(岡本玲)
音楽好きの熱血顧問と崖っぷちの吹奏楽部。
汗と涙の戦いが始まった!
目指すは悲願の県大会金賞。
そこには部の命運が懸かっている
とびきり熱い演奏で奇跡を起こせ!
始まりました「明日はどっちだ」。
さあ今回から新シリーズという事で福井県にある若狭東高校の吹奏楽部の皆さん。
そうなんです。
俺も部活やっててさバスケット部やったけど延々走らされてさ。
陸上部かっていうぐらい。
心のスタミナですよね。
つくのって。
出た!
(笑い声)売ってはない。
日本海に面した福井県小浜市
ええとこやね。
のどかな町に2つしかない高校の1つ
実業系の高校として電気や機械商業農業まで地元を支える人材を育ててきた
わあいい高校。
そんな学校にちょっと崖っぷちに立たされている部がある
慢性的な部員不足でメンバーは現在わずか9人
そしてその実力はといえば…
半数以上が高校から始めた初心者で音を合わせるだけで一苦労
(部員一同)はい。
そんな彼らは今全国の吹奏楽部の中でもかなり珍しい挑戦をしている
なんと今演奏している曲は若狭東高校オリジナル
普通の曲だと担当するパートが9人では足りない事が多い。
オリジナルに挑むのは苦肉の策でもあるのだ
曲を作ったのはこの人
部のOBで…
先生はなぜかいつも作業着姿。
というのも…
実は岩村先生教員ではなく農業を専門に教える実習助手だ。
けれどその音楽的な才能はちょっとしたものなのだ
おお〜そうやわ。
耳にする音を何でもすぐにドレミに置き換えられる。
即興で作曲も
これまで書いた曲は編曲を含め100曲以上。
9人の部員のためにも彼らが演奏できる楽器に合わせて曲を書いてきた
(岩村)わあ。
(濱手)うわぁ!
そしてこの冬先生はまた新たな曲を書く事になった。
ジリ貧にあえぐ部の状況を打破するため部員たちが大きな目標を掲げたからだ
舞台は毎年冬に行われる…
挑むのは…
これまで地区大会突破すらやっとだった彼らにとってどれだけ難しい事か。
しかもメンバー全員が吹奏楽部の活動に熱心なわけではない。
やりたい事が見つからず居場所を求めてやって来ただけの生徒もいる。
実力もやる気もバラバラ。
みんなが心を一つにして取り組めるかどうか…
(部員一同)はい。
じゃあまずフルート。
はい。
今回先生が書いたまだ名前のないこの曲には部員たちが一体となれるよう工夫が凝らされていた。
9つの楽器を担当する部員たちそれぞれの実力にぴったり当てはめて書いたのだ
すごいね。
すごいよこの人。
けれどそこには壁がある。
それは絶対に脱落者を出さない事
果たしてどんな曲なのか?
すげぇ!ゲームのテーマ曲っぽいね。
目標達成に向け誰よりも責任を感じていたのは…
自分も何となく吹奏楽部に入った一人。
部員をまとめる難しさはよく分かっている。
何とかみんなの心を一つにして金賞をとりもっと部員が集まるような部にしたい
初めてみんなで演奏する日がきた
岩村先生音楽に懸ける熱い思いは誰にも負けない自信がある。
しかしそれに部員が応えてくれるかどうか
(岩村)おはようございます。
(部員一同)はい。
せ〜の。
(岩村)12!ターラーラー…。
でも先生最初からそんなにとばして大丈夫?
この日はユーフォニウムの鳥羽さんのちょっとした吹き方の違いに…
この日はサックスに少し勢いがなかったというだけで…
(岩村)なんでそうなんの?
サックスの濱手君。
自信がないと音が小さくなるのは確かだけど…
はい。
先生ちょっと言い過ぎかもそれ…。
で結局…
熱い思いばかりが先走り空回り。
この先どうなる事やら
(取材者)いえいえ別に謝る事じゃ…。
そんな事ないよ。
これほどまで熱心に指導するのには訳がある
重いぜんそくで家にこもりがちだった先生。
中学時代にはイジメにあった。
そんな時自分を癒やし励ましてくれたのが音楽。
吹奏楽にのめりこんだ。
そしてその音楽のおかげでそれまで居場所すら見つからなかった自分に喜びを分かち合える仲間ができた。
卒業後は音大に進み作曲家になろうと心に決めた。
しかし…家庭環境が厳しかったため大学には進めずふるさとに残った
好きそうやもん。
働きながら音楽を続ける道。
それが母校の職員となって吹奏楽部を指揮する事だった
なるほどね〜。
今も家に帰るとひたすら作曲。
五線譜と向き合う。
最近では作曲家として音楽出版社と契約もした。
書き上げた曲を演奏する部員たちは先生にとって理想の音楽を追い求める仲間でもあるのだ
23じゃないよね。
練習を始めて1か月
カーンラーパーパーパーンラララー…。
先生にはどうしても成長してほしい部員がいた
チューバを吹く部長の一瀬君。
ソロパートが吹けずに悩んでいた
あと一歩で吹けるというのにそれがうまくいかない
(岩村)「mp」って書いてあるけど別に吹いていいから。
う〜ん…。
はい。
ところが翌日…。
昨日の指導がまたまた厳しすぎたのか一瀬君から部活を休むという連絡が入った
あら。
え〜…。
やる気にさせるはずが逆効果。
慌ててメールで説得する
部活は既に始まっているが一瀬君の姿はない
難しいな。
ほんまに難しいわ。
(岩村)チューバ大事だよね。
もう来ないのか?
すると…
(岩村)お疲れさん。
楽器準備して。
はい。
一瀬君が来た!
よう来た!
まとめる立場にある自分のふがいなさに落ち込んだ様子だった
いいね。
「よしっ!」って言ったね。
名誉挽回!今日こそ吹きたい
するとそこに…
先生の言葉にほっとした表情
(岩村)全然そんなもんでいい。
やはり居場所はここなのだ
しかし一難去ってまた一難。
先生にはもう一人気がかりな部員がいた。
なかなか練習に来ないのだ
彼女だ
せ〜の。
1年生でクラリネットを担当する福尾さん。
彼女も居場所を求めて何となく部に入った一人だ
先生が心配していたのは福尾さんのちょっと内気で人と接するのが苦手なところ
部の雰囲気にもなじめずにいた
(一同)ありがとうございました。
この日も福尾さんは部活が終わるとすぐに帰ってしまった。
しかし誰も声をかけようとしない。
先生はその仲間意識のなさが許せなかった
すごいな。
9人のために書いた曲。
一人でも欠ければ曲は成立しないのだ
それでも福尾さんは休みがち。
みんなひたすら待ち続けていた
福尾さんが久しぶりに部に来た。
しかし風邪気味で見学するという
パーパーパー…。
練習はこの日も福尾さんのパートクラリネットが抜けたまま始まった
いきま〜す。
せ〜の。
みんなが一つになれないままでは練習にも身が入らない
(岩村)ちょっとな〜…。
先生がたまらず声を上げた
一か八か先生は彼らを残してその場を去った。
この吹奏楽部の目指す先はどこなのか?部員たち自身に考えてほしかった
そしてその思いに応えたのは一瀬君だった
一瀬君は「みんなでやる」という先生の言葉の意味を必死で考えていた
福尾さんに語りかけた
福尾さんは何かを言いたそうだがうまく言葉にできない
それでも一瀬君は福尾さんの気持ちが聞きたかった
福尾さんに一瀬君の思いは届いたのか?
これでみんなが一つになれるか。
部員はまだ名前のなかった曲にこんなタイトルを付けていた
(一瀬)「つながる空」。
若狭東高校吹奏楽部の9人は本当につながって一つになれるのか
そうやねんなぁ。
さあ改めてじゃあ…。
この9個の楽器この9人の音で先生は作曲されてますから誰か一人が抜けると曲が成立しないんです。
一瀬君も「やらな!」という思いがすごい強いんやろうね。
福尾さんのモヤモヤもすごい分かるよね。
なんか入りたいけど入られへん。
そう。
いやぁあの人…
(笑い声)
(笑い声)そうやなぁ。
2014/02/04(火) 22:55〜23:20
NHK総合1・神戸
応援ドキュメント 明日はどっちだ #33[字]
関ジャニ∞が頑張る人々を応援する連続ドキュメンタリー番組。今回は「部員9人の小さな吹奏楽部の奮闘記」の1回目。熱血顧問が作曲したオリジナル曲に挑戦するが…。
詳細情報
番組内容
福井県小浜市にある若狭東高校の吹奏楽部が、県大会で金賞をとるという大目標を掲げた。わずか9人の部員を率いる顧問は、農業実習助手の岩村雄太先生(23)。部のOBで、部の指導をするため実習助手の職を選んだ熱血漢。岩村先生が9人で勝つための曲を作った。結果を出すためには、9人が団結し、それぞれのパートで活躍しなければならない。ところが、部員の足並みはそろわず、練習は遅々として進まない。そして…。
出演者
【出演】渋谷すばる,村上信五,横山裕,【語り】岡本玲
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
バラエティ – トークバラエティ
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