(田崎婦警)ここのお弁当食べたら他は食べられないから。
(野田刑事)お店よく知ってますね。
そりゃあ食べるの好きだもん!野田くんは?今何が楽しいの?仕事です。
いいわねぇ…迷わずスッとそう言えちゃうなんて。
私もねそういう時期があったのになあ…。
えっ今は違うんですか?うーん…ちょっと微妙なとこね。
あ先に行っててもらえますか?
(田崎)なんで?整髪料が切れちゃって…。
(田崎)つきあってあげるわよ。
えーと整髪料は…。
あっあっちだ。
あのすみません。
これどっちが…。
何か…?いえ…。
また今度にします!野田くん…。
(里見刑事)逃げた?店員さんの顔を見るなり逃げだしちゃったの。
どんな感じの店員さんだったんです?ちょっとおとなしそうな普通の人よ。
野田くんよりちょっと年上かな…。
ねえ野田くん?怒った…。
(安浦刑事)どうしたんだ野田?別に…。
(今井刑事)何かあったのか?
(野田)別に…。
(川辺課長)昔好きだった人に会った…。
(課長)そんなことはないか…。
ないない!野田後でゆっくり話聞いたるわ。
やるなお前…。
(片桐由美)憧れの人…?野田くんが交番勤務してたときに毎日制服姿の彼女が通りかかったんだって。
その人が…?どこかのOLだったらしいんだ。
そうそう婦警じゃないのよ。
だけど野田くんてあの性格でしょ。
声もかけられないでうちの署に配属になっちゃったのよ。
それが3年のち〜歌が古いねぇ…。
バッタリ会っちゃったのよ!もうこんなになっちゃってさ…。
赤い糸はちゃんと繋がってたんだ…。
ほんとねえ…。
私の赤い糸はどこにいったんでしょう?モテモテの晴ちゃんがそんなこと…。
しらじらしいの!アイタッ!でも…野田くん心配だなあ…。
今ね彼女にいよいよ告白をしようって行ってるのよ。
里見さんがついてるんだけどね…。
里見さんじゃ心配だなあ…。
私が連れていった方がよかった…。
いやいや君が行ったら相手が怖がるさ。
どういう意味ですか!?…今日はやめておきます。
なに言うてんねん…。
ちょっと来い!ここまで来てなに言うてんねん!
(野田)なんて言えば…。
「前から好きでした。
携帯の番号教えてください」それはちょっと…。
(里見)なんやねん?変な奴と思われたら…。
(里見)ぜいたくやなあ!自分の気持ちをぶつけてこい!野田がんばれよ!なんやもう番号聞いたんか?いえ帰ったそうです。
(里見)いつ?たった今…。
えっ!?お前なにボケッとしてんねん!早く追跡!…よし!あの…。
大丈夫ですか?
(野田)大丈夫です!おい野田!どうした?「練馬500せ86−72」お願いします!おい!すみません。
(田崎)野田くんは?今病院で手当て受けてます。
(田崎)あんたがいて何やってたの!彼女と一緒だったのか?臼井かおりさんという方です。
よかったねケガしなくて怖かったでしょう。
はい…。
これが男が持ってた金属バットです。
こちらの方が見てましてここに停めてあった車からいきなり殴りかかったそうです。
いきなり殴りかかった?通り魔じゃなければ2人のうちのどちらかを狙ったってこと?何か襲われるような心当たりはありませんか?いいえ…。
誰かにつけ回されてたってことはない?あの…もういいでしょうか?ちょっと気分が悪くて…。
じゃあ住所を聞いてお送りしてくれ。
(携帯電話)はい安浦…。
おう野田。
…見失った?まあしょうがないな。
でケガの方はどうだ?…そりゃよかったな。
じゃあ後で連絡する。
彼女に心当たりがないってことは野田くんを狙ったんでしょうか…。
(横溝署長)野田が襲われた?
(課長)はい…。
ケガはなかったのか?左の鎖骨に少しヒビが入ったそうです。
…野田にしては不覚だな。
署長…実はですね野田の奴女性と一緒だったそうなんです。
しかもですね交番勤務時代に憧れていた女性だったんです。
ほう…。
私の監督不行き届き…申し訳ありませんでした。
なにも謝ることはないさ。
勤務中じゃないし恋愛は自由だよ。
しかしですね我々の仕事はどこでどう恨みをかうかわかりません。
野田の奴はその女性を追いかけて声をかけたんです。
もう少しでその女性が巻き添えになるところでした。
…なるほど。
それで野田に心当たりはあるのか?それはまだわかりませんが…。
そこでご相談なんですが…。
ん…?野田をヘタに動かして市民が巻き添えになると困ります。
捜査から外して頭を冷やさせた方がいいんじゃないでしょうか?…で安さんはなんて言ってるんだ?安さんがなんと言おうと指揮をとっているのはこの私です!かっこいいねえ…。
わかったその件は任せる。
安さん車の持ち主はわかったか?はい。
しかし盗難車のようなんです。
そうか。
金属バットの指紋照合は?前科のある者ではないようですね。
バットの入手先を調べるしかないか…。
そうですな。
課長野田のことなんですが…。
それは署長も了解済みだ。
は…?
(田崎)野田くんが関係した事件の資料です。
・おはようございます。
野田…。
あんた…もう包帯取っちゃって…骨大丈夫なの?大丈夫です。
自分のせいですみません…。
まったくだよ!もし彼女がケガをしていたらどうなってると思う!?君は当分の間謹慎!会議室でこの調書を全部調べなさい!これ…!?
(課長)そう!お前が関わった事件全部だ!その前に野田にやらせることがあるんです。
臼井かおりさんの住所だ。
声をかけたわけを言って謝ってこい。
今のままじゃ臼井さんもわけがわからんだろう。
おい安さんなんだ…?そうですよ。
山手中央署の刑事は女性なら誰にでも声をかけるのかって思われちゃいますよ。
じゃあ行ってきます!
(課長)おい!安さん!男がまた襲ってきたら…。
そのためにも1人にしない方がいいでしょう。
(高木刑事)課長交通課に行ってきました。
(今井)ミニパトの婦警が確認してます。
(課長)何を?逃げた男の車です。
犯行時刻の1時間前から停めてあったそうです。
待ち伏せしてたってこと?ということは狙いは野田やなかったってことやないですか?おい安さん…。
犯人の狙いは臼井かおりさんだったんですよ。
そういえば毎日お昼休みにあの交番の前を通ってました。
でもそんなにイヤな女に見えました?えっ…?だってお店で私の顔を見たとき…。
あ…いや…。
いいんです。
確かに私変わってましたから。
お昼休みだっていうのにいつも1人でボーッと歩いてて…。
でも別にみんなに仲間外れにされてたわけじゃないんですよ。
ただみんなと一緒にいるのがちょっと苦手で…。
あ…それより肩…大丈夫ですか?あ…もうぜんぜん…。
ごめんなさい私のせいで…。
いえ全部自分の責任です。
犯人は自分を狙ったんです。
自分が声をかけたせいでかおりさんまで…。
あの…昨日は逃げたんじゃなくて…。
ごめんなさい仕事に行かなきゃ…。
肩お大事に。
(店長)トラブルですか?
(田崎)お客さんとモメてたとか…。
なかったと思います。
(里見)男につきまとわれたとか?すみません彼女のことよく知らないんですよ。
ここに来てまだ日が浅いし飲みに誘っても乗ってこないんでね。
以前はどこかのOLをやってらっしゃったんですよね?曙建設の総務にいたそうですよ。
曙建設…半年前に倒産した?はい。
10年勤めたのに退職金も出なかったって言ってましたよ。
曙建設でも同僚とのつきあいはまったくなかったそうです。
それにかなりの節約家だったそうです。
昼も弁当で自販機のコーヒーも買わなかったそうです。
家に仕送りでもしてたんでしょうか…?昼休みによく銀行の袋を抱えてきたそうです。
預金するともらえるティッシュとかラップとか…。
そんなに金貯めてたんですか…。
(課長)男だな…。
いやそういう噂は…。
(課長)人に言えない相手だよ。
不倫ですか?
(田崎)それがなんで貯金するの?一緒になるなら相手の奥さんに慰謝料だって必要だろ。
男が払うもんでしょ。
(課長)男に甲斐性がなきゃ。
そんな男を好きになりますかね?頼りないのがいいっていう女もいるの!じゃあそうすると金属バットの男は…?相手の奥さんが雇ったとも考えられる。
安さん彼女を1人にしない方がいいっていうのはだいたいこういうことだろ?いやあその辺のことはわかりませんねえ…。
頼りないなあ…。
高木今井!臼井かおりに張り付け。
必ず不倫相手に会うはずだ!
(高木)わかりました。
何かあったんですか?別に…。
それより野田くんちゃんと謝ってきた?ああ…はい…。
いろいろすみませんでした。
あの男は絶対自分が突き止めます!安さんどうするんだ?今さら臼井かおりが狙われてるなんて言えませんよね…。
(ノックする音)おう…。
彼女どうだった?思ってた通りの人でした。
そうか…。
で自分の気持ちは伝えたのか?いいえ…。
ちょうどバスが来て…。
でも言います。
今度のことが解決したらちゃんと話します。
安浦さん…?いやそれだけ聞きたかったんだ。
野田ガンバレ!こちらになります。
こちらの商品ですね。
どうですか?変わりないな…。
お疲れさまでした。
あれ…?どこへ行くんやろ…。
バス停の方向と違いますね…。
5階ですね。
(田崎)「アイワ企画」…。
あっ下りてきた。
ここからねこう見てたんですよ。
この辺りを…。
別に変わったもんなんてないですよね。
いったい何を見てたんでしょうね…?うーん…。
その「アイワ企画」ってのは何なんだい?わっ!鍵がかかってて電話も何も通じないんですよ。
どうも。
(富田)お待たせしました。
突然いなくなっちゃいましてね…。
いいかげんなもんですね。
(小林)東池袋署の者ですがこの会社の方ですか?いえ山手中央署の高木です。
(小林)こりゃどうも。
あちらは今井です。
実はうちの刑事が暴漢に襲われましてね。
(横内)まさかアイワ企画の人間に?そうじゃないんですがね。
お宅たちはなんで?この会社に騙されたっていう被害がたくさん出てまして…。
この男です。
サギ?
(高木)被害者の大半が学生で街を歩いているときに声をかけられたそうです。
〔別にね怪しいもんじゃないから〕〔僕はこういう者です〕それで事務所に連れていってこう言うそうです。
〔うちは広告代理店でね消費者金融のイメージアップの企画を任されてるんですよ〕〔つまり君にモニターになってもらって実際に金を借りてもらう〕
(学生)〔それはちょっと…〕〔借りたお金はこっちでちゃんと返すから〕〔いかに安心かということをレポートしてくれるだけでいい〕〔それで借りた金の20パーセントは君のものになる…〕そんなうまい話…。
(高木)乗っちゃうんですよ。
その足で消費者金融に金を借りてその男に渡しバイト料をもらう…。
(課長)でどうなるんだ?
(今井)1か月後督促状が舞い込んできてやっと気づくわけです。
(高木)アイワ企画に行くともぬけのから…。
(今井)わかっているだけでも十数件の被害が出てます。
ありました。
(里見)臼井さんもこの男の被害におうたんやないですか?それでアイワ企画に確かめに行った…。
臼井さんがそんな話に引っかかるとは思えんが…。
臼井さんが被害者ならなんで男に襲われなきゃならないの?確かにそうだ…。
おい里見…野田を呼んできてくれ。
安浦さん臼井さんのこと言うんですか?いつまでも調書を調べさせとくわけにはいかんだろう。
狙われたのはかおりさんなんですか!?それだけじゃないんだ。
臼井かおりさんはサギの疑いのあるアイワ企画とも関係があるんだ…。
野田…捜査に加わるか?それとも…。
やらせてください!かおりさんはきっとその会社の被害者で…。
もしそうじゃなかったら…お前ガッカリすることになるぞ。
大丈夫です!…よし。
じゃあかおりさんから絶対に目を離すなよ。
金属バットの男はな何かの理由でかおりさんを恨んでる…。
その男の正体がわからない以上かおりさんの身を守るにはそれしかないんだ。
はい…わかりました!里見頼む。
課長アイワ企画の高野の件ですが我々も協力させてもらえるよう東池袋署に頼んでもらえませんか?奴らまたどこかでサギを働いてるはずです。
これ以上被害者を増やすわけにはいかんな…。
署長に相談してくる。
私はちょっと…。
安さんどこ行くの?彼女が覗いてたものが気になりましてね。
安さん…。
マンションか…。
はぁ…豪華ですなぁ…。
娘さんのご新居ですか?ええまあ…。
でしたらもう少し広い2LDKタイプがよろしいですよね。
こちらは最上階の2LDKタイプでして夜景のすばらしさは…。
これはまた格安ですな。
1千5百万円。
いえ…。
えっ…?チュウチュウタコ…。
…1億5千万円!?もっとお安いのもございます。
いやあ…これは私たちには高嶺の花ですな。
とんでもございません。
現にこの1LDKですと独身の若い女性にもどんどんご契約いただいて…。
若い女性…?ええ。
しっかり自分の城を持ちたいという方が増えてまして。
ほう…。
安浦さんのカンドンピシャリ!臼井かおり7か月前にそこのマンション購入してました。
これが契約書のコピーです。
10階の1LDK…。
4250万ですよ。
えっ…4000万!?頭金の900万円はキャッシュ。
残りは月々9万円とボーナス時の35万円の30年ローン。
驚いたね30前の女性が…。
(高木)思いきったことしますね。
男は楽ですね。
女性がマンション買っといてくれれば。
こういうマンションを買う女性に結婚願望はないそうだ。
そう!ヘタな男と結婚するよりバリバリ仕事をする…。
しかしさ彼女がマンションを買ったことと男に襲われたこととどう結びつくんだい?問題はですねローンをどう払っていくかですよ。
んっ?曙建設にいた頃はともかく今の店員の仕事じゃ月々9万円の支払いはきついと思うんですよ。
何か他にバイトでもしないかぎりは…。
それがアイワ企画…。
じゃあやっぱり被害者か?いえその逆ですね…。
腹減ったやろ?
(野田)ありがとうございます…。
野田気楽にやれ気楽に。
安浦さんかてほんとはやな…。
わかってます。
でも…最後までやります!
(携帯電話)はい里見ですが…。
…そうですかわかりました。
何かわかったんですか?かおりさんを襲った男なアイワ企画に騙された被害者かもしれん。
・
(電話のベル)もしもし…?
(男)「なんで警察に言わねえんだよ?」
(男)「あんたの恋人殴ったのは俺だって…」
(男)「…言えないかそうだよなあ…」
(男)「あんたあのサギ会社の仲間だもんな…」違います!私は何も…。
(男)「あんたが事務所に連れてったんだろうが!」
(男)「出てこいよ」
(かおり)えっ…。
(男)「話し合おうよ」
(かおり)でも…。
(男)「来ないならこれからお前の店に怒鳴り込むぞ!」
(北村)やっぱり騙したってこと認めるんだ…。
ここに来たのが証拠だろ!?50万今すぐ返せよ!返せよ!離して!今度は金属バットじゃすまねえぞ!!やめろー!!野田さん…。
あんたあんときの…。
(野田)自分のしたことを認めたな。
野田やめろ!傷害容疑と脅迫だ逮捕するぞ。
連行しろ。
事務所行ったら誰もいなくなってて。
街で偶然彼女を見かけたんで金返してくれって言ったら何にも知らないって逃げて…。
それで後をつけて働いてる店を突き止めたんか?彼女を脅すより高野を訴えるべきだろう?そんなことしても金は戻んないよ。
彼女が俺に声かけなきゃ…。
彼女は事務所までは連れていったが仕事の内容まで知らなかったんだ。
そんなこと言われたって…。
だいたい楽して金稼ごうとするからこういうことになるんだ。
騙された方が悪いんですか?あのね僕は被害者なんですよ!50万も借金させられてさあ!まあ気の毒だとは思うけどね世の中そんな甘くはないんだよ。
お金稼ごうと思ったら額に汗して一生懸命だな…。
そういうお説教やめてもらえますか?それと親呼んでください。
金持ってくれば保釈してもらえるんでしょう?あのなあ!君の親御さんはどうか知らんがね俺が君の親なら当分このまま警察から出してほしくないね。
(ノックする音)野田…。
…結婚には夢を持てませんでした。
どうして?父と母…私が産まれてすぐ離婚して…。
母はそれからずっと苦労しました…。
でもだからって…。
どんなに愛し合ったって人の心は変わります。
一生変わらないなんてありえないんです…。
結婚よりもっと安心できるものが欲しかったんです。
それがマンションだったの?マンションなら自分が頑張れば手に入る…。
ずっと私のものになるんです。
だからひたすら貯金しました。
そしてやっとあのマンションに出会ったんです。
この部屋なら私を裏切らない…。
その場で契約しました。
それから日曜日ごとにマンションを見にいくようになりました。
恋人に会いにいくような気持ちでした…。
(田崎)でも会社が倒産して今のお店になってから返済が無理になったのね?どうしても手放したくなくて…。
〔ねえ…〕〔こんな仕事向いてないと思うんだけど〕声をかけてきたのがアイワ企画の高野だったのね?どういう仕事をしろって言われたの?「市場調査に協力してくれる学生を探している」「街で声をかけて事務所まで連れてきてほしい」って…。
その1人が北村だったんですね?まさかそんな会社だなんて…。
普通だったら気がつくはずですよ。
しかしあなたはローンのことで頭がいっぱいで…。
バカでした…。
ほんとうにどうかしてたんです。
ご迷惑かけて…すみませんでした。
高野のことで何かおかしいと思ったことはありませんか?何でもいいの。
手がかりになるかもしれないから。
…不動産屋に電話してたの聞いたことがあります。
高田馬場のビルに空き室ないかって…。
新しい事務所かもしれませんね。
探してみます!高木さんいました。
すぐ前方です。
高野昇だな?
(高野)そうですけど…。
俺が何したっていうんだよ!?おいふざけるな!
(ノックする音)高野の身柄を拘束しました。
(かおり)捕まったんですか!?あなたのおかげですよ。
(かおり)私の…?野田が頑張ったんです。
あなたの無実を証明するために。
そりゃあマンションも素敵だけど…命をかけてあなたを守ってくれるかしら?それからね野田…あいつ明日非番なんですよ。
よかったらお茶でもつきあってやってください。
どこか…行きたいとこありますか?野田さん考えて。
あぁ…。
とりあえず歩きましょう。
(野田)はい…。
(かおり・野田)あの…。
どうぞ。
野田さんのおかげで私…決心つきました。
田舎に帰ろうと思って…。
あの…。
田舎に…初恋の人がいるんです…。
その人の気持ち…信じてみようと思って…。
握手…お別れの…。
ありがとう。
野田さんに会えなかったらこんな気持ちにならなかった…。
だから野田さんも素敵な人見つけてくださいね。
かおりさんから預かってきました。
(課長)何を?50万です。
北村さんに返してくれって…。
マンション解約したそうです。
それよりもさどうなったの彼女とは?ダメでした。
かおりさん田舎に帰るそうです。
お前それでええんか?
(野田)はい。
おい野田一杯いくぞ!・
(電話のベル)はい刑事課です…。
…はいわかりました!安浦さん傷害事件です。
よし行くぞ!高木配車頼む。
(高木)はい!そう…赤い糸は繋がらなかったの…。
うん残念ながらね…。
だけど野田も気持ちを切り替えて頑張ってるからそのうちきっといいことあるさ。
そうよね。
あんなにまっすぐで優しいんですもの。
昔の俺みたいにね…。
いや…。
俺はそんなに優しくなかったか。
ヘソ曲がりで強情でさ…。
だから出世できないんだよ。
でもそこに弱いのよね…。
えっ…?私もヘソ曲がりなのかしら…。
(安浦ユカ)おかえりなさい!ねえお父さんちょっとこれ見て。
なんだ?海の見える6階だって!いいでしょう?これどうしたんだ?
(ユカ)お姉ちゃんがね…。
(安浦エリ)おかえりなさい。
エリお前これ買うのか?
(エリ)え?まだ結婚諦めなくてもいよいよとなったらお父さんがいい相手探してやるから…。
何言ってんの。
このパンフレットお父さんのために持ってきたのよ。
ねえ?
(エリ)そうよ。
私たちがお嫁にいっちゃってこの家に1人じゃ大変でしょ?マンションなら戸締まりも簡単で階段もないから老後には最適よ。
老後…!?この2LDKなんてどう?旦那さんとケンカしたとき泊まれるし。
私とカチ合うこともあるからもう1部屋ね。
2014/03/06(木) 09:55〜10:53
ABCテレビ1
はぐれ刑事純情派14[再][字]
「襲われた刑事!高級マンションを買う女」
詳細情報
◇出演者
藤田まこと、梅宮辰夫、眞野あずさ ほか
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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