カンブリア宮殿【地方の底力SP 第一弾!〜道の駅が生む奇跡の集客術〜】 2014.03.20

富士山近づく東名高速上り線に驚きの人気スポットがある
全国でも珍しい高速道路にある
一般道からもアクセスできるので…
全国屈指の道の駅
遠方から客を集める秘密がこちら。
なんとプラネタリウム
いまや道の駅は立ち寄るだけの場所ではなく目的地となりつつあるのだ
楽しかったです。
楽しかった。
そんな驚きの道の駅は他にも。
福岡県の田舎町大任町の道の駅にあったのは…
(ピアノ)
用を足そうと足を踏み入れるとピアノの演奏が
優雅な気分ですっきりできる。
21年前ドライバーの休憩場所として国が整備を始めた道の駅
いまや北は北海道から南は沖縄まで…
コンビニが出店をためらうところにまで乱立している。
しかし高知県にはこんな道の駅が
ほとんど車が停まっていない駐車場
中に入ると客は1人もいない
駅長を務める女性が経営の内情を明かしてくれた
見えますか?
この売り上げでは光熱費も支払えないという
道の駅はその多くが地元自治体が施設をつくり開業後の運営は第3セクターや民間企業に任せている
膨大な数の道の駅が乱立する今運営会社が撤退する施設も決して少なくない
今宵は熾烈な生き残り合戦を繰り広げる道の駅で
新鮮すぎるフグのテーマパークをつくり上げた道の駅成功請負人その名も…
更に愛媛からは瀕死の町の運命を救ったちっちゃくても最強の道の駅
地元のお母さんに笑顔と大金をもたらした女性
今や伝説となった道の駅がある
萩市の中心部から車で10分ほど。
見えてくるのが
車で溢れる駐車場。
午前中から続々と客が詰めかけてくる
中に入るとそこはまるで
所狭しと軒を連ねる店。
人々をひきつけているのは
普通の10倍の巨大なカサゴにこちらは鮮度抜群のヤリイカ
よく見るとここに並ぶ魚地元萩の魚ばかり。
実に取り扱う魚の9割以上がスーパーではあまりお目にかかれない地魚だ
しかも客を驚かせているのは驚異の新鮮さ。
トレイの中でも動いている
ここまでの鮮度には理由がある。
しーまーとの裏手には
売られているのは港にあがったばかりの魚
活きがいいのは当然だ
更に家族連れ
やってきたこちらの家族。
なんと生簀から直接魚を買った
丸々としたフグ
実はここから更なる楽しみが。
魚売り場の店員がそのフグを持って向かったのは…。
施設内のお食事処
実はこれ調理費用を払えば好きな料理にしてくれる
しかも新鮮そのものだから…。
この表情!この魚のテーマパークのような道の駅をつくり出したのが…
自らつけたニックネームは…。
逆さ言葉になっているというおちゃめな男だ
この日中澤が仕掛けたのは地元で獲れる真ふぐをアピールするイベント
直径1.5mあろうかという大皿に真ふぐの刺身を敷き詰め来場者に無料で振る舞っていた
実は中澤その独創的な戦略で…
中澤を師と仰ぐ道の駅関係者も少なくない
中澤がそこまで全国から注目される理由。
その道の駅の
すご腕編集者だった
ところがそんな中澤を待っていたのは地元自治体が作ったずさんな計画案だった
書かれていたのは小さな田舎町にもかかわらず県外から100万人を呼び込もうという驚くほど強気な計画だった
中澤は計画を見直そうと全国にある観光客相手の鮮魚市場をシラミつぶしにまわり徹底的な聞き込みを行った。
すると誰もがこう口を揃えた
そして悩み抜いた中澤は観光客狙いの計画を捨てる決意をする
そこで中澤は常識破りの戦略を考え出した
しーまーとの駐車場を見ると道の駅によく停まっている観光バスの姿がない。
実はしーまーと
道の駅は観光バスに来てもらうため客を連れてきてくれる業者に手数料を支払う。
これが業界の常識だった。
しかし中澤はこれをムダだと判断。
平日の地元客にターゲットを絞った
店内にはそのための仕掛けがある。
それが…
道の駅には珍しいお肉屋さん
中澤はスーパーがわりに地元客に使ってもらうためあえてさまざまなふだん使いの商品をそろえた
しーまーとの店内で客が次々に買っていく
それがこの瓶詰め
美しい赤い魚をオイル漬けにした上品な逸品
このオイル・ルージュ有名シェフにもファンがいる。
奥田シェフもその一人。
パスタなどさまざまな料理に合うのだという
そんなオイル・ルージュ実は地元萩のために中澤が考え出した商品だ
オイル・ルージュの材料になっているのがこちら
萩で「金太郎」と呼ばれてきた魚。
つい数年前まで1キロわずか200円そこそこのいわゆるクズ魚だった
しかし中澤にはこの魚が宝に見えた
中澤は地元の加工業者と協力し試行錯誤の末骨ごと食べられるオイル漬け商品を開発
誰も見向きもしなかった魚を東京のデパートでも売られる魅力的な商品に作りあげてみせた
これには地元関係者も驚いた
観光客狙いから
中澤は当初あった100万人の計画をはるかに超える140万人という驚異の集客を生みだした
全国の道の駅から引っ張りだこだという中澤さんですが道の駅って実際赤字のところとか少なくはないんですかね。
わりと多いと思います。
中澤さんが考える道の駅で失敗しないための秘訣ということで…。
観光バスに関してはVTRにありましたけれども…。
これでも結構勇気いるんじゃないですかね。
観光バスが入ってくると観光客相手だから高いんじゃないかと思っちゃう。
キャラクターは作らないっていうの…。
僕ゆるキャラが大嫌いなんで。
そうなんですか。
ただなんで苦手かっていうと違和感あるかっていうとですねあの…何かをかわいらしいものにして訴求するっていうのは甘えがあると思うんですよ。
もっとロジカルに自分のところはこうこうこういうものがすばらしいから来てくれとか買ってくれとかって言うべきなのになんかわけのわからないこんなでっかい…。
まぁいいやあんまり言うと…。
確かにおっしゃるとおりで地元の食材にこだわるってありましたけど萩のスーパーにはあんまり萩で獲れるお魚って…。
それはですねたぶんスーパーとかができてからの流通革命のせいだと思うんですよね。
ただどう考えても地産地消っていうか自分の近くの海で獲れたものを食べるのがいちばん合理的でおいしいはずですもんね。
でもですね萩市って5万人くらいでしたっけ?そうです人口は5万人なんですよ。
もう5万人でもいいからここで回していこうっていうのはどこらへんから気づかれたんですか?
このあとは
客が殺到する目から鱗の商品とは
こちらは愛媛県の山あいの町
昔に戻ったような建物が並ぶ静かな町だ
そんな内子に町民の人生を一変させた道の駅がある。
それがここ…
しかしその建物はいささか古びた様子
店に入るとそこはただ屋根をつけただけのオープンスペース。
台の上に置かれたコンテナケースに所狭しと野菜が並んでいる
いわゆる産直市場のようだが田舎町では考えられないようなにぎわい
立派なシイタケが袋いっぱいで…
しかし値段以上に客をひきつける魅力が
実は「からり」にはこれ以上はないという鮮度を追求する仕組みがある
白菜を出荷する農家力石さん。
「からり」では1人当たりのスペースが限られているためこの日は150円の白菜を8個並べた
そして2時間後の11時。
力石さんは自分の畑にいた
白菜が売り切れる時間を逆算し追加の収穫を行っていたのだ
それを可能にしたのが生産者のスマホに配信されるリアルタイムの売れ行き情報だ
つまりこの仕組みで売り場には売れた先からどんどん採れたてが並んでいくことになる
そんな「からり」にはここだけでしか味わえない絶品商品が目白押し。
内子の材料で作ったアイスクリームにこちらのパン屋にも大人気商品が。
このデニッシュのみかんやきんかんも内子で採れたもの
驚くほど水がきれいな川のほとりでゆったりと過ごせる雰囲気もリピーターが多い理由だ
これまでさまざまな賞を受賞してきた
実はその裏には「からり」が内子で20年かけて築き上げた他にない秘密がある
朝7時を回ると集まってくるのは商品を出荷する内子の人々
しかしその商品農産物だけじゃない。
こちらで並べていたのは
ところがこちらケーキ屋さんじゃなかった
更にこちらで並べていた巻き寿司のパックには「田村」の文字が
(スタッフ)これは個人で作られてるんですか?奥さまと?はいはい。
そしてこちらの夫婦も花の農家ではなく庭から摘んできただけだという
実は「からり」で売られているのは地元の家庭で作られたオンリーワンの商品ばかり
例えばこちら山崎さんのお宅では…。
ひな祭りの季節に昔から作ってきたひな豆作り
農作業のかたわら「からり」に出荷している山崎さんの商品だ
更にこちらは栗田さんのお宅
84歳のおじいちゃんが没頭していたのは森からとってきた材料で作る木工細工。
手先の器用な栗田さんが考えたオリジナル商品だ
他の道の駅には絶対にない内子の人々のぬくもりが伝わる商品こそが遠方からも足を運ぶ「からり」のファンをつくってきた
そして「からり」はその運営も生産者たち自らが手づくりで行っている
品質管理から商品開発イベントの企画運営までこの自主的な運営が「からり」を支えてきた。
そのリーダーとして「からり」を引っ張ってきたのがこのお母さん。
からり直売所運営協議会会員ナンバー1番
野田は長年「からり」のリーダーとしてさまざまな取り組みにチャレンジしてきた
この日仲間2人と行っていたのは新商品の
使うのはこのジャム。
内子でとれるじゃばらという柑橘類で作ったオリジナルジャムだ
それをあんこと合わせて菓子パンを作る。
「からり」には女性たちが商品開発をするさまざまなチームがある。
今回取り組んでいるじゃばらの菓子パン。
この日名前が検討されていた
それでもいいじゃんかわいい。
じゃばらくるくるうん。
さてその出来は?
素朴な感じでなんだかおいしそう
そ〜れ。
おいしい。
香ばしい。
そこにやってきたこの男性こそ実は「からり」の社長
すると…
しかし社長のこのアイデアに…
「からり」では
そしてこの日「からり」の店内であのじゃばらくるくるが売り出されていた
おっ早速お買い上げ!
わぁ嬉しい。
田舎町で住民たちがつくりあげたここからは内子の道の駅フレッシュパークからりの野田文子さんにも加わっていただきます。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
そしてスタジオには「からり」で売られている商品を持ってきていただきました。
食べていいですか?食べてください。
今日はじゃばらくるくるとシイタケの酢の物を用意していただきました。
中澤さんも召し上がってください。
おいしいですね。
すごい肉厚。
おいしいです。
そうですかありがとうございます。
白いご飯食べたくなっちゃう。
ここに生産者のお名前と電話番号が載ってるじゃないですか。
はい生産者の番号が載ってるんです。
買ったお客様が直接生産者の方にお電話するってことができるってことですよね。
注文もできちゃうんですか?はい。
そして野田のヒット商品。
色鮮やかなドライフラワー。
実はこれが「からり」発展のきっかけになったという
中澤さんこの野田さんのドライフラワー大ヒットしたんですよ。
普通ですねそれは自分のものだと思うじゃないですか。
野田さんみんなに教えたんですよ。
そうなんですね。
教えちゃったらだってライバルできちゃうじゃないですか。
普通こうしちゃう…。
最初は思いました。
だんだん大きくなったんですね。
大きくなった。
直売所ができてから自分の通帳ができたと。
そうです。
地元お母さんたちのユニークな運営で客を集める
実は
かつて内子は葉タバコの生産で栄えた。
しかし90年代に入りタバコの消費量が急速に減りはじめ内子の農家に危機が訪れる
そんな状況を打開しようと町が計画したのが産直市場。
これが道の駅「からり」の原点となる。
この市場に飛びついたのが野田たち
内子には山肌に張りつくように農家が点在する
野田の家も標高450mの場所
(スタッフ)あそこがご実家?そうあれ一番上が私の実家。
山からおりることもなく厳しい労働に耐えてきた内子の女性たち
つらい仕事の合間野田を元気づけてくれたという場所に案内してくれた
あの今ピカっと光ったけど。
はるか彼方に見えるのは内子の町
そんな長年の女性たちの思いが「からり」で爆発した
どんなものをいつ売れば儲かるのか…。
自分たちが作ったものを初めて自分たちの手で売る場所の出現が農家の労働者に過ぎなかった女性の意識を変えた
(スタッフ)からりさんというのはそういうなかで重要な場所ですか?そうです。
女性たちは「からり」を通して生きがいを手に入れたのだ
そして野田が手に入れたもの。
内子の中心部に建つ一軒家。
野田はついに山の生活を離れていた
(スタッフ)山の上だけで農業を営んでいらっしゃったらこういうものを建てるとこまでは…。
中澤さん。
はい。
中澤さんももちろんそのお一人だと思うんですが『カンブリア宮殿』にも結構その地域を活性化させた方がみえられてその人たちがよくおっしゃるのはよそ者…バカ者若者が活性化させるんだというふうなことをおっしゃるんですよ。
「からり」が革命的だなと思うのはそういった外部の視点を持った人がアドバイスしたり始めたわけではなくまさにその中にいた人たちがしかもほとんど女性ですけど直売所から始めていったっていうのが僕はなんか感動的だったんですけど。
どうですかね?手がけたものがいくらで売られているかってそういうことも口出しできないですもんね。
その直売所は例えば野田さんのご主人とかは何ておっしゃってたんですか?ダメだと?野田さんはどうやって持ってったんですか?シイタケを。
お父さんのシイタケ盗んで!?下りてきてやちょっと!
道の駅への参加に反対をしたという野田のご主人
反対するご主人に隠れ野田はシイタケを盗んで道の駅で売り続けたという
何やってんだ〜!とかって怒られる?そのあとどうしたんですか?また盗みに行くんですか!?やめなかったわけですね?すごい強い意思をお持ちで。
なんでやめなかったんですか?僕ね野田さんの言葉で感動したことがあってそれをフリップにしてきました。
はいこれが龍さんが感動した…。
特に自分の価値を自分で決めることができるっていう一文に僕は感動したんですけどなんていうのかなこう人が自立していくその過程っていうのがなんかこう他の人にも勇気を与える…。
中澤さんどうですか?
収録を終え村上龍はこんなことを考えた
2014/03/20(木) 22:00〜22:54
テレビ大阪1
カンブリア宮殿【地方の底力SP 第一弾!〜道の駅が生む奇跡の集客術〜】[字]

1993年に誕生し、今や全国に1000ヵ所。市場規模は2100億円までに成長した「道の駅」。一方で、経営が行き詰まり、運営を断念する事例も…成功の秘訣とは?

詳細情報
番組内容
無料駐車場やトイレ、物販・飲食などを提供する「道の駅」。1993年4月に国土交通省の主導で始まった道の駅も、いまや全国に1000ヵ所以上、市場規模は2100億円といわれるまでに成長している。地元の新鮮な農産物や海産物などを目当てに多くの客が集まり、購買者数は年間2億2000万人にのぼるという。
番組内容つづき
道の駅の大きな特徴の一つは、その出店場所にある。スーパーやコンビニエンスストアが商圏として見ていなかった地域に、あえて出店。いまや地域再生の切り札として全国で広がりを見せているのだ。しかし、成功事例ばかりではなく、閑古鳥が鳴く店があるのも事実。経営が行き詰まり、運営を断念する事例も数多くあるという。地域再生の切り札とも言われる道の駅。その成功の秘訣に迫る!
出演者
【ゲスト】
中澤さかな(萩しーまーと駅長)
野田文子(からり直売所運営協議会 会員番号1番)
【メインインタビュアー】
村上龍
【サブインタビュアー】
小池栄子
関連情報
【ホームページ】

http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/

【公式Facebook】

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