生字幕放送でお伝えします
よっと…。
おー!透き通るようなきれいな水ですね。
いただきまーす!ああ…おいしい!これ実は、けさ近くの山でくんできたばっかりの湧き水なんですけどまあ、まろやかでおいしい飲みやすいですね。
飲み口、優しいでしょう。
これ、山は山でも島根県津和野町の湧き水なんですね。
これ、超軟水。
飲み口が非常に優しくて、まろやか。
あと料理なんかにも非常に素材の味を生かすのでいい水だといわれている津和野自慢の水なんですよ。
おいしかった。
おかわりいいですか?
飲み水もたっぷりご紹介したいと思うんですけどこれだけじゃないんですよ津和野は。
こちら、ご覧ください。
飲み水もおいしいんですけれども実は津和野の町には水路が張り巡らされていてどこにいても、せせらぎの音が聞こえてくる水の里として知られている町なんですよ。
きょうは、ここ津和野町で水の里ならではのおいしい冬の味覚なんかを紹介したいと思います。
冬グルメですよ。
あと、町を歩くと必ず出会える津和野のかわいい守り神たちも出てきますので紹介していきます。
一体、なんでしょうか。
中尾さん!
はい。
こんにちは。
津和野は来たことありますか?
その前にね、山の水は手で飲むんだよ。
あ、失礼いたしました。
ここでね、こう…。
でも、そうするとこぼれちゃうからもったいないじゃないですか。
水がかわいそうだよ。
でも、一滴も残さず飲みたかったんです。
いいですよ。
今度、あとで湧き水のところに行ってねこうやって飲みたいですね。
あったかそうですね。
そうなんですよね。
お昼前ぐらいから太陽の光が出てきて。
だいぶ暖かくなってきました。
東京、寒いよ。
そうですよね、雪がね。
こっちは今、幸いね積もってないですけれども。
いいお天気の中津和野観光ができる。
観光びよりですね。
自慢の水がどうしてきれいなのかまず、ご覧いただきましょう。
こちら、ご覧ください。
この川は津和野川。
きれいな水が町に流れているわけなんですけども津和野は中国山地に囲まれた町です。
山の湧き水を集めて流れる津和野川は3年連続で水質日本一になった高津川の支流なんです。
とにかくきれいな水が豊富なところなんですよ。
その水が豊富ということで津和野は江戸時代には城下町として栄えたんですね。
島根県西部独特の赤い瓦の建物ですとか町じゅうを今も駆け巡る水路が昔の姿のまま残っているんです。
町を走っている、この水路。
どこにでもありますよね。
これがなんで作られたかといいますと江戸時代にこの城下町で大きな火事があってその火事のときに火をすぐ消す水を持ってこられるようにと作られたんですね。
ですから、だいぶ昔から津和野は水とともに栄えた町なんですよ。
そして、中尾さんこの水路の中に守り神たちがいるんですけどもなんだか、分かりますか?
分かりますよ。
きれいな魚でしょ。
そうです、こちらご覧ください!さすが、ご存じです。
コイです。
大きくないですか。
でかいねえ。
町内に1000匹以上コイがいてですね。
中には…。
人口はちなみにここ、どのくらいですか?
人口は8000ですので人口8人に1人の割合でコイがいる。
かなりの数ですね。
また、水がきれいですから長生き。
50歳を超えるコイもいて成長し続けて大きくなっちゃったんです。
個人のものですか?
いえ、これは町のです。
町のコイです。
津和野のコイです。
ちょっと大きくなって先ほどから見ていて、思うんですけども実際にどれくらいの大きさがあるのかちょっと特製の作ってきた定規で測ってみたいと思います。
中尾さん、気になる大きそうなコイいました?
気になるコイって…。
いろんなコイがあるけどさ。
ニシキゴイ?
赤のコイとかもいますが。
何色の…黒がかなり大きくないですか?見えますか?この下に…。
上に出したら相当でかいよ。
ちょっと測ってみますね。
水の中よりも大きいよ。
これ、ニシキゴイ。
70〜80cmぐらいあるんじゃないですか。
動くから測りづらいですけど。
上で、測ってます。
だめだよ、コイの邪魔しちゃ。
皆さん元気に泳ぎ回っているのでお邪魔をしないように。
でも、かなり大きかったです。
ぱっと見ただけでも70cm、80cm1m弱あるコイもいました。
やっぱり、きれいな水ですくすく育って大きくなって1m近いものも探せばたくさん見つかるという。
そのコイを見てうまそう、って言う人いないだろうね。
えっと、今のところ幸い、聞いていませんね。
まだ出会ってないです。
大丈夫です。
でも、コイを見に観光に来る、そういった方も多くいらっしゃるんですよね。
それぐらい、ここの名物というか。
町のシンボルですね。
あと、このコイ水路を守ってるんですよ。
ただの観光のためだけではなく本当に守り神なので。
といいますのも江戸時代、水路ができたころぼうふらなどの害虫がたくさん出ちゃったらしいんです。
お分かりかと思いますがぼうふらを食べてくれるコイを放して害虫対策のためだったんです最初は。
そこから、ずっとこの水をきれいに守ってくれるそういった守り神ということなんですね。
きれいな水にすんでるコイがさらに、きれいさを保つというそういう関係なんですよね。
ありがとうございます。
小さなころから地元の人たち、コイと一緒に成長していますので愛情ぶりというのが本当にすごいものがありますよ。
こちらのコイ。
どこで泳いでいるのかといいますと…。
玄関先に作られた池なんですよ。
さらにお店の奥に進んでいくと…。
ここにも、コイが。
こちらには、200匹以上ものコイがいるんですね。
すごい数ですよね。
これ、飼っているわけではないんです。
一緒に暮らしているお宅がとっても多いんですよ。
一緒に暮らす家族なんですよね。
このコイたち、長い間生活を共にしてきた愛着のある存在なんです。
津和野町には欠かせないコイたち。
きょうは寒いんで少しじっとしていますけれどもこんなコイが去年の夏は大変な目に遭ったんですね。
こちら、ご覧ください。
去年の夏は津和野町この地域では観測史上最大という集中豪雨が襲ったんです。
なのでコイのすみかである水路も土砂で埋まってしまったんですよね。
地元の人たちはそれを見て、力を合わせて必死にコイたちを救出したということなんですね。
そのかいもあって今こうやって健やかにコイたちが泳げるっていう、そういう環境にまた戻っています。
半年以上たってですね。
ようやくというところですが。
そのコイを助けた地元の方の一人にきょうは来ていただきました。
よろしくお願いします。
吉永光男さんです。
以前からコイを守ってこられた方とお聞きしたんですけども去年、非常に大変だったと思うんですけども半年で、きれいな津和野町にまた戻ってきたんですよね。
どうですか?いろんなご苦労もあったと思うんですけどやっぱり、戻れてねよかったという思いは強かったと思うんですけども。
あの日を境に、ふだんから流れている水が一気に先ほどの写真のような状態。
水路に水が流れないような状態になってしまって本当に水の大切さを感じました。
やっぱりここの町の人にとっては水、そしてコイって特別な存在なんですか?
日常ではありますので家族のような存在です。
コイ自体がという。
はい。
きれいな水にいるからこそ津和野の家族なんですよね。
ありがとうございます。
この水の里・津和野。
水を介して、人とコイが助け合っている町なんですね。
そして、中尾さんこの津和野町のきれいな水がコイだけではなく冬の絶品グルメも育んでいるんですよ。
冬の?
私の頭の形に似てるのがヒントです。
それ、かりんとうかね。
色だとそういうことになりますけどこちらです。
にょきにょきにょき。
こっちのほうが分かりますかね。
わさびです。
それを分かっていたから私はこれ着てきたんだ、きょうは。
あーなるほど!わさび色よ。
読まれていました。
だって、津和野っていったらわさびでしょう。
それに気付かなかった。
すいません。
そうだよ。
このわさび明治時代から津和野の特産品として親しまれる自慢のものなんですけども今、申し上げたようにこのわさびも津和野のきれいな水で育ってるんです。
山のあちらこちらから流れ出るこのきれいな湧き水。
いい音ですね。
せせらぎ。
この水が集まった小さな沢の中でわさびが作られているんですよ。
これはですね、渓流式と呼ばれる島根独特の栽培方法です。
苗は、水の流れにもっていかれないように一株一株、石で囲って押さえているんです。
こういうふうにですね人の手間をたっぷりかけて作られるのが津和野自慢のわさびなんです。
きれいですね。
ここね、津和野にくるとわさびにちなんだ商品がたくさん置かれているんですよ。
早速、見に行きましょうか。
お店に入ればいきなり、ありましたね。
グリーンなコーナーが。
こちら、なんでしょう。
わさび漬けにそして、反対側には葉わさびのしょうゆ漬けですね。
こういった津和野の特産のわさびですので置いてあるんですけども今は、一番やっぱりこの生わさびで食べるのがおいしい時期なんですよ。
といいますのもですね葉っぱですとか、茎の部分は冬の雪どけ水、あまり冷たいとあんまり成長しないんですが根っこの部分は成長を続ける。
ですので、わさび独特のつーんとした風味根っこが独り占めしてる時期なんですよね。
おいしさが、ぎゅぎゅっと詰まっているわけですね。
そんな津和野の冬のわさびなんですけどせっかくなので、ちょっとこちらに、ご用意いただいたのですってみたいと思います。
はたしてどんな香りがするんでしょう。
これ、お抹茶をたてるようにするといいといわれたんですけども。
すごい、すっているけでわさびのいい香りが…。
ちょっとつーんとする香りがしますね。
うーん…結構ね香りはするんですけどね。
でもね、癖になります。
これ、する作業自体も結構楽しいですね。
そして、できてきました。
ちょっと粘りけがあっておいしそうですね。
いいですか、せっかくなんでにおいを嗅がせていただきます。
ハハハ!さすが、やっぱり詰まってますね。
うーん!爽やかな感じでつーんときます。
おいしそう!いいですか勝手に進めちゃってますけど食べちゃってもいいんですか。
ちょっと味見をしたいと思います。
せっかくなんでねどんな味なのかすりたての、わさび。
もうちょっといこうかな。
いきすぎかな…。
いただきます。
うーん!
なんて声出してんだ。
ああ…はは…つーんと。
辛みがきますね、ストレートに。
夏のほうが辛いんだよ?夏のわさびは辛い。
よくご存じ。
でも、あとから甘みがきて。
なんていうんでしょう…だから、おいしいですね。
このまんま食べてもおいしいって言ったら違和感感じるかもしれないですけどそれぐらい、甘みと辛みと、バランスがよくておいしいですね。
わさびだけで食べても風味が一番味わえる時期なんですね。
そして、このすったわさびを一番おいしく食べられる郷土料理っていうのがあるんですよ。
中尾さん、もしかしたらご存じかもしれないんですけど津和野に行けば、どこのお店でも出しているそんな名物料理です。
せっかくなんですりたての、わさびと一緒にその料理も味わいにいきましょう。
これじゃ足りないんでもうちょっと、すりながら行きます。
また座ってから料理がくるまでの間にすれますので。
こちらの空間、お邪魔します。
お土産店なんですけどもお食事もできるスペースが併設されてるんですね。
おいしい料理だけではなくて味わい深い風情もあるんですよ。
お庭ですね。
あー、ここにも。
ご覧ください。
池の中にたくさんのコイが泳いでますね。
さすが、やっぱり津和野。
津和野ならではです。
こちらでも飼っているということですね。
しかも、ここではコイを眺めながらおいしいお食事をいただけるというそういった場所だということですね。
津和野でしか味わえない風情の中でお料理がいただけちゃうんですね。
それにしてもコイきれいですね。
鮮やかなコイが多いですね。
このコイを見ながらといいますか。
伝統の料理を…。
この次に出てくる名物料理もわさびが大事なのでね。
早めにすらないといけませんからね。
すっていきたいと思いますけども一体何が出てくるんでしょうか名物料理。
中尾さんは、もうご存じかもしれませんけどね。
どうもいらっしゃいませ。
こちらが、もしかして…。
うずめ飯でございます。
どうぞ。
うずめ飯?中尾さん、ご存じですか?うずめ飯。
分かりますよ。
具、全部うずめちゃうんだよ。
あー…!言われちゃったー!さすがです。
さすがです。
中尾さんはご存じですけど視聴者の皆さんは…。
知らない方も多いのではないかと思うんですけど。
ぱっと見ると、ほら。
一見、本当にごはんだけのように見えるんですよねこちらのうずめ飯。
中をね、こうやって見るとほらほら…。
さすが、中尾さん。
うずめてあるんですよ。
ぜいたくは敵、ですよ。
中尾さん、うずめてある理由っていうのはご存じだったんですか。
だから藩主が、ぜいたくはだめですって言って。
さすが!
もう、すべてご存じですけれども。
もう一度、中尾さんのおっしゃったことをおさらいするとですね江戸時代、質素倹約に努めなさい。
ぜいたくはいけませんよという津和野藩の役人から。
でもおいしいものを食べたいというときに隠しながら食べるというアイデア料理だったんですよね。
もしくは、津和野の皆さんにお見せできるようなものではないんですけどもという謙虚な姿勢からだったともいわれています。
そのほうがいいかもしれない。
具材をちょっと見ていきましょうか。
ここには三つ葉、そしてお豆腐。
それから、にんじんなどなど。
あと、何が入ってますかね。
お豆腐のほかにもせりなども入っていますね。
なんか、探れば探るほど出てくるような気がしますけど。
豪華ですね。
豪華ですよね。
まだ欠かせないのが先ほどの…。
ここに、これも必ずわさびと一緒にっていう感じなんですか?
お店によって入れてある具はさまざまなんですけどもわさびだけは津和野のわさびを必ず添える。
それ、刻んでは、だめなの?
どうなんですか?刻んで入れるのはいかがなんですか。
一応、練りわさびにして。
基本的には練りわさびなんですね。
じゃあ、こちらを…足りるかしら。
かじりなよ。
私が初心者過ぎて…。
間に合うかしら、放送中に。
自家製のものとお店のものと2つコラボしますか。
ちょっと足してもらいましょう。
せっかくですから自分で、すったものをね。
ちょっと溶かしながら。
いいじゃないですか。
混ぜて、混ぜて!
はい、はい!混ぜて、混ぜて…。
混ぜすぎだよ!
だって、混ぜて混ぜてって言われたから…。
いただきます。
うーん!お汁の温かさによって辛みが引き立ってつーんとした感じのあとに具の甘みというかうまみというか…。
あーおいしい。
汁の味は?
一瞬、最初は汁が温かいので、わさびの辛みがさらに強調されるんですけど非常に優しい味でおいしいですね、汁は。
何味なのよ。
何味?しいたけとかが、おだしがよく引き立ってます。
おだしがよく引き立つというのはなんでか。
これ、中に入ってるお湯も津和野の水だからですよ。
そういうことですね!なるほど。
それを言ってほしかったんだよ。
やっちゃった!津和野の水。
そうだ、きょうはそれを紹介しにきたんですよね。
あまりのおいしさに忘れてしまうかもしれませんが。
でも、それぐらいにすっとなじむもので…。
また津和野の水はお茶にしてもおいしいんですよね。
これは津和野の地元のお茶ざら茶というお茶です。
いただきます。
おいしい。
すーって、お水がおいしいから体にしみこんでくるようなそんな味わいですね。
だから自然のよさだね。
本当なんていうんでしょうね。
ここで、私生まれ育ったわけではないんですけどまるで、懐かしいようなそんな味わいがしますね。
水がおいしいからね。
ですから、お茶も、ごはんもそして、例えば葉わさびのしょうゆ漬け。
これもいいじゃないですか。
それはうまい。
さすが、中尾さんは食べたことがあるんですね。
根も葉もいただけるわけですね。
いただきます。
2014/02/19(水) 12:20〜12:43
NHK総合1・神戸
ひるブラ「“水の里”の冬〜島根県津和野町〜」[字]
島根県西部にある清流・高津川。その支流・津和野川を辿ると700年以上の歴史を持つ津和野の城下町に辿りつく。冬ならではの、魅力あふれる清流の里を訪ねる。
詳細情報
番組内容
【ゲスト】春香クリスティーン,【コメンテーター】中尾彬,【司会】酒匂飛翔 〜島根県津和野町から中継〜
出演者
【ゲスト】春香クリスティーン,【コメンテーター】中尾彬,【司会】酒匂飛翔
ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:8829(0x227D)