今まで支えてくださった方々に、感謝の最高の滑りをしようって。
トリプルアクセル。
下りた。
トリプルループ。
すべて跳んだ。
私なりの恩返しができたかなっていうふうに思ってます。
こんにちは。
情報まるごとです。
私たちの待っていた浅田真央選手が帰ってきてくれたという気がしますが、きょうもフィギュアスケートの実況・取材20年以上、刈屋富士雄解説委員とお伝えします。
刈屋さん、浅田選手、フリーで最高の演技、見せてくれましたね。
そうですね、本当にフィギュアスケーターとして、浅田選手がここまで完成している、こんな高みまで来てるっていうことを、再確認できましたし、それとオリンピックの女子フィギュア史上に残る最高傑作の一つじゃないかと思いますよね。
そのプログラムを見事に演じましたよね。
すばらしかったですね。
では、その浅田選手の演技からです。
浅田真央は、集大成と位置づけたオリンピックの最後の演技。
最大の武器とこだわり続けてきた、3回転半ジャンプのトリプルアクセル。
トリプルアクセル。
下りた。
目指してきた流れるようなジャンプを、初めて試合で決めました。
トリプルフリップ、トリプルループ。
トリプルルッツ。
いいですね。
ここまですべて跳べたとしたら、4種類の3回転、成功です。
大事にしてきたのはスピード。
ダブルアクセル、トリプルトーループ。
5種類目。
トリプルサルコー。
6種類目。
これはきれいに決まりましたね。
トリプルフリップ、ダブルループ、ダブルループ。
3連続も安定しています。
次が8つ目のトリプルジャンプ。
トリプルループ。
すべて跳んだ!
後半にきて動きもよくなってきていますね。
ステップシークエンス。
そして、自分のすべてを出しきる最後のステップ。
力強い、情熱的なストレートラインステップです。
浅田は、最後の最後で理想の演技を披露し、自己ベストをマーク。
金メダルはロシアの17歳、ソトニコワ。
女子シングルでは初めてとなる金メダルをロシアにもたらしました。
刈屋さん、浅田選手の目指している演技ができたということば、どういうふうに聞きましたか?
あのことばが何よりもやっぱりうれしいですよね。
彼女、やっぱりバンクーバーで4分間のうち、後半の2分間がうまくいかなかった。
しかもあのジャンプのリズムが狂っていて、2種類を捨てざるをえなかったという中で、銀メダルをとったと。
しかもそれまで世界チャンピオンにもなってると。
でもまた一から、本当、スケーティングを見直して積み上げてきて、最高の難度の技を入れた、最高の4分間の作品を作るという目標のために、この4年間をずっと費やしてきて、それができたと。
これはもう、メダル以上に、本当にメダルよりもはるかに周りの人にとってはうれしい恩返しなんじゃないかなというふうに思いますよね。
フリーでの、出遅れを巻き返しての自己ベストでしたけれども、演技はどのようにご覧になりましたか?
ジャンプを迷わず跳んでいますよね。
これは精神的な部分でかなり整理がついていたということと、それだけ4年間積み上げてきた技術に自信を持っていたということになると思います。
でも最後の、こうやったときのあの表情、あれと同じ表情を見ながら、テレビの前で見ていた全国のファンは一体どれくらいいたんだろうというふうに思いますよね。
でもやっぱり、メダルとれなかったですけれども、でも金メダル、結果としての金メダルを狙って、最高難度の技を入れた最高の作品を作るという、この4年間の彼女の努力というものが、やはりメダルをとる、とらないに関わらず、浅田真央としての、フィギュアスケーターとしてのやっぱり評価を高めたと、結果づけたんじゃないかなと思いますね。
ですからメダルは結果としてとれませんでしたけれども、やはり浅田真央がフィギュアスケート史上に残る、最高のフィギュアスケーターの1人であるという輝きは、決して失われるものではないと思いますよね。
実際今回、やっぱり6種類、8回の3回転ジャンプを入れるという、プログラムはこれまで女子のフィギュアスケーターでは誰も到達していませんし、バンクーバーのときに3回のトリプルアクセルを成功させるという快挙、そして今回、6種類8回の3回転のジャンプを跳ぶという快挙、この2つはしばらく、ここまで到達する選手は出てこないんじゃないかというぐらいのすごいレベルだろうと思いますね。
歴史にその存在を示したといっていいんでしょうか?
そうですね、歴史に刻まれましたし、彼女のフィギュアスケーターとしての高い評価も、輝きをもって永遠に刻まれるんじゃないかなというふうに思いますね。
そして金メダル争いです。
ソトニコワ選手がキム・ヨナ選手に勝ちました。
この金メダルの勝負って、何が分かれ目だったんでしょうか。
画面で見ていても、はっきりとキム・ヨナ選手の後半のスピードが落ちてきてるということは、現場で見ているジャッジには、明らかにスピードが落ちたなっていうふうに感じたんだと思います。
キム・ヨナ選手のプログラム構成というのは、明らかにショートプログラムで先行して、そしてフリーで逃げきるというプログラムなんですね。
ですからフリーの後半で勝負するっていうプログラム構成ではないですよね。
それがやはり、ここにきてソトニコワ選手は逆にプログラムのフリーの後半に向けて勝負するというプログラムですし、なんといっても、ジャンプの質が高かったですよね。
ジャンプの質が高くて、ジャンプでプラス評価を加えて、そして躍動感を持って終盤まで持っていくという部分は、やっぱり身近にライバルがいたか、いないかの違いがはっきり出てるんじゃないかと。
バンクーバーのときと同じ戦術、先行逃げきりで臨んできたキム・ヨナ選手に対して、やはり今シーズンが始まる前までソチのエースと、ロシアのエースといわれていたソトニコワ選手が今シーズン、やっぱりリプニツカヤ選手に、フリーで逆転されたことが何度もあるんです。
ですからそれだけフリーに対して磨いてきたし、団体でリプニツカヤが金をとってる、今度こそ自分がとるんだという、そういう執念っていうか、思いが、やはりこのプログラムの後半に出ていたんじゃないかなと。
それがやはり勝敗を分けたんじゃないかなという気がしますよね。
振り返りますと、確かにロシアはリプニツカヤ選手がいて、そして今度、ソトニコワ選手、金をとって、10代じゃないですか、2人とも。
ロシアの黄金時代が来るのかなっていう気がするんですけど、どうですか?
いやいや、これがですね、15、6歳からこの20歳に向かって、女性だから体形が変わってきますよね。
それにロシアの、これまでの若き天才といわれた選手たちは、なかなか対応できなかったんですね。
ですから女子のシングルで、これまで金メダルがいなかったんですよ。
ですからこの17歳のソトニコワ選手にしても、15歳のリプニツカヤ選手にしても、このあと、体形の変化をどう乗り越えていくのか。
過去、それができたロシアの選手というのは、スルツカヤぐらいなんですよね、高いレベルでそれを乗り越えていったっていうのは。
ですから、なかなか4年後もそのままメダル候補というわけにはいかないんじゃないかなと。
逆に、日本のジュニアにもいい選手がいますし、村上佳菜子選手は今回、どういう雰囲気で、しかも自分がどこを直せば点がもっと増えるかというのが分かったと思いますので、期待できるんじゃないかと思いますよね。
今ね、少しお話もありましたが、日本勢ですよね、鈴木明子選手が最後の大舞台、演技で、大満足な演技をされたということですけれども、19歳の村上佳菜子選手は、この大会で大きな経験を積みましたよね。
積みましたね。
今後にやはりつながっていきますか?
鈴木明子選手はやっぱり、このスケーティングのうまさや、表現力の豊かさっていうことをしっかりと見せるプログラムでしたし、村上選手はどう見ても、伸びしろがまだすごくあるっていうことは、誰が見てもやはり明らかなんですよね。
じゃあ、どういう部分をやっていけば、このあと国際大会で点が上積みできるかっていうことは、今回のジャッジの採点の点の出方ですとか、あるいは実際、ジャッジに聞いてみて、どういうところをさらにやっていったらいいんだろうかっていうことを確認すれば、大幅に点を増やす余地はたくさん残っていると思いますね。
ですからそれを生かせば、本当にもう、ピョンチャンの日本のエースとして、メダル候補として乗り込んでいけるんじゃないかなと思いますね。
今回、団体も初めてあって、個人でもいろんな波乱もありましたけれども、今回のこのオリンピックの経験っていうのは、日本の女子フィギュアに、これからどうつながっていくんじゃないかと思いますか?
やはりこれまで、男女のシングルを中心に強化してきたと。
かなりえいさいきょういくてきな形でトップを目指してきたと。
それが、羽生選手が金をとり、トリノで荒川さんが金をとってますから、一つの到達点にきていますよね。
ですからあとは今度は、それをどれだけ底辺というか、層を厚くできるか、層が厚くできれば、今度はペアの選手も、アイスダンスの選手も育ってきますので、そうすると、団体で金メダルを狙えると。
団体で金をとったときに初めて、フィギュア大国として胸が張れるんじゃないかなという気がしますね。
そのためにやっぱり、国内のそういうスケートリンクとか、指導者ですとか、そういう部分の環境を整備していかなきゃいけないなと思いますね。
団体も個人もやはりトップを目指すということですね。
そうですね。
これからの日本女子の華麗な演技を楽しみにしたいですね。
ここまで、フィギュアスケートについてお伝えしましたが、またですね、日本勢、メダルが1つ増えました。
今大会からの新種目、スキーフリースタイル女子ハーフパイプで、小野塚彩那選手が銅メダルを獲得しました。
これで日本のメダルは合わせて8つです。
そうなんです。
8つなんですね。
刈屋さん、覚えてますか?これ、今回の開会式の前に、刈屋さんが日本勢がいくつメダルをとるかっていうのを予想したんですけれども、見てください、ここ。
6から7ってなってますよ。
いやー、見事に外れちゃいましたね。
でもうれしい方向で外れたんで、よかったなと思いますね。
でもアルベールビルが海外で開かれた冬のオリンピックで日本勢最多の7個なんですけれども、それを今回、更新したという点では、非常に成果があった大会だったんじゃないかなと思いますし、若い10代の若い選手もメダルをとっている。
さらには日本勢初というやはりスノーボードのハーフパイプですとか、あるいは、フリースタイルのスキーのハーフパイプ、そういう新しい種目でも4つとってますんで、そう考えると、やはり新しい力も無事に育ってきてるのかなという感じがしますね。
ただこれを継続してやはり、強化していかないと、そういう組織を作っていかないと、あるいは組織としてどういうふうに作っていくか、強くしていくかっていうことを作っていかないと、またあるとき選手がいなくなったときにパタッとなくなっちゃったりと。
やっぱり継続して、いかに続けていくかということを大事にしていきたいと思いますし、それとやっぱり、これだけチャンスがありながら、海外の冬のオリンピックで金メダルをとるってことは、やはりいかに難しいかということになりますね。
まずはその新たなメダルについて、お伝えしていきましょう。
銅メダルの小野塚選手、メダルをとるとアルペンスキーから転向して、およそ3年で大きな目標にたどりつきました。
エアの高さや回転などの難度を競う、スキーハーフパイプ。
小野塚の持ち味は、アルペンで培ったスピードと、それを生かした世界でも有数の高いエアです。
12人で争う決勝。
2回滑ってよいほうの得点が採用されます。
小野塚の1回目。
最初のエア。
バランスを崩しかけ、失敗だったと悔やみました。
それでもなんとかまとめて、1回目の得点は3位。
メダルに近づきます。
2回目は、最初のエアに全神経を集中させます。
そのエア。
高さが出た!
3メートル近い高さは、出場選手でもトップクラスでした。
小野塚は、このあとの回転技も着実に決めていきます。
決まった!ガッツポーズ!
誰にも負けないと自負する高さを生かした会心の滑り。
新種目で初のメダルに輝きました。
新潟県南魚沼市のスキー場。
小野塚選手の実家は、そのすぐそばの旅館です。
小野塚選手は、旅館の仕事を手伝いながら、競技を続けてきました。
スキーの手入れや海外遠征の準備なども、すべて一人でこなしてきました。
さらなる成長のために。
去年から、新たな練習を取り入れました。
空中感覚を鍛えるためのトランポリンと。
クッションを用意しての雪上ジャンプです。
こうしたたゆまぬ努力を続けた小野塚選手。
オリンピック初挑戦で銅メダルを獲得しました。
まさに自分でやってきて、この成果を上げたということで、刈屋さん、やはり新しい力っていうのを感じますか?
ただ新しい力が、すべてこういう家族の協力による個人の努力ですとか、あるいは地域の人たちの熱心な人たちに支えられた努力というか、という形で、これがどう広げていったらいいんだろうということを、これから考えていかなきゃいけないですよね。
もっと組織的にというような。
そうですね、もっと多くの人がそういう環境に触れられるような、何かいい方法ないかなという感じがしますよね。
今後もさらに伸びていってほしいですけれども。
次はスノーボードについてお伝えしていきます。
女子パラレル大回転、銀メダルを獲得した竹内智香選手です。
4度目のオリンピックで初めてのメダルを手にしました。
そして小澤さんの隣にあるスノーボードなんですが、竹内選手が使っているものと同じタイプのものをお借りしてきました。
私たちが使うような普通のスノーボードに比べますと、長いのが分かりますよね。
こんなですよ。
本当ね、長いですし、ここに刈屋さん。
本当ですね。
名前が。
名前が入っています。
トモカと。
本当だ。
こういったボードもやはり大事なところという?
そうですね。
やっぱり欧米が中心なんじゃないかなと、ヨーロッパが中心なんじゃないかなと、あるいはアメリカが中心なんじゃないかなと思うんですけど、日本の技術力をもってすれば、もっと最強のボードが出来るのかななんて、淡い期待を持ったりしますけどね。
実はその日本の技術というのは実はもう生きているところがありましてですね、竹内選手、勝てるボードを自分で作りたいということで、ボードの開発にも関わってきたということなんですね。
それで、10年以上前から竹内選手を支え続けた人たちですね、少しでも速く滑りたいんだという、その竹内選手の強い意志というのが、今回、銀メダルにつながったのではないかと話していました。
ウインタースポーツ関連の展示会です。
ここに竹内選手のことをよく知る人がいるということなんです。
ブーツの中敷などのメーカーの松浦智明さんです。
15年ほど前、竹内選手が高校生のころから、足回りをサポートしてきました。
竹内選手は当時から上を目指す姿勢が違っていたといいます。
しかし、オリンピックでの竹内選手は、12年前のソルトレークシティーから3大会で22位、9位、13位。
僅かに届かず。
メダルは遠い存在でした。
竹内選手の飛躍の鍵となったのが筋力トレーニングです。
テクニックに偏りがちだった練習を根本的に見直し、予選から決勝まで10回の滑走を滑りきれる体力作りを優先したのです。
オリンピック直前に、竹内選手のブーツを調整したメーカーの社長は、体つきの変化についてこう証言します。
さらに、竹内選手は理想のボードも追い求めてきました。
新潟県燕市にあるスノーボードメーカー社長の中山道夫さんです。
前回バンクーバー大会のあと、竹内選手はボード作りを中山さんと一緒に手がけてきました。
竹内選手が求めたのは、とにかく速く滑れる板でした。
ソチに向け、去年春から半年の間に、試したボードはおよそ30種類に上りました。
周りの人も一目置く意志の強さと努力の積み重ねで、銀メダルを手にした竹内選手。
あすのパラレル回転で、2つ目のメダルを目指します。
今回、お話を聞いた方々、共通点がありまして、皆さん、竹内選手とこのオリンピックの直前に連絡を取ってるんです。
だけれども、頑張ってみたいなことばは皆さん、言っていないんですよ。
どうしてかっていうと、もうそれは本人が一番よく分かっているから、そんなことばは言う必要がないんだって、皆さん、おっしゃるんです。
それぐらい意志の強い選手なんだなっていうのを感じました。
まあ、それにふだんから頑張っている姿を見てるんで、もう頑張ってと言わなくても、頑張ってることが分かってるんじゃないですか。
皆さん、実感としてきっとね、持ってるんですよね。
そうですね。
今、VTRを見ていて、もちろん、頑張る主人公は選手の皆さんですけど、本当に多くの方の支え、その一人一人の力があって、あの舞台に立ててるんだなっていうのを改めて感じましたね。
だからね、皆さんね、一緒にこれ、目標を達成できたなと、自分たちが。
だからありがとうって言いたいって、口をそろえていましたね。
ぜひ、パラレルでもね、回転での活躍を期待したいと思います。
さあオリンピックも残り僅かとなってきました。
でもまだまだ目が離せませんね。
そうですね。
これからの日程についてお伝えしていきます。
竹内智香選手が出場しますスノーボード女子パラレル回転。
あすの午後2時過ぎから、予選と決勝が行われます。
大回転に続く2つ目のメダル、期待ですね。
そうですね、大回転のほうが得意だっていう話はなんか聞いてるんですけれども、でもやはりメダルを1つとりましたんで、気持ちも相当乗っていると思いますのでね。
それと攻めるレースができるんじゃないですか。
ぜひ、勢いで2つ目に届いてほしいと思います。
そしてスピードスケートです。
女子団体パシュート。
日本は前回のバンクーバー大会、銀メダルを獲得しています。
今夜、準々決勝の韓国戦です。
刈屋さん、2大会連続のメダル、とってほしいですね。
いやー、僕は本当に、バンクーバーのときにフィギュアスケートの会場のテレビモニターで見てたんですよ。
で、もう完全にこれは金だなと思って、やった、金がとれる、金だってみんなで騒いで見てたら、あれっていう感じになっちゃって。
本当に、最後の最後でしたよね。
本当に手をかける直前までいったというね、やっぱりあのときの悔しさをぜひ今回、晴らしてほしいなという気がしますよね。
ぜひ勝ち進んで、あすの準決勝、そして決勝と進んでほしいですね。
そして日曜の午前1時過ぎから、こちら、フィギュアスケートのエキシビションです。
どうですかね、刈屋さん。
エキシビションというのは、冬のオリンピックのテレビ放送の中でも、極めて好視聴率を取るんですよ。
特に日本の国内では。
やっぱりフィギュアスケートの勝負とは別に、純粋に上位の入賞者、あるいはメダリストのスケートというか、そのショーというか、表現力というか、そういうものを、特に電光が消える中で、いろんな照明を使ったりとか、また別の世界を作り出してのこの演技ですので、みんな、相当楽しみにしてるんじゃないかなと思いますね。
金メダリストの羽生選手は恐らく出るだろうと思いますので、羽生選手のエキシビションというのもまた楽しみですよね。
どんな選手が、どんな演技を見せてくれるのか、楽しみに待ちたいと思いますね。
以上、刈屋解説委員とソチオリンピックについてお伝えしました。
続いては、にじまると各地の空を散歩するにじさんぽです。
気象予報士の加藤さんです。
こんにちは。
寒さ、続いてますね。
そうですね。
まだ道路脇の雪、残っている所がありますからね、この寒さ、もう少しの辛抱です。
それでは、空の散歩に出かけましょう。
こちらは北海道の稚内空港です。
少し日ざしはあるんですけれども、雲が広がっていまして、きょうは雪が降りやすい天気です。
あすとあさって、稚内空港公園の特設会場で、恒例の全国犬ぞり稚内大会が開かれます。
ことしで31回目を迎えるこの大会なんですが、稚内生まれの犬、タロとジロの活躍を描いた映画、南極物語のヒットを契機に、始まったものだということです。
あす、あさって、お天気は問題なさそうですよ。
こちらは青空が見えてますね。
岩手県宮古市の宮古港です。
震災で被害を受け、去年再建されたカキの加工場に先週、直売所がオープンしたということです。
晴れているんですけれども、結構雪が積もっていますよね。
午後2時の積雪、30センチあります。
ここ、そんなに積もらない所で、平年ですと7センチですから、今、4倍以上の雪が積もっている状態です。
こちらは水戸市です。
梅の名所として知られる偕楽園で、恒例の梅まつりがきのうから始まりました。
現在は1割程度が開花しているということで、見頃は来月上旬ごろになりそうだということです。
きょうは気温が低くて寒いですけれども、来週は春の暖かさがやって来そうです。
ですから梅の開花も進みそうですね。
そうですね。
こちらは愛知県の田原市です。
黄色く見えているのは、菜の花なんです。
3月末まで、菜の花まつりが開かれていて、田原市内の至る所で菜の花を楽しめるということです。
春を感じられる映像ですけれどもね。
愛知県内、あすの朝は各地で厳しい冷え込みが予想されています。
こちらは日本三景の一つ、広島県の宮島です。
厳島神社の鳥居が見えています。
きょうは晴れていまして、広島県内、この時間はところどころで10度以上となっています。
この先もしばらくは晴れる日が多くなりそうです。
朝と日中との気温差が、比較的大きいですから、体調を崩さないように注意しましょう。
こちらは佐賀市の今の様子です。
上空、少し雲は広がっていますが、青空も、晴れ間ものぞいていますね。
気温は13度くらいありまして、暖かくなっています。
佐賀市中心部にある歴史的な建物などで、来月23日まで、佐賀城下ひなまつりが開かれています。
以上、にじさんぽでした。
すごい数の動物がやって来ましたが。
やす短歌なお短歌です。
今回のお題に合わせて、こんな感じになりました。
歌人の小島なおさんとお伝えしていきます。
お願いします。
よろしくお願いします。
まあ、見れば分かるという感じもしますが、小島さん、今回のお題をお願いします。
動物でしたね。
動物ですね。
それ以外、考えられないですね。
そうですね。
動物ということで、皆さんから頂いた短歌も、あわせてご紹介していきます。
それとすみません、先ほどなんですが、ちょっと映像が乱れました。
失礼いたしました。
では、その動物の短歌について、まずは私の作品からお伝えしてまいります。
こちらです。
通勤、朝、この間、雪も降ってっていうときで、ふと、自分の前を、行く手を塞ぐかのように前を行く動物がいましてね、まあ、鳥ですけど、はとが歩いていました。
首を前後させながら行くんですけど、その姿が分かってるのかどうなのか、雪がこう、どかされたあとの所をきれいに歩いてくんですよね。
なんだかこう、かわいいというよりはちょっとこう、ふてぶてしさも感じるような、そんなはとの様子を詠んでみました。
いかがでしょうか。
大変お上手な歌だと思いますね。
河原鳩というのはご説明いただいたとおり、土鳩とか家鳩といわれるような、公園にいる普通のはとなんですけれども、固有名詞も生きていますし、やっぱり除雪の済んだ、歩きやすい道を歩いていく、そのひょうひょうとした姿、そこにはとの魅力がよく出てるなって思いますよね。
なんか憎たらしいのか愛らしいのか分からないところがうまいんですよ。
そうなんです。
ちょっとその微妙な気持ちで見ておりましたが。
すごく丁寧に見つめていて、大変すばらしい作品でした。
ちょっと解説をさせていただいていいですか。
一点だけ、気になる点が実はあったんです。
まず、河原鳩、緑の首を前後させ、ここまでってはとの首の動きの説明ですよね。
なんですけれども、ぴったり五七五、きっちりし過ぎていて、実はリズムがあんまり動いてないんですよね。
リズムが動いていない?
そうなんです。
内容とリズムは1つというお話を前にしたかと思うんですけれども、はとの首が動くようにリズムも軽やかに動いていかないと実はだめなんですね。
とっても細かいところなんですけれども。
なので今回はこのように添削させていただきました。
五七五ならいいっていうものでもないってことですよね。
そうなんです。
これ、だけど、字余りじゃないですか。
河原鳩はって、6文字ですよ。
本当にこれは例外的なものなんですけれども、時にはわざと字余りをするというのが、きょうの解説です。
高度な感じがしますね。
そうなんです。
これは小澤さんが短歌初心者だったらしないアドバイスなんですけれども、もう上級者に近いので。
また、乗せるのがうまいですね、本当に。
わざと字余りをする。
これはどういうことかといいますと、はを入れることによって、緑の首への接続をまず滑らかにして、首の動きの滑らかさを出す。
そして定型を少しだけリズムを乱す、わざと乱すことによって、首がちょっと変ですよね、前後に動く感じが、その偏差、その動きというのを乱すことによって、出していくというテクニックです。
これはだけど、難しいですね。
難しいですよね。
は、はやっぱり、消してしまいがちなんですけれども、時にはわざとリズムを崩していく。
でも確かに入れるほうがこう、滑らかに首が動いてる感じはしますよね。
そうなんですよ。
カクカクっじゃなくて。
そうか。
これだけだったら音がきれいにまとまりすぎると、首がパキッパキッと動いてるような。
そう、そのとおりなんですよ。
滑らかじゃないんですよ、カクっ、カクっとしてるんですよね。
確かに。
もっと滑らかに。
はとの首、滑らかですよね。
滑るようですからね。
ちょっとこれは。
難しいですね。
いつか身につけたいと思います。
上級ですね。
上級者向きでした。
頑張ります。
ありがとうございました。
では皆さんから頂いた短歌をご紹介してまいります。
まずはこちらの作品です。
なんか不気味な感じがしますね。
下の句、いいですよね。
雨中のカエル、闇夜を歩む、これ、カエルの体ってネバネバしてますよね。
そのネバネバした体で、ひたっ、ひたっ、ひたって歩いてくるような、そういう妖しくて魅力的っていうカエルのよさをよく捉えていますね。
さらに雨にぬれるとカエルって生き生きしてきますよね。
人間とはだいぶかけ離れた生物であるカエルが生き生きして喉を鳴らしている、これは何か人間から見ると、少し怖いような、生命力の中にある怖さっていうのがよく出ていますね。
少しポイント、訂正するとすれば、ノド、カタカナで書かれているんですけれども、これは漢字のほうが自然だと思います。
さらに、喉を響かせる、これ、表現として正しいのは、声を響かせる、もしくは喉を膨らますぐらいのほうがいいのではないでしょうか。
では、続いてこちらです。
雄大な景色が浮かぶような短歌ですね。
好きですね。
とっても好みです、この歌は。
まずは上の句、都井岬というのは宮崎県の岬で、岬馬が放牧されているので有名な所なんですけれども、まず上の句で、広やかで冬から春に移り変わるような雄大な景色を詠んで、そのあと、下の句で、その中にいる馬、そして馬の脚に視線がぐーっとカメラをフォーカスしていくような感じ、迫っていくんですよね。
大変構図が生きている、ああなんか…。
キリンが。
キリン出てきましたよ、馬なのに。
首の感じが、ちょっとちょっと。
ダイナミックな視点の移行というのが魅力的な歌ですね。
馬の歌でした。
間違えないように。
次の作品です。
かわいらしいですね。
ほほえましいですね。
このジャンプしながら、少しずつっていうのを、ありのままを詠んだ歌ではあるんですけれども、何かそこに擬人化のような、擬人化として感じられるはとの描写が楽しいですね。
その隣のはとは、もしかしたら恋の相手なのかなとか、あと親子なのかなっていう、そこにどうしても人間の感情を入れたくなってしまうような、魅力的な動きっていうのがうまく描かれていますね。
そしてこれ、小澤さんの歌と少し対照的で、リズムも内容に合わせて、ぐんと寄っていくわけじゃなくて、ちょっとずつ、ちょっとずつ距離を詰めていくんですね。
それが定型できちっと切れているので、そのリズムも内容に合わせて少しずつ近づいていくという感じがよく出ていますね。
お寄せくださった皆さん、どうもありがとうございました。
次は小島さんの作品です。
お願いします。
紹介させていただきます。
夢の中で、ヘビに会っちゃったわけですね。
そうですね。
これは母がまだ若いころ、幼いころに、大きな一軒家に住んでいて、そこの軒下にとっても巨大な青大将が現れたっていう、思い出話を、私が子どものときにしてくれたんですね。
その話が幼心にとっても印象に残っていて、その青大将が夢に出てきたんですね。
それ、夏だったので7月なんですけれども、自分のお母さんの、母の話からイメージを写し取って現れた青大将なんですけれども、何か、あまりにも生々しくて、母が会った青大将がそのまま私の夢に滑り込んできたような、そういう驚きと怖さっていうのを詠んでみました。
小島さん、青大将は見たこと、あったんですか?
実物はないんです。
写真だけで。
じゃあ、その写真のイメージで夢の中に出てきたという?
そうなんです、母が話してくれた話があまりにも迫真に迫っていて。
リアルだったんでしょうね。
そうなんですよ。
なるほどね。
ちょっとグロテスクでした。
それはなかなか大変な夢ですね。
慌てて起きちゃいますね。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
さあ、やす短歌なお短歌、また皆さんからの短歌をお待ちします。
小島さん、では、次回のお題をお願いします。
次回は草木でお願いします。
草木。
まずどうしてなのかというのを。
あっ、この周りにも草木があるからか。
たぶんそこじゃないですよね。
春が近づいてきて、もう梅なども膨らみ始めていますよね。
さっきのにじさんぽでも梅も出てきましたし、菜の花も咲いていましたよね。
徐々に徐々に、そういうお題も合う時期ですね。
最近、冬の歌が多かったので、ちょっと春の心を詠みたいなと思います。
なるほど、これはそしたら、少し観察して見つけないと。
そうですね。
見つからないかもしれないですね。
なのでリアルな描写がきっと生きてくるんじゃないかなと思います。
どうもありがとうございました。
本当に出てきた動物は、歌の中に、ちっちゃな生き物が多かったですけれども、スタジオは結構、アフリカのような感じでお伝えしました。
動物たちに挟まれています。
やす短歌なお短歌でした。
あっ、最後にまた。
行っちゃった。
では続いて気象情報をお伝えします。
今週は寒さが続いていまして、なかなか雪がとけません。
こちらは山梨県富士吉田市の今の様子です。
道路や屋根には、先週の大雪で積もった雪がまだ多く残っています。
富士吉田市によりますと、現在も除雪が進められているということなんですが、道路脇の歩道など、行き届いてない所もまだ多いということです。
また路線バスの運行にも一部で支障が出るなど、市民生活への影響が続いています。
雪がとけるには、まだもう少し時間がかかりそうです。
土曜日、日曜日は特に朝晩を中心に厳しい冷え込みとなりそうです。
では土日の予想最低気温を見ていきましょう。
各地とも、この時期としては低い気温です。
あすの朝、甲府では氷点下4度の予想で、けさと同じくらいまで下がりそうです。
また東京や大阪も、0度から2度くらいと低いでしょう。
日曜日は東京マラソンが行われますが、朝は寒く感じそうです。
では予想天気図です。
あすは北日本中心に冬型の気圧配置です。
引き続き日本列島には、強い寒気が流れ込んだままとなります。
気温が上がらず、厳しい寒さが続きそうです。
お天気は、北日本の日本海側では雪が降りやすいですが、そのほかの所は晴れ間の広がる所が多くなりそうです。
日曜日にかけては、日本列島は広くこの高気圧に覆われる見込みです。
日本海側でも雪はだいぶ収まってきまして、多くの所、晴れそうです。
日中は風も弱くて穏やかですから、日ざしの暖かさを感じられそうなんですが、朝は放射冷却の影響で冷え込む所が多くなりそうです。
ただ、来週になりますと日に日に気温が上がってきます。
今週、日本付近に流れ込んでいる真冬の空気は、来週になると北上します。
来週の半ばには西日本や東日本付近には、晴れますと15度ぐらいまで上がるような、春の暖かさをもたらす空気、流れ込んできます。
来週はようやく気温が上がって、暖かさを感じられそうです。
少しほっとできそうですが、積雪の大井地域では、雪崩が起こりやすくなりますから気をつけてください。
雪がとけて川が増水するおそれもありますから、注意が必要です。
ではあすの全国の天気です。
2014/02/21(金) 14:05〜14:55
NHK総合1・神戸
情報まるごと[字]
▽ソチ女子初のメダル スノボ竹内選手の素顔 【キャスター】小澤康喬,實石あづさ,【気象キャスター】加藤祐子
詳細情報
出演者
【キャスター】小澤康喬,實石あづさ,【気象キャスター】加藤祐子
ジャンル :
ニュース/報道 – ローカル・地域
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ニュース/報道 – 天気
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0モード(シングルモノ)
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