ひるブラ「中華街 春節の味に込めた“願い”〜横浜市〜」 2014.02.05

生字幕放送でお伝えします
中国の伝統演劇京劇に登場する三国志の英雄たち。
演じるのは横浜中華街の皆さんです。
きょうは日本最大のチャイナタウン横浜中華街からお伝えします。
皆さん明けましておめでとうございます。
2月なのになんで明けましておめでとうと思ったかもしれませんが…。
こちら、中華街では今、中国の旧正月、春節のお祝いの真っ最中なんですよね。
旧暦の正月で中国では新暦の正月よりも旧暦の正月のほうを重んじて、盛大にお祝いをするんですね。
横浜中華街でも先月31日から今月の14日までいろいろなイベントが行われます。
私たちの後ろには三国志にふんした皆さん劉備もいれば関羽もいたり英雄の皆さんが実際には週末のパレードでこの姿で参加なさると。
皆さんは高さ45cmのげたを履いて歩いています。
すごい、大迫力ですね。
朝からずっと、この形でスタンバイしていただいてうれしかったですよね。
馬場園梓さん。
お正月の楽しみといえばなんでしょうか。
やはり、ぜんざいですかね。
おぜんざいね。
お雑煮とか、お正月おいしいものがありますからね。
なるほど、それが梓スタイルなんですね。
やっぱり中国も同じで春節の時期ならではの食べ物、味というのがたくさんあるんですね。
きょうは横浜中華街で中国各地の春節を食べまくりたいと思います。
そして、そこに込められた人々の願いに迫ろうと思っております。
きょうはですね特に中華街で個性が際立つ5つの地域ですね東北、上海、福建、広東さらに内陸にある四川という春節の料理を味わっていこうと思います。
まずは食の宝庫といわれる広東の春節を味わってみたいと思います。
ずいぶん、お昼になってから一気に人の数が多くなってきましたね。
いいですね、にぎやかで。
やっぱり春節をお祝いする雰囲気が赤いランタンなどもあっていいですよね。
ここ、横浜中華街は500m四方に中国料理店が所狭しとひしめき合っております。
その数なんと200軒以上。
今でもずいぶん、にぎわってますけども先月31日、これが旧暦の正月、元日にあたったんですけどもこのときも、とにかくすごいにぎわいでした。
1月31日。
旧暦の新年を迎えた中華街です。
もうね大変な人出だったんですよね。
にぎやかな音楽が鳴り響き獅子舞が街じゅうをこうやって練り歩きます。
こちらが採青
(サイチン)という行事だそうです。
これ、それぞれのお店でどうなってるかといいますと店先にお金を入れたこうした、ご祝儀袋をつるしておきます。
これを獅子が食べることで幸福をいただけるというものなんですね。
なるほど、縁起がいいですね。
さらに、お店に入って店の人の頭を、がぶりと。
ご覧ください。
こうして獅子にかまれると一年間、無病息災といわれてるそうですよ。
カメラをがぶりといきましたね。
新年を祝って幸福を祈る。
まさに春節に欠かせない伝統の行事です。
こうした獅子舞もそうなんですけども春節には、とにかく縁起がいいものというのが付き物なんですね。
ここから向かう最初の目的地なんですが老舗の広東料理でも縁起がいいものがたくさん登場します。
そのお店こちらなんですけども店の入り口から、めでたいもの縁起がいいものが出迎えてくれます。
梓さん。
これ、縁起がいい果物とされている金柑
(きんかん)があるんです。
金柑といいますとその名前にお金の「金」という字が入ってますよね。
ですからお金とか福を連想させるので縁起がいいとされています。
そして、お店の扉にも赤い札両サイドに扉を挟んで貼ってありますけどこれ、対になっているので対聯
(ツイレン)といいます。
縁起のいいことばを書いて一年の幸せを願うんですよね。
右側に書かれていることばなんですが何事も頑張ればうまくいくということばが書かれています。
梓さんにお届けしたいと思います。
お店の中に入りましょう。
奥のちゅう房では春節の味、準備されています。
蒸し餃子
(ギョーザ)を作っているところですね。
本当にきれいに職人の技なんですよね。
こちらのお店で点心をご紹介しようかと思ったんですが実は、広東の春節の味は大変、珍しいものなんですよね。
広東の春節の味です。
これ、ご覧ください。
おいしそう!なんですか。
この中に縁起のいい食材が入っているということなんですけど何か、分かりますか。
ちょっと不思議なものが実は入ってるんですよ。
もしかしてハンバーグ!
どこに、入ってるんですか。
ハンバーグあると思いました?違うんですよ。
実はですね、この黒っぽいものといいますかね。
もずくですか?
見えますよね。
これ、ちょっと調理する前の状態で見ていただきたいんですけどもそれが、こちらです。
乾燥させた状態のもの。
かつら?
髪の毛のように見えますよね。
これ、藻の一種、水草ですね。
髪の毛のように細いものでしてどういう字を書くかといいますと髪の毛の「髪」に野菜の「菜」と書きます。
これ、ちょっと発音にポイントがあるのでこちらのお店の方に発音をお願いします。
ネイティブの方です。
これはファーツァイ。
梓さんもどうぞ一緒に。
ファーツァイ。
実は、この発音が縁起がいいということとも関係してるんですね。
これがファーツァイということでしたがそれと似た発音のことばがあります。
それが、発明の「発」に財産の「財」ですね。
これ、お金持ちになるという意味です。
これは、ファーツアイ。
食べてお金持ちになろうという願かけなんですよね。
ということは、これ食べるしかないですね。
いただきましょう。
僕が、そのファーツァイを。
こんなに細いんですけどちゃんと食感が分かります。
今、ファーツァイを食べてるんだなっていうのが分かります。
ファーツァイが分かりましたか、ちゃんと。
そうなんです、僕ねファーツァイ食べてるなって分かったんです。
これ、そしたらどんどん縁起がよくなってきますからお金持ちになっていいじゃないですか。
これ、馬場園梓さんにもあげたいくらいですよね。
いろいろな野菜も入ってたりしてこういうものをみんなで食べてますね。
ファーツァイを食べてる!
今、食べたのファーツァイなんです。
羨ましい!
もう一つ、ご紹介したいその縁起よいものがあります。
まるでアイロンのようですよね。
ふたを取って、その中身。
この中で特に見ていただきたいのが真ん中にある、これがアヒルの脚です。
すごい!食べれるの?
立派な水かきがついてるんです。
裏から見たほうが分かりやすいかしら。
これ、縁起のいいのがなんでかっていうことなんですけども水かきというのが…。
福をかき集めて漏らさないという縁起担ぎなんですよね。
人の手だったら間からこぼれてしまうところを水かきがぴらぴらってついてますのでそういう福を漏らさないという。
おいしい、あんも漏らさないといったところでしょうか。
もらさずに、せっかくなんで。
いただきます。
食べ応えありそうですね。
ぷるんぷるんです。
かたくないんですか?
かたくないんですよ。
ゼラチン質がぷるぷるしてておいしいですよ。
ということで貴重なファーツァイとこのアヒルの脚でした。
早速、次にいきましょうか。
今は南部の広東の地方でしたけども今度は北の東北地方の冬、寒くなる場所なんですが。
東北の春節は家族の絆が大事なんです。
家族が、みんな集まって絆を確かめ合うんですよね。
中華街でも珍しい東北料理のお店です。
東北の春節の味といえばこちら、餃子です。
実はですね餃子の「餃」の字に含まれる「交わる」という字がありますね。
これが人の交わりや団らんを表します。
縁起がいいということで春節に食べるようになったともいわれているんです。
東北地方では年末に家族が帰省するとみんなで大量の餃子を作ります。
春節の間、その大量の餃子をゆでたり蒸したりしてみんなで、ワイワイと食べて過ごすんですよね。
とってもおいしそうです。
東北地方の餃子の味の決め手となるのがこの白菜の漬物です。
塩漬けして発酵させています。
あまりの寒さで野菜が取れない冬を乗り切るための大事な保存食です。
これを細かく刻んであんに混ぜ込みます。
白菜もずいぶん入ってますね。
白菜はこの春節の時期というのはさまざまな料理に活用されます。
煮込み料理に使えば白菜の甘みと、ほのかな酸味でさっぱり、そして優しい味のスープが出来上がります。
東北の春節の味は厳しい寒さを吹き飛ばす家族の絆の味なんですね。
家族の絆を大事にする東北の味ということでしたが次は?
次は中国を代表する大都会・上海の春節をご紹介したいと思います。
上海の春節というのもやっぱり、家族の絆というのを大切にしているんですね。
大変な人の数でにぎわってますね。
クラシックな感じがすてきですね。
シャンデリアも豪華です。
上海の春節の味はとってもユニークなんですよ。
馬場園梓さんも気になるところだと思います。
お願いします。
ふたを開けて見せてください。
湯圓
(タンユェン)でございます。
こちら上海では春節の朝一番最初に食べる朝食なんですよね。
年が明けて、朝一番最初にこれを食べる湯圓というものなんですね。
もう馬場園梓さん手が出ましたよ、今。
気持ち、分かります。
馬場園梓さんの代わりに私がいただきたいと思います。
これ、香りはなんでしょうね。
きんもくせいかな。
デザートなんですか、これは。
あったかいスープなんですけどこのおだんご、中にごまのあんが入ってます。
おいしい。
甘いです。
甘いからデザートというふうに思うかもしれないですけどこれを元日の朝に食べるということなんですね。
なんでかっていうと年の初めに丸いものを食べると一年間、家族が円満に過ごせるだろうという願いも込めて、こうしたものを食べるんですね。
甘いものを食べるとやっぱり馬場園さんもそうだと思うんですけど甘いもの食べると幸せになりますよね。
なりますね。
なので、その気持ちを一年間続けてもらいたいということで最初に食べるということで張さんもこれよく作ってらっしゃるんですよね。
小さいとき、よく母と一緒に作っていました。
一緒に白玉も作って。
本当にまさに家族の味なんですよね。
ほかにお肉や野菜を丸く包んで食べる場合もあるそうなんですよね。
丸いものつながりということでもう一つ、ご紹介します。
待ってました。
肉だんごの煮込みなんですがこちらが獅子頭
(シーズートゥ)というんですが。
これ、実は獅子頭ということばに意味がございまして馬場園梓さんこれが獅子頭なんですよ。
そうなんですか。
春節のお祝いのときの獅子舞がありますよね。
この獅子ですね。
あら、すてき。
似合いますね。
この肉だんごとどこか似てるところありませんか。
あ、丸いところですか。
もともと大きな肉だんごだったときもあるそうなんですけどライオンが獅子の頭のようだということで獅子頭、シーズートゥということでこう呼ばれるようになったといわれています。
藤井さん、そろそろ取っていいんじゃないですか。
今からシーズートゥがシーズートゥをいただこうと思います。
そのままいけます?
いけます、いけます。
首が傾いて、かわいいですね。
やわらかい!おいしい!
表情が全然分からない!
これはね、みんな好きなお味ですこのおしょうゆのね。
おいしい!
4時間たっぷり煮込んでるそうですからね。
やっぱり上海では、めでたいときこの正月、春節もそうですけど家庭の味として親しまれてると。
年の初めにこの丸いものを食べて一年間の家庭円満を願うと。
ということでですね、今は上海の味をご紹介しましたけども今度は福建、こちらです。
海のほうにいきます。
海沿いの地方海の幸たっぷりの春節ご紹介します。
こちらは本格的な福建料理が味わえるお店です。
長い海岸線のある福建の料理は豊かな海の幸が特徴です。
特に貝類をふんだんに使います。
そんな福建の春節の味はといいますとやはり、海の幸をたっぷりと使っています。
そして、麺料理です。
使うのは、これ、そうめんです。
長い麺には長寿の願かけがあるともいわれています。
これは日本の年越しそばにも同じような話がありますよね。
そこと、つながりますもんね。
寒い時期、いいですね。
おいしそうですね。
つやっつやです。
食べたい!
本当に中国の食文化っていうのはさまざまありますよね。
飯塚さん、でもまだインパクトナンバーワンのあれが残ってますよね。
最後の場所です。
四川地方、内陸ですね。
馬場園梓さん四川料理といえば何を思い出します?
え?マーボー豆腐とかですかね。
そう、辛いあのお料理ですよね。
辛いものがあると思うんですけど行ってみましょう。
こちらが老舗の四川料理の店です。
四川地方といいますと内陸の盆地なので夏は蒸し暑くて冬は寒くなると。
汗をかいて代謝をよくしようということもあって辛いものを食べるようになったというふうにいわれています。
闇雲に辛いものが好きなんじゃなくてちゃんと理由があったんですね。
香りが…。
もうすでにちょっとね辛い香りといいますかいい香りがしてます。
鍋は鍋でも四川の鍋ですからね。
では、見せてください。
こちら、分かります?土鍋の煮込み料理なんですけど
赤いのと黒いのが調理の方法で違うんですけどこれ、とうがらしでございます。
立派な大きなとうがらし。
ほかにも豚肉であったりそれから、えび、揚げ豆腐野菜もたくさん入っていましてとにかくたくさんのものを入れることで一年中、食べ物に困らないようにするというような…。
願いが入ってるわけですね。
これ、とうがらしの量すごいですね。
ぜひ、藤井さんいってみましょうか。
ちょっと心配ですよ。
ちょっと見てるだけでもう鼻が痛くなっちゃいますね。
これね、でもね湯気と一緒に香りがすごい刺激的ですよ。
香りはすごくいい感じですがこの状態だったらおいしそうだなっていう香りなんですけど食べるとどうでしょうか。
このスープの色がもう、赤黒いです。
ぴりっとしそう。
大丈夫ですか?
大丈夫です…辛いです!
実はこれでも日本人向けにはマイルドな味付けにしている。
これでマイルドなんですか。
きょうは特別に四川の地元の人たちがどんなものを食べてるのか特別に用意していただきました。
よりによって小骨が…。
マイルドで、辛そうですね。
これ、見てください。
すごい量!
これ、具材は同じでとうがらしの量がさっきのなんと5倍。
5倍!?
5倍です。
これ、料理長、四川の人みんなこういうの食べるんですね。
結構、みんな食べるから。
辛くないんですか?
辛いから。
でも、ちょっと僕、これいただいてもいいですか。
もし、よろしければ小骨がないものでお願いいたします。
えびなんて、どうでしょうね。
これ、厚揚げとか入ってて本当においしそうなんですよ。
ゆっくり食べたい。
厚揚げ、出ました。
いやー、ちょっとこのおいしそうな厚揚げ、いってみましょうか。
食べたい…。
うん、ああ…。
ことばが出ない。
声だけ。
息だけ。
うん、うん…ああ…。
料理長…。
もうね、豆腐が熱を持ってすごいです。
熱いですね、辛いですね!このとうがらしを食べてもいいんですもんね。
もしよろしければ…。
とうがらしですか?代わりに。
ああ、全然…ああ、あとからやばい。
あとから、きますね。
すごいです。
でも、こういう鍋を四川の人は汗を流しながら家族みんなで食べて一年の幸せを願うというものなんですね。
これが四川流なんですよね。
本当に辛いです、すごい…。
でも、これ癖になる感じです。
おいしい。
ご飯とか一緒に食べるといいかもしれませんね。
代謝にもよさそう。
体にもいいですあったまりますしね。
5つ、四川も含めて回ってきてご紹介してきたと。
これ、一つの場所で食べることができるっていいですよね。
横浜中華街に来ればこういったいろんな地域の料理が食べられるということなんですね。
その文化に触れた感じがしますよね。
最後にもう一つ中国の春節に欠かせないものをご紹介します。
日本のお餅にあたるようなものですね。
年ガオ
(ニエンガオ)といいます。
これも地域であるとか家庭によってさまざまで甘いものもあればちょっと塩っ辛いもの干しえびなんですけどね。
あとお肉も入ってますよ。
こうした甘いものもあればちょっと塩っ辛いものもあってこれを油で揚げたり炒めたりして食べるということなんですね。
いろいろありますね。
これは、楽しい。
お餅一つとってもバラエティー豊かですからね。
中国の文化の広がり、豊かさを改めて感じました。
日本につながっているものもあるかもしれませんね。
(活男)段階式カツ制度?2014/02/05(水) 12:20〜12:45
NHK総合1・神戸
ひるブラ「中華街 春節の味に込めた“願い”〜横浜市〜」[字]

“日本一のチャイナタウン”横浜中華街。1年でもっとも盛り上がる旧正月「春節」がやってくる。大陸の各地域で異なる、味に込められたディープな意味と「願い」にふれる。

詳細情報
番組内容
【ゲスト】藤井隆,【コメンテーター】馬場園梓,【司会】飯塚洋介 〜横浜市から中継〜
出演者
【ゲスト】藤井隆,【コメンテーター】馬場園梓,【司会】飯塚洋介

ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
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