世界の名峰 グレートサミッツ エピソード100「台湾・玉山」 2014.03.07

(テーマ音楽)「世界の名峰グレートサミッツ」。
台湾最高峰の玉山です。
山麓に住む先住民。
かつて山中で狩りをし山の恵みを受けて暮らしてきました。
自然を敬う伝統を受け継ぐ先住民のエピソードです。
3,000mの峰々が連なる台湾。
その最高峰玉山の山腹には豊かな森が広がります。
かつてこの山中で暮らしていた先住民がいました。
玉山を望む山あいにブヌン族の暮らす村があります。
人口は700。
日本が統治していた80年前この集落に移り住んできました。
お年寄りの集まりを訪ねると日本語で答えてくれました。
(取材者)お話を聞いてもいいですか?私日本語勉強6年生まで。
国民学校6年生。
ハハハハ。
(取材者)失礼ですが何歳ですか?お年は。
もう78歳。
(取材者)78歳ですか〜。
昭和6年生まれ。
ブヌン族の昔からの服装です。
左の女性はブヌン族の伝統的な儀式の時に着る衣装を身に着けています。
衣服は黒白赤を基調にしています。
頭には貝殻をあしらった鉢巻きを巻いています。
胸元に並んだひし形の文様は魔よけのための蛇を象徴しています。
ブヌン族が山へ狩りに行く前に行うという儀式を見せてくれました。

(歌声)輪の中心にすすきを置いて獲物がたくさん取れるように祈ります。

(取材者)こういう事したら山行ったら必ず動物とれる?先住民ブヌン族はかつて玉山の山中に住んでいた山岳民族です。
森の中で焼き畑をしながらあわや芋などを育ててきました。
家も山中の木材や石を使って建ててきました。
まさに山の恵みを受けて暮らしてきた人々なのです。
かつてどのように暮らしていたのか。
ブヌン族の山岳ガイド全清さんに案内してもらいました。
(全)あそこに見えるのが玉山南峰です。
(取材者)あれが南峰ですか。
全さんは昔この辺りで父親から狩りを教わりました。
小高い丘で何か見つけました。
三角形の木の下にスイロクがいますよ。
現れたのは台湾最大の鹿の仲間…スイロクはブヌン族にとって最高の獲物でした。
現在捕獲は禁止されていますが当時のわなを使った猟を再現してくれました。
わなを仕掛ける時は絶対に獣道を壊してはいけません。
足跡で動物の大きさを推測します。
大体このくらいの高さでしょうか。
獣道に刺した木に針金で作った輪を動物の頭の高さに取り付けます。
スイロクが通ろうとすると頭が輪をくぐり同時に片方の足もわなに掛かってスイロクが取れるのです。
私たちブヌン族は自然と共に生きるさまざまな知恵と術を受け継いできました。
そして今も大切にしています。
(チャイム)ブヌン族の子どもたちが通う小学校です。
先住民の文化を受け継ぐ授業を行っています。
6年生のクラスではブヌン語で歌う音楽の授業が行われていました。
狩りの成果を祝う歌です。

(伍)私たちブヌン族は天から授かったもの全てを大切にします。
自然に対して常に尊敬の気持ちを持っています。
玉山は麓で暮らすブヌン族にとって聖なる山なのです。
山岳民族ブヌン族は先祖が育んできた伝統文化を受け継いでいくのです。
オリンピックに続き障害者スポーツの祭典…2014/03/07(金) 10:40〜10:50
NHK総合1・神戸
世界の名峰 グレートサミッツ エピソード100「台湾・玉山」[字]

台湾最高峰の玉山(3952m)の山ろくには、かつて山中に住んでいたという山岳民族ブヌン族の村がある。ブヌン族の集落を訪ね、玉山に根ざした伝統と文化を紹介する。

詳細情報
番組内容
台湾最高峰の玉山(3952m)の麓には、望郷集落と呼ばれる先住民・ブヌン族が暮らす村がある。ブヌン族は、かつて玉山の山中に暮らしていたが、80年程前の日本の統治時代に、麓へと移り住んだ。焼き畑をしながらアワやイモを育て、森の中で生きてきたブヌン族の人々。彼らは台湾に生息する最大の鹿の仲間・スイロクを狩ることで暮らしを立ててきた。麓の望郷集落を訪ね、山に住む先住民・ブヌン族の伝統と文化を紹介する。
出演者
【語り】礒野佑子

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
趣味/教育 – 旅・釣り・アウトドア

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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