明日、ママがいない #6 2014.02.19

(スプレーの噴射音)
(ドンキ)それ私?フフフ…。
でも私こんなにかわいくないかな。
ねぇ私のいいところって何だろう?ピア美みたいにスタイルいいわけじゃないしボンビみたいにかわいげがあるわけじゃないしポストみたいに強くもないし。
ロッカーは私達4人だったら誰がいい?
(ピア美:ボンビ)・ポスト〜!・
(ピア美)ポスト新しい子が入って来るって!
(ボンビ)4歳ぐらいの男の子!ママがギャンブル依存でアパートに取り残されたとこを助けられた子だって。
(ポスト)それって…。
(佐々木友則)んん…。
パチ…。
仕方ねえ奴だな〜。
やっぱりまだ私がいないとダメか。
でも大丈夫お前はかわいいから。
何だかんだお前の笑顔に私も癒やされ…。
ない。
どうも〜。
(叶)あとはよろしくお願いします。
茶番か。
失礼しま〜す。
ロッカーはお試しって行ったことある?私やっぱりまだ怖いんだ。
今のお試し先の人はすっごくいい人なんだけどでもどうしたら気に入られるか分からなくて。
(スプレーの噴射音)笑ってる?笑えってこと?
(ノック)ちっち。
おいおい。
はぁ…。
何で幼稚園の挨拶に私も行かなきゃならないわけ?遅刻しちゃうんだけど。
このチビが「どうしても」とな。
学校には俺が送ってやる。
だけど…。
生存本能かチビは一番強い奴に守ってもらいたいってことだ。
私こんなにか弱いのに!チッ。
チッ。
パチ。
いや全然似てないから。
ニッパチ。
はぁ?2代目パチって言いたいのか?2代目か…。
まぁそれならいいけど。
(ニッパチ)あったけ〜。
お前中に中年のおじさんが入ってるだろう。
♪〜
(戸が開く音)
(ピア美)蓮きゅん!
(蓮)朝早くから熱心だね。
先生も?どうしてここに?これから『ティエナ』の全国大会まで伯母さんに個人レッスンをしてもらったらどうかと思って。
(ピア美)でもそれって敵に塩を送るっていうか…。
(蓮)僕は家にピアノがあるしね。
ハンディがあるから負けたって思われたくないじゃない。
(みどり)全国大会に同じ小学校から2人も出場するなんて学校側も全面協力よ。
あなた達は期待されてるの。
芸術の高みは人を楽しませ賛辞を得ることよ。
はい。
あなたはこれから多くの人に求められる人間になる。
求められる…。
(みどり)ついて来られるかしら?私のレッスンは厳しいわよ。
はい!
(東條)・君!・
(東條)この前はせっかく来てくれたのにろくなおもてなしもできなくて申し訳なかったね。
いえ。
私こそ変なこと言っちゃって…。
変なことなんかじゃないよ。
えっ?「コガモの家」っていったかな?今度君の家に行こうと思ってるんだ。
え〜!?妻とも話し合ったんだけど会ってみようと思って子供達に。
君の言っていた幸せを探す子供達に。
それってまさか…。
えっ?いつですか!?あっ…。
何月何日何曜日何時何分何秒ですか!?
(川島美鈴)わざわざよかったのに。
(川島)ああその彼だって迷惑じゃなかったのかい?「コガモの家」の職員のお兄さんなんです。
困ってるって言ったら手伝ってくれることになって。
(美鈴)そう。
すっごく優しいお兄さんで仲良くて他の子もいるのに私のこと笑顔の似合う一番いい子だって言ってくれて。
(川島)そうなんだね〜。
でもね本当のこと言うと助かる。
いや〜私もこういうのからっきしでね〜。
ハハハ…。
(美鈴)そうなの。
(川島)ダメなの。
面白〜い。
(美鈴)全然ダメなの。
ありがとうロッカーわざわざごめんね。
でも助かったって感謝してたよね。
2人とも喜んでたよね。
そういうのが積み重なって行ったら私はいらないなんて言われないよね。
いらないなんて言えないよね…。
(美幸)・ちょ…待って待って…お願いちょっと…・
(美幸)やめて…。
おいこの藤崎って奴誰だよ?前の男だろ?
(美幸)違うよ藤崎さんは…だから…。
(男性)言い訳すんのが怪しいんだよ!
(男性)誰なんだよ!言ってみろよ!あぁ!?
(美幸)ごめんなさい…。
ロッカー?
(男性)おい。
(男性)おいやめてくれ…。
や…やめろ。
あっ…。
うっ…。
あっ…あっ…。

(パトカーのサイレン)黙秘しています。
ロッカーの場合その表現が当てはまるのか分かりませんが。
一緒にいたのか?この子もショックを受けてしまったみたいで。
まさか彼がこんなこと…。
何か理由があったんじゃ…。
いえ理由なんかどうでもいいわね。
暴力は最低。
私もそう思います。
こいつを送ってやってくれ。
(叶)分かりました。

(ハン:リュウ)お腹すいた〜。
腹へった〜。
ロッカーまだ〜?魔王もドンキも帰って来ないし。
はぁ…。
(オツボネ)仕方ないわね!
(オツボネ)ではここで私が腕をふるって…。
オツボネは座ってて。
私だってね最近は香織さんに…。
ドンキ?
(ピア美)どこ行ってたの〜?何かあった?おいどうした?ロッカーが警察に捕まった。
どうして?殴ったの人を。
何度も何度も。
そんな…誰を?
(泣き声)怖かった〜。
(泣き声)その人死んじゃうんじゃないかって思って…。
(泣き声)チッ。
(ピア美)何かショック。
うん。
ロッカー何考えてるか分からないとこもあったけど優しいし暴力とかはしないと思ってたのに。
人は見掛けによらない。
やめろ。
ロッカーのことはお前らもよく知ってるだろ。
でも…。
何か理由があったんだ。
(ピア美)相手の人は何もして来てないのに突然殴りかかったんでしょ?うん。
何か虫の居所が悪かったのかな。
何それ明らかにロッカーが悪いじゃん。
先に手ぇ出すのはダメ。
だよね?ポスト。
それは…。
(ピア美)私達は色眼鏡で見られやすい。
だからイメージが大事なの。
「怖い」ってレッテルを貼られたらおしまい。
誰も味方なんてしてくれない。
うん。
そうだね。
(ピア美)迷惑だよ。
私はこれから多くの人に求められる人間になるっていうのに。
えっ?えっ何て?とにかくこういうのって一人がやっちゃうとみんなひとくくりにそういうふうに見られるってこと。
「コガモ」の子はみんな乱暴じゃないかって。
(ボンビ)それってジョリピにも?嫌な噂は早いよ?あることないこと。
(ボンビ)マズいよ!よりによってこんな時に…。
お前らいいかげんにしろよ!ロッカーはそんな奴じゃない絶対に。
知らない顔もあるんじゃないかな。
何だって?普段は表に出ない残酷な…。
聞きたくないよそんなこと。

(車のブレーキ音)ロッカー。
ロッカー!心配すんな何とか示談になりそうだ。
はぁ〜よかった。
ロッカーみんなお腹すかしてるから早く朝飯作ってよ。
(足音)いってきま〜す。
お前ら朝飯は?えっちょっと…。
おいどうしたんだよ。
私達ロッカーがごはん作るならいらない。
はぁ?腹へった〜。
さっきお菓子食べたでしょ?行こ!
(ドアが閉まる音)あいつらちょっと動揺してるだけで…。
うん!チッ。
夕飯は腕によりをかけよう。
そしたらあいつらもコロっとだよ。
♪〜コロっとコロッケカラっと空揚げ♪〜コロっとコロッケカラっと空揚げ顔色が悪いな。
フン。
昨日は眠れなかったか?本当なんですか?ロッカーが…自分から手を出した。
ああ。
状況説明を聞く限りではな。
暴力は最低です。
でも…それでも何か彼がそうしなければならない理由があると思っていました。
彼を信じたかったのに。
(叶)これじゃあ一緒じゃないですか。
よせ!夫をその手であやめた彼の母親と!!黙れ!!すみません。
私…。
チッ。

(オツボネ)おいしいよ!ロッカー。
…ったく仕方ねえな。
あいつらいつまで我慢できるかな?寄ってらっしゃい!見てらっしゃい!ロッカー特製オムライス!付け合わせにはコロコロコロッケカラカラ空揚げ!いらないから!意地張るなってお腹すいてるだろ?
(ピア美)・いらない!・そんなつれないこと言わないでピア美さん。
(ピア美)・ポストはロッカーの本性を知らないからそんなことできるんだよ・本性?
(ピア美)ロッカーが何で「コガモの家」に預けられたか知ってる?今回と一緒!警察沙汰になったんだよ!警察沙汰?一緒じゃない。
だって…殺人事件だから。
殺人?ロッカーのママが…。
ロッカーのパパを…。
フフっまさか。
なぁひと口でいいから食ってくれよ良い出来なんだよ。
これ食ったらさ…。
(鍵が開く音)いらないって言ってるでしょ!!
(食器が落ちた音)
(ドアが閉まる音)いいよ私が全部食うから。
(スプレーの噴射音)さすがにやり過ぎたかな?食べもの粗末にしちゃったね。
謝りに行く?
(ボンビ)行こう行こう!ドンキも行く?何て書いてあるの?どうした?お前ら。
何で食べない?もう嫌こんなの耐えられない。
おい!
(足音)もう10年も前になるか。
あいつは「コガモ」の最初の子供だからな。
最悪の父親だった。
夜泣きがうるさいと真夏のコインロッカーにあいつを置き去りにした。
半狂乱で捜し出した母親の元にあいつは戻った。
父親はDVや詐欺恐喝その他の罪で捕まりその間2人はつつましく暮らしていた。
(ドアが開く音)
(佐々木の声)だがある日そのろくでなしは戻って来た。
(文香)あぁ…!
(佐々木の声)クズの父親はまるで更生などされていない。
わが物顔で家に居座り2人を支配した暴力で。
(文香)やめて!その子に手出さないで!
(孝史)うるせぇ!
(文香)あ〜!あっ…
(文香)あ〜!
(ロッカー)やめて!お願いだからやめて!
(階段から落ちる音)逃げてあなたは何も言わなくていい早く!逃げなさい!早く逃げて!
(ポストの声)じゃあホントにロッカーがパパを…。
(佐々木の声)何だと?あいつがそう言ってたのか?窓にそう書いた。
いや違う。
えっ?実際にはその後で母親が父親のことを…。
当時の捜査で裏も取れてる間違いない。
だったらロッカーは…。
そうかあいつそう勘違いして母親が自分の代わりに罪をかぶったと…それでそのことを母親との約束だと思って。
しゃべらなくなった。
(ボンビ)いただきま〜す。
おいしいかい?はい!フランス語あっ「コガモの家」にはどんな子供がいるのかな?って聞いてるんだよ。
はぁ。
真剣に考えると僕達も楽しみではあるんだけど不安もあるんだ。
そんなもんですか。
フランス語やんちゃでも無邪気で明るい子はいるかな?って聞いてる。
いますいます!思いっ切りいます!そっかじゃあ僕の夢もかなうね。
息子と一緒にサッカーをするっていう。
息子?うん僕は長男だから理想にかなう子供がいたら養子縁組をして東條の名前を継いでもらいたいんだ。
フランス語
(東條)そうだね。
がんがあちこちに転移してるらしい。
強い麻酔で痛みを消している。
それって…。
あいつには伝えてある。
違うだろ他に伝えることがあるじゃないか。
そうだな。
このままじゃ誤解したまんまだよ。
ロッカーは自分がやったってずっと誤解したまま生きて行かなくちゃいけないじゃないか!俺が今さら言ったところであいつは…。
ねぇお願いだよママロッカーのママ!あんたの口から言ってやってよ。
ロッカーは無実だって言ってよ!よせ!お願い!起きてよ!よせ!お願い!おい!私も手伝うよ。
ホント?じゃあねえ〜と大根を1本1本お願い。
(オツボネ)お〜ありがとう。
あの人…。
あっ香織さんだ。
えっ?知り合いなの?うん。
香織さん!
(佐々木香織)あら〜こんにちは。
こんにちは。
お買い物?
(オツボネ)これ作ろうと思うんです…。
よし。
たくさん作ったから帰ったら温め直してね。
(オツボネ)これ持って帰ったらみんな私のこと見直すわね。
香織さんってねお弁当屋さんで働いてるらしいし料理も絶品なんだよ。
褒めたって何にも出ないわよ。
お弁当屋さんやっぱり…。
でもまさかこんなふうにかわいい子達と料理できるなんて想像もしてなかったわ。
どこかで遠ざけていたような気がするの子供を。
どうしてですか?自分の子供を亡くしてしまったから。
お腹にいる時に。
お腹にいる時?俺はあの女の子供を殺した無事生まれていたらあなたくらいだったかしら。
男の子だった。
(叶)調べたわ。
あなたの子供の頃の環境。
ひどい父親。
慢性的な母へのDV。
やっぱり何も答えてはくれないのね。
DV?まさか手を上げたのは…。
(着信音)はい。
はい分かりました。
ロッカー!今すぐ母親の所へ向かって。
(足音)ロッカー。
意識が戻った。
だが時間はない。
あぁ…。
(泣き声)違うのよ…。
あなたは…。
誤解してるの。
あなたじゃない。
(孝史)クッソ〜あのガキあなた生きてたの?ぶっ殺してやるやめてよやめて!あ〜!
(文香)う〜!お前…
(文香)あ〜!泣き声許して…神様…そうですよね?刑事さん。

(文香)あなたじゃない。
私がこの手で…。
ロッカー?ロッカー!誤解したままのほうがよかったという話か…。
どうして?自分をかばって刑に服した優しい母親だと思って…。
これは私の想像にすぎません。
ですがあなたはあの時ご主人に手を上げられそうになったのではないですか?暴力を愛情と混同するのはやめなさい!私…どうすればいいんですか?逃げなさい。
えっ?
(叶)このままでは不幸になる。
その子を守りたいのなら。
(美幸)赤ちゃん…。
今すぐ。
地の果てまで逃げなさい!ロッカー風邪ひくよ。
(ロッカー)あぁ…。
笑ってよ…。
笑って…くれよ。
ハァハァハァ…。
あ〜〜〜!!あ〜〜〜!!あ〜!あ〜!あ〜!あぁ…。
うわ〜〜〜!!あ〜〜〜!!
(ロッカー)あぁ…。
あ〜!あぁ…。
(医師)大丈夫ですか?心マ!
(心電計のアラーム)
(心電計のアラーム)1・2・3!アンビュー。
(看護師)はい!
(医師達)・1・2・3・45・6・7・8…・
(ロッカーの泣き声)「許して神様…」。
ロッカーはまた勘違いしようとしてる。
ママはその言葉の後こう呟いたと思わない?「神様どうか私の息子をお守りください」。
「独りぼっちになってしまう私の息子をお守りください」。
ねぇロッカーママはやっぱりあんたをかばったんだよ。
自分の人生を投げ捨てて…。
ロッカーあんたを自由にするために。
(はなをすする音)戻ろうもう一度。
何だ?ロッカーの荷物です。
荷造りしてここを出て行ってもらいたいんです。
何だと!?それはお前達全員の考えか?あっ私は止めたんですけど…。
はぁ…。
全員枕を取りに行け。
えっ?いいから行け!!
(杖を突く音)テーブル片付けろ!
(椅子を移動させる音)そこに輪になって座れ。
あいつが父親を…というのはあいつ自身の誤解だ。
だったら?母親だ。
あいつは母親が自分をかばって捕まったそう思っていただけだ。
そうだったんだ。
でもだから何?ロッカーがこの前暴力をふるったっていうのは事実だし世間からそういう目で見られるかもしれないことは変わりないじゃない。
私もそう思う。
あぁ…。
持ってる枕をその胸に抱きなさい。
お母さん…。
ごめんね…。

(はなをすする音)ありがとう…。
お前達は何に怯えている。
お前達は世間から白い目で見られたくないそういうふうに怯えているのか?だからそうなる原因になるかもしれないあいつを排除する。
そういうことなんだな?だがそれは表面的な考え方じゃないのか?もう一度この状況を胸に入れて考えることをしなさい。
お前達自身が知るあいつは本当にそうなのか?乱暴者でひどい人間か?そんなふうにお前達はあいつから一度でもそういう行為や圧力を受けたことがあんのか?ならばなぜかばおうとしない!世の中がそういう目で見るならば世の中に向けてあいつはそんな人間じゃないってなぜ闘おうとしない!?あなた達はあの人のことを知らないんだって一人一人目を見て伝えようとそう闘おうとなぜ思わない!臭い物にふたをして自分とは関係ない。
それで終わらせるつもりか?大人なら分かる。
大人の中には価値観が固定され自分が受け入れられないものを全て否定し自分が正しいと声を荒げて攻撃して来る者もいる。
それは…胸にクッションを持たないからだ。
分かるか?そんな大人になったらおしまいだぞ。
話し合いすらできないモンスターになる。
だがお前達は子供だ。
まだ間に合うんだ。
一度心に受け止めるクッションを情緒を持ちなさい。
この世界には残念だが目を背けたくなるようなひどい事件やつらい出来事が実際に起こる。
だがそれを自分とは関係ないかかわりたくないとシャッターを閉めてはいけない。
歯を食いしばって一度心に受け止め何がひどいのか何が悲しいのかなぜこんなことになってしまうのかそう考えることが必要なんだ。
お前達はかわいそうか?本当にそうか?両親がいても毎日のように言い争いをしてるその氷のような世界にいる子供達はどうだ?両親がそろってるくせにと冷たく突き放すのか?もっとつらい子もたくさんいる。
誰かに話したくても言えない子だっている。
それでもお前達は世界で自分が一番かわいそうだと思いたいのか?違う…。
違うよ。
そうだ違うだろ?うんざりだろ?上から目線でかわいそうだなんて思われることに。
何が分かるってんだ冗談じゃない。
かわいそうだと思う奴こそがかわいそうなんだ。
つまらん偽善者になるな。
つまらん大人になるな。
つまらん人間になるな。
お前達がつらい境遇にあるというのならその分ひとの痛みが分かるんじゃないのか?寂しい時そばに寄り添ってほしい。
自分がそうしてほしいことをなぜしようとしない!ずっと彼のそばにいたの?ああ。
どうして彼を信じたの?一度も疑わずに。
だってロッカーはロッカーだから。
お前達が心にクッションを持てないというのならこれからたとえどんな条件のいい里親が現れても実の親がもう一度迎えに来たとしても俺はこの家からお前達を出さんぞ!絶対に出さん!はぁ…。
これはあいつのノートだ。
お前達一人一人のことが書いてある。
アレルギーのこと何が好物で何が嫌いか大切にしているものは何か誕生日はいつかそしてどんな子供か。
一人一人手に取ってそれを読みなさい。
それでもあいつを追い出したいと思うならそれで構わない。
あいつは黙って…出てくだろう。
はぁ…。
いいか最後にもう一度言うぞ。
一度心に受け止めるクッションをその胸に持ちなさい。
世界に存在するあらゆる汚れや醜さから目を背けず一度受け止めてみなさい。
それができる人間は一方でこの世界の美しさいとおしさを知ることができるだろう。
お前達は傷つけられたんじゃない。
磨かれたんだ。

(泣き声)
(泣き声)
(泣き声)ロッカーごめんなさい。
ごめんなさい。
ロッカー…。
ごめんなさい!
(子供達)ごめんなさい!チッ。
ドンキ…?2014/02/19(水) 22:00〜23:00
読売テレビ1
明日、ママがいない #6[字][デ]

ロッカー(三浦翔平)が事件を起こし警察に。コガモの家の心優しき青年・ロッカーの逮捕に子供たちは動揺し、あらぬ行動を起こす。物言わぬロッカーの過去は紐解かれ…。

詳細情報
番組内容
「コガモの家」に新しい子供がやってきた。自ら「二代目パチ」としてニッパチと名乗るその子は、パチと同様にポスト(芦田愛菜)に懐く。
そんな賑やかな「コガモの家」に衝撃が。ロッカー(三浦翔平)が事件を起こし、逮捕されたのだ。心優しきロッカーの逮捕に子供達は動揺し、ロッカーに反発するように――。
そんな中でもロッカーを信じ、一人寄り添い続けるポスト。物言わぬ青年の過去が今、ついに明らかになる…。
出演者
芦田愛菜
鈴木梨央
三浦翔平
木村文乃
大後寿々花
渡邉このみ
桜田ひより
城田優
鈴木砂羽
三上博史ほか
原作・脚本
【脚本】
松田沙也
監督・演出
【演出】
長沼誠
音楽
【劇伴】
羽毛田丈史
【主題歌】
「誰か私を」コトリンゴ(commmons)
制作
【チーフプロデューサー】
伊藤響
【プロデューサー】
福井雄太
難波利昭(AXON)
【制作協力】
AXON

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
ステレオ
サンプリングレート : 48kHz

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