徹子の部屋 2014.03.05

黒柳徹子:今日のお客様は作詞家でいらっしゃいます。
ヒット曲、たくさんおありです。
ご主人が左側のこの方、宇崎竜童さん。
出会って50年っていう、本当に仲のいい…。
阿木燿子さん、今日のお客様です。
黒:いろいろ、持ってきて頂きました。
楽しみです。
阿木燿子:はい。
黒:いつも、お会いするたびに魅力的な方だなと思っております。
阿木燿子さん、作詞家でいらっしゃいます。
よろしくお願い申し上げます。
阿:こちらこそ。
黒:今、一番はまってらっしゃるのが、カーテン作るのだっていうんで、相当なんですけど。
その前に、いろんなもの…、残りぎれみたいなもので、ちょっと小物をお作りになるので、今日、お持ち頂いたんですよ。
どんな?阿:なんか、端切れとか、そういう、リボンとか、包装紙の。
そういうのを利用するのが好きで。
これは、主人がジーパンを自分でカットして、こんな、ジーパンの…。
黒:裾ばっかりあるのね、幅の狭いのが。
阿:で、それで作ったんです。
黒:あら、可愛い。
阿:コサージュなんですけど。
黒:いいですか?見せて頂いて。
阿:これは結構、気に入った作品というか…。
黒:これね、可愛いね。
ここのとこ、ジーパンってわかりますものね。
阿:中のこれはね、イヤリングの片っぽ…、壊れたイヤリングを付けて。
黒:あのね、この方ね、材料買いに行ったりなさらないの。
お家にある落っこってたものとか、あり合わせで、何かなさるんですって、全部。
でも、確かに男の人って、ジーパンの下って、ちょっと切るんですってね。
だから、その切ったの、いっぱいあるんですってね。
だから、こういう風に、1枚2枚と、こういう風にあるので、そういうのをお使いになる。
可愛い。
それから、それは?阿:これはね、布地…、洋服を切って…、切ってというか、首用、チョーカーにして…。
これ、イヤリングも作ったんです。
お花、切り抜いて。
黒:あなた、相当面白い方ですね。
これ、お花を切り抜いて、イヤリングを作った。
阿:だから、なんにも捨てられなくて。
なんかになる…。
黒:こうですね、こう。
阿:黒柳さん、お似合いになります。
黒:とってもいいものに見えますよ、なんかね。
本当、あなた、すごい、あれなんだわ。
感覚的な…。
阿:考えるのが好きで。
黒:こっちとこっちと、こういう風にして、それで、さっきの、この…、ちょっと落ちましたけど、これが、ここのとこにくる。
すごくいいじゃない、そうするとね。
阿:白いセーターなんかでも…。
黒:すごくいいと思う。
このイヤリングがさ、皆さん、すごいですよ。
ただ、お花を切り抜いただけなんですけど、すごくいいものに見えちゃうっていうね。
すごい。
阿:でも、世界で1つしかないので。
黒:そう。
それもいい。
それから、それはなんですか?阿:これはもう、本当に、お花を頂いて、花束のリボンを…、可愛いので、もったいないなと思って作りました。
黒:可愛い。
それで…。
阿:こんなの作ったら、いくらでも、なんか、材料はね、身近にあるので。
黒:それで、ほら、捨てるようなものだから、全部捨てないで、とっておくっていうと…。
阿:そうなんですよ。
黒:この頃ね、確かに、お花、おリボンね…。
阿:いいおリボン、使ってますよね。
黒:お花屋さんのやつね。
確かに、もったいない。
そういうとこに、こういうコロンコロンがちょっと付いてるんですけど、こんな可愛いの。
お出かけの時はお着けになるんでしょ?あなたね。
阿:コサージュ好きで…。
黒:さて、力作あります。
阿:力作…、一番最新作で。
事務所、引っ越したんですけど、その時に、ブラインドを…、幅は合うけど、長さが合わないっていうブラインドが1つあって、どうにか出来ないものか…。
黒:それ、下、足さないといけないのね。
阿:ブラインドに布を足したらどうかなっていう発想から…。
黒:でも、普通はね、そういう場合、もうしょうがないなと思って、ブラインドを寸法に合った新しいのを注文するとかはあると思いますけど、それだけの短さしかないから、足りない分だけ、ご自分でお作りになったっていう。
私も初めて拝見するんです。
阿:ブラインドに、こういう…、結構、大作なんです。
黒:大作ですね、それ。
阿:こういうものを作ってブラインドに足したんです。
そしたら、結構可愛くて。
黒:ここのところをここに…。
下のところが…。
これだけ短いのね、ブラインドが。
阿:そうなの。
43センチ短かったのを足したんです。
黒:すごい。
そんな長いの?随分長い分、足りなかったのね。
あっ、上手じゃない。
これが、そうなの?阿:これ、写真…。
実際にかけた状態で。
黒:透けちゃうんですってね、向こうが。
阿:ちゃんと、ここが透け感があって、ここに光が入るようにっていう感じで。
で、巻き上げると、カフェカーテンみたいになるの。
黒:これが、そこんとこだけが残って、上へ上がらないので。
でも、可愛いですよ、皆さん。
ここのところね、全部ね、お菓子屋さんの、これ、なんか、お菓子屋さんのリボン?阿:そうです。
よくおわかりに…。
黒:お菓子のやつ。
ここのとこ、なんとかって書いてある。
お菓子屋さんのチョコレートかなんかの…。
全部、ここに書いてありますが。
阿:ボタンも、あり合わせの…。
黒:こういうとこに、ボタンやなんか、こういうのがあって…。
阿:これも、あり合わせで。
家にあったんです。
黒:きれも?阿:きれも全部。
なんか、不思議にあるんです。
必要な時に、必要なきれが。
黒:ブラインドの足りない部分、新しいのにしないで、ここで、こういう風に、ここのところで、こう引っ掛けるんでしょ?こういう風に、ここで、こうやって引っ掛けて。
それで、全部を引っ掛けて、それで、さっきみたいに長い…。
相当、長い。
でも、あなた、よく…。
相当の力作ですけど。
阿:普通、捨てますよね。
黒:もう1回、見せて頂いていいですか?皆さん。
ほら、下。
全然、素敵ですもんね。
でも、こういうものがくっついて、ぶら下がってるように見えませんよね。
阿:これも世界で1つのブラインドだと…。
黒:世界で1つだけど、相当うまくいってますね、あなたね。
阿:これはね、結構…。
でも、出来上がるまで…、かけるまで、どうなるかが、ちょっと想像がつかなくて。
黒:ちょっと、こうやって見た時に、どうかしらと、普通、思いますよね。
阿:重さで垂れ下がるかなとか…。
黒:でも、阿木燿子さんっていう方が、すごいブランドのものを着てると、皆さん、お思いでしょう。
ご自分で、せこせこ、こういうものを作ってらっしゃると、お思いにならないと思うんですけど。
まあ、こういう事もやってらっしゃるんですけど、もちろん作詞もやってらっしゃって、大変なんですけれども。
ご主人とは、明治大学の中でお会いになったお話とか、いろいろして…。
もう50年になる?阿:はい。
黒:いっても、お互い、ほら、顔を合わせると、「死ぬまで一緒」って前におっしゃってたけど、今はどうなったの?阿:恥ずかしいですね。
いや、最近、「死んでも一緒」に。
黒:「死んでも一緒」になったの?「死んでも一緒」だって。
阿:来世で。
出来れば次も、お約束…。
黒:次の世も、お約束してる。
仲がいいでしょ?皆さん。
そんなね、みんな…。
今度死んだら、会うのも嫌だっていうご夫婦もいる中で、死んでも一緒よってね、しょっちゅう。
お二人でいらしてくださった時に、お話ししてらっしゃるので、ちょっと、そこ、VTR見ていいですか。
黒:「おめでとうございます」「さっきの、ご結婚式の素敵なお写真ですけど」阿:「ちょうど冬に結婚したので、12月の10日だったので、冬の花嫁さんっていう」黒:「でも、初めてですよね、こういうの見たの」「それで、ちょっとケープみたいになってるのね」阿:「そうなんです」黒:「でも、これ、宇崎さんは自分の顔が気に入らないって…」宇崎竜童:「なんか頼りない顔してますよね」「体重も、あの頃、50キロ台だったんですよ」「たなびいてたらしいですね、ビル風に」黒:「ビル風にたなびいてたって…」「さて、この10年で変わった事って、宇崎さんが家庭の事をおやりになるようになったんですってね」阿:「少し、少しやってくれるようになりました」黒:「ただ、学習能力がないのか、なんか、お皿を、油の付いたお皿と、そうでないのと重ねないでって言ってもダメなんですって?」阿:「何十回言ってもダメなんです」宇:「忘れちゃうんですよね、言われても」黒:「その時、愛がないって思ったって、あなた…」阿:「なんで覚えてくれないの?」「ゴミも出してくれるようになったんですけど、すごく確率悪いよね」宇:「なんか残すね」阿:「なんか残っています」阿:はい。
黒:ゴミはどうなの?その後。
阿:今年の正月に、元旦に、ちょっと口ゲンカしたんですけど。
主人が、「今日はゴミ屋が来るかな?」って。
「正月の元旦にゴミ屋は来ないわ」って言ったんです。
どうして、こういう事を常識でわからないかなと…。
だけど、出さないでくれてよかったんですけど。
元旦からゴミなんか出して…。
黒:本人は捨てる気になってたの?相当、面白いわね。
阿:そうなの。
曜日で生きてて、日にちで生きてなかったりして、逆だったりするので。
黒:でもね、一生懸命やってくださるだけでも、随分よくなって。
前は全然…。
阿:そうですね。
黒:今でも、油のお皿と、そうでないの、出来ない?阿:もうやめてもらいました。
洗わなくていいと。
黒:でも、あなたのためには、なんでもしたいって方じゃないですか?あの方は。
阿:気持ちはそうみたいですけど。
黒:だって、あなたが作詞してらっしゃる時、息もしないようにって…。
隣の部屋で息もしないようにしてるって言ってたじゃない。
ねえ、優しい方…。
あの昔の写真って、随分、痩せてるわね、彼ね。
阿:本当に。
彼も10キロ以上…。
なんか、頬が随分こけてますね。
なんにも食べてない人みたいな感じですね。
黒:首の下やなんかもね、何かね。
阿:水がたまりそうな。
黒:そう。
でも、あなた、お可愛らしいのはお変わりないんですけども。
あれね、でも、阿木さん、これだけ、すごい趣味で、こういうのをやってらっしゃるんだけど、近眼…、笑いながら言っちゃいけないんだけど、近眼っていうのは、あなた?阿:近眼…、ド近眼だったんですけど、でも、手術して、白内障の手術。
結構、白内障、早くきたので。
チャンスと思って、遠近の人工水晶体を入れたので、今は眼鏡から解放されました。
黒:じゃあ、こういうのをおやりになる時は、眼鏡なしでも出来ちゃう?阿:なしで。
黒:それはよかった。
こういうの出来たのよって見せるの?あなた、ご主人に。
阿:褒めてくれないと怒ってしまうという…。
黒:これ、あなたのズボン、下のジーパンのとこ切ったんだからって?阿:そうすると、なんか、ジーパン切るたびに、「ほら」ってくれます。
黒:あなたに?可愛いわね、「ほら」って。
なんか、シュシュっていうのもあなた、これで作るんですって?このジーパンの切れっ端で。
阿:なんでも、こういうのがあれば、生地があれば、作るので…。
黒:さてさて、今日は、そういうお話もあるんですけど、なんか、若いイケメンの男の人?阿:はい。
ちょっと、胸がドキドキ、ドキドキで。
その方の真正面から見れないで、斜め横から眺めて、ああ、素敵っていう…。
黒:歌手の方です?音楽家?阿:ミュージシャンであり、シンガーでありっていう方なんですけど。
黒:今度の『曽根崎心中』の…、あなたのやってらっしゃるのをお歌いになる方ですって?阿:ずっと長く、12年にわたって、ライフワークで、フラメンコで『曽根崎心中』…。
黒:で、ご主人が作曲なすって。
阿:っていう時の主役に、ずっと、どなたか、いい方いないかなって。
黒:声をね。
阿:声を。
黒:フラメンコの人は出て踊るんだけど、歌の人がね。
阿:あるCD聴いて、あっ、絶対この声だ!って、ものすごくひらめいて…。
黒:なんか、たくさんお聴きになったんですって?その時。
阿:そうなんです。
半年にわたって、ずっと、いろんな方からのご紹介とか、自薦、他薦含めて、本当に、いろんなCD聴いたり、お会いしたりしてたんだけど、なんか違う…、違うっていうか…。
本当に、もう直感で、絶対この方っていう風にひらめいたんです。
で、その時、声を聴くのが優先だったので、お名前とか…。
黒:見たとことかね。
阿:全然、それを知らないで。
で、ジャケットを見て、ああって。
もう本当に、本当にビックリしたんですけど。
黒:ハンサム?阿:ハンサムであり、ものすごく、私にとると、大切な方の息子さんなので、本当に驚いたんですけど。
黒:今日ね、実は、お連れになってらっしゃるので、ちょっと、早めにコマーシャルにいって、こちらにお入りになって頂いて、いろいろ、お話…。
私も初めてお目にかかるので、楽しみにしております。
黒:さあ、阿木燿子さんが「本当にいいの」って、お連れくださったイケメン歌手の方、この方で。
ちょっと、ご紹介頂いていいですか?阿:三浦祐太朗さんです。
三浦祐太朗:はい。
三浦祐太朗と申します。
よろしくお願いします。
黒:よろしくお願いいたします。
特に、あなたの方からの角度がいいんですって?阿:そう。
あのね、なんか、真正面からだと、なんか、なんていうんだろう。
なんか、すごくドキドキしてしまって、ちゃんと、お顔が拝見出来ないので、この角度ですね。
黒:あとは、あれですよね。
この方のお母様の歌を作ってらっしゃるでしょう?阿:そうなんです。
もう不思議な、不思議な感覚なんです。
全く…、なんでしょうか。
普通にこう、新人の歌手の方とか、ベテランの歌手でも、業界の方とかいうのじゃなくて…。
だからといって、なんていうんだろう。
なんかね、なんか、親戚のおばさんのような気に…。
うまく言えないんですけど。
黒:ちょっと申し上げると、こちらのお父様は三浦友和さん。
で、弟さんが三浦貴大さんっておっしゃる。
空中飛んだりなんかして…。
山で飛んだり、力ずくで、ぶら下がったりなさる弟さんがいらっしゃって。
しいていえば、お母様は元山口百恵さんでいらっしゃる。
ご長男が音楽家だっていうのは伺ってたんですけど、今日初めてお目にかかるんですけど。
三:よろしくお願い致します。
黒:本当に本当に。
なるほどね。
何年ですか?音楽家におなりになって。
三:そうですね、もうデビューして…、2008年デビューなので。
黒:そうですか、もう6年。
三:6年ぐらいで、はい。
黒:それで、あなたは、やってらっしゃるんですけれども。
このような作詞家にお会いになってどんなでしたか?三:本当に、うちの母が、すごくお世話になっていたんですけども、この『フラメンコ曽根崎心中』のお話を頂くまで、一度もお会いした事なかったんですかね。
なので、なんていうんですかね…。
黒:親戚のおばさん?三:でも、僕もすごく、昔から…、なんか恐縮ですけど、知ってるような感覚でお話しさせて頂いたりとか。
黒:でも、初め、あなた、そういう事、関係なく、とにかく好きな声はないか、ないかって、『曽根崎心中』にいい声はないか、ないかって、ずっと探してらしたんで、初めに、家族関係とか、なんにもご存じなかったんですってね?阿:本当に、本当に、それは意識がなくて…。
で、なんていうの…、まず日本語がキレイに発音出来る、そういう風に歌ってくださる方がいいなっていうのと、すごく清潔感と、あと、なんていうんでしょう、若者、若い人のひたむきさ、ストーリー、主人公はそういう…、純愛の物語なので、それにピッタリ!あっ、この声!黒:それで、あなた、ほら、『曽根崎心中』にかけていらっしゃって…。
踊るのはフラメンコの方が踊ったり、音楽もフラメンコでやるんだけど、あの中で歌う人っていうのが、やっぱり、筋を説明する事もあり、大事なの。
ちょっと、三浦さんのライブがあるんで、どういう声を出してお歌いになるか、ちょっと、見て頂いてよろしいですか。
私も拝見するの楽しみ。
三:「ウォー」「永遠の細胞が朽ち果てはがれ落ちても」「変わらない強さで貴方を包もう」「目を背けた先の希望それでもいい」「叩きつけるような明日も2人で越えていこう」「この手を繋いだまま」「ただこの手を繋いだまま」三:はい。
照れますね。
黒:これ、随分難しい歌ですね。
三:すごく難しい曲です。
阿:すごい音域が広くって、すごい長くロングトーンがものすごく続くの。
黒:それで、上の方がファルセットになるかと思うと、そうでないような、裏声と表声がウワンウワンってならないので。
阿:ならないで…。
黒:一応、音楽学校出てるもので。
その音がならないで、ああいう声が出るの、不思議な気がする。
阿:かなり…。
絶対、音程が崩れないとこがまたすごい。
黒:歌は習ってました?三:歌は習ってなくて、小学校の頃、有志の合唱部に入っていたっていう。
阿:そうなんですか?三:そうなんです、はい。
やらして頂いて。
で、阿木さんが実際、僕のやってるライブにいらっしゃって…。
阿:こっそり。
三:こっそり。
黒:身を隠して。
三:僕、あとで知って。
ライブよりも、その方が緊張したっていう…。
黒:あとでよかったですよね。
三:あとでよかったです。
黒:その時、あなた、ライブにいらして、お聴きになってみてどうだったの?阿:若い方の中で立ちっぱなしで、結構、大変なんですけど。
でも、本当にね、なんでしょう、豊かな音量っていうか、音圧というか、会場を包み込むような…。
それでいて、すごく清潔感があって、なんかこう、なんだろう、あったかいんですよね、音色が。
黒:でも、いい声ね。
阿:いいお声です。
本当に、いいお声。
黒:合唱団ですか?小学校の時、入ってらしたにしても、そういう、個人的に、なんていうの…、発声練習とか、そういうのを勉強してらっしゃらない?三:勉強というか、でも、そのあとバンド活動を…。
黒:ご自分でバンド活動。
三:中学でやるようになって、そこからですね。
あんまり、それこそ、勉強したっていう形ではなく、ずっと歌ってきたっていう感じですかね。
黒:じゃあ、声出した時から、ある程度の声は出たっていう事ね?それは。
三:いえ、やっぱり、全然出なかった時期…、変声期もあったりしたので。
阿:そうかそうか、男の子たちはね。
黒:お母様は…、話は違うけど、声のいい方でしたからね。
三:ありがとうございます。
黒:まあ、なんて、あの方は歌のうまい方でしたね。
阿:本当に、本当にあれですよね。
表現力、素晴らしい、本当に。
黒:そう。
涙が出るぐらい。
しかも、お若いのにね、あんな人生、歌ってらっしゃってね、ビックリしましたね。
黒:三浦祐太朗さんは今、何歳だっけ?三:僕は29です。
黒:そうですね。
そうすると、あなたのお父様の三浦友和さんが29歳の時に、ご結婚をなさって、5か月目かなんかで…、新婚5か月目にここに来てくださって、ちょっとお話ししてらっしゃるの、見て頂いていいですか。
三:はい、ぜひ。
黒:同じ歳ですから。
三浦友和:「5か月目に入ってますけども、まだ、家庭というよりは2人で暮らし始めてるという感じですけどね」黒:「お料理なんか、とてもお上手なんですってね」友:「そうですね。
予想外に上手でしたね」黒:「それじゃ、お食事もやはり、楽しみの部分?」友:「仕事してると、なかなか、夕ごはんっていうのは食べられない事が多いんですけども、朝食が食べられるようになったっていう事は、ものすごい変化ですね」黒:「お家でね」「百恵さんが仕事も辞めちゃって、あなたと本当に結婚するっておっしゃった時っていうのはどんなお気持ちでしたか?あなたは」友:「驚きましたね、やっぱり」「仕事を辞めるっていう風に言うとは思わなかったもんですからね」「きっと、日本中で一番驚いたのは僕じゃないかと思ってますけどね」黒:「そう」三:照れますね。
すごい照れますね、やっぱり。
黒:そうね。
29のお父様っていうのは、あなたと同じ歳の時にはもう、お母様と結婚してらした。
世の中の男の人全部、敵に回す形ですからね。
でも、あなたも、ちっちゃい時、幼稚園かなんかの時でしょう、なんか、マスコミが行っちゃって、大変な事ありましたよね。
三:入園式…。
黒:そうそうそう。
三:はい、そうですね。
黒:なんか、車の座席の方にも、なんか、みんながね…。
三:そうですね。
でも、あんまり覚えてないんですけど、後部座席に僕が座ってて、マスコミの方がっていう事は…。
黒:お母様、大変だと思う、守るのにね。
本当に、お母様、守ろうとしてらしたのでね、それは、すごいと思いましたね。
でも、嫌な思いはないの?三:特に、ないです。
黒:よかったですよね。
だから、その間ね、どういう風に暮らしてらっしゃるのか、わかんないけど、全然…、全部お辞めになってね、やってらしたから、すごいなと思ったんですけど。
三:すごく、僕たち息子を…、なんていうんですかね、両親がずっと、多分、守ってくれていたっていう。
それを僕らに気付かせないように。
阿:そこが、すごいですね。
三:してくれてたので、そこは本当、この歳になって感謝してますね。
黒:そうですよね。
何があるかわからないですもんね、こういう時代ですからね。
でもね、本当にいいお父様と、いいお母様でね、よかったですよね。
しかもね、お父様、今、すごく、いい俳優さんにおなりでね。
三:ありがとうございます。
黒:こんな事言ったら失礼ですけど、いろんな役おやりになるじゃない。
時には悪い人もやったりとかね。
ああいうキレイな顔の方が悪い役やると、また、どうです?ね?素敵でしょ?阿:本当に幅が広がられて、なんか、厚みも深みも出られて、本当にいい俳優さんに…。
で、また、素敵な2人の息子さんを育てられてて。
黒:じゃあ、あなたは今度、『曽根崎心中』お歌いになるのはうれしいですか?三:もう、本当に光栄です。
黒:生でなんですか?あの歌は。
阿:生です。
毎回、7回やるんですけど、生で歌って頂くので。
黒:何曲ぐらいあるの?阿:曲数は少ないんです。
4曲なんですけど、結構それの…、なんていうんでしょう、1曲1曲が重たいというか…。
黒:そうでしょう。
生きるか死ぬかって話でしょ。
阿:心中する話なので。
黒:それをフラメンコの方が踊りになってらっしゃるところで、あなたはお歌いになる?踊りはもちろん、生だけれども、あなたも生で、それをお歌いになるっていうんだから、それは楽しみだわね、『曽根崎心中』。
これはもう、あれでしょ?阿木燿子さんも本当に生涯かけてるみたいな一生懸命なお仕事でしょう?阿:カーテン作家は、さておいて。
黒:カーテン作家は別として。
阿:『曽根崎』だけは…。
「だけは」っていうのもなんですけども、やっぱり、1人でも多くの方にっていう思いで。
黒:さてさて、この『曽根崎心中』が4月2日から?阿:はい。
6日までの、7回、昼夜があったりして、7回公演で。
黒:新国立劇場の中劇場で。
『フラメンコ曽根崎心中』。
それで、今日いらっしゃってる阿木さんが、プロデュースと作詞。
それから、ご主人が音楽監督と作曲という事で、宇崎竜童さんがなさってらして。
それで、フラメンコの方が踊って、この三浦祐太朗さんが…。
阿:徳兵衛役の。
三:徳兵衛役の…。
やらせて頂きます。
黒:大変ですね、徳兵衛。
三:はい。
阿:死ぬんですよ。
三:死ぬ…。
阿:心中するんですよ。
黒:でも、楽しみでしょ。
でも、今、ちょっと残念ながら、その曲を、この方が歌ってらっしゃるのは、ちょっとないので、当日は生でお歌いになるので、それ、ちょっとないのですけど。
あなたが最近お出しになりました、CDの『THEWALK』っていうのがあって。
それを歌ってらっしゃるので、この方…、聴いてください、声。
祐太朗さんです。
「舞い散る花が」三:ジャケットまで用意して頂いて…。
「照れくさいけど言うよ今心からのあの言葉を」「悲しみの雨が」三:ありがとうございます。
流して頂いて。
黒:透き通ったキレイな声でね、歌詞がはっきりしてるっていうね。
三:ありがとうございます。
黒:いいですよね。
歌、好き?三:大好きです、はい。
黒:音楽好き?三:はい。
黒:それは、よかったですよね。
声はいいけど、歌嫌いじゃね…。
好きじゃないっていう人も世の中にいますからね。
三:ああ、そうですか。
黒:でも、初めの頃っていうのは、本当に、お父様、お母様の事、何もおっしゃらないで、出てらしたんですって?三:そうですね。
伏せていたんですけど、やっぱり、その頃から、CMとか、実際、出させて頂いていたので、そりゃあ、バレるだろうっていう話なんですけど。
黒:そうなの。
三:そうですね、はい。
すぐバレちゃいました。
黒:顔が似てるとか…。
阿:またね、似てらっしゃるから、本当に。
黒:どこがっていうんじゃないんだけど、両方の笑い顔なんかがね…。
三:ありがとうございます。
黒:両方の笑い顔…。
でも、うれしい。
私、百恵ちゃんにお会いしてないけれど、百恵ちゃんのね、お子さんに、こうやって、何回もね…、弟さんにも、あなたにもお会い出来たので。
黒:おわかりになると思います。
それじゃあね。
どうも、阿木さん、ありがとうございました。
いろいろ、手芸も、どうも。
阿:はい。
2014/03/05(水) 13:20〜13:55
ABCテレビ1
徹子の部屋[字]

〜奇跡!山口百恵と不思議な縁で…〜阿木燿子さん、三浦祐太朗さんが今日のゲストです。

詳細情報
◇ゲスト
作詞家・阿木燿子さんと、三浦友和さん&山口百恵さんの長男でシンガーソングライターの三浦祐太朗さんが登場。
◇番組内容
阿木さんがライフワークとして続けている公演『フラメンコ曽根崎心中』のなかで、主人公の声を歌う歌手を探していたところ偶然聴いたCDの声にひらめき、祐太朗さんをキャスティングしたという。山口百恵さんと数々のヒット曲を作り出した阿木さんだが、祐太朗さんとは今回の件まで会った事がなかったという。
◇おしらせ
☆『徹子の部屋』番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/

ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
福祉 – 文字(字幕)

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