くらし☆解説「復興支援ボランティアの継続を」 2014.03.07

生字幕放送でお伝えします岩渕⇒こんにちは。
10時5分を回りました。
きょうは復興支援、ボランティアの継続をというテーマです。
担当は渥美哲解説委員です。
渥美さん、東日本大震災ではボランティアの方々が活躍したということが大勢の方が活躍されたのが印象的でした。
ボランティアの状況はどうなっているんでしょうか?渥美⇒東日本大震災でボランティアとして活動した人は岩手、宮城、福島の3県のボランティアセンターに登録して活動した人だけでも延べ133万人に上っています。
このほか、多数のNPOが被災地で活動し、これに参加した人もいるのでこの人数を大きく上回る方がボランティアとして被災地の復旧や復興のために尽力しました。
しかし月日がたつ中でボランティアは激減しています。
ボランティアセンターに登録して活動した人は、ピークだった大震災の年5月は平均一日6000人でした。
同じ5月でも去年は一日平均360人、最近は一日平均120人ほどで非常に少なくなっています。
ずいぶん減りましたね。
ボランティアの必要性自体が少なくなっているんですか?まだまだボランティアの支援が必要な活動がありましてむしろ多様になっています。
どんなボランティアの作業が必要になっていますか?たびたび被災地でボランティアの取材をしてきました、今月改めて取材をしました。
津波で壊滅的な被害を受けた宮城県南三陸町。
ようやく盛り土の工事が始まっています。
津波で破壊された農地を復旧させる作業をボランティアの方たちがしています。
土の中に残っている石や瓦コンクリートの破片などを取り除き、作物が作れるようにする作業です。
細かいものを取り除くために機械ではできず、手作業でしかできません。
これは人手が必要ですね。
農家が作付けを再開するための助けになる作業です。
今が最盛期の、わかめの出荷の手伝いなど、水産業の支援も行われています。
もともと過疎化で働き手が少なかったうえ、大震災のあと人口が大きく減っているため漁師の人たちも大変助けられていると話していました。
産業を再生させる手伝いなどが行われているんですね。
ほかにもボランティアの力が必要な活動はどんなところにありますか?仮設住宅やみなし仮設と呼ばれる借り上げ住宅で暮らす人たちの孤立を防ぐための支援が引き続き重要な活動になっています。
今も25万人以上の方が暮らしていて、家族を失って1人で暮らすお年寄りや先が見えない不安の中で過ごす人が数多くいます。
ボランティアの人たちがお話をじっくり聞いたり、交流の会やイベントの運営、ミサンガなどの手作りのものを販売する支援などをしています。
これも大切な活動ですね。
さらに福島県の南相馬市など福島第一原発の事故の被災地ではこのようなボランティアの活動が行われています。
避難指示解除準備区域になった地区では、日中だけ家に帰ることができるようになりました。
ですが長く住めなくなっているうちに建物が傷んだり、ねずみなどに荒らされたりしているんですね。
そこで家の片づけや掃除、草刈りなどをボランティアの人たちが手伝っています。
こうしたさまざまな活動が行われているんですけれどもいずれもボランティアが足りない状況です。
今も、たくさんの人に参加してもらいたい状況ですね。
そうですね。
被災地の状況が変わっていく中でこれからさらに必要になってくるボランティアの活動はありますか。
今、遅れているんですけれども徐々に仮設住宅から災害公営住宅などに移っていく段階になっていきます。
被災した住宅を自力で再建できない人のための災害公営住宅。
自力で再建する人のための高台や内陸部に作られる宅地への移転が、これから徐々に始まっていきます。
これに伴ってお年寄りなどの引っ越しのお手伝いや知らない人たちが新たに一緒に住みますので、新しいコミュニティーを作るための支援などについてもボランティアの人たちの活動が必要になってきます。
本当にたくさんのニーズがある中で、それでもボランティアの参加人数が減っている。
このことは被災地の方は、どう受け止めているんでしょうか?大震災から3年がたつ中で被災地では、忘れられていくんでしょうか?という声をよく聞きます。
その一方でボランティアの方が来てくれるだけで、話を聞いてくれるだけで励まされるという声もよく聞きます。
仮設住宅に1人で暮らしているお年寄りのお話で印象に残っていることがあります。
ボランティアが通ってくれることについて自分のことを心配してくれる人が1人でもいるので、生きていけると話していたんです。
もともとは縁もゆかりもなかったボランティアの人たちこうした人たちを支えているんですね。
改めて、忘れないこと支え続けていくことが大事ということを感じました。
そもそもなぜボランティアの数は減っているんでしょうか?被災地ではボランティアの人たちがすることはなくなってきているのではないか、と思う方が増えているあるいは被災地の現状がよく分からなくなっているというふうに思う方が多くなっていることがあると思います。
しかし被災地では復興はまだまだこれからですしボランティアの方たちにやってほしいことニーズがたくさんあることをぜひ知ってほしいです。
自分はボランティアに参加したいという方は、どういうふうに参加したらいいんでしょうか。
ボランティアのニーズは地域によってまちまちです。
一般の方には把握しにくい面があります。
ボランティアに対するニーズと一般の方と結び付けるボランティアツアーや、ボランティアバスというものがあります。
これを利用していただくのが便利だと思います。
被災地への交通手段や宿泊先がパッケージになっています。
具体的には助けあいジャパンという復興庁と連携している公益社団法人のウェブサイトがあります。
ここに、助けあいの入り口というページがあります。
ボランティアをクリックするとさまざまなボランティアの参加方法が出てきます。
この中のボランティアツアーボラバス等募集状況をクリックするといろいろなボランティアバスやボランティアツアーが具体的に掲載されています。
いつ、どこの町を出て、どの町でどんなボランティア活動をするのか具体的に紹介されているので参考にしてください。
分かりやすいですね。
また、自分で交通手段などを確保するという方はボランティアセンターが募集している活動に参加する引き続き各地でNPOが独自の活動を被災者のために行っています。
その活動に参加する方法もあります。
これも、助けあいジャパンのホームページのボランティア、の中で紹介しています。
具体的に把握することができます。
被災地に行くのは体力的に、時間的に難しい方はどうしたらいいんでしょうか?ふるさとを離れて遠隔地に避難されている、広域避難者という方々がいます。
福島県から県外に避難している方だけでも4万8000人います。
こうした方たちを支える活動しているNPOも各地であります。
その活動に参加する方法もあります。
どうやって調べたらいいですか?東日本大震災支援全国ネットワークという団体があります。
被災地などで活動している800以上のNPOなどで作っている団体なんですがこのホームページでクリックすると各地で広域避難者の支援をしている団体や、その活動について詳しいことを把握することができます。
また被災地の農水産物を買ったり被災者が作った手作りの品を買っていただくということも支援になります。
引き続き義援金も募集しています。
NPOの活動を支援する支援金を出すという形でも住んでいる地元でも被災地を応援することもできます。
あとはスーパーなどのお店で被災地のもの物産品を買うのも支援になりますよね。
大震災から3年になるのを機会に改めて被災地に対して思いをはせて被災地を訪れたり、ボランティア活動をしたりあるいは地元で被災地を応援する。
自分ができることを改めて考えるきっかけにしてほしいと思います。
渥美哲解説委員でした。
次回のテーマです。
「復興・防災と国民の視線」という話題です。
担当は島田敏男解説委員です。
ぜひ、ご覧ください。
2014/03/07(金) 10:05〜10:15
NHK総合1・神戸
くらし☆解説「復興支援ボランティアの継続を」[字]

NHK解説委員…渥美哲,【司会】岩渕梢

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【出演】NHK解説委員…渥美哲,【司会】岩渕梢

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ニュース/報道 – 解説
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – 健康・医療

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