どきどきこどもふどき「自然をいかし いかされる暮らし」 2014.02.19

ドキリとしたかな?夏目漱石が初めて作品を発表したのはこの年。
それではまた会おう!
(ジョージ万三郎)わ〜もうすぐ春だね!
(かげの声)日本には春夏秋冬きせつごとにうつりかわる風けいがあります。
うわ〜こうようだ。
ビューティフル!でも自然はおそろしい顔を見せることも。
うお〜!日本には火山もたくさんあります。
なになに?「火山の近くで暮らすのはたいへんじゃないか」って?おやはたけが。
なになに?「ここでやさいが作れるのか」って?今回のなぞは「人は自然とどうやってつきあってきたの?」。
自然をたいせつにっていうけどあんまり自然だらけだと暮らしにくいんじゃないのって?そんなぎもんもふくめて答えがわかるまるっと9分30秒!日本にはいろいろな自然があるよね。
そのとおり!場しょによってかなりちがうんですよ。
まず南のほう。
わ〜青くてきれい!海はあたたかくすみきっています。
色とりどりの魚のようすもよ〜く見えます。
おや?これは何?魚をとるときにつかう道ぐです。
ウオ〜!ウオ〜!大声を出しながらぼうで魚をおどしてアミにおいこむんですよ。
アハハたくさんとれたね。
おみごと!一方こちらは…こっちはまっ白だ。
冬になると流氷という大きな氷がおしよせるんです。
あっこれはおよぐのはむりかも。
でもここでも漁業はさかんなんです。
氷の下には魚がいっぱい。
船の上にアミを引き上げます。
冬にたくさんとれるのはまるまると太ったタラ。
おいしそうって…やっぱりさむそう。
あららこおっちゃってるよ。
つぎは岐阜県から愛知県にかけて広がる濃尾平野です。
ひくくてたいらな土地に何本もの川がながれその間にたんぼがあります。
このあたりはたびたびこう水で大きなひがいをうけてきました。
あ〜こりゃたいへんだ!でもいいこともあるんです。
川はえいようのある土を上流からはこんできます。
その土とゆたかな水のおかげで米がいっぱいとれるんですよ。
今どは山か。
しゃめんで作られているのがみかんです。
こうした場しょは日当たりや水はけがよいためみかんがよく育ちます。
土地の形をうまくり用しているんです。
あたたかいところやさむいところひくいところに高いところいろんな自然じょうけんがあるんです。
ずいぶんちがってたね。
日本人はかく地でその土地の自然じょうけんを生かして暮らしてきました。
なるほど。
ちょっとくわしく見てみましょう。
滋賀県にある日本一大きな湖琵琶湖です。
広いね〜。
まるで海みたいじゃない。
琵琶湖のまわりの山にふった雨や雪は湖へとながれこみます。
そのながれは合わせて460もあります。
湖のまわりもまたゆたかな水にめぐまれています。
琵琶湖の近くにある針江という地いきです。
山から湖へとむかう水が町のあちこちにわき出ています。
ふ〜んこんなふうに出てくるんだ。
町には水ろがはりめぐらされ多くの家が水ろの上までたてものをはり出しています。
家の中の水ろとつながった場しょはせんめんじょや台どころのやく目をしています。
おふろからせんたくトイレも…ぜんぶこれです。
琵琶湖のほとりにわき出す水を針江の人はたいせつにあつかっています。
えっどうやって?ここであらいものをしたら水がよごれちゃうよ。
水をきれいにたもつため家々でかっているのはコイです。
コイが食きについた食べものをきれいにしてくれるんです。
おお〜こりゃまたおいしい話だな〜。
モグモグモグと…。
ごはんつぶもパクパク。
コイをかっておくのは水ろから琵琶湖へとながれていく水をなるべくよごさないためのむかしからのちえです。
ほかの人や湖のことを考えているんだ。
湖ではむかしながらのりょうがつづいています。
サオに下がっているのはカラスの羽根です。
カラスの羽根っていったいどういうふうにつかうのかな?羽根をうごかすと魚は鳥が来たとかんちがいして大あわて。
あわててにげるところをアミでつかまえます。
琵琶湖のとくさんアユ。
大りょうです。
水からめぐみをうけ水をまもる。
琵琶湖ではそうした暮らしが長くつづいてきました。
水ってありがたいから大事にしなきゃね。
でも自然はありがたいことだけではなくあばれたりもするんですよ。
えっ!そ…そうなんだ。
そんな中でも人々はくふうして暮らしてきたんですよ。
活ぱつにふんかをくりかえす火山です。
さい近は一年に1,000回いじょうもふんかしています。
あたりにはたくさんの灰や石がふりつもります。
しかしここに人々ははたけをひらいてきました。
はたけではまずつもった灰をおとすことからしごとがはじまります。
そらたいへんなことはたいへんよ。
よけいなしごとやからね。
灰をとるのはね。
そんなことをいやということを考えとったら島から出ていったほうがいいよ。
桜島のふんかは大きなひがいをもたらしてきました。
およそ100年前のふんかではようがんや火山灰がしゅういをうめつくし多くのししゃが出ました。
それでもふんかがおさまるとこの土地に大ぜいの人が帰ってきました。
桜島での暮らしにはここだからこそえられるめぐみもあるからです。
はたけからほり出されているのは世界一大きいといわれる大根…200年いじょう前からさいばいされてきました。
直けい60cm。
おもさ30キロをこえるものもあります。
灰や岩が多いため育つ作もつが少ない桜島でこの大根だけは大きく育ちます。
桜島の暮らしをささえてきた大根は鹿児島県の名ぶつにもなっています。
大根がここまで大きくなるのは桜島どくとくの土のおかげだといわれています。
ここにほらこれがあるでしょかる石。
このかる石が水をふくんどるわけです。
それに根がはって灰とまざったものでこんなに。
これで大きくなっていく。
わたしはそう思っています。
時におそろしい顔を見せる桜島。
そこからめぐみをうけとり人々はしっかりと根をはっています。
みんな自然とうまくつきあってがんばっているんだな〜。
いっしょに日本の自然の中で暮らしてみない?ハニー!学んでいきましょう!
「学ぼうBOSAI」今回のテーマは…
2014/02/19(水) 09:40〜09:50
NHKEテレ1大阪
どきどきこどもふどき「自然をいかし いかされる暮らし」[解][字]

日本には実に多様な自然条件があり、人はそれぞれの土地で暮らし方をくふうしてきた。昔ながらの自然とのつきあい方を大切にしている暮らしに触れ、知恵をさぐる。

詳細情報
番組内容
子どもの目には、日本の伝統や風習は「ふしぎ」がいっぱい。そのふしぎのルーツを探り、こめられた気持ちを探る。今回は日本人が自然と、どうつきあってきたかを探る。豊かな恵みをもたらし、ときに恐ろしい表情をみせる自然。人はそれぞれの土地で知恵を絞り、根を張ってきた。琵琶湖のほとりで水を大切に守る人々や、活火山・桜島で営まれてきた農業を紹介。【声の出演】柴田秀勝、市川展丈【語り】小郷知子アナウンサー
出演者
【声】柴田秀勝,市川展丈,【語り】小郷知子

ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
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