シリーズ世界遺産100「レフカラレース〜キプロス〜」 2014.03.06

(テーマ音楽)500年以上にわたって村の女性たちに受け継がれてきたその技はあのルネサンスの巨匠も絶賛したものでした。
丘陵地帯が広がるキプロス中南部レフカラ。
800人ほどの人々が暮らす小さな村です。
ここでは至る所で編み物をする女性たちの姿を目にします。
編んでいるのは15世紀から続くレフカラの伝統工芸…リネンの生地に細い木綿の糸で装飾模様を編み込むレフカラレース。
その細かな刺繍とデザイン性の高さが評価され無形文化遺産に登録されています。
村には40軒ものレースを売る店があり女性たちは自分たちの作った手製のレフカラレースを売って生活を支えています。
かつてこのレフカラレースに魅了された人物がレオナルド・ダ・ヴィンチです。
15世紀後半キプロスの女王に招かれこの村を訪れたダ・ヴィンチはある模様が施されたレースに心を奪われます。
ダ・ヴィンチが感銘を受け購入したといわれる美しいデザインのレース。
後にダ・ヴィンチ模様と名付けられ今でも人気です。
ダ・ヴィンチ模様の特徴は2つの穴をジグザグに配した模様です。
ポタモスと呼ばれギリシャ語で川を意味します。
ポタモスはレフカラレースの中でも難しい技術の一つです。
下絵は一切ありません。
生地の糸を4〜5本残しながら等間隔にはさみで切り込みを入れていきます。
長年の経験で体に染み込んだ感覚を頼りに残した糸をまとめながら切り込みを入れた箇所に細かな刺繍を施していくのです。
ここまでの技術に達するには10年の歳月が必要だといわれています。
レフカラレースは代々村の女性たちの手によって受け継がれてきました。
6歳の時に母親から編み方を学び以来50年間レフカラレースを作り続けています。
レフカラレースはテーブルクロスやカーテンなどにあしらわれ暮らしの隅々に彩りを添えています。
この日近くの町で暮らす娘が帰ってきていました。
ケティさんは母親と娘親子3代で一緒にレース編みをしながら過ごす週末を楽しみにしています。
全て手作業のレフカラレースはこうして母から娘へそしてまたその娘へと受け継がれているのです。
ダ・ヴィンチがその高い芸術性に魅せられたレフカラレース。
レフカラの女性たちはその伝統を守りながら今日もレースを編んでいます。
2014/03/06(木) 16:50〜16:55
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「レフカラレース〜キプロス〜」[字]

ダ・ヴィンチが愛した模様 ▽無形文化遺産 ▽レフカラで15世紀から続く伝統のレース。ルネサンスの巨匠ダ・ヴィンチが愛した美しいデザインが今も人びと引きつける。

詳細情報
番組内容
キプロス中南部のレフカラで15世紀から続く伝統工芸「レフカラレース」。細かな刺しゅうとデザイン性の高さが特徴で、村の女性たちによって受け継がれてきた。村には、レースを売る店が40軒もある。ルネサンスの巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチによって、広く世に知られるようになった。ダ・ヴィンチが購入したといわれる美しいデザインのレースは、「ダ・ヴィンチ模様」と名づけられ、今でも人気の模様だ。
出演者
【語り】松平定知
音楽
【音楽】久石譲

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:18201(0×4719)