鍛え上げた子の筋肉。
オリンピックの銀メダルをもたらしました。
竹内智香選手は、4回目のオリンピック出場です。
スノーボード女子パラレル大回転。
竹内智香、メダル確定へ、運命のスタート!
竹内選手は準決勝に進んで2回目。
世界ランキング2位の力を見せました。
銀メダル以上確定!
1回目のリードをさらに広げて快勝。
決勝に進みました。
決勝の相手は世界ランキング1位、ライバルのクンマー。
竹内智香30歳。
決勝1本目!同時スタート、1本目。
これは落ち着いていきたいですね。
この辺りから竹内選手の見せどころですね。
レッドコースが竹内智香。
いいですね、竹内選手。
あー、少しクンマーが、バランスを崩したようにも見えた、さあ、そのままどうか?先着、竹内!
2回目、0秒30の差をつけてスタートです。
さあ、運命の瞬間。
50秒ほどで決着がつきます。
竹内智香、金メダルへ!
よし、いけ!
さあ、ここは落ち着いていきたいですね、ここは焦ってはいけませんよ。
安全にいく。
クンマーも無理はしていない。
急斜面から。
このあたりから勝負ですね。
傾斜が変わってきます。
クンマー選手も追い上げてきますから。
終盤にこの大会、決勝トーナメントの強さを見せている竹内智香です。
そういったことも分かって、恐らくクンマーはプレッシャーをかけてくるでしょう。
そうですね。
その中で、安定感のある滑りも見せている、予選1位の竹内智香。
おっ、並んできた!並んできた!2本目、前にいったのはクンマー。
ただ、ここから速いぞ!竹内!あー!転倒!竹内智香!敗れる!
竹内選手、頂点には一歩届きませんでした。
この種目で日本選手初のメダル獲得です。
過去3回のオリンピックでは、最高で9位だった竹内選手。
竹内、攻められるかどうか。
僅かに届かず!
メダルは遠い存在でした。
その竹内選手がおととし、ワールドカップで初優勝。
参戦13年目で、念願の頂点をつかみます。
鍵となったのは筋力トレーニングです。
テクニックに偏りがちだったトレーニングを根本的に見直し、予選から決勝まで、10回の滑走を滑りきれる体力作りを優先したのです。
標高3000メートルの高地でも。
さらに、こんなトレーニングも取り入れます。
クライミングウォールです。
腕の力を強くすることで、バーを強く押し、素早くスタートできるようにするためです。
オリンピックでの金メダルを目指してきた竹内選手。
励みにしているのが、世界最高齢でエベレストに登りきった三浦雄一郎さんです。
三浦さんは、竹内選手の母校の校長先生。
いつまでも挑戦し続ける姿に、励まされてきました。
シーズン開幕目前。
ふるさとの旭川に戻った竹内選手。
迎えてくれたのは、おいっ子の隆太くんでした。
オリンピックに向けて、特別なプレゼントを描いてくれました。
大きなエールをもらった竹内選手。
その声援に応え、メダルを獲得しました。
最高のところへ上がりましょう。
地元、北海道では、母校の校長、三浦雄一郎さんが声援を送りました。
応援ありがとうございました!とうとう銀メダル!ほとんどもう、タッチの差の銀。
これ以上ない、最高のすばらしい成績を収めてくれました。
どうぞ!
おいっ子の隆太くんも、家族と共に見守りました。
こんばんは。
竹内選手、最後の転倒は残念でしたけれども、まさに果敢に攻めた結果と言っていいと思います。
すばらしい銀メダルでした。
そして今大会の日本女子初のメダルです。
ソチにいる廣瀬さんを呼びましょう、廣瀬さん。
こんばんは。
こちら、ソチのNHKのこのスタジオ周辺も、大いに沸きました。
私は去年7月にお話を聞いたんですが、そのときにあの大きな瞳で、まっすぐ前を見て、このソチオリンピックに、なみなみならぬ思いで向かっているんだと語る姿に、圧倒されたことを思い出します。
4回目のオリンピックで初めてつかんだ銀メダル。
日本の女子スノーボード界の第一人者として、長年、世界と戦って引っ張ってきたその努力が報われた瞬間、新たな歴史を作りました。
さあ、この女子選手のパワーが次につながるでしょうか。
このあといよいよ、フィギュアスケート女子シングルが始まります。
世界が注目する人気種目。
きょうは練習は朝7時に始まったんですが、すでに世界中のメディア、そして観客の皆さんが集まっていました。
直前練習がこれから始まります。
日本の3選手、そしてライバル選手たちの調子はどうでしょうか。
フィギュアスケート女子シングルショートプログラム。
日本選手が最後の調整を行いました。
鈴木明子選手。
村上佳菜子選手。
そして。
浅田選手の、曲をかけての練習が今、始まりました。
悲願の金メダルを目指す浅田真央選手。
初めてのオリンピックとなった4年前のバンクーバー大会。
浅田選手はライバル、キム・ヨナ選手に及ばず、銀メダル。
あの日から4年。
再び、オリンピックの舞台に挑みます。
日本勢のライバルたちも、調整に余念がありません。
その1人が、地元ロシアの15歳、リプニツカヤ選手。
団体のショート、フリーともに持ち味の柔軟性を生かした演技で、トップの得点をマーク。
ロシアの金メダル獲得に、大きく貢献しました。
ロシアのテレビ局では。
一躍、ロシアのシンデレラガールとなったリプニツカヤ選手を、大きく取り上げています。
小さい頃の映像も紹介。
今につながる華麗なスピンですが。
このころから金メダルを目指し、練習を重ねていました。
フィギュア大国、ロシアに、女子シングル初の金メダルをもたらすのか。
15歳の少女は、大きな期待を背負っています。
そして、前回、バンクーバー大会の金メダリスト、韓国のキム・ヨナ選手。
今シーズンは、右足甲のけがで出遅れたものの、ここに来て仕上がりのよさを見せています。
最大の持ち味、豊かな表現力は健在です。
4年前、同い年のライバル、浅田選手に大差をつけ、金メダルを獲得。
高まる連覇への期待に、韓国のメディアもヒートアップ。
浅田選手だけでなく、若いリプニツカヤ選手も、ライバルとして警戒しています。
けさの新聞では、韓国、今夜は眠れないという見出しを掲げ、浅田選手やリプニツカヤ選手のジャンプやスピンの特徴も分析しています。
中継で解説を務める八木沼純子さんは、ライバルたちをどう見ているのか。
リプニツカヤ選手は。
一方、浅田選手は、出場選手の中でただ一人、トリプルアクセルで勝負に挑みます。
団体戦では失敗してしまいましたが、立て直しには自信を見せています。
ライバルに立ち向かう日本勢を、側面から支援しようという取り組みも。
都内の化粧品会社です。
こちらでは、フィギュア女子3選手のメイクをサポートしています。
どんな工夫があるんでしょうか。
メーキャップアーティストの石井勲さんです。
7年前から日本の選手に、演技の内容に合わせたメイクを提案してきました。
今回の浅田選手のメイクを体験してみることに。
ポイントの一つは目元のアイシャドー。
衣装と同じ紫色をグラデーションにすることで、大人の魅力を加えました。
あっ、確かにこの目元の紫のキラキラした感じ、浅田選手をちょっと思い出しますね。
これまでのかわいらしさに、新たに大人の女性の魅力を合わせ、メダルに挑みます。
銀盤の上の美しき戦い。
いよいよ3時間後、午前0時に始まります。
女子シングルはまれに見る大混戦です。
勝負の行方はどうなるのか。
きょうの練習から見えてきたことを、NHKのフィギュアスケート担当記者に聞きました。
まずは日本の3選手。
エース、浅田選手のきょう直前の練習の動き、いかがでしたか?
引き続き、好調が続いていると感じました。
練習の最初では、もういつもどおりにウォーミングアップをしっかりやりまして、本当にいつもどおりの練習をしていると感じまして、練習の最後には、やっぱり毎回やる持ち味のトリプルアクセルの練習をするんですけれども、そこでも本当にきれいに決めていまして、これまでどおりの好調さが続いているというふうに感じました。
今大会を集大成と位置づけている鈴木選手はいかがでしたか?
鈴木選手は、ジャンプの練習を、本当に入念に何度も何度も確認していました。
特に鈴木選手の場合、やはり最初にある3回転3回転の連続ジャンプがすごく鍵となってくるんですけれども、そのジャンプが、きょうはなかなか練習では成功せずに、それを何度も何度も練習していまして、たぶん練習では10回近く、練習していました。
そのつど、コーチと確認しながら、本番に向けて、すごく体を仕上げている、入念に備えているように感じました。
初めてのオリンピック、10代で臨む村上佳菜子選手は、どうでしたか?
村上選手も、浅田選手と同じで、引き続き好調が続いているように見えました。
特に最初の3回転3回転の連続ジャンプは、もう村上選手はもう自分でも会見で鍵になると言っていたぐらい、重要なジャンプなんですけれども、このソチに入ってきてからは、すごく好調が続いていまして、特に彼女の持ち味である、あのパワフルなスピードに乗って、きれいにきょうも決めていまして、やっぱり好調は続いているなと、期待できるのではないかと思います。
日本選手のライバルとなりそうなロシアのリプニツカヤ選手、そして韓国のキム・ヨナ選手、この2人の動きはどのように見ましたか?
2人ともやはりこれまでどおりの好調を保っているというふうに感じます。
演技冒頭のジャンプは、難しい種類の、全く同じ、2人とも同じジャンプをしているんですけれども、それをキム・ヨナ選手は持ち味のスピードに乗って、きれいに決めていまして、やはりそこはしっかり強敵になってくるなというふうに感じました。
リプニツカヤ選手は、柔軟性を生かしたスピンがすごく得意なんですけれども、そのスピンをしたときに、やはり練習を見に来ている観客からも、大変な歓声が沸いていました。
団体のときも、やはりリプニツカヤ選手に対しては、すごくロシアの地元の観客が、ものすごい歓声をしていたんです。
今回、浅田選手に関しましては、30番目で最後の滑走なんですけれども、その1つ前が、同じロシアのソトニコワ選手でして、それもやはり、ロシアですごく歓声が湧くと思いますので、その歓声のあとに浅田選手が滑るということで、浅田選手が自分のペースを守って、しっかり演技してくれるように、それは期待したいと思っています。
さあ、滑走順がこちらです。
30人の選手が出場します。
キム・ヨナ選手が17番目。
村上選手20番目、鈴木選手が24番目、続いてリプニツカヤ選手が25番目、ソトニコワ選手が29番目、最終滑走が浅田選手となっています。
ここで注目したいのが、グループ分けなんですね。
30人の選手は6人ずつ、5つのグループに分かれて滑ります。
このうち村上選手と鈴木選手は、同じ第4グループで滑るんですね。
きょうの練習前、リンクサイドで2人が笑いながら話しているようなシーンもありました。
和やかな雰囲気だったんですね。
同じグループになったことで、このオリンピック独特の重圧、プレッシャー、少し和らぐかもしれません。
そして先ほどのリポートにもありました、浅田選手は、リプニツカヤ選手、ソトニコワ選手という、ロシアの2人の選手と同じ最終グループで滑るということになります。
廣瀬さん、浅田真央選手なんですけれども、好調が続いているという解説がありました。
ただ、団体戦では、もうひとつ万全の出来とはいきませんでした。
そのあたり、心配はあまり引きずる必要はないということでしょうか?
練習を見ていましても、トリプルアクセルをはじめ、ショートプログラムで跳ぶ3つのジャンプすべて確実に決めていました。
練習を見るかぎりでは、その不安な要素というものは感じられませんでしたね。
そして、団体のあと、浅田選手は、合宿地のアルメニアで調整をしていたんですね。
ソチを離れて、少し気持ちを切り替えて、また戻ってきたようです。
ソチオリンピックはきょうで大会13日目。
ここまでの日本選手の活躍を振り返ります。
さあ、ここでスノーボードの女子パラレル大回転で、銀メダルを獲得した竹内選手の声が入ってきました。
この最後のワールドカップ3戦の負け方と、同じような負け方をしたので、悔しいですね。
そうですね、メダルとれたことはすごくうれしいんですけども、やっぱり勝ちたかったっていうのが、今の一番の気持ちです。
2本目はどんな心境で滑られましたか?
もう本当に元チームメートのメンバーですし、仲よくしてる選手なので、一緒に2人で楽しんで、滑って、お互いの結果をたたえ合えたらいいなと思って、滑りました。
でも、これからのスノーボードのアルペンスポーツを考えたら、少しは貢献できたのかなと思います。
ソチ大会、どんな大会になりましたか?
そうですね、本当にここ1、2週間、ずっとなんか、すごいいい流れで来てて、きょうもなんか、自分のためにあるような、不思議な…。
まだ悔しさを少しね、見せるような声でしたけれども、この竹内選手のメダルで、日本のメダル獲得は合わせて7個ということになりました。
今回、特に目立つのが、スキーやスノーボードの選手たちの活躍です。
7個のメダルのうち、実に6個を、このスキーやスノーボードの選手たちが獲得しているんですね。
ノルディック複合やジャンプでは、復活を印象づけるメダル。
そして一方で、スノーボードでは、新たにハーフパイプで10代の2人が活躍して、そしてきょう先ほど、4大会連続出場、ベテランの竹内選手が銀メダルを獲得しました。
選手層の厚さを感じる、このソチオリンピックです。
このあとはいよいよ、フィギュアスケート女子シングルが始まります。
以上、ソチからお伝えしました。
スノーボードのパラレル大回転という、その種目。
今まであまりなじみが薄かったという人もいると思うんですけれども、きょうで一気に詳しくなったという方、多いと思います。
ここまで廣瀬キャスターでした。
次のニュースです。
先週末の記録的な大雪の影響。
週も半ばとなったきょうも、続いています。
雪がふだん、積もらない地域に、ある種の意識改革を迫る大雪でした。
大雪で立往生する車が相次いだ中央自動車道。
日曜日の朝のことでした。
談合坂サービスエリアの1台のトラックの周りに、たくさんの人が。
その様子は、動画投稿サイトにも。
食パンどうですか。
パンを運ぶトラックの運転手が、機転を利かせて、積み荷を配ったのです。
その場に居合わせた男性は。
精神的に疲れたお客さんのために、こちらのカフェも、奮闘したということです。
雪で足止めされた人たちが押し寄せたこちらの店では、無料でコーヒーの講座を開きました。
参加者に楽しんでもらえるよう、クイズなども盛り込みました。
ソフトクリームやバナナを無料でふるまったスイーツ店も。
想定を超える事態が起きる中、機転を利かせた助け合いが。
大雪の影響は、きょうも広がりを見せています。
東京都内で6万人を対象に、宅配事業を手がけているこちらの生協。
大雪の影響で、商品の一部を届けられない状態が続いています。
こんにちは、お願いします。
きょう用意できなかったのは、およそ20種類。
半分は、白菜やほうれん草などの野菜です。
影響はこちらの飲食店でも。
八王子にある畑で育てた野菜を使った料理が自慢の、このお店。
しかし。
そこには。
坂道がずっと凍結してて、事故が多発。
畑の様子、見に行きたくても行けない?
行けないんですね。
八百屋から仕入れる野菜も、価格が高騰しているといいます。
白菜なんかも2倍近くになってますね。
一方、記録的な大雪になった山梨県。
除雪で通学路の安全が確保された小学校では、きょうから授業が再開されたところも。
しかし、引き続き孤立している地域も。
山梨県甲斐市です。
大雪から5日たちましたが、今もこの奥で、10人余りのお年寄りが孤立した状態です。
除雪作業が急ピッチで進められています。
別の地域では、自衛隊などが手作業で除雪作業に当たっていました。
2月に入って、週末に相次いだ太平洋側の大雪。
そのときの気象条件です。
独立行政法人海洋研究開発機構の、吉田聡研究員によりますと、平年2月は、上空を流れる偏西風が、日本の南付近で強いということです。
ところが今月前半は、偏西風は日本の南で弱くなっていて、低気圧が発生しやすくなっていました。
さらに、日本の東の海上には、ブロッキング高気圧と呼ばれる高気圧が発生。
低気圧は進路を阻まれて、太平洋側に沿うように進んだのです。
大量の水蒸気も流れ込んだため、低気圧が発達し、大雪が相次いだと見られています。
埼玉県富士見市にある市民総合体育館。
屋根が崩落しました。
記録的な大雪。
首都圏では、雪の重みが原因と見られる建物の被害が相次ぎました。
JAF・日本自動車連盟によりますと、カーポートと呼ばれる簡単な構造の車庫が、雪の重みで倒壊したとして、関東甲信越地方で救援に出動した件数は、およそ270件に上ったということです。
ふだん雪がそれほど積もらない地域で相次いだ被害。
専門家は、今後はこうした地域でも、雪に耐える、耐雪の意識を持つことが必要だと強調します。
先ほど、ソチオリンピックのニュースの字幕で、北海道上川町とすべきところを、下川町と表示してしまいました。
失礼いたしました。
さて、学校でどんな教科書を使うか。
教員の人事はどうするかなど、教育行政を取りしきる教育委員会。
安倍総理大臣が見直しに意欲を示す中、自民党の改革案がまとまりました。
教育行政に対する自治体の長の権限を、今よりも強化する内容となっています。
自民党がきょう開いた、文部科学部会。
教育委員会制度の見直しを検討してきた、党の小委員会から報告された改革案が了承されました。
教育委員会制度の見直しは、安倍総理大臣が意欲を示す課題です。
議論の焦点。
それは、教育行政の最終的な意思決定の権限を、どこに与えるかです。
今の教育委員会制度は、戦前、国家主義的な教育が行われたという反省に立って、政治的中立性などを確保することを大前提に作られました。
このため、自治体の長から独立した組織として、最終的な意思決定の権限が与えられています。
自治体の長は、教育委員を任命。
その中から、トップで非常勤の教育委員長と、常勤の教育長が選ばれます。
実務は、教育長が取りしきります。
こうした点について、責任のあいまいさが指摘され、見直しが検討されていました。
去年、文部科学大臣の諮問機関、中央教育審議会は、2つの案を提示。
このうちA案と呼ばれた案では、最終的な意思決定の権限を、自治体の長に与えます。
そして教育委員会は、付属機関と位置づけました。
この案に自民党内から、自治体の長に権限を与えれば、政治的中立性が損なわれかねないという異論が出たほか、公明党も慎重な対応を求めました。
さらに議論に影響を与えたのが、教育行政の現場を知る自治体の長の声でした。
教育長を務めた経験がある京都市の門川市長。
自民党の教育再生実行本部などで、意見を述べてきました。
最終的な意思決定の権限を、自治体の長に与える案については。
こうした議論を経てまとまったのが、自民党の改革案です。
教育行政の最終的な意思決定の権限を持つのは、これまでどおり教育委員会です。
執行機関と位置づけて、政治的中立性を確保します。
その一方で、教育委員長と教育長を兼務する、新しいポストを設置。
責任の所在を明確にします。
にんきは2年とし、自治体の長に任命や罷免の権限を持たせます。
また自治体の長が主宰する会議の設置を法律で義務づけ、この会議で、教育に関する大綱的な方針を策定します。
自治体の長の権限を、今より強化する内容です。
自民党の改革案は、安倍総理大臣が目指す方向性にかなっているのか。
自治体の長というのは、選挙で選ばれる政治家ですので、その権限を強める自民党の案は、教育も政治家主導を強めるという性格を持っています。
京都市の門川市長、選挙で選ばれた人間がすべて決定するということでは、教育はよくならないと話していましたけれども、まさに権限が強化をされるのであれば、その分、権限というものに対して謙虚でなければなりませんし、そのことを十分に自覚をしながら、さらなる議論を進めていただきたいと思います。
こちら、福井県の地図に、シルエットが現れました。
福井県がこのほど発表した、新しいキャラクターということなんですが。
どうでしょうね、熊本県がくまモンで大当たりをしましたけれども、正直言って、日本中を見渡しますと、もうひとつ目立っていないゆるキャラというのも多いですよね。
そうなんです。
世の中、まさにゆるキャラ戦国時代。
後発、福井県の挑戦を取材しました。
それでは、ラプトくんにご登場いただきましょう。
ラプトくーん!こんにちは!
福井県の新しいキャラクター。
モチーフになっているのは。
恐竜。
ラプトは、福井で初めて化石が見つかった、フクイラプトルがモデルです。
国内の恐竜化石の8割が発掘されるなど、世界的な恐竜王国の福井県。
ところが、都内で聞いてみると。
なんとも残念な答えが。
都道府県の認知度ランキングでも、福井県は毎年40番台と、低迷し続けています。
こうした現状を打破するために発表された新キャラクター。
またゆるキャラ?と思っている皆さん!そこには、キャラクター後発県ならではの戦略と苦労があるのです。
音楽に合わせて、軽快なダンスを披露するラプト。
その傍らで、一緒に踊る中年の男性。
新キャラクターの仕掛け人、福井県ブランド営業課の、土橋彰課長54歳です。
お疲れ!
とはいえ、今はゆるキャラ戦国時代。
くまモンやふなっしーをはじめ、人気のキャラクターが全国にあふれています。
そこで、土橋さんがまず、こだわったのが。
かわいらしいキャラクターデザインで人気の、中野シロウさんを起用しました。
インスタントラーメンのキャラクターなど、関連商品3万点近くを手がけてきた中野さん。
こわもての恐竜も、その手にかかると、ご覧のとおり。
さらに。
キャラクターを商品のPRに使いたいという企業との綿密な打ち合わせ。
弁当を運ぶラプト。
銀行員姿のラプト。
温泉で使うキャラクターには、浴衣を着せるなど、さまざまな姿に変化させます。
そして。
企業のイメージカラーに合わせて、色の変更にも応じます。
画一的なデザインが目立つ一般のゆるキャラとは、一線を画す戦略です。
そして、3つ目の戦略が。
福井県を模したジュラチック王国という、仮想空間をネット上に展開する構想。
福井県内の自治体と同じ17の地域に、それぞれの恐竜のキャラクターを登場させ、恐竜王国、福井をアピールしたい考えです。
早速、県内のある自治体に協力を求めることにした土橋さん。
しかし。
県内の多くの市や町には、すでに独自のキャラクターがいます。
いまさら県のキャラクターが出てきても、困るというのです。
全国どころか、地元でも苦戦を強いられる、福井県の新キャラクター。
それでも、地道に営業活動を進めるしかありません。
この日、土橋さんは市内の雑貨店を訪れました。
祈るような気持ちでお願いすると。
置いてくれることに。
しかも場所は、あのくまモンとふなっしーのコーナーです。
土橋さんの表情が少し明るくなりました。
果たして、福井県のキャラクターが全国を席けんする日はやって来るのか。
ふるさとへの愛を訴えて、土橋さんの模索が続きます。
衛藤総理大臣補佐官は、安倍総理大臣の靖国神社参拝に関するアメリカ政府の対応に、失望したなどとする動画を公開したことについて、発言を撤回し、動画を削除する考えを示しました。
衛藤総理大臣補佐官は、安倍総理大臣の靖国神社参拝に関して、アメリカ政府が失望したとする声明を発表したことに対し、むしろ、私たちのほうが失望したなどとする動画を、自身のホームページで公開しました。
これについて衛藤氏はきょう、記者団に対し、菅官房長官から電話があったことを明らかにしました。
衛藤氏はこのように述べ、発言を撤回し、動画を削除する考えを示しました。
気象情報は井田さんです。
こんばんは。
こちら、桜島の山肌には雪が積もっています。
寒さが続きますけれども、きょうは二十四節気の雨水です。
気温がだんだんと上がって、雪が雨に変わるころとされています。
鹿児島市では、こんな所に春の兆しが顔をのぞかせていました。
10センチほどまで成長したツクシ。
きょうは冷たい雨にぬれていますが、池の中をのぞいてみると。
元気に泳ぐおたまじゃくしの姿を見ることができました。
季節は少しずつ春に近づいているようですけれども、各地の雪がなかなかとけない冷え込みが続いていますね。
そうなんですよね。
この先も気温の低い状態が続きますので、なかなか雪、とけそうにないんです。
午後9時現在の積雪を見てみましょう。
埼玉県の秩父市や甲府市など、まだ40センチ以上の雪が積もっています。
きのうに比べても、数センチほどしかとけていない所も多くなっているんです。
引き続き雪崩、それから落雪、凍結には十分お気をつけください。
では、天気図です。
北海道付近の発達した低気圧を離れて、暴風のピークは越えそうです。
一方、お伝えしていますように、南の低気圧は陸から離れた所を進むでしょう。
詳しく見ます。
ただ、上空には強い寒気が残っています。
あすは関東甲信や東海で、一時的には雪の所がありそうです。
天気の変化を見ていきます。
朝の6時から9時です。
太平洋側で晴れ間が広がりそうです。
午後3時です。
北海道から新潟で雪の所がありそうです。
そして夜です。
夜は関東甲信の内陸や、それから東海で、一時的に雪の所がありそうです。
さあ、寒さですけれども、今週いっぱいは続きそうなんです。
こちらは北極付近から見た大気の流れを示しています。
南に蛇行している所ほど、北極からの寒気が流れ込みやすいところです。
日本は今、そこに当たります。
一方、オリンピックの開かれているソチでは、北に蛇行していまして、暖気が流れ込みやすく、雪の少ない状態なんです。
一方、来週を見てみますと、大気の流れが変わります。
日本付近でも、北へ蛇行してきまして、暖気が流れ込みやすくなってきます。
このために来週は徐々に、気温が上がってきそうです。
来週に入りますと、だんだんと春らしさを感じられるようになってきそうです。
気象情報でした。
竹内、金メダルへ!
よし、いけ!
安定感のある滑りも見せている。
予選1位の…なのか、並んできた、並んできた!前に行ったのはクンマー!ここから速い、竹内!あー!転倒!竹内智香、敗れる!
きょうは本当に不思議な世界というか、自分のためにあるような一日に感じられたので、それをしっかりとチャンスをつかもうと思ってました。
2014/02/19(水) 21:00〜22:00
NHK総合1・神戸
ニュースウオッチ9▽女子フィギュア浅田真央らの直前情報▽記録的大雪影響続く[二][字]
さあ!女子フィギュア浅田真央らの直前情報ライバルたちの調子は勝負の行方を徹底分析▽大雪いまも孤立地域今後は“耐雪”意識を▽教育委改革どうなる▽ゆるキャラを超えろ
詳細情報
番組内容
【キャスター】大越健介,井上あさひ,【スポーツキャスター】廣瀬智美,【気象キャスター】井田寛子
出演者
【キャスター】大越健介,井上あさひ,【スポーツキャスター】廣瀬智美,【気象キャスター】井田寛子
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ニュース/報道 – 定時・総合
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