ダブルス〜二人の刑事 2014.02.04

(鑑識)あとこっちからの角度もちょっと寄りでお願いします。
(日下涼子)ご苦労さまです。
(宮田亜紀)ご苦労さまです。
(涼子)奥ですか?
(警官)はいどうぞ。
(岡部敦史)刃物で複数箇所を刺されてる。
恐らく出血多量による失血死。
ええ…犬の散歩で通りかかったら人が倒れてて…。
(吠える声)あっチーちゃん!あ私が。
110番されたのは遺体を発見してすぐですね。
あっ!ええもうびっくりして…。
その時他に人はいませんでしたか?
(女性)はい。
(涼子)殺されたのは大塚雄二35歳。
新宿区早稲田在住で職業は雑誌の記者。
午前5時頃通りかかった近くの住人が遺体を見つけて警察に通報。
殺害に使用された凶器はまだ見つかってないです。
(矢島謙吾)被害者の財布は盗まれていない。
物盗りじゃないんだな。
(山下俊介)被害者の交友関係はどうなのかな。
恨みを買ってたとか。
(笠井昇)よし分担を決めよう。
(笠井)日下と村井は被害者の交友関係。
(2人)はい。
(笠井)矢島と牧野は通り魔の線あたってくれ。
(2人)はい。
(笠井)山下と田代は目撃者の洗い直し。
(2人)はい。
あの…。
ごめんなさい私は?
(笠井)「私」はねここで連絡係。
(笠井)その足じゃ外出られないだろ。
はい…。
殺人か…ここへ来て初めてだな。
ああ。
あっ…。
どうして殺しのヤマがうちに回ってきたんですか?1係は不動産王殺害事件で手一杯なんだそうだ。
(坂田三枝子)はいじゃあその件は改めてはいどうも。
さあみんな行くよ!
(一同)はい!
(矢島)殺された男資産規模1000億だってさ。
(村井)万札で並べると何メートルぐらいですかね。
それ並べてなんの意味があるんだよ。
警察官の生涯賃金が2億5000万だとしたら約400人分だな。
それになんの意味があるんだよ。
これ全部防犯カメラか?ああ。
どこかにホシが映っててもおかしくないな。
(警備員)うちのカメラはねそこの2つ。
あそこなんですよ。
ここから現場までどれくらい?えーっと…。
大体800メートル。
なるほど。
21と。
この映像をお借り出来ますか?どうぞ。
すいません。
おいっ!次西新宿の方行くぞ。
はい。
(涼子)大塚さんは取材をして記事を書く仕事をしてたんですよね?
(武田)そうです。
いやあ人柄も悪くなかったし恨まれるような人間じゃないと思いますよ。
なんでまたこんな事に。
資料持ってきました。
ああサンキュ。
これが大塚が最近手掛けた記事です。
(武田)あとここには取材した資料一式が入ってます。
ありがとうございます。
(涼子)あこれ。
1係がやってた不動産王。
(村井)この人も取材してたんですね。
ねえ。
(武田)ちょっと失礼。
(涼子)うーん。
なまじお金持つから殺されちゃったのかなあ。

(谷川)社長を殺した犯人を一刻も早く逮捕して頂けるよう社員一同願っております。
鋭意努力中です。
(田崎学)しかし目撃者もなく手掛かりがない状態でして。
社長代行の私とこちらの瀬川専務の二人三脚で会社の運営に支障はありませんが社長の存在は大きかったですから。
ところでこちらはマンションの販売もなさってるそうで。
実は私マンションの購入を考えておりまして。
(瀬川)うちで扱ってる物件は安いもので2億くらいからございます。
資料を持ってこさせましょうか?にに…。
いや結構でございます。
アハハ…。
瀬川専務はあさってから韓国に長期出張なんです。
それまでに何か進展がある事を期待したいですな。
(咳払い)鋭意努力中でございます。
あのーチェックって何したらいいんですか?その映像の中に犯人か目撃者かもしれない人間が映ってないかどうかだ。
とりあえず10時から11時までに絞り込めばいいだろ。
これくらいなら今日中に出来そうです。
何言ってんだよそれほんの一部だぞ。
へ?どんどん持ってくるからさっさとやらないと追いつかないぞ。
これ全部見るの?まあ大変は大変。
でもやりがいはあるよ。
(和田典子)あっ時間。
(足立遙香)私たち行くね。
(和美)ちょっと合コンなの。
それじゃ。
(遙香)お疲れさま。
お疲れさま。
(典子)すっごい楽しみだね。
ちょっと合コンか…。
合コンかな?
(ため息)お持ち帰り早っ。
ん?映像を見ててわかったんですけど…。
あるカメラの前を通った人が別のカメラの前を通る事があるんです。
それで?この女性は午後10時26分にここを通り37分にここを通っています。
そしてこのホームレスらしき男性は10時27分にここを通り41分にこのベンチに来て眠っています。
って事はこの2人は殺人が起こった10時半頃に現場を通った可能性があるわけだな。
そうです。
よくやった。
えらいぞ。
ありがとうございます。
これ。
えっ?追加の映像な。
写真もらってくぞ。
えっ!?出直すか。
あっ相田さんマネジャーが呼んでる。
(相田若葉)はい。
(桑田)これ君じゃないの?この袋を見てこちらの従業員の方じゃないかと…。
そうですね。
多分私です。
この夜殺人があったのご存じですか?ええニュースで…。
何か見かけませんでしたか?不審な人物とか。
(若葉)さあ…。
その夜通ったのはどのコースですか?はい。
(若葉)あはい。
(若葉)ホテルを出て…公園を通って…この道を抜けました。
そうですか。
すいません。
怖いですね。
通り魔なんでしょうか?まだわかりませんがその可能性はあります。
もし私がそこを通っていたら私が…。
そういう事はあまり想像しない方がいいですよ。
(若葉)そうですね。
あのお茶とコーヒーとどちらがいいですか?いや僕らすぐ帰りますから。
彼女が淹れるお茶はなかなか美味しいんですよ。
じゃあお茶を一杯だけ。
おい!いいだろお茶ぐらい。
じゃあ一杯だけ。
はい。
すいませんね。
何がすいません。
一杯飲んだら帰るぞ。
わかってるわ。
いちいちね堅いんですよこいつ。
黙ってろ。
感じのいい人だったな。
捜査対象だぞ。
いや違う違う違う。
あのさ中学の時のさ山倉聡子って覚えてる?山倉聡子って誰だ?何部か忘れちゃったけどさとにかくかわいかった奴。
さっきの人に似てるのか?全然。
じゃあなんの関係があんだよ。
好きだったな山倉聡子。
知るか。
一昨日?覚えてねえな。
じゃあいつでもいいからこの辺で不審者を見たとかそういう事ないかな?まあこの辺で不審な者と言えば俺だけどな…。
ハハハハハ!ハハハハハ。
おじさん面白いね。
そうよ!こう見えても俺はよ一時は浅草の舞台に立った事があって…。
あ?あれ?どうした?
(男性)おい!話の途中じゃないか!これ…。
「夜間通行止めとなります」「4月26日から5月3日まで」相田さん一昨日の夜ここを通ったって言ったな。
ホテルを出て…公園を通って…。
けどあの夜このルートは通行止めだったんだ。
別の道と間違えたんじゃないか?
(男性)そうそうそうそう。
ちょっと思い出したんだけどよ。
何?確か…。
あの辺を歩いてたら…。
(女性)きゃあ!おおっと!どこ見てんだよ!なんか落っこってるぞ!おーい!そんな大金を…。
えらい慌てようだったよな。
もしかしてその女性この人じゃないか?ちょっと待ってよ。
あっこの服…。
こんな感じだったかな。
あの人疑ってるのかよ。
とにかく確かめるしかねえだろ。
あっ!あっ!どうしたんですか?ああの…うちの子がケガしたみたいで。
すいません。
え!?子供いんのかよ。
行くぞ。
子供いんのかよ。
(保育士)こっちです。
(若葉)悟!お医者さんに連れて行ったらただの切り傷だそうです血が出たもので私気が動転しちゃって。
いえよかった。
(悟)泣いたらチュータが笑うから我慢した。
おお!えらかったなチュータっていうのか?
(悟)うん!なんでチュータなんだ?ネズミだから。
そうだな。
家まで送りますよ。
いえそこまでして頂いては。
パトカー乗るか?
(悟・山下)うん!サイレン鳴らしてよ!サイレン鳴らすとねこのおじちゃんがうるさいんだよ。
(悟)鳴らしてよ!ダメ。
チャイルドシートあります?
(保育士)あこちらです。
(悟)鳴らしてよ!決まり事はな守るんだ!な?あのもしよかったらこれ…。
うちのホテルのオリジナルのチョコレートなんです。
試供品なんですけど…。
ああいやそういうのは…。
でも…。
もらえないんです規則なんです!規則。
美味しいんですか?はい。
いただきます。
どうぞ。
山下さんたちがもらってきたチョコです。
(涼子)ああありがとう。
ありがとうございます。
(遙香・典子)和美!
(典子)ねえなんか連絡きた?
(和美)きたきた!聞いてよあのさ…。
収穫あったのかな?合コン…。
あっち側にいた方がよかったんじゃないの?いや!痛っ私は…。
出世したいって?巡査が巡査部長になり警部補になり警部になり…。
それでどうなるの?どどうなるって…。
その結果がほら。
(三枝子)どうしてこの単純な殺人事件が解決出来ないの!
(田崎)なにぶん手掛かりが何もなくて…。
はあ?
(須藤洋介)資産1000億の男が殺されたんだ当然金が絡んでる可能性が高い。
その線は追ってるのか?ほらボヤボヤしないでさ!
(涼子)坂田係長も新宿中央署で「初めての女性係長」とか言われてもてはやされた時もあったのよ。
(婦警の話し声)やかましい!
(電話)ねえこれ…。
これ山下さんたちが昨日プレジデンシャルホテルで…この女性にもらったみたいですよ。
(涼子)大塚さんの手帳にあるホテル…。
そのホテルの従業員の女性が大塚さんの殺害現場近くを通っていた。
これって偶然?殺害現場とホテルは割と近い場所にあるんであり得ると思います。
凶器が発見されました。
現場近くの側溝に血の付いたナイフが落ちてました。
(矢島)被害者の血液かどうか今鑑識で調べてます。
あれ…?山下と田代どこ行った?よーし逃げろ〜。
ヘリで逃げろ…。
当たった〜うわぁ〜。
あの現場近くを通った時に不審な人物を見たり物音を聞いたりという事はありませんでしたか?
(若葉)さあ…特に覚えてませんけど。
そうですか…。
それを聞きにわざわざ?刑事の仕事ってこういう小さい事の積み重ねなんですよ。
(若葉)大変ですね。
相田さんも大変ですねお子さん抱えて。
(若葉)自分で決めた道ですから。
一昨年夫と別れたんです。
女の人にだらしない人で…。
あっ…私より刑事さんの方がずっと大変です。
奥様もご心配でしょうね。
いや俺たち2人とも独身ですよ。
そうなんですか?ってかあんないい加減な奴が結婚出来るわけないでしょ。
えっ何?いや…。
子供の事もあるしいい人がいたら早く再婚するように母からうるさく言われてるんですけどね。
そうなんですか?
(若葉)これお先にどうぞ。
いや俺たちはもう…。
せっかく作ってくれたんで頂きます。
ほら座れよ。
すいません。
どうぞ。
まあどっちにしても刑事はやめた方がいいですよ。
残業は多い時間は不規則世間のイメージは悪い…。
余計な事言うなよ。
この堅物が!お前が脳天気すぎなんだろ。
(2人)うまいなこれ。
真似するなよ。
してねえよ。
食べないんだなお前。
なんだよおい!そうやって作った料理を男の人が美味しそうに食べてくれるのって久しぶり。
嬉しいです。
料理の上手な女性って素敵ですよね。
お前少しは遠慮ってのがないのかよ。
お前も食ったじゃねえかよ。
うるせえな。
仕事がつらくても言いたい事を言える仲間がいるのが一番ですよ。
ハハッ…そうなんですよ。
(せき込み)痛えな…。
(着信メロディー『セーラー服を脱がさないで』)あっ…。
こいつも好きなんですよおニャン子。
あのなぁ…。
はいもしもーし。
あなたたちプレジデンシャルホテルの相田若葉って人に会ったわね?ああ…それが何か?
(涼子)「その女大塚殺しのホシかもしれないの」えっ?今日は仕事が休みで自宅にいるはずよ。
えーっとね住所は…。
いやいや…ホシかもしれないってどういう事だよ?
(涼子)「凶器のナイフが発見されてね…」そこに付着していた血液が被害者のものと一致したの。
でそのナイフに付いている指紋と同じ指紋があなたたちがもらってきたチョコの箱に付いてたの。
相田若葉の指紋の可能性が高い。
けどその指紋が彼女のものとは…。
(涼子)「だから署に来てもらって調べたいのよ」なんか問題?
(涼子)「あっ住所はね…」ああ…わかってる。
じゃあね。
なんか変だな…。
どうした?
(若葉)私が疑われてるんですか?何か思い当たる事があるんですか?話してくれませんか?これ…。
(ため息)でも私…殺してません。
とにかく署で話を聞かせてください。
でも…あの…今行くとあの子が1人になってしまいます。
何日間か帰れないかもしれないんでしょ。
場合によっては。
奥多摩の実家に母がいるんです。
あの子を預けに行ってもいいでしょうか?警察にはそれから行きます。
あいにくそういうわけには…。
任意同行なんだ。
それぐらいいいだろ。
おい…。

(若葉)別れた夫がこの子を寄こせって言ってきてるんです。
私絶対に渡したくなくて…。
このままだと裁判になりそうなんです。
でも母が病気で治療に随分お金がかかってしまって…。
借金があるんです。
借金がある事がわかると裁判に不利なんですよね?あの夜私…。
(大塚雄二)助けて…。
あっ…。
助けて…。
あっ…!どうしたんですか?大丈夫ですか…。
ああっ…。
うぅ…。
血…あっ…どうしようやだ…。
うぅ…!ああ…。
(若葉)大丈夫ですか?やだ…どうしよう?
(若葉)しっかりしてしっかり…。
(足音)助け…。
大丈夫ですか…。
しっかりしてしっかりして…。
ああっ…。
(若葉の声)そのお金を見て私…。
(若葉の声)これで借金を返済すればこの子を…悟を取られずに済む。
(若葉の声)そう思うとつい…。
ついって…。
つい金取って逃げたんですか?俺たちの質問にも現場は通ってないと嘘をついた。
申し訳ありませんでした。
でも私あの人を殺したりしてません。
本当です!本当に殺された大塚とは面識ないんですね?はい知らない人です。
犯人の顔は見たんですか?いえ…。
帽子を目深にかぶっていたので…。
この封筒犯人の指紋が付いてるかもしれないな。
(桑田)あの…どうして相田さんの勤務表を?ちょっと確認したい事があって。
(涼子)あれって何日分録画されてるんですか?
(桑田)えっ?ちょっと止めろ。
どうした?いいから。
なんだよ?もうすぐあの人の実家だぞ。
悟君を実家に預けてそれからどうする?そりゃ彼女を署に連れてって取り調べをする。
彼女はやってないって言ってるんだ。
だったらそれを話して…。
それにしたって凶器から指紋が出てる。
疑いを晴らすには時間がかかるぞ。
仕方ないだろ。
仕方ないでいいのか?マスコミでも報道されるだろう。
そしたら彼女の別れた旦那はすぐにでも子供を寄こせって言ってくるぞ。
殺人容疑がかかるような女に子供は任せておけないって。
親権の裁判も不利になる。
そうなれば悟君はもう…。
いいのかよそれで。
連れて行かなきゃどうなる?俺たち命令違反だぞ。
私…行きます。
これ以上お二人に迷惑かけられません。
でも…。
いいんです。
あの子を手放したくないなんて…私のわがままなんです。
もしかしたら夫の方に行った方があの子のためかもしれないし…。
それに…。
ママ…?悟…ママねちょっと行かなくちゃいけないところがあるの。
どこ?ちょっとね…。
しばらく会えないかもしれないけどいい子でいるんだよ。
僕も行く。
ダメ。
いい子でしょ。
ほら〜チュータが笑うよ。
うん…。
チュータが笑うよ。
行きましょう。
あっ…。
こっちこっち。
隠れような。
何やってんだよ!
(パトカーのサイレン)なんで隠れんだよ?なんでだろう…。
彼女を署に連れてくんだろ。
そんな事出来るかバカ!2人は重要参考人に任同をかけにいったんだろ。
連絡が取れないとはどういう事だ!申し訳ございません。
女に逃げられて恥ずかしくて帰ってこられないんじゃないんですか?高速のサービスエリアで相田若葉と思われる女性が目撃されました。
子供を連れて男2人と一緒です。
(須藤)男2人と一緒?
(三枝子)共犯者がいるの?男2人…。
(牧野)防犯カメラの映像を送るよう要請しました。
ああ…中央のモニターに映像出します。
これは…。
これは…山下と田代には似てませんな。
どう見てもあの2人でしょ。
刑事が重要参考人と一緒に行動をしながら署に連行しない。
これは一体どういう事なんだ?君!うっ!ああ…えっと…。
逃亡幇助…。
(矢島)ああ…またの場合は…犯人隠避罪。
あの女にたぶらかされてるだけなんじゃないんですか?
(笠井)彼らの事は我々でなんとかしますから。
0係はもういい!一刻も早くあのバカ2人を確保!
(一同)はい!
(須藤)詳しく話を聞こうか。
(矢島)はい。
(携帯電話の振動音)山下さん…何やってるんですか!今1係が緊急配備かけました。
えっ…俺たちが一緒だってもうバレてんのか?今みんなで映像で見てました。
「早くその女の人連れてこないと」だってこの人連れてったら犯人扱いされてやっかいな事になるだろ。
だから俺たちで真犯人捕まえるわ。
それが一番手っ取り早い。
なんか言ってる事が中学生レベルなんですけど…。
お前に頼みがあるんだけどさ…。
嫌です!まだ言ってねえわ。
「被疑者の逃走を幇助してる人を幇助しろって言うんでしょ!」私の出世はどうなるんですか?何バタバタやってんだよこの野郎。
(涼子)えーっと…26日の午後7時…と。
(涼子)あ…来た。
ああっ!あれ?亜紀ちゃん?どこ行ったの?ヤーッ!お姉ちゃん。
ん?チュータ強いでしょ?強いね〜。
エイッ!もう…これに犯人の指紋が付いてるんだけどな。
けど彼女の指紋も付いてる。
それを今署に持っていくわけにはいかない。
だよな。
すばる銀行だったよな。
この封筒から何かわからねえかな。
そんなの全国の支店で使ってんだろ。
待てよ…。
おい指紋…。
いや大丈夫。
もう遅いし。
これ…この封筒ってさアトラススクエアの中にある支店で使われてるって事?かもな。
アトラススクエアです…。
大塚殺しの犯人はすばる銀行のアトラススクエアの中にある支店を使ってるはずなんだよ。
(涼子)「範囲広すぎでしょ」「その支店を使う人間がどれくらいいると思ってんの?」亜紀ちゃん使う時は私通してくれる?うわっ!どうした?
(着信メロディー『セーラー服を脱がさないで』)あ…。
はい。
なんで切んの?なんでお前が…?
(涼子)「亜紀ちゃんに吐かせたの」あっちなみに悟君はこっちでご機嫌にやってるから。
100万ボルト!ビリビリ〜。
うわっ!
(携帯電話)はいもしもし。
えっ?「他の連中には黙っててくれよ」もう遅い。
(笠井)宮田君から事情は聞いた。
このままじゃお前らクビだぞ!
(笠井)「早く相田若葉を連れてこい」それは出来ません。
もうお願いしますよ!こっちまで処分を受けたらどうするんです!?ローン抱えてるんですよ。
「ホンボシを逮捕するのが一番の早道です」「犯人はすばる銀行アトラススクエア支店を利用してます」アトラススクエア…。
それだけじゃ無理でしょ。
あの…1係がやってる殺された不動産王のエムワイエステートってアトラススクエアにありますよね。
えっ!?ちょっとちょっちょっ…すいませんすいません。

(涼子)ねえ大塚さんが取材してたのその不動産王なの。
そういうの早く言ってくれるか。
やっぱり2つの殺人事件は繋がってるって事か。
係長大塚とエムワイエステートの関わりを調べてくれませんか。
(パトカーのサイレン)こっちは身動きが取れないんですよ。
(笠井)いや〜調べるといってもな1係の方は…。
そうだ!みんなで手分けすれば…。
あっ!大塚が通りました。
(笠井)おいこの中の誰かが大塚が通った前後に映ってないかチェックしろ。
(パトカーのサイレン)すっかり逃亡者だな。
すいません私のせいで…。
いえ誰が悪いわけじゃない。
こうなったら運命共同体だ。
あっ!!いたいたいたいた…!はいきた!ほいきた!ほら…ほらこれ!瀬川と大塚じゃないか?
(メールの着信音)来た!こいつか…。
おい!とにかくその瀬川って奴のガラを押さえりゃいいんだろ?でも大塚さんと会ってるだけじゃ証拠になんないわよ。
「瀬川に任同かけるか逮捕状取るかどっちかにしてくれよ」
(三枝子)何してんの?
(スピーカーホン)「聞いてんのか?」この声山下じゃないか!
(三枝子)「あなたたち…!」こっそり連絡取ってたわね!課長!エムワイエステートの瀬川専務が殺された大塚と何度も会ってます。
(笠井)この男が大塚を殺した可能性が高い。
任意同行かけて話を聞きましょう。
(田崎)それは無理ですね。
瀬川専務は今夜から韓国に出張だ。
おい…瀬川高飛びする気だ。
行っちまう前に押さえないと。
よし。
「よし」?今の「よし」って何よ!?いい加減勝手な事はやめろ!失礼します。
予定通り21時の出発です。
ありがとう。
(大塚)これっぽっちかぁ…。
あんた何十億と横領してるんでしょう。
それに松本社長殺しも…。
俺は知らないよ。
じゃあ警察でそう言いますか。
とにかくまた連絡します。
じゃあね瀬川さん。
(瀬川)てめえ調子にのりやがって…!
(大塚)うっ!うわっ!ああっ…!うっ…。
よし乗り込むか。
ああ。
あっ…!1係…!署まで同行してもらおうか。
ちょっと待てって。
俺たちはこれから…。
つべこべ言うな!
(ヘリコプターの飛行音)瀬川の奴…。
ヘリだ。
屋上だ。
ああ。
(田崎)おい!公務執行妨害。
はい?逮捕だ。
手錠かけんのかよ…。
(西村)あっ…!
(田崎)痛っ!ちょっ…!妨害してんのそっちだろ。
ああっ!何すんだ!?お前!おい!時間がないんでごめんなさいね。
(田崎)おい!ここで待っててくださいね。
警察だ。
不審者不審者不審者…。
(西村)おい…!違う…警察だ!
(笑い声)ああっ…!クソッ…。
おい階段階段。
ああもう間に合わない!
(着信メロディー『セーラー服を脱がさないで』)着信変えろよ。
おニャン子に罪ねえだろ。
知るかお前…。
変えねえよ。
はい。
どう?状況は。
「ああもう間に合わない」諦めるのはまだ早いかもよ。
係長がね航空交通管制部の部長に強力なコネがあるみたい。
コネ?えっ?
(無線の音声)おい…。
(瀬川)おい!何やってんだ!?おい!バカ野郎…!間に合った。
ヘリは来ませんよ。
ヘリで高飛びか…。
セレブは違うねぇ。
なんだい?君たちは。
警察だ。
今夜は韓国の高級ホテルじゃなくて留置所の硬いベッドで寝てもらいますよ。
断るよ。
硬いベッドは趣味じゃないんでね。
やめろ!死なせろ!死なせろ…!離せ!この貧乏人が!うるせえ!死なせろー!死なせろ…!高飛びするのは諦めてもらいますよ。
罪は償ってもらわないと。
チキショー!チキショー…!午後9時犯人確保。

(三枝子)瀬川はですね会社の金を横領したのを松本社長に見つかりそうになってですねそれで殺したんです。
誰のおかげでここまでの会社になったと思ってんだ!?
(笠井)大塚は取材の過程で瀬川の横領に気づき瀬川を恐喝した。
一方恐喝された瀬川の方はこのままでは松本社長殺しも気づかれてしまうと思い大塚も殺した。
まあこういう事です。
事件が解決したのはいいんですがまたあなたのところの刑事が騒動を起こしたそうですね。
ええまあおっしゃるとおりです。
しかしですねあの2人の活躍があったからこそ両方の事件が一気に解決出来たわけです。
まあ今回は…。
っていうか今回も大目に見てやってくれや。
はい。
いいな?しかしですね…。
いいじゃないですか。
瀬川逮捕のお手柄は1係に譲りますから。
はい。
はい…わかりました。
(須藤)では失礼します。
(三枝子)失礼致します。
お前んとこは毎回こんな綱渡りするつもりか?いやいやそんな事をしたら俺の体がもたないよ。
やっぱりあいつら組ませたのがまずかったんじゃないのか…。
もっと手綱締めるような奴と組ませた方が…。
うん…。
しかしそれじゃやっぱり…。
なんだ?面白くねえ。
ここは警察なんだよ。
ハハハッ…じゃあ。
あなたがこの封筒を持っていた件を警察としてはきちんと処理しないわけにはいかない。
はい。
罰は…受けるつもりです。
罰?いやそうじゃなくて…。
拾得物預り証。
落とし物を拾った人に渡す書類です。
あの…。
あなたはお金の入った封筒を拾って警察に届けるつもりだったけど少し遅れてしまった。
そうですね?えっ…?あなたが勇気を出して本当の事を話してくれたから犯人が捕まったんです。
私は…。
このお金を…使うつもりでした。
でもそうしなかった。
どうしてですか?お金は欲しかったです。
でも…このお金を使ってしまったら悟の母親の資格がなくなってしまう気がして…。
そのお気持ちさえあれば苦労しても必ず乗り越えていけます。
悟君はきっと立派に成長しますよ。
俺たちはそう信じてます。
何か困った事があったら俺たちに相談してください。
あっ…。
金はありませんけど。
ありがとうございます…!チュータが笑いますよ。
おじちゃんサイレン鳴らしてよ。
(パトカーのサイレン)あっ!おお〜!結果オーライだろう。
そんなとこだな。
あっここが商店街の入り口長居商店街2014/02/04(火) 09:55〜10:53
ABCテレビ1
ダブルス〜二人の刑事[再][字]

「1000億の殺人!!目撃者はシングルマザー」

詳細情報
◇番組内容
伊藤英明×坂口憲二、W主演!10年ぶり共演の二人が“刑事コンビ”でタッグを組む!アクション、サスペンス、ヒューマンが揃った最上級のエンターテインメントドラマ誕生!
◇出演者
伊藤英明、坂口憲二、夏菜、内田有紀、近藤芳正、室井滋、杉本哲太、平泉成、橋爪功 ほか

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz

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