あの日 わたしは〜証言記録 東日本大震災〜「宮城県塩釜市 佐々木栄一さん」 2014.03.21

宮城県塩釜市。
日本有数のカマボコなど魚肉練り製品の生産量を誇ります。
特産の揚げカマボコの製造過程で大量に排出される植物油です。
これを原料に作られるのが…震災当時この燃料が大きな役割を果たしました。
バイオディーゼル燃料を製造販売している塩釜市の水産加工組合で専務理事を務める…緊急車両に燃料を供給し続けました。
あの日事務所で強い揺れに襲われた佐々木さんは揺れが続く中隣にあるバイオディーゼルの製造施設へ急ぎました。
燃料の備蓄は1万5,000。
タンクの倒壊や燃料漏れはありませんでした。
津波を心配した佐々木さんは従業員に避難の指示を出します。
逃げ込んだのは組合で管理する高台のポンプ場。
地震発生から20分後には従業員10人の避難を終えました。
その後塩釜港に大津波が押し寄せてきます。
高台から1kmほど北の海沿いにあるバイオディーゼルの施設が気がかりでした。
幸い津波は施設の100mほど手前で止まっていました。
翌日「緊急車両用にバイオディーゼル燃料を供給してほしい」という要請が市役所からきます。
しかし停電で燃料をくみ上げるポンプは動きません。
佐々木さんたちは手回しのハンドルに切り替えてくみ上げる事にします。
手回しの場合ハンドルを10回回して1給油するのが精いっぱいでした。
1台を満タンにするのに30分。
4人がかりで交代しながらひたすらハンドルを回し続けます。
電気が復旧するまでの1週間35台の緊急車両におよそ1,500のバイオディーゼル燃料を供給しました。
供給したのは燃料だけではありません。
当時組合で管理していた貯水槽にはカマボコ工場などで使う水が1,500tありました。
飲み水にも使える水です。
佐々木さんはすぐに塩釜市の水道部に掛け合い給水に必要な電動ポンプなどを借りました。
ポンプをバイオディーゼルの発電機につなぎ水をくみ上げます。
地震発生の2日後から始めた給水活動は2週間続きました。
2014/03/21(金) 05:45〜05:50
NHK総合1・神戸
あの日 わたしは〜証言記録 東日本大震災〜「宮城県塩釜市 佐々木栄一さん」[字]

バイオディーゼル燃料を製造、販売している塩釜市の水産加工組合で専務理事を務める佐々木さん。燃料不足の中で緊急車両用に燃料を供給し続けた。さらに給水活動を行った。

詳細情報
番組内容
東日本大震災に遭遇した方々の「あの日」の証言。宮城県塩釜市の水産加工組合、専務理事の佐々木さん。水産加工組合では特産の“揚げかまぼこ”の製造過程で排出される植物油を原料に、バイオディーゼル燃料を製造し、販売している。燃料不足の中で、緊急車両用にバイオディーゼル燃料を供給し続けた。さらに貯水槽の水をくみあげ、給水活動を行った。

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント

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