（正義）これは…こんなことが…。
（総理大臣）フラメンコ星人の襲撃だ！・
（フラメンコ星人）そのとおり。
日本の諸君こんにちは。
私はフラメンコ星人。
君たちはもうすぐ私の管理下に置かれることになる。
覚悟したまえ。
Ｙｏｕｕｎｄｅｒｓｔａｎｄ！
（今野）こういうの前にキング・トーチャーさんやフロム・ビヨンドでも見ましたよね。
（瑞希）ちょっと新鮮味に欠けるかな〜。
（萌）マンネリです。
（総理大臣）あっ…。
（まり）心配しないで。
宇宙人の１人や２人ちゃっちゃと片付けてあげるから。
フラメンコ星人！日本を侵略しようとしても僕たちが許さない！言いたいことがあるなら降りてこい！・
（フランメコ星人）分かった。
あっ！？
（一同）あっ…。
何これ！？うちら国会の前におったよな？
（萌）どこでしょう？ここは…。
（原塚）落ち着いてください！幻覚です。
・
（フラメンコ星人）よく気付いたな。
君たちの脳に直接念波を送って仮想映像を見せている。
（フラメンコ星人）ここはわれわれの母星フラメンコプラネットだ。
（原塚）何という技術だ…。
こんな力がありながらどうして日本を世界を侵略しようとする？
（フランメコ星人）侵略か…。
どうやらこの星ではわれわれの行為を正しく翻訳する言葉がないようだ。
（フランメコ星人）われわれは決して今まで君が戦ってきた悪ではない。
むしろ君たちを救済したいと願うものだ。
「フラメンコ」の名を持つ者同士ゆっくり話そうではないか。
２人だけでな。
Ｓｅｅｙｏｕｌａｔｅｒ！
（一同）あっ…。
どういうことなの？
（原塚）彼らは羽佐間さんに１人で来いと言っているのでしょう。
この向こうはおそらく円盤の中…。
ワナだ！
（今野）ですよね。
（原塚）円盤に通じているかどうかも確証はありません。
彼らは空間転送の技術を持っている。
羽佐間さんを宇宙に放り出せばおしまいです。
（原塚）それに何より戦ったとして勝ったとしても帰ってくる手段はあるのでしょうか？命懸け…ですね。
どうする？
（総理大臣）ああ…やむを得んか。
彼らからの接触を待って和平交渉に…。
（後藤）行ってこい。
（一同）えっ…。
後藤さん…。
何を言ってるんだ君は！生きて戻れるかも分からんのだよ！
（後藤）あんたに言われたくないっすね。
さっきまでこいつをワナにはめてたくせに。
おい！はい。
原塚さんの言うとおりだ。
ひょっとしたらお前は命を失うかもしれない。
だがここで行かねえのはお前じゃねえ！俺はお前のそんな姿は見たくねえ。
今までだってずっと命懸けだったろうが。
ここで引いて全部を台無しにする気かよ。
日本中の運命が懸かってんだ。
覚悟決めろ。
行ってこい！後先のことなんか気にするな。
もしお前がやられたら俺が敵を取ってやる。
行ってきます。
頼む。
マジかいな。
羽佐間さんこれを…。
ペン形発信機です。
何かあったときのために。
ありがとうございます。
行ってきます。
大丈夫でしょうか？
（まり）さあね…。
よかったの？これで…。
あっ！ここは…。
（フラメンコ星人）われわれの宇宙船だよ。
Ｗｅｌｃｏｍｅサムライフラメンコ！まずはゆっくり話そうじゃないか。
要丈治釈放だ。
ん？何してる！？
（要の妻）せっかく差し入れしたのに結局用なしだったわね。
（要）いやこれがあると落ち着く。
みんなはどうしてる？どんどん釈放されてますよ。
蒼ちゃんもみんなも他のヒーローさんたちも。
そうか…。
（要）《今こそ鍛練の成果を見せるときだぞ》《弟子よ》ここは…。
（フラメンコ星人）人は土手でこそ真実を語る。
あっ！？また幻覚か！座りたまえＳｉｔｄｏｗｎ．君を宇宙船に呼んだのはより明確にわれわれの思念波が届くからだ。
「われわれ」って他の連中はどこにいる？ここだよ。
私の体の中には５０億のフラメンコ星人が意識体となって共存している。
あっ…。
言ってみればこの姿は君たちレベルの知性体とコミュニケートするインターフェースにすぎない。
（ビヨンド）《俺はただのインターフェースだからな》あっ…。
思い出したかな？そうフロム・ビヨンドはもう少しでわれわれに近いレベルまで進化できるはずだった。
君に倒されなければ…。
気にすることはない。
あの戦いで日本人の意識は強くまとめられた。
彼らは彼らのノルマを果たしたわけだ。
キング・トーチャーと同じようにね。
見たまえ。
これは生命を強制進化させる装置だ。
キング・トーチャー…。
Ｙｅｓ．彼らを特殊能力に目覚めさせたのは私だ。
あっ…！お前が全てを操っていたのか！Ｓｉｔｄｏｗｎ．ハァハァ…。
Ｓｉｔｄｏｗｎ．興奮激高われわれには程遠い感情だ。
自我が幾つあっても個体が一つなら争いにはならない。
分かるかね？われわれが…われわれこそが宇宙で唯一恒久的な平和を得ることができる存在なのだ。
ＯｎｌｙＯｎｅ＆ＮｕｍｂｅｒＯｎｅ！そろそろ本題に入ろうかサムライフラメンコ。
君はなぜ正義のために戦っている？平和と人々の笑顔のためだ。
われわれは進化して平和を手に入れた。
宇宙にこれをもたらすのは種としての義務だ。
幾多の星を回って無数の生命を進化させ取り込んできたよ。
全ての生命が一つになれば宇宙から永遠に悪が消え去る。
それこそ君が望んでいることではないかね？サムライフラメンコ。
まずは君が先頭に立ち日本人を導いてほしい。
これを握り進化したいと願いたまえ。
そのとき君は細胞レベルで変質する。
われわれと同化できる領域に達するのだ。
あっ…。
宇宙の平和のためだ。
握りたまえ願いたまえ。
Ｃｏｍｅｏｎ．Ｃｏｍｅｏｎ！自分で行きたがると思ったがな…。
（まり）もういいわ。
私はどのみちあのバカみたいにはなれないもの。
なりたいとも思わないけどね。
それでいいさ結局誰も自分以外のものにはなれない。
自分にできることをするしかないんだ。
今頃あいつもきっとあいつにしかできないことをやってる。
Ｗｈｙ？フラメンコ星人お前は…。
間違っている！
（フラメンコ星人）間違っている？どこが？それは…。
分からない！何だと！？分からないがこれだけは分かる！お前が正しいのなら僕はお前の言うことを聞いているはずだ！はあ！？どれだけ理にかなっていても僕の中の正義がお前を認めるなと叫んでいるんだ！Ｎｏ…ＮｏＮｏ！サムライフラメンコ！それは君がバカなだけだ！バカならバカでいいだろう！正義とバカは紙一重！サムライフラメンコ！フッフフッ…。
ハハハハッ！うっ！どうやら説得は通用しないようだな。
いいだろうこれから人類を強制進化させる。
だがその前にお前だけは排除しておく！サムライフラメンコ！Ｇｏｏｄｂｙｅ！うっ！逃げるなゴミメンコが！ハァハァハァ…！ふんっ！うわっ！幻覚だ！幻覚でも逃げられないぞ！あっ！あっ！？進化に背く者よ宇宙の藻くずとなれ！あん？貴様！結局握るのか！ああ！だが僕は進化なんか求めない！僕は僕のままでお前を倒す！そのために力を！大きな力を！だから結局握るんだろうが！これが…これが…。
これが…！力か！あっ！ビッグになったな。
だが増長するなよ！お前は１人だが私はフラメンコ星人５０億の集合体だ！食らえ！５０億パーンチ！ぐっ！１００億！１５０億！２００億！うわっ！うわっ！うわっ！ぐはっ！ビリオンアッパー！巨大化しても中身は脆弱なままか。
確かに進化はしていないな。
分かった…。
ん？お前が間違っている理由が分かった…。
何だと？何が進化だ…結局はこの拳と同じだ。
無理やり自分の都合を押し付けるだけじゃないか。
僕たち人間に必要なのは成長だ。
小さくても自分の足で進むことだ。
一歩一歩進むこと。
進化ではなく進歩。
そうして進んだ歩みがいつか宇宙の仲間に追い付くんだ。
バカな！何万年かかる！？追い付く前に死に絶えてしまうぞ！そうだとしても！僕たち地球人はフラメンコ星人の手など借りない！この身が怪しく変わろうとお前だけは倒してみせる！スペースファイナルフラメンコ！おのれーっ！おおっ！？スペースフラメンコギャラクシーアッパー！ああ〜も…戻れない！？うわーっ！あっ…。
見ろフラメンコ星人。
人類の小さな一歩だ。
ん？
（瑞希）円盤が帰ってく。
（萌）グッバーイフォーエバー。
（今野）羽佐間君は？ううっ…。
後藤さん…。
僕…やりました…。
あっ？えっ？・目が覚めたか？あっ！？ハラキリサンシャイン！どうしてあなたがここに？どうして僕実家に？あっ僕…やっぱり死んだんですか？いいや死んではいない。
そして私もハラキリサンシャインではない。
ただ説明をスムーズに行うため君が認識しやすいかつ影響力の強い姿を取らせてもらう。
どういうことですか？私は宇宙の意志でここは君のゴールだ。
あっ…。
フラメンコ星人は現在時速０．０５パーセクで銀河系を横断中だ。
彼の宇宙船もその後を追っている。
進行上には彼を停止させる物体がない。
よって再戦を不可能と判断し君の勝利とする。
はあ…あのゴールってどういう意味なんでしょう？説明する。
宇宙には無数の命がある。
それは平等だが均一ではない。
個人の強過ぎる思念や感情執着は目に見えないエネルギーとなり周囲を巻き込んでいく。
それがより大きくなっていくと街に都市に国に星へと展開しやがてパラレルワールドをも引き寄せエネルギーを持った者同士の争いとなる。
勝者は敗者を巻き込んでより強いエネルギーを得る。
ビヨンドフラメンコあれはパラレルワールドにおける君だ。
君も戦いのどこかで敗北していたら彼のようになる可能性もあった。
あっ…。
羽佐間正義君…。
君はここまで世界にある無数のルートの中から自分が望むものを選択し進んできた。
えっ…あっ！？君はまずヒーローになることを望んだ。
心層下で敵が現れることを望んだ。
悪の軍団が現れることを望んだ。
時に追われ悲劇のヒーローになることを望んだ。
宇宙人と戦うことを望みここにたどり着いた。
だが君はこの先のことを考えていない。
故にここからは戦うべき敵も現れない。
君がルートの延長を希望しこれからも戦うことを望むなら私が敵を用意する。
裏宇宙四次元深層心理世界超ナノワールドから虚無まで。
少なくとも６兆年はスケジュールを構成できる。
なおそれを辞退した場合これまでの出来事はこのディスクにパッケージされ他の宇宙や空間で神話や伝説物語エンターテインメントなどとして消費される。
君は元の世界に戻り比較的平穏な生活を送ることになる。
悪が一掃されているのでやや退屈かもしれないが。
あなたはいったい…。
言っただろ宇宙の命とそれに関する出来事を管理する者だ。
さてどうする？戦いを続けるかそれとも元の世界に戻るか…。
一つだけ教えてください。
僕のいた世界は作り物だったんですか？いいや起きたことは全て…。
現実だ。
あっ！？確かに君が一歩を踏み出すことで世界は変わった。
しかし人々やその暮らし心情は本物だよ。
君が影響を与えたように君も周囲の人たちから影響されただろう？世界はその相互作用で形成されるのだ。
あっ…。
さあどちらを選ぶ？帰ります元の世界に…。
もう敵はいないよ？ヒーローを辞めるのかね？いいえ続けます。
だけど僕は敵が欲しいんじゃない。
戦うことが目的なんじゃない。
正しいことをしたいだけなんです。
それはまだまだ続けられるものですから。
なるほど分かった。
そのように処理しよう。
お願いします。
あのついでにフラメンコ星人も適当なところで止めてあげられますか？自分の星に戻るよう注意して。
分かった。
でこのまま駅に行けば帰れるんですか？私が送るよ。
だがその前に…。
君のケースは祖父の悪を憎む感情正義への渇望が人格形成に大きく影響している。
だから一つ確かめたいことがあるそうだよ。
えっ？あっ！？すまない…正義。
じいちゃん…。
私はお前にとんでもない遺産を残してしまった。
後悔はしてないか？しないよ。
してるわけがないよ。
じいちゃんのおかげで僕いろんなことができていろんな人に会えたんだから。
うん…。
そうか…。
あの最後に聞いておきたいんですがどうして何もかも「フラメンコ」なんですか？
（テセラック）正確な発音は「フラムェンコ」だが宇宙ではその文字列は願望実行力を０．０００００２％促進させる効果がある。
君たちの世界で言うおまじないのようなものだ。
それで？それだけだ。
はあ！？「フラメンコ」関係ないじゃないですか！同音異義語だな。
オーストラリアのエロマンガという町名について君たちが違う意味合いを考えてしまうようなものだ。
いや…でもそんな！さらばだ！うわっ！？バカヤロー…。
ハァ…。
戻りました。
おう…フラメンコ星人は？帰ってもらいましたはい…。
そっか…お疲れ。
後藤さん僕あそこに行ってたんですよ。
フッ…嘘つけバカ。
2014/03/05(水) 02:29〜02:59
関西テレビ１
サムライフラメンコ[字]【真のヒーロー誕生までの物語を描く】

総理との戦いに決着をつけた正義。しかし本当の敵はフラメンコ星人だった…！彼等は日本侵略の前に“サムライフラメンコ”ただ１人で交渉に赴くことを要求する。

詳細情報
番組内容
大人になりたくない、“大人たち”へ———　
監督・大森貴弘×シリーズ構成・倉田英之×キャラクター原案・倉花千夏×制作・マングローブ　

斬新！大胆！スリリングッ！な、オリジナルアニメーション、ここに誕生。
改造手術も受けず、特殊な能力も持たず“自力で”正義の味方になってしまった男・羽佐間正義。
運命の悪戯でその正体を知り、以降彼の起こすトラブルに巻き込まれる警官・後藤英徳。
二人の関係を軸に、
番組内容２
この世界で「正義の味方として活動」することの困難と意義、そこから生まれるドラマをときにコミカルに、ときにシリアスに、真のヒーロー誕生までの物語をドラマチックに描く！

監督は「デュラララ！！」「夏目友人帳」など、実写的な演出に定評のある実力派・大森貴弘、構成は「Ｒ．Ｏ．Ｄ」「ガン×ソード」など、独創的なセンスを放つ倉田英之、キャラクター原案は「うたの☆プリンスさまっ♪」「アクエリオンＥＶＯＬ」
番組内容３
など、絶大な支持を誇る倉花千夏、そして、「ミチコとハッチン」「サムライチャンプルー」など、オリジナルアニメーションの新境地を追い求めるマングローブが制作を担当する！

大人になりたくないなれないスタッフが、大人になりたくない“大人たち”へ贈る、愛と正義の物語———
出演者
羽佐間正義：　増田俊樹　
後藤英徳：　杉田智和　
真野まり：　戸松遥　
三澤瑞希：　Ｍ・Ａ・Ｏ　
森田萌：　山崎エリイ　
要丈治：　小杉十郎太　
原塚淳：　大川透　
石原澄：　中村千絵　
今野明：　三上哲　

ほか
スタッフ
【原作】
ｍａｎｇｌｏｂｅ　

【監督】
大森貴弘　

【シリーズ構成】
倉田英之　

【キャラクター原案】
倉花千夏　

【キャラクターデザイン】
山下喜光　

【アクション作監・デザイン】
山田起生　

【プロップデザイン】
常木志伸　

【美術監督】
栫ヒロツグ　

【美術設定】
加藤浩　

【色彩設計】
海鋒重信　

【撮影監督】
高橋賢司　

【編集】
関一彦
スタッフ２
【音楽】
玉井健二＆ａｇｅｈａｓｐｒｉｎｇｓ　

【アニメーション制作】
マングローブ　

【製作】
Ｐｒｏｊｅｃｔ　サムメンコ

ジャンル :
アニメ／特撮 – 国内アニメ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード（ステレオ）
サンプリングレート : 48kHz

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