(タイマーの作動音)
(タイマーのアラーム)
(爆発音)
(唐沢潤平)これ最優先でお願いします。
(小暮茂雄)それ被疑者死亡だろ。
後回し。
(唐沢)いやでも…。
(長谷部吉伸)今日は何を言っても小暮さんは聞かないよ。
(薄井昭三)娘の遥花ちゃんが門限を破ったとかで親子ゲンカしたみたいで朝から機嫌が悪い悪い。
あー間違えた!
(机をたたく音)急ぎなら直接管理官に頼んでみたら?いや俺…あの人の顔見るとなんか緊張するっていうか…。
(新海晶)急ぎなの?はい。
読んで。
…はい。
「大手総合商社コモンズ商事の本社で何者かが仕掛けた爆弾が爆発した」
(長谷部)「コモンズ商事の吉崎社長は間一髪難を逃れたが来客としてたまたまコモンズ商事に来ていた取引先の高樹治子さんが重傷を負った」
(机をたたく音)
(有富功)くそ…。
この「緑の戦士」と名乗るふざけた奴の正体を突き止めろ!
(一同)はい!急ぐぞ。
(永友真一)はい。
(幸村勇)永友さん。
(唐沢)分析の結果が出ました。
爆弾のタイマーとして使用されたのは市販のデジタル時計を改造したものなんですが製造番号からネット通販で売られたものとわかりました。
これが購入者リストです。
「3個」?
(長谷部)土井昇30歳。
本業はカメラマンですが撮影に行った東南アジアで森林破壊の現状を目の当たりにした事から自然保護活動に参加するようになりました。
(土井昇)「コモンズ商事は天然木伐採が禁じられている区域で違法伐採を続けています」「彼らが森を破壊したせいで洪水や干ばつが起き現地の人々が苦しんでいます!」
(土井)「皆さん…」続けて。
(長谷部)はい。
「爆破事件の翌日土井昇に任意同行を求めるため…」
(福原宗男)こちらです。
(ノック)土井さん。
土井昇さん。
やっぱり…。
(長谷部の声)死因は毒物を摂取しての急性中毒死。
(長谷部の声)死亡推定時刻は前日。
つまり爆破があった日の夜10時から12時の間。
(長谷部)遺書の他にパソコンには脅迫メールと1億円の振込先として指定したネット口座の開設手続きの記録も残っていました。
共犯がいた形跡もなかったので土井の単独犯としてその送致書を作りました。
うーん単独犯ね。
1つ足りない。
土井昇は時計を3個購入したんでしょ?1つ目は…。
(爆発音)2つ目は…。
それじゃあ3つ目の時計は?それは犯行前に爆弾のテストを行ったんじゃないかって…。
どこで?多分家の近くで。
多分?あっちょっと…。
あーあーあー…始まっちゃったよ検証捜査。
送致書当分回せないね。
家の近くってどこ?俺に聞かないでくださいよ。
ああもう…いっぱい付いちゃったよもう。
ん?どうしたんですか?すいません。
この花はなんていう花ですか?
(福原)なんだ?あんたら。
土井昇にこの家を貸していた地主さんですか?ああ。
この花初めて見ます。
(福原)白菜の花だよ。
白菜?ここんとこ姿も見えんし野菜ほったらかして花まで咲いちまってるからおかしいとは思っていたんだが…。
土井が爆弾のテストを行っていた場所ってどこか心当たりはありませんか?
(福原)そんなもんちょっと山の中に入ればどこだって出来るわ。
家の中を見せて頂けますか?爆弾用の時計が届いたのが先月の25日。
それから土井は野菜もほったらかしでずっと爆弾を作っていたんですね。
3つ目の時計。
(長谷部)そんなところにあったら鑑識が見つけてますよ。
(長谷部)その団体と一緒に活動していたようです。
(岩間竜司)募金活動にご協力お願いします!お願いします!ありがとうございます!世界の森林を守りましょう!
(一同)守りましょう!
(長谷部)その中でも土井は誰よりも熱心に活動し…。
おっ。
手作りっぽくてかわいいですね。
(羽生田真)過去の例から言って爆弾犯は犯行前に必ずテストを行っています。
火薬の量が少なければ痕跡は残りません。
3つ目の時計は爆破テストに使われた。
納得出来たか?
(羽生田)それと今回の犯人が作った爆弾はタイマーが複雑でしたね。
500時間分のタイマーセットが可能な仕組みになっていました。
500時間?という事はタイマーを最大にセットした場合…。
爆破が起きるのは3週間後って事?はい。
もし土井が爆破テストなど行っておらず自殺する前に3つ目の爆弾をどこかに仕掛けていたとしたら今月30日までの間にもう一度爆破が起きる可能性があります。
その可能性は考えた。
コモンズ商事は関連施設も含めてくまなく捜索済みだ。
見落としてる場所があるかもしれません。
送致書には書かなかったんだが土井昇は末期癌だったんだ。
司法解剖でわかった。
調べたんだが去年の暮れ体調を崩して診察を受けた病院で告知を受けていた。
どうせ治らないなら手術はしません。
僕にはまだやる事があるんです。
死を悟っていたからこそ土井は今回の犯行を起こした。
爆弾テロという派手な事件で注目を集めコモンズ商事が森林破壊を行っていた事を広く世間に知らせようとしたんだ。
だが予想外に第三者の被害が出てしまいそれを後悔し自殺するような男がもう1つ爆弾を仕掛けたりするか?土井の犯行目的は本当に自然保護なんでしょうか?爆破テロで自然を守るという考えがどうも不自然に思えて仕方ないんです。
なら他にどんな目的があるって言うんだ?わかりません。
でもそれがわかれば3つ目の爆弾の行方がわかるかもしれません。
(長谷部)3つ目の爆弾なんて本当にあるんでしょうか?あるとしたら…。
またコモンズ商事狙いですかね。
いや他にもターゲットはいたみたいだよ。
どういう事?言われたとおり土井の活動仲間に聞き込みをしたところ奴がコモンズ商事の実名を出して糾弾する動画を公開した事で…。
「彼らが森を破壊したせいで…」土井君さあこういう事困るんだよ。
そんなふぬけた姿勢で我々の活動の代表が務まるんですか!?岩間は次の国政選挙に出る予定で支援を受ける代わりに企業に対する矛先を緩めていた。
そんな岩間を代表にふさわしくないと土井は思い始めていたようです。
係長。
はい?お願いします。
土井君がうちに爆弾を仕掛けるなんて事ありえませんよ!土井君と私は同じ志を持つ仲間なんですよ!念のため事務所内を調べさせてください。
いや…。
あっ。
ところで他に土井さんに関して何か気になる事はありませんでしたか。
ただいま〜。
今夜のみそ汁は遥花の大好きなしじみだ!
(小暮遥花)友達とファミレスで食べてきたからいらない。
何食べたんだ?なんだっていいでしょ。
なんだっていいわけないだろ!大体お前遊びすぎなんだよ。
昨日はカラオケ一昨日は映画だったじゃないか。
毎日毎日学校帰りに遊んできてまだ本調子じゃないんだからな。
うるさいなもう!遥花!あいてっ…。
遥花!岩間代表の自宅の方も調べましたが爆弾は仕掛けられていませんでした。
他に土井が狙うとしたら誰だよ?
(長谷部)知りませんよ。
(薄井)一応気になる事はないかと聞いたんですが先月土井の学生時代の友人が事務所を訪ねてきたそうです。
これを土井昇さんに渡してください。
学生時代?チラシはね岩間が土井に渡したので手元にはないんですが恐らく…これです。
土井の学生時代を調べてください。
(薄井)はい。
小暮さん行きましょう。
はい。
まだ爆弾あるんですか?犯人死んだんですよね?到着日を指定して送れば死んだあとにも爆弾を届ける事が出来ます。
これから届く分も十分に警戒してください。
また親子ゲンカですか?はい?小暮さんわかりやすいんで。
すいません。
入院中何も出来なかった反動で娘が毎日遊び歩いてるもんですから。
ああここですね。
(金森公江)そうねもう少し間隔あけた方がいいかしらね。
ああそうですね。
(公江)でこれもう少し前に出してみたら?どうぞ。
あちらでございます。
REIKOさん。
土井昇の件でちょっとお話を伺いたいんですが。
今…ですか?
(公江)少しお待ち頂けますか?すいません。
先に作品出して並べてくれる?レイアウトはあとで直すから。
はい。
(公江)どうぞ。
このギャラリーを任されています金森です。
今回の作品展は私が今注目しています3人の新人アーティストの作品を取り上げたものなんです。
REIKOさんは新人なんですか?先月までOLさんだったんですよ。
彼女が学生時代に作った作品を偶然目にする機会がありましてその才能に惚れ込みまして彼女に彫刻に専念するよう勧めたんです。
あのもしよろしかったら明日の午後アーティストたちのトークイベントがあるんです。
いらしてください。
お待たせしました。
土井昇が事件を起こした事はご存じですか?ええ。
ニュースで見ました。
先月あなたは土井と連絡を取りたがってましたよね。
NGO団体を訪ねて。
土井とは会えましたか?はい。
いつ会えました?4月の23日です。
会ってどんな話をされたんですか?この作品展に出展する事とか…。
他には?土井君なんか時間がなかったみたいで会ってすぐ帰ってしまったんです。
REIKOさん。
もういいですか?すいません。
なんか歯切れが悪いですね。
何隠してるんだろう?コモンズ商事の爆破に巻き込まれて負傷した人がいましたよね?コモンズ商事を訪問していたのは高樹鞄高樹治子さんですね。
「高樹」…?高樹治子さんにお会いしたいんですが。
(室田友和)今ちょうど眠ったところでして…。
室田と申します。
社長の高樹治子の甥にあたります。
ご親族ならご存じですかね?礼子という彫刻家高樹家とは関係ある方ですか?礼子は治子社長の娘ですよ。
娘!?まあもう家を出てしまいましたけど。
(長谷部)この2人学生時代恋人同士でした。
えっ!?将来は結婚の約束もしていたようですが…。
土井昇と申します。
(高樹治子)フリーのカメラマン?はい。
(治子)こんな人と付き合うのはおやめなさい。
お母さん。
どうせうちの財産目当てで近づいてきたんでしょ?お母さんやめてよ!
(薄井)母親は高樹鞄の社長ですから娘の結婚相手には慎重になりますよね。
礼子さんは高樹家の跡取りとして引き取られたんだしね。
引き取られた?もともと礼子は治子社長のいとこの娘だった。
中学生だった14年前に両親が事故で他界した際子供のいない治子社長が養女にしたんだ。
大丈夫。
美術大学に進んだ礼子さんは彫刻を学び卒業後は彫刻家になりたいと望んだんだけど…。
あなたいずれ私の跡を継ぐの!彫刻家になるなんて絶対に許しませんよ!母親には逆らえず結局高樹鞄のデザイン部に入った。
彫刻家になるのも駄目。
好きな相手と結婚するのも駄目。
やりたい事を全部母親に妨害されてきたんですね。
今もまた母親との対立を抱えてる。
ギャラリーの金森さんに見いだされた事で礼子はもう一度彫刻をやる決意をし先月会社を辞めている。
その事で親子ゲンカが絶えなかったらしいわ。
いい加減母親の存在が疎ましくなった礼子は土井に会って殺害を依頼したんじゃ…。
おいおい養女とはいえ親子なんだぞ。
もしまだ2人が愛し合っていたなら彼女を母親から自由にしてやりたいと土井が思った…という線もあるんじゃないですか。
高樹治子さんは偶然爆破に巻き込まれたと思われていましたが実はそうではなかったのかもしれません。
治子社長を狙って土井は爆弾を仕掛けたっていうのか?高樹鞄とコモンズ商事は業務提携をしています。
治子社長はコモンズ商事を定期的に訪問しています。
だが土井の遺書には無関係の人と書いてあった。
そう書いておけば被害者の周辺に目がいく事はありません。
娘の高樹礼子の関与を隠したかった。
彼女がどこまで犯行に関わっているかはわかりませんが土井の目的が彼女の母親の殺害だとしたらその目的はまだ達していない事になります。
被害者の入院している病院内の捜索をしてくれ!
(一同)はい!
(東出祐介)新海。
お前が3つ目の爆弾があると騒ぎ出してみんなを巻き込んでいるようだな。
コモンズ商事の社長が警察庁にまで問い合わせてきたぞ。
でしたら今月30日までは警戒を怠らないようにそちらからも言ってください。
本当にあるのか?最悪の危機を想定して動くべきだと思います。
まあな。
事が起きてから想定外でしたっていう言い訳はいい加減聞き飽きたもんな。
でももしなかったらお前の責任は重大だぞ。
失礼します。
お父さんこれどうしたの?ん?ああもらったんだよ。
明日学校休みだから行ってもいい?へえ〜遥花お前芸術に興味あるのか。
私じゃなくて友達。
美術部で陶芸やってるの。
その友達って男か女か?どっちだっていいでしょ。
いちいち詮索しないでよ。
遥花!
(扉の閉まる音)
(ため息)昔は「お父さん大好き」って言ってくれたのになあ。
見つかりませんでした。
病院内に爆弾は仕掛けられてませんでした。
30日までは気が抜けませんね。
我々はいったん土井の足取りの確認に戻ります。
頼む。
はい。
(タイマーの作動音)事件のあと礼子は日に何度も病院に来て看病しているようです。
養女ではあっても14年一緒に暮らしてきた…やはり親子なんですねえ。
それにあの母親の気持ち…私にはわかる気がします。
親っていうのは子供が自分の知らない世界に行ってしまうのが心配でたまらんのですわ。
娘の幸せを思うからこそ口うるさく干渉してしまうんです。
(扉の開く音)礼子さん少しお時間頂けますか?これから作品展のトークイベントがあるんで…。
土井昇に会ったのは本当に作品展の事を知らせるためだけだったんですか?
(礼子の声)私優柔不断なんです。
まだ迷ってる。
土井君…。
どの先生にしようかなあ?俺だったら一番厳しい先生を選ぶけど。
(礼子の声)土井君の言うとおりにするとなんでもうまくいくんです。
そのうち私はすっかり彼に頼るようになってしまって。
「自分がそばにいると…お前は駄目になってしまう」そう言って彼は私から離れていきました。
別れたのはお母さんの反対だけではなかったんですね。
社会人になって少しは決断力も身についたかなって思ってたんですけどギャラリーの金森さんと出会った事でまた迷いが生じてしまって。
どうしても土井君に会いたくなったんです。
彫刻をやりたいって気持ちは抑えきれない。
でも会社の仕事もやりがいがあって…。
どうしたらいいかずっと悩んでて…。
ねえ…聞いてる?ああ。
私会社辞めたの間違ってないよね?悪いが…帰るわ。
忙しいんだ…。
元気でな。
(礼子の声)昔のようにいいアドバイスをくれるそう期待した私が馬鹿でした。
爆弾テロ事件の犯人が土井君だとニュースで知って…。
あの時の彼の頭の中はそれでいっぱいだったんだって気づきました。
私の悩みなんてくだらないって思ってたんでしょう。
彼はもう昔の彼じゃなかった。
彼の作った爆弾であなたのお母さんは重傷を負った。
偶然とはいえ因縁のようなものは感じました。
(公江)礼子さんお友達が…。
(女性)礼子。
来てくれたんだ。
…すいません。
久しぶり。
(礼子)ねっ。
ありがとう。
よかったねえすごいよー。
本当に偶然なんだろうか?
(礼子)今とてもお世話になってて。
じゃあね。
頑張ってね。
すいませんそのバッグ…。
(携帯電話)もしもし。
永友さん4月30日に土井昇は小包を発送していました。
3つ目の爆弾か!どこに送った?控え伝票がありました。
宛先は…。
(携帯電話)はい新海です。
えぇ!?本当ですか!?
(司会者)皆さんこんにちは。
本日は気鋭作家3人によるコラボレーション「3人展」にお集まり頂きまして誠にありがとうございます。
(拍手)今回のこの「3人展」を開催するにあたりまして…。
どうしたんですか…?
(礼子)土井君?触らないで!警察です。
イベントは中止です。
全員この会場から出てください。
爆弾が仕掛けられてます。
早く外に出てください。
爆弾って…この中に!?早く…出てください。
早く。
(タイマーの作動音)
(パトカーのサイレン)警察だ!下がって!!爆弾が仕掛けられて…。
下がってください危ないですよ。
危険ですから下がってください!下がってください!危険ですので下がってください。
新海何やってんだ?
(コードを切断する音)何って…爆弾を解除しました。
発見した時のために解除方法を鑑識の羽生田さんから教えてもらっておいたんで。
はあ〜ったくお前…。
はあ〜。
すいません!すいません…ちょっと申し訳ないです。
すいません…。
ああちょっと下がってください。
こういう者です。
(遥花)お父さん!?遥花…!無事だったのか!今頃来たって遅いっつーの。
あぁ?爆弾は髪の長い女の刑事さんが解除したんだって。
うちの管理官が!?はあ!あぁ…。
ちょっとお父さん大丈夫?走りすぎて膝が…。
でもよかった…。
水くれ。
(遥花)んなもんないわよ。
偶然じゃなかったんですね…。
土井君は母と私を殺したかった。
なんで…なんでなんですか?理由は追って調べます。
もう爆弾はありませんのでご安心ください。
(唐沢)周辺の聞き込みを始めました。
この筆跡なんか不自然じゃない?字が震えてるでしょう。
これ本当に土井本人が書いたものなの?はい店の人にも土井の顔写真を見せて確認してあります。
どうした?また何か気になる事があるのか?これなんて書いてあるんだろう?「ア」…?「アドバイス」…?アドバイス…!今すぐこの建物内と周辺を調べてください。
え!?土井が送った小包の本当の中身があるはずです。
本当の…中身?何か見つかったか!?ありませんねえ。
答えが見つかった。
室田さん。
土井昇の畑では白菜に花が咲いていました。
は?野菜の収穫って結構力仕事なんですよ。
4月30日土井が書いたこの伝票の文字はひどく震えています。
お店の人に確認したところ…。
お願いします…。
はい。
末期癌が進行し彼の容体は悪化していました。
手が震え足がふらつく…。
そんな状態の彼が爆弾を作りコモンズ商事に仕掛けに行く事など出来るわけがありません。
あなた大学は理工学部でしたね。
爆薬についての研究会にも在籍していましたね。
ちょっと待ってくださいよ…。
土井が礼子に送った小包には爆弾が入っていたんでしょ?土井が自分でこの伝票を書いて送ったものなんですよねえ?中身をすり替えた人物がいたんです。
(幸村)土井からの小包を受け取ったあなたは中身をこの木の枝から爆弾にすり替えた。
そんな事するわけないでしょう!?爆弾が爆発して一番損するのは主催者である私なんですから。
たとえ損害を被っても高樹礼子さんを殺したかった。
な〜んで私が?恋人の室田友和を高樹鞄の社長にするために。
ご同行願います。
社長の座を狙っていたお前は治子社長の殺害を企んだ。
だが直接的な犯行では真っ先に自分が疑われる。
だから土井昇を利用してコモンズ商事へのテロ行為に見せかけた。
そこまでして社長になりたかったんですか?元々は跡取りは俺だったんだ!なのに…養女の礼子なんかに継がせるなんて言い張るから。
だから金森公江を使って礼子さんに芸術家としての道を用意し会社を辞めるよう仕向けた。
よかったわねえ…。
やっとあの子会社に辞表を出したわ。
礼子が辞めた今治子が死ねば俺が社長になれる。
どうするの?うちの取引先のコモンズ商事を糾弾しているこの男を利用する。
(土井)「コモンズ商事は天然木伐採が禁じられてる区域へ…」お前こいつに近づけ。
金森です。
あなたの写真展を企画したいと考えています。
公江から聞いて土井に親しい人間がいない事を知ったお前は土井名義で電波時計を購入した。
(室田)いやあ…手違いで間違ったお宅に発送してしまいました。
ご迷惑をおかけしてすみませんでした。
いえ…。
あっ…。
大丈夫ですか?
(室田の声)こいつはもう長くはないなと気づいたんですよ。
どうせなら事件が終わるまで生きていてもらおうと時々公江に様子を見に行かせて…。
治子社長がコモンズ商事に行く時間に合わせ爆弾をセットし…。
実行した。
(爆発音)社長…社長…大丈夫ですか!?社長…。
そしてその日の夜…。
でも残念。
せっかく犯人を土井だと思わせる事には成功したのに治子社長は助かってしまった。
(礼子)お母さん…今までごめんね。
このままだと礼子さんが会社に戻ってきてしまうかもしれない。
そんな不安を感じていた時あなたにとって好都合な事が起きた。
(室田)礼子と土井が知り合いだったとはな…。
この小包をお前が受け取るなんて俺にはまだ運がある。
ねえ…他の人が巻き添えになったりしないの?知るかよそんな事。
人の命をなんだと思ってるんだ!?土井さんがあなたに送った小包の本当の中身です。
なんで…こんなものを?土井さんは末期癌でした。
体調が悪くてあなたと会ってもまともに話が出来なかった。
(土井)悪いが…帰るわ。
忙しいんだ…。
元気でな。
あなたがアドバイスを求めている事を彼はわかっていました。
だから歩くのもやっとの状態を押して…。
なんの木か彫刻をされるあなたならご存じですよね?クヌギの木…。
でも彫刻にはあまり使いません。
でもこのバッグを作った時には使いましたよね。
同じものを持っていたあなたのお友達が教えてくれました。
これは大学時代あなたがチャリティーバザーで売る商品として作ったんですよね。
ええ。
デザインを決める時に…。
持ち手の部分…どうしようかなあ?礼子はさあ木工彫刻やってるんだから木を使ってみたら?そうねえ…!木目のきれいな木の枝を。
(礼子)クヌギがいいかなあ?加工は大変なんだけど丈夫だし。
土井君って本当いつもいいアドバイスくれるね。
彼からあなたへの最後のアドバイスとして。
その木の枝をあなたに送ったんです。
私に…昔作ったバッグの事を思い出させようとしたんですね。
彫刻の技術を生かしたバッグ…。
「会社に戻ってそういうバッグを作れ」それが彼のアドバイス。
でも決めるのはあなたです。
彼も言ってた…。
自分で決めなきゃ駄目なんだぞ。
いつまでも俺がそばにいるとは限らないんだからな。
(礼子)土井君…そばにいてほしかった…!おっ…!なんで君がここにいんの?管理官のおそばにいたいんだよね。
(唐沢)違いますよ。
作り直した送致書をすぐ検察に…。
年上好きっていうのはねえいい事だよ…。
だから…違いますって!検証終わりました。
ありがとうございます。
親子ゲンカも終わったみたいですねえ。
今夜は娘さんとデートだそうです。
(長谷部)本当わかりやすいですよね。
あっ痛っ!ああトゲじゃん。
これ…。
2014/02/21(金) 09:55〜10:53
ABCテレビ1
Answer〜警視庁検証捜査官[再][字]
「死者からの爆破予告!?引き裂かれた母娘の絆」
詳細情報
◇番組内容
容疑者逮捕から始まる検証捜査ミステリー!出世コースを外れたキャリア管理官・新海晶(観月ありさ)が捜査資料の中に隠された手がかりから、真実の「答え」を解き明かす!
◇出演者
観月ありさ、田辺誠一、五十嵐隼士、橘慶太、片岡鶴太郎 ほか
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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