(テーマ音楽)
(江守徹)およそ1,400年前シルクロードを旅した唐の僧玄奘三蔵は驚くべき光景を目にしました。
伽藍が建ち並び数千人の僧りょが暮らす大仏教王国バーミヤン。
大仏は黄金を身にまとっていました。
玄奘は「金色晃曜」と書き残しています。
王国の栄華を伝える大仏はタリバンの爆破によって失われてしまいました。
2003年の世界遺産登録後破壊された遺跡の修復と保存に向けた活動が始まりました。
調査が進むにつれてこれまで知られていなかった王国の姿が少しずつ浮かび上がってきました。
大仏のがけから1.5km南東に離れたシャーリ・ゴルゴラと呼ばれる丘。
イスラム時代の城塞があった場所です。
これまでこの地域は仏教遺跡と無縁だと考えられてきました。
しかし日本の調査隊による発掘の結果石を整然と積み重ねた遺構が見つかったのです。
遺構は釈迦の骨を納めたストゥーパ仏塔の土台と推定されます。
このような大きなストゥーパを持つ仏教寺院があるということはこの地域がバーミヤンの谷の中でも向こうの大仏がある区域に次ぐ非常に重要な仏教の大拠点だったといえます。
玄奘が見た仏教王国。
それは予想外の広がりを持っていました。
世界遺産への登録後新たな調査によって保護すべき遺跡が谷の広い範囲に分布している事が分かりました。
しかしそこには多くの住居があり人々が暮らしています。
バーミヤンでは1,000年以上昔から石窟を住居として利用してきました。
石窟の中は夏涼しく冬暖かいため過ごしやすいのです。
貴重な壁画がある石窟にも人が住んでいます。
ここは日本の調査隊が新たに壁画を発見した石窟です。
この日バーミヤンの州知事が視察に訪れました。
残された壁画と石窟はバーミヤンの仏教を解明する貴重な手がかりです。
知事は遺跡を守るため石窟の住民にここを立ち退くよう求めました。
ひいひいじいさんの代から住んでいるんだ。
今さら出ていってくれと言われてもそりゃ無理だよ。
内戦が終わり人々はようやく生活を再建し始めたばかりです。
まだまだ未知の遺跡が地下に眠るバーミヤン。
バーミヤンの人々は今遺跡と共に生きる道を模索しています。
2014/02/05(水) 04:15〜04:20
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「バーミヤン〜アフガニスタン〜」[字]
よみがえる仏教王国 ▽文化遺危機遺産【語り】江守徹 【テーマ音楽】久石譲
詳細情報
番組内容
よみがえる仏教王国 ▽文化遺危機遺産【語り】江守徹 【テーマ音楽】久石譲
出演者
【語り】江守徹
音楽
【テーマ音楽】久石譲
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
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