おはようございます。
7時になりました。
ウクライナ南部のクリミア自治共和国の編入を決めたロシアのプーチン大統領。
欧米諸国の反発をよそに、クリミアを自国領とする動きを加速させています。
クリミアに通じる橋の建設など、大規模なインフラ整備や、住民の福祉に取り組むよう、閣僚らに指示しました。
門をなぎ倒し、敷地になだれ込む集団。
ここは、クリミアのセバストポリにあるウクライナ海軍の基地です。
ロシア系住民で作る自警団のメンバー数百人が侵入。
ロシア側の圧力を前に、ウクライナ軍の無力化が進んでいます。
クリミアの中心都市シンフェロポリでは。
シンフェロポリでは、19日、初めてロシア新聞が無料で配布されています。
クリミア編入のニュースが大きく報じられています。
受け取った人からは、ロシアへの編入を歓迎する声が聞かれました。
そのクリミアの編入を表明したプーチン大統領。
閣僚らを集めた会議で、ロシア南部とクリミア半島を隔てるケルチ海峡に、日本円で1000億円以上の建設費が見込まれる道路と鉄道の橋を建設するよう指示しました。
さらに、クリミアの住民の年金を、ロシアの水準に合わせるため、およそ2倍に増やすよう指示しました。
一方、ウクライナの暫定政権は19日、クリミアでウクライナ系住民などの安全が脅かされているとして、避難計画を準備していることを明らかにしました。
また暫定政権は、ロシアを中心に旧ソビエト諸国で作るCIS・独立国家共同体から脱退する方針を表明し、反発を強めています。
欧米各国もロシアの動きを強く非難しています。
アメリカ・ホワイトハウスのカーニー報道官はロシアに対し、ウクライナ軍の安全のため、直ちにウクライナの暫定政権と対話を始めるよう求めました。
横浜市の2歳の男の子が、埼玉県内のマンションの部屋で遺体で見つかり、ベビーシッターをしていた男が、遺体を遺棄した疑いで逮捕された事件で、男はインターネットのサイトを通じて依頼した男性に、男の子を迎えに行かせていたことが分かりました。
警察は、以前、母親とトラブルになっていたことから、自分だと気付かれないようにしていた疑いがあると見て、調べています。
この事件で、逮捕された埼玉県富士見市の物袋勇治容疑者は、ベビーシッターとして預かっていた横浜市磯子区に住む2歳の山田龍琥ちゃんの遺体を、自宅のマンションの部屋に遺棄した疑いが持たれています。
調べに対し、容疑を否認しているということです。
物袋容疑者は、龍琥ちゃんと生後8か月の弟を母親から預かる際、30代の男性に迎えにいかせていましたが、その後の調べで、この男性には当日、インターネットのサイトを通じて、1時間くらいベビーシッターをお願いできませんかなどと依頼していたことが、警察への取材で分かりました。
その後、男性にJR横浜駅まで移動させ、およそ1時間後に兄弟を引き取ったと見られています。
母親は、以前、物袋容疑者に子どもを預けた際、料金などを巡ってトラブルになっていたということで、警察は、物袋容疑者が母親に自分だと気付かれないようにしていた疑いがあると見て、調べています。
来週、オランダで開かれる国際会議に合わせて、日米韓3か国の首脳会談を行うかどうかについて、韓国政府は会談を受け入れる方向で検討を続けており、近く、パク・クネ大統領が最終判断するものと見られます。
冷え込んでいる日韓関係の改善を強く求めるアメリカ政府は、日韓両国に対して、来週、オランダのハーグで行われる核セキュリティーサミットに合わせて3か国で首脳会談を行うことを打診し、日本政府も実現を目指してアメリカや韓国との調整を進めてきました。
外交筋によりますと、韓国政府はきのう、大統領府で国家安全保障会議を開くなど、最終的な検討に入りました。
韓国政府内では会談に応じる方向で議論が進められており、パク大統領が近く、最終的な判断をするものと見られます。
日韓関係を巡っては、先週、安倍総理大臣が、いわゆる従軍慰安婦の問題を巡る当時の河野官房長官談話を見直す考えはないと明言し、韓国政府はこれを評価する一方で、日本側にさらなる歩み寄りを求めています。
韓国政府が会談受け入れを決めた場合に備え、3か国の間ではすでに協議内容についての検討が始められており、その場合には、北朝鮮の核開発などの安全保障問題を中心に、話し合われる見通しだということです。
日米韓の首脳会談が実現すれば、安倍総理大臣とパク大統領が就任してから初めての直接会談となり、関係改善の糸口をつかめるのか、パク大統領の決断が注目されています。
次は、行方が分からなくなっているマレーシア航空機についてです。
マレーシア政府は日本やアメリカなどに対し、旅客機が向かった可能性があるインド洋の南で、海中での音波を探知できる哨戒機による捜索を強化してもらうよう協力を求め、機体の発見を急ぎたい考えです。
今月8日、乗客・乗員239人を乗せて、中国の北京に向かっていたマレーシア航空の旅客機は、南シナ海の上空で通信システムが故意に切られたあと、行方が分からなくなっています。
衛星データの分析から、中央アジアに向かう北の方面とインド洋の南の方面のどちらかに飛行した可能性があると見られています。
範囲は、オーストラリアの面積とほぼ同じ広さに上り、捜索は難航していて、このうち陸地の北の方面では、中国などが人工衛星などを使って情報の収集を進めています。
またインド洋の南の捜索でも、これまでのところ、手がかりは見つかっておらず、マレーシアのヒシャムディン国防相は、きのうの会見で、北に比べて南の方面の捜索はより困難だと指摘しました。
このため、マレーシア政府は、日本やアメリカ、オーストラリアなどに対して、潜水艦などの探知を行う哨戒機による捜索を、強化してもらうよう協力を求めました。
捜索にはすでに自衛隊のP3C哨戒機などが加わっていますが、マレーシア政府は、海中でも旅客機のブラックボックスから音波の発信が続いている可能性があるとして、各国の哨戒機の探知能力を捜索に役立ててもらい、機体の発見を急ぎたい考えです。
きょうは西日本から北日本にかけての太平洋側を中心に風と雨が強まり、北日本では夜からあすにかけて、まとまった雪が降り、吹雪になるおそれがあります。
気象庁は、強風や落雷、雪による交通への影響などに十分注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、けさは湿った空気が流れ込んでいる影響で、西日本を中心に雨が降っています。
これから九州付近にある低気圧が急速に発達しながら本州の南岸を東へ進み、西日本から北日本の太平洋側では、風と雨が強まる見込みです。
低気圧の接近に伴って、局地的に激しい雨が降り、落雷や突風のおそれがあります。
このうち北日本の太平洋側では、夕方から非常に強い風が吹き、あすにかけての最大風速は、陸上で16メートルから20メートル、海上で20メートルから25メートル、最大瞬間風速は30メートルから35メートルに達し、海はしける見込みです。
また今夜からあすにかけて、東北北部の太平洋側を中心にまとまった雪が降り、吹雪になるおそれがあります。
気象庁は、強風や突風、落雷などに十分注意するとともに、北日本の太平洋側では、吹雪による交通への影響や着雪にも十分注意するよう呼びかけています。
さて、こちらの数字、6兆円。
これは、悪質商法や誇大な広告などによる消費者被害の去年1年間の総額です。
実にGDP・国内総生産の1%余りにも上ります。
特にお年寄りが何度も続けて被害に遭うケースが後を絶ちません。
このため政府は先週、これまでにない踏み込んだ対策を閣議決定しました。
こちらがその対策のイメージです。
消費者庁などは悪質業者を取り締まった際、被害者のリストを回収しています。
この被害者リストを、警察や病院、それに民生委員などで作る地域の協議会に配布します。
お年寄りが繰り返し被害に遭わないよう、協議会のメンバーに見守ってもらおうというものです。
この対策が始まるのは再来年の見込みですが、すでに独自に見守り活動を始めている地域もあって、効果が上がりつつあります。
静岡市です。
お年寄りの見守り活動を独自に始めています。
市の消費生活センターが、お年寄りを見守るヘルパーや民生委員からの通報を受け付けています。
去年12月にあった事例です。
市内に住む70代の女性は、自宅を訪ねてきた男に突然、布団のリフォームを勧められました。
園田晋也さんです。
ヘルパーから怪しい電話があったと連絡を受けた園田さんは、消費生活センターに通報。
女性はなんとか代金を支払わずに済みました。
静岡市はこの取り組みを7年前に始め、毎年およそ40件の被害防止を図ってきました。
静岡市で効果を上げている見守り活動。
国は法改正により、被害者リストを地域に配付できれば、飛躍的に被害を減らせると考えています。
しかし一方で、国の踏み込んだ対策を懸念する声もあります。
地域に配付したリストが悪質業者に流出し、悪用されるのではないかというのです。
このため国は、リストを配布する協議会に守秘義務を課し、違反した場合は罰則を適用することにしています。
それでも専門家は、プライバシーに関わる情報を配る以上、さらに十分な配慮が必要だと指摘します。
1年間に6兆円にも及ぶ消費者被害を減らすには、これまでにない踏み込んだ対策が必要です。
そのためにも、お年寄りのプライバシーに関わる被害情報を、どのように適切に扱うのか、厳格なルール作りが急がれます。
さて、今週、ソチパラリンピックが閉幕しましたが、6年後の2020年に向けて、熱い思いを抱いて現地を訪れたアスリートがいました。
パラリンピックの開幕前日、聖火ランナーとしてソチの町を走った佐藤真海さんです。
佐藤さんは、東京オリンピックとパラリンピックの招致メンバーとして、このスピーチで注目を集めました。
佐藤さんといいますと、陸上の走り幅跳びの現役アスリート。
3大会連続でパラリンピックに出場してきましたよね。
そうなんですね。
今回は聖火ランナーとしてソチに招かれたわけなんですが、2020年に向けて、学ぶ点が多かったといいます。
中でも強く感じたのが、スポーツの力でした。
こんにちは。
初めまして、佐藤さん。
おはよう日本の鈴木と申します。
よろしくお願いいたします。
佐藤さんに会ったのは、今週月曜日でした。
ソチでは、東京開催に向け、学べる点はないか、常に意識していたという佐藤さん。
いくつかの課題も見つけました。
その一つが、山の競技会場に向かうときに、道に迷ったこと。
現地の人3人に聞いたにもかかわらず、乗るゴンドラを間違えてしまったのです。
東京パラリンピックにかける情熱の原点には、スポーツへの感謝の気持ちがあるといいます。
佐藤さんは大学のチアリーダーとして活躍していた19歳のとき、右足に骨肉腫が見つかり、切断を余儀なくされました。
退院から僅か3か月後、幼いころ、好きだった水泳に再び取り組みました。
何かにがむしゃらに挑戦することで、前を向きたいと考えたのです。
やがて陸上競技に出会い、人生が大きく変わります。
数年前から佐藤さんは、自分を救ってくれたスポーツの力を伝えようと、全国の小中学校を回っています。
今は東京オリンピックとパラリンピックに、選手やボランティアとして参加する夢を膨らませてほしいと、子どもたちに語りかけています。
これまでに出会った子どもは、1万人を超えました。
実は佐藤さん、選手としても30代になってから記録を伸ばし続けています。
6年後をどんな形で迎えるつもりでしょうか。
そんな佐藤さんが東京大会に期待しているのが、オリンピックとパラリンピックの垣根をなくすことです。
2年前のロンドン大会では、オリンピックとパラリンピックの選手が一緒に練習し、大会後のパレードも合同でした。
2020年、東京でも同じ光景を見たいと願っています。
私たちはついつい、2020年の大会のことにだけ目を向けてしまいがちなんですが、いやぁ、佐藤さん、今からその先のことまで考えてらっしゃるというのは、すごいことですし、大事なことですよね。
そうですね。
大会後が大事っていうのは、改めて気付かされた気がしましたね。
実は佐藤さんは、宮城県気仙沼市の出身で、ご実家も津波の被害に遭っているんですね。
インタビューの中では、被災地の未来の復興を担うのは子どもたちだと。
その子どもたちに、何があってもチャレンジし続けることの大切さを伝えていきたいと話していました。
では次です。
中国で行われている日本と北朝鮮の赤十字会談に合わせて、昨夜、双方の外務省の担当課長が非公式に協議しました。
焦点の局長級協議の再開や、拉致問題の解決に向けた取り組みなどを巡り、突っ込んだ意見交換が行われたものと見られます。
日本赤十字社と北朝鮮の朝鮮赤十字会の会談は、およそ1年半ぶりとなった今月3日に続いて、中国の瀋陽できのうから2日間の日程で行われています。
これに合わせて、会談に同席した日朝双方の外務省の担当課長は昨夜、非公式に協議しました。
協議の内容は明らかになっていませんが、北朝鮮外務省のユ・ソンイル日本課長は記者団に対し、改めて日本側と意見交換をしないといけない。
2日目の会談が終わったあとに内容をお伝えすると述べており、焦点のおととしから途絶えている局長級協議の再開や、拉致問題の解決に向けた取り組みなどを巡って、突っ込んだ意見交換が行われたものと見られます。
一方、日朝の赤十字会談では、終戦前後に朝鮮半島から引き揚げる途中で、現在の北朝鮮領内で亡くなった日本人の遺骨の返還などが話し合われました。
会談のあと、日本赤十字社の田坂治国際部長は、記者団に対し、実質的で真摯な議論が行われた。
2日目の会談もあるが、なんらかの成果を発表したいと述べ、一定の前進があったという認識を示しており、2日目のきょうの会談で具体的な合意を目指すことにしています。
国連人権理事会は、中国政府に対して人権活動家の拘束をやめることや、少数民族の権利を守ることを含む250件余りの勧告を20日、採択することになっています。
中国の人権状況に、国際社会の関心が示されています。
国連人権理事会で去年10月に行われた中国の人権状況に対する審査では、欧米諸国を中心にさまざまな懸念が表明されました。
これを受けて理事会では、20日行われる会合で、各国が示した懸念を勧告としてまとめた報告書を採択する見通しです。
報告書では、中国国内の人権活動家に対する嫌がらせや、恣意的な身柄の拘束などをやめ、表現の自由を保障すること。
チベットやウイグルなど、少数民族の権利を保護することなど、合わせて252件の勧告が盛り込まれています。
これに対して中国は、身柄の拘束は法律に基づいているなどとして、48件の勧告を受け入れないとする文書を提出しています。
中国の人権活動家に対する嫌がらせや恣意的な身柄の拘束は、国際社会の懸念の一つになっています。
中国の刑務所で拘束されている父親を待つ娘を取材しました。
中国系カナダ人のティアナ・ワンさん。
12年にわたって中国で捕らえられている父親の釈放を、国連人権理事会で訴えました。
ティアナさんの父親、王炳章さん。
スパイ活動やテロを組織した疑いで、中国当局に拘束され、裁判で無実を訴えましたが、無期懲役の判決を受け、現在、広東省の刑務所に服役しています。
王さんは改革開放が始まった直後の1979年、中国政府がカナダに派遣した留学生で、欧米の民主主義の考え方に共鳴して、ニューヨークを拠点に中国の民主化を呼びかける運動にのめり込んでいきました。
カナダで暮らす娘のティアナさん。
5年前から中国当局がビザを発給せず、父親とは会えなくなっています。
父親とティアナ産の唯一のつながり、それは、刑務所から届く父親の手紙です。
社会の安定確保に全力を上げる中国の習近平政権。
早期の釈放を訴え続ける家族の声は、届かないままです。
次はスポーツ、西堀アナウンサーです。
おはようございます。
さあ、センバツ高校野球はいよいよあす、開幕ですね。
きょうは注目の2校を紹介します。
まずは27年ぶりにセンバツに帰ってきたあの高校です。
いやぁー、懐かしいですね。
徳島の池田高校は、名将、蔦監督のもと、やまびこ打線と呼ばれた強打で、高校野球ファンを魅了しました。
甲子園では春夏を通じて3回の優勝を果たしています。
池田高校、強かったですね。
27年ぶりのセンバツの舞台。
打線の中心は、4番の岡本昌也選手。
やまびこ打線からの伝統、積極性を受け継いでいます。
ただ、ことしの池田は守り主体のチームとされ、打撃力の向上が課題でした。
克服のために取り入れているのがこちら。
なんだろう、何か乗ってます?
これは枕木を使った練習なんです。
へぇ。
どういう効果があるんですか?
落ちないようにバットを振ることで、下半身が安定して鋭いスイングができるようになってきたそうです。
みんな、落ちませんもんね。
岡本選手は、優勝した先輩たちにも負けないバッティングをと、意気込んでいます。
優勝します!
続いての注目校は、沖縄尚学。
練習でも目を引くのが、高く上がったこの左足。
エースの山城大智投手です。
おやおや、誰かに似てますよね?今のフォーム。
大リーグ324勝の大投手、ノーラン・ライアンさんの投げ方に似ていることから、山城投手、琉球のライアンとも呼ばれているんです。
そうですか。
ちなみにライアンといえば、ヤクルトの小川泰弘投手も。
そうですよ。
よく見てください。
わぁ、投げ方、そっくりですね。
並べちゃった。
山城投手は140キロを超えるボールで、公式戦12試合88イニングを投げ、防御率は1点台。
全国の強豪校が集まった秋の明治神宮大会での初優勝に貢献しました。
日本一を経験した沖縄尚学のナインたちは、毎日、気付いたことをノートに書き込んできました。
優勝してからうぬぼれを感じてきた。
自信がおごりにならないよう、謙虚な姿勢を心がけてきたのです。
しっかり見つめてますね、自分をね。
恐れず、侮らず、気負わずのモットーを胸に、3回目のセンバツ制覇を目指します。
紹介しました2校の日程です。
池田は2日目の第2試合です。
対戦相手の和歌山・海南高校も、実は池田と同じく27年ぶりのセンバツ出場です。
そうなんですか、27年ぶりどうしの対決っていうことですか。
珍しいこともあるんですね。
そうですね。
そして沖縄尚学は、3日目の第1試合、兵庫の報徳学園と対戦します。
さあ、続いては海外サッカー速報ですね。
ヨーロッパチャンピオンズリーグは、決勝トーナメント1回戦の第2戦。
第1戦で0対2で敗れている、香川真司選手のマンチェスター・ユナイテッドは逆転を狙いました。
ギリシャの強豪、オリンピアコスとの2試合目。
香川は残念ながら、出場しませんでした。
代わりに輝いたのが、オランダ代表のエース、ファンペルシー。
まずは前半25分のペナルティーキックで先制。
さらに前半終了間際、イングランド代表、ルーニーからファンペルシー。
うおー、これで2点目。
はい。
そして後半7分のフリーキック。
これもファンペルシーでした。
いやー、ナイスシュート。
エースがハットトリックの大活躍。
マンチェスター・ユナイテッドが2試合の合計で3対2として、逆転でベスト8進出です。
いやぁー、ファンペルシー、エース、すごいですね。
でも、香川選手、出てほしいんですけど。
次に期待しましょう。
ここまでスポーツでした。
続いて、特ダネ映像ファイル、上條アナウンサーです。
けさご紹介するのは、こちらです。
ブルーリングオクトパスと、名前にもあるように、この青い輪、青いリングがあるのが特徴のタコなんです。
大きさはでも8センチほどと小さいんですが、実は人を死に至らせるような強い毒を持っています。
毒?
最近の研究では、このタコ、その毒の驚くべき使い方をしていることが分かりました。
けさはこの猛毒ダコの生態に迫ります。
ブルーリングオクトパスが生息するオーストラリア南東部の海です。
危険を避けるため、長年、タコの調査を続けるフィン博士と共に海に潜りました。
フィン博士が砂地の海底で何か見つけました。
このゆらゆらっと動く塊、これがブルーリングオクトパスです。
ふだんは地味な色をしていますが、敵などが近づくと。
わー。
青くなった。
はい、青い模様を浮かび上がらせます。
タコのほうから攻撃してくることはほとんどありませんが、体の表面の粘液と唾液に、青酸カリよりも強い毒を含んでいるんです。
へぇ。
あらあら。
現れたのは、どう猛な肉食魚のカレイです。
カレイが近づくにつれ、毒ダコの模様の鮮やかさが増していきます。
ん?
青くなってきました。
がぶりといく?
カレイはその様子をじっと見つめ、でも、結局タコを襲うことなく、去っていきました。
とっても目立つこの青いリングが、猛毒を持っているということを天敵に警告する信号になっていると考えられています。
このブルーリングオクトパス自身も肉食です。
毒を狩りに使って、獲物を捕らえます。
カニに素早く忍び寄って覆いかぶさりました。
抵抗するカニ。
でもしばらくすると、急に動かなくなりました。
タコが毒を使ったんです。
8本の腕の真ん中にある毒ダコの口、タコはカニを抱え込んでかみついて、毒を注入したんです。
毒を使うことで、自分よりもはるかに大きな獲物を捕えることもあるといいます。
最近、ブルーリングオクトパスが、恐ろしい技を使うことも分かってきました。
なんですか?
この画面左のブルーリングオクトパスが、右にいるカニを今、狙っています。
カニはそれに気付いて、慌てて逃げています。
が、しかし、カニの動きが急に鈍くなりました。
かみつかれてもいないのに、全く抵抗しません。
一体何が起きたんでしょうか。
フィン博士は以前、この謎を解くある経験をしたといいます。
研究のため、毒ダコの入った容器を持ち上げたとき、その水がかかりました。
タコが容器の中の水に毒を吐き出していたんです。
研究の結果、ブルーリングオクトパスは、離れた所から毒の入った唾液を流して、獲物の動きを止めているということが分かってきました。
はぁ、潮の流れを利用して、毒を流して。
なんという恐ろしいタコでしょう、ちっちゃいのに。
小さいのに。
そうなんです。
でももともとは弱い体を、自分で守るための毒だったと考えられているんですが、それが次第に狩りにも使うようになったということなんですね。
このオーストラリアのブルーリングオクトパスについては、来週の月曜日に放送するワイルドライフで、詳しくお伝えします。
こちらもぜひ、ご覧ください。
特ダネ映像ファイルでした。
では続いて気象情報です。
東京・渋谷、雨の様子はどうでしょうか。
渡辺さん。
こちら、それほど強い雨ではないんですが、冷たい雨です。
服装ももう真冬の頃に戻っています。
というのも、このあと気温、ほとんど上がらずに日中もかなり寒くなりそうだからなんです。
さあ、そして足元は、私、長靴を履いてきました。
このあと雨足が強まる所もあります。
きょう、広い範囲で天気が崩れますが、特に太平洋側で雨や雪、そして風も強まって、荒れた天気になりそうです。
まずはこの時間の雨の様子です。
九州から関東、北陸にかけて広く雨が降っています。
まだそれほど強い雨ではありませんが、このあとの予想をご覧ください。
このあと、この雨雲、東へ行くに連れて、強まる所が出てきそうです。
特に午後は関東から東北の太平洋側で雷を伴い、激しく降る所もありそうです。
そして東北北部の太平洋側では湿った雪が降り、今夜からは大雪になるおそれもあります。
そして午後は北風も各地、強まります。
特に北海道や東北の太平洋側では夕方から、九州北部は夜遅くから、瞬間的には風速30メートルの暴風が吹く予想です。
さあ、この風、冷たい北風ですから、寒さもやってきます。
予想最高気温です。
きのうよりも低い所が多くなりそうです。
東北南部から中国、九州は、朝からあまり上がらず、特に東京は8度と真冬並みの寒さです。
では予報です。
きょうは広い範囲で雨ですが、東北北部や北海道では吹雪や大雪に、夕方以降、注意、警戒をしてください。
最後にあす以降の天気、札幌から東京です。
けさお伝えしているニュースです。
欧米諸国の反発をよそに、クリミアを自国領とする動きを加速させています。
19日、閣僚らを集めた会議でこう述べたプーチン大統領。
クリミア半島との間に、大規模な橋を建設することや、クリミアの住民の年金をロシアの水準に合わせ、およそ2倍に増やすことを指示し、クリミアを自国領とする動きを加速させています。
ロシアの憲法裁判所は19日、クリミアの編入は憲法に違反しないと判断。
ロシア議会下院は、20日にも編入に関する条約を批准する見通しです。
きのう、所得税を軽減する配偶者控除の見直しなどを指示した安倍総理大臣。
これを受けて政府は、持続的な経済成長を実現するための税制改革について、今後、与党との調整を本格化させ、ことし6月にまとめる骨太の方針に反映させることにしています。
では、為替と株の値動きです。
2014/03/20(木) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]
▽太平洋側 風雨強まる ▽消費者被害防止向け被害リスト配布に懸念 ▽佐藤真海さんが見たソチ・2020年への思い
詳細情報
番組内容
【キャスター】阿部渉,鈴木奈穂子,【スポーツキャスター】西堀裕美,【気象キャスター】渡辺蘭
出演者
【キャスター】阿部渉,鈴木奈穂子,【スポーツキャスター】西堀裕美,【気象キャスター】渡辺蘭
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
スポーツ – スポーツニュース
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0モード(シングルモノ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:28852(0x70B4)