春到来。
旅に出るにはかっこうの季節。
やってきたのは静岡県熱海。
温泉が有名ですがこの時期見ごろを迎えているのが熱海梅園の梅の花。
あ〜着いた。
暖かいね今日。
ねぇ東京とくらべてやっぱりあったかい。
全然違う。
うん。
うわぁほら。
あぁでもきれい。
紅梅?紅白…。
いい塩梅で。
きれいだね。
あぁ…。
やばいけい?やばい…。
野の梅ってこと?そうでしょうでも系は何?なんかちょっと…。
ちょっとやばい系よ…。
これは何?これ何?冬に至る梅…。
と…冬至梅?冬至梅。
全部同じかと思ったらそれぞれ違うのね。
違うね。
早咲きの梅から順次ほころび今まさに百花繚乱。
梅香る季節。
園内はうららかな日ざしのもと花を愛でる散策に最適です。
あぁ見て見てきれいあれ。
しだれ…。
(2人)梅?しだれ梅だって。
あるんだ。
あんまりないわよね。
ない。
きれい。
うわぁすごい。
色が薄いピンクですごいきれい。
ねぇきれい。
あでやかな花の競演。
熱海梅園の梅まつりは3月9日まで行われています。
梅を堪能してると思うけど今回はね熱海から春の花を求めて下田のほうまで私がナビゲートしようかと思います。
詳しいの?伊豆とか。
私旦那が伊豆出身なんで結構こっち来るの。
でいつもはこの辺って車で来ると思うけど…。
うんうんそうそう。
今回はのんびり伊豆急行に乗って旅しようかと。
ローカル線。
そう。
うわ〜そんなことしたことない。
ほんと?うん。
そんなのもいいよね。
のんびりいかなきゃ。
のんびりね。
今回は伊豆の花めぐり。
咲き誇る菜の花をはじめ和みの光景が待っています。
もちろん見ごろの河津桜も。
うわ〜。
たどるのは伊豆急沿線。
(2人)うぉ〜。
海の幸も堪能できます。
いで湯も満喫一度は入りたい千人風呂。
うまい!
(笑い声)旅は熱海から伊豆半島を南へ下る1泊2日。
各地で花の名所を訪ね風光明美な下田がゴールです。
熱海をあとにし訪れたのは伊東。
相模湾を望む見どころいっぱいの温泉地。
温暖な気候で春の花も期待できそうです。
意外とゆっくり観光ってしたことがないから…。
何がある?ちょっと聞いてみようか?うん。
お花の名所とかもあるだろうし。
温泉ももちろんあるよね?伊東っていったらね。
絶対そこいくよね。
もう絶対温泉。
あっあそこ観光案内所ちょっと聞いてみようか。
うん。
任すわ。
任せてって言っておきながら観光案内所で聞くんでしょ。
こんにちは。
いらっしゃいませ。
何かお探しですか?伊東で花の名所とかってありますか?駅から歩いて15分弱くらいのところにございます。
松月院というところで…。
松月院?とてもお勧めです。
温泉。
あっそう。
あのこの辺で立ち寄り湯とかできるような温泉ってありますか?陽気館のパンフレットになりまして…。
お風呂がこのような眼下に町などを見ていただけるとても景観の…。
これお風呂なんですか?はい。
ここ行く。
じゃあ早速ちょっと行ってみようか。
見せて。
ありがとうございました。
お気をつけていってらっしゃいませ。
伊東の駅前からまず2人が向かうのは花の名所松月院。
ちょうど駅の裏手になるかな?あっほんとだね。
そう…。
そして…。
おぉ伊東の町…。
伊東の町が見えるね。
左のほうが海になるのかな?そうだね。
ねぇ。
いい運動。
きたきた!なんか趣のある。
ねぇ。
あ〜咲いてる。
おぉきれい。
これカンザクラ?うん。
きれいだね。
おぉ。
八分咲き…。
八分咲きでも十分。
伊東にこんなすてきなとこがあるなんて知らなかった。
ねぇ。
ゆっくり観光してみるべきね。
あっちの奥にも桜が…。
あっほんとだ。
おぉ!きれい〜。
早咲きのカンザクラをはじめさまざまな桜が境内に植えられている松月院。
桜寺とも呼ばれています。
4月にはソメイヨシノが咲き参拝者を和ませてくれる名刹です。
春を感じるねぇ。
赤にピンクきれいよね。
ねぇきれい。
これ結構な古木なのかな?あっそうね。
枝の感じがね。
うん。
苔もすごく…。
なんか私たちは寿命って限られてるけどこの木はもしかしたら何十年何百年とここに来るいろんな人たちを見てるわけでしょ。
そうね。
そう思うとなんか感慨深いよね。
ねぇ。
伊東に来てこんなすてきな桜が見られるなんてよかったね。
ねぇ。
案内してもらってよかった。
季節はめぐり今年も春の訪れを告げる桜寺。
ちょっと冷えてきたから温泉でも浸かってあったまらない?さっきのあの陽気館!そうそう陽気館。
伊東に来たら温泉は欠かせません。
立ち寄り湯が楽しめる宿はたくさんあります。
教えられたのは絶景の露天風呂で評判の宿。
源泉かけ流しです。
あそこにあるの…。
あっそうだ!なに?全市…。
全市一望の大野天風呂…。
すご〜い!なんかなじみ深い建物じゃない?ねぇ。
こちらが目当ての日帰り湯に入りたいんですけども…。
お一人さま1,000円になります。
そうですかタオルもついたりして?はいバスタオルもございます。
であの…ただ混浴の露天風呂になりますけど。
えっ!?
(2人)え〜っ!?今の時間帯って…。
今誰も入ってませんので。
あぁよかった!創業は明治34年の老舗。
さて評判の絶景露天は?何これ?お客様…この登山電車!?伊東にあるこの登山電車!?なに?
(2人)お〜!!えっ!?高台にある露天風呂へはこの登山電車に乗るんです。
閉じるでしょ扉…で2階?オープンエアバス。
外国の人やっぱり来るからね。
はぁ〜!これは…人生初かもしれない。
初!登山電車に乗って。
この急勾配がすごいのよ。
でもこれだけ上がるから全市一望!そうだ!さながら動く電話ボックス。
はたまたむき出しのエレベーター。
この登山電車が子供や外国人に大ウケ。
1分足らずで町を一望できる露天風呂に到着です。
うわ〜!うわっ大きい!ねぇねぇなんかお湯の色が…下の色が映ってるんだけどなんか深くない?気持よさそう!きれいね。
お湯は源泉かけ流し。
あっ気持いい!うわぁ〜広いねこれね。
ねぇ広いしここ深いね。
うわぁ気持いいよ。
あ〜ほっとする!こっち。
市内が…。
見えるね!一望できるんだ。
もしかしたらあっちのほうってさ初島…。
かすかに見えるのそうかな?うんそうじゃないかな。
すごい!お風呂に入りながら初島見えちゃう。
気持いい…。
気持いいね。
あったまりそうな泉質だね。
温度もちょうどいいね。
いい。
あぁ…気持いい。
自家源泉が2本あり湯量は豊富です。
さて2人は駅へ。
あぁいいお湯だったね。
ねぇ景色もよかったしね。
あれ?ねぇちょっと見てこれ何?「大福の店杉崎」。
ちょっと行かない?いやすごい食べたい気持はわかるんだけどあのねこのあと電車の時間があるの。
ごめん真美ちゃん花より団子はわかるんだけど今日は花で行こう…。
わかったわ。
あとで何かあげるから。
わかったあとで何か…。
大福の文字に心ひかれる和菓子の店杉崎。
かれこれ60年商いを続け地元で知られる路地裏の名店です。
いらっしゃいませ。
お勧めはやはり看板の大福。
もち米から小豆まで厳選した食材を使い一つひとつ丹精込めて作り上げています。
程よい甘さでお茶請けにもってこい。
無添加で日持ちがしないので出来たてを食べてほしいという女将さん。
伊東の隠れた名物です。
伊東駅から2人は電車に乗り伊豆半島を南へ下ります。
発車。
出発。
のんびり電車旅いいよね。
いいね。
たまにはね。
で次どこ行くの?次はねここですよ。
今伊東を出発して…。
伊東を出発して小室山公園の。
あっツバキね。
そうそう川奈で降りて。
川奈で降りるの?うん。
でもさ下田まで切符買っちゃったけど。
うんうん…。
何?その笑いその笑い。
ちょっと切符よく見てくれる?この下のところに2日間有効。
2日間?実はねこの切符で進行方向に向かって下田までの間だったらどこで降りてもいいの。
いろんなとこ観光しほうだい?そうそう。
すごい!ただね行ったり来たりはできないから進んでいくのね徐々に徐々に。
進むだけね戻れはしないのね。
そうそう。
でもすごいお得。
伊豆半島を縦断する今回伊東駅で買った切符は2日間有効で伊豆急下田まで下りの電車が乗り降り自由。
人気のリゾート列車に乗ることもできます。
次に2人が向かうのは川奈。
早速途中下車です。
小室山公園にあるつばき園に程近い川奈。
花めぐりにお勧めのスポット。
駅からは歩いて20分ほどです。
途中下車なんですけど。
はい大丈夫です。
これこのまま渡しちゃって…。
はい少々お待ちください。
はい。
お?何かするの?何するの?へぇ〜押してもらうんだ。
はいありがとうございます。
あっありがとうございます。
川奈ってねほら。
途中下車印というのを押します。
全部降りてためたいっていう感じの。
わかりましたありがとうございます。
歩き始めた2人は。
まっすぐ行って。
なんか歩くの楽しいね。
ねぇ何?これ「地魚でお食事」だって。
地魚。
まだ今日はいただいてないもんね。
あっそうだお昼まだだもんね。
うんねぇ。
先に食べとく?食べとく。
まず腹はすいては戦はできぬです。
あっすごい!だからなんかこう…。
シマアジとかいるよ。
おぉちょっといいかもね。
新鮮なものが食べられるってことかな。
地魚だよまず行こう行こう行こう!こんにちは。
こんにちは。
えっお魚屋さん?ここで食べられるんじゃないのかな?これ魚屋さん…。
お食事は?お二階です。
あっお二階ですか。
魚屋さんの直営店おお田。
店内に入ってまず目を引くのが女子プロゴルファーのサイン。
サインすごい。
プロゴルフの女子の方が多いんですけど。
フジサンケイがあるので川奈ホテル。
川奈なるほどね。
名前のほうは下に書いてあります。
あぁほんとだ。
さくらちゃんとかへぇ〜。
お勧めはどんなお料理なんですか?メニューって。
そうですねメニューこちらにございますけどもこちらの地あじの膳。
アジがとれたときしかご用意できないので。
そうなんですか。
じゃあアジだよ!絶対にそれはアジ!こちらもねお勧めなんですよ。
海鮮味噌汁?キンメのアラとかあとはカニとかイセエビとか。
じゃあ海鮮味噌汁1つ半分こしない?そうしよう。
ねっだってね。
絶対これはちょっと食べておかないと。
食べとかないと。
ですよね?はいそうですね。
注文を受けると1階で調理。
魚はもっぱらなじみの漁師さんから買い付けています。
一押しのアジは朝どれの上物。
毎日とれるわけじゃないんですよこのでかいアジが。
小さいアジだとうちやらないもんで。
これがご主人のこだわり。
大ぶりのアジは脂がのっていて身が締まっています。
魚好きにはこたえられません。
結構お客さんすごくたくさん来てるね。
ねぇ結構こんでるね。
やっぱり人気のお店なんじゃない?でしょうね。
ねぇ。
はいお待たせいたしました。
地あじの膳になります。
(2人)おお!うわぁ!すごい!立派なアジ。
なんとなくこのアジの頭とおっぽに比べたら身が多い感じがするんですけど2匹分とかなんですか?はい。
えっ?本当に?そんな大サービスしても大丈夫なんですか?ご心配ありがとうございます。
いえいえ。
こちらが海鮮味噌汁になります。
おっきい。
うわぁ。
1つで正解だったねこれ。
正解だったね。
宝箱?宝箱!開けてみて…。
うわぁ海鮮!
(2人)お〜!いい香り。
この香りがたまらないね。
すごい。
食欲そそるね。
これまずちょっと…。
贅沢なお味噌汁。
おいしい。
ダシが出てる。
今目が飛び出そうだけど…。
う〜ん!目が出てるよ!出るねこれは。
すごいわ。
おいしい!プロゴルファーの方たちがわざわざ来るだけある。
このお味は…。
そしてとれたてのアジ。
身が光っています。
だって今朝とれたてだよ。
確かに色がきれい透明だもん。
で脂がすごくのってそう。
うん。
見てこの肉厚。
シコシコ。
ほんと?プリプリシコシコ。
脂のってる。
新鮮だからだよね。
おいしい。
手前はたたきみたいになってるから豪快にこうやってまとめて食べるといいかもね。
そうだね。
たたきもおいしい。
こっちはまた歯応えが全然違うね。
ちょっとたたいてるからこうやわらかくて。
でもよかったね。
今日ラッキーよ。
うん。
アジデー。
うまい!目指すは伊豆小室山のふもと。
この時期見ごろを迎えている花の名所があるんです。
穏やかな日ざしのもと先を急がずのんびり歩くにはかっこうの行楽地です。
お天気よくてなんかウォーキングにはいい感じ。
日が出てきて暖かいね。
伊豆急川奈の駅から歩いて行けるつばき園。
入園は無料です。
ちょっといい食後の運動になったね。
いいねちょっとね。
つばき園あった。
お〜。
あった。
もう入り口から咲いてるじゃない!これもしかして…。
この山もしかして全部ツバキ?かもね。
およそ1,000品種4,000本ものツバキが植えられた花の名所。
その規模や木の大きさから日本一のつばき園とうたわれています。
毎年10月には早咲きの品種が花をつけ年を越し4月頃まで多種多様なツバキが咲き誇ります。
大輪の花を咲かすツバキ。
見飽きることがありません。
こんにちは。
ツバキ観賞ですか?そうです。
どちらからいらしたんですか?東京です。
東京ですか!はい。
そうですか。
お友達ですか皆さま?職場の人たちで…。
職場の?いいですね。
東京からなら日帰りでも楽しめるつばき園。
バスツアーの人気スポットにもなっています。
思わぬ楽しい出会いでしたね。
ねぇ。
でもこれが旅の楽しみのひとつでもあるからね。
園内にあるつばきの館では3月9日までつばき鑑賞会が行われています。
こちらもお見逃しなく。
伊豆の花めぐり。
駅に戻って再び伊豆急に乗り込みます。
(2人)お〜っ!かわいいね赤と白で。
窓もでかくて。
お〜伊豆急。
うわ〜っ!お〜っ。
やってきたのは人気のリゾート列車。
これさ普通のチケットで特急券とか買ってないけど。
乗れるところがいいところ!えっ乗れるの?お〜!景色が楽しめるように山側の座席は一段高く。
海側は展望シート。
先頭と最後尾にも展望席があり平日は普通列車として運行しています。
後ろ向きに走っていながら視界が広がってるでしょ?そう。
なんともね。
この後ろ向きにこのトンネルとかを後にしていくっていうのもすごくいつもと違った雰囲気を味わえて。
海だ!海!海!すごい。
ついさ大きい声で言いたくなるけど静かにしなくちゃいけないんだよね。
そうなの?そこになんか書いてある。
ほんとだ。
じっくり景色を静かに楽しみましょう。
車窓には波穏やかな春の海。
この海岸線にも花の名所があるんです。
降り立ったのは…。
潮騒のなか絶景スポットをめぐるのが人気。
駅舎も凝っています。
あれ何?あのなんか遊園地みたいなフィールドアスレチックみたいなログハウスみたいな。
駅じゃないの?駅か?そうか。
海だから山のイメージじゃない?確かに確かに。
見て見て!ともちゃん!湯気湯気!何これ?足湯!電車に乗った人しか入れないのかな?そんなこともないでしょう。
ことはないのかな。
途中下車だからまたハンコとか押してもらうのかしら?下車ですか?
(2人)はい途中下車です!あそこにぽっぽの湯っていう足湯があったんですけれどもこの伊豆急を使った人用なんですか?いや使わなくてもご利用になれます。
この駅舎すごい変わってるっていうか山のログハウス風ですごいかわいらしいんですが。
材質ですか?この木?なんでまた?えっ!なんでまた?会社の方針!なるほど!なかなか立派な会社の方針。
城ヶ崎ってソメイヨシノ桜並木が有名なんだって。
確かにこれ。
桜咲いてたら…。
きれいでしょうね!目指すは海辺にある花の名所…。
おしゃべりして歩いてくるとあっという間じゃない。
だいたい15分くらいかな。
近いよね近い近い。
近いよね。
すみませんここって昔伊豆海洋公園っていう名前じゃなかったですか?そういう名前でした。
ちょっと水族館と間違えられることが多くて4年ほど前に名前改名しまして伊豆四季の花公園になりました。
広大な敷地にキンギョソウやパンジーなど300種類もの花が植えられています。
春は格別。
一面花!ほんとだ。
階段になって。
すごいね!ねぇ。
四季の花公園。
もうこっちの上のほうも全部お花!見て大室山も見える!ほんとだ!すごい!雪が残ってるね。
春だね。
(2人)すごい!一気に明るくならない?明るくなるなる!下からこう照らして見ているかのよう。
こう来るね生命のエネルギーが。
ねぇ。
すごいね〜見事だね。
圧巻!桜もいいけど眺めもいいね。
いいね〜。
明るいよね。
お互いの顔が照らされて。
そうそういいねこれね。
すてきうわ〜っ。
向こうに大海原があって!すごい贅沢なロケーションだ!すばらしい景色ね。
ねぇ。
伊豆って豊かだねお花がね。
ねぇ。
桜ツバキ…。
(2人)梅菜の花。
4種類目だよ。
まだ1日目よ。
これだけ楽しめるんだもんね。
意外だったわ。
うんいい季節。
春だね。
春春!季節を愛で再び伊豆急に乗り込んだ2人はそろそろ宿へと向かいます。
お〜!海だ!ずっと山の中だったもんね。
すごい近いね海。
すごい近い。
沿線には湯処がいっぱい。
ともみちゃんすごいこの湯煙。
あっほんとだ。
モックモク。
今日はね片瀬白田っていう所で降りていい温泉宿予約してあるから。
楽しみだ。
お世話になるのは料理自慢の宿。
温泉と夕食が楽しみ。
訪れたのは小さな湯処…。
昔ながらの伊豆のよさが残されています。
お宿は…大観荘?そう近いっていうんだけどちょっとこの地図で…。
あっほんとここだ。
ん?大観荘駅の左。
どこ?すぐここ出て左のほう?あっ違う左っていうか…。
左じゃない目の前。
目の前近っ!近っ!文字どおり駅前にある大観荘。
旅慣れた人たちに知られる穴場の宿です。
お疲れさまでした。
(2人)こんにちは。
おじゃまします。
お世話になります。
これかわいいですね。
これは何になるんですか?つるし雛です。
あっつるし雛か。
そう。
(2人)かわいい。
昭和46年民宿としてオープンしたこぢんまりとした宿。
リニューアルを重ねた今もアットホームなもてなしで喜ばれています。
どうぞ。
(2人)失礼します。
広い!お〜広いねぇ。
明るくて清潔なお部屋だね。
駅そこだわ。
ほんとに駅が…。
海も見えるねやっぱりねこの高さになると。
和室がメインですがモダンな造りの洋室もあって部屋数は7つ。
大切な休日をのんびりと過ごすにはかっこうの宿。
ヒノキの湯殿も評判です。
月の光だよ。
いやちょっと魅力的な名前。
行ってみましょう。
東伊豆の名湯肌に磨きがかかります。
(2人)はぁ…気持いい!あったかい。
あ〜ほっとするね。
今日結構歩いたから。
歩いたね。
なんかかわいいねこの飾りが。
ガーデニングみたいなちょっと鉢があって。
ヒノキがいいねヒノキ風呂。
お湯やさしいねやわらかい。
やわらかい。
香りがなくクセのない…。
ねぇでも源泉だもんね。
そう。
温泉はいいねぇ。
いいね。
夜になったら星もきれいかも。
ねぇ。
風呂あがりの楽しみはとびっきり活きのいい海の幸。
夕食準備の真っ最中です。
家族でもてなす割烹料理が自慢。
伊豆近海でとれた伊勢エビやアワビが食卓を彩ります。
包丁を握るのは京都の料亭で腕を磨いた洗練された仕事で新鮮な地の食材の旨みをぐっと引き立てます。
これが何よりの魅力。
お腹空いたね。
ねぇ。
こちら。
こっちね。
雰囲気ある。
かわいい。
あれお雛様だよね。
ねぇ。
うわぁ見て見てきれい。
うわぁ!彩りがいい。
きれい。
これ桜じゃないの?ほんとだ春だわ。
春いっぱい。
じゃあ乾杯。
はい乾杯。
今日も1日…。
(2人)お疲れさまでした。
いただきます。
おいしい。
お風呂の後だからよけいにおいしい。
失礼いたします。
地物の盛り合わせです。
豪快。
伊勢エビも地物を使っています。
そしてアワビのお刺身もありますけれども地物のサザエとメジマグロですね。
でブリと今日はスルメイカです。
おいしくじゃあいただいてください。
伊勢エビからちょっといかせていただきますわ。
見てこのプリプリな新鮮な透明感?ねぇ。
うん!甘い。
直前まで活かしておいたアワビ。
歯応えが違います。
うん。
聞こえるわよ音が。
聞こえる?いい歯応えだわ。
おいしいね。
ねぇまた伊勢エビのときのプリっとした歯応えと違って。
もうひとつコリコリプリプリコリコリ。
いい。
アワビはステーキでも味わえます。
旨みと磯の香りが増すように2時間ほど酒蒸しにしてから野菜とともにバターでソテー。
やわらかな食感も身上。
肝を裏ごしして白味噌などを加えた特製のソースが添えられます。
アワビと相まって絶妙な味わいです。
いい香りが。
うんやわらかい。
やわらかい?うん。
肝ソース。
肝ソースがおいしい。
こってりしてるんだけどおいしい。
うん!おいしい。
このアワビの周りがちょっと香ばしくなってるじゃない。
これがまたいい。
早い!おいしくて…。
完食。
おいしくて止まらない。
だって私これだけでも伊豆来たかいがあったもん。
伊豆といえば稲取にあがるキンメダイも欠かせません。
ふっくらと仕上げる上品な煮付け。
家庭ではなかなか真似のできない味。
火が通ったら付け合わせの大根や菜の花とともに盛りつけキンメのアラで作った濃厚なタレをかけます。
釜で炊いたご飯と一緒に出される極上うんご飯。
うんおいしい。
うん…おいしい。
ホクホクでしょ?ホクホクでこの甘みが程よいわ。
甘みがね。
うん。
いやあでもこうやっていろんな伊豆の幸を味わうと近いからいつでも来られるからいいやって思ってた気持が改められますね。
来なかったら損。
そう。
評判の味。
ソースには桜エビも使われています。
伊豆ならではの海の幸が堪能できる温泉宿。
料金はリーズナブルできっと得した気分に浸れます。
春の行楽にお勧め。
うん満足じゃ。
旅に深い味わいを添える白田温泉駅前旅館。
海辺から朝日が拝める東伊豆。
散策にも最適。
そして宿の朝食。
嬉しいのは夕食に出た伊勢エビの頭でダシをとった味噌汁。
コクがあって五臓六腑に染み渡るうまさ。
他にも彩り豊かな惣菜が並び食が進むこと請け合い。
(2人)ありがとうございました。
お世話になりました。
なんか2日目ちょっと太陽がほほ笑みはじめてる感じ。
この日も伊豆急の旅。
今日はねこれから下田のほうに向かっていよいよ河津桜。
河津桜って有名よね。
そう。
一度行ってみたかった。
ほんと?ともちゃん見て見て。
あっおかみさん。
手振ってる?見えるよね?ありがとうございました。
いい人だ。
あれ掃除の途中だね。
雑巾持ってるもんね。
思わぬ見送りこれも駅前旅館ならでは。
海岸線を走る伊豆急で2人は南へ下ります。
見ごろを迎えた河津桜が楽しみ。
この時期河津の駅に降り立つと早春の彩りが迎えてくれます。
うわぁ〜カワヅザクラだ。
いきなり駅出て目の前に…。
ウェルカム?私たち。
ねぇそんな感じ。
きれいだね。
なんかここだけ一足早く春が来た?ほんと。
そこ見てよ。
正面…。
うわぁ…すごいぐわ〜っと。
町がほんとに桜だらけなんだね。
ここがザカワヅザクラロード…の始まり。
始まりかそうだ。
ほんとに見事だわ。
ほら電車もさっきの。
このカワヅザクラってソメイヨシノと比べてちょっとピンクが強いのかな?そうねソメイヨシノのほうがもっと薄いピンクですもんね。
人いっぱい来るね。
すごいね。
すごいね続々来てる。
やっぱりカワヅザクラって早咲きだからみんな見たいんだよね。
河津で原木が発見されたところから名付けられたカワヅザクラ。
河津川の河口から流れに沿っておよそ4キロ。
800本もの桜が植えられています。
冬の寒さを耐え忍んだ人々にしばし安らぎを与えてくれる淡い色彩。
花のひとひらひとひらに春の息吹が感じられます。
この日はまだ5分咲きだそうですが河津桜まつりの真っ最中。
人の賑わいも一興。
川のほとりに咲き誇る菜の花とのコントラストも絶妙です。
(2人)こんにちは。
今桜越しに川を撮ってらっしゃったんですか?あそこの鳥を撮ってる。
あっ鳥?きれい!どこです?ほんと岩の上に。
あぁほんとだ。
かわいい。
あ〜!今日はどちらからいらしたんですか?熱海です。
熱海?じゃあ近くなんですね。
この季節はいつもいらっしゃるんですか?うんそうですね毎年。
そうですか。
ご主人さまですか?はい。
あぁ照れて行っちゃった。
きれいですよねカワヅザクラね。
ありがとうございました。
頑張ってください。
ありがとうございます。
こんにちは。
でもやっぱり春を一足早く感じるにはこれは実際に来てみたほうがいいね。
いいね。
河津ではカーネーションの栽培も盛んに行われています。
こちらでは330種類にも及ぶ新しい品種を育成し農家の人たちに情報を提供しています。
カーネーションも色とりどり。
一般の人も見学できる隠れた花の名所です。
せっかくならカーネーションを買って帰りたいという方にお勧めなのが吉田園芸。
こちらのほう1本いくらなんですか?こちらは1本100円です。
100円。
生産者の直売とあって朝摘みのカーネーションが格安です。
さて伊豆急で伊豆半島を縦断する春の旅。
最終目的地は下田ですが2人は蓮台寺でまたしても途中下車。
ねぇなんで蓮台寺?あのねここにいいお風呂が実はあるのね。
何それどういうの?千人風呂っていってなんかね深くて大きなお風呂があるんだって。
下田行く前にひとっ風呂浴びてかない?オッケーオッケー。
温泉好きなら一度は入りたい千人風呂。
歴史もありそうです。
目当ての宿がこちら。
もちろん立ち寄り湯も楽しめます。
ガラスぴっかぴかよ。
すてき。
すみませんおじゃまします。
失礼します。
こんにちは。
お風呂だけ利用させていただきたいんですけど。
温泉ですか?はい。
どうぞお上がりくださいませ。
創業は江戸時代。
いかにも風格あるあの木の造りはなんかいいね。
ねぇ。
ちょっとお風呂も期待大だね。
大大!大正4年に造られた千人風呂とは?湯は自家源泉のかけ流し。
湯船の長さはおよそ15メートル。
幅5メートルほど。
深いところは1メートル以上あり総ヒノキ造りです。
ここから先が…。
ここから先が?例の深いところみたいだよ。
あっちょっと深くなった。
深い。
でも私まっすぐ立ってここ。
私はこのくらい。
お風呂でこの深さってないね。
泳げちゃうんだけど。
ちょっとプールみたいな。
すごい。
すごい。
これ楽しいこのお風呂。
これ何mある?15mくらい?あるかも。
温度もちょうどよくない?ぬるすぎず熱すぎず。
気持いい!気持いいね。
まさに極楽。
伊豆屈指の名物風呂です。
いいお湯でした。
また来ようね。
来ようねゆっくり来ようね。
今度泊まりで来たいよね。
絶対いいよね。
蓮台寺から乗り込んだのは人気の黒船電車。
すごいねこのソファー。
ねぇこれ。
いやほんと。
中も全部ペリー来航の歴史がつづられてるんだね。
楽しめるね。
いやでも嬉しい。
よかったラッキーすごい。
次は伊豆急下田。
もう着いちゃうの?1駅だけなんだよね。
えっ3分?3分。
3分を堪能しようよ。
了解。
風光明美な港町下田。
開国の歴史も偲ばれます。
伊豆急はここ下田が終着駅です。
下田!いよいよこの切符の終点まで来たぞ。
でも短かったけど楽しかったね。
うん楽しかったね。
とうとうこの切符とおさらばするのが悲しいね。
(2人)ありがとうございました。
ほんとちょっと寂しい。
下田にも花の名所があります。
ロープウェイでのぼる寝姿山の頂。
見てこれ。
寒桜満開!見ごろ楽しみ。
上がってきた。
結構速いね。
ほんと。
仰向けに横たわる女性に見える寝姿山。
山頂には花の公園があります。
かわいいねほら。
そうか桜だけじゃなくてほんとに…。
いろいろあるんだね。
キンセンカ小学校の頃思い出す。
でもそれぞれに花言葉の説明もあっていいね。
ほんとだ。
見て見て菜の花が出てきた。
いろんな花の種類があるねここ。
だってほら桜も咲いてるし!桜だ!きれい。
きれいね。
寝姿山って電車の中から見たら単に普通の山に見えたけどこんなにお花が咲き乱れてるとは思わなかった。
伊豆下田の寝姿山。
一望できるねこの下田の湾。
静かだね。
静か。
ここは来る価値ありだ。
ねぇすごい。
いい旅だった。
ほんとそう言ってもらえて嬉しい。
やっぱり春を感じるには女性にはお花かなと思って。
でも今回の旅こんなに満喫したのに結構リーズナブルに旅できなかった?やっぱり女子旅はすごい贅沢もいいけれども電車で行ってリーズナブルな旅で締めるっていうのがいいのよ。
そうするとあとに残してきた旦那とかにも文句言われないでしょ。
ここ肝心よ。
肝心だよねムダづかいしてなくてね。
今回は熱海を皮切りに伊豆半島を縦断。
1泊2日で鮮やかな色彩に酔いしれる花めぐりを存分に楽しみました。
これならリーズナブル。
伊豆の花めぐり。
次に楽しむのはあなたの番ですよ!2014/03/05(水) 20:00〜20:54
テレビ大阪1
にっぽん!いい旅[字]
熱海から下田へローカル線で花めぐり!日本一早咲きの梅園、赤・白・ピンクが美しいつばき園、多くの観光客を集める早咲きの河津桜…温泉と海の幸自慢の料理宿も紹介!
詳細情報
出演者
【旅人】
野村真美&江口ともみ
【ナレーション】
陣内孝則
番組内容
ローカル線に揺られ、春めく東伊豆の花の名所を縦断する旅!!
登山電車で向かう創業103年老舗旅館の露天風呂とは?そして、日本一早咲きの梅園や、赤・白・ピンク…数千本の花びらが美しいつばき園など、花々が運ぶ春の香りを満喫!!
夜は、美食と源泉かけ流しの湯が魅力の宿へ。獲れたての海の幸をほおばり、あったか温泉に浸かり身も心も温まります。
番組内容続き
翌日は河津へ。春の訪れを一足先に教えてくれる川沿いの桜並木は圧巻です!下田では寝姿山ロープウェイへ。伊豆七島や天城連山が一望の景色に感動!春を先取りの旅!
ホームページ
http://www.tv-tokyo.co.jp/iitabi/
ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
趣味/教育 – 旅・釣り・アウトドア
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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