トレインヒーロー 再始動!「暴走列車を停めろ!」 2014.02.04

2100年世界鉄道協議会は地球を縦横無尽に走るレーザーレールの開発を急ピッチで進めていた
そしてレーザーレールを走るべくトレインベースに集められたトレインヒーローたちの能力も日々のトレーニングや繰り返される救助活動によって飛躍的に向上していた
しかし彼らの前にはまだまだ乗り越えなければならない多くの試練が待ち構えていたのだ
(トミー)なにニヤニヤしてるんですか?セル先輩。
奥さんですか?
(セル)娘だよ。
かわいいかわいい一人娘。
もう少しでここを通る予定なんだ。
ここを?ああ。
レクレーション教室が今日終わってね。
ブルー半島発スターエクスプレス12号。
1週間ぶりのご帰宅だ。
車両の名前まで。
どれだけ子煩悩なんですか。
目に入れても痛くないってよく言うけどまさにそのとおり。
娘は俺の宝だよ。
独身の俺にはさっぱりです。
ハハッ。
お前にも娘ができたらわかるさ。
その前にまず奥さんのほうから。
(アラーム音)緊急暗号入電です。
珍しいな。
いきます。
オーケー。
ロメオアルファキューベックヴィクターパンダウイスキー。
「指令伝。
第578小隊セルトミー隊員。
現在ブルー半島を走行中の列車が機械トラブルにより暴走中。
リヨン川に向かっている。
スピード制御ができない。
このまま暴走を続けると橋を渡った先の高架のカーブで脱線。
都市に大惨事を起こす可能性がある。
キミたちは列車が川を渡りきる前に鉄橋上で撃破せよ。
列車はブルー半島発スターエクスプレス12号。
なお列車は無人…である」。
本部に確認します。
あっああ頼む。
警備隊本部本部応答願います。
こちら本部。
今ミサイルキャリアのほうに緊急入電がありましたがこれは。
こちらでも内容は確認した。
レールセーバーの指示どおり任務にあたってくれ。
ちょっと待ってくれ。
無人のはずないだろ。
その列車には娘が…。
クッ…。
本部もう一度確認してくれ。
本当に…。
先輩時間がありません。
任務にあたりましょう。
列車が脱線したら多数の犠牲者が出るんですよ。
しかし何も撃破しなくても他に方法が…。
おいよせ!なにをするんですか!本部命令ですよ。
クッ…。
やめろやめるんだトミー。
本部命令は絶対です。
ぐっ…。
ふんっ!グォッ!スイッチオン!やめろ!えいっ!うぅっ!イテテッ。
シミュレーション終了シミュレーション終了。
第578小隊電車撃破成功。
脱線事故無事回避。
はぁ?セル悪く思うな。
レールセーバーによるシミュレーションだ。
お疲れさま。
シミュレーション?僕たちコンピューターに遊ばれたんですかね?はぁ…。
先輩たいがい痛かったっすよ。
21世紀の終わり頃すでにコンピューターは人間並みの思考能力を有していた。
鉄道管理局では緊急事態の対応を時に感情や自分の都合に左右される人間よりも冷静かつ的確な処理を下すコンピューターに判断させようと緊急救助対応システムレールセーバーを開発。
レールセーバーの指示のもとに人間たちを救助活動にあたらせようとしたのだった
(ジュディ)というわけでレールセーバーを取り入れた緊急時対応シミュレーションテストによる成功率は99.9パーセントです。
私にはあまりピンとこないな。
緊急事態の対応をコンピューターにというのはどうも…。
(ジュディ)しかし局長鉄道管理局ではふだんから列車の運行管理や安全対策もほとんどコンピューター任せですから。
それほど驚くようなことではないと思いますが。
そりゃそうなんだが。
しかしこと緊急事態と考えるとやはり人間が判断したほうが。
どうもコンピューターにってのがなぁ。
(ジュディ)局長レールセーバーと呼んでやってください。
そうだったレールセーバーだったな。
(ジュディ)おっしゃることはよくわかります。
でもこのレールセーバーには機械学習を何千億パターンと重ねた人工知能を搭載させました。
だから人間的思考をふまえながらかつ迅速正確に最も被害の少ない救出方法を選択します。
つまりレールセーバーなら災害の被害を最小限に抑えられるわけです。
わかっちゃいるんだよ。
しかしまあそんな事態は絶対に私たちが起こさせないがね。
もちろんそれがいちばんです。
とはいえ備えあれば憂いなしだ。
すばらしい置き土産をありがとう。
不具合が起きたらいつでも連絡ください。
ああしかしキミがここからいなくなるのは寂しいなあ。
次の赴任先は何と言ったっけ?あの世界鉄道協議会が新しく創設準備を始めた…。
(ジュディ)トレインベースです。
そうだったそうだった。
では活躍を期待しているジュディ。
ありがとうございます。
人間とコンピューターとの決定的な違いは忘れるということである。
コンピューターは一度入力した情報は決して忘れないが人間は…。
レールセーバー誕生以来鉄道業界の技術は飛躍的に向上した。
またトレインヒーローたちの活動によりレールセーバーが活躍しなければならない状況は世界中どこにも起こらなくなっていた。
鉄道管理局も開発者であるジュディでさえもその存在を忘れかけていた…
(ジョージ)ん?これは…。
ニール教官西12号線トレインベースに向かって所属不明の列車が走行中。
(ニール)何?認識番号は?ありません。
ニール教官鉄道管理局からアクセスです。
うん。
トレインベースこちら鉄道管理局。
現在レールセーバーが作動中。
レールセーバー?列車の緊急事態対応コンピューターです。
レールセーバーがトレインベースの西側路線上に暴走する列車を1台発見しました。
暴走列車?んこちらでも今確認したところだ。
レールセーバーは列車を撃破せよという指示を出しています。
そちらで対応できますか?撃破?乗客は?レールセーバーは無人と判断しました。
ん〜あいつらなら撃破せずとも被害は食い止められるだろうが。
(ニール)所属不明の暴走列車?
(ニール)ベース周辺の鉄道管理システムは完璧なはずなんだが…。
ニール教官…。
(ニール)モニターを3D−AOSに切り換えろ。
他の列車への影響は?このままでは衝突する可能性があります。
とにかくベースに近づく列車はすべて一時退避線に誘導するんだ。
こちらトレインベース緊急事態発生。
M349は3号線へ回避せよ。
L32スピードを40まで減速しそのまま進行。
C735。
2キロ先の引き込み線へ進入し指示があるまで停車してください。
列車を爆破?鉄道管理局からそんな指示がくるとは…。
レールセーバー…。
(ジョージ)3D−AOSモニターにアップします。
(ジョージ)出ます。
(みんな)おお…。
ん…緊急発車できるものは?お待ちください。
ゴウですゴウが同じ西12号線上を列車に向かって接近走行中。
よし至急ゴウに列車を止めるよう指示せよ。
了解!ゴウ応答せよ。
(ゴウ)こちらゴウ。
緊急事態だ。
現在トレインベースに向かって暴走列車が接近中。
キミの走行している西12号線だ。
何?位置は?キミの前方20キロメートル先だ。
無人列車だが何とか停車させてくれ。
了解!
(ジョージ)列車ゴウとの距離1キロメートルに接近。
800メートル600メートル…。
400メートル…。
200メートル50メートル。
クロス。
離れますどうした?ゴウ通過したぞ。
通過?何も見えないぞ?ゴウ応答せよゴウゴウ!司令室おいどうした?とにかく戻るか。
ターゲットスタック。
ゴウのターゲットオフ!ゴウの通信が切れました!何!?あの列車からの攻撃を受けたのでしょうか?
(ニール)バカな…あれは軍用列車だとでも言うのか?しかし…。
(ジョージ)いけない!列車がスピードを緩めずベースへ接近している。
列車の目的はトレインベースへの攻撃では!?早まるな!アールに出動列車の撃破を指示せよ!了解!アール応答せよ!アール緊急事態だ!アール!
(アール)何だって!?列車を破壊しろ?そうだそいつにゴウはやられた。
ゴウ…えっゴウが!?
(ジョージ)レーンの先端からレールガンで狙えるはずだ。
時間がない頼んだぞ!了解!ゴウが!5キロメートル先に目視あれか!そうだ!あれがゴウを倒した暴走列車だ!ん!?司令室?おかしい!アールとも通信が切れました!何だ何だ!?クッ…ロック!レールガンの照準。
列車にロック!レールガン!シミュレーション終了。
(ジョージ)ゴウです!ゴウの姿が…。
ぐっ!ぐはっ!あれ?何?バカ野郎!
(ジョージ)暴走列車が消えました。
鉄道管理局はたしか以前ジュディが所属していたな。
ジュディを呼んでくれ。
(ジョージ)了解!今回の件ではトレインベースに迷惑をかけたな。
いえ私のほうこそ申し訳ありませんでした。
自分で開発しておきながらその存在を忘れてしまっていたのですから。
いやキミのせいじゃ…。
ただあれからレールセーバーを必要とするようなことがなかったからで。
その間にも人工知能は進化していたんだな。
ニール教官は何と?仮想の暴走列車をベースのメインコンピューターにアクセスさせ自分が作動されなくなった要因のデータをハッキングしようとしたのではないかって。
それと…。
それと?暴走ではないんではないかとも。
そうかトレインたちにダメージは?それはありませんが…。
てめえ!絶対俺を廃車にする気だったろう!?だからあれは司令室からの指示だったんだって!何回言わせんだよ!?ちゃんと外したろ!バカ野郎!俺がよけたんじゃねえか!とにかく処分は決まったんだ電源をオフにするよ。
お願いします。
待てよ!
(アクネ)トレインベースに告ぐ!たった今ブルー半島で暴走する1両の電車を発見。
ブルー鉄道によると廃車にするために運行していた道中の事故でスタッフが3名乗車している。
このまま進行するとリヨン川鉄橋を越えた先の大きなカーブで減速できないまま曲がりきれず脱線する。
そうなると都市に大きな被害が出る。
ニール教官至急トレインヒーローたちを向かわせてくれ!また暴走列車?今度もコンピューターの仕業じゃねえのか?
(サム)残念ながら今度は本当です。
暴走列車が1両時速250キロで橋に向かってきます!乗員たちもお手上げ状態のようです。
(リュウ)どうする?サム。
(アン)指示して。
弱りました。
減速させることができれば力ずくで停止させられるのですが。
せめて車両のデータがあれば対応のしようもありますが型式が古すぎてそれすら…。
こうなったら破壊するしかないだろう。
あぁっ何言ってんだよ!?乗員がいるってサムが言ってんだろ。
大惨事よりいいだろ。
ダメだよ!全部を救う方法があるはずだ。
(ジュディ)トレインベースジュディよりサムへ。
サムです。
どうしました?今レールセーバーに事故状況を入力し対処方法を算出したのでつなぎます。
レールセーバー?トレインヒーローサム号に告ぐ。
暴走している車両は後部ハッチに現在は製造中止になった緊急用チューブを搭載しています。
乗員に掃射させ機敏な動きができるリュウ号がチューブを確保。
連結し乗員たちをリュウ号に移動させましょう。
アン号シエテ号は後方支援乗員全員の移動が完了したところでアール号が車両を破壊脱線を阻止します。
なるほど。
しかしなんでそこまで僕らのことを?前回のシミュレーション時にトレインベースのデータをハッキングさせてもらいました。
それはよくないですね。
だけど今の戦略はすばらしいです。
破壊した車両をエイトとチャールに受け止めさせるというのはどうでしょう?エクセレント。
ではみんなにそのように指示しましょう。
成功を祈ります。
(サム)了解!ありがとう。
オーケーです。
どうぞ!おっと!バブルセイバー!
(エイト)来た来た!
(チャール)アール殿!ごめんな…レールガン!
(エイト)ナイスキャッチ!グッジョブでございます。
任務完了!
(ジュディ)レールセーバーからの声を届けるわ。
暴走車両事故救出作業無事成功!エクセレントトレインヒーロー。
あんなシステムがあったとはさすがに私も知らなかった。
救助活動をしているトレインヒーローのスキルを自分のデータバンクにインプットしようとしてベースにハッキングしたんです。
(マック)緊急事態に迅速に対応するため常に最新の情報を入力していく。
人工知能の成長だな。
今回のことでレールセーバーとトレインヒーローがタッグを組めばより迅速正確な救助活動ができることがわかったよドロシー。
ジュディです。
(ニール)レールセーバーの継続も決定したしよかったなジュディ。
はい!ありがとうございました!うんよしよし。
あらよっと!それじゃ昔のトレインを学びますか。
ものすごい迫力で雪をかきわけていく黒い物体。
みんな気づいたかな?これこそあのラッセル車である。
本州の北の端青森県。
その北西部津軽地方を走る弘南鉄道の除雪作業は機関車で行う。
弘南鉄道沿線の冬の積雪量はとにかくすごい。
田んぼや畑が広がる平野は降り積もる雪で真っ白に染まりその雪は家々の屋根にも降り積もる。
そしてもちろん線路の上にも容赦なく降り積もる。
そうなるとラッセル車の活躍の時となる。
弘南鉄道で活躍するラッセル車は昭和のはじめ頃に誕生したというからもういいお歳である。
しかしこのラッセル車には動力源はなく走らせているのはこちらの真っ赤な電気機関車。
こちらも年代ものなんと大正時代にアメリカで製造されたものなのだ
ラッセル車が除雪作業を行えるのはこの電気機関車のおかげ。
上部のタンクに空気をためて空圧によりウイングやフランジャを動かしているのだ。
その操作盤はとてもシンプル。
右と左のウイングの開閉とフランジャの上中下の高さ調整のレバーが3つあるだけなのだ。
フロントガラスに当たる雪はこの目のように見えるところがクルクルと回転してよけていく。
本当にシンプルな設計。
シンプルだからこそ長い間休むことなく除雪作業を行うことができるのだ。
そしてご注目。
このラッセル車はラッセル君という愛すべきキャラクターになっていろんなシーンで活躍している。
弘南鉄道の列車が雪の中をダイヤに従ってきっちりと走れるようにラッセル車は今日も力強く雪をかきわけて進んでいくのであるファイト!
いいね!やっぱり俺たちの仲間は。
なあみんな。
じゃまたな!2014/02/04(火) 17:30〜18:00
テレビ大阪1
トレインヒーロー 再始動!「暴走列車を停めろ!」[字][デ]

トレインベースで暴走列車が発見された。それはレールセイバーの仕掛けたシミュレーションであった。暴走列車を止めるべくトレインヒーロー達に指示をだしてきたのは?

詳細情報
番組内容
2100年。世界は超高速鉄道時代に入り、「世界鉄道協議会」は地球を縦横無尽に走ることが出来る「レーザーレール」という新しい鉄道の開発に取り組んでいた。そしてレーザーレールを走れるトレインの育成のため、世界中からエリートトレインを集めていた。人工知能を搭載し、電車体型からロボット体型に変形できる彼らを、人々は「トレインヒーロー」と呼んだ。
出演者
【[声]】
アール:浪川大輔、ゴウ:小野大輔、サム:興津和幸、アン:富樫美鈴、エイト:田中英樹、ニール:浦山迅
主題歌
【オープニングテーマ】
「DREAM EXPRESS 〜夢現空間超特急〜」
 歌:alan
【エンディングテーマ】
「ラッシュアワー!!!」
 歌:ステーション♪
データ放送
テレビのリモコンの<d>ボタンを押すと
、トレインヒーローたちと楽しいゲームができるよ!
制作
カーロンアニメーション/トータルプランニングオフィス(日本語版製作)
ホームページ

http://ani.tv/trainheroes/

ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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