シリーズ世界遺産100「ペーチの初期キリスト教墓地〜ハンガリー〜」 2014.03.07

(テーマ音楽)地下に広がるのは4世紀のキリスト教徒の墓地。
命の復活を信じて墓を造りました。
ハンガリーの最も南に位置する都市ペーチは2,000年の歴史を持つ町です。
かつては古代ローマ帝国の重要拠点として栄え早くからキリスト教が広がりました。
世界遺産は町の真下にあります。
カタコンベと呼ばれるキリスト教の地下墓地です。
1,700年も前の墓地で16か所が残されています。
4世紀初めローマ帝国は迫害していたキリスト教を公認へと変えました。
その時代のキリスト教遺跡はほかにはローマにしかなくここは大変貴重な存在です。
埋葬室には壁画が描かれています。
これはワインピッチャー。
ワインはキリストの血の象徴で肉体は滅んでも魂が生きている事を意味します。
地下の埋葬室の上1階部分には礼拝堂が建てられて墓は一戸建ての家のようでした。
残された者たちが礼拝堂に集まり葬式を挙げて故人をしのんだのです。
遺跡の発掘に当たったヴィシ教授に初期のキリスト教信仰がよく分かる場所に案内してもらいます。
外気に触れないように完全に密封された埋葬室。
この中に入る事は許されていません。
教授が下りていくその先は埋葬室の更に下です。
壁から天井をびっしりと覆う壁画。
かつては鮮やかに彩られていました。
その一部に描かれているのは…こちらはキリストグラムと呼ばれるもの。
当時はまだキリストの偶像崇拝が禁じられ十字架もなかったためこのような記号でキリストを表したのです。
天井を飾る草花の数々。
ここには天国への思いが込められているといいます。
「聖書」にはキリストが全ての死者をよみがえらせ最後の審判を下すと記されています。
こちらの埋葬室のひつぎに納められていたのは母親とその子どもです。
若くして亡くなった親子。
最後の審判を経て永遠の命を与えられる時を静かに待っています。
2014/03/07(金) 04:15〜04:20
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「ペーチの初期キリスト教墓地〜ハンガリー〜」[字]

墓の中の天国 ▽文化遺産 ▽ペーチの街の地下に広がる4世紀のキリスト教徒の墓地。当時は偶像崇拝が禁じられ、キリストグラムと呼ばれる記号でキリストを表していた。

詳細情報
番組内容
ハンガリー南部、ペーチの街の地下に広がる4世紀のキリスト教徒の墓地。埋葬室の天井にはさまざまな草花が描かれ、最後の審判でよみがえった死者が天井を見上げた時に天国にいるよう、感じられるようになっている。当時のキリスト教では偶像崇拝が禁じられ、十字架もなかったため、キリストグラムと呼ばれる記号でキリストを表した。そうした初期のキリスト教信仰を知ることができる。
出演者
【語り】松平定知
音楽
【音楽】久石譲

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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