この時間は午後6時15分まで字幕放送をお送りします。
インドネシアのバリ島でダイビングをしていた日本人女性7人が行方不明となった事故で、救助された山本栄美さんら4人が、文書でのインタビューに応じました。
今も行方が分かっていない高橋祥子さんら2人と、どのような状況ではぐれたのかという質問には、明確に答えていませんが、具体的な時間の経過が明らかになってきました。
山本さんらはダイビング中、天候が悪化したことは把握していました。
水中でこんなに流されていて、大丈夫かと不安に思ったということです。
水面に上がったとき、自分たちが乗ってきたボートは確認できませんでした。
その後、インストラクターの提案に従って、みんなで手を取り合って、バリ島のほうに泳ぎ始めましたが、30分ほど泳いでから、インストラクターが、このままではバリ島にたどりつくのは無理なので、ダイビングしていた島のほうに泳いだほうがよいという提案があって、そちらに向けて泳いだということです。
そして潮に流され、2つの島の間を行ったり来たりしている状況だったといいます。
また遺体で発見された宮田律子さん、そして今も行方が分かっていない高橋祥子さんとは、どのような状況で分かれたのかという質問には、にわか雨が降り、視界が悪くなった。
インストラクターの古川さんが船を見つけて、呼んでくるということで、船のほうに泳いでいって別れた。
別れてから自分たちは、島のほうに泳いでいったとしていますが、宮田さんら2人とどのような状況で別れたのかについては、明らかにしていません。
4人は先週土曜日にペニダ島に流れつきましたが、そのときは、岩場に打ちつけられ、3、4回、大波に飲まれた際、全員、離れ離れになったが、偶然4人は、岩場に上がることができ、そのまま上陸できたといいます。
山本さんらは、おととい発見されるまで、ごみのペットボトルに雨水をためて飲み、気温が下がったので、固まって過ごしていました。
生きて帰ろう、海で28時間頑張って泳いだから、もっと頑張れる。
帰ってから何をしようかなどと話して、励まし合っていたということです。
救出されたときは、助かったという思いの反面、ここまで一緒に来たのに、みんなで帰れないのだという思いもあったと胸のうちを語っています。
4人を代表して山本さんが、音声でのメッセージを寄せました。
私たちの救助に関わっていただいたすべての関係者、協力者の方々に心より感謝いたします。
また多大なるご心配、ご迷惑をおかけしたことをおわび申し上げます。
行方不明となっている高橋さんが、一刻も早く見つかることを、願っています。
4人の体調は回復しているということですが、精神的なショックが大きい人もいるということで、きょうは病院にとどまるということです。
一方、
けさ、インドネシア・バリ島の海辺。
ボートを運ぶ兵士たちの姿がありました。
救難当局やボランティアに加え、軍も捜索に当たっています。
行方不明になった7人のうち、ただ1人、安否が分かっていないインストラクターの高橋祥子さん。
高橋さんの夫も、ボランティアのメンバーらと海へ出ていきました。
行方が分からなくなって丸5日。
懸命な捜索が続けられています。
一方、日本時間の昨夜、救難当局の会見中に入ってきた情報。
発見された遺体は、その後、観光でダイビングに参加し、行方不明となっていた宮田律子さんと確認されました。
結婚指輪の刻印や、体の特徴から、宮田さんの家族が直接、本人だと確認したといいます。
第一発見者の男性は。
遺体が見つかったのは、バリ島南部のセランガン島沖。
ダイビングを始めた場所からはおよそ20キロ。
5人が救助された場所からは、30キロほど離れた場所でした。
このため、きょうは捜索の範囲が拡大されました。
私たちはきょう、捜索に当たる軍のボートに同乗。
ボートは岸に近いエリアを捜索しながら、宮田さんが発見された海域へと向かいました。
セランガン島の沖数百メートルの海域です。
ちょうどこの辺りできのう、宮田さんの遺体が発見されたということです。
海岸の数百メートル沖合ですね、本当に近い場所です。
救難当局などのボートも、数多く捜索に当たっていましたが、これまでのところ、高橋さんの発見には至っていません。
行方不明となって丸5日。
捜索は現在も続けられています。
新たな情報が入りましたら、お伝えしてまいります。
続いて速報です。
きょう午後、群馬県館林市のディスカウントストアの駐車場で、20代と見られる女性が頭から血を流して死んでいるのが見つかりました。
警察は、遺体の状況などから、殺人事件として捜査しています。
警察などによりますと、きょう午後3時ごろ、群馬県館林市のディスカウントストアの駐車場で、車の中で頭から血を流した女性がいると119番通報がありました。
警察などで調べたところ、女性が車の中で血を流した状態で見つかり、まもなく死亡が確認されました。
亡くなっていたのは、20代の女性と見られ、遺体の状況などから警察は、殺人事件として捜査しています。
理化学研究所の研究グループによる万能細胞、STAP細胞の論文を巡り、イギリスの科学雑誌、ネイチャーは、調査を始めたことを明らかにしました。
理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーなどのグループは、新たな万能細胞、STAP細胞を作り出すことに成功したと発表し、先月30日付のネイチャーに、論文が掲載されました。
しかしその後、外部の研究者から実験データに疑義があるとの指摘を受け、理化学研究所はすでに調査を開始しています。
一方、18日論文を掲載したネイチャーも、論文で使われた写真について、詳細に調査していると明らかにしました。
今回の件について理化学研究所は、現在、調査中としたうえで、現時点で研究成果は揺るぎないと判断しているとコメントしています。
また論文の共同執筆者である山梨大学の若山照彦教授は、日本テレビの取材に対し、誤った写真が紛れ込んだ単純ミスとしています。
大手製薬会社、ノバルティスファーマ社の本社に、東京地検特捜部が家宅捜索に入りました。
家宅捜索を受けているのは、東京・港区のノバルティスファーマの本社です。
ノバルティス社は高血圧治療薬、ディオバンの研究データが改ざんされていることを知りながら、論文を宣伝に使ったとして、薬事法が禁止する誇大広告の疑いで、厚生労働省に告発されています。
告発は、責任者について氏名不詳としていることから、特捜部は、データの改ざんや広告に使われた経緯などの解明には、本社の家宅捜索が不可欠と判断したと見られます。
4年連続の改善です。
文部科学省によりますと、来月、卒業予定の高校生の去年12月末時点での就職内定率は、前の年の同じ時期と比べ、2.5ポイント上昇し、85.3%となりました。
これは4年連続の改善で、リーマンショック以前の数字を上回りました。
文部科学省は、景気の回復傾向などが影響していると見ています。
さあ、いよいよ今夜から、フィギュアスケート女子の戦いが始まります。
しれつなメダル争いの行方はどうなるでしょうか。
羽生選手に続く金メダル、期待してしまうんですが、ソチから解説してもらいましょう、荒川さん、佐藤さん。
きのうは一日雨が降っていたソチなんですが、きょうは朝からきれいな空気に、雨も上がって、包まれております。
皆さん、こんにちは。
いよいよ今夜、注目のフィギュア女子ショートプログラムが始まりますね。
そうですね。
金メダルを争う有力選手3人の最新情報をお伝えします。
集大成となるオリンピックで金メダルを狙う浅田真央選手。
バンクーバーオリンピックの女王、韓国、キム・ヨナ選手。
そして、ロシアの新鋭、ユリア・リプニツカヤ選手。
日本時間きのう午後。
翌日に控えたショートプログラムに向けて、3人の金メダル候補は順調な仕上がりを見せていました。
浅田選手のショートプログラムの演技。
曲は、ショパンの名曲、ノクターン。
世界選手権に初めて出場し、2位となったときの思い出の曲です。
そして鍵となるのが、冒頭で跳ぶトリプルアクセル。
女子のトップ選手の中では、浅田選手しか跳べないこの大技を決められるかが、勝敗を左右します。
きのうの練習では。
成功。
好調な仕上がりを見せています。
一方、キム・ヨナ選手の武器は、高難度の3回転ルッツと3回転トーループのコンビネーションジャンプ。
ソチに入って以降、抜群の安定感を見せています。
団体戦で圧巻の演技を見せたリプニツカヤ選手のショートプログラム。
曲は母国、ロシアの作曲家による愛はまごころ。
リプニツカヤ選手の武器は。
15歳が臨むオリンピック。
最初の難度の高いコンビネーションジャンプ。
トリプルルッツ・トリプルトーループ。
決めました!
キム・ヨナ選手と同じ3回転のコンビネーションジャンプ。
個人戦に向けて、こちらもいい仕上がりを見せています。
果たして、頂上決戦を制するのは誰なのか。
このソチオリンピックでも、しっかりとアクセルを決めれたらいいなっていうふうに思っています。
ショートプログラムまで、あと6時間です。
さて、金メダルを争う有力候補、浅田選手、キム・ヨナ選手、リプニツカヤ選手、やはりこの3人だと思うんですけれども、荒川さん、こちらが、3人のショートプログラムのジャンプの予定構成になっているんですね。
出ますでしょうか、こちらですね、荒川さん、お願いいたします。
これは今、色が変わっている所が、それぞれ各選手の得点源となるジャンプですね。
浅田選手はトリプルアクセル、そしてキム・ヨナ選手とリプニツカヤ選手はトリプルルッツ・トリプルトーループというコンビネーションですね。
浅田選手の場合は、コンビネーションジャンプ、これ、後半に持ってきてますので、基礎点は1.1倍になります。
で、浅田選手のトリプルアクセルなんですけれども、やはり決まれば得点も大きく伸びてきます。
ただ、失敗のしかたによっては、大きな減点にもなってしまいますので、これはやはり決めて、得点を伸ばしたいところですよね。
なるほど。
そのほかの選手、ジャンプ以外の部分では、どうでしょうか?
もう3選手ともに、スピンやステップ、定評がある選手ですので、やはりこのジャンプの出来というのが鍵になってきそうです。
また、ショートプログラム、ご覧のように、ジャンプが3つしかありませんので、1つのジャンプでミスしてしまうと、ほかで挽回するということがまず、ショートプログラムではできませんので、ここは3つ、きっちりと押さえていきたいところですね。
より重要性が増してきますね。
そして、こちらの3人なんですが、先ほど、直前の練習に臨んでいます。
その様子、荒川さんに解説していただきます。
まずは、浅田選手なんですが、どうご覧になりました?
非常にもう、このソチに入ってきてから調子が安定しているんですけれども、トリプルアクセルの調子というのも非常に上がっていまして、完成度も高いんですね。
ですので、あとはもう本当に本番の緊張感の中でこの力を発揮する、そのために団体戦で得た感覚というのを生かしてほしいなと思います。
一度、ソチのリンクの空気、感じてますからね、浅田選手は団体戦で。
そうなんですね。
やはり緊張した中で、あのときも調子はよかったんです。
ですけれども、緊張した中で、力の使い方がうまくいかなかった。
それがあったので、今度はそれを生かして、10日間ほど調整してきましたので、本当、気持ちよく滑ったら、魅力がたっぷり出ると思うんです。
どうなるかですね。
…してほしいと思います。
さあそして、改めて浅田選手のショートプログラム。
ずばり、魅力はどんなところですか?
やはり、本来の柔らかさであったり、細やかさが際立つステップシークエンスといったところも見どころです。
やはり、最初のトリプルアクセルが決まるか決まらないかでは、次に余裕があるかないか、決まっていくと思いますので、気持ちよく滑るためにはまずトリプルアクセルをしっかりと決めてほしいと思います。
そこからの流れですね。
さあ、そしてライバルになるでしょう、キム・ヨナ選手なんですが、こちらはどうでしょうか、荒川さん。
そうですね。
ジャンプに関してはかなり安定感があるように思います。
ですので、やはり本番でそれが生きてくるのかどうか、あとは力強さとスピード感がありますので、そちらもかなりジャンプの出来栄えのほうにも評価がされるのかなと思います。
練習でもキム・ヨナ選手が登場すると、各国の記者がパシャパシャパシャとシャッター音がひときわ大きくなるんですよね。
注目の高さもあると思いますけれども。
実績がありますのでね。
そして、すい星のごとく現れましたロシアの地元、ロシアの15歳、リプニツカヤ選手なんですが、こちらはいかがでしょう?
やはり驚異的な柔軟性を生かしたスピンというものにはすごく目を引かれるんですね。
なかなかあのポジションで回る選手いません。
独創的な形。
そしてまた、この今、跳びました、ジャンプなんかも本当に今シーズン、よく決まっていますので、ジャンプがすべて決まって、そういったスピンやステップなど、そういった部分でも点数を伸ばしてくると、また、驚異の選手ですよね。
きょうの練習もチケットが、お客さん、入るの必要だったんですけど、やっぱりロシアの方がたくさんいて、リプニツカヤ選手のジャンプが決まると大きな拍手が起こっていたので、そういった地元のパワーも、もしかしたら味方するかもしれませんよね。
さあ、そして、今夜のショートプログラムの滑走順なんですが、荒川さん、まずキム・ヨナ選手が出てきて、そしてリプニツカヤ選手、最終滑走、浅田選手です。
この浅田選手の前の3選手というのが、非常に力強いパワフルなスケートをする選手なんですね。
ですので、全くタイプの違った浅田選手が出てきて、がらりとその空気感をしなやかさですとか、細やかさ、繊細さといったものを存分に出すことができると思いますので、空気感、変わると思うんです。
ですので、印象は非常にいいのではないかなと思うので、あとはやっぱりしっかりジャンプが決まると、それだけ得点もぐっと伸びてきて、金メダルに向けて、いいスタートに、ショートプログラムがなるといいなと思います。
そうですね。
では荒川さん、改めて、メダルを占ううえでもこのショートの重要性、どうでしょうか?
そうですね。
やはりショートプログラムではジャンプでの挽回ということが、ミスしてしまうとできないので、1位からやはり点差が5点ぐらいまでの間であれば、金メダル争いはがらっと変わってくると思いますから、トップに立つなら5点以上差が欲しいところですね。
そうすると、ゆとりを持って、フリーに臨めると思います。
そうですか、あす、結果、ソチからお伝えします。
浅田真央選手とキム・ヨナ選手の2人が、同じ舞台に登場する2014/02/19(水) 17:53〜18:15
読売テレビ1
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