最高の離婚 #08【イマドキ男女の結婚と離婚のラヴ&ホーム・コメディドラマ】 2014.02.04

(アナウンス)「おかけになった電話番号へは現在おつなぎ…」
(諒)それ着信拒否ですよ。
(光生)そんなことないでしょ。
(諒)話し中なのはそうです。
着信拒否です。
(光生)上原さん何でここにいんの?
(諒)あー。
河合さんが寝てて。
(光生)河合さん?
(諒)河合さんは准教授です。
仮眠室で河合さんが卒制で泊まり込んでて…。
(光生)河合さんのことはいいです。
(光生)友達んとこ泊まればいいでしょ?
(諒)そう思ってここに。
友達だったかな?この際正直言いますけどうち元妻出てったんですよ。
今僕一人なんで。
ちょうどよかったです。
えっ。
今何て言いました?ちょっと!何で靴下脱いでるんですか?ああ。
今洗濯機どこかなと思って。
上原さん。
うち何で離婚したかご存じですか?僕が神経質だからです。
今直そうと思ってるんですけど。
ものすごく細かくてうるさいからです。
大丈夫です。
僕神経質なのは気にならないんで。
結婚は人生の一部にしかすぎないけど離婚には人生の全てがありますね。
ああー。
未来永劫春なんか来ないんじゃないかと思いますよ。
氷河期ですよ。
『レ・ミゼラブル』ですよ。
『レ・ミゼラブル』って映画見ましたか?僕は見てないですけどね。
離婚してたから。
いつもの方は?
(穂香)あっ。
菜那ちゃんですか?はい。
(穂香)辞めましたよ。
寿で。
ああ。
ああー。

(諒)あっ。
おかえりなさい。
何してるんですか?海老フライ。
この前ファミレスで食べたがってたんで。
ずいぶん前の話ですよね。
あっ。
電話して聞けばよかったですよね。
すいません。
何で僕仕事中に上原さんから電話かかってきて晩ご飯何食べたいって聞かれなきゃいけないんですか?はい。
僕独身に戻ったんですよ。
つらいけどせめて独身の一人暮らしの自由さを満喫したいんですよね。
一人になって色々考えてみての。
色々振り返ってみての。

(チャイム)
(諒)あっ。
僕かも。
ネットで本頼んだんで。
えっ?何で勝手にうちの住所に?
(諒)はい。
(健彦)塩くれる?
(諒)あっ。
はい。
お父さん?
(健彦)光生君。
落ちたんだよ。
はい?
(健彦)息子に詰まってた石が落ちたんだよ。
よかったね。
おめでとう。
ハハッ。
よかったな。
よかった。
アハハ。
おめでとうございます。
(健彦)東京は外車が多いね。
葬式終わって車で降ろしてもらったのがあれ新宿?あそこは電車が多い。
犬も多い。
何もかも多いわ。
ああ。
こたつは?うちはないです。
(健彦)ミカンどこで食べんの?こことかこことか。
(健彦)あっそう。
うん?
(諒)うん?いつまで塩掛けてんの。
(諒)あっ。
僕ナメクジじゃないよ。
(諒)はい。
(健彦)あいつは?買い物か?あっ。
いえ。
ああ。
同窓会か?いや。
またケンカしたのか?また家出したのか?家出というか。
言い訳はいい。
まあいい。
まあいい。
俺は夫婦の間には口は出さん。
すいません。
(健彦)そんなことよりもっと大事なことがある。
それちょっと持ってきて。
それそれ。
(諒)あっ。
はい。
(健彦)鍵をなくした。
落としたんですか?
(健彦)いや。
落としたというかなこれは何だっけなとは思ったんだけどまあいいかって捨てちゃった。
ここん中に寝間着と歯ブラシとお土産が入ってる。
何とかしてくれ。
いやぁ。
(諒)片方だけ鍵掛かってないから何とかなるかも。
(健彦)それとね駅で買った宝くじ。
2枚入ってる。
(諒)はあ。
2枚入って二枚目なんてな。
(健彦・諒)ハハハ。
(諒)濱崎さん。
両側から引っ張りましょう。
あっ。
結構堅いっすね。
(諒)うっ。
支えてください。
はい。
うっ。
あれ?
(健彦)今の若いのは力がないね。
俺が君たちの年のころにはね素手で3m穴掘ったよ。
(諒)何の穴ですか?余計なこと言わなくていいです。
あのう。
今引っ張ってください。
(諒)はい。
うっ。
あっ。
あっ。
ひら…開きました。
あっ。
開きました。
まず。
まず何出しますか?パジャマ。
パジャマ。
いやいや。
サクラエビ。
サクラエビ?
(健彦)これエビか。
(諒)あっ。
見えました。
サクラエビ。
(健彦)血液AB型かな?
(諒)じゃあちょっと僕開いてるんで手入れてください。
絶対放さないでくださいよ。
(諒)放さないですよ。
はい。
うっ。
やっぱり駄目です。
(諒)ええっ。
ちょっと。
ちょっと1回休憩しましょう。
(諒)大丈夫ですよ。
(健彦)一休み。
投げるぞ。
おっ。
おっ。
うまい。
ハハハ。
おっ。
おっ。
(諒)はい。
(健彦)おっ。
(諒)あっ。
(健彦)おお。
おっ。
(健彦・諒)ハハハ…!ああ。
寒い。
お風呂は?ああ。
今入れます。
(健彦)ああ。
光生君。
パジャマ貸してくれる?あっ。
はい。
(健彦)それとパンツと。
買ってきます。
(健彦)いや。
もったいないもったいない。
光生君のでいいよ。
(健彦)ああ。
寒い。
お父さん。
ここにパジャマ置いときますので。

(健彦)うん。
光生君ちょっと。
何でしょう?
(健彦)あした休みだろ?あれ行こう。
あれ。
あれそれ。
ああ。
あれ。
えっとあれですよね?何で分かんないかな。
いや。
分かります。
えっと。
うわっ!
(健彦)すげえな。
うわっ。
(健彦)想像以上に大きいね。
いや。
びっくりしました。
これバカにしてましたけどこれちょっとす…すごいっすね。
これどうしよう?うん。
昇るしかねえだろ。
昇るしかねえ。
いやいやいやいや。
昇んないっす昇んないっす。
(健彦)ほら。
昇んないですって。
無理です。
(健彦)昇るんだって。
うわぁ。
(健彦)ああ。
美しいな。
すごい美しい。
高い。
(健彦)光生君。
うちどっちだ?あっ。
それやりますか?
(健彦)うん。
えっと。
あっ。
こっちです。
こっちこっち。
(健彦)こっち。
ヤッホー。
フフフ。
(健彦)よし。
写真撮ろう。
はいはい。
写真撮ります。
はい。
チーズ。
(シャッター音)
(健彦)OK。
今度は光生君。
僕はここでいいです。
(健彦)いや。
いいからいいから。
うわー。
うっうっ。
うっ。
(健彦)いくぞ。
逆逆逆!そうそう。
(健彦)こっちか?はい。
はい。
はい。
(健彦)はい。
ラッキョウ。
(シャッター音)はい。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
えっ?記念になるな。
ラッキョウでいきますか?ラッキョウラッキョウ。
ピース。
今ラッキョウって言ったじゃないですか。
いいのいいの。
シェイシェイ。
うん!
(健彦)おっ。
どうだ?できましたできました…。
よしよし。
(健彦)何だこれ?これ誰ですかね?まあいいか。
ハハハ…!はい。
いきます。
はい。
チーズ。
あっ。
お父さん。
これ。
(健彦)不思議だな。
この間一緒に風呂入ってた子がもうよその男と結婚してんだもんな。
ああ。
お父さん。
実は…。
(健彦)実はな俺最近気付いたことがあるんだよ。
えっ?
(健彦)初めて結夏からあんたを紹介された日だ。
ああ。
はい。
(健彦)夜になってな納屋で一人で仕事してたら結夏が来たんだよ。
一升瓶持って。
で俺に言ったんだ。
(結夏)《お父さん。
ごめんね》
(健彦)《ああ?》
(結夏)《お父さん言ってたじゃん》《いつかお前と結婚する男が現れたら一発殴ってやるんだって》《でその後そいつと酒飲むのが夢だって》
(健彦)《うん》
(結夏)《あの人お酒飲めないし殴ろうにもねそういう感じの人じゃないし》
(健彦)《うん》
(結夏)《でもねあの人にはあの人なりのいいところがあんの》
(健彦)《どんなところだ?》
(結夏)《あの人は。
光生さんはあれなの》《他人の不幸を自分の不幸のように嘆き悲しみ他人の幸福を自分の幸福のように喜ぶことのできる人なの》
(健彦)《そうか。
うん。
そうか》
(健彦)最近分かった。
孫がビデオを見ててな。
ああ。
はい。
(健彦)あんとき結夏が言ったあんたの話あれな『映画ドラえもん』『のび太の結婚前夜』で言ってたやつの丸パクリだ。
しずかちゃんのパパがしずかちゃんに言ったやつそのまんまだ。
ハッ。
俺はだまされた。
すいません。
(健彦)いや。
あんたが謝ることない。
あんた結夏の言うとおりに…。
違うんです。
僕と結夏は。
あっ。
結夏さんは…。
(諒)あっ。
あっ。
ああ。
どうしよう?・
(戸の開く音)
(諒)大丈夫ですか?・
(健彦)あのバカたれが!富士宮には帰ってないそうです。
メールは来たけど居場所は教えようとしないって。
まだ奥さんに未練あるんですか?別に。
ただちょっと何か。
何か言い忘れてる気がして。
僕が知ってる範囲の友達には聞いてみたんですけど。
(矢萩)旦那さんが知らない友達を私が知ってるわけないでしょ。
えっ?
(矢萩)あっ。
いらっしゃいませ。
あっ。
(灯里)あっ。
どうも。
(矢萩)じゃあお預かりしますね。
(灯里)今日お休みなんです…。
この辺近づかない方がいいです。
今上原さんうちにいます。
(灯里)あっ。
へえー。
仲いいんですね。
(菜那)濱崎さん。
堀君です。
あっ。
濱崎です。
(菜那)例の濱崎さん。
(菜那)私あそこ辞めたんですよ。
結婚するんで。
ああ。
聞きました。
おめでとうございます。
(菜那)あっ。
ここどうぞ。
どうぞどうぞ。
あっ。
(菜那)ありがとう。
紹介してください。
えっと…。
紺野灯里です。
紺野さんですよね?旦那さんに浮気されたのって。
そうです。
(菜那)濱崎さんと大学のころ付き合ってて。
笹塚でしたっけ?同じアパートで同棲してて。
何飲みます?え…。
私濱崎さんの奥さんより紺野さんに嫉妬してたんですよ。
濱崎さんが本当に好きなのはあなただと思うから。
あれ?何ですか?何か私変な空気にしちゃいました?ねえ。
フフフ。
行こっか?
(菜那)じゃあ失礼します。
えっとまずこっちに座ります。
おしゃべりですね。
ハハッ。
何飲みましょう?あっ。
ごめんなさい。
私やっぱり店の支度があるんで戻りますね。
はい。
あのう。
あっ。
あの人のことは別にどうでもいいです。
もう終わったことなんで。
もう全然?濱崎さん。
こないだ励ましてくださったじゃないですか。
いや。
励ましたっていうか…。
くれました。
あれでわりと吹っ切れた感じがあるんです。
濱崎さんのおかげです。
そんなこと言われたの生まれて初めてです。
奥さんには言われなかったんですか?そういうのあったら離婚してないと思います。
もう全然?はい。
出ていきました。
そうですか。
(智世)420円。
ありがとうございました。
(亜以子)いってきます。
(智世)いってらっしゃい。
(継男)いってらっしゃい。
どこ行ったの?
(智世)教えてくれないの。
(亜以子)結夏さん。
ああー。
亜以子さん。
(亜以子)待った?待ってない待ってない。
(亜以子)そう?うん。
ねえ見て見て見て。
カワイイのいっぱいあんの。
これ後で買おうね。
(亜以子)うん。
(歓声)つぶせ!やっちまえ!やっちまいな!
(男性)いけ!いけ!
(一同)1・2…。
わあー!電話でも言いましたけど。
(亜以子)うん。
今稲田堤のお友達の家にお邪魔してて。
(レスラー)おい捕まえろ捕まえろ。
えっ!何?何で!?そこんち3歳の子がいるんですけどその子がもうかわいくて。
えっえっ!?ちっちゃくて…。
(歓声)
(健彦)何で。
何で離婚なんか?はい。
「はい」って何だ?何で離婚なんてなったんだと聞いてるんだ。
黙ってて。
こっちの問題だから。
「こっち」って?説明しても分かんないししょうがないでしょ。
もうしちゃったんだから。
どうせそのかっとなって何だ。
弾みでだろ?仲直りしてやり直せばいいんだ。
無理。
無理ってことはねえだろ。
無理なの。
絶対無理なの。
母さんは。
母さんは何て言ってんだ?うるさいな。
「うるさい」って何だ!お母さんには帰ってから説明しようと思ってたんだよ。
それをお父さん勝手にしゃべっちゃうからややこしいことになったんでしょ。
あのさ私もう30なんだよ。
もう子供じゃないんだからお父さんたちにあれこれ言われることじゃないし。
私は私の考えがあってしたことなの。
もういいかげん子離れっていうかさ…。
あのう。
黙ってて。
あのう。
いいから。
よくないから。
申し訳ありません。
僕の責任です。
結夏さんを責めないでください。
申し訳ありませんでした。
何でそういうこと言うかな?私が…。
富士宮帰る。
もう電車ないよ。
もういい。
もうお前らどっちの顔も見たくない。
見たくないっていったって私も家帰る…。
帰ってこなくてもいい。
帰ってきてもうちには入れん。
ハァー。
父がお世話になって。
いいえ。
それ私のじゃん。
えっ?うん。
『レ・ミゼラブル』よかったな。
見たの?昨日。
見てないんだ?見てないよ。
離婚してたから。
色々見逃してるよ。
見逃してるよねダイオウイカとか。
『レ・ミゼラブル』って…。
まだ『レ・ミゼラブル』の話するんだ?するんですか?もう帰りますけど。
帰りますけど。
急にいなくなって。
あれ。
ボール大きい。
ああ。
段ボール入らなかったから。
捨てといて。
捨てといてください。
えっ。
どうやって捨てるんですか?あれ。
この辺じゃ燃えるごみじゃないですか?あのままですか?駄目ですか?跳ねるでしょごみ捨て場で。
跳ねるかな?跳ねますよ。
回収の人跳ねて困りますよ。
跳ねたらこう入れるでしょ。
こうばいーんってなるかもしれないでしょ。
ばいーんってなったら…。
いや。
もうこう川とか越えていきますよ。
あれ威力ありますからね。
あれ。
あのやつは。
川は越えないと思いますけど。
いや。
こう。
こうなりますからね。
帰りますけど。
帰ります。
帰ろ。
あっ。
ゴム。
あっ。
うん?うん。
何ですか?幸せになってください。
幸せに。
はい。
分かりました。
ちょっと亜以子さんに挨拶して帰ります。
はい。
おやすみなさい。
おやすみなさい。
光生さん「幸せになってください」だって。
それって最大級の別れの言葉ですよね。
(亜以子)遅いから今日は泊まっていきなさい。
でも。
夫婦は別れたら終わりと思ったら大間違いよ。
婚姻届が結婚の始まりのように離婚届は離婚の始まりなの。
立ち直るには時間かかるわ。
はい。
(健彦)スカイツリー楽しかったな。
はい。
あっ。
これお弁当作ったんで新幹線で食べてください。
おう。
頂くよ。
すまんかったなあんな勝手な娘で。
違います。
原因は僕です。
僕が…。
(健彦)もういい。
言うな。
パンツ洗濯したら送るよ。

(呼び出し音)うわ!?えっ?ぼうっとなんかしてないですよ。
そうですか?ええ。
加湿器ですか?衝動買いしちゃって。
1万4,900円。
重いでしょ。
持ちましょうか?家の前まで。
ああ。
そこまでは重くないですか?そうですね。
ああ。
はい。
じゃあ。
じゃあ。
(倒れる音)
(男性)もう。
(女性)行くよ。
濱崎さん。
あっはい。
ご飯行きませんか?あっ。
はい。
ああ。
じゃあ。
待って。
これ置いてきます。
えっと。
15分…。
30分後でいいですか?あっはい。
じゃあ30分後ここで。
あっ。
たまには違うとこ行きませんか?そうですね。
恵比寿か渋谷か。
あの定食屋さんってまだあるのかな?うん?すいません。
待ちました?
(石原)次の方。
位置について。
用意。
バン!バン!バ!俺は打楽器!バン!バン!バ!俺は打楽器!バン!
(諒)フフッ。
(従業員)お待たせしました。
あっどうも。
ちょっと頼み過ぎたかな?大丈夫。
食べれます。
いただきます。
いただきます。
あっ。
これ食べますか?あっ。
じゃあこっちも。
はい。
このひじき懐かしい。
うん。
最近麺類ぐらいしか食べる気しなかったんで。
私もです。
こっちの商店街もだいぶ変わりましたよね。
もうあのアパートもないんじゃないですか?あっでも1年半ぐらい前まではありましたよ。
あっ。
言ってましたね。
見に行ってみましょうか?覚えてます?場所とか。
(智世)今日もばあちゃんとこ泊まってくんでしょ?離婚したのに元旦那の実家に居座るなんて。
(智世)大丈夫。
うちはみんな結夏さんの味方だし何だったら光生の方と縁切るから。
ハハハ。
じゃあ歯ブラシ買ってきます。
(智世)うん。
いってらっしゃい。
うん?お金無いの?うん。
あっ。
ターバン巻いてた人が住んでた家だ。
それよく言ってたけど絶対嘘でしょ。
ターバンの中にインコ飼ってたとか。
いやホントですよ。
鳴いてたし。
絶対嘘。
あっ。
ああ。
ここですね。
あっ。
取り壊されるみたい。
ですね。
203号室でしたっけ?203号室です。
あっ。
2人ですよ。
同棲だったのかも。
伝統だ。
ひどいこと言ってしまって。
その話はもういいです。
本当はちゃんと楽しいこともありました。
ホントですか?クリスマスバーレル2つ買っちゃったこととか。
えっ?ホントに覚えてます?最近思い出した。
最近?ほら。
何か気ぃ張ってるの消えちゃったし弱ってると色々思い出すじゃないですか。
弱ってるんですか?今日青森帰る切符買おうかなって思ったんです。
えっ?でも駄目駄目って思って。
で加湿器にしたんです。
1万4,900円も出して。
ああ。
僕も加湿器買おうかな?濱崎さんも弱ってるんですか?あっ。
でもまねになっちゃいますね。
家電は家電でも何か違うやつで…。
パン焼き器とかにしたら?パン焼き器ってあれ夜中にこねるんですけどうるさくて一度ケンカして…。
加湿器でいいんじゃない?ああ。
加湿器にします。
うん。
(落ちる音)
(割れる音)ああ!?あっ。
掛けない方がいいよ。
ガラス危ない。
ああ。
ああー。
あっ。
うん?光生君だ。
えっ?ああ。
眼鏡しない方がいいよ。
そう?ない方が好きだけど。
そう?うん。
好き。
ハハッ。
眼鏡ぐらいじゃ変わんないでしょ。
変わるよ。
光生君奇麗な顔してるし。
黙ってればカッコイイのにさ自分で気付いてないしさ。
基本自分のいいところに気付いてないよね。
まっそこがいいとこだけど。
えっ?何言ってんの?灯里だってさ黙ってればおとなしく見えんのに。
何?きついって言いたいの?きつくないと思ってんの?ひどい。
痛っ。
あっ。
見えない。

(崩れる音)・ああー。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
すいません。
ああーそんなとこまで。
ごめんなさい。
あっ。
たいがい友達んとこ行ってゲームしたりさ。
都会育ちだもんね。
光生君。
灯里んとこなかった?うーん。
あったけどでもゲームしなかったよ。
じゃあ何して遊んでたのさ?XJAPANごっことかかな?YOSHIKIごっこっていうか。
何それ?バケツ集めてくるの。
学校中の。
でそれを逆さに並べて重ねたりもするのね。
で木の棒2本持ってがーってたたきまくって盛り上がってきたらそれをばんばんってひっくり返すの。
蹴ったり投げたりして破壊してくの。
ハハハ。
いや。
それやってたの灯里だけでしょ。
あっすいません。
(従業員)はい。
同じの?うん。
これ同じの2つ。
(従業員)ありがとうございます。
はい。
ありがと。
まあ言っても基本接客業だからさ笑顔とかも大事だしさ。
うん。
光生君も仕事大変でしょ?俺は別に。
絶対大変でしょ。
営業って。
うん。
まあ。
すごく偉いと思う。
えっ?だってこう言ったらあれだけどあんまりそういうの向いてないじゃない。
ハハハ。
まあね。
仕事だからって一生懸命相手に合わせてるんでしょ。
無理してんの分かるしすごく頑張ってると思うよ。
お疲れさま。
ああ。
すいません。
男の人はネイルなんて見てないでしょ?見てなくはないよ。
こういうのは?どんな?感想とか難しいよね。
気付かないっていうのが一番駄目なんだよ。
似合ってるねとかでいいんだよ。
じゃあ似合ってる。
「じゃあ」は駄目。
興味ないし。
えっ?こんな説明させといて。
ぶっ殺すよ。
怖っ。
えっ?トイレ行ってくる。
うん。
あれさいい曲だよね。
JUDYANDMARYの『クラシック』もう気にしてないって。
いや。
そうじゃなくてあれから結構聴いてるんだよね。
ホントに?だいたい聴いたよ。
『クラシック』以外も?うん。
『クラシック』以外でも結構好きな曲あるよ。
『クラシック』は不動の1位だけど2位は…。
あっ!当てていい?当てるほど詳しいの?っていうか俺もいいなって思うのがあって。
後の方だよね?ヒントは出さないよ。
『イロトリドリノセカイ』?違った?そう。
やだな。
当てられるの。
何で?嫌だよ。
そういうの。
お手洗いどこだった?ああ。
あの奥。
スリッパあそこ。
うん。
(猫の鳴き声)真面目だからうまくいかないんだよ。
うーん。
そうかな?うん。
うまくいってる人っていうのはねだいたい不真面目。
うちの元カレみたいにさ。
ハハッ。
まあ私も現実見ない方だから壊れちゃったけどね。
俺は一人が好きだからさ。
そういうのがよくないんだよね。
一人が好きじゃない男なんて気持ち悪いよ。
そうかな?そういうこと言うの灯里だけだよ。
そうかな?意外にさ乙女じゃん。
えっ?絶対そうだよ。
夢見がちっていうの?まあうん。
あるけど。
何かこの子守ってあげなきゃなって思われがちなんじゃないのかな?思われないよ。
私すごいめんどくさいもん。
灯里めんどくさくないよ。
それは隠してるだけ。
それは今でもしょっちゅう。
自分の女っぽいとことかめんどくさいし悩みだよ。
やけになったりすることあるし。
何か全部壊したくなるっていうか。
ハハッ。
バケツみたいに?次生まれ変わったら絶対男の子がいいなって。
そうなんだ。
髪とかも切ったり伸ばしたり。
前髪とかもない方がいいかなとかしょっちゅう。
似合ってるよ。
そう?うん。
光生君どうしてんの?俺は普通に近くで。
もうちょっとここさ流したりすればいいのに。
美容室苦手なんだよ。
切ってあげよっか?今度。
切れんの?私自分で切ってるよ。
そうなんだ。
ふーん。
変じゃないでしょ?うん。
ちょっと変かな?やめてよ。
ホント切ってあげるよ。
うん。
輪郭とかもいいしさもっと何かこう。
こうしたり後ろの方とか…。
うん。
うん?うん。
うん。
また誰かとって思う?分かんない。
何年後かな?うん。
どう?また同じことになんのかなとか思うし。
うーん。
何年後とかかな?うん。
うん。
でもすごくさみしい。
一人なんだなって思う。
一人で死ぬのかなとかまで思う。
誰でもいいからここにいてって思う。
変な話だけどさ誰とでも寝る女の人っているじゃない?いるの。
私何か。
何かの弾みでそういう人になっちゃうんじゃないかなって思うときある。
街に出てたまたま出会った人に自分から声掛けて誰でもいいから抱かれたいって何かそういう。
そういう人間になっちゃうんじゃないかって。
誰でもいい。
誰でもいいからって。
駄目だよ。
誰でもいいなんてそんなの。
じゃあ光生君がいい。
さみしいからってそういうこと。
そうだよ。
いいじゃん。
1回寝てみよ。
取りあえず寝てみよ。
2014/02/04(火) 14:58〜15:53
関西テレビ1
最高の離婚 #08[再][字]【イマドキ男女の結婚と離婚のラヴ&ホーム・コメディドラマ】

「街に出て、たまたま出会った人に自分から声かけて、誰でもいいから抱かれたいって、そういう人になっちゃうんじゃないかって…いいじゃない、一回寝てみよ?」

詳細情報
番組内容
 光生(瑛太)の前から結夏(尾野真千子)が姿を消した。帰宅した光生は、結夏の荷物がなくなっていることに気づき、動揺する。そこに諒(綾野剛)が訪ねてきた。しばらく泊めてほしいのだという。光生は、困惑しながらも、諒を追い返すことはできなかった。あくる日、仕事を終えた光生が帰宅すると、諒が夕食の準備をしていた。するとそこに、結夏の父・健彦(ガッツ石松)が訪ねてくる。健彦は、葬儀のために上京し、その帰りに
番組内容2
立ち寄ったのだ。光生が結夏のことを言い出せないでいると、健彦は夫婦ゲンカで家出したのだろうと勝手に思い込む。
 翌日、光生は、健彦に頼まれてスカイツリー観光に出掛ける。その帰り道、これ以上隠し続けることが辛くなった光生は、結夏と離婚したことを正直に打ち明ける。別の日、クリーニング店に灯里(真木よう子)がやってくる。光生は、家に諒がいることを伝え、彼女を祖母・亜以子(八千草薫)の店『金魚カフェ』に
番組内容3
誘った。そこで灯里は、光生に励まされたおかげで諒のことはふっきれた、と伝える。灯里が帰った後、光生が会計をしていると、亜以子が出掛けて行った。が、亜以子は、姉・智世(市川実和子)たちにも行き先を教えていないのだという。不審に思った光生は、亜以子の後を追った。すると亜以子は、プロレスの興行が行われる会場で結夏と待ち合わせをしており…。
出演者
瑛太 
尾野真千子(Wヒロイン) 
真木よう子(Wヒロイン) 
綾野剛 

市川実和子 
松尾諭 
芹那 
宮地雅子 
ガッツ石松
 ・ 
八千草薫
原作・脚本
【脚本】
坂元裕二
監督・演出
【プロデュース】
清水一幸 
浅野澄美(FCC) 
若松央樹 

【演出】
宮本理江子 
並木道子 
加藤裕将
音楽
瀬川英史 

【主題歌】
桑田佳祐「Yin Yang(イヤン)」(タイシタレーベル/ビクター)
制作
フジテレビドラマ制作センター

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
ドラマ – その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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