応援ドキュメント 明日はどっちだ #35 2014.03.04

(岡本玲)
僅か9人の崖っぷち吹奏楽部。
汗と涙の完結編
挑戦を続けて3か月。
いよいよ決戦の舞台へ。
しかし…
その結末は?
始まりました「明日はどっちだ」。
地区大会で最低でも金賞を取って通過しなければならない。
うんうん。
すばるが彼らのとこ行ったんですよね?行きました。
いや〜まあなんかこう…それが一番感じましたね。
(笑い声)
日本海を臨む…
こののどかな町の高校に部の存続を懸けて戦いに挑む吹奏楽部がある
そこで彼らはある挑戦を始めた。
舞台は「アンサンブルコンテスト」
特に力が入っていたのが部長の一瀬君。
なんとかして部員を増やしたい
そんな彼らの思いに応えたのが岩村雄太さん。
学校で農業を教える実習助手で部のOB。
作曲も手がける先生が今回新たな曲を書いてくれた
せ〜の。
それがこの曲…

しかしそこには大きな壁がある
この大会に先生は指揮者として出られない。
9人の部員で力を合わせて演奏をやりとげなければならないのだ
そのチーム力が最も問われるのが第2楽章。
テンポが速く9人全員が息を合わせるのが難しい

最初はスローテンポ

その後徐々に速く吹けるようになったものの…

やはりみんなの息がなかなか合わない
先生がこれほど熱心なのには訳がある
中学時代重いぜんそくで家にこもりがちだった先生。
イジメにもあった
そんな自分を支えたのが吹奏楽。
それまで居場所すらなかった自分に音楽を通して喜びを分かち合える仲間ができた。
同じ喜びをみんなにも味わってほしい。
家に帰っても吹奏楽部の事が頭から離れない
しっかりしてるよな。
う〜ん。
お〜。
間もなくやん。
12。
先生の思いに応えようと部員全員が懸命になり始めていた
そんな中みんなには気にかけていた部員が一人いた。
1年生の福尾さんだ。
ちょっと内気で部の雰囲気になじめず休みがち。
一時は退部の危機さえあった
福尾さんが部に溶け込めるよう部長の一瀬君が熱く語りかけた
以来練習が遅れていた福尾さんをみんなはずっと励ましてきた

(岩村)シーラシレミファーミレミファ。
(岩村)せ〜の。
ラーソファソミ。
タララララーターララランタン。
せ〜の。
ターララランタン。
せ〜の。
ターララランタン。
せ〜の。
ターララランタン。
回ったやん。
いい笑顔になってきた
(岩村)せ〜の。
先生も成長してるね。
12せ〜の。
そしてみんなが息を合わせるためにこんな練習も始まった

(自分のパートを歌う声)
何だかチームが一つになってきた感じ。
そろそろ伺いますか
さあ福井県…雪積もってるもんね。
大会2日前。
内緒で応援にやって来た。
早速音楽室に
突然の訪問にみんなびっくり!
お邪魔します。
すいません練習中。
いい感じですか。
そうですか。
まずは練習を見せてもらう事に。
肺活量をアップさせるというトレーニング
8秒間息を吸い続け同じ時間で全部吐き切る。
これ結構苦しいかも
やれよ。
それではみんなの熱い思い聞かせてもらいますか
え〜そうなんや。
渋谷さんにはもう一人思いを確かめておきたい部員がいた。
福尾さんだ
では彼らの演奏聞かせてもらいましょう
めっちゃうれしそうやん。
うれしかったでこれ行って。
最後は激励の握手。
みんな頼んだぞ〜
彼らはもう練習を始めた頃とはすっかり違っていた
もうめっちゃなじんでるやん。
少しでもよりよい音楽を作りたい。
みんなが意見をぶつけ合う
熱くなるあまり…
思わず涙も。
しかしそれもすかさず仲間がフォロー

自分たちの力で大きな壁を乗り越えようとしていた

それが先生にはうれしそうだった
いや〜明日なんや。
うわ〜。
そしていよいよ迎えた大会当日。
県大会で金賞を目指すにはどうしても地区予選は突破しなければならない
どうなるよ。
勝ったらまた演奏できる。
みんなインフルエンザ対策でマスク。
1人でも欠ければ大会出場どころか曲が成り立たなくなる
強豪に打ち勝つためには実力を100%出し切るしかない
他校が強そうに見えんねんな。
そんな中思わぬトラブルが
弾かれへんやんけ。
なんとコントラバスの山口君が弓を無くしてしまった。
弓がないと演奏ができない。
どうするの〜?
リハーサルの時間が迫る
要らん焦りが出てくるからね。
しかし山口君は動揺して思い出せない
一体どこに置いちゃったのか?
これ焦るわな。
演奏どころやなくなるから。
自分のミスに山口君がっくり
かわいそうやな。
もうそうやってフォローしてあげてお願い。
うんそうや言ってあげて。
大丈夫大丈夫。
弓どうすんのやろ。
結局リハーサルは指で弾く事に
弓はまだ見つからない

そんな中大会が始まった
うそやろちょっと。
せめて万全の状態でな。
うわっなんかそれぞれやねんな。
次々にステージに上がったチームが自慢の演奏を披露する
あっ!そういうのもあんのか。
若狭東高校の出番が近づいた
その時…
きた?あった?
弓が届いた
学校に置き忘れていたらしい。
よかったね〜山口君
さあ出番だよ
これまでみんなをまとめてきた一瀬君。
福尾さんも緊張の面持ち
そんな部員たちにしてやれる事はもう励ます事だけだ
この日のために頑張ったんやもんな。
あ〜頑張れ。
いざ本番へ

そして第2楽章

先生は祈るように見守っていた

最後は部長一瀬君のソロ

(拍手)
全力は出した。
あとは結果を待つだけだ
あ〜やったやった。
いや〜よくやった。
いよいよ結果発表。
一瀬君は部を代表して舞台袖へ
みんなも緊張してその時を待つ
6番…
果たして結果は?
(拍手)
結果は銀賞で予選敗退

9人の夢はかなわなかった

審査結果によれば金賞まであとほんの僅か点数が足りなかったという。
先生がみんなを集めた
そう一人一人がそれぞれの壁を乗り越えてきたのだ
9人の部員のまなざしはしっかり前を向いていた
挑戦はまだ始まったばかり。
みんなこれからも応援してますよ
あ〜そうか。
結果は銀賞と。
金賞なりませんでしたけれども。
そうやね。
大事やんね。
そうやな〜。
これからの吹奏楽部どうなるんですかね?4人になるわけでしょ。
ちょっと今後も期待したいと思いますけども。
さよなら〜。
ほんまやでよく頑張った。
よかったよみんな。
2014/03/04(火) 22:55〜23:20
NHK総合1・神戸
応援ドキュメント 明日はどっちだ #35[字]

関ジャニ∞が頑張る人々を応援する連続ドキュメンタリー番組。「部員9人の小さな吹奏楽部の奮闘記」の3回目。いよいよ吹奏楽部が県大会の地区予選本番に挑むことに…。

詳細情報
番組内容
部員がわずか9人の福井県若狭東高校吹奏楽部。「部を盛り上げ、部員を増やすために金賞をとる」という目標を掲げた県大会の地区予選が迫っていた。本番直前の練習を訪ねた関ジャニ∞渋谷すばるからも激励を受け、最後の特訓にますます熱が入る。いよいよ本番の日。ところが、会場に着くと、思わぬ事態が発覚…。焦りと緊張はピークに…。はたして部員たちは、本番の舞台で息の合った演奏をすることができるのか?
出演者
【出演】渋谷すばる,村上信五,横山裕,【語り】岡本玲

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
バラエティ – トークバラエティ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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