障害者のための情報バラエティー…今日は障害に関するお悩み相談室。
いつも番組宛てに視聴者の皆さんから本当にたくさんの感想やメッセージをお寄せ頂いております。
本当にありがとうございます。
さあそうした声の中には障害にまつわる悩みがいっぱいあるんですね。
そこで今日はお待たせしました。
そうした悩みについて一緒に考えていきます。
今日のゲストはパックンです。
お願いします。
待ってました。
以前ラジオとかで子どもの相談とかも答えてましたもんね。
そうなんですよね。
得意得意。
いや得意っていうか一緒に悩むタイプなんですね。
どうしたらいいのかな〜と。
でも結局一緒に悩んで味方がいるだけでも結構強いんですよね。
なるほどね。
味方になってあげるいう事ですね。
それ大事ですよね。
さあそれでは最初のお悩み相談にいきましょう。
兵庫県にお住まいのふららくん。
統合失調症の38歳男性からのお悩みです。
ではふららくんのうちに行って悩みについて詳しく聞いてきましたのでVTRご覧下さい。
(取材者)どうもこんにちは。
こんにちはどうも。
(取材者)ふららくんですか?はい。
メールをくれたふららくん38歳。
現在ふららくんはアパートで1人暮らしをしているが何だかすごい部屋〜!はい。
今の妄想は…ふららくんは妄想の中で作家として活動中。
実はこれ自分の能力を過大に評価してしまう誇大妄想という症状なのだ。
そんなふららくんの悩みはこの妄想がさめた時直面するある現実。
それは…。
散らかっているこの本の山。
小説を書くための資料として買い込んだものだ。
給料では賄えず貯蓄を毎月切り崩しているという。
そんなふららくんがスタジオの皆さんに相談したい事がある。
それは…。
教えて下さい。
う〜ん散らかってる部屋は僕も共通してます。
ふららくんの統合失調症の場合…なるほどね。
楽しい時はいいんですけどもね。
さあそんな訳で今ふららくんと電話がつながってるようです。
もしもし。
・こんにちは。
どうもどうも初めまして。
まずお伺いしたいのが自分の考えか妄想なのかっていうその区別はどこまでできてらっしゃるんですかね?今までは作家以外の仕事とかされた事ありますか?役者にもなった事ある。
ちなみに今回の悩みの種というか部屋が散らかってる事はほかの妄想見てる時期もそうだったんですか?将棋の棋士は棋士のパイでいっぱい?・そうなんです。
でもうつ状態になったらどれぐらいへこむんですか?部屋から出られへんとか?そうか。
本読むのは図書館だけとかそういうルールを作ってみるのはいかがですか?図書館だとお金がかからないじゃないですか。
本に何か書き入れたいねや。
棋士とか俳優とか作家とか結構華やかな職業に憧れるというかなってる妄想を見られているという事ですけど現代は収納のカリスマとかガンガンテレビに出てるんですけど次はそういうのを目指したらいかがですか?どうでしょう?整理の本を買う!
(瞳)また1冊増えちゃいますよ!また増えますね。
・そうですね。
例えばやけど…ふららさんご職業はヘルパーさんですよね。
・そうなんです。
でも自分のためのヘルパーさんには来てもらってるんですか?でもそこですよ。
そこは恥ずかしい事じゃなく事実ですよね。
ヘルパーさんに遠慮せずにヘルパーさんに協力してもらってそれこそお金の管理とか相談したり本は図書館行ったりあと整理も一緒に手伝ってもらったりしてもらえれば協力者が出来る事で何か今よりはちょっと一歩進めそうな気がするんですけどご自身はどう思いますか?お願いします。
今日はどうもありがとうございました。
・ありがとうございました。
さあ続いてのお悩みにいきたいと思います。
熊本県にお住まいの佐伯美智子さん。
発達障害がある35歳女性からのお悩みです。
今日はそこら辺も詳しく聞いていきたいね。
(取材者)こんにちは。
はい。
(取材者)佐伯さんですか?はい。
佐伯です。
(取材者)よろしくお願いします。
よろしくお願い致します。
2人目のお悩みさんは佐伯美智子さん35歳。
どうぞ。
佐伯さんは去年からグループホームで1人暮らしをしている。
それまでは実家で暮らしていたが家族との関係がうまくいかなかった。
母で妹姉私なんですけども…佐伯さんは曖昧な表現を理解するのが苦手だ。
そのため姉や妹ともめる事がしばしばあった。
次第に姉や妹から避けられるようになりもう1年以上話をしていない。
一方母親とは家を出てからも定期的に連絡を取り合っている。
ごめんお母さん。
家の中に昨日買ったパンを忘れてきた。
アホか。
ふだんは何でも言い合える母親だが障害について説明しようとすると全く取り合ってくれない。
いや〜軽く無視じゃなくて重く無視ね。
そんな佐伯さんと電話がつながっています。
佐伯さ〜ん。
・はい。
どうも初めまして。
よろしくお願いします。
・よろしくお願いします。
佐伯さんは家族に障害を理解してもらおうとこれまでどういうふうなアプローチされてましたか?障害の事ですか?・そうですね。
そしたら?え〜っ!?破るっていう意味が分からへん。
何で破るの?現実逃避ですか。
今日は発達障害のある当事者の方に来て頂きました。
広野ゆいさんです。
いかがですか?やっぱりうちも私の両親も10年前ぐらいに私も診断されたんですけれども「お前は障害じゃないよ」って言うんですよね。
であんまり言い過ぎるともめるんですよ。
・はいもめます。
やっぱり難しいんですか?そういう人を気付かせるっていうのは。
でもやっぱり助けてもらいたいし理解してもらいたいってこっちは思ってしまうんですけどもだけどちょっとそれを置いといてなったらいいなって思いながら…
(玉木)よかったね。
・はい。
広野さんやっぱり仲間が増えて変わりました?もう親は分かってくれないもんだと思ってそれよりも仲間と楽しく今生きてるしいいやぐらいに思ってたんですけれどもつい去年おととしぐらいに…あらまあ。
マジですか。
そうなんです。
それでちょっとそこは分かってもらえてる…。
まあしっかり話した訳じゃないんですけれどもちょっと受け入れてもらえたかもぐらいですかね。
今日はありがとうございました。
・こちらこそありがとうございます。
次どうぞ!さてまだまだ相談のメールがたくさん来ておりますのでスタジオの皆さんに答えて頂きたいと思います。
ではどんどんいきましょう。
東京都にお住まいのサマービューティーさん。
脳性まひの30代女性からの質問です。
できるのにできないと思われるのはホントに悔しいですよね。
そこなんですよね多分。
僕外国人として日本で暮らしてそういう思いも時々あるんですよね。
例えば?例えばお箸が使えないと思われてみんながラーメンとか食べてる所で僕フォーク出されたりしてスパゲッティじゃないからって思いますよね。
一回旅館に泊まってる時に周りみんな塩じゃけとか召し上がってるのに…これちょっとって…。
でもそれは「僕できますよ。
自分で日本語もしゃべれますしお箸も使えますし」って僕は言いますから注意してあげるのも大事な教育なんじゃないですかね。
さあ続いていきましょうか。
大阪府にお住まいの旭太郎さん。
下肢障害と内部障害がある30代男性からの相談です。
どうすればできますか?グレースちゃん。
あなたものすごい自由に生きてるイメージがあるんですけど。
これ誤解せんと聞いてほしいんやけど…結局のところ…広野さんいかがですか?最初は私は受け入れられなかったんですね。
普通の人に見えるし普通の人になりたかったんですけれどもそれをやってた間はずっと病気でした。
苦しかった?二次障害で。
でもうやめたんですよ。
普通になるのやめようって思ってそれをやめたらいろんな事がうまくいき始めたんです逆に。
次いってみよう!それでは最後のお悩み相談にまいりましょう!3人目のお悩みさんは大橋グレースさんです。
何で番組のレギュラー陣が!そんなんありなん?いや〜最近…帰ろっか。
お疲れさん。
何の悩みやねん?そのせいか…そこでグレースの部屋になんとカメラを設置して2人の様子を…。
危ないな。
撮影しましたのでご覧下さい。
それ放送できへんで。
大阪市内で1人暮らしをしているグレース。
多発性硬化症という難病で首から下がほとんど動かず24時間ヘルパーが付き添う生活だ。
(チャイム)午後6時恋人の西山雄大さんがやって来た。
あいや…。
この日買ってきたプリンは5つ。
さらちゃんサーバーとあと純水のあれ…。
グレースがヘルパーに買い物を頼むと…。
さっきまでいすに座っていた西山さんがグレースに接近!
(チャイム)30分後ヘルパーが帰ってくると西山さんそそくさとベッドから離れてしまった。
午後7時夕食の時間。
食事の準備を始めるヘルパー。
この日のメニューは肉豆腐。
前日グレースがヘルパーに指示して雄大さんのために作っておいたのだ。
ヘルパーがグレースの食事介助をしようとすると…。
あっちからの方がいい?そやね。
あっちから回ろうか。
結局食事介助を始めた西山さん。
全部食べさせるのにおよそ20分。
その間に自分の料理は冷めてしまった。
更にグレースが食事を終えヘルパーが皿を下げようとすると…。
僕正直今のVTR見て彼氏偉いなと思ってましたよ。
ちゃんと気を配ってヘルパーさんもいらっしゃるから持ってきて…。
う〜んでもちょっと寂しいのは分かりますよね。
ヘルパーさんの目が気になるから一緒にベッドに座ってくれないとかなかなかスキンシップの時間がとれないとか。
そもそも何でプリンをちょっと多めに買ってきて…。
ええ感じやないですか。
駄目なんですか?プリンぐらいだったらまあ許せるんですけれどもじゃあどこまで…。
例えばヘルパーと私と食事に行ってそのお会計を彼がするとかも出てくるし…まあでもね…。
実はグレースの彼氏西山さんにスタジオに来て頂きました!西山くんどうぞ!すいません。
うわっイケメン!カッコイイでしょ?カッコイイ。
ギターとか弾きそうですよね。
(瞳)西山雄大さんです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
西山くんあの〜ちょっとねこんだけラブラブしたい人ですから温かいうちに食べてほしいというのは聞いてたでしょ?はい。
普通に口運んだあと自分も温かいうちに食べて交互にすればよかったんじゃないですか?そうですね。
交互にしてる時もあったりするんですけどさっきVTRの中では食介って形で僕の方言ったんですけど実際には一介助者として介助っていう形ではなくて健常者同士のカップルとかでもあるじゃないですか「あ〜ん」するみたいな。
お互いのカップル同士のコミュニケーションみたいなものとして僕はやってるんですけど。
お互いのコミュニケーション。
グレースどうですか?私からしたらもちろん彼氏彼女同士でも「あ〜ん」っていうのはあると思うんですけれども次こっち食べたいあっち食べたいこうしてほしいああしてほしいってなると指示になっちゃうんですよ。
そうすると…うわ〜深いな〜。
ある意味深いな〜。
深いような深くないような…。
全体的にすごい羨ましい悩みなんですよ。
だってこれ経験者いっぱいいると思うんですけど数か月数年たったら「あ〜ん」もしなくなるからね。
普通でも。
いやホンマに。
これもしかしたらそういう立場どうのこうのじゃなくて普通に彼氏彼女カップルの間の衝突なだけなんじゃないですか?違うんですよ!これが違うんですよ!そうなんですか?まあそれは…。
これは私の中でのヘルパー24時間使いながら…そりゃ分けたいよね。
別物にしたいもんね。
広野さんどう思われます?そうですね。
それは何か分かる気がしますね。
ずっと私だけをこの時間は見てほしいみたいな。
ヘルパーに気を遣うのはちょっと…。
いや〜広野さんかわいい。
ねえ。
そうですね。
それはあります。
まだつきあって2か月強なのでいろんな事を彼女と話し合って今ちょっと模索中みたいな…こうしたらいいかなああしたらいいかなみたいなところを模索中なのでこれからいろいろ話す機会設けてヘルパーが24時間入ってる中でどうやって2人でつきあっていくかをいろいろ考えたいなと思います。
パックンあのVTR見たでしょ?見ました。
30分後いうて30分間カットされたんですよ。
ね。
あの間に何があったか?まあそれは僕もいろいろ想像してますけど。
それをちょっと最後この番組のエンディングで入れるんで。
駄目駄目駄目駄目駄目!2014/03/05(水) 00:30〜01:00
NHKEテレ1大阪
バリバラ〜障害者情報バラエティー〜「お悩み相談室」[解][字][再]
「バリバラ」に寄せられる多くの悩みやメッセージに答える「お悩み相談室」。「家族とつながるには?」「妄想から覚めたらどうしよう?」などの悩みに出演者がズバリ解答!
詳細情報
番組内容
「バリバラ」に寄せられる多くの悩みやメッセージに答える「お悩み相談室」の2回目。視聴者からの相談を紹介しつつ、視聴者と電話で結び、詳しいやりとりの中から解決法を見つけだし、出演者がズバリ解答。今回は「家族とつながるには?」「妄想から覚めたらどうしよう?」など。また、番組へのたくさんの意見の中から、おもしろい意見をピックアップして紹介。視聴者の意見に応える。【ゲスト】パックン
出演者
【ゲスト】大橋グレース,パックン,【コメンテーター】玉木幸則,【司会】山本シュウ,【リポーター】大西瞳,【語り】神戸浩,伊藤愛子
ジャンル :
福祉 – 障害者
情報/ワイドショー – 健康・医療
バラエティ – トークバラエティ
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日本語(解説)
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