VOICE 2014.03.19

国立感染症研究所などはワクチンの接種を呼びかけている。
はしかの流行のピークは5〜6月ということでしたが、はしかの免疫の有無は血液検査でわかるということで、きょうも大勢の人で賑わったユニバーサルスタジオジャパン。
今年度の入場者数が1,000万人を突破しました。
記念すべき1,000万人目は長野から遊びに来た4人家族でキャラクターたちに祝福され、記念のプレゼントが手渡されました。
USJの年間の入場者数が1,000万人を突破するのは、2001年の開業以来、2回目です。
高画質になったスパイダーマンのアトラクションや、後ろ向けに進むジェットコースターの登場などが人気を集め、大幅な集客アップにつながったようです。
記者)「春休みということで、たくさんのお客さんが訪れています。
こちらは人気のアトラクションなんですが、入口をはみ出るほどの列が出来ていて、待ち時間は220分です」この人気の要因はアトラクションだけでなく、スタッフのおもてなしの心がリピーターを増やしているとUSJ側は分析しています。
そして、注目が集まるハリーポッターの新アトラクションについては…今年は新たな目玉が期待されるUSJ、さらなる集客増が見込まれます。
4年前、京都府京田辺市で建設会社の元社長が射殺された事件で、警察は会社役員の男ら2人を殺人などの疑いで逮捕しました。
殺人などの疑いで逮捕されたのは京都府城陽市の会社役員石原洋一容疑者と宇治市の無職、西尾憲容疑者です。
警察の調べによりますと2人は2010年8月、京田辺市のバスの転回場で宇治市の建設会社元社長、中村寛さんの頭などを拳銃で撃ち殺害した疑いがもたれています。
今年1月、警察が別の事件の捜索で事件で使われた拳銃を見つけ、関係者に事情を聞いたところ、「西尾容疑者から拳銃を預かった」と話したということです。
警察の取り調べに対し2人は容疑を認め、「中村さんに殺してくれと言われた」と供述しているということです。
STAP細胞をめぐる問題で理化学研究所は今年1月の記者発表で配った資料に誤解を招く表現があったとしてこの資料を取り下げました。
STAP細胞はiPS細胞と比べ、はるかに作りやすいとしていた部分です。
取り下げるのは今年1月末のSTAP細胞の記者発表で報道陣向けの補足資料として配布された資料でiPS細胞と原理や作製効率を比べています。
理化学研究所によりますとこの資料は細胞が初期化されるメカニズムの違いを説明していてiPS細胞の作製効率を0.1パーセントとしていました。
しかし、これはiPS細胞が開発された当初の8年前の数値で現在、iPS細胞研究所は20パーセントを超えると報告しています。
その一方で理化学研究所はSTAP細胞の作製効率を30パーセントとしていましたが、酸性の液体に浸した際に死んだ細胞の数を無視していたということです。
これによりSTAP細胞の作製効率は資料の記載よりも低い10%以下になりiPS細胞よりも低いことがわかりました。
理化学研究所は昨日付けで山中教授が所属するiPS細胞研究所にも資料の取り下げを伝えています。
3年前、名神高速道路で6人が死傷した事故で、トラックの運転手に過労状態で運転させたとされる運送会社の元営業所長に対し大阪地裁は執行猶予の付いた有罪判決を言い渡しました。
2011年6月、茨木市の名神高速道路でトラックの運転手が居眠りして前の車に追突、2人が死亡し、4人が重軽傷を負いました。
判決によりますと運転手は車内で1日3時間ほどの仮眠をとりながら5日間連続で運行する勤務形態が事故の1か月半前から続いていました。
運転手の勤務先である名古屋市の運送会社、「ランドキャリー」の元営業所長、鈴木弘一被告は過労状態での運転を命じた罪に問われ、鈴木被告は、「過労と認識していなかった」と無罪を主張していました。
きょうの判決で大阪地裁は「荷主側から運転手が疲れていると2度指摘されながら運転をさせ続けた。
経済的利益を優先させた法を無視した態度は非難に値する」として鈴木被告に懲役2年、執行猶予4年を言い渡しました。
大阪市の天王寺動物園では繁殖のために借り受けたオスのナベヅルが披露されました。
ナベヅルは絶滅危惧種に指定されていて12年ぶりのヒナの誕生に期待がかかっています。
きょう披露されたのは、東京の「井の頭自然文化園」から借り受けたオスのナベヅル一羽。
ナベヅルは、絶滅危惧種に指定されていて、現在、国内で飼育されているのは5羽です。
天王寺動物園では、2002年に産卵に成功した実績もあり、現在、園内で飼育されているメスと繁殖させることになりました。
順調にいけば5月頃に産卵するということで関係者は12年ぶりのヒナの誕生に期待を寄せていました。
海の女王が神戸にやってきました。
「海の女王」と呼ばれる豪華客船「クイーン・エリザベス」が神戸港に初めて寄港しました。
世界一周、最高クラスで570万円。
豪華客船の内部がほんの少し公開されました。
神戸港に集まった人の前にゆっくりと姿を見せたのは午前8時。
全長294メートル、世界で最も有名な豪華客船といわれる「クイーン・エリザベス」です。
その大きさはなんと…あべのハルカスとほぼ同じ。
1,034部屋で定員は2,068名と、まさに、海に浮かぶ巨大ホテルです。
きょうは抽選で選ばれた75人が船内を見学、記者も特別に中に入らせてもらいました。
記者)「こらち受付なんですが、3層の吹き抜けになっていて、豪華です」船には800人を収容する豪華なレストランやカジノに大型シアター、屋上にはプールまであります。
この時計はイギリスのビッグベンと同じ会社が特別に作った時計なんだとか。
クイーン・エリザベスによる世界一周の旅は最高で570万円、最も安いクラスでも187万円です。
乗船している人たちに感想を聞いてみました。
来年も日本に寄港するプランが予定されていて、一番お手軽なツアーは横浜発16泊17日のシンガポール行きで、33万円だということです。
船は、今夜11時59分に長崎に向けて出発します。
今月16日から国賓として来日しているベトナムの国家主席らが最後の訪問地として選んだのは大阪でした。
経済成長が著しいベトナム側と関西の経済界とが懇談会を開きました。
懇談会には、国賓として来日しているベトナムのチュオン・タン・サン国家主席やミン副首相などそうそうたる顔ぶれが出席し、財界側は、関西経済連合会や、商工会議所の役員らが参加しました。
関西財界からは、「ベトナム経済の急成長で、投資の魅力はますます高まっている。
両国のビジネスを発展させるために、ベトナム国内の道路の整備などインフラ整備に力を入れてほしい」と要望。
これに対し、サン主席は「関西企業との関係は重要で、今後、要望に応えられるように調整をしていく」と述べました。
「BOSSの流儀」最終回は生き馬の目を抜く世界で勝ちあがってきた社長です。
関西を熱くする企業のトップに密着するシリーズ「BOSSの流儀」。
きょうのBOSSは・・・。
岩井コスモ証券社長、沖津嘉昭。
成果を上げた社員にはボーナス大判振る舞いで報いる。
証券の街・北浜で生き残り続ける男の哲学とは。
景気が上向きつつもまだ先行きが見えないこの時代。
関西経済を熱く引っ張る企業のトップに密着したシリーズ『BOSSの流儀』。
3日目は証券業界の風雲児、「岩井コスモ証券」の沖津嘉昭社長です。
浮き沈みの激しいこの業界のなかで小さな地場証券を関西最大手に成長させた経営者の「生き残り哲学」に迫ります。
愛用しているのは一昔前に流行ったブルブルマシーン。
自宅では、どこにでもいそうな70代の男性だが、会社に一歩踏み入れると…。
沖津嘉昭。
社員数856人、営業収益176億円を誇る東証一部上場の岩井コスモ証券の社長だ。
成果を上げた社員には破格の待遇で報いる。
去年冬の社員のボーナスは最高1,800万円。
浮き沈みの激しい証券業界で生き残ったBOSSの流儀に迫った。
大阪・北浜に本社がある岩井コスモ証券。
関西に本社を置く証券会社では最大手だ。
出勤は株式のマーケットが開く1時間前。
社長室に入ってまもなく…。
体を動かし始めた。
ダンベル体操に、ぶら下がり健康器。
沖津は自らのアイデアで会社を何度も変革させてきた。
本社にあるコールセンター。
営業マンは顧客に株価や推奨する銘柄を知らせ、売買の注文を受けている。
一日で動く金額はおよそ14億円。
このコールセンター取引、日本で初めて導入したのが沖津なのだ。
インターネット取引の導入も早かった。
一躍脚光を浴びたのはおととし。
岩井証券の社長だった沖津は収益で3倍の規模があったコスモ証券を買収。
「小が大を飲む合併」は異例で先行きを不安視する声もあったが沖津はコストカットを断行。
利益を出せる会社によみがえらせた。
市場の変化に対応した者だけが生き残る金融の世界。
社員に対しても「きのうと違う今日の自分を作れ」と繰り返し説いている。
この日、沖津は支店の視察に訪れた。
求めるものは高いが、成果を出した社員には破格のボーナスで報いている。
結果を出した社員はもらって当然。
それが、沖津のBOSS流だ。
沖津は30年にわたり北浜の街を見続けてきた。
証券マン達で賑わった通りも今や昔。
昼食は、いきつけのてんぷら店。
偶然、知り合いがいた。
関西を代表する社長たちだ。
注文したのは天ぷら定食。
3,800円也。
この店もかつては証券関係者のたまり場だった。
証券ビッグバンや長引く不況で関西に本社を置く証券会社は次々に大手に吸収、また廃業も相次いだ。
最盛期は46社あったが現在は22社と半分以下になった。
沖津は今やこの街の数少ない生き残りだ。
そんな沖津は、社内ではどうみられているのか。
甘いものが手放せないようだ。
大阪・箕面市にある自宅を訪ねた。
沖津は家庭には一切、仕事を持ち込まない主義だ。
株価が低迷し、夜眠れない日が続いても、妻には何も語らなかったという。
今月3日。
沖津は、次なる一手を打とうとしていた。
沖津の新たな戦略は外国株の販売強化。
外国株の取り扱いが今後、増えると見込みニューヨークの調査会社と提携するという。
会議から4時間後、空港に沖津の姿があった。
これからニューヨークで自ら交渉に望む。
変化を常に求め続ける73歳。
北浜で生き残ったBOSSの挑戦は終わらない。
沖津社長の言葉、「会社は常に倒産に向かっている」。
人は生まれて必ず死んでいくと似たところがありますが、倒産に向かっている会社を経営者がいかにそのスピードを遅らせくい止めるのかが大切だということです。
以上、3日にわたりシリーズでお伝えしたBOSSの流儀でした。
きょうのVOICE+は今、話題のこちらの作品を取り上げます。
描いたのは、大阪の女性アーティスト、作品となる女の子は可愛いのに、どこか不安げだったり、意地悪そうにみえたり、今の時代を反映しているかのようにもみえます。
一枚の絵の価格は数十万円、人気の秘密を取材しました。
「描きながらしゃべり、しゃべりながら描く」溢れだす才能に筆の迷いはありません。
チアキコハラ。
新大阪生まれ、新大阪育ちの27歳です。
関西の若手アーティストを発掘するプロジェクトでアート界に鮮烈デビューしました。
東京のど真ん中、銀座ソニービルの巨大壁画も彼女の作品です。
チアキコハラの作品は子どもの頃から使っている学習机で生まれます。
描くのは、可愛くてでもどこか意地悪だったり不安そうだったりする女の子や物言いたげな動物たち。
今、チアキコハラが取り組んでいるのは巨大フィギィア「カクメイ☆ハグちゃん」。
「現代女子の象徴ともいえるハグちゃんがユニコーンに乗って未来に突き進み世の中を明るくする」。
戦いに挑む「ナポレオン」の絵からイメージが湧いたといいます。
本体を制作する造形デザイナーにイメージを細かく伝えます。
ナポレオンがふりかざす剣のかわりにハグちゃんが持つのは・・髪の毛を巻く「コテ」は現代女子の戦いに欠かせない武器ということ。
チアキコハラは大阪市内のデザイン会社で働いています。
会社では普段の作風を封印して、クライアントの要望をきちんと受け止め、商品パッケージや雑誌、絵本などのイラストを書き分けます。
この日は、仕事の合間を縫ってプロジェクトのプロデューサーと打ち合わせ。
制作中の「カクメイ☆ハグちゃん」を、国内外の一流のギャラリーが集まる「アートフェア東京」に出展するためその費用集めに奔走していました。
原材料と送料などで200万円。
出展料、スタッフの人件費なども合わせると400万円近くかかります。
ファンによる資金支援「クラウドファンディング」で集まったおよそ170万円があるものの残りはフェアで作品を売って回収を目指します。
「アートフェア東京」は日本最大級のアートイベントです。
名門ギャラリーのブースが立ち並ぶ中、チアキコハラのブースにも大勢の観客が足を止めました。
真ん中には「カクメイ★ハグちゃん」がどんと置かれ強烈な存在感を放ちます。
あの「コテ」に・・大切な思い出の品をしまう引き出しにはラブレターが。
ゲームだって持って行きたいんです。
チアキコハラは4日間で100万円を売りあげました。
アーティスト、チアキコハラ。
大阪を拠点に日本、そして世界を目指します。
全ての女子の「カワイイ!」を乗せてチアキコハラの「カクメイ」は走り出しました。
こちらにいるのがハグちゃんのフィギュアです。
可愛くて、ちょっぴり毒がある・・・不思議な魅力を醸し出しています。
このチアキコハラさんも出演するMBS主催のプレゼンイベント「MIQS」。
客席は予約で満席ですが、今週の金曜と土曜、インターネットで生中継します。
「MIQS」と検索して下さい。
【天気予報は字幕がありません】
ダンスボーカルユニット
2014/03/19(水) 18:15〜19:00
MBS毎日放送
VOICE[字]

ボス流