シリーズ世界遺産100「ケルクアンの古代カルタゴの町と墓地遺跡〜チュニジア〜」 2014.03.06

(テーマ音楽)
(鹿賀丈史)地面に掘られた規則的な穴。
階段から続く地下室は紀元前カルタゴを築いたフェニキア人の墓です。
チュニジアの北東部ケルクアンは地中海に面した小さな漁村だ。
私は遺跡の調査員。
この村で古代カルタゴの貴重な遺跡が発見されたのは50年ほど前。
当時私はまだ10歳だったがその時の興奮は今も忘れない。
カルタゴは紀元前9世紀に海洋民族フェニキア人によって造られた町だ。
地中海沿岸の貿易を独占したが紀元前3世紀ローマとの戦いに敗れ滅ぼされてしまった。
紀元前6世紀に建設されたケルクアンは人2,000人ほど。
石やガラスの職人が多く住む町だった。
家の中に入ってみよう。
こちらが寝室につながっている。
入りにはフェニキア人が信仰した神のシンボルが描かれている。
タニット神と呼ばれる女神のシンボルだ。
カルタゴにトフェと呼ばれるタニット神の聖域が残されている。
フェニキア人はこの三角と丸の形に豊穣を祈った。
当時カルタゴでは高貴な家の最初の子供をいけにえとしてタニット神にささげる習慣があったという。
今思うと怖い話だ。
フェニキア人は水のある所を求めて町を造った。
かつてケルクアンは水脈が浅く数mの井戸を掘れば水がわいたらしい。
各家にはお風呂もついていた。
座って入るお風呂なのだ。
お湯はこの洗面台の穴から入るようになっている。
こうしてお湯を入れると…。
底にある排水溝から水が流れ出る。
…見事なものだ。
2人用のお風呂もある。
夫婦や家族で入ったんだろうなあ。
最初にカルタゴ遺跡が発見されてから10年後1km離れた岩山で共同墓地が発見された。
墓は200基以上もありフェニキア文字で故人の名前が刻まれていた。
このフェニキア文字はアルファベットの基となった文字でもあるんだ。
棺は階段から続く地下室の中に納められていた。
棺が納められている壁を開け中に入った時には興奮したものさ棺の周りには装飾品もたくさんあった。
共同墓地の番の発見はこの棺のふただった。
女性の形をかたどった…。
木製のものは当時としては世界でも例がないという。
2,500年の時を経て今もなお輝き続けている。
2014/03/06(木) 04:15〜04:20
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「ケルクアンの古代カルタゴの町と墓地遺跡〜チュニジア〜」[字]

フェニキア人の夢の跡 ▽文化遺産 【語り】鹿賀丈史 【テーマ音楽】久石譲

詳細情報
番組内容
フェニキア人の夢の跡 ▽文化遺産 【語り】鹿賀丈史 【テーマ音楽】久石譲
出演者
【語り】鹿賀丈史
音楽
【テーマ音楽】久石譲

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境

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