黒柳徹子:なんと、28年ぶりにおいでいただきまして、30代でいらっしゃいました、その時。
本当にちっともお変わりがなく、お体をどのようにして、このようにきちっとしてらっしゃるのか、あとで伺いますけど、ご結婚なさいまして、お子さん2人という…。
あとで、また詳しく。
どうも、よろしくお願いいたします。
名高達男:よろしく、どうも。
黒:すごいです、こちらのお客様。
28年ぶり。
その間、本当にどこでもお会いする事もなく、今日まできたんですけど。
お互いに、あんまり変わらないなと驚いておりますが。
名高達男さん、今日のお客様です。
名:よろしく、どうも。
黒:本当に。
当時、33歳でいらしたんですね、あなた、若くて。
名:なるほどね。
黒:でも、それから全然、体が…。
これから伺いますけど、相当、努力してらっしゃる事わかってるんですけど、ご結婚なさったっていうの、おめでとうございました。
お子さんも2人いらっしゃって。
もう、でも大きくなっちゃったのね。
名:そうです。
もう中学3年と小学5年生なんです。
黒:上が…。
名:上が男の子で、下が女の子で。
黒:中学3年と、それから下が?名:小学5年生です。
黒:そうですか。
でも、やっぱり、あれですよ。
普通のお父さんたちと比べると、ちょっと年上っていう感じ?名:いや、もう、ちょっとどころじゃないですね。
もう、下の娘なんて、50過ぎてから生まれた子どもなんです。
だからね、もう、例えば運動会とか、そういうとこ行くと、もう30代の皆さん、パパが…。
黒:そっか。
名:出てくるわけですよね。
黒:本当?名:これは、きつかったですね。
黒:でも、あなた、お若いし、元気だから。
名:いえいえ。
黒:お生まれになった時、こんな。
名:そうなんです。
黒:下の子?名:ええ。
これが下の子で、横が長男なんですけど。
黒:可愛いね。
あ、そうなの。
名:ええ、可愛いです、本当に。
黒:うれしかったでしょう?名:ええ、もう、それは、特に女の子なんていうのは本当にやっぱり、可愛いですね。
黒:今も可愛い?名:可愛いです。
黒:言う事、聞く?名:ええ。
もう抱き付いてきますしね。
もう本当に、「愛してるよ」って、いつも言うんですけれどもね。
黒:そうですか。
女の子、可愛い。
そりゃそうでしょうよね。
名:男の子もね、すごい懐いてくれてて可愛いんですよ。
黒:そりゃそうでしょうね、親ですからね。
懐くでしょう、そりゃね。
でもまあ、本当にそういう、なんていうのかしら、やっぱり、おいくつになっても、子どもを…。
男の人がね、いくつになっても子どもが生まれて、その子と一緒に、ずっと生きていかれるっていうのは幸せなものだと思いますよね。
名:いやいや、幸せですしね、やっぱり寝顔を見てるとね、年取ってる場合じゃないなっていう風に思うんですよ。
黒:これは元気で生きていかなきゃってね。
名:だからもう、それこそ、エネルギーを逆にもらうような感じでね。
だから、元気に…。
黒:でも、全然、あなた、お変わりにならない、でも、昔と。
名:そんな事はないですけどまあ…。
黒:少しは、そりゃあ、33歳の時からは、お変わりになったかもしれませんけど。
28年前ですから。
でも、いずれにしても、あなた、まだお若いんでね。
名:そうですね、まあ。
黒:だって、そうでしょ。
あ、この時です。
ちょっと。
あ、ちょっとね、色が黒いかな、今よりも。
名:アハハハッ。
どっかで焼いてらしたのかしら。
名:そうですね、やっぱり、この当時は結構、毎回、もう真っ黒になるぐらい、いろんなとこ行って焼いたり。
黒:そうでしたよね。
でも随分、あれです、おぐしがちょっと違ってたね、今とね。
名:そうです、長かったですね。
黒:それで横分けみたいにね、してらしたんで、でも本当にハンサムでいらして。
もう1枚あるんですけど、そのもう1枚の方も、やっぱりね、これ。
でも、これなんて、あんまり変わってないように思う。
名:いやいや、顔のハリが違いますけれども、まあね、それは若いですから。
黒:そりゃ、そうですよね。
これ、光線の加減でしょうからね。
ほら、電気の。
名:いやいや…。
黒:ピカピカ。
ねえ。
だけど、本当にすごいと思う。
それだけきちっと。
で、これから伺います。
なぜ、こんな体がきちっとしてらっしゃるかという事を。
もう、すごいんですから。
そりゃね、子どもが2人、小さかったらね、そうなんだなと思いますよね。
やっぱり張り合いがあるじゃありませんか、何をやったって。
名:そうなんですよね。
黒:何しろ朝3時半にお目覚め?名:そうですね。
黒:今日も?名:ええ。
黒:何時ぐらいにお休みになるの。
名:もう大体、8時から9時までには大体、寝るように。
黒:じゃあ、子どもと大体、同じぐらいに寝ちゃう?名:そうですね。
子どもよりも逆に、早いかもしれないぐらいに、もう…。
黒:ごはん食べたら寝ちゃう?名:寝ちゃいますけれども。
黒:でも、3時半には起きる?名:3時半ぐらいに起きましてね、そして、最初にお水を、500ミリのお水を飲むんですね。
黒:ちょっと、ごめんなさい。
500ミリっていうと?名:ペットボトル1本ですね。
黒:大きい方?名:大きいっていうか、普通の500ミリっていうのはね、普通のジュースとか、なんていうんですか。
黒:みんな、こう持つでしょう。
持って歩いてる。
名:そうです、そうです。
あれです。
黒:あれでいいですか?名:あれが500なんです。
黒:ビックリした。
あの大きいのあるじゃないですか。
名:ええ。
あれはもう、ちょっと。
黒:朝からあれ飲むの、大変だと。
名:それをね、とりあえず飲みましてね。
それから瞑想するんですけれども、30分間。
黒:ほう、30分ぐらい?名:そうです。
そして、それがまず最初に日課なんですけれども。
黒:3時半にお目覚め。
そして、お水をペットボトル1本お飲みになった。
そのあと、30分瞑想。
はい、それから?名:それから筋トレに入りますね。
筋肉のトレーニングに入ります。
黒:お家で?名:お家で。
黒:なんか持ったりなんかして。
重いものを持ったりして。
名:そうです。
胸を鍛える日もあれば、それから、三角筋って後ろの筋肉を鍛える日もあれば。
黒:これ、どうやって鍛えるの?三角筋。
名:これはね、バーベルの30キロぐらいのを持って、グーとこう、持ち上げるんですけれども。
これが、ここの後ろを鍛える筋肉なんですね。
それから、さっき黒柳さん言われたみたいにスクワット。
黒:ヒンドゥー・スクワット、ええ。
名:そうですね。
それから腹筋。
黒:何回ぐらいやられてる?今、ヒンドゥー・スクワットは。
名:あのね、60回を3セットですね。
黒:同じ時に?名:そうです。
もちろん、ちょっと休憩入れながらやるんですけれども。
黒:私、50回1セットですけど、一応、それでいいんですけど、一応、60回を3セット、そこでなさって。
名:そうなんです。
そのあと、ストレッチを20分間ぐらいやるんですけど、これ、もう全身です。
黒:全身のストレッチ?名:全身のいろんな、だから足から始まっていって、もう、いろいろ…。
黒:お家の中で?名:そうです。
手とか腕とか、首とか、全部やる。
黒:ストレッチっていいんですってね。
やんないといけないんですってね。
名:そうなんです。
やっぱり伸ばすという事が、いろんな筋肉を…。
黒:伸ばさないと本当にね、皆さん、伸ばさないと…、こんな事しないでしょ、普段。
生活の中にこういうのないですから。
でも、やんないといけないのね、これね。
名:そうなんです。
それを20分ぐらいやってから走りに行くんですけど。
黒:え?それから走りにいらっしゃるの?名:そうです。
1時間ぐらい大体、いつもは。
毎日、走りに行きます。
黒:暗いでしょ、それじゃ表まだ。
名:真っ暗ですね。
5時過ぎですからね。
5時半もならないぐらいに1時間ぐらい走りに行くんですけれども。
黒:すごい、うん。
名:で、帰ってきてからお風呂に入って、そして、みんなと一緒に食事を。
黒:そう。
その頃、みんな起きてくる感じ?名:そうです。
そんな感じです。
黒:毎日、ほとんど毎日のようになさるの?名:ほとんど毎日します。
黒:でもやっぱり、そうやってらっしゃると、やらない日だとイヤでしょ。
やっぱり、おやりにならないと。
名:もうね、習慣なんですね。
逆に、やらないと気持ち悪いですし。
黒:いつ頃?もう何十年ぐらい前から?名:いや、ジョギングとかそういうのは10年ぐらいなんですけれども。
まだ、そんなに長いっていうほどではないですけど、瞑想がもう14〜15年近くやってますかね。
黒:でも、すごい…。
マラソン、もう、1時間っていうと、何歩っていうのでやると、何歩ぐらいのあれですかね?名:1万歩弱ぐらいか、それぐらいですね、でも。
黒:でも、1日に1万歩はやってらっしゃる?名:そういう事ですね。
それから、筋トレやりながら日記を書くんですけれども。
黒:え?どうやって書くの?筋トレやりながら。
名:いやいや、それは休むっていう意味で。
黒:あ、筋トレをやりながら、やってるって…。
名:そうです。
やってる途中に休憩ちょっと入れるんですけど、その間に日記を書くっていうのも、自分の習慣の。
黒:いつの日記をお書きになるんですか?名:え?黒:いつの日記?昨日の日記?名:昨日の日記です。
昨日の事をね…、10年日記っていいましてね。
黒:わかってます。
それ、私、買った事あるんですけどね、お正月のね、最初の1年のね、お正月の10日ぐらいで、もうやめちゃったんですけど。
普通、そんなもんですよ。
ずっと書いてらっしゃるの?名:そうですね、19年目ですかね。
黒:なんかね、お持ちいただいたとかって。
じゃあ、あとでちょっと見せていただきますね。
名:それもね女房がね、最初にね、こんなのがあるから一緒に書きましょうって言われたんですよ。
それで、そんな、日記なんか書く気持ちもなかったんですけれども、じゃあ、書こうかっていって書き始めて、2〜3か月…。
黒:要点だけでしょ?そんなにズルズル書けないでしょ?色んな事。
名:そうですね。
4行ぐらいなんですけれども。
で、書いてて2〜3か月して、「書いてる?」って聞いたら、もう、とうに昔にやめたって言われました。
黒:奥様はね。
そうなのよ。
子どもなんか育てたらね、書けないですよ、日記なんてね。
でも、あなたは筋トレの間に、ちょっと休みの間に、書いちゃう。
名:そうです。
黒:そうすると、あれですよね。
昨日、どういう事があったか思い出すのはいいですよね。
名:それとね、去年の今日、おととしの今日がわかるっていうのがいいですね。
黒:忘れてるでしょ、いろんな事。
名:忘れてますね。
書く時も、昨日の昼、何食べたか忘れてる時もありますしね。
名:ああ人間って…。
黒:昨日、何したかってね。
名:こんな単純な事がと思いますけれどね。
黒:でも、10年っていうのは面白いですよね。
8年前の今日は、ええ、カレーこの時だったんだとかね。
名:そうなんです。
黒:こういうのね、いいなと思ってやろうと思うのに、どうして始めるとすぐやめちゃうの。
奥様は忙しいってわかりますよ。
子どもが2人もいるんだから。
私なんか、子どもがいないのに、どうしてすぐやめちゃうんでしょう。
名:徹子さん、これはね、簡単なんですけれども、習慣なんですね。
夜の歯磨きと一緒で、自分のリズムの中に習慣として組み込んでしまえば、出来ちゃうんですよね。
黒:これ多分ね、私はね、長く書くんですよ。
それでダメになっちゃうの。
長く書いて、ズルズルズルズルいろんな事、自分のね、感情まで全部書くでしょ。
で、いっぱいになっちゃって、読んで、1年分出ちゃって、次の年まで書いちゃう。
そういうのがもうイヤになっちゃうんです、自分で。
名:なるほど。
黒:だから、短く書く。
名:そうですね。
4行、その枠内で収めるように。
黒:じゃあ、あんまり、そんな心境なんかは書かない?名:いや書きます、そういうのも。
黒:書ける?名:書けます、書けます。
黒:書けます?そこの中に。
そうですか。
名:結構だから、いろんな事ぶつけたり。
それから、その時あった事、出来事もそうですし、それから、いろんな人との出会いみたいなものも含めて書きます。
だから、楽しいですね。
黒:じゃあ、それはもう、何年ぐらい続けてらっしゃるの?名:19年ですね。
黒:19年っていう事は、1冊、10年のがあって、次のやつが9年?名:そうです。
9年目に入りました。
黒:わあ、すごいですよね。
面白い?じゃあ、ちょっと、その日記帳もお持ちくださったそうなので、ちょっとコマーシャル挟んで見せていただいていいですか?すごいですね。
黒:これが、名高さんのその日記。
あちらが10年間おつけになった。
それで、こちらがえっと、もう終わり、来年で…。
名:そうですね。
19年目に入りました。
黒:ちょっといいですか?見せていただいて。
名:もちろん、大丈夫ですけれど、重いですよ、結構。
黒:ああ、相当重たい。
ちょっと、見ないですから。
名:はい、大丈夫です。
黒:あら、キレイ。
ちょっと皆さん、見てよ、これ。
こんな。
で、ここのところ、こういう風にして。
ここが、あと、ここからまだ書いてらっしゃらないから、これがね、2月だから、ずっと。
えー、うわあ、キレイ。
本当、すごい。
すごい書いてらっしゃるんだわ、ちゃんと。
こっち側ね、ほら。
えー…。
これ、去年のはここで、その次がこういう風にきて。
読んでるの楽しみでしょ?名:そうですね。
時々やっぱり読み返しては、この時はこんな事してたんだとか、こういう事を考えてたんだとか。
黒:面白いですね。
それで、この白く空いてるのは来年ですから、まだ書いていらっしゃらないという事ですから。
名:そうです。
黒:えー、面白い。
名:昨日まで書いてますけれども、こちらは、もう10年間経ってしまった方ですけども。
黒:ちょっと、よろしいですか?これ。
ごめんなさい。
あ、キレイ。
これ、10年間、皆さん。
偉い、やっぱりすごい。
やっぱり、継続は力なりってよく言いますけど、本当に継続ね。
名:そうですね。
これこそ継続だと思いますけれども。
黒:なんか、今、露天風呂っていうのが見えたんだけど、露天風呂いらしたのかしらね。
名:ああ、そういうの好きで、結構、行ったりしますね。
黒:そこしか見えなかったんです。
えー、面白い。
名:さすが、徹子さん、そういうところ…。
黒:フフフッ。
目ざとい。
名:目ざといですね。
アッハハハ。
黒:へえ、面白い。
でも、本当にこれね、面白いと思いますよ。
ご家族いらしたらね、子供たちの成長とかも書いておけるしね。
名:そうです、そうです。
いろんな意味で役に立つと思います、はい。
黒:そうですか。
まあ、あなたの、今、思い出したんですけど、あなたが前に、オリンピックにはないけど、みんながやりたい競技で出来ないのに挑戦というので、大きな石をゴロゴロしたり、マサイ族と一緒に跳んだりなすった時に、インドのヨガをやるお坊さんが、水中ヨガっていうのをなすったでしょう。
名:はい、やりました。
黒:あなたは隣でやってらしたら、あなた、沈んじゃうのね。
すぐ。
名:はい。
黒:だけど、そのお坊さんはずっとこうやって、あなたが揺れると「アハハ」なんて。
あれ見て、私、絶対こんな難しいのかなってやったら、すぐ出来たの。
名:そりゃ、すごいですね。
黒:私、すぐ出来ましたから、なんだ、「10年練習しました」って書いてあった、お坊さんは。
なんだ、私、10年も練習しないで出来たと思ったんですけど、今も出来るんですけど。
ただ、ヨガが出来ないもんだから自分で足をこうやってグーッて力任せに引っ張って、小鼓のようになってずっと浮いてる事が出来るんですよ、あなたのお陰で。
名:すごいですね。
黒:そうなの。
その時にあなたが、ラクダに乗ったら、ラクダがあなたの方を向いて文句言った時、ツバ飛ばしながら文句言ったっていう話もしてらした。
名:そうなんですよ。
もうね、普通、馬とかは、こう、たたいてもちょっと斜め横に向いて、なんとなく怒ってる感じかなって感じするんだけど、ラクダはね、もう本当にもう、こちらの方に顔を向けて怒るんですよ。
黒:ツバ、引っかけてね。
名:ええ、もう、それもね、グリーン色の、もう汚いっていうのか、それがバーッ、かかるんですけれどもね。
黒:エジプトへ行ってそれを見た時、あなたの事を思い出しました、私。
あ、これね、おっしゃってたのって。
それ、おっしゃってたかどうかわかりませんけど、ちょっと30年前にこちらへいらした時のあなたですけど、ちょっとご覧いただいていいですか。
名高さんです。
黒:「名高達男さん今日のお客様です」「まあ、どうもはじめまして」名:「どうも」黒:「おうわさは伺っておりましたけど、本当に健康そうな方でいらっしゃいますね」名:「ああ、どうも」黒:「やはり、行動派二枚目とご紹介しましたけど、ああいう風に、行動的に外へ行って、いろんな事試したり、そういう事お好き?」名:「そうですね、結構好きですね」黒:「いいお声ですね、あなたは。
それは、生まれつき全然何も訓練してらっしゃらないで、そのお声は?」名:「そうですね、別に訓練してないです」黒:「歌はお歌いになります?」名:「ええ、ぼちぼちまたレッスンをし始めまして。
1度出したんですけどもね、全然、僕が歌を歌った事すらほとんどの人が知らないという状況なんで、困りましたけど」黒:「本当にいいお声ですね、響きのあるね」「ラクダってすごくおかしいんですって?」「乗ると首が長くて」名:「ラクダっていうのは、もう本当にユニークというかね、とにかく、お尻をたたかないと走ってくれないもんですから、まあ、可哀想なんだけども、なんか、ムチみたいなのでパシッとやるとね」黒:「それで、鞍みたいなものがありましたか?乗っかるところに」名:「一応、鞍つけてもらって」「みんな、ほとんどそのまま乗るんですけどね」「僕の場合は、一応鞍つけてもらって」「走ったんですけどね、こっち見て、怒るんですよね」黒:「ウフフフッ。
それが、すごくおかしいんだけど、馬っていうのは、どんなにこっち見ても、このぐらいしか…、ここに目があって、こう見るぐらいだけど、こう、きちゃうんですって?」名:「そうなんです」黒:「怖い」名:「もう完全にね、こっち向いて怒るんですよ、走りながら」黒:「でも、走りながらいきなり大きなものが、ここ向いて怒ってたら…」名:「そうなんです。
それも、うわーっとね。
それも、たたくたんびに怒るんですよ。
だから、このリズムがとってもおかしいんです。
走っててね、パシッてやると、うわーと怒って、また、たたくとこっち向いて怒るっていうね。
人間みたいなんですね」黒:こういうお話、なさってたんですよ。
名:そうですか。
黒:本当、それは、エジプトで初めて見た時に、本当にね、ツバひっかけて怒ってましたから、これだわ、名高さんおっしゃったの、これだわって、ずっとよく覚えてましたんで。
この時、おかしくてね。
名:もう普段はね、ラクダってたたかれる事ないらしいんですよね。
黒:そうでしょうね。
名:だから、競争っていう事でね、たたいたもんですから。
だから、ラクダもね、必死に怒るんですよ。
普段、たたかれた事もない事をされてるみたいな。
お前は、悪いやつだみたいな感じで怒るんですけどね、こちらも、もう、しょうがなしにやってたんですけれど。
黒:でも、あの頃、随分、本当にマサイ族と一緒に跳ねたりとか、いろんなもの、なさってましたね。
名:そうですね、8年間も…。
黒:8年間?名:もう、秘境っていうところは大体、ほとんど行きましたね。
黒:それで、オリンピックにはないけど、本当に世界でみんなが出来ないものに挑戦っていうような感じでしたものね。
名:確かに、そんな感じでした。
黒:そんなに長くなさったんですか。
その中に、水中ヨガもインドであったんですよ。
名:そうです。
黒:今度、いつか機会があったらお見せしますよ。
名:すごいですね。
黒:本当にね、出来るんです。
ただ、ヨガは出来ないから、足、組んでね。
でも、力入れて引っ張る方がもっと大変だと思います。
ヨガよりもね。
あのお坊さんは、ただこうやってただけですけど、私、足引っ張ってんですから、小鼓のようになって。
名:黒柳さんみたいに、そういうコマーシャルを見て、それをチャレンジしようっていう人もすごいですね。
黒:そこにね、「私は、10年これを研究しました」って書いてあったから、へえ、こんな事やるのに10年もかかるのかと思って。
それでやってみたら、すぐ出来たから、なんだ、すぐ出来んじゃんって思っちゃったのね。
名:才能ですよ、本当に。
黒:才能でしょうかね。
名:才能ですよ。
なかなか、そんなの出来るもんじゃないですから。
黒:でも、出来たからってなんにもなんないのが悔しくって。
黒:名高さんのお父様は、残念ながらお亡くなりになったんですけど、なんか、小さい時はとても怖い、厳しいお父様。
名:厳しかったですね。
兄と2人兄弟なんですけれどもね。
2つ違いでね。
年も近いっていう事もあって、やっぱり小さい時はよくけんかもしたんですけれども。
もう、その時は、本当に角材みたいなのと、石を持たせて。
黒:お父様が?名:そうです。
どうせやるんだったら、これでやれって言ってね、持たせるんですよ。
黒:そうすると、やるもの?子どもって。
名:いやいや、やれないです…。
とてもじゃないけど。
もう、ギブアップだったですね。
黒:面白いお父様ですね。
やるなら、これでやれ。
名:そう、どうせやるんだったらっていうんですよね。
黒:慣れてらっしゃるのね、きっとね。
あ、そうですか。
名:それぐらいの厳格というか厳しい父親でしたけど、でも大好きだったですね、自分は。
黒:そうですってね。
まあ、本当に残念ながら、お亡くなりになったんですけど。
でも、なんか1代で鉄工所でしたっけ?名:そうです。
黒:お作りになった方でね。
お兄様がお継ぎに?名:今、継いで大きくしてまして。
もう二百何十人もいるような。
黒:あ、これ。
この右側があなたですか?名:そうです。
これ、右が自分で。
黒:でも、あなた随分大きいわね。
名:ええ。
もう、2人とも…。
人並み外れて。
左側がお兄様?名:そうです。
黒:お兄様も大きいですね。
お父様とお母様?名:そうです。
黒:本当だ、名高精工所って書いてある。
それを、お兄様がもっと大きくなさって。
名:今、宇治の方で頑張ってやってるんですけどね。
黒:よかったですね。
お父様もね、残念ですけど、途中でね、お亡くなりになって。
でも、まあ、そんな途中っていっても…。
名:そうです。
69歳なんですけど、若いっちゃ若いんですけれども。
黒:今だったらね、そうそう…。
で、お兄様がやってらして。
名:はい。
黒:だから、もう絶対引退しないで、どんどん仕事はやった方がいいって、あなたは考えてらっしゃるんですって?名:そうなんですよ。
おやじは、隠居じゃないですけど、会長みたいになって。
そして、ゴルフやったり釣りをやったり、そういう事ばっかりしてたんですけど、やっぱりね…。
黒:お兄様に譲って?名:そうなんです。
やっぱり人間って、頑張って、なんていうんですかね、現役でずっとやっていかないと、ダメだなっていう事を親で教えられたような気がして。
そして、自分は生涯現役で頑張れればいいなと思って。
それで、まあ、子どもも小さいっていうのもありますけれども。
だから、そうやって朝起きようとか、頑張って自分もやろうっていう風に思うのも、やっぱりそういうところかなって。
黒:だから、お兄様には絶対引退しちゃダメっておっしゃってるんですって?名:そうなんです。
もう、だから絶対に引退しちゃダメだよって。
「また2〜3年もしたら息子に譲ろうかな」なんて言ってますけれども。
黒:それはダメ?名:「いや、やった方がいいよ」って言ってますね。
黒:お母様は、お元気?名:ええ、おかげさんでもう元気で。
だから、おふくろに自分の子どもたちを見せにお正月は帰るような。
黒:お母様はどこにお住まいで?名:今、京都の伏見に。
黒:あ、そうですか。
ええ…。
名:だから、京都がね、実家があるので楽しいですけれどもね。
黒:うん。
伏見稲荷へ行った事ありますからね。
名:近いです。
黒:そうですよね、あそこ、すごいですよね、伏見稲荷って。
名:毎年、行ってるんですよ。
大体、初詣に。
黒:これ、あなたが子どもの時?名:はい、そうです。
黒:甘ったれ。
お母様に随分、甘ったれね。
こんな大きいのにね。
名:そうなんですよ。
甘えてるじゃないですけれども。
黒:あ、そうですか。
そりゃ、いいですよね。
でも、あなた、いろんな事なさってるんですけど、あれなんでしょう。
気仙沼の方に行って芝居やったりなさるんですって?名:そうなんです。
今度、3月21、22と『月虹』っていいましてね、月の虹って書くんですけれども。
黒:あそこに書いてありますね。
名:それをね、今度、やる事になりまして。
黒:すごいですよ。
池田屋騒動?これ、なんか。
名:そうです。
黒:新撰組ですよね、これ、着てるものが。
名:そうです。
池田屋騒動を題材にしてるんですけども、やっぱり、気仙沼の皆さんに元気をという事で。
復興支援のお芝居に。
黒:あ、そうですか。
それは、いいですよね。
皆さん、そういうの見てね、元気。
名:元気を出していただきたいと思いますし。
一部、寄付させていただくとか、そういう義援金にもなってますので。
黒:そうですか。
それはいい事ですよね。
そうですか。
まだ続きます。
ちょっとコマーシャルです。
黒:また、名高さんは、この局の『スペシャリスト2』というドラマ。
名:はい。
草剛さんが、SMAPの。
彼が主演されるんですけれども。
黒:刑事さんかなんかの役?名:そうなんです。
刑事の役で。
そして、ものすごくスケールが大きくて。
内容もですね、ものすごく、なんていうんですか、こう、簡単には犯人がわからないような、すごい、本当にサスペンスといいますかね、そういう作りになってましてね。
まあ、今回、自分とか大杉漣さんとか、前田美波里さんとか、皆さん、同じような年齢の…。
黒:1回で終了するんだけど、内容が、すごいんですって?名:そうなんです。
皆さん、一緒に出てるもんですからね、まあ、いろんな健康の事とか、いろんな事、話ししながら。
黒:僕は朝3時半に起きてるんだよとか言って?名:いやいや、そんな事はあんまり言わないですけど、でも、まあ、そういうような事話ししながらね、楽しく撮影させてもらってて。
黒:そうですか、何よりですね。
宅間善人:「わかるんですよ。
だって、俺、10年入ってましたから」猪熊佐千夫:「過去の事件で、大きく人生を変えられた2人だからな」堀川耕平:「犯罪被害者遺族と、冤罪の被害者のコンビって事ですか」宅:「参加者は記録を証拠にその数字をゲットする」「そういうルールなんじゃない?」姉小路千波:「そんなふざけた事、絶対、許せない!」高倉紀一郎:「特別捜査係を作ったのは、この私だ」佐神稚洋:「わかるんですよ、私」宅:「実行犯が犯行をやり遂げる前に止める」黒:じゃあ、皆さん、『スペシャリスト2』というもので、土曜日の夜9時からでございます。
それも、そういう事なんですけど。
あなたは、ビックリしたんですけど、結婚なさった奥様と、偶然なんですけど、お誕生日が同じだったんですって?名:そうなんですね。
これはもうね、最初、出会ってちょっとして、「いつ誕生日なの?」って聞きましたらね、「2月9日」って言うんですよ。
そして、「え?」。
それは自分だから、からかってるんだと思ったんですね、最初。
そしたら、実はっていう事で。
黒:本当に?名:本当に。
今までね、2月9日っていうか、自分の誕生日と同じ人って、友達にも男性女性問わずいなかったんですね。
だから、本当にそれだけでも、なんか…。
黒:赤い糸。
名:赤い糸ですね。
本当になんかそういうものを感じましたね。
黒:お誕生日は、どうなさるんですか?それじゃ。
名:ケーキを出来るだけ2段にして。
要するに、1段っていうんじゃあれなんで、2人分という事で。
黒:いいですよね、ええ。
名:だから、どこかへ行ったり、そうやって、今までずっと祝ってるんですけれども。
黒:そうですか。
結婚なさって、もう何年?もう随分になりますね、お子さんが…。
名:もう二十何年になります。
黒:そうですか。
よかったですよね。
でも、それ、2人のロウソク、もしも立てたら、すごい事になっちゃいますよね。
名:もう、すごい事に。
ロウソクだらけになっちゃって、もうケーキ見えなくなっちゃう。
黒:そうでしょうね。
でも、まあ、そういうお誕生日が一緒とか、そういう事でも、人間っていうのは本当にうれしいって思えるものですよね。
名:そうですね。
何か、やっぱり、違う世界からつながってるんじゃないかみたいな。
黒:お若いんでしょう?奥様は。
名:若いです。
黒:何歳ぐらいお若い?名:17違います。
黒:まあ、男の方はいいですね。
そんな若くたって。
だから、お子さんもそうやってね。
黒:本当によかったです。
名:どうもありがとうございます。
黒:どうも、お元気で何よりです。
名高達男さんでした。
2014/03/06(木) 13:20〜13:55
ABCテレビ1
徹子の部屋[字]
〜28年ぶりの登場…驚異の日常!?〜名高達男さんが今日のゲストです。
詳細情報
◇ゲスト
28年ぶりの出演、俳優・名高達男さんがゲスト。
◇番組内容
40年前からあまり体型が変わっていない名高さんは、毎朝3時半に起床し、ストレッチに瞑想、ジョギングをこなすという。これほどまでに健康に気を付けるのには理由があるという、その理由とは?また、日々欠かさず続けている「10年日記」を披露!今年で19年目になるその日記の内容を明かす。
◇おしらせ
☆『徹子の部屋』番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/
ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
福祉 – 文字(字幕)
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