(桜井)ああー!?
(猪原)院長?
(猪原)佐久間さんの心のうドレナージ終わりました。
(猪原)院長…。
院長!院長!院長!院長!
(伊集院)桜井先生が!?
(猪原)心肺停止状態の佐久間さんに心マした後倒れていて。
(猪原)先生安心してください。
大丈夫ですよもう。
聞こえますか?先生。
先生。
(龍太郎)先生。
(加藤)心マ中に急激に血圧が上昇して。
(荒瀬)桜井先生の心臓の弓部大動脈瘤が切迫破裂。
(伊集院)それが引き金となりバジラーティップも破裂。
(龍太郎)先生。
桜井先生!桜井修三。
68歳。
男性医師です。
弓部大動脈瘤および脳底動脈先端部動脈瘤にて…。
(龍太郎)CVとるぞ。
(看護師)はい。
(加藤)エコー用意して。
(伊集院)PCPSもスタンバイお願いします。
(龍太郎)鎮静をじゅうぶんに行え。
(荒瀬)間違いない。
心臓と脳両方の瘤の破裂だ。
心臓は血管内の三層内膜と中膜が破裂して外膜だけで持ってる状態だ。
(伊集院)それが破れて切迫破裂から完全破裂に移行すれば助からない。
(荒瀬)脳の動脈瘤も破裂したが出血は最小限度で収まっている。
でも再破裂したら終わりよ。
(伊集院)朝田先生。
今すぐに脳と心臓の同時オペをやるしかない。
(荒瀬)脳は誰がやるんだ?
(伊集院)ドクターマイクはいないんですよ。
荒瀬。
L&Pの脳外科医に当たってくれ。
(荒瀬)同時破裂して想定したオペより難易度がさらに跳ね上がった。
(荒瀬)それをうちの医者で…。
今同時オペをやらなければ桜井先生を救う道はない。
荒瀬!ああ。
とにかく脳外の連中に当たってみる。
オペの準備だ。
オペ室に運べ!
(荒瀬)あっ。
脳外の水島引っ張ってこい。
(木原)冗談でしょう?ドクターマイクの代わりを…。
やるしかないんだ!
(鬼頭)状況は?
(猪原)心臓と脳の瘤が破裂したんです。
これから朝田先生たちが同時オペを。
(荒瀬)駄目だ。
うちの脳外は全員オペは不可能だと言ってる。
俺がやるしかない。
俺が脳をやる。
本気なの?朝田。
(荒瀬)何を言ってんだ?心臓やりながらバジラーティップなんてできるわけないだろ。
だからってこのまま手をこまねいて先生を死なせるわけにはいかない。
お前は心臓では何度も奇跡を起こしてきた。
でも脳は別だ。
その手でお前が桜井先生を死なせてしまうかもしれないんだぞ。
・
(駆ける足音)
(木原)藤吉先生から電話だ。
(伊集院)藤吉先生?
(藤吉)状況は聞いた。
桜井先生の執刀ができる脳外科医が日本に一人だけいる。
日本の脳外科医は手を尽くして探した。
でもそんな医者はどこにもいない…。
(藤吉)そいつは今は医者じゃない。
だがかつてはBestSurgeonintheUSAでマイク・ボールドウィンを抑えてトップの座を獲得した天才脳外科医だ。
(加藤)マイクより上?
(荒瀬)前にツーブロックが言ってたな。
2004年にトップになったが医者を廃業した脳外科医がいるって。
誰だ?
(藤吉)その脳外科医は岡村征だ。
(藤吉)岡村には話した。
もうすぐそっちに着く。
(鬼頭)今の桜井先生はビジネスの力では救えない。
救えるのは最高の腕を持ったドクターだけよ。
必ず救って。
(木原)岡村さんがドクターマイクをしのぐ脳外科医だった!?確かに今考えると医療の知識が尋常じゃなかった。
(伊集院)はい。
(木原)だけど岡村さんは野口先生が首にした。
野口先生がそんな同時オペを認めるわけがないよ。
(伊集院)認めなくても。
(木原)L&Pは世界進出を発表してマスコミに注目されている。
岡村さん10年オペしてないんだろ。
そんな危険なことは絶対に。
(伊集院)岡村さんしかいないんです。
(木原)いや。
もう俺だって分かってるよ。
(木原)だけどこんなこと野口先生が知ったら。
あっ。
あっ。
あっ。
嫌!野口先生。
インドから最高の茶葉が届きました。
おいしいチャイの作り方ご存じですか?ご存じない。
では今からご説明さしあげます。
まず鍋に水を入れて沸騰させます。
これ…。
(岡村)この間のオペの借りを返しに来ました。
私も桜井先生を救いたい。
予定していた同時オペよりはるかに難易度が上がった。
この状態でのバジラーティップを…。
(岡村)オペできるのは私しかいません。
行こう。
(木原)弱火で煮出します。
そしてこっからがポイント。
おいしいチャイができますようにと神様にお祈りをしまして…。
(野口)ストップ!君いったい何を言ってんの?ハァ。
いや。
あのう。
インドに行ったときのために色々と勉強を。
(野口)君インド行くの?
(木原)はい。
俺チームドラゴンだよな。
監督じゃなければサポーター。
一員だよな。
(荒瀬)はい。
お立ち台。
(看護師)はい。
(荒瀬)俺たちが必ず助ける。
もう一度あんたを医者に復帰させてみせる。
(荒瀬)1つ。
2つ。
3つ。
4つ。
5つ。
6つ。
にゃにゃーつ。
リーク消えた。
脳波モニター装着。
(看護師)はい。
(荒瀬)準備できてるぜ。
(野口)チャイをおいしく入れるには神様にお願いするとか…。
(医師)緊急オペだ。
急げ。
(医師)そんなオペ無理だろ。
(医師)心臓と脳の同時オペだって?
(野口)ストップ!
(野口)今何て言った?心臓と脳の同時オペ!?どうして岡村が?
(鬼頭)岡村はかつて天才脳外科医だった。
ドクターマイクの代わりは彼にしか務まらない。
いつからメスを握っていない?10年。
(野口)10年!?そんな危険なオペ。
ノー!
(鬼頭)ノー!桜井先生を殺す気?
(鬼頭)今は2人の天才外科医に懸けるしかない。
(岡村)これよりバジラーティップ脳底動脈先端部破裂脳動脈瘤に対するクリッピング術を行う。
メス。
(看護師)はい。
フゥ。
これより弓部大動脈瘤に対する弓部大動脈再建術を行う。
メス。
(猪原)はい。
いくぞ。
(加藤)鑷子。
ガーゼ。
電メス。
(猪原)はい。
胸骨切開を行う。
スターナルソー。
(猪原)はい。
(一同)ハーケン。
はい。
セルセーバー。
はい。
(荒瀬)輸血持ってこい。
MAP10単位。
FFP20単位。
(猪原)お願い。
(看護師)はい。
(岡村)頭蓋骨切開を行う。
パーフォレーター。
(看護師)はい。
(岡村)よし。
いくぞ。
(助手)はい。
(荒瀬)脳波モニター40以下キープ。
開胸器。
(猪原)はい。
心膜を切開する。
(岡村)硬膜を切開する。
硬膜剪刃。
(看護師)はい。
メッツェン。
(猪原)はい。
開胸完了。
(岡村)開頭完了。
(岡村)バーディハローセット。
(看護師)はい。
(鬼頭)10年のブランクをまったく感じさせない。
(木原)岡村さん。
ホントに10年メスを握ってないのか?
(早川)木原先生。
どうですか?
(岡村)マイクロ入れるぞ。
(看護師)はい。
メッツェン。
(猪原)はい。
チューブクランプ。
人工心肺装着完了。
(岡村)新たな出血ありません。
荒瀬。
ヘパリン入れてくれ。
(荒瀬)ヘパリンIV。
(看護師)はい。
(木原)世界でも例のない心臓と脳の同時オペだ。
通常心臓のオペではヘパリンが必要。
だが脳の手術でヘパリンを使用すると万が一次に破裂したときに出血が止まらず致命傷となる。
(研修医)だから低体温下に循環停止を?
(木原)そうだ。
20度の超低体温状態で循環停止すれば血流が止まり出血のリスクが回避でき同時オペが可能となる。
(荒瀬)深部体温20度だ。
止めろ。
(ME)はい。
(伊集院)切迫破裂が下行大動脈まで及んでる。
(加藤)一筋縄ではいかないってことね。
循環停止のリミットは30分だ。
(早川)循環停止時間は30分が限界。
30分で脳と心臓を同時に治す。
ポンプオフ。
(ME)ポンプオフ。
循環停止。
(荒瀬)カウントスタート。
(看護師)はい。
カウントスタートします。
いくぞ。
メッツェン。
(猪原)はい。
(加藤)鑷子。
(猪原)はい。
(伊集院)ポンプサッカーアップ。
(ME)はい。
(荒瀬)頭冷やせ。
室温も下げろ。
(看護師)はい。
(岡村)シルビアン・フィッシャーを開ける。
シザース。
(看護師)はい。
(岡村)テンポラル引き過ぎだ。
スフェノパリエタールにテンションかけるな。
(岡村)バイヨネットシザーズ。
(看護師)はい。
(岡村)今リリクエストを破る。
(荒瀬)早いな。
(岡村)後方循環に入る。
剥離子。
(看護師)はい。
ストリップフェルト。
(猪原)はい。
(岡村)血がかたい。
(岡村)よし。
バジラー。
脳底動脈本幹だ。
(鬼頭)バジラーティップは脳の一番深いところにある。
破裂によって血の海の中バジラー本幹をたどって左右の上小脳動脈そして左右の後大脳動脈を確認しながら進みバジラーティップに到達しなければクリッピングはできない。
(岡村)左のSCA。
上小脳動脈だ。
(岡村)右SCAも確認。
脳べら圧気を付けろ。
(助手)はい。
(鬼頭)早い。
朝田たちも中枢側血管のトリミングを終えすでに末梢側血管の切離に入っている。
メッツェン。
(猪原)はい。
(岡村)どうしました?
(加藤)ディスタールアーチも瘤化してる。
この箇所を吻合すればいずれ瘤化した組織が大きくなり術後破裂する可能性がある。
(伊集院)でもその処置を加えていたら循環停止中に弓部置換は終わりません。
(木原)どんなに順調に進んでも30分で弓部置換するなんて無謀なんだ。
それなのにここで時間を使っては後の3分枝再建は絶対に間に合わない。
(木原)おい。
(伊集院)エレファントトランクを追加するのは?
(加藤)それならもし遠位弓部が瘤化した場合でも左開胸で再建もしやすくなる。
(荒瀬)しかしそうなると余分な縫合をする必要がある。
その時間はない。
(早川)うわ。
おっとっと。
ごめんなさい。
ステントグラフトだ。
ステントグラフトだって?これから血管内治療を行うってことか。
そんなのカテ室じゃなきゃできない。
(加藤)Cアームを用意するってこと?必要ない。
ステントグラフトを術野から直接大動脈の中へ進め留置する。
(伊集院)確かに直視下にステントグラフトが留置できれば後の瘤化も予防できる。
しかも余計な縫合も不要。
(荒瀬)だから時間のロスが最小限で済む。
オープンステント留置術だ。
(伊集院)急いでステントグラフトを。
(猪原)お願い。
(看護師)はい!
(早川)ステントグラフトです。
(荒瀬)やるじゃねえか。
ツーブロック。
(早川)桜井先生をお願いします。
トリミング終了。
伊集院。
頼む。
(伊集院)はい。
(伊集院)オープンステントを弓部下行大動脈に留置します。
(伊集院)出ました。
(木原)もしかしたらあいつらならこの同時オペをやってのけるかもしれない。
(伊集院)デプロイします。
(伊集院)オープンステント留置終了。
続いて人工血管のディスタール吻合に移る。
人工血管。
(猪原)はい。
4−0。
(岡村)オキュロモーターナーブも確認。
SCAPCAで間違いない。
(女性)桜井先生大丈夫よね?
(女性)きっと戻ってきてくれるわよね?
(朋子)朝田先生たちならやってくれるはずです。
メッツェン。
ディスタール吻合終了。
続いて人工血管のプレパレーションに移る。
メッツェン。
(猪原)はい。
(岡村)左PCA。
右PCA。
よし。
見えた。
バジラーティップだ。
(鬼頭)早い。
急性期破裂でたった10分でバジラーティップに到着した。
(岡村)これよりクリッピングに…。
(岡村)これは…。
(荒瀬)どうした?
(岡村)クリッピングができない。
できないってどういうことだ?
(岡村)瘤のネック部分の動脈硬化が激しい。
無理にクリップしたら瘤が吹っ飛ぶ。
(岡村)頸部の硬化部で裂けてしまえばもうどうすることもできない。
(木原)クリッピングできなければ脳の瘤を処置する方法がない。
(野口)閉頭するしかないね。
(鬼頭)フゥー。
そもそも無謀なオペだったんだよ。
(岡村)一つだけ方法はある。
(岡村)フローコントロールサージェリーだ。
脳内でバイパスを行いフローコントロールを行う。
脳内でバイパス?
(鬼頭)肝心の瘤の入り口は動脈硬化が激しくクリッピングできない。
そこで手前の正常の硬さの場所でクリップして心臓からの圧の高い血流を止める。
次に本人から採取した血管を用いて浅側頭動脈と脳の最深部にある後大脳動脈をつないで血流を確保する。
ただしこれは心臓のバイパスとは桁違いの難易度。
さらにもう一つ問題がある。
(岡村)脳内でバイパスを行うためにはサブテンポラルアプローチの視野が必要となる。
(伊集院)サブテンポラルアプローチ?
(岡村)患者の体位を30度傾けなければならず心臓のオペの難易度が上がる。
それでもやれますか?誰に言ってんだ?やれる。
俺たちなら。
荒瀬。
(荒瀬)ああ。
(荒瀬)左30度ローテーション。
(岡村)よし。
まずはグラフト採取だ。
左前腕からRA。
橈骨動脈を採ってくれ。
(伊集院)はい。
待て。
橈骨動脈じゃ駄目だ。
最高のグラフトを用意する。
(岡村)最高のグラフト?ITA。
内胸動脈だ。
(加藤)でも内胸動脈を採取している間弓部大動脈のオペが止まるわ。
(伊集院)あと15分しかないんですよ。
(荒瀬)いくら朝田が急いでも心臓のオペが終わらないぞ。
(岡村)ここは心臓のオペを止めずに採取できる橈骨動脈を使う方が…。
駄目だ。
(伊集院)しかし桜井先生を助けるには…。
助けるだけじゃ駄目なんだ!桜井先生を医師として復帰させる。
この地域の医療を守り続けるために。
そのためには最高のグラフト。
内胸動脈を使ったバイパスが必要なんだ。
(猪原)龍太郎ちゃん。
ここには最高のチームがいる。
俺は信じている。
ここにいる全員が100%の力を出しきったときのチームの力を。
(岡村)最高のグラフト採取してください。
脳血管バイパスは私が必ず成功させます。
IMA。
(猪原)はい。
(岡村)よし。
SCAとPCAの中間部にパーマネントを入れるぞ。
ストレート7mm。
(看護師)はい。
電メス。
(猪原)はい。
(鬼頭)通常脳血管バイパスは手首にある橈骨動脈を採取して行うことが多い。
ただ脳の血管は細く太い橈骨動脈とは口径差があり仮にいったん吻合がうまくいっても後に裂ける可能性がある。
それに比べて内胸動脈は口径が細く血管の柔軟性もあり脳血管との相性もいい。
心臓と脳の同時オペ。
開胸している今の状態だからこそ胸骨の裏にある最高のグラフトを採取することができる。
心臓手術の時間を削って脳血管バイパスのためのグラフトを?
(早川)それが患者にとってベストな選択だからです。
あいつらステントグラフトで稼いだ時間を使いきることになるんだぞ。
(早川)朝田先生たちなら必ず循環停止時間内にやり遂げます。
しかしあと12分しかないんだぞ。
電メス。
(猪原)はい。
(岡村)これ終わったらテンポラリーいくぞ。
5mm2本セット。
(看護師)はい。
グラフト剥離終了。
(加藤)トリミングは私に任せて。
朝田は心臓に戻って。
頼んだ。
(加藤)ポッツシザーズ。
(猪原)はい。
開胸器。
(猪原)はい。
(岡村)パーマネントクリップ終了。
瘤への流入はかなり抑えられるはずだ。
(加藤)トリミング終了。
(荒瀬)あと10分だ。
中枢側吻合に移る。
急ぐぞ。
4−0。
(猪原)はい。
(岡村)P1P2一時遮断。
プロキシマールからいくぞ。
(助手)はい。
(子供)院長先生大丈夫だよね?
(紗枝)大丈夫。
(桂)きっと元気になる。
(紗枝)ここに貼って。
(岡村)テンポラリークリップ。
(看護師)はい。
(加藤)もうすぐ中枢側吻合が終了するわ。
(伊集院)後は3分枝の再建ですね。
(早川)あと5分。
(木原)1つの血管を吻合するのに通常5分かかる。
それを3本やるのは。
(野口)ここまではよくやった。
しかし今から3分枝の吻合をしていたらいくら朝田でも絶対に間に合わない。
メッツェン。
(猪原)はい。
中枢側吻合終了。
(野口)何やってんの?朝田は。
(木原)人工血管切ったらつなげないぞ。
まさか。
エンブロック法で再建する。
(伊集院)エンブロック?
(早川)エンブロック法。
弓部3分枝の基部を島状に切り抜き分枝の塊として人工血管に吻合する方法。
これなら3分枝を一本一本吻合せず一気に吻合でき時間を短縮できる。
桜井先生の動脈瘤から分枝する血管に切迫破裂が及んでないことを見極めた上での瞬時の選択。
(加藤)3分枝を一度の吻合で?
(荒瀬)その手があったな。
(一同)フェルト追加して。
はい。
4−0準備して。
はい。
(伊集院)スポイト下さい。
(猪原)はい。
弓部3分枝のエンブロック吻合を開始する。
4−0。
(猪原)はい。
(鬼頭)彼らは諦めていない。
医者として桜井先生を完全復帰させたい。
その共通の思いは変わらない。
(岡村)P1P2一時遮断終了。
PCAに吻合を開始する。
メス。
(看護師)はい。
4−0。
(猪原)はい。
(岡村)グラフト。
(荒瀬)L&Pの連中見てるか?
(荒瀬)こんなオペはもう二度と見られない。
お前らが医者であろうとするならこいつらがやってることを目ん玉開いてよく見とけ。
チームドラゴンと岡村さんの腕は確かにすごい。
でもホントにすごいのは技術じゃない。
最後の最後まで患者にとってベストな選択を絶対に諦めないあいつらのスピリッツだ。
(一同)4−0追加。
はい。
人工心肺スタンバイ。
はい。
プロジェット。
はい。
サッカーアップ。
はい。
(岡村)ITAをPCAにディスタール吻合する。
(一同)はい。
10−0ナイロン。
はい。
(荒瀬)リウオーミングスタンバイ。
(ME)はい。
朝田。
(一同)4−0。
はい。
人工呼吸器スタンバイ。
はい。
(加藤)スポイト。
(猪原)はい。
(伊集院)ターニケット。
(猪原)はい。
プレジェット。
(猪原)はい。
(岡村)吻合終了後P2テンポラリー解除。
(助手)はい。
(荒瀬)ダイレーター再開。
(木原)これがチームドラゴンだ。
(野口)《私は患者を救うために医者になりたいです》
(桜井)《その気持ちを絶対に忘れんな》
(野口)《私はこれからの時代に合った理想の病院をつくる》《お前ならできるだろう》
(一同)4−0。
はい。
ヤコブセン。
はい。
ナーブフック。
はい。
ラバーシュ。
はい。
フレンチグルー。
はい。
リウオーミング。
はい。
いけ。
いけいけいけ。
いけー!
(猪原)残り1分20秒です。
プレジェット。
(猪原)はい。
(荒瀬)SEP変化なし。
よし。
加圧するぞ。
メッツェン。
(猪原)はい。
(岡村)マイクロメッツェン。
(看護師)はい。
エンブロックによる3分枝吻合終了。
(岡村)ITA−PCA吻合終了。
(荒瀬)循環停止解除するぞ。
循環停止解除。
人工心肺オン。
(ME)はい。
(岡村)出血なし。
(伊集院)間に合った。
後は送血を分岐からの順行性に変えれば終了だ。
3−0。
(猪原)はい。
(岡村)こちらもSTAとITAの吻合で終了。
テンポラリークリップ。
(看護師)はい。
送血管のエクスチェンジ完了。
(岡村)STA−ITA−PCAバイパス完了。
(伊集院)心臓再鼓動。
(荒瀬)SEPでチェックだ。
(荒瀬)よし。
SEPに問題なし。
(岡村)バジラーティップフローコントロールサージェリー終了。
弓部大動脈置換術終了。
同時オペ成功だ。
同時オペ成功です。
(一同)よっしゃ!よかった!やったやったやった!
(朋子)よかった。
あなたがいたから桜井先生を救うことができた。
(岡村)いやぁ。
チームの力です。
でもこれが私の最後のオペです。
日本の医療はこのままいったら崩壊する。
私は今の医療制度からこぼれ落ちる命をビジネスの力で救いたい。
俺たちは現場で戦い続ける。
朝田龍太郎。
あなたの力がまた必要になるかもしれない。
いつでも言ってくれ。
あなたも俺たちチームの一員だ。
フッ。
(木原)やったな伊集院。
さすがだよお前は。
やると思ってたけどなホントにやったなぁ。
こいつはな俺の弟子だからな。
(桜井)そうか。
岡村君が。
はい。
手術は成功しました。
待ってますよ。
(桜井)うん?俺たちだけじゃない。
この地域の人たちが先生が復帰するのを。
(桜井)お前たちが助けてくれたこの命。
(桜井)俺はこの地域の人々の命を守るために全力を尽くす。
(野口)朝田たちを連れていかない?連れていくのは伊集院だけよ。
本人の希望。
それとL&Pの意欲のある若い医者たちも連れてく。
(野口)どういうことかな?ミス鬼頭。
朝田たちをまとめて世界に出るのが君の希望…。
(鬼頭)彼らのオペを見て気が変わったの。
チームドラゴンはすでに完成されたチーム。
朝田たちを連れていっても私はマネジャーにすぎない。
(野口)バカな。
世界最高のチームの責任者だよ。
(鬼頭)一人の医者として私が率先して現場に立つ。
他の誰でもない。
私のこの手で世界中の患者を救う。
(鬼頭)そして私が新しいチームをつくりあげる。
(鬼頭)チームドラゴン以上のね。
(野口)インド進出は失敗できない。
朝田というスーパースターは欠かせないと言ったはずだよ。
忘れてたのよ。
私もスーパースターだってことを。
お手並み拝見だねぇ。
(荒瀬)伊集院がインドか。
(伊集院)はい。
世界に出てもっと腕を磨きチームドラゴンで学んだことを現地の医者たちに伝えたい。
(荒瀬)俺はこの病院の院長として麻酔科医が中心となった病院をつくるぜ。
(加藤)私は小児用人工心臓を実用化させてみせる。
俺は桜井病院に戻る。
(荒瀬)前にもこんなことがあったな。
(加藤)そうね。
(伊集院)えっ?やらないんですか?ったく。
仕方ねえな。
またばらばらになりますけどどこにいてもチームですよね?それぞれの場所で自分が求める医療を実現させる。
そしていつかまた集まろう。
(野口)桜井修三。
あのころから何事にも屈しない男だった。
(野口)46年たった今もこの困難な病に屈しなかった。
(桜井)野口。
(桜井)お前がつくる理想の病院。
楽しみにしてるよ。
(早川)今回は弁置換でいこうと思います。
(桜井)駄目だ。
トライすることを恐れるな。
(早川)あっ。
はい。
えー。
(桜井)おい。
(早川)はい。
(桜井)5年早いぞひげは。
いいじゃないですか。
似合ってるんだから。
先生だってひげいじってるし。
ねえ。
(桜井)それは60年の経歴だよ。
(早川)いやぁ。
(木原)麻酔バンク!?
(荒瀬)ああ。
うちで育成した麻酔科医を麻酔科医が足りない地方に派遣する。
(木原)素晴らしい。
一生ついてきます。
(荒瀬)えっ?
(木原)うん?ちょっと待ってください。
一生ついてきますから。
(加藤)小児用人工心臓の実用化は1年半後。
藤吉の心筋シートと両輪で進めていけば移植を受けられない子供たちの命がもっと救える。
(藤吉)ああ。
俺たちの研究の実用化を患者たちが待ってる。
(野口)おめでとう。
正式に桜井病院の院長に就任したんだって?ああ。
5年。
インドからスタートして5年で僕は世界規模のメディカルアライアンス。
世界医療同盟を確立しその初代プレジデントになる。
権力は美しい。
僕は日本の医療を世界の頂点に導くよ。
俺はこの地域で目の前の命と向き合う。
地域医療と世界レベルの医療。
僕らは同じ海に向かっているのかな?再来年中国に上海フーピンホスピタルを造る。
ちょうどその病院を任せるスーパースターを探していてね。
君とは長い付き合いになりそうだね。
・龍ちゃん。
久しぶりだな。
ミキ。
(ミキ)ただいま。
これより大動脈弁狭窄症に対しトランスアピカルアオルティックバルブインプランテーションを行う。
メス。
(ミキ)はい。
2014/03/20(木) 22:00〜23:09
関西テレビ1
[終]<木曜劇場>医龍4〜Team Medical Dragon〜 #11[字]
謎の天才外科医が帰ってくる!桜井の脳・心臓緊急同時オペはどうなる?野口のインド計画の結末は?そして朝田の元にミキが。それぞれが描く理想の医療とは?
詳細情報
番組内容
桜井修三(平幹二朗)が倒れた。すぐに朝田龍太郎(坂口憲二)、加藤晶(稲森いずみ)、伊集院登(小池徹平)、荒瀬門次(阿部サダヲ)が待つL&P病院へ救急搬送される。
検査の結果、心臓と脳の同時オペを決断せざるを得ない危険な状況だった。荒瀬にL&P病院の脳外科医を当たらせるが、あまりにも難易度が高いため全員に不可能だと断られてしまう。朝田は自分が脳の手術も、と言い出すが、荒瀬に反対される。
番組内容2
そこへ状況を聞いた藤吉圭介(佐々木蔵之介)から電話が入った。藤吉は、桜井のオペができる脳外科医が日本に1人だけいると告げる。
桜井のオペが始まった。医師や研修医たちがモニタールームへ急ぐ様子から、桜井のオペが行われているのを知った野口賢雄(岸部一徳)は慌てて見学室に駆け込む。オペを止めようと受話器を取るが、その手を鬼頭笙子(夏木マリ)が阻んだ。一方、モニタールームでオペの様子を見守っていた
番組内容3
早川昭吾(柄本佑)は突然部屋を飛び出して行く。
そんな中、桜井の脳に想定外の症状が発見される。命を救うための術式が提案されるが、朝田はそれを止めた。命を救うだけではなく、桜井を医師として復帰させるのが目的であることを告げ、難易度が跳ね上がる別の術式を提示する。全員が了承し、すぐにオペを再開させるが、残り時間は迫り…。
野口は黙って見学室を出ていく。残った鬼頭は、ある人物に視線を送るが…。
出演者
坂口憲二
稲森いずみ
小池徹平
阿部サダヲ
キムラ緑子
柄本佑
池田鉄洋
・
高橋克典
平幹二朗
・
佐々木蔵之介
夏木マリ
岸部一徳
ほか
スタッフ
【原作】
乃木坂太郎
【原案】
永井明(「医龍」小学館 ビッグコミックス刊)
【脚本】
浜田秀哉
【プロデュース】
長部聡介
大木綾子
【演出】
田中亮
【音楽】
吉川慶
澤野弘之
河野伸
【制作】
フジテレビドラマ制作部
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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