こんにちは。
情報まるごとです。
まずは雪に関するニュースです。
総務省消防庁によりますと、今回の記録的な大雪で亡くなった人は、全国で合わせて20人になりました。
関東甲信地方では、少なくとも38の市町村、およそ2500世帯で今も孤立した状態が続いています。
このうち山梨県では、その半数以上、1500世帯を超える世帯が孤立しています。
まず、甲府放送局からお伝えします。
ではお伝えします。
孤立した地区がある山梨県早川町では、きょうも陸上自衛隊などが道路の除雪作業やヘリコプターによる支援物資の輸送に当たっています。
山梨県早川町は、記録的な大雪の影響で、道路が寸断され、町全体が孤立した状態となっていましたが、きのう、町に通じる道路の一部が通れるようになりました。
ポイントは、住宅がない側に、片側寄せで人が歩ける通路を作るということで。
一方、山あいの集落を中心に、今も6つの地区のおよそ400人が孤立した状態となっていて、陸上自衛隊などが集落につながる道路の除雪作業を続けています。
また、山梨県警察本部は、ヘリコプターを使って医薬品などの支援物資を、孤立した集落に輸送していました。
山梨県では、自衛隊などと協力しながら、除雪作業を急ぐとともに、支援物資の輸送を続けることにしています。
山梨県の記録的な大雪について、雪による自然災害を研究している専門家が、県内で調査を始め、屋根に降り積もった雪が落ちて、下にいる人がけがをするおそれがあるとして、滑りやすい足元に注意するだけではなく、建物の近くを歩くときは、落雪にも注意するよう呼びかけています。
調査を行っているのは、雪による自然災害の研究に取り組んでいる新潟県長岡市の雪氷防災研究センターです。
センターの研究員たちはけさ、甲府市の中心部を歩き、降り積もった雪に円筒形の筒を刺して、雪を採取し、深さや密度を測りました。
また屋根の住宅から雪が大きくせり出していたり、つららが下がったりしている様子などを見て回り、落雪の危険性などを調べました。
このほか、路肩に降り積もった雪が大量に残っているため、市民が車道を歩いたり、車と僅かな距離ですれ違ったりする様子をカメラで撮影するなどしました。
JR中央線は、けさの始発から5日ぶりに全線での運転を再開しました。
JR東日本によりますと、中央線は小淵沢駅と長野県の茅野駅の間の上下線も通れるようになり、5日ぶりに全線で始発から運転を再開しましたが、本数を減らして運行しているということです。
特急列車はきょうも終日運休しています。
JR身延線は、甲府駅と下部温泉駅との間で終日運休が決まっています。
JR香美線も終日運休、あさってから運行を再開する予定だということです。
富士急行線は下吉田駅と大月駅の間で運転を見合わせています。
道路の情報です。
県内の高速道路は、中央自動車道の本線は通行できますが、一部のインターチェンジでは乗り降りができない状態が続いているほか、全線でチェーン規制が行われています。
一方、中央自動車道富士吉田線と東富士五湖道路、中部横断自動車道は、いずれも全線で通行止めが続いています。
国道20号は、上野原市と大月市の間が引き続き通行止めになるなど、国道や県道、合わせて30か所で通行止めになっています。
東京や埼玉などでも、除雪作業やお年寄りの健康状態の確認など支援が進められています。
檜原村の孤立した集落の付近では、自衛隊による除雪作業が進んでいます。
36世帯が孤立している檜原村。
1人暮らしのお年寄りなどの健康状態を確認しようと、村の職員と保健師、合わせて5人が出発しました。
孤立状態の解消も徐々に進んでいます。
埼玉県小鹿野町は、一時、1000世帯2500人が孤立していましたが、道路の除雪作業が行われ、現在、孤立しているのは64世帯150人となっています。
支援の動きが広がっています。
埼玉県秩父市には、雪国、新潟県から、災害支援の協定に基づいて、建設業者10人が大型の除雪車とともに到着しました。
臨時休校が続いていた小中学校では、きょうから一部で授業を再開しました。
群馬県高崎市のこの小学校では、通学の安全に配慮して、いつもより2時間遅らせて授業を始めました。
ただ、きょうもまだ多くの学校では、休校が続いているということです。
総務省消防庁によりますと、今回の記録的な大雪で、屋根から落ちた雪に埋もれたり、倒壊した建物の下敷きになったりするなど、雪に関係する事故で死亡した人は、8つの県で合わせて20人となっています。
またけがをした人は、全国で合わせて471人に上っています。
今回の雪による孤立した地域は、関東甲信地方以外にも静岡県内にもあります。
一日も早い復旧が望まれます。
ソチオリンピックは大会13日目に入りました。
苦しい戦いの末、銅メダルをつかんだスキージャンプ男子団体のメンバーが、表彰式に臨みました。
これで日本はメダル6個となって、前回バンクーバー大会を上回りました。
笑顔で表彰式の会場に姿を見せた4人。
それぞれの思いや苦しみを抱えながら、一丸となってつかんだメダルです。
そして、きのうね、詳しくお伝えしました、スキーノルディック複合です。
この大会、2つめのメダルの期待がかかった渡部暁斗選手が、個人ラージヒルに臨みました。
ノーマルヒルで銀メダルの渡部暁斗。
悪天候の中、最後から2番目に登場しました。
霧の中を。
おっ!
一つも乱れてない。
134メートルで、ジャンプは4位。
渡部がスタートしました。
後半のクロスカントリーは、トップと33秒差でスタートです。
重い雪でペースが上がらない中、渡部は先頭集団に。
しかし、スパートをかけようとした直前。
あっと、渡部転倒、渡部、転倒だ。
結果は6位入賞。
4年後の飛躍を誓いました。
いよいよ、女子のフィギュアスケートが始まります。
フィギュア実況取材20年の刈屋富士雄解説委員とお伝えします。
刈屋さん、浅田選手、悲願の金メダルなるかという注目ですけどもね。
そうですね。
どうですか、優勝争い、どんな構図といえるでしょうか?
キム・ヨナ選手がバンクーバーのときの力を維持してるという前提で話しますと、そのキム・ヨナ選手が高いところにいて、3年かけて浅田選手がそれに追いついて、勝負できるところまで来てると。
そこに急激に、この2か月ぐらいで、ロシアのリプニツカヤという15歳の選手がここに割り込んできたと。
もう今の流れからいくと、リプニツカヤ選手が大本命になる流れが少し出来かけていますので、そうなるのかどうかが、このショートプログラムで決まるんじゃないかなという気がしますね。
もしこの流れの中で、ショートプログラムでリプニツカヤ選手がトップに立った場合には、そのまま一気に押し切られてしまう可能性も出てくるようになってきた、それだけやっぱり勢いがありますよね。
本当、一気に注目を集めたっていう感じがしますもんね。
ちなみにキム・ヨナ選手は、やはりバンクーバーのときの力を維持してると見たほうがいいんでしょうか?
と考えたほうがいいかもしれませんね。
常識的には維持できないんですけれども。
しかも今シーズン、オリンピックシーズン、大事なシーズンに、大会に2つしか出てませんよね、大きな大会には。
それで本番に臨んできて、そのレベルを維持するってことはもう奇跡に近いんですけれども、ただ、前回の世界選手権でそれを見せてますんで、やはりそう考えたほうがいいんじゃないかと思いますね。
まず、その注目の3選手の調子について見ていきますが、まず、浅田選手です。
団体では思うような演技ではなかったのではないかと思うんですが。
というよりもですね、団体はシングルの10日も前にありますよね。
ですから、通常、やっぱり7、8割で、その10日目ぐらいに現地に入ってきて、そこから一気にピークに持ってくるっていうのが通常です。
ですから、ロシアの選手以外の各国の選手も大体7、8割で入ってきましたよね。
ですから、浅田選手もその7、8割の状態で、まだこの仕上げる前の段階で団体に出たと考えたほうがいいと思いますね。
ですから特に不調とかというよりも、これから仕上げてくると。
実際、そのあと、アルメニアの合宿に行って、そして戻ってきたら、完全に別人になってましたので、調子は確実に団体のときよりも上がってますし、シングルの大会というか、それに向けて、日にちに向けて、ピークをうまく持ってきつつあるんじゃないかなという感じはしますよね。
この公式練習、前日練習の映像を見ても、やはりジャンプの高さ、そして回転の速さが戻ってきてますので、状態はかなりいいんじゃないかと思いますよね。
ではその2人のライバルの状態です。
ロシアのリプニツカヤ選手なんですが、団体でショートとフリーに出場しましたよね。
乗りに乗ってる感じがしますけど。
4大会、私はつぶさに女子のシングルというのを見てきて、10日前にこれほどある程度仕上げた選手は、もう本番ではもうメダルに絡まないと考えていいぐらいなんですよ。
つまり2度も、2週間の間にピークに持ってくることは不可能なんですが、やはり15歳という若さと、地元の応援と、やはり住み慣れた地元のロシアということも考えると、そしてこの前日練習の動きを見てると、あの団体のときの調子でそのまま来るのかなという感じがしますよね。
やっぱり若さっていうところは、一つポイントなんでしょうか?
それとやはり、地元ということが大きいですよね。
これが海外だったら、なかなかこうはいかないと思いますけどね。
そして先ほど、ちょっと伺いましたが、気になりますね、キム・ヨナ選手。
キム・ヨナ選手は、まあ、独特の、やはり仕上げ方のノウハウがあるとしか思えないですよね。
こういうふうにある程度ブランクがあって、そしてその試合をいくつも重ねるんではなくて、いくつかポイントの試合だけ出て、そして本番に乗り込んでくる。
そしてこの前日練習の動きを見ると、まあでも、このジャンプの回転が少し遅いのかなという感じがしますので、絶好調という、バンクーバーのキム・ヨナを間近に見てましたんで、と比べると少し物足りない状態なのかなという感じはしますけれども、でもそこそこやっぱり、仕上がってますよね。
だからある程度の状態で出てくると思います。
この3選手、金メダル争いの行方をですね、3人の得点から分析していこうということなんですが。
まずこちらですね、それぞれの今シーズンのショートプログラムの最高得点を並べてみましたが、刈屋さん、これ、合計のところ見ますとね、同じくらいと。
そういうことになりますね。
差がないですね。
この中でもしかすると、キム・ヨナ選手が、体調がよければもっと上乗せする可能性はありますけれども、ただほとんど差がないということですよ。
差がないということはどういうことかというと、ショートプログラムで取りこぼさないってことですね。
つまり、ある程度の力を出せば、この3人はほとんど差がないところでショートプログラムを終える。
つまりフリー勝負に持ち込めるわけですね。
そうなると、ここでミスをした選手がここから点差を落とすということになります。
ですから、順位ではなくて点差なんですよね。
ですから、トップに立つ必要はないんですけれども、離されないということが、この3人、特に浅田選手にとっては重要になってくると思います。
そのためには、やはりトリプルアクセル、これを確実に回り切るということ。
転んでもいいから回り切るっていうことが極めて大事になってくると思いますよね。
これ、この間、男子フィギュアのときに聞いたときも、やっぱり回り切るってことが大事だと?
回り切るってことは、その得点からの減点になりますので、回転不足とかダウングレードだけは絶対避けないといけないですね。
ですから、団体のときもダウングレードを取られたことによって、浅田選手は、あれだけ点差がリプニツカヤ選手と離されましたけれども、もしトリプルアクセルを跳んでいたら点差、ほとんどなかったんですよ。
それくらいのやはり取りこぼしをしないこと、そしてリプニツカヤ選手の勢いがある中で、それを止める意味でも、トリプルアクセルはスパッと跳んでほしいなという感じがします。
そして点差がなければ、フリーに勝負に持ち込めば、浅田選手は、フリーの技術点の基礎点というのはですね、私なりにちょっといろいろと計算してみたんですが、そう考えると、ご覧のように浅田選手がやっぱりダントツに高いんですよ。
キム・ヨナ選手は、比較的高くないんですけど、プラス評価ですね、いわゆる出来栄え点で稼いでいくと。
上乗せ、上乗せをしていくと。
これ以外の演技構成点というところでは、やはりキム・ヨナ選手がある程度高いと。
ただ、浅田選手は、キム・ヨナ選手と、リプニツカヤ選手と演技構成点でも差はないところまでもってきてますし、その出来栄え点においても、キム・ヨナ選手に差をつけられない努力を、この3年間、してきましたので、やはり基礎点の高い浅田選手が、僅差でフリー勝負に持ち込んでそのプログラムの勝負に持ち込めば、金メダルをとる可能性が出てくるというふうに思います。
これ、刈屋さんの予想ですけれども、技術基礎点ということは、組んだプログラムを?
プログラムを、それぞれの技が持っている点数を足したということになります。
あと、レベル評価もレベル4を一応取ったことを前提に計算してますので。
もちろん、この数字とは前後することはありますけれども、ただ少なくとも浅田選手が一番基礎点の高いことは間違いないですね。
なるほどね。
ただ、ここで注意しなきゃいけないのは、やっぱりリプニツカヤ選手がここにきて急激に評価を上げてるっていうことなんですよ。
その具体的な例として、演技構成点。
普通、演技構成点というのは芸術点で15歳の選手には、なかなかオリンピックでは出さないんです。
早い話が、幼すぎる、幼稚であるというひと言で片づけられるケースが多いんですけれども、リプニツカヤ選手がグランプリファイナル、12月に行われたときの、これ、10点満点で9人のジャッジが10点満点で評価するその平均点を出してみたんですけれども、ご覧のように、7点台の中盤から前半の点数もありますよね。
この点数ですと、浅田選手には何回やってもかなわないんです。
浅田選手が負けることはない。
それくらいの演技構成点の差がある。
ところが、この1か月の間に、見てください、右側のこの間の団体は、8点台の中盤から後半、これは浅田選手とほぼ同じなんです。
ってことは、演技構成点でこの2か月の間に、ものすごい評価を覆して伸びてきてるということになりますね。
だけど演技構成点、そもそも一朝一夕に伸ばすということは、なかなかないことなんですね?
ほとんど不可能で。
どうしてこんな変化が?
まずやはり地元の大声援を受けて、すごく場内の雰囲気でいいものに見えてくると。
すごくいい演技に見えてくるっていう地元の利。
それともう一つ、このプログラムなんですけれども、彼女はショートもフリーも、いずれも表現するのではなく、自分がもう、そこの主人公になりきっちゃうんですね。
もう出演者になっちゃうんですよ。
ですから、14歳の子がそこに出演してるって形にみんな引き込まれて見ていくと、そういう稚拙な部分も、あっ、少女がこの世界を演じてるんだということで、プログラムの評価が上がってきたんですよね。
ですから、フリーもシンドラーのリストっていう、すごい重いテーマなんですけど、そのテーマを演じるんじゃなくて、そのシンドラーのリストの映画に出てきた、赤い服を着た少女、これから収容所に入れられてしまうという少女になりきってるんですよ。
ですから、そこから見たプログラムっていうのの評価が、ここにきて急激に上がってきてるということになりますね。
難しいテーマなんでしょうけれども、自分の年齢の目線で演じる?
演じさせたという、やっぱりこのチームの作戦勝ちですよね。
それがジャッジの評価をここにきて、著しく変えているということになりますね。
リプニツカヤ選手のその技術という意味では、どんな選手ですか?
技術という面では、ミスをしない技術。
特にジャンプは低いんですよ。
低いということは高く跳ばないので、それだけ転ぶ確率が少なくなってくる。
じゃあ回りきれないんじゃないかと思うと、回転がやたら速いんですよね。
低くて速い回転。
これはね、なかなか転ばないですし、回転不足も取られづらいんですよ。
という部分も利点としてありますし、体が異常に軟らかい。
ですから、ほかの選手ができないポジションでスピンをしたりですとか、あるいはステップも柔らかさを持ってやりますので、非常に見ている人を引き込む力を持ってますね。
この15歳、油断ならないですね。
そうですね。
こちらの3選手、もちろん気になりますが、日本の今回、集大成と言っている鈴木明子選手、そしてオリンピック初舞台となります村上佳菜子選手は、どんな位置につけてるんでしょうか?
今3人紹介しましたけれども、この3人が金メダルを争う第1グループと。
その下にコストナー選手ですとか、グレーシー・ゴールド選手ですとか、メダルを狙う次のグループがいるんですけれども、そのグループの中に鈴木明子選手と村上佳菜子選手は入っているというふうに思います。
鈴木選手、どうですか?
ですから、調子がよければ、やはりメダル争いということになると思うんですが、鈴木選手は、この間、先ほど話したように7、8割の段階で団体をやってですね、ちょっと体のキレが悪いなというジャッジに印象を与えましたので、今、今、村上選手ですけど、その前に出てた鈴木選手の動きは、非常にやっぱりよくなってますよね。
ですから、あっ、やっぱりよくなってきた、鈴木明子の動きはいいなあということをまずショートプログラムで印象づける必要があると思いますね。
それと村上佳菜子選手は、この冒頭の3回転3回転のコンビネーションジャンプ。
彼女はやっぱりこれが決まると、一気に乗ってきますんで、そうすると、躍動感のある彼女の演技というのが、得点に結びついてくると思います。
ですから彼女は、この最初の3回転3回転、これが極めて重要になってくるかなという気がしますね。
さあ、では最後に今夜の滑走順をまとめます。
韓国のキム・ヨナ選手が全体の17番目。
午前2時24分ごろから登場予定です。
そして20番目に村上選手、24番目に鈴木選手、ロシアのリプニツカヤ選手は25番目です。
午前3時47分ごろの予定、そして浅田選手は30番目。
最終滑走です。
午前4時20分ごろの予定となっています。
浅田選手、最終滑走。
結果、ぜひ出してほしいですね。
そうですね。
楽しみにしましょう。
ここまで刈屋解説委員とお伝えしました。
本番を間近に控えて、フィギュアスケート日本の3選手への期待、これ、インターネットでも高まっているんです。
ツイッターでは応援メッセージがたくさんつぶやかれています。
例えばですね、浅田選手へ。
金メダルよりトリプルアクセルより、真央ちゃんスマイルで!と、オリンピックの舞台を楽しんでほしいという声があります。
ほかにもこんな声です。
きょうは真央ちゃん。
ドキドキする。
また早寝して、2時半ごろ起きよう。
まあ、そうですね。
深夜の時間帯ですから、それに備えた声もあります。
そして、みんな背負ってるものがあるんだよね。
浅田真央もリプニツカヤも、最高の演技をしてほしい。
選手のプレッシャーに思いを寄せる、そんな声です。
皆さんがフィギュアを楽しみにしていて、盛り上がっている様子が伝わってきますね。
そうですね。
一緒に競技に臨むような、そんな気持ちもありますけれども。
時に真央ちゃんの妹であったり、お姉さんであったりするようなツイートもありましたね。
さあ、そして鈴木選手への応援メッセージがこちらです。
とにかく満足のいく滑りをしてほしい。
会場をあっこワールドに染めてほしい。
次に村上選手です。
村上選手には、村上選手の一発に期待。
ショートプログラムで上位進出あれば、何か起こしてくれそうな気がする。
といった声が寄せられました。
かわいい顔文字もついてる。
笑顔でニコニコ。
ソーシャルメディアに投稿することで、選手への思いをね、多くの人と共有しようという、そういう人も多いようですね。
こうしたソーシャルメディアを通じた盛り上がりについて、ネット報道部の千田記者とお伝えしていきます。
よろしくお願いします。
お願いします。
千田さん、選手がメダルを獲得したときの祝福の投稿など、ものすごく多いようですね。
特に、テレビを見ながら、リアルタイムで応援のメッセージを投稿する、いわばソーシャル応援という視聴スタイルがはやっているんですね。
ソーシャル応援?新しいことばですね。
実は日本は、このソーシャル応援では、世界でもトップクラスの盛り上がりを見せているんです。
こちらをご覧ください。
この地図は、ツイッター社のデータをもとに、分析会社が作成した、オリンピックへの関心の高さを国別に示したサイトです。
色が濃くなるほど、人口当たりの投稿数が多いことを示しています。
日本は濃い紫ですね。
そうなんです。
これは17日のデータなんですけど、この時点で日本は世界ランキングのトップでした。
1番がトップっていうことですか?
そうです。
この日はスキージャンプ男子の団体で、銅メダルを獲得したことも影響したと見られます。
盛り上がりが反映されるんですね。
ちなみにこの日は、2位は次回の冬のオリンピックが開催される韓国、そして3位がカナダ、開催国のロシアは4位でした。
ツイッターへの投稿数は、日本が金メダルっていうわけですね。
なるほど。
キラキラッ。
その日によって順位は変わるんですけれども、日本の投稿数は世界でも上位という、常に上位という状況です。
なぜ、日本はこんなにツイッター、盛り上がっているんでしょうかね。
そもそも日本は、ツイッターの利用者が世界的に見ても多い国なんです。
そして2020年の東京オリンピックの開催を控えていますので、オリンピックそのものへの関心が高まっているのではないかと見られます。
そして応援する人だけでなくですね、出場する選手たちが投稿するケースも増えているようなんですね。
例えばこちらです。
鈴木明子選手がソチに到着後、オリンピックの五輪のモニュメントを写真を投稿しているんですね。
いよいよオリンピックが始まるという雰囲気が伝わってくるようですね。
これですね、IOC・国際オリンピック委員会はソーシャルメディアに関するガイドラインを策定していて、この中で選手に対して、大会期間中に、ブログやソーシャルメディアで情報発信することを、積極的に推奨しているんですね。
一定の節度を保ちながら、選手に情報発信をしてもらい、大会を盛り上げようというねらいがあるものと見られます。
ガイドラインが策定されてから初の冬のオリンピックとなる今回、本番前や競技を終えたあとに、選手本人の投稿も相次いでいるんです。
ではそうした選手たちの投稿を見ていきましょう。
まずはスノーボード男子ハーフパイプで銀メダルを獲得しました、平野歩夢選手です。
応援してくれた方、本当ありがとうございます!すごくパワーもらいました。
これ、メダル表彰式のあとに投稿があって、この感謝のメッセージが2万回近くもリツイートされて。
2万回。
すごく拡散したということなんですね。
すごい回数ですね。
またこちらの選手、銅メダルの平岡卓選手です。
メダルはとれたけど、スノーボーダーとしてまだまだなんでもっとうまくなりたいと思います。
こちら10代のメダリストとして、将来に向けたコメントをしてますね。
こういうことば聞くとね、私たちも選手の先が楽しみになってきますよね。
そして千田さん、連日のようにね、ブログを更新しているのがあの選手ですね。
スキージャンプ男子のラージヒル、そしてスキージャンプ男子団体でメダルを獲得しました、葛西紀明選手です。
葛西選手は、練習の感触や体調、そして本番への意気込みなどについて発信しています。
例えば、メダルに届かなかったノーマルヒルの競技後には、腰もやっちまったと打ち明けています。
銀メダルの授与式のあとには、メダルを首にかけた写真とともに、このメダル、なかなか重いぞ!と書いて、今まで出場してきたオリンピック6回分の重みがあると、長年のキャリアを振り返りながら、思いをつづっています。
私もこの葛西選手のブログ、呼んでたんですけど、実感が伝わってきて、一緒に戦っているような気分になりましたね。
選手が今ね、何を思ってるのかというのが分かりますからね。
そんな投稿からは、アスリートの揺れる心情がかいま見えるということもあるんです。
スキージャンプ男子団体で銅メダルを獲得した竹内択選手です。
競技のあとの会見で、重い病気を抱えながら、大会に臨んでいたことを明らかにしました。
実は竹内選手は、病気の可能性が高いという診断を受けた先月、ツイッターでこんな投稿をしていました。
竹内選手の投稿です。
実は体調不良により、帰国後、緊急入院をしており、きょう仮退院したところですというものでした。
そうですね。
このときは具体的な病名は明かしていませんでした。
そして本番に向けては連日、意気込みを語ります。
自分は自分のことをするだけ。
そして、こちらは団体戦の前日の投稿です。
落ち着き、冷静に判断して、あすにつなげます!と。
自分に言い聞かせるようなコメントですね。
そうですね。
やっぱり選手の心の移ろいっていうものが見えるような気がしますよね。
そうですね。
そしてその宣言どおり、自分の役割を果たして、銅メダルを獲得しました。
重い病気と闘いながらも、強い意志を持って競技に臨んだ姿が伝わってくると思います。
そして競技後、竹内選手は次のように話しました。
竹内選手のようなことばは、私たちをすごく力づけてくれますけれども、今回のソーシャル応援は、選手にとっては、すごく大きな力になったのかなと思いますね。
そうですね。
選手みずからが発信するソーシャルメディアですと、選手の本音や、その時々の素直な感情に触れられるときもあると思います。
そうした側面に触れながら競技を見ることで、応援する側も、より選手との一体感が生まれるのではないでしょうか。
ソーシャルメディアの発信をチェックすることで、競技をよりこう、深く見られるかもしれないですね。
ネット報道部の千田記者とお伝えしました。
雪が降らないカリブ海の国、ジャマイカから出場したボブスレーの代表チーム。
映画、クールランニングのモデルにもなりました。
そのジャマイカ代表を応援する歌が注目を集めています。
ジャマイカ政府の観光局が制作したボブスレーの歌です。
12年ぶりの出場となった今大会、ソチまでの旅費が捻出できず、選手みずから支援を呼びかけて、参加にこぎ着けました。
その代表を応援しようと作られたこの歌。
動画投稿サイトでの閲覧回数がこれまでになんと84万回を超え、世界的に注目を集めています。
古いゲームの画面のようなアニメーションと、競技の映像を織り交ぜ、最高速度で突っ走れとエールを送ります。
リズムは当然、ジャマイカ特有のレゲエ。
気になる今大会でのジャマイカ代表の結果ですが。
競技に使う用具が入った荷物が届かず、初日の練習ができないなど不運が続き、最下位に終わりました。
それでも選手たちは。
では外の様子を見ていきます。
続いてはにじまると各地の空を散歩するにじさんぽです。
気象予報士の加藤さんです。
こんにちは。
けさも冷えましたね。
通勤で指先、鼻先がすごく冷たくなりました。
そうですよね。
北風が吹いていますから、一層寒く感じますよね。
各地で厳しい寒さとなっています。
それでは空の散歩に出かけましょう。
こちらは北海道小樽市です。
観光地の小樽運河周辺の様子です。
北海道内、暴風雪の峠は越えていますが、まだ雪や風が強い所があります。
引き続き吹雪に注意してください。
小樽市では午後2時現在、1メートル19センチの雪が積もっています。
こちらは秋田市の様子です。
曇ってますね。
そうですね。
きょうは変わりやすい天気となっていまして、先ほどまでは晴れ間が出たり、雪が降ったりしていました。
一時的には雪でふぶくかもしれません。
午後2時の気温は、氷点下0度7分。
厳しい寒さとなっています。
こちらは埼玉県長瀞町です。
宝登山山頂付近でこのロウバイが黄色い花を咲かせているんです。
春を感じられますよね。
ただ、この辺りは記録的な大雪となった所です。
この時間、上空は青空。
よく晴れているんですけれども、まだ結構、雪が残っています。
そうですね。
道路脇にも結構積もっていますよね。
こちらは奈良県と大阪府の境にある葛城山です。
こちらも先日の大雪の影響で、山頂付近や登山道には、まだかなり雪が残っている状態だということです。
登る方は雪対策、必要ですね。
この時間、気温は低くなっています。
あす朝はけさよりも寒くなりそうなんです。
厳しい冷え込みとなりそうです。
続いて、鳥取県の米子市です。
西日本有数のコハクチョウの越冬地、米子水鳥公園では、今月1日、冬を過ごしたコハクチョウがシベリアへ向かう北帰行が今シーズン初めて確認されたということです。
開園以来、最も早いということですよ。
そうですか。
この時間、天気は日ざしはなくて、どんよりと雲に覆われています。
きょうはまだ気温が5度に届いていません。
ここも寒いですね。
そうですね。
こちらは宮崎県の日南市です。
農業用ハウスで育てた特産の日向夏の出荷が本格化しているということです。
今、宮崎県内では雨が降っています。
少し路面もぬれているように見えますね。
夕方までは冷たい雨が降りやすいでしょう。
ただ、あすは、暖かい日ざしが戻りそうです。
以上、にじさんぽでした。
トクする日本語です。
杉原満アナウンサーです。
こんにちは。
こんにちは。
きょうもオリンピックにまつわる話です。
それはこちらです。
なんですか?トイレじゃないですか。
男性用か、女性用か、すぐ分かるトイレマークですが、実はこうしたマークの発祥が、東京オリンピック、昭和39年の、前回の東京オリンピックなんですね。
えっ?これ、これがですか?
こういったものを、ピクトグラムといいます。
ピクチャーに、書かれたものとか図という意味のグラムを合わせたことばなんですが、日本語でいえば、絵文字とか絵ことばというものですよね。
こういうものは1920年代に、オーストリアの哲学者が考案したものがあるということなんですが、世界に今のような形で定着したきっかけが、昭和39年の東京オリンピック。
そうなんですか。
今じゃだって、海外行っても、どこにでもありますよね。
そうなんですね。
それでですね、当時作られたデザインガイドシートというものがあります。
オリンピックで使う書体やデザインのガイドラインなんですが、例えば、競技の種類を表すピクトグラムというのが、このとき初めて作られたんですね。
まあ大体、一目でもう分かるものが多いですよね。
その後も形を少しずつ変えながら、後の大会に引き継がれるわけですが、例えば、先ほどもフィギュアスケートのときに出ていましたけれども、ソチオリンピックでもこういうマークが使われています。
ボブスレー、カーリングなど、これもすぐ分かりますよね、見てね。
こうしたマーク、一目で分かるということで、今でも使われるわけですが、なぜ、東京オリンピックかというと、東京オリンピックは、アルファベットで書く文字を使う国以外で、初めて開かれたオリンピックなんですね。
ですから、言語の違う誰でも理解できるようにとすると、絵文字がいいだろうということに、どうもなったようです。
見れば分かるということですね。
で、先ほど、見たトイレマークがそのうちの一つで、当時のマークはこういうマークでした。
ずいぶん大きなスカートですね。
はい、膨らんでますね。
最初は、例えば女性はハイヒール、男性はシルクハットで表そうといった案もあったようですが、こういうマークになりました。
実際に使われていた写真がこちらです。
東京オリンピックの公式報告書に載っているんですが、当時は恐らくまだ見慣れていないせいか、この下にことばでも説明がついています。
便所、かっこ女とか、英語、フランス語でも説明がつきました。
ただ、説明がつかないものもあったんですね。
例えばこういうもの。
これ、見れば分かりますよね。
レストランじゃないですか?
はい。
説明なしで。
これはオリンピック以外でも、今でもいろんな所で使われているマークですね。
ほかにもいろいろなマークが作られました。
東京オリンピックのときのマーク。
どんなものでしょう。
大体分かりますね。
公衆電話。
ちょっと懐かしい形ですが。
そして郵便。
救護所かな?
救護室ですね。
これはなんだろう。
ちょっと分かりにくいですが。
方向を示してるんじゃないですか?
これ、案内所を示しているんですね。
今はこういうマークになっていますが、さすがに電話の形などは変わって、それからこの〒のマークなんですが、これは日本独自のものらしいんで、今は何も付いてないですね。
大体これは変わりませんし。
これ、クエスチョンマーク、案内所。
こちらのほうが分かりやすいかなという感じではありますね。
今もう公園なんかにもありますね。
ありますね。
これ、日本で使われているものですが、このほか世界各地で、やっぱりこういうものが工夫されて、言語に頼らずにコミュニケーションできる手段として定着をしているわけですね。
それがオリンピックがきっかけだったということです。
2020年の東京オリンピックに向けて、別の今、工夫も行われています。
先日もこの時間でご紹介したんですが、案内標識が、日本語をそのままローマ字で表記してあると、外国人の方、分からないということで、検討が進められていたんですが、このほど、観光庁が指針を決めて、全国の自治体や観光業界に通知することになりました。
今度はこういうふうに統一されるんです。
どうなりますか?
画面でご覧いただきましょう。
公園や美術館などは、施設の外国語訳をこう表記します。
例えば、日比谷公園はヒビヤパーク。
一方、お寺や川など、一連での呼び方が知られているものは、ローマ字と英語で、キヨミズデラ・テンプルなどとします。
また温泉のように日本の文化として海外でも知られているものは、ローマ字を基本として、ホットスプリングやスパなどといった英語訳は使わないということにしたんですね。
そのまま外国でも分かる日本語は、そのまま使うということになりますね。
このほか、ピクトグラムもより分かりやすいものを工夫しようという声も出ているそうなんで、2020年のオリンピックに向けては、さらにいろんな工夫が考えられるんじゃないでしょうか。
より分かりやすくなればね、外国の方はありがたいですからね。
外国のいろんな人が来ますからね。
トクする日本語、杉原アナウンサーとお伝えしました。
では、次は気象情報です。
加藤さん、寒さが続いていますね。
そうですね。
積もった雪もなかなかとけません。
こちらは長野県軽井沢町の今の様子です。
道路の脇には除雪された雪が高く積もっています。
午後2時の積雪は74センチ。
なかなか減りません。
というのも気温が氷点下です。
この寒さで雪がとけずにいます。
長野県には、雪崩注意報も発表されています。
屋根からの落雪などにもご注意ください。
全国的に厳しい寒さが続いています。
きょうは二十四節気の一つ、雨水。
雪から雨に変わるころですが、まだ真冬の空気に覆われています。
あすも厳しい寒さが続く予想となっています。
どうぞ暖かくしてお過ごしください。
ではあすの予想最高気温です。
仙台では5度、そして東京や大阪も10度に届かない予想で、この時期としては低いです。
特に朝晩を中心に、厳しい冷え込みとなりそうです。
あさって以降の予想を見ていきますと、まだ週末にかけても寒さの続く所が多くなりそうです。
最高気温10度以上が続くようになるのは大阪では日曜日ごろから、東京では火曜日ごろからとなります。
仙台も来週、水曜日には2桁の気温が予想されています。
来週になりますと、西から寒さが少し和らいで、少しほっとできそうです。
では天気図です。
今、日本列島には、降れば雪となるような強い寒気が流れ込んでいます。
きょうは北寄りの風も強めに吹いています。
一層寒く感じます。
あすにかけてもこの強い寒気は流れ込んだままとなりますから、各地で厳しい寒さが続くでしょう。
そしてこの強い寒気が流れ込んでいる影響で、南の海上を進む低気圧や全線、それほど北上してこない様子です。
このため、太平洋側も大きな天気の崩れはなく、晴れ間の広がる所が多くなりそうです。
ではこのあとの雨と雪の予想を見ていきます。
今、九州南部から沖縄周辺にある雨雲、あすにかけてもそれほど北上することなく、東へ進む予想です。
海上が中心となるでしょう。
一方、あす、関東甲信地方や静岡県周辺、ところどころで雪が降る予想です。
雪の降る所はあす、ありそうですが、長く降り続くような雪にはならないでしょう。
以上、気象情報でした。
浅田真央選手、悲願の金メダルへの挑戦、いよいよですね。
そうですね。
今夜、ショートプログラムが行われます。
刈屋解説委員の話だと、3選手、差がないと、ほとんど差がないということでしたからね。
まずはやっぱり浅田選手の最初のジャンプ、成功するのを祈りながら、見たいと思いますね。
2014/02/19(水) 14:05〜14:55
NHK総合1・神戸
情報まるごと[字]
▽分析フィギュア女子 メダルは誰の胸に? 【キャスター】小澤康喬,實石あづさ,【気象キャスター】加藤祐子
詳細情報
出演者
【キャスター】小澤康喬,實石あづさ,【気象キャスター】加藤祐子
ジャンル :
ニュース/報道 – ローカル・地域
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ニュース/報道 – 天気
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0モード(シングルモノ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:8836(0×2284)