生字幕放送でお伝えします≫オリンピックのリンクでその笑顔が咲きますように。
≫4年分の思いがはじける2日間。
集大成の舞台がまもなく開演します。
そして…。
≫もちろんフィギュアのほかにも注目競技の最新情報をたっぷりお伝えします。
≫今夜も見逃せないソチオリンピック。
番組が…。
≫全力応援します!真央ちゃんならできる!≫こんばんは。
≫ソチオリンピック大会13日目。
いよいよ今夜フィギュアスケート女子シングルが始まります。
≫今夜も皆さんで全力応援していきましょう。
スタジオの全力応援団の皆さんはこの方々です。
フィギュアスケートから浅田舞さんと太田由希奈さん。
スピードスケートの三宮恵利子さんアルペンスキーの皆川賢太郎さんです。
皆さん、どうぞよろしくお願いします。
≫浅田さん女子シングルきましたね。
≫いよいよですね。
前回のバンクーバーオリンピックから長かったんですけど早かったです。
あっという間に。
≫今夜、どんな気持ちで迎えているんですか。
≫自分が競技をしているときよりもドキドキ今からしてきちゃって夜まで体力が持つかなって…。
≫遅い時間ですからね。
≫朝までしっかり応援したいと思います。
≫三宮さんは同じスケート競技ということもできるんですがちなみに注目選手は?≫やはり、真央ちゃんには頑張ってもらいたいと思います。
4歳と2歳の娘がいるんですが上の子なんかはフィギュアやってるときは真央ちゃん頑張れとか言うので。
やっぱり頑張ってもらいたいです。
≫老若男女問わず真央ちゃんファンということですね。
大きな声援が送られそうです今夜も。
≫番組では皆さんからの応援メッセージも募集しています。
メール、ファクス、ツイッターでお寄せください。
ご覧のアドレスご覧の番号からお待ちしております。
≫では早速いきましょうか。
今夜行われます女子シングルの最新情報です。
まずは、出場する3人の選手をご紹介します。
≫競技人生の集大成として2回目のオリンピックに挑む鈴木明子選手。
バンクーバー大会は8位。
目指すはメダル獲得です。
バンクーバーオリンピックは銀メダリスト浅田真央選手。
今大会は悲願の金メダルを狙います。
そして、19歳の村上佳菜子選手。
初出場のオリンピックではつらつとした演技を見せます。
≫太田さん女子フィギュア界にとっても頼もしい3人がそろった感じですかね?≫そうですね。
本当に頼もしい存在でもありますしそれぞれの選手がシーズン前半のグランプリシリーズからいい成績を挙げていまして村上佳菜子ちゃんも四大陸でもいい成績だったので徐々にオリンピックに向けて調整できていると思います。
≫上り調子という感じはありますよね。
≫今夜のショートプログラム滑走順が発表されていますのでここでご紹介します。
日本選手は3人とも第4グループと最終の第5グループに登場します。
その前の第3グループに韓国のキム・ヨナ選手。
第4グループが村上選手と鈴木選手。
第5グループがロシアの15歳リプニツカヤ選手と最終滑走で浅田真央選手ということになっています。
≫この滑走順、どう見るのか。
浅田さん、ちなみにこれ、どう見ます?≫まずは浅田真央選手についてですとグループの一番最後の滑走ということで6分間練習を終えてから氷から上がって自分の番まで待つ時間がやっぱり一番長い時間待たないといけないことになるのでその時間のことを考えるとやっぱりドキドキしたりいろんな感情があふれてくると思うんですけどショートのトリということですばらしい演技で締めてもらいたいと思っています。
≫皆川さん、この辺の何が影響するのかっていうのもちょっと見ながらですかね。
≫僕はアルペンスキーヤーですがやっぱり真央ちゃんは気になりますね。
≫応援したいですよね。
≫はい、応援したいと思います。
≫やはり注目が集まっている金メダルがかかる浅田選手、強い思いを胸に2回目のオリンピックに挑みます。
≫4年前…。
彼女の思いは届きませんでした。
バンクーバーの直後ソチオリンピックに向け浅田選手は動き出しました。
≫スピード感あふれる力強い滑りを目指しスケートを一から見直した浅田選手。
得意なはずのジャンプも1回転からやり直し。
これまで積み上げてきたものをすべて白紙に戻す大きな挑戦でした。
しかし努力とは裏腹になかなか表れない成果。
自分が選んだ道は正しいのか。
苦悩は続きました。
≫心が折れそうになったとき寄り添ってくれたのはかけがえのない家族でした。
≫試合前とかどうしよう、調子が今日悪かったんだって真央が言うと、舞が大丈夫だよ、いつも1回悪くなるじゃんとか。
そういうアドバイスをしてくれるので。
≫ゼロから再スタートを切って3シーズン目。
努力は、ようやく実を結びます。
ずっと目指してきた力強い滑りを手に入れた浅田選手。
出場したすべての試合で表彰台に立ちました。
今シーズンはバンクーバー以来となる自己ベストを更新。
しかし、浅田選手にはまだ、やり残している大事なことがあります。
≫天才少女と呼ばれたころから浅田選手とは切っても切り離せないトリプルアクセル。
今シーズン、試合では一度も完璧に跳べていません。
ソチに入って黙々と練習を続け完成度を高めてきました。
苦しみ抜いた浅田選手の4年間はまもなく集大成を迎えます。
≫オリンピックは日本代表として出るのでもちろん日本にいい色のメダルを持って帰ってくるというのは最大の目標であって。
自分の目指している演技をして終わったときにやったって思えるような終わり方をすることがもう1つのオリンピックでの目標です。
≫浅田さん、本当にこの4年間そばで見ていてどうでした?この4年というのは。
≫バンクーバーが終わってからの4年間というのは今見ていても早かったなっていうふうに感じているんですけど。
バンクーバーオリンピックが終わって、帰りの飛行機の中でジャンプを一からやり直すっていうのを決めていてそういう話をしたんですけどジャンプを一からやり直すというのは右利きだったのを左利きに変えるくらい難しいことなんです。
だから、それでもジャンプが何も跳べなくなって悩んだ時期もあったんですけど。
4年間かけてジャンプだけではなくてスピンだったりスケーティングだったりっていうのが毎年、毎年ちょっとずつ、ちょっとずつ成長していっているのが私も試合で見ていて感じることができたので今回、このソチオリンピックではこの4年間のいろんな思いを、すべてぶつけて悔いなく笑顔で演技してもらえたらうれしいかなと思っています。
≫さっきインタビューの中で調子が悪いときに電話をすると1回、調子悪くなるじゃんとかおっしゃって励ましてらっしゃったってありましたけど実際の気持ちはどうだったんですか。
≫選手って、絶対に試合の前に1回調子が悪くなったりっていう時期があると思うんですけど。
真央の場合は試合の1週間前に必ず、そういう時期があってそういうときにどうしようかなって。
どうなるんだろうって精神的にもちょっと不安になる時期があるんですけど。
そういうときにはいつもどおり、同じことを毎回繰り返して、同じ言葉をかけてあげるっていうのがやっぱり、ちょっと2人の中で決まっているルールじゃないですけど。
そんな感じになっています。
≫必ずそういうことがあったわけですね。
今、こちらに写真が出ています。
これ、舞さんと真央さん。
Vサイン出してるのが舞さんです。
なんですか?この写真は。
≫これは、カナダでの写真なんですけど。
真央がフィギュアスケートをやめたいっていう気持ちになったときの写真ですね。
≫いつごろですか?≫バンクーバーオリンピックが終わった次の年ですね。
カナダのローリー・ニコル先生のところに振り付けをしにいったときの写真です。
≫それは、たまたま一緒に行ったんですか?≫私も一緒に行ってフィギュアスケートから離れていたので。
一緒に滑ったらまた楽しいんじゃないのかという話があって妹と一緒に遊びにリフレッシュに行きました。
≫励ますつもりで一緒に行かれたんですね。
うまくいきました?≫そうですね。
そのときに新しいプログラムを作ったんですけどまだ、心の中のどこかでどうなのかなって気持ちがあったと思うんですが今の写真にもありますけど今回、オリンピック男子で銅メダルをとったデニス・テン選手だったり。
≫カザフスタン代表ですね。
≫あと、一番端にいる方がローリー・ニコル先生ですがプライベートでもみんなでテニスをして遊んだりバーベーキューをしたり。
フィギュアスケートをしながら楽しい時間があるというのはなかなか日本では難しかったのでそういう楽しい時間を過ごしてちょっとずつ気持ちも前向きにいったんじゃないかなと思っています。
≫多分、その支えのおかげだと思いますが本当にいい表情が見えていますが皆川さんのところはお互いに、支えて支えられてという関係だと思いますがどうですか?支える側としては。
≫僕も今、現段階がそうなので。
やっぱり、さっき舞さんと話していて心臓が飛び出そうなくらい緊張するとおっしゃっていたとおり僕も試合前は、自分ではどうすることもできないので願うことしかないので緊張しましたね。
≫お互いの感情がわかるだけにどうしたらいいかというところもあるんじゃないかと思いますけどね。
≫家族の支えってやっぱり大きいものですか。
太田さん。
≫家族には甘えられるというか外ではあまり言えない弱音とかも言える存在だと思うのでそういう意味では本当に大きいなと思います。
≫さっき、ジャンプを一から見直すのは右利きを左利きにっていう話がありましたけど三宮さん、これは自分の癖だったり長年、習得したものを見直すというのは大変なことですよね。
≫頭では分かっていても体が慣れたほうに動いちゃうっていうのがあるのでやっぱり頭では分かっていても体ではなかなかできないという葛藤もあったと思いますしそれを一から見直すっていうのはもちろん技術とかもそうですけど精神的なものというのがかなり強い気持ちとかがなければなかなかチャレンジできることではないですよね。
≫しかも、なかなか結果が出ない中で続けたんですね。
≫よく我慢しましたね。
≫ここまできました。
≫浅田選手はおとといの公式会見でトリプルアクセルについてこのように話しています。
≫やっぱり、トリプルアクセルにすごく悩まされてきました。
ソチオリンピックに入る前から調子がすごく上がってきていてすごく、今もいい状態できています。
今回はすごい跳びたいという気持ちがすごく強いです。
自分自身、本当に今までできることすべてやってきたので。
自分がやりきったって思えるような演技をしたいと思います。
≫跳びたいっていう言葉に高めてきた自信があふれていますね。
≫できることをすべてやったと。
≫そういう気持ちなんでしょうね。
≫そして浅田真央選手には応援メッセージもたくさんいただいているんですよね。
楽しんで滑ってほしいですね私たちもね。
≫三宮さんもさっき真央ちゃんの悲しむ顔が見えたときに一緒に悲しんでいましたよね。
≫なんか、悲しんでる映像を見ると一緒に悲しくなるし喜んでいる映像を見るとこっちもうれしくなるし。
不思議な存在ですよね浅田真央ちゃんって。
≫みんながその笑顔に期待しているというところですよね。
日本フィギュア陣浅田選手だけではありません。
今シーズンで引退を表明している鈴木明子選手。
それから、初出場の村上佳菜子選手もいます。
太田さん、浅田さんお二人に伺いますが。
この2人はどんな選手ですか?≫鈴木選手は私もジュニアノービスのころから海外試合とかに行っていたんですけど本当に上手な選手だったんですね。
でも、一度鈴木選手病気とかがあってそういう時期があったにもかかわらずまた、こういうふうに上りあがってきてそれでこの前の全日本では初優勝でこのオリンピックっていう舞台なので。
本当に最後の舞台で輝いていい締めくくりをして次のステップに進んでほしいなと思っています。
≫浅田さんは?≫村上佳菜子選手は村上佳菜子選手がスケートを始めたころから見ていて。
≫始めたときから見てるんですね。
≫お母さんの自転車のかごに乗ってスケートリンクに来ているときから知っているんですけどお姉さんは私と同い年で一緒にスケートをやってきて。
今回の初出場という形になるんですけど。
佳菜ちゃんの笑顔と元気いっぱいの。
浅田真央選手と鈴木明子選手はまたタイプの違うスケーターだと思うので佳菜ちゃんらしさがオリンピックで出せれたらいいなと応援しています。
≫その村上選手に今大会への意気込みを伺っております。
≫初めての体験のことがすごく多くてとても楽しいです。
この試合のためにたくさん練習してきたので。
8位までに入れるように頑張りたいと思います。
≫浅田さん、どうですか?≫今のインタビューの表情を見ても本当に生き生きしていてオリンピックを本当に楽しんでやっているんじゃないかなと思いました。
≫緊張感ですが、ありますか?≫もちろん、本番になれば緊張もすると思うんですけど練習の映像を見ていてもしっかりとジャンプもきれいなものを跳んでいますし。
ステップも非常に生き生きと大きな演技をしているのでショート、楽しみですね。
≫笑顔も見えるということは好調であるということですかね。
≫そうだと思います。
≫続いて鈴木選手のインタビューです。
≫今回はここにくるまでさまざまなことがあっていろんなことを乗り越えてここにきているということが4年分、深みも増したかなと思いますし自分自身の演技ができればいいなと思いますし終わったときに、本当に私はこれがオリンピック最後なので悔いのないように笑顔で終われたらいいなと思います。
≫太田さん、本当にいろんなことを乗り越えて深みって言葉もありました。
これが今朝の鈴木選手の練習の様子。
なんかジャンプの練習を繰り返していますがどうご覧になりますか。
≫ジャンプは不安要素にもなると思うんですがでも、ジャンプが決まればそれ以外の演技もより生き生きと滑れるとは思うのでよりジャンプに集中していたのかなと思います。
≫最後のオリンピックっていう気負いのようなものはありますか。
≫気負いもあると思うんですがでも、できるだけ通常どおりにという気持ちが大きいと思います。
≫実際に曲をかけての演技の練習で。
様子をご覧いただきました。
ここで名古屋を拠点にしています鈴木明子選手のコーチの方。
日本に残っていらっしゃる成瀬葉里子コーチと電話がつながっているんです。
成瀬さん、聞こえますか?≫聞こえます。
≫すいませんよろしくお願いします。
≫ちなみに今、どちらにいらっしゃるんですか。
≫明子がいつも練習しているスケートリンクで子どもたちと一緒に練習して。
ちょっと今は抜けてきました。
≫すみません。
いよいよ、鈴木さんの挑戦が始まりますが今、コーチとしてはどんな気持ちでいるんですか。
≫離れているほうが緊張しますね。
≫一緒にいないほうが緊張する感じですか?≫はい。
手にとって見えないだけに想像がいろいろ膨らんで出来がいいのだろうか悪いのだろうか、考えてしまってかえって緊張します。
近くにいるほうが全く緊張しません。
≫鈴木選手はどういう教え子なんでしょうか?≫手がかかる…。
皆さんから見ると、熱心で大人ですから理解度もあってよくやっていいわねって言われますけど。
実情は、もう一番わがままで、一番幼くてやっと今頭の中が中学生になったかなっていう…。
≫えー!そうですか。
でも、そんな中で一緒にやってこられてこの成長っていうのは本当にうれしく思ってらっしゃるんじゃないですか?≫そうですね。
彼女はいろんなことを乗り越えてきているので、それが結果につながったということはすごくうれしいですね。
≫こちらのスタジオには浅田舞さんと太田由希奈さんもいらしているんです。
≫こんにちは。
≫こんにちは。
≫お久しぶりです。
鈴木明子選手のクラブにはたくさんの後輩スケーターがいると思うんですが今日は、ショート朝方になると思うんですが皆さんで応援されたりするんですか?≫今日はそれぞれ自宅で応援しますけどあしたはリンクに集まって応援します。
先ほど、練習の前に全員で応援メッセージをビデオにとって、メールで送ってまだ見ているかどうか分からないですけど。
今、便利なツールがあるのでそれで明子と先生に応援メッセージを送りました子どもたちから。
≫力になっているといいですね。
≫最後にひと言期待をお願いします。
≫無事、終わってくれれば。
成績というよりも彼女が気持ちよく終われればいいかなと思っています。
≫成瀬さん、コーチの最中に大変失礼いたしました。
ありがとうございました。
≫いえ、とんでもないです。
≫成瀬葉里子コーチでした。
≫そして鈴木選手と村上選手にもたくさんの応援メッセージをいただいております。
≫本当に満面の笑みを見たいですね、村上選手。
≫佳菜子スマイル皆さん期待していますね。
≫メッセージありがとうございました。
この日本勢を待ち受けるライバルたちの様子も入っています。
キム・ヨナ選手ですね。
ソチには12日の深夜に入りました。
太田さん、どうでしょう連覇を狙っているキム選手。
気負いのようなものは感じられますかね。
≫これはトリプルルッツトリプルトーループ。
流れもいいです。
≫調子よさそうですか?≫調子よさそうですね。
≫そして一方リプニツカヤ選手、ロシア。
15歳ですが、滑走順に合わせて浅田選手と同じ最終グループで練習していたそうです。
ジャンプの様子太田さん、どうですか?≫間違いなく、ミスなく終えてくるのではないかと思うんですけど。
≫柔軟性を生かした演技が持ち味でありますがこういうスピン、どうですか?≫加速するんですよね。
一番。
トップスピードで回ることができるのでだんだん減速とかもしていってしまう中で体をぐっと曲げてこられる強さそういったものも加点にもつながりますし。
恐ろしい存在ですね。
≫ビックリしました。
今、太田さんが応援しているのかと思いましたが。
いい演技をたくさん見せてもらいたいところではありますけど、本当に。
≫そして、スタジオにも出ておりますがキム・ヨナ選手そしてユリア・リプニツカヤ選手以外にも世界の有力選手がたくさん出場します。
イタリアのコストナー選手やアメリカのゴールド選手ワグナー選手など。
≫強豪ぞろいですが太田さんの注目は誰になりますか。
≫個人的に応援しているのはコストナー選手ですが本当に美しくて、すてきなんです。
なので、ベテラン選手たちはジャンプが決まれば絶対上位に食い込める。
そういう感じなんですがやっぱり若手は勢いでいってしまいますからその辺りの接戦になる感じはとても楽しみではあります。
≫浅田さんは?≫ゴールド選手とワグナー選手。
アメリカの選手も本当にジャンプの確率がよくてプログラムで失敗というのがほとんどないのでライバル選手になってくるんじゃないかなと思うんですけど。
やはり、韓国のキム・ヨナ選手。
キム・ヨナ選手は今シーズンここに出ているトップの選手と戦う機会がなかったので。
今回のソチオリンピックで初めて戦うということで。
この選手に交じったときにどれぐらいの点数が出るのかっていうのは私たちにも全く分からない状態なんですがきっと安定した演技を滑りをしてくると思うので確実に高い点数が出てくると私は思ってます。
≫そして、我々が注目したのは団体の演技で一躍、優勝候補に躍り出ました、ロシアの15歳リプニツカヤ選手です。
リプニツカヤ選手といいますとジャンプもありますがやっぱり、スピンなんですよね。
ここからグッと足が上がっていってまっすぐになるキャンドルスピンと呼ばれるこのスピンが代名詞であります。
浅田さんとともにこのリプニツカヤ選手を見ていきたいんですが浅田さん。
≫まずこのキャンドルスピンと呼ばれるスピンはリプニツカヤ選手にしかできない技なんですね。
そして、この状態になったときにろうそくに見える形というところからキャンドルスピンという名前がつきました。
≫細いろうそくですよね。
≫でも、体がやわらかくないとここまで足を上げられないですよね。
≫そして体がやわらかいだけではできないんです。
なぜなら、このポジションにもってくるまでに回っているとかなりの遠心力がかかるので力もいるんです。
なのでこの技はリプニツカヤ選手の強みになる技なんですがこちらをご覧ください。
こちら、キャンドルスピン。
そしてこちらがトリプルサルコージャンプなんですが。
スピンとジャンプになるんですがリプニツカヤ選手はキャンドルスピンでこれだけの得点をもらっています。
4.20。
そして、トリプルサルこーも4.20の得点があるんですね。
同じ得点なんですよ。
というのはリプニツカヤ選手がこちらのキャンドルスピンでとても上手な出来のいいスピンをするので、加点がつくんです。
ジャッジ全員がプラス3という最高加点をつけたためにサルコー1つ分の得点をスピンでもらっているということでこれは、すごく大きなことで。
フィギュアスケートの得点は1点以下で順位が変わってくるのでこういう小さな小さなスピン一つ一つの積み重ねであの得点が出ているんじゃないかなというのが強みでもありますね。
≫通常はスピンっていうとジャンプよりも点数はだいぶ下がるはずなんですが同じような点数が出てしまうと。
≫このスピンの技もフィギュアスケートというよりは新体操とフィギュアスケートが一緒になった技になったんじゃないのかなと見てて、思います。
回転もすごく速いですし。
≫どうですか?この技。
三宮さん。
同じ氷の上で滑っていますけど。
≫スピードスケートも遠心力ってコーナーで働くんです。
スピードスケートの場合はそれに対して体を倒して前に進んでいく競技なので同じ場所でこれだけするっていうのは考えられないですよね。
すばらしいです。
≫さあ、じゃあ皆川さんに実演していただきましょうか。
≫言おうと思ったのはそもそもこの姿勢をとることが無理ですよねって言おうと思ったのにいきなり振られちゃって…。
間違いなくできないです。
≫それでしかも回ってるという。
≫回っているっていうのが考えられないです。
≫しかもジャンプなどの技を演技したあとだったりと思うと。
≫リプニツカヤ選手のすごいところはこのスピンだけでなくてジャンプもトリプル、トリプルもきれいに決めますし本当にジャンプもスピンもバランスよく両方とも難しいことができる選手なのですごい選手がロシアから出てきたなっていう感じですね。
≫浅田さん、解説ありがとうございました。
≫では、世界の選手たちも含めた滑走順をここで改めてご紹介しておきましょうか。
最終滑走の浅田真央選手。
今朝の様子が入ってきました。
≫浅田選手普段どおりにおよそ10分のウオーミングアップのあとジャンプの練習を行ったそうであります。
ショートプログラム直前、当日でありますが浅田さん、どういうふうに見ますか。
≫やっぱり直前の練習となるので本当に技の確認をする感じになるんですが今のトリプルアクセルもすごくきれいに決まりましたし。
トリプルジャンプもコンビネーションジャンプもきれいに決めていますので調子はいい状態で本番に臨めるんじゃないかとこの練習を見ていて思います。
≫太田さんはどう見ていますか。
このジャンプ。
≫本当にただただ…。
ショートって、でもジャンプが3つだけですので一つ一つ集中してミスのないようにジャンプではそれを心がけているんじゃないかなと思います。
≫練習での出来栄えはどういうふうに見ますか。
≫出来はよさそうですね。
表情も明るい感じです。
≫浅田選手、今回6種類の回転ジャンプをすべてプログラムに入れているということで成功すれば、史上初めてということになりそうなんですね。
それも楽しみにしたいと思います。
団体戦のときはジャンプうまくいかなかったことがありますがこうして見てみるとだいぶ上向きですか。
≫団体戦のときはトリプルアクセルも失敗をしてしまって真央選手自身も緊張して体が動かなかったということを言っていたんですけどソチに入って調子もどんどん上がってきて臨めるショートプログラムだと思うので。
団体戦のときよりはリラックスして滑ってほしいなというのが私の願いになってしまうんですが。
≫だから、プレッシャーとか自分がかけるものいろいろあると思いますがそれをどうやって跳ねのけるか、本当に皆さん気になるところですが。
皆川さん、ちなみに試合の前のプレッシャーってどう感じてどう跳ねのけていたんですか。
≫アスリートなのでプレッシャーというものがないと自分のパフォーマンスは最終的な100%って出ないと思うんですよね。
やっぱり緊張しないということだとパフォーマンスが100%出ないので。
緊張というのはいいカンフル剤であることは多分、皆さん共通の部分だと思います。
≫じゃあ、遠ざけるというか跳ねのけるものではないんですね。
≫そうですね。
僕も1本目でメダルのときがありましたがこの緊張は二度と味わえないと思って十分この緊張を味わおうと思ってスタートしました。
≫うまくいきましたか?≫残念ながら4位だったんですけど。
≫三宮さんはプレッシャーとかってどう感じていたんですか。
≫緊張しすぎるとよくないんですけどある程度自分に刺激のある心地よい緊張というのがあるんです。
それがあるときはやっぱり、いい成績も出るし緊張っていうのはある程度しすぎないためにある程度コントロールもできてくるんですね。
≫緊張をコントロール。
≫そういったこともメンタル面の強さだったりというのもあるので。
でも、時には緊張しすぎるときもありますがやっぱり緊張感はある程度必要です。
≫真央選手はどんなふうにコントロールしていますか。
≫特に試合にいったからといって特別なことをしないんですね。
本当にどの試合もいつもどおり。
練習をしているいつもどおり時間に入って、いつもどおりウオーミングアップしてというのがいつもしていることなんじゃないかなと思います。
≫じゃあ、今日もそれをきっちり繰り返して試合に臨んでくれればいいですね。
≫番組には応援メッセージがたくさんイラストを描いて皆さん送ってくださっているんですね。
ありがとうございます。
皆さん、見事ですね。
日本の3選手そして真央ちゃん自身が納得できる演技をと。
いただいておりますね。
皆さん、メッセージどうもありがとうございます。
≫期待がどんどん高まってます。
≫そのフィギュアスケート女子ショートプログラムの放送予定です。
≫では、続いてはスピードスケートです。
≫今夜は女子の5000mが行われます。
出場する日本選手をご紹介しましょう。
この3選手です。
藤村祥子選手、穂積雅子選手石澤志穂選手。
この3人です。
3人は3000mですでに15位、21位、9位とこのような成績を残しています。
≫三宮さん、個人種目ではこのスピードスケートの最後になりますね。
期待されていますよね。
≫そうですね。
やはり石澤選手なんかは5000mを得意としていますのでやっぱり入賞を目指してもらいたいですし。
あとの選手は3000mは成績がよくないのでこの成績を上回るように頑張ってほしいなと思います。
≫5000mとなりますと女子の中では最も長い距離を滑ることになります。
選手としてはしんどそうですよね。
≫5000mというと5kmなんですけど。
400を12周するのでやはり400mを12周するのは時間でいうと7分以上走っていることになるのでかなり、きついです。
選手の顔を見てもらうとそのきつさが分かると思うんですが。
≫きついのは心臓がきついとか?肺がきついというか。
≫心肺もそうですが足にかかっている負担が足の感覚が自分のものじゃないというか足がバンバンに乳酸がたまってしまっているので。
足を運ぶのがやっとっていう選手がほとんどだと思います。
≫どれぐらい、きついのか体験しましょう。
≫スタジオに体験コーナーをご用意いたしました。
≫三宮さん、これが体験できるものだと。
≫スピードスケートの選手がよく使うスライドボードといいましてこの床がすごいつるつるしてるのでスケートリンクに近い感覚なんです。
上を滑る練習器具です。
≫実際に三宮さんにまずは…。
≫見せていただきましょう。
≫どういうふうに滑る…。
何が大変なのかを体験しようと思いますので見せていただこうと思います。
≫こういった、滑るものを足に履きまして。
本当に実際の姿勢と一緒です。
ひざを曲げて。
それで、横に強くキックをしてこういうふうに…。
これをずっと5000mの選手は7分間。
≫要は空気いすをして蹴っているような感じですね。
≫そうですね、ひざを曲げて。
こうやって、ずっと。
より、氷に近い状態の感覚を。
あと、足の筋肉とかも氷上に近いところで使うので。
こういったトレーニングをします。
≫三宮先生ありがとうございました。
実際に、私の横に靴カバーがやってまいりましたのでちょっと、実際に体験させていただこうと思います。
本当は、浅田さんとか太田さんに経験していただこうと思ったんですが残念ながら今日はそういう格好をされていないということで。
私が代わりに体験させていただきます。
失礼します。
これで、こっち側から…。
≫まずはスケートの姿勢をとって…。
≫これ、動けないですよ。
≫それで、右足を蹴って。
あと、手がついたほうがいいですきちんと。
スケートを滑るように。
≫なるほど。
≫なんか、いけそうですね。
≫いや、この辺がもう、きつい…。
≫内側とか外側とかスケートの選手が使う筋肉を鍛える。
≫これを、しかしずっと。
7分間でしたっけ。
≫5000mは約7分かかるので、7分間ずっと。
≫大変ですね。
≫本当にきついです。
実際に5000mを滑る選手でもかなり7分はきついので体験したことのない私たちがやるっていうのはかなりきついです。
私もスピードスケートの選手でしたが7分、これを滑るというのはできないですね。
足がもたないです。
≫松尾さん、こんなに大変だったということで。
≫本当は皆川さんにもやってほしかったな。
≫僕は得意種目なので。
実を言うと。
でも、7分は無理です。
≫女子ではしかも最長距離となる女子5000mですが今夜総合テレビで10時後から生放送いたします。
≫ぜひ、みんなで応援しましょう。
♪〜≫続いてはアルペン。
今日は男子大回転です。
≫大回転という競技はおよそ5m間隔で立てられたポールを交互に通過しながら滑り降りていきます。
2回の滑走の合計タイムで順位が決まります。
この時間は1回目の模様をご覧いただこうと思います。
≫その前に、皆川さんにいつもどおりコースを説明していただこうと思います。
お願いします。
≫これ、スタート地点ですが実はソチはここの場所が結構緩やかなんですね。
ふだんのレースコースより。
結構、人工的に作っているウエーブがありましてここから1個目の急斜面になります。
ここから、また廊下が始まりましてスピードをつなげることを選手は心がけます。
2個目の急斜面があって。
スピードをもちながらゴールすることができればタイムが伸びていくと思います。
≫長さは1500mと。
ソチのコースは特徴としてはどうですか。
≫ふだんのワールドカップのコースより実は簡単になっています。
しかしながら、随所に人工的にウエーブがあるので。
アップダウンがあるのでそれは、通常より慣れてないことが多いと思うので、ミスがその分増えることが見えると思います。
≫ミスをするとどうなりますか?≫やっぱり、緩斜面が非常に多いんですね。
ここの箇所とスタート直後もそうですが。
ミス1つすることで緩やかなコースなので急斜面なら落下を使えるんですが緩斜面は落下がないのでとにかくタイムがどんどん遅くなってしまう。
だからミスをしないことがポイントになってきます。
≫それではアルペン男子大回転1回目、ご覧ください。
≫アルペンスキー男子の大回転。
1回目のスタート時間が近づいてきました。
全部で109人がエントリーしてきました男子のジャイアントスラローム。
日本人選手の出場はありません。
解説はオリンピック4大会に出場されました木村公宣さんです。
よろしくお願いします。
今日は晴れました。
雪温がマイナス3度。
気温0度というコンディションになりました。
≫非常に雪の状態もハードということで。
昨日の女子の大回転は雨の厳しいコンディションでしたが今日はコンディション的には全く問題なさそうですね。
≫そうですね。
≫ランキングトップオーストリアのマルセル・ヒルシャーの1回目。
去年の世界選手権のスラロームのチャンピオンです。
ワールドカップの総合優勝も2年連続で果たしています。
金メダルの有力候補であります。
≫動けていますね。
しっかり方向を早めに決めて体を落としています。
高いところから入っていきましたね。
≫問題ないですか。
≫はい。
あの位置でしっかりと今の緩斜面のところにスピードをつなげてここからが本当の緩斜面ですので見る感じでいくと、ここがプラスみたいな感じになってしまいます。
≫上りのように感じると。
≫そこから一気に最大斜度に入るので感覚的にはものすごい急斜面になります。
≫やわらかい鋭い足腰の動きがヒルシャーの持ち味。
ちょっと飛ばされましたか。
≫浮かされましたがさほど大きなミスにはなっていないと思います。
≫オーストリアチームは今大会ダウンヒルでマイヤーが金をとりました。
ヒルシャー、フィニッシュが近づいてきた。
≫後半のところであそこの失敗から少し抑えに入ったのか。
≫フィニッシュ。
僅かに遅れました。
3人が終わって第2位。
フランスのパンチュローオーストリアのヒルシャードイツのノイロイターという3人の順位です。
≫100分のコンマ1の中で3人が争っていますからねこれは見応えありますね。
≫0秒1の中に実力者3人が入ったという1回目。
続いては5番スタートです。
フランスのトマ・ファナラ。
今シーズンの大回転ランキングは第4位。
GSに非常に強い選手。
≫彼の場合はこの種目にかけてきてますから。
狙ってくると思います。
≫今シーズンもワールドカップでは6戦出場して2度表彰台2位に入っています。
≫やはりトップの7人。
日本でいうアイドルグループ神7ってあるじゃないですか。
我々のスキーの中で言うと神7なんです。
本当に、ここに入るためにはワールドカップのシーズンを通してすべての大会で成績を挙げていかなければいけませんし途中棄権も許されませんし。
ポイントを一つ一つ獲得していかなければならないんですがちょっと流されました。
これは大きいです。
≫速いタイムできているトマ・ファナラ。
同僚のパンチュローがトップに立っています。
遅れていますがほとんど差がない。
15番目までが第1シード入り。
第1シード入りももちろん大きな目標ですがそれよりさらに上のいわゆるトップ7と。
≫彼らは神7です。
≫フランスのトマ・ファナラ。
現在トップは同じフランスのパンチュローですが100分の3秒速いタイムでフィニッシュして5人が終わってカナダ、トップに立ちました。
そして注目の1人アメリカのテッド・リゲティの登場。
去年のオーストリアの世界選手権で3つの優勝チャンピオンになりました。
この種目も得意にしてもちろん表彰台、一番高い位置に上っています。
≫一番可能性があるのはこの種目です。
テッドの場合。
狙ってきていますね。
≫序盤からかなり攻めの滑りを見せているテッド・リゲティ。
≫スキーが縦になっていますね。
少し用心しながら上から入ってきましたがいいと思います。
≫オリンピックはトリノのスーパー複合で金を1つとっています。
≫きましたね。
≫大きなリードを奪いました。
アメリカのテッド・リゲティ。
急斜面だ。
≫少し後ろに乗りましたが問題ないです。
≫スキーは走っていますか?≫はい。
≫これはリゲティどれぐらいのタイムでくるか。
またリードを広げてきている。
まだ1回目です。
≫きていますね。
やはり、この辺は1本目から攻めてきている彼の姿勢を感じさせてくれます。
≫去年の世界選手権3つの優勝を勝ち取ったテッド・リゲティ、フィニッシュ。
1秒33!速いタイム!≫すごいですね。
≫このタイムは驚異的です。
≫今シーズンはレベルが少し詰まった感じがありましたが昨シーズンのテッド・リゲティはこのワールドカップを戦うと大体1本で1秒ぐらいの差を広げられるぐらいの差があったんですね。
続いては11番スタートです第1シードドイツのシュテファン・ルイツ。
今シーズン、12月のフランスの大回転第3戦で表彰台3位に入りました。
リゲティとのタイムの比較になるとどうしてもどの選手も遅れていくわけですが。
≫ただ、今日は動けています。
いいですね。
≫これは、いいタイムできている。
≫ちょっと今遅れてしまいましたがそれほど大きなミスにはつながっていませんね。
≫1秒ぐらいの差につけてくれば2位に入ってくるという。
それぐらいリゲティのタイムがすばらしい。
≫スキーをとられた!最後は、0秒59。
いいタイムできたんですが最後のゲート、どうでしょう。
≫どうですかね…。
またいだんじゃないですか。
≫どうでしょうか。
≫またいでますね。
フラグも取れていますし。
自分で分かっていると思うんです。
悔しいって。
しかもタイムがよかったじゃないですか。
≫正式な発表が今、出ました。
13番スタートのフィンランドのマルクス・サンデル。
ドイツのルイツは失格となりました。
≫なんとか今のリードをとどめておきたい。
≫やはりアルペンスキーは固いバーンでやるんですが…。
≫飛ばされて、コースアウト。
戻ることはできません。
フィンランドのサンデル。
固いバーンなんですがけんかさせすぎるとよくないんです。
プレッシャーを雪面に与えるのに力ずくで抑えすぎてしまうとけんかしてしまうのでスキーが逆にもぐってしまったりまた圧力に負けてスキーが離れてしまったりしまいます。
軽すぎてもよくありません。
なのでその度合いですね。
その度合いをうまくアジャストさせて前の方向に走らせる。
そこが一番難しいところだと思います。
≫ダウンヒルの金メダリスト登場。
オーストリアのマティアス・マイヤー。
4年前のバンクーバーオリンピックオーストリア男子はなんとメダルが1つもないという屈辱を味わってこのソチを迎えたわけですが。
最初の男子の種目のダウンヒルでマイヤーが金をとりました。
しかしリゲティよりは遅いか。
ただ、メダル圏内を考えるといい位置につけたいところ。
≫若干コースも荒れてきていると思いますのでしっかりラインに乗りながら体を落としそして雪面とけんかさせないようにプレッシャーを与えて切り替えるときに体を切り替えないといけません。
≫差が変わっていないですね。
≫いいですね。
≫中盤からは非常にいい流れのマイヤー。
≫1秒以内に入ってくると2番ですからね。
≫トップと2位の差が1秒3ぐらいあります。
あの辺りでミスをする選手が多いですね。
≫あの辺がやはり見えない区間が続くので…。
2番に入ってきました。
≫1秒33差で2位タイに飛び込んできたマティアス・マイヤー。
続いては、20番スタート、イタリアのダヴィデ・シモンチェリです。
≫彼もベテランですからこういうところを滑るのは熟知してると思いますし。
ただ、今シーズン、若干波に乗りきれない部分が見られました。
でも、いいですね。
≫いいタイムできています。
中盤までは。
35歳、この大回転が得意でワールドカップ過去2勝を挙げているがいずれもこの種目です。
≫早い段階でスキーの方向を決めてきていますね。
いいタイミングで入ってきていると思います。
≫ベテランのシモンチェリ。
終盤でやや斜面変化のところでミスをする選手がいるのでここからですね。
≫ここ、うまく入りましたね。
≫シモンチェリ、1秒27!≫きましたね!≫2位に飛び込んできました。
イタリアのシモンチェリ。
≫すごい。
≫20番スタートで2位に飛び込んできました。
テッド・リゲティが大差でトップ。
2位にイタリアのシモンチェリ3位にオーストリアのマティアス・マイヤーとフランスのファナラ。
≫今シーズン、1桁低くなってしまって飛ばされてしまいました。
≫28番スタートはチェコのオンドジェイ・バンク。
この人も33歳。
この大会はスーパー複合で7位入賞を果たしてます。
オリンピックは4大会目。
そのうち3大会連続でなんらかの種目で8位以内入賞を果たしているという。
よく頑張っていますね。
33歳。
≫本当に、当初はもう少しスラロームのほうにも力を入れてスラロームが得意な選手でしたがスーパーコンビ。
そういうところでも実力を発揮する選手にもなりました。
≫オリンピックはトリノ、バンクーバーそして、ソチといずれも複合で入賞を果たしているという実力者。
≫いいですよ。
しっかり動けていると思います。
≫世界選手権も数えるのが大変なぐらい回数をこなしているバンク。
フィニッシュ。
きました、バンク!0秒93差。
28番スタートから2位に飛び込んできました。
≫2回の滑走の合計タイムで順位が決まるアルペン男子大回転1回目が終わってトップはアメリカのリゲティ選手。
2位がチェコのバンク選手。
3位がイタリアのシモンチェリ選手となっています。
≫ではこのレース1位のリゲティ選手の滑りを、皆川さんと振り返ります。
≫テッドは、この種目ほとんど昨年からずっと優勝し続けているのでこの新しいレギュレーションルールの。
新しいスキーに対して一番乗りこなしている選手です。
≫新しいスキーになっているんですね。
≫新しいスキーになれていない選手がいる中で彼は、こういう緩斜面のコースでもスキーを上手に使いながら道具に仕事をさせながら雪面とのコンタクトをやわらかく滑れるタイプです。
普通の選手はこういうところではかなりブレーキ動作多いんですが彼は滑らかに高いライン取りから急斜面のスピードを緩斜面につなぐ動作。
あとは1ターンずつに体の上下動をしてスキーを走らせているというのは非常によくできています。
≫前のレギュレーションの板とはだいぶ滑り方は変わっているんですか。
≫けが人が非常に多く出たのでスキーが曲がらないようにできているんですよ。
なので彼のようにスムーズにスキーを曲げる動作は今の選手の中で彼だけなんですできているのは。
この緩斜面も非常にウエーブがありますけどゆとりを持って滑れていると思います。
≫このコースは緩い斜面が多いと。
≫体重とあとはスムーズに滑るのが1つのポイントだと思います。
≫スムーズですか?≫スムーズですね。
かなり、自分としては70%ぐらいで滑っていると思うんですがこれだけのタイム差がついています。
≫2回のうちの1回目。
70%ぐらいの力で現在、1位というアメリカのテッド・リゲティ選手。
皆川さんから見てもすばらしい滑り。
≫やっぱり彼はこの道具に対しては今、世界一なので。
ゴールして当然かなというところもあります。
これだけチームの人にアドバイスできるぐらいなので非常にゆとりがあるんだと思います。
≫自分が滑り終わったあとに無線で?≫どこが、どうなっていてどこが攻めどころでどこが守りどころだって。
非常に、それぐらいの余裕があります。
≫でも、皆さんさっき一緒にご覧になっていて結構、激しい転倒があって浅田さんも思わず声が出ていましたが。
≫先ほどの選手もゴール直前に板が外れてしまってあれって…。
≫あれは棄権になってしまって認められないんです。
≫最後の最後で…。
≫2番タイムだったのでもったいなかったですね。
≫大迫力のアルペンでした。
≫そのアルペン男子大回転。
2回目の滑走につきましては今日深夜1時5分ごろから総合テレビでお伝えする予定です。
≫続いてはつい先ほど終わった女子スノーボードパラレル大回転。
画面でもお伝えしましたね。
日本から出場しました竹内智香選手が銀メダルを獲得しました。
≫その竹内智香選手は4大会連続のオリンピック出場でした。
今シーズンは、ワールドカップで2位を3回と金メダルを狙って今大会に臨んできました。
そのスノーボード女子パラレル大回転なんですが平行するコースを2人の選手が同時に滑ってタイムを競うという。
2回ずつレースを行って勝ち抜いた人が先に進めるというものですが竹内選手の準々決勝からの滑りをご覧いただきましょう。
≫竹内智香予選をトップで通過し銀メダルを目指す決勝トーナメントです。
ソチオリンピックスノーボードアルペン男女パラレル大回転。
カナダのケールヴに対して1本目は0秒74の差をつけています。
この差をもってブルーコースを滑っていきます竹内智香です。
勝てばベスト4。
メダルに王手。
0秒74の差でケールヴが追いかける。
ミスがあった!ケールヴにミスがありました。
焦りがあったか。
≫これで竹内選手は…。
≫無理をする必要は一切なくなりました。
最後まで転倒などなくしっかりと滑り切ればベスト4進出。
≫やはり、今、実力的に竹内選手と当たると相手選手が嫌がるんです。
≫自滅をしてくれる選手も多いんだという話を本人も話していました。
≫それほど竹内選手が力をつけていて彼女と当たるといやだと外国人選手に思わせている。
本当にすばらしいと思います。
≫ケールヴが諦めずに追ってきてますが無理をする必要はありません。
ベスト4進出決定です。
竹内智香メダルに王手をかけました!4位以上確定、ガッツポーズ。
さらに1段階段を上りました。
日本のスノーボード界は平野歩夢、平岡卓という2人がハーフパイプで銀メダル、銅メダルをとりました。
初めてのオリンピックでのメダル。
今度は女子の初めてのメダルがかかっています。
いいところまできましたね。
ついにきました。
≫本当に竹内選手滑りは安定してます。
これは、もちろんこの数年で技術を上げて…。
予選トップだった竹内智香。
この準決勝、1本目はメシクに対して1秒01の差をもって迎えます。
2本で勝負をするパラレル大回転。
スタート、準決勝。
自信を持って滑ってほしい竹内智香。
メダル確定へ、運命のスタート。
≫メシク選手は攻めるしかないですからね。
≫先着したほうが勝ち。
≫竹内選手は安定しています。
≫かなり攻めてきているイナ・メシク。
≫メシク、転倒。
≫転倒があった瞬間にあとは、フィニッシュをすればメダル確定。
金メダルか銀メダルという滑り。
それを確定させるための滑りです。
≫それでもなお安定していますから。
≫何もミスがありません。
ほぼノーミスでここまできている。
予選トップです。
堂々、胸を張っていいメダル確定の滑り。
自分の世界に入ってほしい。
≫竹内選手、やりましたね。
≫竹内智香。
これはワールドカップではありません。
オリンピックの舞台。
銀メダル以上確定!竹内智香、30歳。
≫すばらしい!≫この大舞台でやってくれました。
ソチオリンピック日本の女子初めてのメダル!ついにやってきましたビッグファイナル。
世紀の瞬間。
ソチオリンピックスノーボードアルペン男女パラレル大回転決勝トーナメント。
決勝戦の2本目。
ここに堂々、竹内智香の名前です。
0秒30の差をつけてクンマーに先行してスタートをしていきます。
運命の瞬間。
50秒ほどで決着がつきます。
竹内智香、金メダルへ!≫ここは落ち着いていきたいですね。
焦ってはいけませんよ。
≫安全にいく。
クンマーも無理していない。
≫この辺りから勝負です。
クンマー選手も追い上げてきました。
≫この大会、決勝トーナメントで強さを見せている竹内智香です。
そういったことも分かってクンマーはプレッシャーをかけてくるでしょう。
その中で安定感のある滑りを見せている予選1位の竹内智香。
並んできた。
並んで前にいったのはクンマーここから速いのは竹内だが転倒!竹内智香敗れる!クンマーが金メダル。
逆転を許して、またクンマーには勝てませんでした。
ただ、誇らしい。
見事にスノーボード女子初のメダル獲得は銀メダル!≫メダル獲得、お見事です。
≫お互いをたたえあうクンマーと竹内智香。
宿命のライバルが抱き合って今健闘をたたえあいました。
≫0秒3リードしてスタートしました。
≫序盤はもちろんあそこのパート落ち着いていかないとなんですがやはりクンマー選手がしっかりと追い上げてきましたね。
≫見事な滑りを見せました。
≫やはり、ちょっと竹内選手珍しいですね。
やっぱり焦ってしまいましたね。
≫最後の最後で焦りが出たか。
さすがに、やはり勝ちたいという気持ちが焦りを生んだかもしれません。
≫ただ、あそこは攻めないと勝てないですから。
これは、本当にフルアタックした結果のミスですから本当に見事な銀メダルだと思います。
≫大回転。
今大会は中2日で回転という新種目もあります。
ここに向けてもすばらしい1つ目の種目で銀メダル。
≫すばらしい!≫スタジオにはこちらをご用意しました。
≫これは、もしかして竹内選手かな。
銀メダル、おめでとうございます。
三宮さんが夢中になってご覧になってたんですよ。
≫ちょっとプライベートでもつきあいがありまして。
彼女の頑張りとか勝ちたいとかオリンピックのメダルにこだわってずっとやってきたので。
よく頑張ったなと思います。
ただ勝てた試合だっただけにちょっと残念な気持ちもあるんですけど。
やはり、今回女性メダリストが初ということで同じ道産子、北海道出身で。
よく頑張ってくれたなと思います。
≫浅田さん、とうとう女子のメダルが出ましたね。
≫うれしいですね。
ずっと男子選手だけだったので。
このあと、競技される選手も女性はメダル目指して頑張ってほしいと思います。
≫力になったんじゃないかと思います。
太田さんも一緒になって見ていただきましたがどうでした、最後の滑り。
≫本当に人と競って同時にすることって私たちにはないんですけど。
でもそういう焦りとかとも戦いながらそういうのを新鮮に感じました。
≫山競技として皆川さんはどうでしたか。
≫僕ら実はアルペンってつくぐらいなので練習環境が一緒なんですよ。
彼女は単身でずっとスイスに住んでスイスチームと切磋琢磨してきたことがこの結果につながったんだなと思います。
≫先ほど、今大会女子メダリスト初とありましたがもちろんご本人にとっても初めてのメダルでもありますしスノーボードの女子競技でも初めてのメダルだということです。
本当におめでとうございます。
さて、今夜のフィギュアスケートの女子シングルショートプログラムまで3時間を切りましたね。
≫およそ3時間あまりというところですね。
≫今ごろ、選手はどのように過ごしているのか気になりますね。
太田さん、どうでしょうね。
みんなどんなふうに過ごしているでしょう。
≫2時間ぐらい前にちょうど会場入りする選手も多いので本当に今、自分と向き合っている最中なんだなと思います。
≫滑走順によってだいぶ時間に開きがあるのでやっぱり皆さん自分の時間を気にしながら動いているとかそんな感じでしょうかね?≫そうですね。
たまに早くなったり遅くなったりはありますが基本、いつもどおりそれまでの試合と同じように何分前に入ってとかこういう動きをしてこれを確認しておいてと陸でもできることをする。
そういった時間に使われるんだと思います。
≫それを聞いただけでもドキドキした感じが伝わってきますね。
≫日本選手は第4グループに村上選手と鈴木選手。
そして第5グループの最終滑走が浅田真央選手です。
この女子シングルショートプログラムの模様はBS1で今夜11時40分ごろから生中継でお伝えいたします。
≫三宮さん、いよいよきますよ。
どんなふうに期待して何を見ますか。
≫もちろん、スピードスケートの5000mを見てそのままフィギュアスケートを見て。
やっぱり寝不足が続きますね。
≫今日も大変ですね。
皆川さんはどうしますか?≫今日もしっかりと見てメダルの瞬間を共有したいなと思います。
≫たくさんの応援メッセージも届いています。
3選手に宛てたメッセージありがとうございました。
≫浅田さん、最後に真央選手にどんな演技を期待しますか?≫笑顔で楽しんでいつもどおり滑ってもらいたいなという思いだけです。
≫あしたのフリーにいい状況でつないでほしいですね。
今夜は皆さん本当にありがとうございました。
皆さん、今夜も全力応援、お願いします。
♪〜♪〜2014/02/19(水) 19:30〜20:45
NHK総合1・神戸
ソチオリンピック ▽女子フィギュア浅田・鈴木・村上 ソチに懸ける思い[字]
▽女子フィギュア悲願のメダル獲得へ!浅田・鈴木・村上ソチに懸ける思い ▽スケート女子5000m展望 ▽アルペン 男子大回転 ▽スノボ女子パラレル大回転 竹内智香
詳細情報
番組内容
▽大会13日目・今夜の見どころを一挙紹介! ▽女子フィギュア悲願のメダル獲得へ!浅田・鈴木・村上 ソチに懸ける思い ▽直前情報 キムヨナ、リプニツカヤ ▽スピードスケート女子5000m展望 ▽アルペン 男子大回転 ▽スノーボード 女子パラレル大回転 竹内智香メダルなるか? 【ゲスト】浅田舞,太田由希奈,三宮恵利子,皆川賢太郎,【スタジオキャスター】松尾剛,西堀裕美 <競技変更の場合あり>
出演者
【ゲスト】浅田舞,太田由希奈,三宮恵利子,皆川賢太郎,【スタジオキャスター】松尾剛,西堀裕美
ジャンル :
スポーツ – オリンピック・国際大会
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