あの日 わたしは〜証言記録 東日本大震災〜「宮城県松島町 伊藤章さん」 2014.03.06

宮城県松島町。
島々を巡る観光遊覧船です。
観光船組合の理事長を務めていた…遊覧船を島陰に避難させますが津波はその島を越えて襲ってきました。
あの日港にある事務所にいた伊藤さんは大きな揺れに襲われます。
大津波警報が出た事を知り高台への避難が頭をよぎりました。
しかし父親から受け継いだ遊覧船を守りたいと考えた伊藤さんは船を沖に出すべきかどうか迷いました。
決心して船を出したのは午後4時。
沖からの津波を避けようと島陰に船を停泊させます。
いかりと船を結び付けた時津波が襲います。
船にしがみつきながら陸地を見た伊藤さん。
町の様子に目を疑います。
第1波を乗り切った伊藤さんは引き波に備えかじを握ります。
その時更に船に迫る第2波を目にします。
船は大きく傾き転覆しかけましたがいかりの重みでこらえます。
最初の津波から4時間余り。
何回も押し寄せる津波を乗り越え危機を切り抜けました。
翌朝伊藤さんは泥にまみれた町を歩きながら自分に何ができるかを考えていました。
復興の旗振り役を買って出た伊藤さん。
町を挙げて急ピッチで作業が進められました。
そして震災発生から1か月半後。
再開後初めての乗客は30人。
伊藤さんは第一歩を踏み出せた喜びをかみしめていました。
そして今松島は震災前のにぎわいを取り戻しつつあります。
2014/03/06(木) 10:50〜10:55
NHK総合1・神戸
あの日 わたしは〜証言記録 東日本大震災〜「宮城県松島町 伊藤章さん」[字]

松島町の観光船組合の理事長、伊藤さんは沖合いの島影に船を避難させた。押し寄せる津波を乗り越え、危機を切り抜けた。震災から1か月半後、遊覧船の運航を再開させた。

詳細情報
番組内容
東日本大震災に遭遇した方々の「あの日」の証言。宮城県松島町の観光船組合の理事長を務める伊藤さん。沖からの津波を避けようと、遊覧船を島陰に停泊させた。しかし、津波はその島を越えて船を襲った。最初の津波から4時間あまり、何回も押し寄せる津波を乗り越え、危機を切り抜けた。震災から1か月半後、遊覧船の運航を再開させた。

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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