じゃあ休憩入ります。
ああ〜っおなかすいた。
特に何もねぇな。
過去なんて…自分の好きなように思い出にしていけばいいのよ。
やっぱり亀田さん!「あしたをつかめ」。
今回の主人公はちょっとワイルド。
レースで目指すのは誰よりも派手な走り。
(悲鳴)職場の相棒は秋田に1台しかない大型車両。
泥道も果敢にアタック。
大小さまざまな丸太も巧みな操縦で難なくゲット。
オンもオフも運転大好き。
そんな彼の正体は?林業作業士大門浩之。
丸太運んでます!
(テーマ音楽)あしたをつかめ。
大切なのは君の時間。
まずは仕事。
もちろんプライベート。
できれば自分磨き。
樹齢50年を超える杉の木。
今回の舞台は秋田の冬山。
大門浩之さんは入社3年目の林業作業士。
山から切り出した丸太を運ぶのが仕事だ。
今大門さんの職場は大忙し。
4月から消費税が上がる前に家を建ててしまおうと丸太の需要が急激に増えているのだ。
そのため大門さんは日が暮れるまでに1本でも多くの丸太を運び出そうとしている。
とりあえず3年目にして飽きないから。
「また俺今日木運んでる」とか思うことがないから。
単純に木1本にしてもたまにすげえ太いの出てきてこの機械で持ち上げられないとか。
そうなったら何かワクワクするじゃないですか。
大門さんは4人1組のチームで作業している。
頼もしきチームメートを紹介しよう。
先頭を行くのは…後で集めやすいよう同じ方向へと倒していく。
その後に続くのがグラップルという木をつかむ機械。
操るのは大門さんより3つ年上の…倒した木を切りやすいように集めていく。
その後に続くのはハーベスタという機械。
木を一定の長さの丸太に切っていく。
操るのは…できた丸太は運搬しやすいよう道の脇に並べていく。
最後に運び出すのが大門さんだ。
このオレンジのフォワダという機械が大門さんの相棒。
従来のものと違い丸太をつかむ腕がついているので1台で積み込み運搬積み下ろしができるという優れもの。
しかも前にタイヤがついていてスピードも従来の2倍だ!今の忙しい現場には持って来いだね。
この機械秋田には1台しかないという最新もの。
会社でも乗りこなせるのは大門さんだけ。
さあその腕前を見せてもらおう!まずはクレーンゲームのように腕を動かし先端部分を丸太と丸太の隙間に狙ってさし込む!さし込む!丸太がバラバラな時は斜面に当ててそろえる!ウォーッ!それからそれから積み込みのはみ出た丸太は先端部分の揺れを利用して修正!お見事!また運転席は自分の部屋のように快適なんだそうだ。
お弁当を食べたり休憩時にはお昼寝もする。
機械が好きでこの仕事に就いた大門さん。
プライベートではレースに参加している。
スタートしましたゼッケン1番大門選手…。
大門さんが参加しているのはさまざまな障害物をクリアしながら走るレース。
(悲鳴)この攻めの姿勢は仕事場でも変わらない。
かなりぬかるんだ坂道も…果敢にアタック!アタック!おっと車体が滑り落ちてきた!ぬかるみにはまり込んだタイヤが土をかき回して道が壊れてしまったらしい。
どうする?さあどうする?それでも強引に強引に登っていった!道このままで大丈夫かな〜?あそこねちょっと怪しいですね。
まあ駄目になるまではこのままかな。
しばらくいいと思いますよ。
しかし先輩たちはそうは思っていなかった。
早速先輩たちが道の修理に取りかかった。
使うのは杉の木の先端部分。
緩んだ土の上に敷くことで地固めをしていく。
先輩たちのおかげで無事走れるようになった。
班長大門さんに注意とかしないんですか?いや怒らねえよ。
怒らないよ。
大門は気付かせた方が覚えるな。
怒ったってなんもはいはいはいって聞き流すだけだから。
反省してるの?反省っていうかまあ調整はかけます。
仕事が終わって会社で一服。
この日は真っ先に先輩たちに飲み物を入れた。
道を直してくれたお礼なのかな?現場の作業は朝8時から夕方4時まで。
山は暗くなると仕事ができないので残業は一切ない。
仕事が終わった後は毎日アイスホッケーをしている。
体力あるね〜!アイスホッケーを始めたのは中学生の時。
今では社会人チームのキャプテンとしてメンバー20人をまとめている。
キャプテンとして大切にしているのはメンバー一人一人に楽しんでもらうこと。
自分がゴ−ルを決めるチャンスが来ても…。
あえて仲間にパス。
練習せっかく来てパット1回も触んないで帰るやつとかいたら何か申し訳ないし。
同じチームの頑張ってる人たちに点数を取らせたいじゃないですか。
みんな楽しんでほしいですからね。
家賃は6万円。
秋田ではちょっと高め。
…というのも2階にも部屋があるメゾネットタイプのアパートにしたからだ。
そんな部屋を借りたのにはそれなりの理由があった。
実は大門さん2か月前に結婚式を挙げたばかり。
せっかくの2人暮らしだからいい部屋にこだわったんだって。
同い年の妻のぞみさん。
今夜のメニューは豚キムチ。
パワーつきそう!うすい。
ウソ?そんなに?うすくないよ?うすいって!うすくないって!結構味にうるさいんだね。
ただ文句言ってるんです。
しょっぱい…甘い…。
のぞみさんはそれでいいの?いいです。
文句言っても結局全部食べるからいいかなと思って。
のぞみさんの方が一枚上手だね。
再び仕事の現場。
この日大門さんの相棒にトラブルが発生した。
荷台の丸太を押さえるフレームが何度も下ろしたり積んだりしているうちにグラグラになってしまったんだ。
これが外れると丸太を道に落としてしまうため大門さんにとっては仕事にならない。
会社に帰ってから専務と相談。
オレンジの車両は急きょ修理に出すことになった。
秋田に1台しかないオレンジの車両。
明日からは昔使っていた機械を投入しその場をしのぐことにした。
まあ何にしろまずどっちに転ぶにしてももう1台はあった方がたぶん有利だなということだね。
・はい秋田グリーンサービスです…。
大門さん1年前に乗っていた青い車両で作業することになった。
この車両丸太をつかむ腕がついていないので積み込む際いちいち別の機械へと乗り換えないといけない。
これはかなりのタイムロスだ。
更にこの機械オレンジの車両と比べてつかむ力が強い。
そのため丸太を傷つけないよう微妙な力加減が必要だ。
大変そうだね大門さん。
いや普通です。
普通に戻りました。
そうは言ってもこの青い車両運転席にドアがなく車内は吹きさらしだ。
風にも負けず雪にも負けず作業場から丸太置き場までの1kmの道を何度も往復する。
しかもこの車両速度はオレンジの半分しか出ない。
そのため運搬待ちの丸太はどんどんたまっていく。
木運び出すのが最後の仕事のわけだから俺が遅れるイコ−ルどんどんこの現場の工期も迫ってくるわけ。
俺が遅れていけばもちろん会社としては経費だって人件費とかそういうのもかかっているしそういう意味ではプレッシャーに感じるところもありますね。
夕方仕事が終わって山を下りると大門さんの相棒が修理から戻ってきていた。
しかし大門さんはこのオレンジの車両で作業するかどうか迷っていた。
またぬかるみにタイヤを取られ道を壊してしまう危険性があるからだ。
大門さん先輩が道を直す手間を考慮して青の車両で行くことに決めた。
翌日。
雪が降ったり解けたりを繰り返して道はいつも以上にグチャグチャになっていた。
大門さん丸太を積む量をいつもより減らすことにした。
無理して積み過ぎたりとかそういうのやっていくと道壊れて結局直さなきゃいけない。
運ぶ手止めてしまうんでそういうところは気をつけるぐらいで。
更に道の状態も確認しながらスピードを出さずに安全運転で。
泥で緩んだ坂道も問題なく登れた。
しかし慎重にゆっくりと運んでいるため丸太は更にたまっていく。
そんな大門さんを見かねて谷口さんが手伝いにやって来た。
谷口さんが積み込み大門さんが運ぶことになった。
大門さん林業ってチームワークが大事なんだね。
個々がやっぱり高い意志を持っての集合体であれば全体としてそういうのはいい会社っていうか。
そういうのが…何だろう?俺の性格とかそういうのに合っているような気はしてすごく楽しく感じてますね。
ケガのないよう頑張りましょう。
はい大門君。
ゼロ災でいこう!よし。
2014/02/03(月) 23:30〜23:55
NHKEテレ1大阪
あしたをつかめ〜しごともくらしも〜「林業作業士」[字]
主人公は25歳の林業作業士・大門浩之さん。山から丸太を運び出すのが仕事だ。今、増税前の住宅の駆け込み需要で現場は大忙し!大自然の中で奮闘する大門さんに密着!
詳細情報
番組内容
主人公はワイルドな林業作業士、大門浩之さん(25歳)。山から丸太を運び出すのが仕事だ。メカが大好きで、この仕事を選んだのも“カッコイイ”重機がたくさん操縦できるから。現場では、やんちゃな性格が災いし、ちょくちょくミスを犯すが、頼もしき先輩がいつもバックアップしてくれる。過酷な冬山での作業中、大門さんの仕事のパートナーである機械にトラブルが発生。大門さんが下した決断とは?
出演者
【語り】Mummy−D
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
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音声 : 2/0モード(ステレオ)
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