黒柳徹子:なんと、美少女。
もう、どなたかおわかりだとは思いますけど、本当に、おキレイ。
そして個性的。
大ご活躍のお客様。
この方でいらっしゃいます。
樋口可南子さん、今日のお客様です。
黒:樋口可南子さん、今日のお客様です。
黒:大活躍のお客様でいらっしゃいます。
樋口可南子さん、今日のお客様です。
よくいらしてくださいました。
女優さんでいらっしゃいますし、タレントでもいらっしゃいますし、いろんなお仕事していらっしゃいます。
そして、犬のブイヨンはお元気で。
樋口可南子:いきなりですね。
元気です。
黒:お宅はブイヨンがないと、もう、ほら、ちょっとね。
樋:はい。
ちょっと、旅行に行くにでも、必ず連れて。
黒:そうですってね。
ちょっと、このブイヨンが、この前、あなたが来てくださった時に、私、抱いてるんですけど。
この時は、ちょっと耳、あれですね。
割と普通?樋:普通…。
この耳ね、意外と立ってるんですね。
この種類は割と、半分寝てる種類なんですけど、うちのは、すごく大きく立ってるもんですから。
だから、みんなに変わってるって言われるんですけど。
黒:飛ぶぐらい…。
樋:飛びません、飛びません。
飛びません。
黒:飛ぶぐらいになってますよね。
ところがね、私が糸井さんの事務所で糸井さんと対談をするという事になりまして、その時、抱っこしてる時ね、これ。
すごい可愛いって思った。
耳、垂れてるから、おとなしくしてるのかなと思ったら、違うんですってね。
樋:ものすごく緊張してるんです。
耳が後ろにバーッと、横にいくのは、ものすごく緊張して…。
黒:そうなんだ。
これ、緊張してるんですって。
樋:固まってますね。
黒:そういう風に見えないから、私は、ほら、耳、こういう風になってるから、いい子ね、なんて仲よくして。
樋:ものすごく固まってるんです、だから。
黒:あ、そうなの。
樋:でも、この写真はもう、うちの大事な家宝として、大事にさせていただいてます。
黒:ちょうど対談してる時にね、連れてきてくださってね、しばらく抱っこしてて…。
6年前ですけども、こちら、連れてきてくださった時のご様子を、ちょっとブイヨンともどもに、ご覧ください。
黒:「可愛い」樋:「あ、落ち着きましたね」「なぜか落ち着く」黒:「落ち着くね」樋:「本当だ、よかったね」樋:うわ、ありがたいですね。
ちょっと震えてますね。
黒:ちょっと震えてる?樋:今見ると、震えてますね。
黒:ちょっと心配なんだ。
樋:でも、お尻をプクッと持ってくださる方は、動物が、すごくお好きな方です。
黒:あ、そうなの?へえ〜。
樋:ああいう風には、やっぱり抱けないですね。
黒:「お母さんのとこ行く?お母さん」「樋口可南子さんのお母さん」「でも結構ね、身が詰まってるっていうタイプの犬ね」樋:「すごい筋肉質ですね」黒:「すごいですね」「やっぱり、テレビ初めてだからね」黒:あれね、緊張するのとる時、あそこの、あんなとこを、こうやって…。
樋:なんとなくね、なんとなく、自分で勝手に思ったやつですけど。
黒:そうすると、おとなしくする?樋:なんとなく、止まりますね。
でも、2回…、犬なのに、2回、主人も一緒に。
黒:そうなの、そうなの。
そのあとに来てくださった時も、一緒にブイヨン…。
これ、これ、これね。
樋:そうなんですよね、本当、自慢なんです。
『徹子の部屋』に2回出た犬と。
黒:そう…。
これ、また私が抱いてる。
また抱かせていただいたんですけど、その時に…、あっ、これですね。
この時は、もうだいぶ…。
樋:これは、すごく友好的に、もう慣れてますね。
黒:慣れましたね。
ブイヨンは、だいぶ、何回もお会いしたんで、もうね。
樋:糸井の事務所でも、本当に…。
ありがとうございます。
黒:2回もね、うかがわせて…。
あの時、糸井さんと対談して、それで、ご本人に会った時も、本当に面白いって皆さんがね、笑って。
あんなに対談集で笑えるものかというほどね。
あれは、いつも出してらっしゃる新聞みたいな、インターネットの中の?樋:ホームページの中の。
黒:ホームページっていうんですか。
「ほぼ日」っておっしゃってね。
「ほぼ」…。
樋:「日刊イトイ新聞」と申します。
黒:すごいんですけどね。
それが『タマネギのひみつ。
』っていう本でしたかね、なったんですよ。
でも、それ、編集がお上手なんだったらしくて、すごく、とにかく対談が面白かった。
でも、お宅のご主人様は前におっしゃったけど、マンション探している時に、まだブイヨンが来る前なんだけど、犬がダメですっていうところが多くて、「犬は飼えない」って言ったら、とうとう泣いたって?樋:そう。
「もう諦めよう」って言った時に、ちょうどね、禁煙をしている時だったので、ものすごく感情がナイーブな時だったので、もうやめよう…、本当に私も苦労して家を探しても、どうしても犬を飼う部屋が見つからなくて。
「もう、やめよう」って言ったら、うわーん!って泣いたんですよ。
黒:あら、「ワン」って泣いたの?樋:ええ。
ワ…、いや、ワンじゃないですよ。
うわーん!って泣いたんですね。
黒:うわーん!って泣いたの?糸井さんが?樋:はい。
だから、こんな60にもなろうという男の人が、こんなに子どもみたいに泣くんだったら、じゃあ、もう一回、頑張って探そうって。
黒:犬がすんでもいい物件を探してあげよう…。
そうしたら、あったんですって?樋:あったんです。
黒:それでブイヨンを飼えた。
樋:はい、10年前に。
黒:じゃあ、もう10歳。
樋:はい。
黒:メスとかおっしゃいました?樋:メスです、はい。
黒:10歳のおばさんになって。
樋:私と同い年くらいですね、今。
黒:あ、そうなの。
このね、ブイヨンが着てるもの。
これ何か、あなたがお作りになったんですって?樋:これはね、違うんですね。
黒:これ、違うの?樋:これね、この間、鹿児島に…。
黒:あ、これ、これ、これ。
樋:これです。
これが、私、すごく犬のセーターにはまった時期があって。
この年は5枚ぐらい、その秋冬の間に、もうはまって、はまって、もう、作りました。
黒:あれなんですってね、これ、よそ行きなんですってね、これね。
樋:これ、晴れ着なので、あまり普通の散歩では着せなくて、大事な人と会う時しか着せない。
猟犬なので。
鹿児島に、このお正月に行った時は、山に放せる場所に行ったので、もう本当に猟犬の本能を発揮して、もう子犬みたいに戻って。
黒:それは犬のために、わざわざ、いらしたんですって?樋:そうですね。
なんか、自分たちと一緒に行けるところはないかなと思って探したら、鹿児島にいいところがあったので、6時間半かけて新幹線に乗せて。
黒:すごいですね。
樋:飛行機で行ったら、1時間半ぐらいのところが。
でも、やっぱり一緒にいると楽しいので。
黒:この子は、もうすごい喜んで走ったんですって?樋:はい。
すごかったですね。
人間も、だから、そういうところ行くと、ものすごく元気になるので。
犬の動作を見てると、やっぱり人間が気持ちいい場所っていうのを、より早く反応するので、見てるとわかりますね。
黒:あなたが、ご主人と、けんか、めったになさらないんだけど、けんかをなすった、本当に数回の中の一つが、『徹子の部屋』を挟んでのけんか…。
名作っていうけんかがあるそうですけど、それはどうしたんですって?樋:ああ…。
うち、本当に10歳も離れてるし、あまり、けんかというのはしないんですけど、たまたま2人で『徹子の部屋』をお昼ごはん食べながら見ていた時に、冨士眞奈美さんが出てらして、すごく面白いお話なさってたんです。
私、ごはん食べながら、うわ、面白いと思って見てたら、糸井が何か話しかけてきたんです。
それが、もう聞くのが、もううざったくなって、冨士さんの話を聞きたかったので、「もう、うるさい」って言って、「冨士さんの話が終わってからにしてちょうだい」って言ったら、糸井が、しゅんとして、「じゃあ、冨士眞奈美と結婚すればいいじゃないか」って言ったんですよ。
その時はもう失礼なんですけど、冨士眞奈美って呼び捨てにしちゃいましたけど。
黒:ええ、もちろん眞奈美さん。
樋:なんですけど…。
その時に、あまりのリアクションにビックリして、私も笑えなかったんですね。
まさか、そんな…、「結婚すればいいじゃないか」っていう、そんなバカな事を…と思って、2〜3日、口利かなかったんです。
それだけの事で。
黒:でも、それは一生懸命、あなたに話しかけてるのに、普段ない事なのに、あなたがテレビの方を向いて笑ったりして、こっちにお答えしなかったのが気に入らなかったのね、きっと。
樋:本当に伝えたかった事だと…。
黒:でもね、あれはね、笑ってもいいと思いますよ。
樋:笑った方がよかったんです。
黒:冨士さんの話はおかしい話でしたね。
酔っ払ってっていう話でしょ?冨士さんが。
樋:すごく、もう、ここからっていう時に、ちょうど。
黒:「冨士眞奈美と結婚すればいいじゃないか」って。
じゃ、それ以来、冨士さんと会うと変な気がするでしょ?樋:なんとなくね、思い出しますね。
黒:ねえ。
面白い方。
樋:本当、数少ないんですよ。
もう2〜3回あるかないかのけんかなんですけど。
黒:その中で、名作『徹子の部屋』っていう、けんかの名作になってよかったです。
でも、まあ、それで、いろんなお話あるんですが、あなた、いろんな事から趣味をお見つけになって、こぎん刺しっていうものを。
どうしたんですか?それは。
樋:それは、前から、ぼんやりやりたいなとは思っていたんですけど、気仙沼に通う事が多くなってきて。
黒:3.11のあと?樋:はい、あとに。
糸井が気仙沼に事務所を持ったりしたものですから。
一緒に行くうちに、手芸の達人の人に、偶然会って。
その人がもう、織物から、編み物から、刺繍から、なんでもなさる方で、その中に、こぎん刺しをやってらっしゃって、すごく、たくさん作品持ってらっしゃったので。
あっ、この人に習おうと思って。
一日だけ、そのためにだけ気仙沼に行って、習ってきて。
それが2か月ぐらい前なんですけれども。
黒:そんな最近の事なんですね。
樋:はい。
あ、それでここにあるんですけど。
黒:ちょっと見せていただいて…。
樋:練習帳っていう風に、すごい細かい…。
黒:その、こぎん刺しというのはどういうのかね…。
樋:こぎん刺しというのは、江戸から明治ぐらいにかけて、青森の野良着に刺繍をしていたものなんですけど。
黒:寒いから。
樋:寒いから。
綿の糸で刺繍して、防寒を兼ねた刺繍なんですけど。
黒:なるほど、すごいですね。
樋:もっと細かいんです。
それで何枚も、こういうのも果てしなく…。
黒:津軽のものなんですか?これ。
樋:そうなんです。
あまりにも美しくて、自分で習っていったら、もう本当に、はまりにはまってしまって、今、毎日…。
黒:いいですか?ちょっと見せていただいて。
これは、あれですね。
きれがこう、なんていうのかしら、やっぱり、洋風のバッテンバッテンでやっていく刺繍があるじゃありませんか。
樋:クロスステッチ。
黒:クロスステッチみたい、あれみたいに、ちょっと布の目が粗いのね、これの。
樋:そうですね。
黒:そこに刺していくっていう感じなんですかね。
樋:これは刺繍用の、本当、練習用の生地というか。
本当は、麻の生地に…。
黒:じゃあ、本当に昔の方がなさったみたい。
樋:はい。
これが本当に実際に。
黒:えー、これ、麻だしね。
キレイな模様が。
しゃれてる。
樋:ちょっと北欧というか、ちょっと日本とまた違う風にも見えたり、一部分、切り取ると。
黒:すごい。
これ、あなた、おやりになったの?樋:そうです。
黒:じゃあ、すごい自慢でしょ。
樋:これ自慢!すごく見せたいんです、だから。
黒:絶対そうだと思う。
これ、自慢。
これで袋にもなるっていう自慢。
樋:それは今、袋にしようかなと思ってるんですけど。
黒:いいですね、模様がね。
なんて、しゃれてるんでしょうね。
樋:そうなんです。
また自分で刺してると…。
黒:みんな、こういうのって北欧ばっかり思ってるじゃない。
北欧とかね。
そうじゃないっていう事ですよね。
こういう風なの、昔からあったんですね、それじゃ、津軽やなんかにね。
樋:それも、前から図案があって刺すんじゃなくて、自分たちが自ら、女の人が、お母さんに習いながら、図案を考えていったっていうところに、すごい感動するというか。
黒:わざわざ、青森の方になんか習いにいらしたの?樋:このきれ、麻のきれと刺繍の糸を求めに、先月の末に、青森にこぎん研究所というのがあって。
ここに、もう…。
やっぱり本場のものを見たいし。
黒:ごめんあそばせ。
これ、ちょっと裏もお見せしよう。
こっちが表ですよね、皆さん。
樋:裏が、またキレイなんです。
黒:裏がキレイですよ、裏が。
あっ、裏も違う模様なのね、そうするとね。
色が逆になるから。
こうでしょ、裏が。
こっち、表です。
すごいね、キレイ…。
樋:日本に、こんなね、こんなに美しい刺繍があったのかと思って。
黒:そうだ、キレイですね。
樋:自分で、夜、刺しながらも、昔の人は、これ、何を思って刺してたのかなと、すごく…。
黒:青森にいらした時の写真があるそうですね。
ちょっと見せていただきます。
おお、こういうのがあったの?樋:これは復刻して、子どもサイズに、あちらの方が刺してあるもので。
黒:しゃれた模様ですね。
樋:そうなんです。
昔から残ってるものも拝見したんですけど、もっと目が詰んでるし、上から色を重ねたり、更に、この上からまた、もっと温かくしたいというんだったら、もっと糸を重ねてあって。
だから、すごい、もう根気のいる…。
黒:でも、あれですね。
糸の仕事なのに、ご主人が糸井っていうのも相当、おかしくない?ちょっと。
樋:そこに重ねますか?黒:そこへ重ねてみたんですけど。
偶然とは言いながら、糸井さん。
樋:糸だけで、こんなに美しいものが。
これは、今、90歳の方が…。
帯なんですね、着物に締める帯の総刺しって言って、もう全部に刺してある帯で。
黒:うわ、すごい。
この右のなんか、帯みたいに。
これね、帯。
樋:そう、帯です。
これが2か月から2か月半で織られてる。
すごい、運針で、もう…。
私も、ひと針、ひと針、刺していくんですけど、その方たちは、もう運針で、こう、ずっと刺して、最後に糸を引くという。
黒:ちゃんとこの目のようになってるの?樋:はい。
ひと目間違えてもいけない世界なんですけど、もう、すごい速さで目を作っていくんですね。
黒:樋口可南子さんが今、はまってらっしゃるもの、もう一つございまして。
お花なんですけど、投げ入れって言うんですってね。
樋:はい。
黒:あれ、本当にピュッて投げません?樋:入りません、こうやって。
投げません。
黒:私、こうやって入ったら、入ったのが、いいのかなと…。
樋:入りません、こんな中に。
黒:こんな事やらない?樋:やらない、やらないです。
野にあるように花を生ける。
だから、あまり作為的に花をいろいろ、いじって…。
黒:これがそう?樋:はい。
黒:これ、あなたが、これ、やったの?樋:今、先生に習って、先生のお家で、習って。
黒:この葉っぱやなんかも、曲げたりなんだしないで、そのまんま…。
樋:なるべく、はい。
でも、ちょっと邪魔なところは、少しやるんですけど。
このまま、こんな風に咲いてるでしょうっていう。
黒:あら、これなんか、キレイね。
樋:はい。
これも、私、1種類しか生けられなかったんですけど、やっぱり何種類か組み合わせしたいとお願いしたら…。
黒:これ、キレイ。
樋:ちょっと春っぽく。
黒:すごくキレイね、これなんか。
樋:これ、冬イチゴって言うんですけれども。
黒:お花の事も覚えるでしょ?そうしたら。
樋:そうですね。
名前とか覚えますね。
黒:なんかさ、下向いちゃってる花を、あなたが、上向かそうと思ってたら、先生は、その花はそれでいいですって、おっしゃったんですって?樋:そうそうそう。
無理やり立てようとか、自分のイメージどおりに、もっと花が上を向いていた方がいいんじゃないかっていう、自分のこう…、ねえ、思うように生けようとしたら、先生が、いや、花は、そちらに向きたくながってますっていうか、花は下に向きたいとか、自分の向きたい方向があるっていうのを教えてくださって。
だから最初、花を見て、クリクリッと回して、自分が一番キレイな角度というのがあるので、それをまず見つけて、そのままポンッと生けて、花が、そのまま止まってなくて、クリッと向いたら、それが一番、花のいきたい方向なので、それが一番、その花の持ってる美しいところですよっていうのを聞いた時に、うわあ、すごい!それは…、うわあ、そうなのか!と思って。
自分勝手に生けようとするんですけど…。
花だけじゃなくて、それはなんか、人間にも言えたりする事で、無理やり自分の思ってる方に、その人を変えようとかっていうのも出来なくて。
その人の持ってるいいところを生かせる事もあるんじゃないのかって。
なんか、そこから、いろんなものが持ってるものの、いいところ、いいところを。
犬だって、みんな持ち味が違うし。
黒:でも、思うに、トットちゃんっていう…、私、『窓ぎわのトットちゃん』に書いた校長先生は、やっぱり、その子どもの持ってる一番いいところを、とにかく早く見つけて。
変でもなんでも。
私は随分、変って言われましたけど、変でもなんでも、とにかくそのまま育てるっていう。
一番いいところを見つけるっていうのが、先生の考えだったから、もしかしたら、投げ入れ。
私、投げ入れ教育だったかもしれない、もしかするとね。
樋:ああ、そうかも。
だから、すごく、なんでもない事のようなんだけど、グサッときました、その言葉に。
黒:あなたも子どもの時は、でも、割と人見知りの子で?樋:はい。
割と引っ込み思案だったし。
黒:ああ、そう。
学校では、どうだったんですか?樋:小学校の頃に、たくさん転校をしたので、その時に、自分から前に出ないと仲間に入れないっていう事を自然に知ってから、だんだんこう…、前に出なくちゃ。
自分から…。
黒:ご自分でね。
樋:うん。
自己紹介していかなくちゃいけない。
黒:もともと新潟のご出身?樋:そうです。
黒:もう、新潟美人ってね、よく言うけど、本当なんですね。
新潟美人。
でもまあ、ご自分で積極的に出るように、お入りになったっていうかね…。
さっきの写真、一番最初の写真、ちょっと。
こんな可愛いんですもんね。
これ、何歳ぐらい?樋:デビュー当時ですね。
二十歳前後だと思うんですけど。
黒:美少女コンテストみたいなさ、そういうのあったら、すぐ入っちゃう感じですよね。
樋:もうなんか、この時初めて、いろんなカメラマンさんにポーズをつけられて。
だから初めて、これから皆さんに見てもらうというような。
黒:でも、あなた、あれでしょ、高校生の時ですか?演劇部っていうののドアを、ちょっと開けてみようかなって。
樋:はい。
なんか…、お芝居やりたいとか、そういう事で演劇部に入りたいというのではなくて、演劇部のドアが気になってしょうがなくて。
体育館に、ステージの横に演劇部っていうドアがあって、それを開けたくて開けたくてしょうがなくて。
そこのドアを開けるためには演劇部に入らなくちゃいけない。
全然こう…、なんか、段階がおかしいんですけど。
とにかく、その扉を開けると、何かが始まるような気がして。
黒:わかる。
とても好奇心のある子だったんでしょうね、きっとね。
演劇部って、入ったら何があるんだろう?ってね。
樋:うん。
なんか変わるんじゃないかしらって。
その変化が、割と好きな…。
黒:ああ、そう。
でもそれで、結局は、東京の女子美に、女子美術大学にお入りになったっていう事は、何かそういうもの、おやりになりたかったの?樋:まだ何をやりたいかわからなかったんですけど、絵は、その時、好きだったので。
何か、自分が、その時やれるものって言ったら絵かなと思って。
黒:でも、あれですよね、考えてみたら、さっきのこぎん刺しも、あなた女子美にいらしたんだから、やっぱり、なんか、下地は、なんかあったと言えばあった?樋:今思うと、やっぱり、何か作る事が好きですね。
今、ちょっとこの歳になって、時間がたくさんあって、自分の好きなもの、好きなものって思っていったら、やっぱり、作る事が好きだなと。
改めて…、学生時代に戻ったみたいな気がして。
黒:でも、いいですよね。
そういう風なお気持ちに、今もなれるっていうの。
だんだん年取ると、ほら面倒くさくなってくるじゃない?いろんな事がね。
こんな細かい仕事をさ…、って。
ああいうのやってる時に、ブイヨンはおとなしくしてるの?あなたが、こういうのやって。
樋:そういう時はね、殺気が出てるんで…。
黒:あなたから…、殺気が出てる?樋:台本読んでたり、何か一生懸命やってる時は立ち入らないんですね、主人も犬も。
黒:静かにして。
樋:静かに、こう離れて。
黒:絶対、そこからなんか出てるんですね。
樋:ここのエリアに入ってこないように、こう…。
この時も、多分出てると思うので。
黒:なるほどね。
樋:立ち入らないですね。
黒:ドラマですけど、山田太一さんの新しいドラマ、特別なドラマにお出になった。
すごくいいドラマですって?樋:すごくいいドラマです。
被災地をテーマにしたドラマなんですけど。
黒:それも、テレビ朝日開局55周年記念ドラマという事だそうですけど。
『時は立ちどまらない』。
あ、そうか。
ちょっと、それ、いいですか?どんなドラマか、ちょっと見せていただきます。
浜口いく:「私はな、この娘さんと長男の修一が結ばれる事を心から喜んどる」黒:渡辺大君?樋:そうです。
2組の家族がいて。
メイサちゃんと渡辺大君が、結婚を約束して。
さっき、結婚の…、約束した集まりで、みんな、2組が集まってるんですけども。
震災に遭って、その中の何人か亡くなってしまって。
そこから、いろいろ、2組の家族のドラマが、いろいろあるんですけど。
樋:緊張しました。
山田先生のドラマは、やっぱり、なんかこう、一つ一つ、せりふがもう、大事なせりふが多いので。
時々、本音みたいなせりふが、グサッと、こう出てくるので。
樋:これは被災地ですね…。
浜口吉也:「ずーっと、見だくながったんだ」吉:「ありがとう」西郷麻子:「そんなにお母さんのハグ見たくない?」西郷良介:「バカ言うなよ」樋:一切、被害を受けなかった家族と、相手の方は、ご家族は、被害を受けた家族なので。
受けなかった家族も…。
黒:被害を受けてない自分が泣いたらおかしいだろうと、ご主人の中井貴一さんが、おっしゃってるっていう。
橋爪さんのとこは被害を…。
樋:はい、はい。
黒:前の方で、ちょっと聞こえづらかったかもしれませんけど、吉行さんと話してる時、ハグしてほしいとかなんとか言って、みんなでふざけてたりなんかしたら、最後、本当に、あそこで慰めるためにね、吉行さんが、橋爪さんを抱くっていう風な事が起こるっていうような。
樋:普段、「ハグしたい」とかっていうせりふは、まず…。
それに、あの年代の方が、「ハグしたい」って言葉に出すまでの、なんかこう、寂しさというのか、もう、よっぽど、そういう思いがないと「ハグしたい」っていう言葉は出ないと思うんですけど。
なんか、その恐ろしいまでのなんかこう、寂しさ、悲しさ、抱えていらした方のせりふというのは、すごみがありますね。
黒:山田太一さんも、本当に、いいドラマをお書きになったなと思いますよね。
いろんな…。
3月11日…、いろんな家があるだろうから、いろんな事が、被害があったりして。
どなたも被害があったんだけど、大変な被害と、ちょっと浅い被害の方とかね、いろいろ、そういう事をドラマになさって、いろんな事、みんなが忘れないようにね、しなきゃいけないっていう事で。
でも、いいドラマにお出になれてね、よかったです。
樋:ずっと気仙沼とは、本当に…。
気仙沼だけなんですけど、行くと、やっぱり、いつ行っても、震災の話は、必ずどこか言葉の端に入って…。
必ず笑い話の中でも出てきますので。
ずっと、もうやっぱり、皆さんの中には、ずっと、もう忘れる事が出来ない事なのでね。
黒:そりゃあそうでしょう。
だって、あんなになっちゃったんですもんね。
樋:はい。
黒:私も、あっちの方面に疎開してましたんでね。
岩手に近い青森の方に。
だから、知ってる人もいっぱいね、被害受けてると思うんですけど。
『時は立ちどまらない』、山田太一さん。
もう、すぐの放送ですよね。
樋:はい、明日。
黒:明日。
樋:明日です。
黒:ぜひ、ご覧になっていただきたいと。
樋:よろしくお願いします。
黒:もう一つ、なんか、あなた、本をお出しになったんですけど。
あなた、随分、これ、長い事かかって、なんか、いろんなものを。
樋:はい。
これは、もう6年…。
黒:雑誌の連載?樋:『clat』という雑誌で載せていただいてて、6年経って。
2年経つと、1冊にまとまるんですけど、それの第3弾。
自分が、今いいものってなんだろうなっていう。
見たいもの、会いたい人。
黒:ああ、そう。
なんでもいいんですってね。
樋:なんでもいいんです。
それを訪ねる旅をずっと6年させていただいて、それが、また…。
黒:これも気仙沼の方にいらしたのが、なんか、写真見てたら中にあって。
樋:行きました。
特別企画で伺わせていただいて。
黒:これ、カキの?樋:はい。
養殖業者の方が左、カンノさんで、右がサイトウさんって言うんですけど。
水産加工業をやってらっしゃる方なんですけど。
カキ船で撮影させていただいたんですけど。
もう何度も乗せていただいて。
最初は、もう本当、震災後は、カキも、ちっちゃかったんですけど、今はもう、本当にプリプリのカキが出来るようになって。
行く度に、みんなが元気になってる事が、すごくうれしくて。
ただやっぱり…、ねえ。
やっぱり、もう忘れられない…。
黒:だってね、みんな、まだ寒いところのね、仮設住宅やなんかにいらっしゃる方、いっぱいいらっしゃるんだし。
自分の家に帰れないとか、たくさんね。
樋:出来る事は、まだ探してます。
なんか出来る事があるんじゃないかと思って。
黒:本当、お偉いわ。
どうもありがとうございました。
2014/02/21(金) 13:20〜13:55
ABCテレビ1
徹子の部屋[字]
〜夫婦ゲンカの原因は『徹子の部屋』!〜樋口可南子さんが今日のゲストです。
詳細情報
◇ゲスト
コピーライターの夫・糸井重里さんとの結婚生活は20年!樋口可南子さんがゲスト。
◇番組内容
夫婦ゲンカは数えるほどしかしたことがないというが、その数少ない喧嘩の原因が『徹子の部屋』だったと明かす。糸井重里さんは東日本大震災の後、様々な方法で支援を続けている。樋口さんも一緒に宮城県気仙沼を訪ね、港町の温かい雰囲気にすっかりはまってるという。ほか、東北に生きる女性を演じたドラマの話を。
◇おしらせ1
★2/22(土)よる9時からは、テレビ朝日開局55周年記念 山田太一ドラマスペシャル『時は立ちどまらない』
【出演】中井貴一、柳葉敏郎、樋口可南子、黒木メイサ、橋爪功
“東日本大震災”から3年…。
山田太一が贈る、家族の崩壊と再生の物語。
◇おしらせ2
☆『時は立ちどまらない』番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/tokitachi/
☆『徹子の部屋』番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/
ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
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