(め以子)鯛にサバ。
これどないしたんですか?
(和枝)面倒なんだすけどしゃべらんとあきまへんか?い…いえ。
これいぐさ?後で分かりますさかい御飯炊いてくれまっか?ああはい。
・「突然偶然それとも必然?」・「始まりは気付かぬうちに」・「予報通りいかない模様」・「そんな時こそ微笑みを」・「ポツリポツリと町の色変わってゆけば」・「傘はなくとも雨空に唄うよ」・「どんな君でもアイシテイル」・「顔を上げてごらん光が照らす」・「涙の河も海へと帰る」・「誰の心も雨のち晴レルヤ」
(泰介)あれ?これ「柿の葉」ずしやないですよね。
柿の葉はまだ若すぎてな。
どうにも包めんから笹の葉ずしで堪忍や。
笹の葉にいぐさてちまきみたいですね。
お姉さんが縁起担いでくれはったんよ。
教えたったやろ?あんさん言いなはれ。
ああ。
あれや。
あの…昔大陸に物書きがおってな。
事情があって川に身投げしたんよ。
ん〜…詩人な。
でな慕うとった人らが「これ食べ〜」って笹の葉でくるんだちまきを川に流してん。
「食べ〜」てもう…。
ほしたらしば〜らくしてその人の幽霊が出てきてな「食べたいけどこれではばらけてもうてわてのとこまで届きまへんねん」て。
…でみんなで知恵を絞ってちまきいぐさで巻いてな。
ほしたら「食えたで〜!」て。
(和枝)う〜ん…何やあんさん話すとありがたみの薄〜い話に聞こえますけど要するにいぐさは邪気をはらってくれる。
転じて難を逃れるいう事だすわ。
うん。
屈原の故事ですよね。
…えっ?
(泰介)伯母さん。
(和枝)うん。
お母さんハナちゃん。
ありがとうございます。
頂きます。
う〜ん…!おいしかったなおすし。
ホンマ。
いつまでたってもかなわんわ。
料理の腕も才覚も気遣いも。
ホンマは会うときたい人とかおったんちゃうの?お母さん僕な。
うん?遅かれ早かれこうなるやろなぁとは思ててもし死ぬとしたら最後に誰を守りたいやろうて思たら…それはお母さんやった。
(泰介)残念ながら現時点ではな。
お母ちゃんあんたに何かしてやれたんかいなあ。
何や何も…何もしてやれへんかった気がするわ。
お母ちゃんらしい事な〜んも。
お母さんは一番大事な事教えてくれたで。
生きてるいう事は生かされてきとるいう事なんやて。
僕は命の犠牲の上に成り立った命の塊なんやて。
せやから僕の命は擦り切れるまで使いたいて思てた。
僕やりたい事いっぱいあるんや。
もう一遍野球したいしお酒とかも飲んでみたいしくだらへん事でけんかして殴り合いのけんかとかもしてみたいし。
お父さんみたいに自分を懸けて仕事してみたいし。
お母さんみたいに誰かをアホみたいに好きになってみたい。
僕は…僕にそれを許さんかったこの時代を絶対に許さへん。
僕はこの国を変えてやりたい。
せやからはってでも帰ってくるさかい。
生き返らせてや。
あそこでまたみんなで…御飯食べさせてな。
任せとき。
任せとき!
(猫の鳴き声)お姉さんこの度はありがとうございました。
無事送り出す事ができました。
まっ日本中の女がやっとるこっちゃ。
畑行ってきます。
あの子の植えた二十日大根の芽が出る頃なんで。
失礼します。
(猫の鳴き声)今日は西の山下の方で不祝儀出たらしいんで遅なります。
(ハナ)うちはどないしましょう?いつもどおりでええよ。
思たよりしっかりしとるし。
希子ちゃんから。
(希子)「がれきの処分をしていたら奇跡的に1枚無事でした。
何はなくともこれだけは残るなんて何だか救われました」。
ホンマにねえ。
・ごめんください。
あっはい!山下は今出かけておりまして。
ああいえ。
こちらに西門さんはいらっしゃいますか?私ですけど。
公報が届いています。
どないしはったんですか?・これ!これホンマなんかいなあ?希子ちゃん。
わ…分かれへんよなぁそんなん。
こんな…こんな紙切れ一枚送られてきたかて。
(希子)間違いいう事もありますから。
し…信じる事ない思います。
・そうやんねえ。
そうやんねえ!ごめんね。
(電話が切れる音)
(すする音)
(すする音)
(かじる音)生字幕放送でお伝えします2014/03/07(金) 08:00〜08:15
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 ごちそうさん(131)「い草の味」[解][字][デ]
出征する泰介(菅田将暉)にとめ以子(杏)は和枝(キムラ緑子)に柿の葉寿司の作り方を尋ねる。和枝はい草を使って泰介のために寿司を作る。さらなる試練がめ以子を襲う。
詳細情報
番組内容
め以子(杏)は、出征を控えた泰介(菅田将暉)のため、和枝(キムラ緑子)に「柿の葉寿司の作り方を教えてほしい」と頼む。和枝は泰介のために完璧な支度を調え、寿司作りには、い草を用意する。め以子は不思議がるが、笹の葉とい草でできあがった「笹の葉寿司」をおいしそうに食べる泰介を見て涙する。翌朝、泰介を気丈に見送っため以子は、2人で世話をした畑に向かう。だが、さらなる試練がめ以子を待ち受けていた。
出演者
【出演】杏,菅田将暉,キムラ緑子,高畑充希
原作・脚本
【作】森下佳子
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
サンプリングレート : 48kHz
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