Nスタ 2014.03.20

ご覧いただいているのは現在、行われている参議院の本会議の様子です。
一般会計の総額が95兆8823億円となる過去最大の来年度予算案が間もなく可決・成立する見通しです国会から中継です。
来年度予算案は間もなく、参議院本会議場で採決が行われた後、与党の賛成多数により可決・成立します。
戦後3番目となるスピード成立で、現職閣僚の1人からは、思わず、こんなに順調に審議が進むとは思わなかったと驚きの声が上がっています。
予算成立後の最大の焦点なんですけれども、集団的自衛権の行使容認についていつ閣議決定に踏み切るかに移るわけですが、その見通しというのはいかがでしょう?安倍総理が意欲を示す集団的自衛権の憲法解釈の変更ですが、来週にも自民党内では石破幹事長をトップとする総裁直属機関が議論を開始します。
その後、来月中旬を軸に政府の有識者懇談会が報告書を提出することで議論が本格化し、およそ2カ月かけて与党内で議論を行い、今の国会の会期末までに閣議決定に踏み切る、これが政府側が思い描いているスケジュールです。
ただし、これには与党内で慎重論も出ています。
まず、報告書の提出時期についてなんですけれども、4月の下旬に行われる衆議院の鹿児島2区の補欠選挙に悪影響が出かねないとして先送りを求める声が出ています。
このほか、自民党内の一部や公明党側からは、今の国会での閣議決定は性急で認められないとする声が公然と出ている。
このため、政府側としては、閣議決定の時期を今の国会が終わった後の夏まで先送りすることも視野に、慎重に議論を進め、与党側の理解を得たい考えです。
集団的自衛権の行使の議論をめぐっては閣議決定の時期が内閣改造や党役員人事のタイミングにも直結するため、与党内では固唾をのんで議論の行方を見守ることになりそうです。
中国の瀋陽で行われていた日本と北朝鮮の外務省の担当者による中国・瀋陽では、昨日から開かれていた日朝赤十字会談に合わせ、両国の外務省担当者が非公式に協議を行った。
双方の担当者は、昨日と今日、合わせて1時間半ほど接触し、外務省の局長級による政府間協議を再開することで合意したとのこと。
日程などは今後、調整するが、日朝の正式な政府間協議が行われるのはおととしの11月以来のことになる。
再開される政府間協議では、前回に続いて拉致問題を含め互いの関心事項について幅広く話し合うということで、どのような進展があるのか注目される。
先週、モンゴルで孫のキム・ウンギョンさんやひ孫と面会した横田さん夫妻が帰国後初めて講演を行った。
今回の協議再開の合意を受け、夫妻は安倍政権には、拉致問題に関して実績を出してほしいと語った。
日朝の政府間協議が中断したのは北朝鮮による事実上の長距離ミサイルの発射問題が理由だった。
今回、日本側は、ミサイル開発への懸念を伝えた上で双方が再開に合意したとのことだが、核開発とミサイル発射を独立国家の自主権と位置づける北朝鮮側がこの問題で譲歩する可能性は低いと見られている。
拉致問題も含め、日本政府には今後難しい交渉が求められることになるが、政府関係者は、できるだけ早期に協議を開きたいとしている。
こうした中、今日、北朝鮮の大使館とも言われる朝鮮総連中央本部の土地と建物が香川県の不動産投資会社に22億1000万円で落札された。
今回の落札結果について総連の幹部が初めて単独インタビューに応じ、日朝関係に悪影響を及ぼすと主張した。
厳重な警備が敷かれた建物。
ここは、北朝鮮の事実上の大使館、朝鮮総連中央本部。
中に入ると、大理石の広い玄関が。
ロビーには、キム・ジョンイル総書記の生家の絵が飾られていた。
この建物の一室で今日、競売問題を担当する総連の現職幹部がJNNの単独インタビューに応じた。
幹部が不公平だと主張する総連中央本部の競売。
これは、総連に債権を持つ整理回収機構が申し立てたもの。
1回目の入札では、鹿児島県の宗教法人、最福寺が45億円あまりで落札。
ところが、代金が払えず入札はやり直しに。
2回目の入札では、謎のモンゴル企業が50億円あまりの最高価格をつけた。
総連との深い関係が指摘される宗教家と北朝鮮の友好国、モンゴルの企業。
両者は、総連の意向で動いたのか。
ところが、2回目の入札でもモンゴル企業が提出した書類の不備が見つかり競売はさらに異例の展開をたどった。
東京地裁は3回目の入札を行わず、モンゴル企業を失格とした状態で今日、再度、開札を行い、その結果、次点だった香川県の投資会社、マルナカホールディングスが落札者となった。
金額は22億1000万円。
入札の最低価格に近い格安価格。
落札したマルナカホールディングスは総連側に退去を求めるとしている。
一方、総連の幹部は、このままでは日朝関係にも悪影響が出ると指摘した。
総連側は、売却許可の決定が出た場合、東京高裁に不服申し立てを行う方針。
私が取材した日本政府の北朝鮮担当者はこのように話しています。
総連本部の問題だ交渉が中断されることはないだろうと話しています。
ただ、総連執行部としてはメンツの問題もあるわけでして、日朝の政府間協議の議題にのせてほしいという希望は強いだろうということでした。
先ほどお伝えしました来年度予算について、つい先ほど、与党などの賛成多数で成立しました。
来年度予算は、一般会計の歳出総額が95兆8823億円と過去最大で、3月20日の成立は戦後3番目のスピード成立です。
今度こそ、見つかったのでしょうか消息不明となっているマレーシア航空機の可能性がある2つの物体が南インド洋の海上で発見されました。
オーストラリアの首相自らが発表したもので、空軍機などを派遣して確認を急いでいます。
オーストラリアのアボット首相は20日、衛星画像からマレーシア航空機に関連すると思われる2つの物体を発見したことを明らかにした。
会見したオーストラリアの海事安全当局によると、物体が見つかったのはオーストラリアのパースから南西におよそ2300km離れた南インド洋だとのこと。
当局は衛星画像が撮影された日時を20日朝と発表しています。
アボット首相は、物体を確認するため、オーストラリア空軍の哨戒機を現場海域に派遣しているが、物体の特定は極めて難しく、マレーシア機と関連がないこともあり得るとも話している。
マレーシア航空370便は現地時間8日の午前0時41分、中国の北京に向けクアラルンプールを出発した。
しかし、離陸しておよそ50分後、マレーシアのコタバルから東におよそ220kmの海上で管制と通信したのを最後に消息を絶った。
航空機は、離陸後に2種類の通信装置が切られ、レーダーからも姿が消える一方、衛星の受信データからは中央アジアやインド洋まで飛行した可能性が浮上していた。
マレーシア政府は20日、声明を出し、オーストラリア首相から直接連絡を受けたことを明らかにした上で、見つかった物体が航空機に関連するものかどうかまだ確認されていないとしている。
クリミア編入を宣言したロシアへの対抗措置として、ウクライナは旧ソ連の国家で構成する独立国家共同体、CISからの脱退を決めました。
ロシアの海軍司令官を大歓声で向かえるのは親ロシア派の自警団。
19日、クリミア南西部、セバストポリにあるウクライナ海軍の本部を親ロシア派が制圧した。
ロシア化が進められるクリミア。
ロシア政府は、クリミア市民へのロシアパスポートの発給を始めたほか道路などの輸送網や年金の引き上げなど、短期間のうちに統合するとしている。
こうした中、ウクライナ国家安全保障会議のパルビー書記は19日、ロシアが主導するCIS=独立国家共同体から脱退する方針を決めたと発表した。
脱退すれば、2009年のグルジア以来となる。
事態打開のため、国連はパン・ギムン事務総長が20日からロシアとウクライナを訪問し、双方の首脳と会談すると発表した。
両国首脳に対話を促すものと見られる。
一方、安保理では…安保理の緊急会合でアメリカのパワー国連大使は、ロシアの主張はトルストイやチェーホフよりも想像力にあふれていると、皮肉を込めて批判。
一方、ロシアのチュルキン国連大使はアメリカはロシアに協力を求める立場であることを忘れてはならないと強調し、シリア問題などに影響が出る可能性を警告している。
鳥取の連続不審死事件、二審も死刑判決。
2009年、借金の返済などを免れようと鳥取県内で男性2人を水死させたとして2件の強盗殺人罪などに問われている元スナックホステス、上田美由紀被告40歳の控訴審判決公判が今日、広島高裁松江支部で開かれた黙秘を貫き、死刑判決となった一審から一転、控訴審では、上田被告自ら供述し、無罪を主張していたが、今日の判決公判で塚本伊平裁判長は上田被告は、被害者2人の最終接触者であり、事件の犯人であると推認することができるなどとして弁護側の控訴を棄却。
一審同様、死刑判決を言い渡した。
判決の主文を直立不動で聞いた上田被告。
その後は、裁判長の言葉を必死でメモするなどしていた。
今日は東京も冬に逆戻り。
この後、北日本の太平洋側を中心に大荒れの天気に警戒が必要です。
東京・日比谷公園に来ています。
今日からこちらではグルメイベントが始まっているんですが、朝から手がかじかむほどの冷たい雨が降りしきっていて、来ている方たちも息が白くかなり寒そうにしていますね。
ぽかぽか陽気から一転、東京の正午時点での気温は7.5度で真冬のような寒さになった。
気象庁によると、この後急速に発達する低気圧の影響で、北日本の太平洋側を中心に大荒れの天気が予想されている。
明日の夕方までに予想される降雪量は東北太平洋側で60cm、北海道太平洋側とオホーツク側で40cmの見込み。
去年1年間に全国の警察が把握したストーカーの被害は、10月に東京・三鷹市で女子高校生が殺害された事件など過去最多の2万1089件で、初めて2万件を超えた。
三鷹市の事件以降、警察は凶悪事件に発展する可能性が高いと判断した場合、警告を経ずに逮捕する方針を強めていて、去年11月と12月に容疑者を逮捕した事件の数は、おととしに比べて2割以上増えたとのこと。
こちらのビッグマック、マクドナルドは4月からの販売価格に消費税増税分の3%を上乗せします。
一方で、こちらのハンバーガーは120円から100円に値下げするんです。
増税後の客足の落ち込みを防ぐ狙いです。
シリーズ「8%の暮らし」。
増税後の生き残りをかける売り手側の価格戦略に迫ります。
人気のキャラクターが出迎えるこちらは、サンリオピューロランドに明日オープンする新たなアトラクション。
消費税増税後に落ち込みが懸念される来園者をつなぎとめる目玉にしたい考え。
さらに…大胆な値下げ戦略。
東京ディズニーランドやユニバーサル・スタジオ・ジャパンが増税分をほぼそのまま転嫁する中で、あえて逆張りし、入場者数の大幅な増加を狙う。
一方、大手回転寿司チェーン店。
流れてくるのは、豚丼。
1皿100円の寿司が売り物だがあえて1杯400円と高い価格の商品を投入した。
薄い味つけにし、寿司を食べながらもう一品という需要を掘り起こす狙い。
これまでもラーメンなどのサイドメニューの拡大で客当たりの単価を上げてきたが増税後の客足の減少をカバーするため、この戦略を強化すると言う。
客をつなぎとめるためのあの手この手。
専門家は…こうした中、身近な商店街でも増税後への取り組みが。
神奈川県鎌倉市。
商工会議所は来月、1万円を出せば、1万1000円分の商品券を購入できるサービスを始める。
さらに、商品券を使った1000円未満の買い物にはおつりは出さないことにし、客が必ず1000円以上の買い物をするよう狙う。
発行額は4億4000万円だが…街側の皮算用に対して…市民からの厳しい声に…増税後に締められる財布のひも。
いかにしてほどくのか、売り手側の知恵が試されている。
2014/03/20(木) 17:50〜18:15
MBS毎日放送
Nスタ[字]

取材経験豊富な記者・竹内明とTBSアナウンサー・加藤シルビアらがお届けする大型報道番組。ニュースを速く、深く伝えると共に「Nトク」ではホットな話題を徹底取材。

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番組内容
きょうのニュースを速く深くわかりやすく。徹底取材したVTRに加え、今さら人に聞けないニュースのポイントもわかりやすく解説。政治・経済・事件はもちろん、身近なニュースや生活情報もお伝えします。「Nトク」では全国各地で起きているホットな出来事を徹底的に掘り下げます。
出演者
【キャスター】
竹内明(TBS記者)
【出演】
加藤シルビア(TBSアナウンサー)
藤森祥平(TBSアナウンサー)

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ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 天気
福祉 – 文字(字幕)

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
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