この時間は午後6時15分まで字幕放送をお送りします。
日本と北朝鮮の外務省の課長どうしによる非公式協議が行われ、おととし11月以来とだえていた政府間協議を再開することで合意しました。
開催地の中国・瀋陽から中継です。
高井さん。
きょうまでの赤十字会談の合間に、日朝両国の外務省の課長が非公式に話し合い、正式な政府間協議を再開することで合意しました。
2日間開かれた赤十字会談では、主に終戦期の混乱で北朝鮮に残された日本人の遺骨もんだいが話し合われたのですが、その合間に両国の外務省の課長が、非公式に協議を行いました。
この協議に対して、日本側は拉致問題も話し合う局長級の正式な政府間協議の正式な再開につなげたい考えで臨み、北朝鮮側もこれに応じ、再開で合意しました。
2012年11月以来、途絶えておりましたこの政府間協議につきまして、再開に向けて調整するということで、一致することができたことは、評価したいと思います。
政府間協議の時期や場所は未定ですが、日本政府はきょうぎをつうじて今後、北朝鮮側に拉致問題の再調査を強く働きかけていく考えです。
大きな前進を期待したいんですが、鎌田さん。
ここへくるまではたぶん、政府はかなり粘っこい交渉をしたんだと思うんですよね。
先日は横田ご夫妻がお孫さんやひ孫さんに会いましたよね。
それも簡単に北朝鮮側に利用されたくはないと思いますけども、は、一歩前進ですね。
さて、こちらは2度にわたり、競売が不調に終わった朝鮮総連中央本部です。
東京地裁はきょう、落札者を決める手続きをやり直し、高松市の会社がおよそ22億円で落札しました。
一体どんな業者なのでしょうか。
東京23区の中心、千代田区。
およそ2390平方メートルの土地に、地上10階地下2階の朝鮮総連中央本部があります。
およそ600億円の負債を抱え、土地と建物が競売にかけられていました。
去年3月、北朝鮮と交流のある池口恵観氏が法主を務める鹿児島県の宗教法人、最福寺が、45億1900万円で落札。
しかし。
最福寺は大手金融機関などから融資を受ける約束をしていましたが、まとまらず、去年5月、購入を断念。
その後、去年10月、モンゴルのアヴァール社が、およそ50億円で落札しましたが、書類に不備があり、出し直しは認められず、売却は許可されませんでした。
きょう、東京地裁は、落札者を決める手続きをやり直し、アヴァール社に次いで2番目に高い額で入札した、香川県高松市の不動産投資会社、マルナカホールディングスが落札しました。
落札金額はアヴァール社よりおよそ28億円低い22億1000万円でした。
これについて、600億円もの負債を抱える朝鮮総連は、債務者としての返済額が28億円も減り、多額の不利益を被ることになり、到底受け入れることができないとしています。
香川県高松市。
マルナカホールディングスは、香川県高松市内にあります、こちらのホテルを運営しています。
およそ40年前に設立されたマルナカホールディングスは、スーパーなどを中心に展開していましたが、スーパー部門を3年前に売却。
現在は資産の運用をはじめ、ホテルやゴルフ場などの経営が主な事業です。
きょう、マルナカホールディングスの弁護士は。
今、そのまま利用するか、建物を取り壊すか、いろいろあると思うんですけれど、これはまだ決めておりません。
総連側に貸し出すとか、そういう可能性というのはあるんでしょうか。
それは考えておりません。
あくまでも明け渡していただくということです。
今回の件で、朝鮮総連側からは、なんらかのやり取りといいますか、要望など、届いているんでしょうか。
現時点では一切ありません。
今後何かやり取りをする予定などは決まっているんでしょうか。
いや、予定も決まっておりません。
落札額は最低価格、8000万円上回る22億1000万円。
不動産鑑定士は。
住宅に多いんですが、こちらも魅力的でして、まずJRをはじめとする複数の駅から徒歩10分前後ですし、都心でこれだけの立地でですね、これだけまとまった規模というのは、とても希少価値が高いです。
坪単価でさら地ですと500万はすると。
ですから、総額で35億以上はすると思われます。
正直、ずいぶん安いなという感覚は受けます。
来週月曜日には、売却を正式に認める決定が出る予定で、マルナカホールディングスは、土地・建物の取得は投資目的で、朝鮮総連には明け渡しを求める方向で考えているとしています。
この建物は、朝鮮総連にとってどのような意味を持っているのでしょうか。
この建物といいますのは、ある土地も含めまして、その在日朝鮮人の人たちが、多くの人たちが献金して、そして在日朝鮮人の人たちが作り上げて、要するに一つのシンボルなんですよ。
北朝鮮のいうならば大使館だと。
朝鮮総連は今回の決定について、不公正な決定を到底受け入れることはできないとして、売却許可決定が出れば、不服を申し立てる方針です。
さて、オーストラリアの海上保安当局は、消息を絶ったマレーシア航空機の残骸の可能性がある物体が発見されたと発表しました。
残骸はインド洋で見つかり、大きさはおよそ24メートルだということです。
きょう午後、急きょ会見した、オーストラリアの海上保安当局。
乗客・乗員239人を乗せたまま、消息を絶っていたマレーシア航空370便。
その機体の残骸である可能性のある物体が、衛星写真で捉えられたというのです。
これがその衛星写真。
今月16日の日付が表記されています。
そこには海上に漂う白っぽい物体が捉えられていました。
その大きさは24メートルほどと分析されています。
もう1枚の写真には、5メートルほどの大きさの小さな物体が映されています。
ただ、これらの物体がマレーシア航空機の一部だという確証はなく、現場海域にはオーストラリアやアメリカなどの航空機が、捜索・確認に向かったといいます。
この物体が撮影されたのは、オーストラリアのパースから南西方向におよそ2500キロ離れたインド洋の海上。
行方不明となった機体が飛び立ったマレーシア・クアラルンプールからの直線距離は、5000キロ近い場所です。
一方、この情報を受けたマレーシア当局者は。
消息を絶ってからきょうで13日目。
離陸地点からはるか離れた海上で見つかった物体は、マレーシア航空機のものなのでしょうか。
今月4日の深夜0時40分ごろ、中国・北京へ向け、クアラルンプールを飛び立ったマレーシア航空370便。
そのおよそ50分後に、南シナ海でレーダーからこつ然と姿を消しました。
その後、西向きに進路を変え、マレーシア軍のレーダーに捉えられた370便。
さらに6時間ほどたったあとには、衛星が機体の信号を捉えました。
この信号は中央アジア方面か、インドネシアからインド洋にかけた海域で発信された可能性が高いといいます。
捜索には日本の自衛隊を含め、26もの国々が参加。
北側のルートを飛んだ可能性と、南側のインド洋を飛んだ場合を想定し、捜索エリアを南北に分けて行方を捜していました。
公開された画像について、航空評論家の前根氏は。
もしあの飛行機の一部だとして、浮いてるとすれば、燃料タンクを含む主翼の一部しか考えられませんよね。
一方、物体が発見された場所と、離陸地点との距離については。
残ってる燃料で行けそうな所ギリギリの線のさらに南側で発見されているわけですよね、今回は。
1万メートル近い飛行高度を飛んでいかないと、あの地点まで行けないはずなんです。
そうした場合はもう、完全に空軍のレーダーがマレーシアで捉えてると思いますしね、レーダーの目を逃れてあそこまで行くっていうのは至難の業だと思います。
ただ、物体を回収しなければ、分からないことが多いといいます。
物体はマレーシア航空機と関連しているのか。
確認が急がれています。
去年、楽天市場の優勝記念セールで、一部の店舗が不当に元の値段をつり上げたうえで割引をし、大幅に割り引きしているように見せていた問題で、楽天の社員が値段のつり上げを指示していた疑いが浮上しています。
私たちは楽天側から料金の上乗せを提案されたとの証言を複数入手し、その実態を取材しました。
一部報道で浮上した楽天市場の優勝記念セールで、楽天の社員が店舗側に元の値段をつり上げるよう指示していたという疑惑。
この件について、森消費者担当大臣は。
事案の詳細をまだ、承知しておりませんので、調査をしまして、お答えをいたします。
社員が指示していた実態はあるのでしょうか。
私たちの取材でも、楽天側が、かつて店舗側に料金上乗せを勧誘するケースがあることが分かりました。
取材に応じてくれたのは、西日本にある複数の温泉旅館です。
温泉旅館を経営するAさんは、数年前、楽天トラベルの担当者から、10%ポイント還元セールに参加しませんかと誘われたといいます。
しかし、客に還元するポイント分のお金は旅館側の負担になるため、渋っていたところ、こう言われたといいます。
通常の価格よりも、ちょっと高くしてもらってもいいので、プラン作ってくれませんかっていうことで、ポイント分、値段高く設定してもらったら、旅館の元の値段と変わらないから、旅館さんも別に負担ないでしょっていうことですね。
お客さんは損しますね、一般の方は。
旅館の負担を減らすため、元の料金を引き上げた場合、客の実質的な負担は逆に増えることになります。
それに対して、あかんの違うのって言うたんですね、たぶん僕ら。
そうしたら、そのお客さんにしたって、宿泊料金が高くなったって、ポイントためたいお客さんもいるでしょって。
結局、Aさんの旅館は参加しませんでしたが、応じる旅館もあるだろうと話します。
参加しないと、お客さん減るんじゃないかっていう恐怖感みたいなのは、宿泊施設のほうにはあるかもしれませんね。
同じような証言は別の旅館でも。
上乗せしていただいて構わないので、それだったら参加はできないですかっていう言い方だったと思います。
別にホテルさんには損にならないですよねっていう言い方ですよね。
一方、誘いを断ったという別の旅館の関係者は、料金上乗せを勧める楽天側の姿勢に疑問を持ったといいます。
それは全社的なものだったのか、それとも個人の営業さんのお考えだったのかというのは、ちょっと分からないですね。
どこかちょっと、お客様を置き去りにしてるような印象はありますね。
そんな、楽天社内の雰囲気について、元社員はこう証言します。
楽天さんのご認識としては、
楽天側が旅館に対して、元の料金を引き上げるよう勧めていた実態。
そんな楽天社内の雰囲気について、楽天の元社員で、楽天市場で数年前まで営業を担当していたという男性は、こう証言します。
上乗せすると、旅館の負担が少なくて済むから、そういう形にしてもいいから、キャンペーンに参加してくれませんかというような、営業のしかたっていうのがありえるかっていうと?
そういったニュアンスでお話することはあるんじゃないかなというのは感じます。
会社として、そういう方針でやってるのか、営業マンさんの個人の考えでやってるのか。
会社からのそういったモラルの話っていうのは、特にないので、各個人の対応として、基本的にやってると思います。
会社としての指示としてはないけど、雰囲気っていうか、そういった面であるってこと?
そうですね。
それはあると思います。
楽天さんのご認識としては、そういう悪いとかっていう意識はない?
たぶん、ないと思いますね。
決めるのはユーザーさんなんで、やっぱり。
最終的に決めるのはユーザーさん。
楽天の社員が店舗側に元の値段をつり上げるよう指示していたという疑惑について、消費者庁は、値段つり上げで、景品表示法違反に当たるのは店舗側だけ。
楽天側が仮に指示していたとしても、法的な責任を問うことはできないが、倫理的には問題があるとしています。
一方、楽天は事実関係を調査している。
仮にそのような事実が確認された場合、厳しく処分するとコメントしています。
来年度予算が先ほど、成立しました。
よって3案は可決しました。
採決では、民主党や日本維新の会など野党各党が、財政債権を無視した、公共事業ばらまき予算だなどと反対しましたが、与党などの賛成多数で可決・成立しました。
2014/03/20(木) 17:53〜18:15
読売テレビ1
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藤井貴彦、陣内貴美子が伝えます。わかりやすいニュースをいち早く…スポーツ芸能そしてお得な生活情報も▽番組テーマはミンナが生きやすく。
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陣内貴美子ほか
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