ニュース 2014.03.06

こんにちは。
正午のニュースです。
政府は最高裁判所の竹崎博允長官が退官するのを受けて、後任の長官に最高裁判所判事の寺田逸郎氏を充てることを内定しました。
最高裁判所の竹崎博允長官は、健康上の理由からことし7月の定年を前に、今月末で退官することになっていて、政府は後任の人選を進めてきました。
その結果、後任の長官に、最高裁判所判事の寺田逸郎氏を充てることを内定しました。
寺田氏は66歳。
昭和49年に裁判官になり、20年余り法務省に勤務して、司法法制部長として裁判員制度の法律作りに尽力し、民事局長を務めました。
その後、広島高等裁判所の長官を経て、平成22年から最高裁判所判事を務めています。
寺田氏の父親は、昭和57年から3年間、最高裁判所の長官を務めた寺田治郎氏で、寺田氏が起用されれば、親子2代続けての長官就任となります。
この人事は近く閣議などを経て、正式に決定される見通しです。
千葉県柏市の住宅街で、4件の通り魔事件が相次ぎ、このうち会社員の男性を殺害し、バッグを奪ったとして、近くに住む24歳の男が逮捕された事件で、男の自宅からは血の跡が付いた刃物が見つかり、警察は犯行に使われたと見て調べています。
捜査本部のある柏警察署から中継です。
逮捕された竹井聖寿容疑者はけさ7時半ごろ、身柄を検察庁に送られました。
警察署を出るとき、竹井容疑者は正面を見据えて、たんたんと車に乗り込みました。
これまでの警察の調べに対し、時折涙を浮かべながら、後悔していると話しているということです。
竹井容疑者は今月3日の深夜、自宅近くの路上で、会社員の池間博也さんの背中や首などを刃物で刺して殺害し、現金などが入ったバッグを奪ったとして、昨夜、強盗殺人の疑いで逮捕されました。
警察によりますと、金が欲しかったなどと容疑を認め、残る3件の事件についても、関与を認める供述をしているということです。
警察はきのうの捜索で、服やサングラスなどを押収しましたが、このうちズボンにある被害者のものと見られる血液が付いていたということです。
さらに自宅からは、複数の刃物が見つかり、このうち1本に血の跡が付いていたことから、警察は凶器と見て調べるとともに、動機などについて、詳しく捜査しています。
容疑者の逮捕から一夜明け、現場に近いJR柏駅を利用する通勤客などからは安どの声が聞かれました。
容疑者が逮捕されたことを受けて、柏市の教育委員会では、集団登校などの警戒を解除することを決めました。
北日本では、雪を伴って非常に強い風が吹いています。
気象庁は、暴風や猛吹雪に警戒するよう呼びかけています。
北海道東部の羅臼町です。
午前10時半過ぎに、31.4メートルの最大瞬間風速を観測しました。
北海道付近で急速に発達している低気圧と、冬型の気圧配置になっている影響で、北日本では、雪を伴って非常に強い風が吹いています。
このため、北海道の東部などでは、国道の一部の区間や、道道の21の区間が通行止めになっています。
標茶町の国道では、乗用車とトラック合わせて5台が絡む事故があり、1人がけがをしました。
当時、現場付近は雪や風が強く、視界も悪かったと見られています。
また北海道では小学校24校、中学校14校、幼稚園6か所が臨時休校になりました。
今後の見通しですが、低気圧はさらに発達しながら北海道の東の海上を北へ進むと予想されています。
東北ではきょう夕方にかけて、北海道ではあすにかけて、雪を伴って非常に強い風が続く見込みです。
あすにかけての最大風速は、東北の日本海側の陸上で16メートル、海上で18メートル、北海道の陸上で20メートル、海上で23メートル、最大瞬間風速は30メートルから35メートルと予想されています。
気象庁は暴風や猛吹雪に警戒し、交通への影響や高波などに十分注意するよう呼びかけています。
安倍総理大臣は自民党の石破幹事長と会談し、集団的自衛権の行使容認に向けて、国民や公明党の理解を丁寧に求めていく必要があるとして、政府・与党内の調整などの具体的な日程について、検討を急ぐことで一致しました。
安倍総理大臣は総理大臣官邸で、自民党の石破幹事長とおよそ1時間にわたって会談し、集団的自衛権の行使容認に向けて、今後の調整の進め方などを協議しました。
この中で、安倍総理大臣は、集団的自衛権の行使容認は、国民の理解を得るとともに、与党内、特に公明党の理解を得たうえでやらなければならないと述べました。
これに対し、石破氏はさまざまなスケジュールが考えられる。
いろいろとシミュレーションをしながら進めていきたいと述べ、政府・与党内の調整などの具体的な日程について検討を急ぐことで一致しました。
ウクライナでは、ロシア軍が事実上、掌握した南部のクリミア自治共和国で、現地政府の首相が、ロシアとの協力を一層進める方針を打ち出したほか、東部では、暫定政権の支持派と、ロシア寄りの住民が衝突するなど、依然として緊迫した情勢が続いています。
ウクライナ南部クリミア自治共和国では5日、ロシアの黒海艦隊の基地がある、セバストポリに近い空港に向かう道路が、ロシア軍と見られる軍用のトラックなどによって封鎖されているのが確認されました。
ロシアを支持する姿勢を示してきたクリミア自治共和国のアクショノフ首相は5日夜、幹部を集めた会合で、ロシアとの協力を一層進める方針を示しました。
一方、大統領職を追われたヤヌコービッチ氏の地元、東部のドネツクでは、5日、暫定政権を支持する住民と、ロシア寄りの住民およそ400人が衝突し、物を投げ合ったり、殴り合う騒動になり、依然として緊迫した情勢が続いています。
ウクライナ情勢の打開に向けて、アメリカのケリー国務長官と、ロシアのラブロフ外相は5日に続いて6日も会談する予定ですが、欧米側が国際的な調査団を現地に送る方針を決めたのに対して、ロシア側は否定的な立場を示すなど、双方の隔たりは大きく、外交を通じた解決が実現するのか、不透明な状況が続いています。
緊迫するウクライナ情勢を受けて、アメリカなどがロシアに抗議し、ソチパラリンピックの開会式への政府代表団などの派遣を取りやめる中、政府は、櫻田文部科学副大臣を開会式に派遣することを発表しました。
ロシアのソチでは、日本時間のあさって、パラリンピックの開会式が行われることになっていて、政府は櫻田文部科学副大臣を開会式に派遣することを決め、きょう、発表しました。
櫻田副大臣は、今夜現地に向けて出発し、開会式に出席するほか、国際パラリンピック委員会の会長らと会談することにしています。
ソチパラリンピックの開会式を巡っては、緊迫するウクライナ情勢を受けて、アメリカがロシアに抗議し、政府代表団の派遣を取りやめることを決めたほか、イギリスやカナダも政府関係者の派遣を見合わせることを発表しています。
中国の国防費が、去年に比べて12.2%増え、引き続き高い伸び率となったことについて、アメリカ国務省のサキ報道官は、より透明性を高めるよう促していきたいと述べ、中国に対し、国際社会の懸念に応えるよう求めました。
中国政府は、全人代・全国人民代表大会に提出した予算案で、国防費が中央政府軍だけで、日本円でおよそ13兆4000億円に上り、去年の執行額に比べ、12.2%増えたことを明らかにしました。
これについて、アメリカ国務省のサキ報道官は5日、われわれは中国が事前の説明なしに東シナ海の広い範囲に防空識別圏を設定したときも、懸念を表明したと述べ、中国の国防政策が透明性に欠けていると指摘し、国際社会の懸念に応えるよう求めました。
中国政府が発表した国防費には、外国からの装備の調達や、研究開発にかかる費用が含まれていないと見られるうえ、内訳も一切明らかにされておらず、国際社会からは、透明性を欠いたまま軍備増強を続けているとして、懸念が強まっています。
去年1年間に虐待を受けた疑いがあるとして、警察が児童相談所に通告した子どもは、心理的な虐待の増加を背景に、2万人を超え、統計がある過去10年で最も多くなりました。
警察庁によりますと、去年1年間に警察が摘発した児童虐待事件は467件、被害を受けた18歳未満の子どもは475人に上り、このうち25人が死亡しました。
また虐待を受けた疑いがあるとして、警察が児童相談所に通告した子どもは、去年は2万1603人で、前の年より5216人増え、統計がある平成16年以降の10年で最も多く、初めて2万人を超えました。
通告されたケースの6割近くが、無視や暴言などで心に傷を受ける心理的虐待で、このうち家族が暴力を振るう場面を繰り返し目の当たりにする、いわゆる面前DVは、前の年のおよそ1.5倍に増えています。
一方、児童ポルノ事件の検挙数は1644件、被害に遭った子どもは646人で、いずれも過去最多でした。
スマートフォンを使っていて被害に遭うケースが前の年のおよそ4倍に急増し、大人が子どもを装って写真を送らせる手口が相次いでいるということで、警察庁は注意を呼びかけています。
2014/03/06(木) 12:00〜12:20
NHK総合1・神戸
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ニュース/報道 – 定時・総合

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