住人十色【まるで倉敷美観地区!?ガラスでつながる3つの蔵】 2014.03.05

(ナレーション)今日の「住人十色」は…。
白赤黒
(三船)へえ〜歴史感じますね。
築150年だって!
(松尾)こっちはちょっとモダンでいい感じですね。
ほんとですね。
うわっ!なんですか?「悪い子は蔵に入っとき!」いうて。
これ蔵が家やからね。
古い街並みが残り観光地としても人気の…。
(川崎)映画のセットみたいや。
うわ〜乗りたいなあの舟。
はははっ。
江戸時代倉敷は徳川幕府の直轄領として栄えた商人の街でした。
倉敷川の水路を利用した物資の一大集積地として発展し川沿いには米問屋や木綿問屋などの蔵が立ち並んだのです。
(川崎)あっ平野さんですか?
(平野)はじめまして平野です。
(川崎)川崎亜沙美ですよろしくお願いしま〜す。
(2人)よろしくお願いします。
(川崎)もうすごい素敵な街並みで映画のワンシーンのように立たれてましたけど。
いえいえ。
恥ずかしいですね。
(川崎)あははっそしたらこの辺にお住まいに…。
(平野)いえ僕たちは郊外の方に住んでるんですけど。
平野さんの家は倉敷の美観地区から車でおよそ10分。
ご主人の愛車昭和47年製の「HONDA」「ステップバン」でお宅へ向かいます。
(川崎)おお〜。
すごいですね。
年季入ってますね。
(平野)
(川崎)ああ〜。
(川崎)おお〜。
えっ?こちらですか?
(平野)こちらです。
(川崎)これ蔵ちゃいます?
(平野)そうです蔵です。
(川崎)はははっ「蔵です」って…。
えっ?蔵蔵蔵と3つあるんですけど。
(川崎)3つとも蔵じゃないんです?
(平野)はい。
ははははっ。
3つの蔵が並ぶ平野さんの家。
もしかして三世帯住宅…なんでしょうか?
(川崎)三世帯…あっビックリした。
こんにちは。
(2人)こんにちは。
(川崎)あれ?お子さんですか?
(平野)そうです。
(川崎)ほな4人家族という…。
(平野)そうですね。
暮らしているんです。
(川崎)蔵に住んでんの?
(2人)はい。
(川崎)蔵って何か知ってる?えっ?物置とか。
(川崎)そう。
そこに住まれてるんやね。
はい。
(川崎)ははははっ。
平野家では正面向かって右から…。
と呼んでいます。
黒い1番蔵は岡山市郊外にあった…。
(川崎)このあとの2つは?
(平野)新築しました。
(川崎)えっ?でも新築やけど…また蔵ですけど。
(平野)そうですね蔵が好きなんで。
蔵が好きというご主人は建築家。
倉敷に残る古民家の再生などを手がけています。
どこの家行ってもなんか蔵を見てしまってこの家は蔵かっこいいよなとか思ったり。
譲り受けた古い蔵を移築するとともに2つの蔵を新築。
平野家念願のマイホームは3つの蔵が並ぶというかなり奇抜な形になったのです。
(真紀子)蔵3つとは思わなかった。
(川崎)蔵3つとは思てない?はい。
(川崎)そうですよね。
ほんまにまたここも映画のセットみたいになってますけど玄関ってどこになるんですか?
(平野)こちらです。
(川崎)あっここ?あっほんまや表札あります。
「ヒラノ」って書いてますけど。
(松尾・スタジオ)なんやこれかわうそ君みたい。
(川崎)おじゃましま〜す。
おっおお〜。
おお〜!蔵の中身。
明るいですね。
あっ明るいと思ったら上こんなことになってますやん。
(平野)そうですね。
ガラスの屋根でつながってますね。
蔵と蔵の隙間にはガラスの屋根と壁が。
3つの蔵は中でつながり1つの家になっていたのです。
(平野)ガラスの屋根にしたんで
(川崎)ねえ。
(真紀子)星が見えたりとか。
(川崎)あっこっから?そうですよね。
うわっすご〜い。
3つの蔵がつながる平野さんの家。
事の始まりは取り壊しが決まっていた…。
(平野)小汚いというか…。
見る人が見たらいらないだろうなというふうな蔵だったんですけど。
ひと目ぼれした築150年の蔵を再生。
窓が少なく薄暗いそんなイメージの蔵をあえて3つつなげることで住居としての可能性が大きく広がったのです。
まずは岡山市郊外から移築した1番蔵へ。
150年前の重厚な土の扉は表面の漆喰を塗り直しました。
(川崎)ほっ!あっ重い。
ちょっと待って。
すごい。
うわっ分厚っ!おじゃましま〜す。
うわ〜素敵!およそ4メートルの吹き抜けの空間。
蔵の屋根を支えるのは直径40センチの松の梁です。
(川崎)蔵の中ってもっと暗いイメージやったんですよ。
でもすごい明るいですよね。
(平野)もともと暗かった所に窓を付けて。
もともとは住居にするにあたり北側に6つの窓を取り付け光を取り込みました。
更に道路側にも大きな開口部を。
この壁とかもすごい変わってますよね。
鳥がパタパタパタって歩いたような。
(平野)それは藁で。
(川崎)藁?土壁の表面に藁を浮き立たせる昔ながらの手法はデザインだけではなく…。
壁の割れ止め効果もあるんです。
(川崎)あっこれが?
(平野)壁を厚く塗ってるんで壁が割れないように。
(川崎)分厚く塗ってるんですか?
(平野)そうですね。
土壁の厚さは通常の1.5倍。
というのも…。
嫁が音楽をしてるんで。
(川崎)はあ。
(平野)音楽室としてここの部屋は使ってるんです。
(川崎)ここ音楽室なんですか?
(平野)そうですね。
音が漏れないよう吸音効果のある土壁をより分厚く塗っていたのです。
フルートとかリコーダーとかオカリナとか吹き物で。
(川崎)オカリナも?すご〜い。

(フルートの演奏)以前住んでいたアパートではできなかった練習。
蔵の音楽室なら思う存分吹けるんです。

(フルートの演奏)
(川崎)うわ〜!気持ちよさそうに吹かれてましたね。
ではあともう一曲…。
(真紀子・平野)あはははっ。
岡山県倉敷市3つの蔵が並ぶ平野さんの家。
(川崎)続いての蔵へ行きたいと…あっちょっと何してんの?何してんの?「サッカーの練習です」ちゃうで。
いいんですか?家の中でサッカーの練習って。
(平野)まあ建物と建物の間で路地裏風に造ってるんで。
(真紀子)壊さなければ。
(川崎)壊さなければ…。
雨の日でもサッカーの練習ができるので源君はこの路地裏風スペースがお気に入りなんです。
さあ続いては3番蔵へ。
(川崎)いやでも…あっほんとやつながってますね全部が。
ここですね?
(平野)はい。
(川崎)ああ〜白い!また全然違いますね。
(平野)そうですね。
生活スペースとなる3番蔵は漆喰の白壁で明るい空間に。
(川崎)天井もすごい変わってますもんね。
(平野)防火のために竹を敷いて昔でしたら上に土をのせてるんですけど現代風にアレンジして漆喰を上から僕と僕の友達と一緒に…。
(川崎)あっご主人が?
(平野)はい。
コストダウンのためにご主人頑張りました。
(川崎)どうりで…というか漆喰がねつららみたいに…。
つららって言うたら怒られます。
いやおしゃれで…。
(川崎)おしゃれで?
(平野)はい。
(川崎)今まで思われてたんですか。
でリビングに鎮座するこれは一体?
(平野)
(川崎)思春期棒?
(三船・スタジオ)おお〜〜!続いてはキッチンへ。
(川崎)おっと…また一段下がってますね。
キッチンカウンターと一体。
段差を利用して座れるダイニングテーブルは家族が集まる場所です。
(川崎)どんな感じで座ってんの?いつもの席そんな感じ?はいそうです。
(平野)子どもたちはいい点数を取ってきたときにはここで勉強するんですけど…。
(源)えっ?
(平野)悪い点数のときにはどっか隠れとるよな?
(川崎)ははははっ。
点数悪いことないもんな?ははっ正直。
キッチン横にある扉の向こうには…。
(川崎)ここを開けると…ちょっと待ってください。
食器棚。
はい。
蔵と蔵の間の路地スペースにポツンとたたずむ食器棚。
(平野)ちょっとはみ出してこっち側の方に置いてるんです。
(川崎)ちょっとはみ出して…結構はみ出てますよね。
2番蔵と3番蔵の間にある勝手口を開けると食器棚が丸見え。
そこで…。
いつもはここへのれんをして目隠しに。
(川崎)目隠しに。
ほなこの突っ張りで平野家の美観を守ってるっていうことですね?
(平野)そうですね。
蔵と蔵の間に突っ張り棒って…。
なかなか大胆なアイディアです。
素敵ですね。
はい。
このおうちは好きです。
あはははっ分かりやすい。
ねえ。
とてもいいと思います。
どのあたりがお気に召しました?古いものを大切にしているということとそれをつなげてねガラスの所で明かりを取ってですねちゃんと音楽室みたいなものがあって…。
何がいいってやっぱり思春期棒ですよ。
そこですか!僕もやりたいです。
これいいですよ〜。
うちにもありますよこの子。
あなた思春期なん?永遠の。
ふふっ。
(高井)お蔵っていうとなんか暗いイメージありませんでした?日が当たるとなんですかね調度品とかあるいは着物とかそういうものの色があせてしまったり傷んだりってことがあるので…。
また防火対策のためにあれ土でね分厚い壁や戸を作ってね。
到底あそこに住もうってなかなか思えないと思うんですよ。
(高井)これを移築したんですけれども解体して運搬する費用はいくらかかったんでしょうか。
えったったそれだけ?
(高井)そうなんです。
思ったよりお安い。
自分で運んだんちゃうの?どえらいことを〜!梁!ああそう。
・運搬マンは君だ
(「アンパンマンたいそう」の替え歌)
(高井)いやいやいや。
そしてこれは建築中のときの写真なんですけれども実はこの建築中の様子を見てご近所の方からあることを言われました。
一体どんなことを言われたと思います?「分譲ですか?」とか。
あははっ見えますね。
(高井)いいですね。
というよりは「あら平野さんのお宅」…。
(高井)そうなんです。
実はここだけ古いので焦げたように見えちゃってるんです。
ほんとだ〜。
(高井)150年のこの風合いが。
まあめでたくきれいに完成いたしました。
完成後今度はご近所さんにこのようなことを言われました。
えっ?「横串刺したらだんごみたいやな」。
あはははっ三色だんご。
(高井)違いますよ。
ふふっ。
「一棟貸してちょうだい」と。
なるほど〜。
これで1軒なんやということが分からなかったんですな。
(高井)さあ1番蔵は素敵な音楽室が出来上がりましたけどこちらこの3番蔵こんなスペースがあるんです。
3番蔵リビング横の階段を上ると…。
おお〜〜!めっちゃええやん源君。
うん。
(川崎)なんのスペース?
(源)漫画部屋です。
(川崎)漫画部屋?あっほんまや。
すごいすごい。
いっぱい並んでるよ。
(松尾・スタジオ)「コナン」そろてるわ。
屋根裏のような漫画部屋にいると時間がたつのを忘れてしまいます。
さあ続いては真ん中の2番蔵へ。
ここ2番蔵ですよね?はい。
(川崎)開けさしていただきます。
おお〜。
2番蔵の1階には水回りを固めました。
この地域では昔からトイレなど不浄の場所を赤くすると厄除けになるといわれているんです。
(松尾・スタジオ)ふ〜ん。
(川崎)銭湯に来たような。
(平野)そうですか?
(川崎)ここすごい開いてますもんね。
(平野)そうですね。
真ん中の蔵なんで窓が取れないんで上の部分をスリットで抜いて周りからの光を取り入れて。
(川崎)ちょっと開けますね。
おお〜。
すごいいい匂いが。
ヒノキですか?
(平野)そうですね。
(川崎)へえ〜ヒノキ風呂や。
でも…ふふっ浴槽ヒノキちゃいますね。
そうですね。
予算の都合でヒノキの浴槽は断念しましたがこの方が…。
よっ。
ああ〜ええお風呂やわ。
あっヒノキの…。
もう全然十分ですよ。
(平野)十分ですか。
2番蔵の2階には謎の穴が!源君いてますやん。
2番蔵の2階へ上がると…。
あっそらちゃんもいて。
子ども部屋ですか?もともと1フロアの2階は家具で仕切って手前は子ども部屋に。
ここ窓あるのよね。
あれ?あっそうか。
(平野)明かり取りなんですけど前に見えてるのが1番蔵ですね。
(川崎)これ錯覚しますね。
蔵と蔵の隙間から入る光がこの穴を通って2番蔵を明るくしているんです。
(川崎)おじゃましま〜す。
子ども部屋の奥は夫婦の寝室。
もちろんここにも穴が。
こっち側の穴は明かり取りだけじゃなくてまたちょっと別の用途で…。
あははははっ!源君いてますやん。
(平野)そうですね。
寝室の穴からお隣3番蔵の漫画部屋にいる源君の姿が。
(平野)漫画部屋で漫画読んでる子どもたちを監視するためにそこへ穴を開けて。
(川崎)いつも怒られんの?「うん」。
あははっ。
この穴こんなときにも役立ちます。
3つの蔵が並ぶ平野家にこの穴は欠かせないんです。
この番組はみんな役者やらされるね。
(高井・三船)あはははっ。
家ん中見せるだけじゃなくてねあれやってこれやってって大変やね家族もつきあわされて。
皆さんお上手ですよね。
うまいねんこれが。
オーディションやってから行ってますからね。
(高井)ないですないです。
ほんと〜?
(高井)お蔵3つが並ぶ平野さんのお宅なんですけどもいくらかかったかといいますと。
いっても3棟あるじゃないですか。
ところが1つのお蔵で言うと700万円くらいと思ってくださいっていうことでした。
へえ〜。
まあ在来工法なのでシンプルな造りになっていてこの値段で抑えられるということなんですね。
造りはしっかりしてますもんね蔵だからね。
さあそれでは平野さんのお宅からの問題です。
音楽室の1番蔵なんですが最近はもっぱらあることに使ってるんですね。
でそれに使うのがこちらなんですが一体何に使うと思われますか?どうぞ見てみてください。
手が加えてあるガムテープで。
ガムテープでね。
(高井)お父さんの手作りなんです。
コレあそこに…上の横にこう梁がありますよね。
あれにここちょうどはまるんですコレが。
キュッとこうやっといて玉入れ。
バスケットボール!ダンクシュートですよ。
ちっちゃ。
すご〜い。
あっ分かった!ほらイヤリングに似てない?コレおっきいイヤリング。
ほら。
こうやったら食べこぼしてもこぼれない手元が狂っても。
大喜利か。
(高井・三船)あははははっ。
ご主人コレ一体何なんですかね?・コンカンコンカン…なんかすごい音鳴ってますけど。
よいしょ。
あっ!いやっ!卓球!1番蔵が卓球場に。
卓球部に所属するそらちゃんが家でも練習できるようにと卓球台を導入したんです。
まあ卓球はね分かったんですけどご主人コレは一体何なんですかね?えっとですねここへ…。
(川崎)台に付けるんですか?そうですね。
そうコレはスマッシュの練習に使う的なんです。
(松尾・スタジオ)ここに向かって打ってるんや。
(川崎)結構スパルタ…。
(川崎)合宿所みたいになって…。
ははははっ。
おお〜!すごいそらちゃん!家で練習できるってすごいええよね。
いいっていうか。
(川崎)ははははっ。
音楽室に卓球場蔵だからこその多目的スペースです。
(川崎)サー!
(そら)ふふふっ。
今日の夕食は家族みんなが大好きな餃子パーティー。
そらちゃん源君なかなか慣れた手つきです。
(源)いただきます。
(川崎)いただきま〜す。
ふふっ。
(真紀子)ではでは。
(川崎)うわ〜すご〜い!おっ早っ早っ。
あっこれ取る?あっ…う〜わっおいしい!どう?どう?ははははっ。
蔵好きが高じて建てた蔵の家に住んでみて気付いたことが。
蔵の中で生活してると守られてる感が強いというか。
もともともらった蔵の大きさっていうのがなんとなくちょうどいい蔵の大きさだったっていうのが巡り合わせというか運がよかったというか。
常に安心感を与えてくれる3つの蔵がこれからも家族を守り続けます。
これ使い道とかいろんなことをきっと子どもたちも工夫していろいろやっていくんやろなぁと思いますね。
卓球台もありましたもんね。
卓球台羨ましいね。
(高井)素敵ですね。
蔵の中で卓球してるっていうね。
音もいいですよね。
音いいですね。
藁に吸収してもらってね。
藁と土壁に。
ねっ。
でも蔵を今どきのガラスでつなぐっていうのがすごくこう…なんだろう今昔というかそのコントラスト素敵ですよね。
将来これ全体をまたガラスで覆ってくれたらいいですよね。
(高井)全部ですか?いやいや。
フィギュアみたいにね。
2014/03/05(水) 10:25〜10:54
MBS毎日放送
住人十色[再][字]【まるで倉敷美観地区!?ガラスでつながる3つの蔵】

まるで倉敷美観地区!? ガラスでつながる3つの蔵

詳細情報
お知らせ
この番組は2013年5月11日に放送したものです。
番組内容
岡山県倉敷市にある「蔵が好き」という建築家の住人(アルジ)。譲り受けた築150年の古い蔵を移築すると共に2つの蔵を新築した。蔵と蔵の隙間はガラスの屋根と壁でつながり明るい空間に。築150年の「1番蔵」は音楽室として。生活スペースは「3番蔵」で真ん中にある「2番蔵」は水まわりスペース。壁にある「穴」には明り取り以外の便利な使い方があるそう。古い蔵と新築した蔵、それぞれの良さを活かした空間の生活に迫る
出演者
【MC】
松尾貴史
三船美佳
【訪問者(リポーター)】
川崎亜沙美
【ナビゲーター】
高井美紀(MBSアナウンサー)

ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – その他
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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