東京電力福島第一原子力発電所から南におよそ20キロ。
福島県楢葉町にあるJヴィレッジという施設に来ています。
東日本大震災からまもなく3年。
原発事故の影響が続く福島の今を、後ほどお伝えします。
おはようございます。
7時になりました。
福島からは、阿部キャスターに後ほど伝えてもらいます。
まずは発達した低気圧の影響で、北海道ではところによって吹雪となっています。
これからあすにかけて、北日本を中心に風の強い状態が続き、日本海側ではまとまった雪が降る見込みで、気象庁は暴風雪に警戒し、雪崩などに十分注意するよう、呼びかけています。
気象庁によりますと、オホーツク海にある発達した低気圧の影響で、けさは北日本を中心に風が強く、日本海側の広い範囲で雪が降っています。
北海道では、吹雪で見通しが悪くなっている所があります。
この悪天候の中、北海道留寿都村のスキー場では、スノーボードをしていた福島県郡山市の35歳の男性の行方が分からなくなっています。
警察は、遭難した可能性もあると見て、けさから捜索することにしています。
風や雪は、あすにかけて警戒が必要です。
低気圧の動きが遅いため、北日本を中心に風の強い状態が続き、北海道の日本海側では、局地的に見通しが利かない猛吹雪になるおそれがあります。
あすにかけての最大風速は、北海道の日本海側の陸上と北海道の海上で20メートル、最大瞬間風速は30メートルから35メートルと予想されています。
また上空に強い寒気が流れ込むため、あすにかけて北日本の日本海側と北陸の山沿いを中心にまとまった雪が降る見込みです。
気象庁は、北海道では暴風雪や吹きだまりに警戒し、日本海側などの広い範囲で雪崩や高波などにも十分注意するよう呼びかけています。
次は緊張が続くウクライナで新たな動きです。
ロシア軍が事実上、掌握しているクリミア自治共和国政府は、地元議会がロシアへの編入を求める決議を行ったことを受け、この是非を問う住民投票を、予定を早めて今月16日に行うことを決めました。
クリミア支配の既成事実化を進めるロシアの動きに対し、ウクライナの暫定政権と、これを支援する欧米は強く非難しています。
NHKの取材班が撮影したクリミア半島のセバストポリにある軍港です。
あちらに見えます白い建物が、ロシア黒海艦隊の司令部です。
ウクライナにおけるロシア海軍の拠点となっています。
ロシア軍は、この軍港を中心とした基地を拠点に、ロシア系住民で作る自警団と連携してクリミア半島全域を掌握しました。
そのクリミア半島で新たな動きが。
地元議会が、ロシアへの編入を求める決議を行ったのです。
自治共和国政府は、この是非を問う住民投票を、予定を2週間早めて、今月16日に行うことを決めました。
こうした中、ロシアでは、議会下院の与党が、外国の領土の一部をロシアに編入する手続きを簡素化するための法律の改正案を議会に提出しました。
改正案では、その国の中央政府が機能しない場合、該当する地域で行われる住民投票で承認されればロシアに編入できるようになるとしており、来週にも審議される見通しです。
地元政府の要請に応える形で、クリミアの支配を既成事実化するロシアの動き。
ウクライナの暫定政権は強く反発しています。
アメリカはウクライナの主権と領土の保全を脅かしているロシアなどの政府高官と個人を対象に、ビザの発給を制限する制裁措置を取ることを発表。
オバマ大統領は、住民投票について、ウクライナの憲法と国際法に違反すると非難し、ウクライナ情勢が悪化した場合、一段と制裁を強化する構えを示しました。
またEU・ヨーロッパ連合も緊急の首脳会議で、ロシアとの間で進めてきたビザの自由化交渉を停止するとともに、ロシアが本格的な軍事介入など、緊張を高める行動に出た場合は、経済制裁に踏み切る方針を発表しました。
東日本大震災からまもなく3年。
おはよう日本では、被災地の現状と課題をお伝えしています。
きょうは福島が抱える原発事故に関する問題です。
福島県楢葉町のJヴィレッジにいる阿部キャスターに伝えてもらいます。
阿部さん。
バスが到着しました。
そしてこの周辺、見てみますと、多くの人たちが長い列を作っています。
原発事故の処理に向かう人たちです。
1日に4000人の作業員がここから原発に向かいます。
今、汚染水漏れの対策などもあって、作業員の人数は増え続けています。
けさ、私がお邪魔しているのはJヴィレッジという施設です。
この施設の入り口の自動ドア、近田さん、鈴木さん、写真、見えますでしょうか?
はい、分かります。
選手たち。
サッカーの日本代表なんですよね。
もともとここは、サッカーの練習や合宿などに使われるスポーツ施設でした。
今は原発に向かう作業員や物資の中継地点となっています。
こちらの地図をご覧いただきましょう。
私が今いるのはここ、Jヴィレッジです。
ここからさらに原発に近いのが富岡町です。
原発からの距離はおよそ10キロです。
避難区域に指定され、およそ1万5000人の住民すべてが避難していますが、去年の3月に昼間の立ち入りが一部で許されるようになりました。
町は今、どんな様子なのか訪ねてきました。
何か、震災直後に被災地、訪れたときの様子を思い出します。
海岸から300メートルほどの所にあるJR富岡駅。
ここまで津波が押し寄せたんですね。
コンクリートの土台だけになっていますが、ここは駅舎だったんですね。
建物がなくなってます。
富岡駅前の商店街にやって来ましたが、いやー、なんだかもう胸が締めつけられるような光景ですね。
こちらのお宅は、被災したままの状況ですね。
昼間は立ち入りができるようになりましたが、私がいた2時間余り、地元の方には1人も出会うことはありませんでした。
中国料理のお店ですね。
店の中に赤い郵便ポストがあります。
これは恐らく、駅前にあったものがここまで流されてきたんじゃないでしょうか。
炊飯器があったり、まさにここで人々の営みがあったんだなということを思い起こさせますね。
原発事故の影響の大きさを、改めて感じさせられました。
阿部さん、本当に3年たったとは思えない、震災直後の映像を見ているようですね。
そうですよね。
除染もまだ始まったばかりで、住民の皆さんが元の暮らしを取り戻すには程遠い状況だと感じました。
さて、私はJヴィレッジの建物の中に入ってきました。
この建物の周囲には、広大な敷地が広がっています。
緑に見えている所がありますが、人工芝です。
もともとはサッカーのグラウンドでした。
こうしたグラウンドが全部で12面ありました。
今はこのように、ずらりと車が並んでいます。
1600台分の駐車場や資材置き場として使われているんです。
このJヴィレッジ、事故直後からしばらくの間は、作業員の拠点になりました。
今は復興支援の最前線となっています。
去年の1月、東京電力はこのJヴィレッジに、復興本社を設置しました。
賠償や除染の拠点となっているんですね。
そしてもう一つ、取り組んでいることがあります。
こちら、今、何人かの方が準備をしていますが、いずれも東京電力の社員です。
これから避難区域内の住宅の片づけや道路の掃除などに向かいます。
事故を起こした会社の一員として、社員一人一人が事故と向き合うために、東京電力が社員に現地に足を運ぶように求めているんです。
1日に100人、これまで延べ5万人が作業に当たっています。
そしてこちらのファイル、何かといいますと、その作業に当たった社員が自分の思いを記したノートです。
この1年余りで40冊を超えました。
それぞれが感じたことを直筆でつづっています。
東電にすべてを奪われたとのことばが忘れられません。
ふるさとを奪った東電社員に、ご苦労さまと声をかける被災者の心のうちはどのようなものかと、複雑な気持ちになりました。
被災者から直接浴びせられる厳しいことば。
町を見て実感した原発事故の罪深さ。
会社が引き起こしたことの重大さをかみしめる、社員のことばが並びます。
事故の加害者として何ができるのか。
東京電力の社員たちが行っているのが、避難区域内の住宅の片づけなどです。
じゃあ、まずは作業の準備から入りましょうか。
この日は、浪江町の住民から、自宅の片づけを依頼され、社員23人がやって来ました。
いらない、いらない。
依頼した渡部恵子さんです。
体が不自由な夫と共に、県外に避難している渡部さん。
避難区域にある自宅の片づけをしてくれる人がなかなか見つからず、しかたなく、東京電力の社員に頼みました。
次々に運び出される家財道具。
思い出の詰まった孫のおもちゃ。
社員たちは渡部さんに、なかなか話しかけられませんでした。
この活動を通して、気持ちを新たにした社員もいます。
ノートに思いをつづった一人、東京で企業向けの営業を担当している水野優さん。
原発事故が起こったのは、入社の1か月前でした。
入社後、電話や窓口で、どなられるとやりきれなさを感じたといいます。
あのとき、まだ会社の人間じゃなかった。
私は悪くない。
事故から3年、多くの同期が会社を去っていきました。
会社全体でもすでに1500人が辞めました。
その7割は、40歳以下の若手です。
そうした中、去年10月、福島の活動に参加。
初めて被災地に入り、地元の人たちと一緒に働く中で、福島から目をそらしてはいけないと強く感じるようになりました。
私には何もできないかもしれません。
でも私は現実を知ることができました。
水野さんは、いつも身につけているものがあります。
福島での活動で使った、放射線測定業務の免許証。
福島の人たちを忘れないという思いからです。
東京電力の社員と接することで、気持ちが少し変わったという人もいます。
南相馬市の避難区域にある神社の宮司、西山典友さんです。
地域の人たちが戻ってくるきっかけにしたいと、去年8月、神社の清掃を東京電力の社員に依頼しました。
そのとき、社員はまず西山さんに謝罪し、慣れない手つきで一本一本草むしりを始めました。
炎天下で続ける姿を見て、西山さんは許せない気持ちは変わらないものの、社員たちも自分と同じように、福島の復興を願って活動していると感じたといいます。
原発事故の直後から、福島で取材を続けてきた福島放送局のおおい記者です。
大井さん、東京電力に対してこの福島の皆さんは、今、どんな思いを持っているんでしょうか?
実際に住民の方々にお話を伺うと、ほとんどの住民の方々は、まだ東京電力への不信感を払拭しきれていません。
そうですか。
事故当時よりもむしろ強まっていると感じることもあります。
その最大の理由となるのが、原発の汚染水漏れなど、相次ぐトラブルです。
東京電力が本当に原発をコントロールできているのか、そしてもしかしたらまた事故が起きてしまうのではないかという不安は拭いきれていません。
もう一つが賠償の問題です。
その手続きの煩雑さだけでなく、最近では、一部の賠償について、支払いの打ち切りの時期が示され始めました。
住民の立場に、本当に立っているのかという声がよく聞かれます。
東京電力の社員一人一人が、住民と向き合う姿勢を持ち続けることが、今後も求められていると思っています。
大井記者には、また後ほど聞きます。
東日本大震災の影響で避難をしている人は、今もなお26万人を超えています。
そのうち福島の人はおよそ13万5000人、その半数以上を占めています。
こちらをご覧ください。
原発周辺の避難区域は現在、放射線量に応じて3つの区域に分けられています。
赤で示しているのが、長期間にわたって帰還するのが難しい帰還困難区域。
そしてオレンジで示しているのが、引き続き避難を求める居住制限区域。
さらにその周り、緑で示しているのが、早期の帰還を目指す避難指示解除準備区域です。
この区域ごとに除染やインフラの復旧が進められています。
しかし、その計画は遅れて、全国に避難をしている住民の皆さん、ふるさとに帰るメドはいまだに立っていません。
そして時間がたてばたつほど、帰りたいという意欲は失われつつあります。
2万人余りのすべての町民が避難をしている浪江町を取材しました。
東京電力福島第一原発から北におよそ5キロ。
津波に襲われた浪江町の沿岸部に、唯一残された建物があります。
地区の小学校です。
津波の痕跡が残る教室の黒板にメッセージが記されています。
いつの日か、ここに帰れることを願っています。
必ず帰ってくる!ふるさとに帰るという力強い決意。
原発事故のあと、一時帰宅した住民たちが、誰ともなく立ち寄り、思いを書き残すようになりました。
このメッセージをよりどころに、町の再建に取り組む男性がいます。
原田雄一さんです。
40年以上にわたって浪江町で時計店を営み、町の商工会長も務める原田さん。
およそ60キロ離れた避難先から月に1度、店に通い、片づけを続けています。
浪江町から避難している2万人余りの町民に、いずれは一人でも多く戻ってきてほしい。
原田さんは、原発事故の直後から、仲間の商店主たちとNPO法人を立ち上げ、全国に避難した町民を訪ねる活動を続けています。
北海道から沖縄まで40か所以上を訪ね歩き、再会した1000人余りの町民一人一人に、浪江町を忘れてほしくないと呼びかけました。
しかし、町民の気持ちは今、大きく変わりつつあります。
浪江町などが去年10月に公表したアンケートでは、町に戻りたいと考えている人はおよそ19%、住民の5人に1人にとどまっています。
その割合は時間がたつにつれて減り続けています。
住民は今、町に対してどのような思いを抱いているのか。
こんにちは。
この日、原田さんはなじみの客が避難している仮設住宅を訪ねました。
そこで聞かされたのは、浪江町の人たちが住む仮設住宅を出て、いわき市に移住を決めたという話でした。
熊川美広さんは原発事故のあと、家族5人で避難先を10か所以上、転々とし、1年たって、ようやく今の仮設住宅にたどりつきました。
震災前、元気だった83歳の母親は、避難場所を移るたびに体調を崩し、去年、亡くなりました。
中学生の次女に、放射能の不安の少ない場所で落ち着いた暮らしをさせてやりたいというのも、移住を決めた理由だと聞かされました。
避難から3年。
一人、また一人とふるさとを離れる人が増えてきていると、原田さんは感じています。
さらに去年12月、追い打ちをかける出来事がありました。
国が除染で出た土などの放射性廃棄物を保管する中間貯蔵施設を、隣の双葉町に設置したいと、地元に要請したのです。
放射能の不安が付きまとう施設と、これからもつきあい続けるのか。
施設の要請は、町に戻るかどうか迷っていた住民の気持ちを、戻らない方向へと大きく傾かせるものとなりました。
原田さんも震災前に同居していた長女から、1歳になった息子を育てるため、今後は浪江町に戻らず、避難先の千葉で暮らすと告げられました。
これまで住民に町に戻ってもらおうと、先頭に立って活動してきた原田さん。
最も身近な家族でも、つなぎとめられない現実に直面しています。
生まれ育ったふるさとで暮らしたい。
黒板に残された住民たちの希望は、3年という歳月とともに薄れつつあります。
必ず帰るという気持ちが揺らいだりと、皆さんにとっての限界が近づいているようにも思えます。
大井さん、この3年、福島にとってはどんな3年だったといえるんでしょうか?
取材をしているとですね、1年ほど前までは、ふるさとになんとしても帰るんだという希望を持つ方が比較的多く、先行きが見えないことに対していらだちや怒りを口にする方々が多かったように思います。
ただ今3年たっても何も変わっていないというのが、多くの住民の方々の気持ちです。
例えば、除染をとって見てもですね、帰還困難区域以外の避難区域については国は当初、今月中に終わらせるという計画を立てていましたが、その計画は大幅に狂って、最大で3年程度延長されることが決まりました。
以前はそういった先が見えないことに、いらだちや怒りを口にしていた住民の方々も今はもう、なるようになるしかないといった、諦めや失望といった気持ちに変わってきていると感じています。
切ない状況ですよね。
大井さん、福島で取材を続けてきた立場から、今、どんなことを伝えたいですか?
原発の廃炉も40年近くかかるとされています。
そして福島で蔵していくと言うことは、放射能と向き合い続けるということが、しばらく続くということです。
ですから、3年というのは福島にとっては、区切りとはいえないと思います。
ただ住民の方々の諦めの感情が広がって、さらに停滞した状況が続いてしまうのか、それとも少しでも前に進んでいくのかという帰路に今、立たされていることは間違いありません。
そして何より住民の方々が、ふるさとに戻るのか、戻らないのか、生活再建をどこでどのようにしていくのかといった厳しい選択を日々、迫られています。
ですからそうした個人の方々の選択、そして決断をですね、受け入れて、認め合うという姿勢を共有していくことが今、最も大切なのではないかと感じています。
そうですよね。
福島放送局の大井記者でした。
けさは福島県の楢葉町から、福島が抱える問題についてお伝えしました。
福島から阿部キャスターでした。
ではここで先ほど入ってきたニュースです。
きのう、北海道の留寿都村のスキー場で、スノーボードをしていた35歳の男性の行方が分からなくなっていましたが、けさ、男性がスキー場を歩いているところを無事、発見されました。
コースの外に迷い出てしまったと話しているということですが、特に外傷もなく、無事だということです。
iPS細胞を使った再生医療。
実現に向けた新たな研究が始まります。
京都大学の研究所は、パーキンソン病の患者の脳の神経を、iPS細胞を使って再生し、病気の根本的な治療を目指す世界で初めての臨床研究を早ければ来年夏にも始める計画を明らかにしました。
これは京都大学iPS細胞研究所の高橋淳教授などの研究グループなどが会見で明らかにしました。
臨床研究の対象となるパーキンソン病は、脳の中で、神経伝達物質のドーパミンを出す細胞が減ることで起こります。
手足が震えたり、体が動かなくなったりする難病で、根本的な治療法はありません。
臨床研究では患者の細胞からiPS細胞を作り、1人当たり数千万個の神経細胞に変化させます。
そしてその細胞を、病気で傷ついた脳の部分に移植します。
移植後は、異常が起きないか継続的に患者を診察し、介護が必要な重症の患者が、自分で身の回りのことができるようになるなどの効果を期待しているということです。
京都大学の研究グループは、ドーパミンを出す神経細胞を、iPS細胞から安全かつ大量に作り出す方法の開発に成功していて、来年夏にも患者の選定をスタートさせるなど、臨床研究を始める計画だということです。
さあ、続いてはこちらです。
大阪市上空からの現在の様子です。
見えているのが、きょう全面開業する超高層ビル、あべのハルカスです。
高さは300メートル、日本一高いビルです。
これ、日本一高いビルなんですよね?
そうなんですよね。
例えば東京スカイツリーや東京タワーは電波塔ですから、つまり鉄塔になるんですね。
塔ではなくて、ビルの高さ日本一となるのが、きょう全面開業する、このビルなんです。
これまで数々のビルが担ってきた日本一高いビルという称号。
その歴史をひもとくと、時代が見えてきます。
戦前の昭和11年、1936年に完成した国会議事堂。
高さは65メートル。
実は戦後も長らく、ここが日本一高いビルでした。
みかげ石の外装から白亜の殿堂と呼ばれ、国の権威を象徴するビルといわれていたそうです。
その国の権威を追い抜いたのがホテルニューオータニ。
17階建て、高さ72メートル。
富士、アルプスまでを見渡せる雄大な展望。
戦後の日本の復活を、世界に高らかにアピールしました。
こちらが太谷米太郎でございます。
創業者は、実業家の大谷米太郎。
東京オリンピックが近づき、宿泊施設が足りないと分かったため、観光国策の一助としたいとの思いで、建設に踏み切ったそうです。
その後、日本一高いビルは、高度経済成長の象徴になります。
150メートルから200メートル級の超高層ビルが次々誕生。
成長著しい企業や、日本に進出した外資系企業が競い合ってオフィスを構えました。
経済成長の波は、消費者にも。
東京・池袋に建てられたサンシャイン60。
当時流行したビデオゲームやコンピューター占い、さらには劇場や博物館、水族館まで兼ね備えた、消費文化の成熟を象徴するようなビルでした。
平成に入って、初の日本一高いビルは、バブル経済の象徴でした。
東京都庁、総工費およそ1500億円。
バブルの塔とも呼ばれました。
ここに続いたのが、横浜ランドマークタワー。
日本各地で進むウォーターフロントの再開発のシンボルともいわれました。
で、こちらがですね、日本一高いビルの変遷です。
確かに日本の復活、高度経済成長、さらにはバブル経済、その時々を象徴する建物ですよね。
…歴史があったんですね。
ビルの作り手が、その時代、その時代に最先端の発想や技術を盛り込んでいることで、結果的に時代の映し鏡になっているのかもしれませんね。
さあそして、きょう全面開業し、この歴史に加わるのが、このあべのハルカスです。
大阪市阿倍野区の上空です。
あべのハルカスは、心地よいあしたを見通したいという願いを込め、はるかに見渡すという意味の見晴るかすからその名を取りました。
あべのハルカスがテーマの一つに掲げているのが自然との共生。
最上階の天井は開いています。
地上300メートルの空気を直に感じることができます。
そしてビルの地下では。
こちらは地下5階。
ビルに入る飲食店や百貨店から出た生ごみを発酵させ、バイオガス発電を行っています。
風がこう、上に抜けて。
ビルの中央には、巨大な吹き抜け。
風の通り道を作ることで空調を極力使わなくするねらいです。
さらに展望台にはツツジなどを植栽。
ヒートアイランド現象の緩和を目指しています。
初めて首都圏以外に完成した日本一高いビル。
地方の時代や自然との調和を象徴するビルになっていくのでしょうか。
後の時代の人がこのあべのハルカスを見て、2014年、こんな時代だったな、どんなふうに振り返ることになるんでしょうかね。
さあ、このあべのハルカスがある大阪から心配なニュースが入ってきました。
けさ、大阪・淀川区の阪急十三駅のすぐそばにある棟続きの飲食店から火が出て、これまでに10棟が焼けました。
現在も消火活動が続けられていますが、電車は平常どおり運行しているということです。
午前7時過ぎ、大阪・淀川区の上空の映像です。
阪急十三駅のすぐ近くで、赤い炎が上がり、激しく燃えています。
きょう午前6時過ぎ、大阪・淀川区十三本町1丁目の棟続きになっている飲食店のトイレから火が出ていると、付近の住民の女性から、消防に通報がありました。
現場は阪急電鉄の十三駅のすぐ西側で、消防車34台が出て消火に当たっていますが、これまでに飲食店など10棟、合わせておよそ700平方メートルが焼け、現在も消火活動が続けられています。
これまでのところ、けが人などは出ていないということです。
阪急電鉄によりますと、火事の影響で十三駅の西側の改札口が閉鎖されていますが、煙が駅や線路の方向には向いていないため、電車は平常どおり運行されているということです。
では、続いて気象情報です。
この厳しい寒さ、週末にかけても続くんでしょうか?渡辺さん。
続きそうなんです。
冬将軍は来週の前半にかけて、居座りそうです。
来週の後半になりますと、ようやく気温が上がって、春らしい陽気に戻ってきますから、もうちょっと、あと5日、6日くらいの辛抱です。
風が引き続ききのうと同じように冷たいです。
ちょっと時間とともにだいぶ収まってきたかなという感じもするんですが、気温は一気に下がって、全国的に冷え込み、強まりました。
で、この風なんですが、きょうは北海道の日本海側で暴風、そして猛吹雪に警戒が必要です。
その暴風の原因は、北海道の北で発達する低気圧です。
中心の気圧は960ヘクトパスカルと、台風並みに発達しています。
この低気圧、今夜の予想でも位置がほとんど変わらず、動きが遅いんです。
このため、北海道は日本海側であすの朝にかけて、長い間、非常に風が強く、見通しが利かない猛吹雪の所がありそうです。
東北もふぶく所が多いので、車の運転が心配です。
そして雪も強まりそうです。
朝9時からの予想を見ますと、日本海側はきょうも広く雪です。
特に北陸や東北で雪が強まる所もあり、大雪にも注意してください。
さらに夕方には関東甲信から近畿の太平洋側でも、にわか雪の所がありそうです。
気象情報でした。
けさお伝えしているニュースです。
ウクライナ情勢、混迷を極めています。
ロシア軍が事実上、掌握しているウクライナ南部のクリミア自治共和国。
地元議会がロシアへの編入を求める決議を行いました。
これを受けて自治共和国政府は、ウクライナから分離独立するかどうか、議会の決議に従って、ロシアに編入するかどうかを問う住民投票を、予定を2週間早めて、今月16日に行うことを決めました。
こうした動きにウクライナの暫定政権のヤツェニューク首相は強く反発。
欧米からも避難する声が出ています。
政府は、東日本大震災から3年となるのを前に、犠牲者への追悼と被災地の復興に向けた強い意志を国内外に示すため、岩手、宮城、福島の各県に1か所ずつ、国営の復興祈念施設を新たに整備する方向で調整しています。
2014/03/07(金) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]
▽中継・原発処理最前線 遠い帰還…揺らぐ決意 東電社員・現場の苦悩 ▽北海道で猛吹雪警戒 ▽時代語る日本一ビル
詳細情報
番組内容
【キャスター】近田雄一,鈴木奈穂子,【スポーツキャスター】西堀裕美,【気象キャスター】渡辺蘭
出演者
【キャスター】近田雄一,鈴木奈穂子,【スポーツキャスター】西堀裕美,【気象キャスター】渡辺蘭
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
スポーツ – スポーツニュース
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