かった長屋ならではのお話。
実際はどうなのか試してみました。
ほんまに聞こえるかどうか行ってたたいてみましょうか。
隣から?お願いします。
比留木さん。
あ!聞こえる聞こえる!しゃべってるのも聞こえますか?あ、めっちゃ聞こえますよ。
長屋を舞台にした上方落語は数多くあります。
お隣さんとの距離が近いこの絶妙な間取りだからこそさまざまな笑いが生まれてきたんです。
比留木さん楽しそうでしたね。
落語の中で想像していたものが目の前にあるわけです。
落語を聞いてから来てもいいし見に行ってから落語を聞いても楽しそうですし。
先ほどVTRにありましたけれど長屋だから落語が生まれるということもあるんでしょうか。
見ていただいたようにお隣の声が丸聞こえ。
プライバシーもないですよね。
人と人とのコミュニケーションが今よりも密な時代だったので会話でストーリーを進める覚悟が落語が進化していったと思います。
落語の世界にいるような昔ながらの暮らしをくまざわさんは体験したことがあるんですよね。
いろいろ大変なことがありました。
人としゃべる機会がものすごく増えて楽しかったです。
会話が増えましたか。
おばちゃんこれちょうだいと言わないと物が買えません。
大家さんにも銀行振り込みではなくてじかにお金を渡すので会話が増えました。
振り込みもなかったいろんなことが分かりますね。
上方落語の舞台を訪ねる旅落語作家のくまざわあかねさんとお伝えしました。
ありがとうございました。
続いては「毎日食べた〜い絶品!まかない飯」です。
まだ寒い日が続いて鍋を囲む機会も多いと思います。
そのときに余ってしまったきのこでできる簡単で便利なクリームソースのパスタをご紹介します。
まかない飯。
それは料理人が自分たちのために作る一皿。
そこには家庭でもすぐに使えるプロの技が詰まっています。
高級飲食店が軒を連ねる大阪の繁華街、北新地。
その一角にある洋食店。
中はオープンカウンターのみの15席です。
オーナーシェフの長谷川秀吉さん。
老舗洋食店のシェフだった父のもとで5年間修行し3年前に独立しました。
長谷川さんのこだわりは料理の盛りつけ。
どうです?洋食屋さんの枠を超えたこの高級感。
中でもいちばん人気はオムライス。
お客さんがお皿を揺らすと卵がとろ〜り!これをやってみたいと注文する人が多いんです。
長谷川さんきょうのまかないは何ですか?デュクセルとは野菜やきのこなどを炒めて水分を飛ばし、うまみを凝縮するフランス料理のテクニックです。
材料はこちら。
まず、たまねぎとにんにくを細かくみじん切りにします。
続いて、きのこです。
硬い石突きを取り除きフードプロセッサーで細かくします。
フードプロセッサーがない場合はみじん切りで粗くしていただいたらいいと思います。
ちなみにきのこはどんな種類でも使えます。
フライパンにオリーブ油を少し多めに入れたまねぎと、にんにくを焦げないように弱火で5分ほど炒めます。
続いてきのこを入れます。
こちらも弱火でゆっくり炒めていくのがポイントです。
15分ほどで量が半分になりきのこのうまみが凝縮された状態になります。
ここで沸騰させたお湯に少し多めの塩を入れスパゲッティをゆでます。
ソースは塩とこしょうで味を調えクリームを入れます。
沸騰させるイメージではなくクリームを少し温めてやるようなイメージです。
30秒ほどでソースは完成。
このとき、ゆであがりのタイミングと合わせるとソースとスパゲッティが均等にからまるようになります。
クリームにとろみがついて全体にソースがからまれば出来上がり。
彩りに青ねぎを散らしクリーミーなきのこのデュクセルパスタです。
そのお味はいかがでしょうか。
そんな長谷川さんにとってまかないとは?ある食材で手際よく作れるものです。
手際がよくなおかつ、おいしくできるもの。
スタッフ一同がおいしく楽しく食べれるものを作るように心がけております。
おいしそうでしたね。
田丸さんの口が、おなかすいたと動いたのが分かりましたね。
あれを見たら、おなかがすきますよ。
でもすごく簡単におしゃれなパスタができるんですね。
鍋で余ったきのこと言いましたけれど、これが作れると分かっていたら、鍋の前にきのこの種類も増やせるじゃないですか。
残っても気にしなくていいから。
おいしそう。
ここで材料のおさらいをします。
分量は4人分です。
きのこは、これ以外のものでもいいんですね。
どんな種類でも大丈夫です。
最後にお好みで青ねぎを散らすと見た目もきれいに仕上がります。
きのこのデュクセルソース。
水分を飛ばして味を凝縮させるんですね。
パスタ以外にも使えそうですね。
多めに作って冷凍しておけばVTRにもありましたけど、お肉を焼いてソースとして使うのもおいしいですね。
パイの生地で包んでパイの包み焼きも作れるそうです。
それ自体がメインになりますね。
さまざまな料理に使えます。
詳しい料理と作り方は番組のホームページに載せています。
ご覧ください。
きょうは出ばやしだ。
とらが出てくる落語のネタというと。
「動物園」ですね。
それを、とらがしゃべってると思うと、ややこしい話なので落語をぜひ聞いてほしいですね。
皆さんからのメッセージです。
埼玉県の方。
上條さん、中継ですね。
下水道工事をしているのかと思いました。
そんなわけないですよね。
うどのよしあしの見分け方よく分かりました。
スーパーでうどを買うときは田丸さんや上條さんの姿を思い浮かべればいいということで勉強になります。
落語についてもメッセージをいただきました。
船場のおまんじゅう、おいしそうでしたね。
大阪弁の落語は楽しいものですね。
大阪は笑いの本場なんだなと思いました。
神奈川県30代の主婦の方です。
神奈川県の方です。
「ちりとてちん」を見て落語にかけるもののひたむきさに胸を打たれます。
やっていることはしゃべるだけ。
でも深いのです。
しかし楽しいのです。
落語家の皆さん、また、おもしろいはなしをお願いしますといただきました。
きょうVTRで出てきたネタのシーンを演じていらっしゃる落語家は大名人も大名人。
ぜいたくでしたね。
ゴージャスでした。
もうひとかた、岩手県花巻市の方です。
私は江戸落語も好きですが上方落語も大好き。
にぎやかさと上方のことばのリズムも合います。
独特の雰囲気があります。
特にきんしゅばんやなどは大好きです。
もっと全国に広めてほしいですというメッセージをいただきました。
あちこち訪ねてみたいと思いますね。
来週月曜日のゆうどきです。
東日本大震災からまもなく3年。
24日、月曜日から2週間にわたって被災者へのアンケートや東北各地からの生中継を通して今、伝えたいことを特集でお伝えします。
ドキュメント「公園で会いましょう」。
朝の公園には、多くの中高年の皆さんがやって来ます。
第二の人生、どんなことに喜びを感じ不安を抱いているのか。
その姿を追いました。
きょうの「ゆうどきネットワーク」は上方落語のお話に出てくるいろいろな場所を訪ねてお伝えしました。
くまざわさんありがとうございました。
ありがとうございました。
2014/02/21(金) 17:10〜18:00
NHK総合1・神戸
ゆうどきネットワーク 笑う門には福来る・上方落語を楽しむ大阪の旅[字]
“笑い”の町・大阪。上方落語が300年以上に渡って受け継がれてきた。落語の“舞台”となった地を訪ねれば人情あふれる人々に出会う。落語の魅力を楽しく知的に紹介。
詳細情報
番組内容
“笑い”の町・大阪。上方落語が300年以上に渡って受け継がれてきた。子どもたちも抱腹絶倒の「寿限無」、食いしん坊のお調子者が活躍する「まんじゅうこわい」、値切り交渉をおかしく描いた「壺算」など、いずれも大阪で生まれた落語だ。話には江戸時代の庶民の暮らしが描きこまれ、なにわの人々の思いや願いがにじみ出ている。番組では落語作家と上方落語にゆかりの深い大阪の町を訪ね、“時空”を超えた落語の旅を楽しむ。
出演者
【キャスター】女優…田丸麻紀,比留木剛史
ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – グルメ・料理
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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