(テーマ音楽)「道徳ドキュメント」。
今日の舞台はここ河川敷です。
河川敷とは川の周りにある平らな土地のことです。
グラウンドには野球をしている人川辺にはつりをしている人。
道には犬の散歩やジョギングをしている人。
みんなが使える共有の場所です。
最近この河川敷に仲間入りしたのがこれ。
スポーツタイプの自転車です。
長いきょりを走るのに適していて健康にもいいということで最近ブームになっています。
でもこの新しい仲間をめぐって今問題が起きています。
東京都と埼玉県を流れる…休日になると多くの人でにぎわいます。
車の乗り入れが禁止されているため散歩やジョギングなど安心して楽しめる場所となっています。
そこへ最近ふえたのがスポーツタイプの自転車。
自転車の中でも特にスピードが出るためほかの利用者との間でトラブルが起きています。
あ〜危ない。
危ない。
あれはだから…。
ぶつかった人もいるしね。
1台ならいいけど20台ぐらいの時あるからね。
すごいスピードだよ。
もうタイヤの音あるじゃん。
サ〜って音するじゃん。
一方自転車の側から見てみると…。
気を付けて走っているつもりでも広がって歩いている人がいたり道を横切る人がいたり。
思わぬ危険があるようです。
マラソンしてる人。
マラソンふつうに走ってる人はいいんですけどいきなりクルッと右回ってUターンする人とかいるんですよ。
そこでいきなりクルッて入るとロードバイクが後ろから来た時にタイミングによってはそこでぶつかる…。
ここでキャッチボールとかしないようにというふうになってるとは思うんですけれどもけっこう道路へ出てキャッチボールとかすぶりとかされてる方もいらっしゃるので…。
河川敷を楽しむという目的はいっしょでも立場の違いからなかなか折り合うことがむずかしいようです。
この問題に頭をなやませてきたのが河川敷を管理する人たちです。
自転車をめぐる苦情や事故の報告がたえないため4年前ある対策を講じました。
これがルールのかんばんです。
利用者のマナーにまかせるのではなく明確なルールを作ることで解決しようと考えたのです。
本来であればそれぞれの状況におうじて目の前に歩行者がいれば安全にお互いが不安を感じることなく通りすぎれるようにっていうことで心配りができればいいんですけれどもなかなかそういうふうにうまくいかないのが現状かなと。
やはりある程度こういった目安がないとどうしても混乱が生じるということでやむをえずこういうふうなルールという形で取り決めてるということです。
しかし河川敷には時速20km以下でも危険な場所はたくさんあります。
ルールを作ったあとも歩行者側と自転車側両方にけが人が出ています。
このまま事故が続くようであればさらなる対策もやむをえないと考えています。
今これふつうの舗装になってますけれどもちょっとスピードを出すと少しガタガタするような舗装にしてみるとかですね。
(聞き手)それはどういう感じ…?ちょっとギザギザっていうかでこぼこ…。
今けっこうツルッとしてるんですけどもう少し舗装の面があらい感じの舗装にするとかですね。
ただやはり自転車も走りにくくなるんですけれどもジョギングとかランナーにとっても走りにくい道路になってしまいますので。
これひじょうにむずかしい問題だなっていうふうにいつも思ってます。
河川敷の道にはふつうの道路のように決められた法律はありません。
本来ならみんなでゆずり合って自由に使える場所です。
しかし自転車とのトラブルがたえない今ルールに加えてこういうものも検討されています。
道路におうとつを作ることでスピードを出さないようにする仕組みです。
このように走ってみるとたしかにスピードは出ません。
でも今までのようにみんなが走ったり歩いたり楽しめなくなる可能性があります。
そうした中ルールにたよらずゆずり合いなどのマナーで問題を解決しようとしている人たちがいます。
道に面しているこのグラウンドでは子どもやボールが自転車とぶつかるトラブルになやまされてきました。
そうした中この野球チームは自分たちの練習方法を見直すことにしました。
きっかけとなったのはボールをよけようとした自転車が転倒した事故でした。
うちも一回はそういう事故にあって…。
ここでもって事故がありまして。
その時はこういうキャッチボールをしてたんですね。
(聞き手)ボールが?ボールが行って当たってしまったと。
それで経験してるからそれを少なくするためにボールはそれてもこういう感じのそれ方ですから相手チームに行くだけだからね。
まずは道路に向かって行っていたキャッチボールの方向を道路と平行に変えました。
この結果ボールが飛び出す回数はへりました。
さらに保護者にお願いして練習中はいつも道とのさかい目に立ってもらうことにしました。
たとえボールが外へ出たとしても保護者がすぐに取りに行くことで事故をふせごうと考えました。
しかし保護者がいない方角にボールが転がってしまうことも。
さらには保護者がボールを取りに行っても反射的に飛び出してしまう子もいます。
(聞き手)完全にふせぐには本当はどうしたら…?完全にはないと思いますよ。
むずかしいと思う。
完全にするのはネットを高くしてはるとかねなんかすればいい。
それはまあむずかしいから自分たちで守るしかないというかそういう知恵を出してやるしかないと思う。
完全には無理ですね。
もう一回言う。
自転車には気を付けなさい。
(子どもたち)はい!いたいのは自分だから。
(子どもたち)はい!
(小林)ご苦労さん!トラブルの回数は少しずつへってきています。
でも自転車との事故を完全にふせぐ方法はまだ見つかっていません。
一方自転車側にもマナーを考え直そうという動きが広まっています。
自転車のマナーを考える団体を立ち上げた…道のはばが広く景色のいい荒川で10年前からサイクリングを楽しんでいます。
なんかうわ〜っていうホントに開放感がすごいあってここはホントにいい所だなってすなおに思いましたね。
初めて行った時は。
しかし毎週のように通っている荒川で事故やトラブルが起きていることを知った韓さん。
改めて自転車のマナーについて見つめ直すようになりました。
やっぱり一サイクリストとしてすごく残念ですね。
そういうふうになってしまうまでだれもそういうふうにちょっと気を付けようよって自分たちで気が付かないで野放しになったままになってそれでそれが結果としてルールがそういうふうにしばられてしまったりとか…。
だからぎゃくに僕たちがちゃんとそういうルールがなくてもみんながこまらないように気持ちよく使えるように僕たちがふるまえばそういったルールも自然と別に必要なくなってしまうと思うんですよね。
4年前からは荒川で自転車を乗る人たちによびかけてマナーについて考える会を開いてきました。
さらにマナーアップのためのチラシも作成。
「止まる勇気」「笑顔で声かけ」などほかの利用者への思いやりをよびかけています。
この日韓さんがチラシを持っておとずれたのは野球場です。
これまで自転車の仲間だけで意見をかわすことが多かったためほかの利用者の意見も聞きたいと考えたのです。
作ったチラシを見てもらい野球場を使う人から見て気になる点をたずねました。
指てきされたのは歩行者と自転車のスピード感覚の違いです。
自転車のゆっくりが歩行者にとって速い時もあります。
立場が変われば受け止め方も違います。
日曜日荒川では韓さんが作ったマナーのチラシを配る会が開かれました。
チラシの配布はこれで5回目。
回数を重ねるごとに参加者は少しずつふえています。
(聞き手)すごいですね。
すごいですね。
行ってきま〜す。
自転車側からそっせんしてマナーを守ることでルールのいらない河川敷を取りもどしたいと考えています。
こんにちは。
すみません。
ちょっとよろしいでしょうか。
配る時に心がけたのはほかの利用者のことを考えてもらうひと言をそえることでした。
ありがとうございます。
すみません。
こんにちは。
この日は多くの人が立ち止まって韓さんの話に耳をかたむけてくれました。
でもその一方で…。
こんにちは!すいません。
危なくない感じで…。
みんなが立ち止まってくれるわけではありません。
ホントは通りすぎていっちゃう人にわたしたいですよね。
メッセージを。
この日配ったチラシは300まい以上。
これからも事故やトラブルが続くかぎり活動を続けたいと考えています。
マナーかそれともルールか。
河川敷を安全で楽しくすごすための答えはまだ見つかっていません。
君ならどうする?2014/03/07(金) 10:00〜10:15
NHKEテレ1大阪
道徳ドキュメント「河川敷はだれのもの?」[解][字]
今、河川敷でスポーツ用自転車に事故の多発が問題となっている。ルールを作って規制をするべきか、それとも自転車利用者のマナーに訴えかけるのか。解決方法を考える。
詳細情報
番組内容
今、河川敷でのスポーツ用自転車のマナーを巡り、利用者の間で対立が起きている。スピードの出し過ぎによる歩行者との事故が後を絶たず、行政は時速20km制限のルールを導入。一方で、自転車に乗る人たち自らが立ち上がり、マナーに訴えかけることで事故を減らす取り組みも始まっている。利用者の“良心”やマナー向上に頼るのか? それとも強攻策に出るしか解決方法はないのか? 共有地の利用のあり方を考える。
出演者
【司会】谷地健吾,【語り】三輪秀香
ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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