連続テレビ小説 ごちそうさん(104)「乳の教え」 2014.02.04

泰ちゃん頑張ってな。
明かりつけとくからな。
(泰介諸岡)ありがとうございます!
(泰介)諸岡さんもういっちょ!
(川久保)今年で最後かもな甲子園。
・「突然偶然それとも必然?」・「始まりは気付かぬうちに」・「予報通りいかない模様」・「そんな時こそ微笑みを」・「ポツリポツリと町の色変わってゆけば」・「傘はなくとも雨空に唄うよ」・「どんな君でもアイシテイル」・「顔を上げてごらん光が照らす」・「涙の河も海へと帰る」・「誰の心も雨のち晴レルヤ」
(め以子)何やないかいなあ?料理で甲子園に行かせる方法とか。
甲子園に行ける魔法の料理とか。
(活男)カツでええんちゃうの?願かけて。
カツはあかん。
何で?お母ちゃんがカツ作るやろ?…で相手の子のお母ちゃんもカツ作るやろ?それ同点やんか。
さすがやなお母ちゃん。
せやろ?
(静)かっちゃんはあれでええんかいな?
(悠太郎)ほっとしますよね。
お兄ちゃんこれでええんかいな?
(希子)うん。

(川久保)ただいま戻りました。
お帰り。
(4人)お帰りなさい。
遅かったね。
ああ。
啓司さんお食事は?あ…食べてきたんでええです。
お母ちゃんボロきれとか綿とか何かない?何すんの?これ直したいねん。
あんたこんなんでやってたん?ミットもないミットやな。
ホンマや。
今はみんなこんなんやの。
ちょ…泰介。
あんたこれ…。
今はみんなこんなんやの。
おばあちゃんが新しいの買うたろか?もう売ってるとこもないの。
とにかく諸岡さんが思い切り投げられるようにしたいねん。
諸岡さん最後やし。
貸してみ。
お父さんどないしはるんですか?へえ〜意外と器用なんですね。
そこそこの器用さがないと建築はできないと考えた事はないんですか?ないですね。
あなたはいつまでたってもすがすがしいほど浅はかですね。
生まれた時から分別くさい人に言われたないです。
具合ようないか?やっているうちに慣れてくるような気がする。
おおきに。
あかんかったら言うてくれ。
うん。
泰介はい。
はあ〜…重いね。
うん。
あっ下カレー入ってるから。
え…これカレー入ってるん?みんな元気出るて好評やったから。
こぼさんようにな。
おおきに。
ほな行ってきます。
(2人)行ってらっしゃい。
こぼさんようにな。
気ぃ付けてな。
(泰介)行ってきます。
(トラ)
どうもぴんと来ないね
こういう事やないような…。
なあ何してんの?ああ甲子園に行ける魔法の料理。
しつこいなあんた。
いや…何あれ?ああ。
いつもタダでおやつあげるのもようないかな思て労働してもろてるんです。
はあ〜。
ちょっと何サボってんの?張り合いないねんもん。
何でやの?せやかて頑張ったって頑張らんかったって出てくるもんみ〜んな同じなんやろ?まあ…。
ああこれや。
真田君。
(真田)はい?どっかでミットって手に入らへんかな?ミット?ミット。
(相澤)すいません木崎さんが至急お話ししたい事があるそうで。
またですか。
(木崎)大変申し上げにくいのですが予定されていた鉄筋がどうも…。
ご存じかと思いますが既に大阪駅すら鉄筋が回らず工事が中止されてる状況ですから!お腹立ちの事とは思いますがもう一度花園町の設計をやり直し…。
(竹元)食え。
この靴墨全部食ったら設計変更してやる。
(相澤)いや死にますよそんなもん食うたら!私が!どれだけお前らのクソを食わされてきたと思っているんだ。
僕らがいつそんな事しましたか!?私の辞書では「言い訳」と書いて「クソ」と読むんだ。
戦時統制。
俺の起こした戦争じゃねえ!大事な靴に傷がつきますよ。
俺の設計を守る事がお前の仕事じゃないのか!部下を守る事も仕事です。
じゃあ両方やれ!このうどの大木が!竹元先生ご自分で手配してみはったらどうですか?何?先生言うばっかりで何もしてはれへんやないですか。
私らが毎日毎日どんだけ駆けずり回ってるか。
見て下さいよこの靴!
(笑い声)無能の切り札はお涙頂戴か!木崎さんは…。
じゃあ!やる。
この靴この靴この靴!全部やる!だから意地でも鉄筋見つけてこい。
分かったか!この底抜け浪花節野郎が!・
(泰介)うわっ!ホンマええんですか?
(静)よかったなあ泰ちゃん。
おおきにおじさん!どういたしまして。
これでもう遠慮はいりませんよ。
ホンマか?ああお帰りなさい。
(静)お帰り。
ミット啓司君が?あっそうなんです。
大学時代のお友達からお古もろてきてくれて。

(川久保)お兄さんちょっとええですか?はい。
すいません差し出がましい事して。
うん?やっぱり修繕すると具合のええもんやないらしいんで。
ああいいやこちらこそ気ぃ回してもろて。
断ってからとも思たんですけど慣れるのに時間も必要やろし。
僕は仕事で手ぇいっぱいで父親らしい事何もできてませんから。
ホンマありがたいです。
やっぱりそんなに大変なんですか?う〜ん…。
資材が…。
前々からかなり厳しかったんでそれを見込んで竹元さんにも花園町の設計はかなり質素なものにはしてもろてたんですけど。
それでも難しくなってきてしもうて。
ああ…すんません。
何か啓司君話しやすいんで。
黙ってるのが仕事ですから。
せやから泰介にはこう…がつんと決めてほしいんですよ。
何やスカッとしたいですよね。
何やありますよねそういうの。
スポーツはそのためにあるんですよ。
そうですよね。
(川久保)そうですよ。
(活男)段階式カツ制度?そうです。
1回戦に勝てば野菜とイワシのカツ。
2回戦に勝てばイカ。
3回戦に勝てば白身魚というように勝ち上がっていくごとに中身が豪華になっていき準決勝に勝てば…。
牛カツになります。
牛…カツ?うん。
牛…ですか。
あかん?
(2人)おお〜!出た?やる気出た?出た!それわしらも食べられる?食べられるんやんな。
もう行きます!絶対行きます!準決勝で倒れるつもりで投げます!
(笑い声)それあかんのちゃう?諸岡君。
西門!俺は絶対に勝つ。
はい!・「勝って来るぞと勇ましく」・「ちかって故郷を出たからは」・「手柄たてずに死なりょうか」・「打撃の音を聴くたびに」・「まぶたに浮かぶカツの波」泰介〜!
(多江)ご出征?
(勝治)バット持っとるけど?
(みね)泰ちゃんどっか行くの?ほな行ってきます。
行ってらっしゃい。
行け〜!泰介〜!
ままならない現実の中で泰介の夢はみんなの希望になったのでございます

(諸岡泰介)おお〜!わ〜おいしい!
(銀次)どやった?勝ちました。
よっしゃ〜!
(歓声)
(一同)万歳〜!これやな!
(諸岡)うま〜。
(泰介)うまい。

(諸岡)お代わり下さい。
食べるの早いですね。
食うたらまた表で練習や。
はい!僕もお代わり下さい。
(諸岡)ありがとうございます。
ええよ。
ぎょうさん食べ。
今日は白身魚か。
生字幕放送でお伝えします2014/02/04(火) 08:00〜08:15
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 ごちそうさん(104)「乳の教え」[解][字][デ]

泰介(菅田将暉)の野球のミットを夜なべして修繕するめ以子(杏)と悠太郎(東出昌大)。め以子は甲子園の予選を勝ち上がるとより豪華なカツが食べられる制度を思いつく。

詳細情報
番組内容
め以子(杏)は、悠太郎(東出昌大)とともに、泰介(菅田将暉)の野球のミットを夜なべして修繕する。悠太郎は鉄筋が手に入らず、駅の設計をめぐって竹元(ムロツヨシ)と議論に。泰介のために啓司(茂山逸平)が新しいミットを入手。め以子は相変わらず料理で甲子園に行かせようとしており、予選を勝ち上がるとより豪華なカツが食べられる制度を思いつく。活男(西畑大吾)まで乗り気で、西門家は甲子園への熱意に盛り上がる。
出演者
【出演】杏,東出昌大,宮崎美子,高畑充希,菅田将暉,松浦雅,西畑大吾,茂山逸平,ムロツヨシ,中山義紘,【語り】吉行和子
原作・脚本
【作】森下佳子

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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