(駿太郎)公安委員会から呼び出し?どういうことですか?
(筑紫)3日後に聴聞会があって社長が行くことになってる。
(飛鳥)そこで何を話すんですか?
(筑紫)新田の件に関しての事実関係の確認。
異議があれば申し立てすることもできる。
それを受けてラッキー探偵社の処分が決まる。
(駿太郎)処分って?
(筑紫)営業停止。
(淳平)半年も食らえばうちみたいな小さいところはおしまいだ。
(飛鳥)何か言い訳はできないんですか?
(筑紫)今の状況じゃ難しいだろうな。
可能性があるとすれば…。
(飛鳥)あるとすれば?えっ?何ですか?何?新田の退職届。
(筑紫)新田輝はわが社とは無関係である。
そう主張するんだよ。
(飛鳥)いいんじゃないそれで!新田さんが犯人で間違いなさそうだし。
(淳平)飛鳥。
(飛鳥)だってここなくなっちゃうかもしんないんだよ!?裏切ったのは新田さんなんだし。
仕方なくない?・
(ドアの開く音)筑紫さんにここだって聞いて。
はい。
どうぞ。
(瞳子)新田君がここでどんなふうに張り込みをしてどんな気持ちでシャッターを切ったのか見に来たの。
あいつとここで話したことずいぶん昔のことみたいです。
(瞳子)どんな話したの?別に。
くだらない男同士の会話ですよ。
(瞳子)仲いいんだ。
良くないです。
そう?フッ。
瞳子さんどう思います?あいつやったと思いますか?瞳子さんでも迷うことあるんですね。
みんなも分からなくなってます。
俺もだけど。
でも俺の場合みんなと逆なんですよ。
逆?ずっと「何?逃げてんだ。
あのバカ」って思ってたんですよ。
でも実際昨日会ってみたら何かちょっと違ったんですよね。
いつもと同じで負けねえよみたいな感じで。
やましさみたいなのはなかったっていうか。
(茅野)はい。
コーヒーです。
サンキュー。
・
(ドアの開く音)おはよう。
(一同)おはようございます。
ちょっといい?新田君の退職届のことなんだけど。
どんなことがあっても新田君はうちの社員です。
あっ!もし新田君のことで営業停止命令が出たとしても受け入れようと思います。
でもその前にやりたいことがあるの。
状況的には今新田君が犯人にみえるかもしれない。
でも何度考えてみてもやっぱり思うのよ。
新田君やってないんじゃないかって。
みんなもそうじゃない?調べましょうこの事件について。
私たちラッキー探偵社なりの結論を出しましょう。
久々の案件ですね。
やります。
私も。
(筑紫)ええ。
私も。
(茅野)異議なし。
(淳平)まったく。
バカの相手は疲れますよ。
(飛鳥)だからやりたいんでしょ?
(淳平)やります。
(筑紫)ハハハハ。
(淳平)俺やるっす!決まりね。
よっしゃ。
(筑紫)新田に掛けられた容疑は2つ。
住居侵入と窃盗だ。
警視庁の峰永参事官の自宅が盗聴されその音声データと写真が雑誌に売られた。
警察は写真を撮った新田を盗聴犯と目し部屋を捜索。
そこで盗聴器とさらには警視庁の機密書類が発見され窃盗の容疑も加わって指名手配となった。
(飛鳥)新田さんが犯人じゃないとすると。
誰かが新田の部屋に侵入して盗聴器と機密書類を置いた。
(筑紫)新田のマンション調べてみるか。
(淳平)分かりました。
行こう。
(飛鳥)本人がここにいればなぁ。
何で部屋にあんのよって聞けんのに。
(淳平)今ごろどこにいんだろうな?
(飛鳥)北の方じゃないですか。
何で北?犯人は北って決まってんのよ。
ドラマとかでよくあるでしょ。
(淳平)ドラマの見過ぎだお前は。
早くしろ。
(飛鳥)せめて実家でも分かればなぁ。
(淳平)いってきます。
(筑紫)おう。
あっ。
実家分かるかも!
(淳平・飛鳥)えっ?あっ?日本一うまいコロッケ。
コロッケ?
(女性)はい。
あつあつのコロッケ。
おいしいよ。
ありがとう。
(女性)ソースいる?大丈夫。
いただきます。
(女性)はい。
マジでうめえなこれ。
この新田ってやつが子供のころからここのコロッケよく食べてたんだって。
すげえうまいって言ってたんだけど。
(女性)うーん。
知らない?
(男性)新田ってあの新田じゃないのか?
(女性)違うよ。
新田の坊ちゃんはもっとかわいらしい真面目そうな子だよ。
こんなんじゃないよ。
新田の坊ちゃん?
(飛鳥)隣も留守ですね。
こじあけた形跡とかあります?
(淳平)これはまったく分からん。
(飛鳥)分からないんかい。
いいか?飛鳥。
本当のプロなら何の痕跡もなく開けられるもんだ。
あれ?あれ?あれ?いない。
あれ?飛鳥。
(管理人)エレベーターの監視カメラの映像?
(淳平)ええ。
2月6日より前のが見たいんですけど。
(管理人)警察に渡しちゃったよ。
事件があったらしくて。
(淳平)じゃあそのころ誰か怪しい人物の目撃情報とかありませんでしたか?例えば見慣れない人物とか不審な動きをする人物とか。
(管理人)怪しい?あっあの。
この人もじゅうぶん怪しいんですけどこの人以外でお願いします。
(淳平)どういう意味だよ?
(飛鳥)ちょっ。
(淳平)いや。
怪しくねえって。
(家政婦)申し訳ありませんが輝さんとこの家はもう関係ないとそう伝えてくれと旦那さまから仰せ付かりました。
はい?
(家政婦)失礼いたします。
いや。
ちょっと。
(チャイム)ああ?・
(真須子)あの。
何か?ホントにいたよ。
(淳平)しかし警察ってのは根こそぎ持っていくな。
(飛鳥)警察が調べても何もなかったってことは手掛かりなしってことですよね?
(淳平)いや。
警察がチェックしてたのは新田の出入りだけのはずだ。
他の怪しい人物って観点では見逃してる可能性もある。
そんな人いんのかな?ハァー。
新田さんのこと信じたいけど信じて裏切られるのはやだな。
ああー。
もううじうじ考えたくない。
(淳平)飛鳥。
(飛鳥)ああー!
(淳平)お前やけになっても仕方ないぞ。
(飛鳥)ちょっ。
違いますよ!あれ!あれが。
ほら。
あれに!
(淳平)ああ。
あっ!お姉さんに連絡は?
(真須子)ないわ。
新田君とご両親って仲悪いんですか?
(真須子)うちの親初めから探偵って仕事には反対してたから。
(真須子)父は自分の会社を継がせたがってた。
ホントに坊ちゃんなんだ。
(真須子)えっ?いや。
今の新田からは全然想像つかないから。
(真須子)あの子昔は母に決められたもの着て父に決められた道を歩いてた。
それが突然大学を辞めて探偵になるって言いだしたの。
探偵が新田の夢だったんですか?
(真須子)たぶん何でもよかったのよ。
輝は父に示したかったんだと思う。
自分は父と違う道を選ぶんだってこと。
《そりゃ好きに生きるだろうが。
俺の人生なんだから》
(新田)《幸せなやつだな》今の話聞いてますます思いました。
(真須子)えっ?新田はやってないんじゃないかって。
ホントはね輝と話したの。
電話で。
いつですか?
(真須子)おととい。
警察がそっちに行くかもしれないけど驚くなって。
(真須子)あの子まだ何かするつもりみたいだった。
何かって?
(真須子)分かんない。
でも言ってたの。
「まだ戦う」って。
戦う?
(従業員)いらっしゃいませ。
お一人さまでしょうか?はい。
(従業員)こちらへどうぞ。
(従業員)こちらメニューになります。
ごゆっくりどうぞ。
(淳平)どう?茅野ちゃん。
いけそう?
(茅野)はい。
(淳平)おおー。
鮮明になった。
(茅野)はい。
いけそうですね。
(淳平)寄った。
(飛鳥)そこまで!?あら。
(淳平)これが新田のマンションの入り口か。
(茅野)はい。
(飛鳥)おおー!ホホホ。
(淳平)ゆがみが直った。
(飛鳥)さすが茅野ちゃん!
(淳平)すげえ。
(淳平・飛鳥)あっ。
来た。
(茅野)これが家宅捜索のときですね。
(淳平)じゃあ新田が最後にマンション出てから家宅捜索までの間の怪しい人物チェックしよう。
(茅野)怪しい。
でも怪しい人っつったって難しいっすよね。
淳平さんだってめっちゃ怪しいし。
だから俺は怪しくねえっつってんだろ。
おはようございます。
(3人)おう。
おはようございます。
あれ?何やってんすか?新田さんのマンションの画像。
怪しい人調べてんの。
怪しいったって難しいな。
淳平さんみたいな人?
(淳平)だから俺は怪しくねえっつうんだお前ら。
吹っ飛ばすぞ。
何すか?吹っ飛ばすって。
(茅野)ちょっとどうするんですか?
(淳平)あっ。
じゃあこの間にマンションを出入りした全員の滞在時間調べてくれ。
入って比較的すぐ出てきたやつをピックアップだ。
そうだな。
まずは30分を目安にしようか。
(飛鳥)あっ駿太郎。
どうだった?新田の姉ちゃんに会った。
(飛鳥)あっ。
何か収穫あった?
(淳平)えっ?うん。
新田はやってない。
いや。
やらないかな。
探偵の仕事に泥を塗るようなことあいつはやらない。
話聞いてそう思った。
おおー。
新田を信じるか。
何?男の友情芽生えてんの?フフフ。
全然。
そんなんじゃねえから。
だったらなおさら新田が無実だっていう証拠をつかまないとな。
ですね。
(田無)警視庁幹部の不正を町場の探偵に公表されたんだぞ!
(田無)こんな情けない話はない!早く被疑者を捕まえて逮捕までこぎ着けろ!
(後藤)はい!
(由貴)はい。
ピックアップできました。
(淳平)うん。
入って30分以内に出てきたのはこの4人ですね。
これあいつじゃん。
(茅野)えっ?ほら。
ちょっとでかくして。
あの女将のさ。
(3人)あっ!?
(淳平)依頼人の林原だ。
(飛鳥)何で依頼人が新田さんちにいんのよ?駿太郎。
はい。
お前前にこの男の依頼で撮った女将と客の写真見て何か言ってなかったか?えっ?
(淳平)《エロいいよな》
(飛鳥)《しょうもな》《でも何か違うな》女将がちょっとイメージと違ったんですよね。
どう違ったんだ?俺の目には何ていうか。
愛人がいて若い恋人がいる女に見えなかったんですよ。
恋愛中の女が発する気配みたいのがなかったっていうか。
お前のその目が正しかったとしたらどうだ?えっ?どういう意味です?そもそもの依頼はこうだ。
自分の愛人である女将が他に恋人をつくった。
その男の顔写真が欲しいから料亭の前で写真を撮ってほしい。
うん。
でもホントに女将に恋人なんていたのか?今回の依頼自体初めから嘘だったとしたら?何のための嘘です?あのスクープ写真撮らせるためだ!そういうことだ。
でもそうだとしたら新田っていうかラッキー探偵社がはめられたってことですよね?新田はたまたま案件を担当してただけ。
そうなるな。
(淳平)林原はうちに嘘の依頼をすることで新田にこのスクープ写真を撮らせた。
そして証拠品を新田の部屋に置きあたかも新田の仕業かのように見せ掛けた。
その推理が合ってたとして写真はどうしたんだろ?それだ。
今回女将の恋人が見つかったらその写真を渡すということで依頼人には画像を見せただけだ。
どうやって手に入れた?夜中に盗みに入ったとしたら?ここに侵入できてもパソコンにはパスワードかけてます。
ハッカーでもないかぎり無理ですよ。
とすると…。
(筑紫)ああっ!
(飛鳥)筑紫さんどうしたんすか?
(筑紫)まさかあのとき。
(林原)《うっ》《水お持ちしましょうか?》
(林原)《ああ。
すいません》
(飛鳥)《結婚してんのに愛人つくるような男はもっとやだけどね》
(シャッター音)面目ない。
(飛鳥)雑誌社に写真を売ったのが新田さんだったって話は?ああ。
それは確認してきた。
やりとりは全てメール。
誰も新田の顔を見てない。
じゃあ…。
(筑紫)林原が送った可能性があるな。
(淳平)林原調べよう。
茅野ちゃん。
林原の依頼書見せてくれ。
(茅野)無理です。
(淳平)何で?そうか。
全部警察だ。
くそ。
あっ。
依頼書にあった住所。
品川区広町。
何丁目?面目ない!くそ。
惜しい。
問題ない!えっ?
(淳平)依頼書取り返してくる。
どうやって?
(淳平)分からん!何とかする!
(女将)《お気を付けて》
(男性)《ホントにありがとうございました》
(淳平)桐原さん!新田の事件で分かったことがあります。
桐原さん。
聞いてください!お願いします。
(淳平)新田はやってません。
あいつは変わり者だけど探偵としてのプライドは持ってた。
こんなくだらない事件を起こすわけないんです!
(由貴)私が刑事になって学んだのは人は分からないっていうこと。
誰だって犯罪を犯すことがある。
私だってあるかもしれない。
確かにそうかもしれない。
でもそれは最終判断だ。
調べて調べて最後に残った結果がそれだったらしかたがない。
納得します。
でもまだだ。
調べるべきことが残ってる。
桐原さん。
あなた方警察は最後の最後まで調べたって言い切れますか!?
(アナウンス)「下へ参ります」聞くだけ聞きます。
(由貴)何が分かったんですか?
(淳平)うちから押収したものの中に林原という男の依頼書があったはずです。
料亭あやめの調査を依頼してきたそいつがうちをはめるために全てを仕組んだ可能性が出てきた。
真犯人ってこと?まだろくな証拠はありません。
だから調べてくれとは言えない。
ただその林原浩志という男の依頼書を見せてください。
林原浩志?
(淳平)ありましたよね?依頼書。
依頼書がない!?
(淳平)それだけじゃない。
女将と客の画像データも全部押収した時点で1点も入ってなかったようなんです。
これじゃ林原を調べられない。
この案件に関するものが全部消えた。
どういうことだ?
(飛鳥)押収される前に盗まれたとか?
(筑紫)林原自身が自分の証拠を消すためにここへ侵入して盗んだ可能性もあるな。
(茅野)でもパソコンの中の画像データまで林原が消せるとは思えません。
(作動音)
(筑紫)おいおい。
何だ?どうしたんだ?新田だ。
新田がシュレッダーかけてました。
警察が入る前の日に。
(飛鳥)はあ!?たぶん画像データを消したのも。
(茅野)新田さんなら可能ですね。
(飛鳥)どうしてそういうことを!?
(筑紫)もしかしたら新田はラッキー探偵社にある証拠を全て消すことで全部自分一人のせいにしようとしたのかもしれない。
そうか。
だから退職届。
(筑紫)この事件に関わる証拠が会社にはなくその上新田の退職届があれば社長が管理責任を問われることもない。
あいつ。
一人でカッコつけやがって。
(筑紫)このままじゃ新田の疑いは晴れないな。
何か手はねえのかよ。
(茅野)資源ごみの回収って今日でしたっけ?
(飛鳥)ごみ箱にうちの社名があるはず。
社名?これか。
ねえぞ。
くそ。
全部空かよ。
・
(回収車の走行音)あれ!・
(走行音)やるじゃん。
待て!
(飛鳥)あっ。
おかえり。
何だ?これ。
(飛鳥)これ近所の人から借りてきたの。
よいしょ。
はい。
(茅野)ありがとうございます。
えっ!?ちょっと。
何やってんだよ?
(茅野)浮いたのだけ捨ててください。
あの依頼書は一度コーヒーに漬かってます。
(淳平)《ちょっと貸して。
うわっ!?》
(飛鳥)《依頼書!》《いや》
(茅野)だから他の紙より重いんです。
もうさすが!1社に1台茅野ちゃんよね。
おおー!
(茅野)ほらね。
(茅野・飛鳥)よし。
つうかこれ急がないと文字にじむんじゃねえの?あっ。
ちょっ。
茅野ちゃん!それ聞いてないよ!
(茅野)すいません。
急いで…。
マジかよ?
(茅野)急いでください。
この上。
どうすんだよ?
(茅野)上だけ。
上だけそろっと。
(飛鳥)何?そっと?そっと?
(飛鳥)茅野ちゃん。
完成。
(茅野)はい。
OK。
次。
(女将)《お気を付けて》
(筑紫)警視庁の峰永に裏金を渡したとされるこの男すでに行方をくらましていました。
犯人の狙いはわれわれをはめるだけじゃなく峰永を失脚させることでもあったんじゃないでしょうか。
とすると今回の件警察内部の人間が関与している可能性も否定できないと思います。
証拠が見つかったとしても警察が動いてくれる保証はないってわけね。
どうしましょうか?
(由貴)後藤さん!林原浩志という男を参考人として調べましょう。
年齢は40歳前後。
まだ顔写真しかありません。
うちが押収した新田の住むマンションの監視カメラにも映っていました。
新田の住む5階で降りています。
もしかしたら今回の事件はこの男が仕組んだのかもしれません。
お前な上の見立て覆すようなこと簡単に口に出すな。
こいつが新田の部屋に入っていったという映像でもあるのか?
(由貴)それはありませんけど。
そんなことじゃ上動かせねえぞ。
(由貴)はい。
きた。
ラスト1個。
きた!
(茅野)おおー。
ああ!できるもんだな。
まあまあですね。
まあまあかよ?はい。
最後の手掛かりつながりますように。
社長。
筑紫さん。
ちょっと出るわね。
(男性)はーい。
(淳平)突然すいません。
こちらに林原浩志さんという方ご在宅でしょうか?
(男性)はあ?
(淳平)あっ。
こちらに林原浩志さんという方はご在宅でしょうか?
(男性)聞こえとるわ!
(淳平)あっ。
そうですか。
(浩志)浩志は私だ。
あなたが浩志さんですね?
(浩志)ああ。
突然ですがこの男があなたの名前とここの住所を使っています。
この男にどこかで会ったことないでしょうか?よく見てみてください。
お願いします。
(浩志)うちの犬捜してもらったやつか?犬?
(浩志)何とかって探偵事務所の。
探偵?はい。
社長。
やっぱり名前も住所もでたらめでした。
うちに来た林原はクロです。
ありがとう淳平君。
(警察官)あっあの。
ご苦労さまです。
(チャイム)先日うちの新田が失礼を働いたようで申し訳ありませんでした。
(峰永)電話で言っていた情報というのは何だ?まずお伝えしておきたいのが私たちはお互い被害者だということです。
被害者?策略に陥れられた者同士という意味です。
峰永さんは裏金を受け取るように持ち掛けられた。
私たちは林原と名乗る男に写真を撮るように依頼され結果新田が罪を着せられることになりました。
名前と住所はでたらめ。
免許証も偽造です。
私たちにはもうこの男を追う手だてがありません。
私にどうしろと?この男を捜査するよう北品署に働き掛けていただきたいんです。
参事官というお立場なら可能かと失礼ながらお願いに上がりました。
私は警察の人間だ。
探偵に協力するようなことはしない。
無実の人間が罪を着せられるとしても?お願いします。
新田を助けたいんです。
正直に言おう。
確かに昨日までの私なら可能だったかもしれない。
しかしすでに内示が出た。
間もなく参事官の任を解かれる。
つまりそんな力はもうないんだ。
ハァー。
お話を聞いていただきありがとうございました。
最後に一ついいですか?新田はここへ来て何を聞いたんでしょう?「自分ははめられた」「きっとあなたもはめられたんじゃないか」「心当たりはないか」と言っていた。
それともう一つ。
・
(ドアの開く音)社長。
ハァー。
ごめんなさい。
何もできなかった。
ああ。
みんなは?調査に出てます。
調査って何を?本物の林原浩志さんがこの男が探偵だと証言しました。
やつが勤めていた探偵事務所はすでにつぶれていて情報は取れませんでした。
それでやつを見知った人間がいないかどうか付近でしらみつぶしに聞き込みをかけます。
しらみつぶしって。
新田がシロだって分かった今この探偵社がつぶされんのを黙って見ていられないんですよみんな。
《新田の姉ちゃんが言ってたんだ》《あいつと話したとき「まだ戦う」って言ってたって》《それってまだ調べるってことだったんだな》《一人で背負いやがって》《責任感じちゃったんでしょ。
負けず嫌いだし》《ですね》《俺たちも戦いましょうよ》
(淳平)《公安委員会の聴聞会まであと12時間だ》《戦いの時間は限られてるぞ》《はい》
(筑紫)《頼むぞ》
(筑紫)みんな無茶だって分かってます。
それでもやりたいんですよ最後まで。
じゃあ私も出掛けますが社長はここに残って全体の指揮を執ってください。
いってきます。
あの。
すいません。
この人見たことないっすかね?
(女性)ああ。
分かんないですね。
ありがとうございます。
(女性)はい。
(従業員)店長。
(店長)はーい。
(淳平)ああ。
突然すいません。
(店長)はい。
この男をこの辺で見たことありませんか?
(店長)この人ですか?見たことないですね。
(飛鳥)そうですか。
ありがとうございます。
あっ。
この男の人知ってますか?
(男性)えっ?この人捜してんの?
(飛鳥)はい。
(男性)知ってる?これ。
(男性)いや。
分かんないですね。
もう一度よく見てみてください。
あっ。
すいません!
(店員)はい。
(茅野)この人捜さないといけないんですよ。
(店員)よく分かんないなぁ。
ごめんね。
そうですか。
(筑紫)この人見掛けたことないでしょうか?
(男性)ちょっと分かんないっす。
(筑紫)あっ。
そうですか。
あの。
恐れ入ります。
ちょっと人捜してるんで。
すいません。
(女性)はい。
この人見たことないですかね?
(女性)すいません。
分かんないです。
ありがとうございます。
長い1日だったわね。
みんなお疲れさまでした。
ありがとう。
(聴聞官)本日の聴聞はあなたが代表取締役社長を務めるラッキー探偵社に探偵業法第15条第1項に基づく営業停止命令処分を同会社に科すことに対してのものであります。
(聴聞官)何か述べることはありますか?はい。
今日ぐらいくるんですかねぇ?営業停止命令。
(淳平)さあな。
みんなここなくなったら何するんですか?俺は無職に逆戻りか。
いいわねぇ。
そういう選択肢がある人は。
それ選択肢っていうか?茅野は?何すんの?生きられれば何でも。
たくましいね。
(捜査員)失礼します。
押収物の返還に参りました。
確認をお願いします。
えっ?
(淳平)はあ?ああ?
(茅野)うわっ。
何だよ?
(飛鳥)えっ!?
(淳平)社長!今北品署から連絡があったわ。
林原を名乗ったあの男が逮捕されたそうよ。
えっ?えっ?
(林原)俺は高橋ってやつに言われたとおり依頼人のふりして。
なっ?新田とかいう男の家に盗聴器と書類置いてきただけだよ。
(由貴)参事官の家に盗聴器を仕掛けたのは?
(林原)俺じゃねえって!そんなヤバい仕事ならやらなかったよ!高橋というのは?
(林原)電話だけで顔も知らねえ。
(林原)ホントだって。
どうしてラッキー探偵社を選んだの?高橋にそこへ行けって言われたから行った。
(田無)申し訳ありません。
想定外の動きが少々重なりまして。
いえ。
大丈夫です。
つぶすチャンスはいくらでもあります。
みんなが集めた証拠が逮捕の役に立ってよかったですね。
ええ。
しかし結局黒幕が誰だったのかは分からないままですが。
新田君の容疑が晴れただけでも今回はよしとしましょう。
そうですね。
実は峰永さんの家で他にも聞いたことがあるの。
えっ?新田君峰永さんに聞いたらしいわ。
16年前何かなかったかって。
《あなたのこと調べさせてもらいました》《実にクリーンな経歴でした》《ただ一つ16年前に突然昇進してますよね》《若くして異例の出世》《前任者の行方不明。
あれって何ですか?》もしかしたら新田は社長のお父さまの事件を知ってしまった?ああー。
疲れたなぁ。
うん?新田!待てよ!おう。
「おう」じゃねえよ猿。
お前の指名手配取り下げられたってさ。
見たよ。
筑紫さんからメール来た。
じゃあ聞いたか?お前の疑いが晴れる前に瞳子さん退職届破いたんだぜ。
マジで?ハハハ。
さすが社長。
一人でカッコつけんなっつうことだよ。
でもまあ全部解決したから月曜からちゃんと来いよ。
あっ?俺んちってさ金持ちなんだよね。
知ってるよ。
新田の坊ちゃん。
フフッ。
笑ったよ。
柄じゃねえもんな。
その柄にもないことも悪くないのかなって。
あっ?会社継ぐことにした。
嘘だろ?われながら華麗なる人生だと思うけどなぁ。
自由になりたくて探偵になったんじゃねえのかよ?罪かぶってまであそこ守ろうとしたやつが辞めるなんておかしいだろ?親父ももう年だしな。
これを機に戻んのも悪くないかなってな。
そういう人生もありだろ。
それがお前の選んだ自由ってことか?そういうこと。
お前それ本気で言ってんのか?やめろよ。
やめろっつってんだよ。
つまんねえな。
あっ?面白かったからさお前。
若干だけどな。
まあ暇つぶしにしては楽しかったよ。
探偵ってやつも。
よく言うよ。
8年もいたやつ…。
じゃあな。
駿太郎。
あっ?苔丸。
水やんの忘れんなよ。
1日1回。
やだよ。
バーカ。
駿太郎!何だよ?後は任せたぞ!
(淳平)おい。
これ全然終わんねえぞ!
(飛鳥)持ってくなら全部戻してけって感じ。
(茅野)ですよね。
(淳平)甘っ。
暇つぶしには楽しかったか。
あいつらしいな。
(淳平)そうだ。
駿太郎。
はい?
(淳平)これ。
社長がここ行けってさ。
(飛鳥)「三龍拳闘ジム」?
(淳平)新田の置き土産らしいぞ。
新田の?あいつ何考えてんだ?
(飛鳥)あんたが弱いからでしょ。
(淳平)少しはここ行って強くなれって意味よね?
(飛鳥)ホントよね。
(淳平)どんなパンチ?どんなパンチ?
(飛鳥)猫パンチ。
(淳平)うわー。
猫パンチ。
ああ?俺が本気出したらマジヤベえぞ?はい出ました。
自意識過剰。
ああ?
(淳平)お前その言葉ちっともカッコ良くないからな。
今のまんまでも淳平さんには楽勝で勝てますけどね。
(淳平)お前俺が本気出したらマジヤベえぞ!全然カッコ良くないっすよ。
(淳平)やんのか?お前。
いいっすよ。
やりますか?
(淳平)よし。
やるかじゃあ。
おい。
本気できてくださいね。
かかってこいよ。
(淳平)こい!こら!指相撲かよ?こい!こら!
(飛鳥)セコっ。
(淳平)相当強えって。
レディーゴー。
(淳平)はい!1・2・3・4・5・6・7・8・9・10。
弱過ぎるわ。
何だ?それ。
(飛鳥)アハハ。
弱っ。
左出したらマジヤベえぞ!もういいわ。
左は。
(淳平)こい!おら!こい!あ痛てて!2014/02/21(金) 15:53〜16:48
関西テレビ1
ラッキーセブン #05[再][字]
別れの予感、駆け抜ける夜
松本潤 瑛太 仲里依紗 吹石一恵 金田明夫 入来茉里 角野卓造 大泉洋 松嶋菜々子
詳細情報
番組内容
時多駿太郎(松本潤)の腕を振り払って新田輝(瑛太)が逃走した後、ラッキー探偵社には公安委員会からの呼び出しがかかった。聴聞会に藤崎瞳子(松嶋菜々子)が出席し、新田の件の事実確認が行われるという。その結果次第では、探偵社の営業停止もある、と筑紫昌義(角野卓造)は説明。旭淳平(大泉洋)は、探偵社が助かるためには新田の退職届を示し会社とは無関係だと主張することだと話し、水野飛鳥(仲里依紗)も賛同する。
番組内容2
探偵たちが暗いムードに包まれていると瞳子が来て、新田はうちの社員だから、と言って手にした退職届を破ってしまった。瞳子は、状況的には新田が犯人に見えるかもしれないが、何度考えても自分はそうは思えない。だから、この事件について自分たちなりの結論を出すために調べ直そう、と提案。駿太郎ら探偵たちも同意する。
早速、新田にかけられた2つの容疑、住居侵入と窃盗について洗い直しが始まるが、
番組内容3
すぐに行き詰ってしまう。新田がここにいればすぐに説明がつくのに、という飛鳥に、駿太郎は新田の実家について聞いていたことを思い出す。そして、小さな手がかりをもとに、駿太郎は新田の実家と思われる豪邸の前にやってきた。インターホンを押すと家政婦が出て、新田とこの家はもう関係がないと主人が話していると言って、インターホンを切ってしまう。駿太郎が再度インターホンを押すと、後ろで女性の声がした。
出演者
時多駿太郎: 松本潤
新田輝: 瑛太
水野飛鳥: 仲里依紗
筑紫昌義: 角野卓造
■
真壁リュウ: 谷原章介
桐原由貴: 吹石一恵
後藤将司: 金田明夫
茅野メイ: 入来茉里
時多孝次郎: 小山慶一郎(NEWS)
時多百合子: 岡江久美子
■
旭淳平: 大泉洋
藤崎瞳子: 松嶋菜々子
原作・脚本
【シリーズ構成】
佐藤信介
監督・演出
【演出】
佐藤信介
成田岳
平野眞
【プロデュース】
重岡由美子
関口大輔
【アソシエイトプロデュース】
金井卓也
音楽
ティム・ウィン
【主題歌】
嵐「ワイルド アット ハート」
制作
フジテレビドラマ制作センター
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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